2006年05月16日

麺屋しゃかりき 2周年記念限定塩ラーメン

今や京都を代表する新奇気鋭の「しゃかりき」。斬新なアイディアと耐えることのない挑戦心に溢れる孤高の同店も2周年を迎えました。昨日、今日と2周年を記念して限定の塩ラーメンが提供されています。
あろうことかデジカメを他のかばんに入れたままにしてしまい(先日の「しぇからしか」「しゅはり」訪問で)、写真はありません。ゴメンナサイ。(T_T) 同日のラーメンはzombieさんのをご参照ください。

yuniRさんより、昨日限定の報を聞き、ほんとは昨日から訪れたかったのですが、とある事情で「足」である自転車が使えず((>_<))、今日の来店となりました。

昨日の限定は、なんでも牛骨・鶏がら・名古屋コーチンのスープにニンジン・インゲンを鶏モモで巻いた蒸し物が乗ったものだったみたいです。う〜ん、食べてみたかった。


で、本日のは近江軍鶏の丸鶏を使った作品。鶏がら・モミジでこってりさを出したスープです。昼ごはんを12時に食べてから、ほとんど口にしていなかったという空腹状態のため、清湯の外観から、一見あっさりしたものと思いきや、上記の素材によるゼラチン質系旨味がジワジワ口中に広がって行きます。こりゃすごい。こんなパンチのある清湯ははじめてです。

「塩ラーメン」というのは、実に難しいラーメンです。最近の渡辺樹庵さんのブログ(参考1参考2)でも、そんなエッセイが綴られました。まともなラーメンを作ったことがない僕がいうのもなんですが、本当に美味しい「塩ラーメン」というのになかなか出会えない過去の経験からしても、その意味はなんとなくわかるような気がします(でも最近じゃ、ぱこぱこさんやととち丸さん、水口天下ご麺で、かなりいい線行ってる「塩」に出会えるようになりましたが)。

樹庵さんのブログでは、「塩」の難しさについて、「塩ラーメンは、個性を出すのが難しい」が故に難しいと結んでおられます。なるほど。溜飲が下がります。

が、しかし。今回の限定は、その個性が歴然と成立しているではありませんか!

「しゃかりき」さんは数多くの限定ラーメンを生み出してこられています。なかには、好みに合わなかったり、今ひとつ作りこめていない、というタイミングに遭遇することがあるかもしれません。個々人の特定の食材に対する好みもありますしね。

ただひとつ言えることは、どのラーメンをいただいても、「『しゃかりき』らしさ」が感じられるものになっているんですね。和出汁の使い方に特徴があることはわかりますが、幾多あるラーメン店において、少なくとも京都のラーメン店において、和出汁をこう扱い、「『しゃかりき』らしい」という一杯を感じるのは、並大抵のことではありません。「味」という、客観的に表現できにくい五感ですが、そこには明確に「しゃかりき」ブランドが成立しているのです。

で、今回の限定も、めちゃくちゃ「しゃかりき」さんのラーメンだったのです。

そんなことを考えながら、いただきました。(^^♪


具材ですが、チャーシューではなく、蒸した地鶏。今扱われている「淡海地鶏」の肉でしょうか?プリプリとした食感でありながら、調味料で調整したのではなく、鶏そのものがもっている脂質の旨味がジューシーに感じられる大変美味しい鶏肉です。

加えて「松風焼」。あまり馴染みのない料理ですが、おせちなんかに入っているアレです。参考
当初は海老を卵に巻いて蒸されたそうですが、あまりにもたくさんの出食数に数が足りない...。ということで急遽、手元にあった鶏ミンチで代用。でも、これがまた美味しい。つぶつぶのミンチが柔らかい卵を噛み締めると舌の上で転がり、食感を楽しむと同時に、濃い味のスープも相まって、なんとも筆舌に尽くし難い妙味です。こりゃもう、極めて高度な「創作料理」といっても過言ではありませんね。

もうひとつ加えると、普通ラーメンでは用いない、隠し味的スープ素材が入っています。ちょうど食べ終わる頃に、実際にそれを見せてくれはったんですが、「えっ!?」って驚き。実物を見るのもはじめてかも。ヒントは、現在の「淡海地鶏」と同様、同じ産地で取れる食材(動物)です。

実は、訪問は閉店ぎりぎりの時間。相変わらず仕事が忙しいです。(>_<)
ほんとは売り切れだったのですが、落胆する僕を見るに見かねて、温情の「ぎりぎり」の一杯を作っていただきました。感謝・感激です。
ただし、「松風」もそうですが、麺も本来予定していたものではなく、通常のラーメンのものでいただきましたので、あえて麺についてのコメントは記しませんでした。ご了承ください。

今日は大将や越さんともいろいろお話できたので、ちょっとテンション高めです。(^^ゞ
長文失礼しました。m(__)m


しゃかりきさま

あらためて2周年、おめでとうございます。
これからも、斬新なラーメン、驚きのラーメン、自然と笑みがこぼれるラーメンを作り続けてくださいね。期待しています。

今後の更なるご発展をお祈りしています。

地図

【2006年5月16日訪問】

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この記事へのコメント
1日目もチャリなかったら自分の足で行ったらええのに。そんなに遠くないやんか!(^-^;
オレは1日目のラーメンの方が好みやった。塩味が1本筋が通ってて良かったで。
Posted by いっちゃん at 2006年05月17日 06:50
TBありがとうございます。
「しゃかりき」は一度食べたことあります。
今回の限定は、どういうふうに個性を出していたのでしょう?
興味津々。
Posted by 渡辺樹庵 at 2006年05月17日 06:58
連絡するのが遅くてすみませんでしたm(__)m。15,16日に2周年記念を限定で提供されると前から聞いていたのに…。でも何とか2日目は実食されたようで良かったです。atさんにこの「しゃかりき」さんを紹介してもらって本当に喜んでおります。
個人的には限定が出るたびにその味が好きになります。今回も1日目より2日目の方が美味しいと感じてしまいました。「塩」という微妙な味でこれほど差が出せるとは流石!としか言いようがありません。満足の2日間でした。ではでは。
Posted by yuniR at 2006年05月17日 09:38
しまったぁ!忘れてたぁ!
 トホホ・・・今日は市内に行く用事があったのに・・・
 来年こそ!
Posted by Archy at 2006年05月18日 01:34
久しぶりにつけそばカレーを頂きました。半年振りにありつけたって感じでした。麺を冷にしたせいかとても麺の存在を感じられた一品となりました。atさんも忙しいとは思いますがまた、ご一緒できたら・・・
ところで6月6日から「冷たいラーメン」が提供されるそうですよ!HPにも掲載しなきゃと大将がおっしゃてました。
これもまた興味津々ですな。
Posted by yuniR at 2006年05月30日 11:37