2006年08月02日

おいけらーめんさまた おいけらーめん(並)

おいけらーめんさまた おいけらーめん(並)先日「湯葉冷麺」を取り上げさせていただいた「さまた」さん。基本のラーメンも開店当時と比べると進化の途を感じたので、改めて訪問いたしました。
またデジカメを忘れてしまい、同行の方のケータイで撮影をお願いしました。いつものものより画質が異なりますが、ご了承ください。m(__)m

注文したのは「おいけらーめん(並)」(600円)。

明らかに開店当時のそれとは格段の発展を遂げています。今回改めていただいて確信しました。
2005年3月にいただいたときは、様々な素材が複雑に入り組んだ万華鏡のような佇まいを表現することに四苦八苦していたことを思い出させます。

無化調に拘ったが故に伴ったインパクトの欠如という弱点。

これが開店1年を経て「さまた」さんが直面した現実であったのかもしれません。
化学的に合成された旨味成分。筆者は無批判にこれを否定するものではありません。美味しいと認められているお店で、個人的にも大好きなお店が、この調味料を使用していることを知っています。一方で無化調に拘りながら、美味しい一杯を完成させたお店もあります。むろん化学調味料そのものを使用しなくても、調理に用いる他の調味料や素材に含有している事実もあります。だから、「さまた」さんが無化調だから好きだ、だから応援する、というつもりはありません。

要はそのお店のプライド、姿勢、思想、雰囲気、センス...。それらが渾然一体となったひとつの「お店」を好きになれるかどうかです。
「無化調」だから支持するのではなく、何かに拘っているその職人の姿勢に対する尊敬の念が芽生え、その作品に触れ心が動いている自分を発見したときに、「あぁ、美味しいラーメンを食べさせてもらって、幸せだなぁ」と実感するのです。

話が反れましたが、スープをざっと賞味した感想としては、獣骨系、とくに鶏系の出汁の取り方が研ぎ澄まされ、甘味の抽出がこなれてきました。化調に頼れないというハンディキャップを克服するかのように、従来隠し味的に使用されていた「エバミルク」「スキムミルク」が心持ち前面に立っています。故に粘度が増し、まろやかな風味を持つに至ります。一方、節系及び昆布からなる和出汁系の印象は後退した感は否めません。和出汁系とのバランスで、剛直さを作り出すのが最近の流行といえばそう感じますが、そこを外してきたところが、「さまた」さんの個性です。


おいけらーめんさまた 牛すじらーめんちなみにこちらは同行者がいただいた「牛すじらーめん」。味見をさせていただきましたが、普通のものよりもよりねっとりとした風味を感じます。牛すじを煮込んだ煮汁が溶け出した様でもあり、出汁そのものをやや手を加えられているのかも知れません。

ところで、この「さまた」さん、7月末閉店騒動がありましたが、なんとかしばらく継続して営業されるみたいです。実直な個人店を応援したい管理人としては、嬉しい限り。(^^♪

先日一緒に訪問させていただいた京都ラーメンマップの武内さんが、久々にラーメン評に筆を取られています(「提灯の灯よ永遠に!」)。さすが御大。その思いがぐっと伝わってくる筆致に脱帽です。同じ文章を紡ぐ者として、目指すべき師匠です。僕も今日はちょっと頑張って書いてみました(^^)v

地図 

【2006年8月2日訪問】

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この記事へのコメント
チャーシュー麺(+煮玉)を食べてきました。

化学調味料をいっさい使用していないラーメンだと聞き、勝手に「薄味」系を想像していたのですが、なかなかどうしてキャッチーな、しっかりとした味わいのスープですね。奥行きと深みが感じられます。
焙りチャーシューも美味かった。

ちなみに柚子シャーベットも美味かったです。
Posted by たまお at 2007年04月12日 22:22