2006年10月25日

ラーメン荘 夢を語れ

ラーメン荘 夢を語れ話題騒然のお店に行って参りました。一乗寺の老舗「天天有」のとなりという、とてつもなく大胆な場所にデビューした新店です。
実はこの日は2回目の訪問。
早く書かないとなぁ...と思いつつ、なかなか筆が動かず今日にまで至ってしまいました。ゴメンナサイ。m(__)m

このブログをご覧の方は、ほとんどがラヲタ、もしくは相応にラーメンがお好きな方なので、もう説明はいらないのでしょう。が、中にはラーメンにそれほど造詣の深くない方もご覧になられる場合もあるので、簡単にこのお店のプロフィールをご紹介しておきます。

「ラーメン荘 夢を語れ」は、東京(関東)においてラーメン二郎という一種独特のお店で修行された方によってオープンされました。厳密には、ラーメン二郎そのものではなく、その傍系にあたる○二郎の支店で店長を勤められていた方です。
その「ラーメン二郎」のラーメンとは、

・とにかく量が多い
・極太の自家製麺
・豚骨・豚肉・野菜による濃厚なスープ
・カネシ醤油と呼ばれる濃口の醤油ダレ、
・注文のとき、「ニンニクマシ」「ヤサイカラメアブラ」などという呪文が唱えられる
・常習性がある

という特徴があります。といいながら、僕も食べたことはありません。詳しくは、all about や ウィキペディア の記事をご参照ください。
上記の特徴からも想像できますが、けして万人受けするものではないそうですね。まず、その暴力的な量に大半の人がたじろぐらしいです。そのうち、何人かが2度目を食べに行きたくなり、3度、4度と回を重ねていけば、立派な「ジロリアン」になれるそうです。

さて、実食。食券で購入します。1回目の訪問では、あまりよくわかっていなかったものの、「ニンニクマシ、ヤサイマシマシ」でいただきました。ニンニクがきつすぎた...という反省に立ち、今回は「小」をデフォルトでいただきました。



あまりにも既定概念から隔絶したその存在は、

『二郎はラーメンにあらず、二郎という食べ物なり』

という格言まで生み出すことになります。

言い得て妙と納得。

目前にうずたかく積まれた食物の塊をもって、旨いか不味いかを論ずることなど、むしろ恥ずべきことのように感じられてきます。ただただ喰らい尽くすことにのみ精神を集中させることを強要する圧迫感は、ほかのどの食べ物も持ち合わせていない風格といってよいでしょう。

しかし、殊更にその非凡さを強調し、特異性ばかりに眼差しを傾けてしまうのも、いかがなものか。

二郎がこれほどまでに多くの支持者を生み、その文化が育まれてきたのには、理由があります。それは二郎こそが、流行の流れに忘れられていた、ラーメンという食べ物が本来持っているものを大切に守ってきたからです。

それは、ソウルフードとしてのラーメン。
安くて、たらふく食べられて、少し粗雑で、でも温かくて、ローカルな閉塞性はあるけど、だからこそ安心感に満たされた、そこここにある日常性。


敢えて逆説的な表現を用いますが、根強い人気を誇る二郎だからこそ、二郎はラーメンなのであると。


いつからしか、ラーメンという食べ物は、やけに上品になったり、希少な食材を使ったり、グルメな存在になってきました。個人的には、限られた予算のなかで、限界に挑戦するかのような逸品としてのラーメンを非常に好みます。でも、もっと気さくで、肩の力の抜いた、何の変哲もなく、昔と同じであることが重要な一杯もまた、価値あるラーメンであるとする意見には、一定敬意を表します。

「二郎」とは、そんな風潮の中で、忘れ去られそうなものを思い起こさせるお店ではなかったのだろうか?

上記の格言は、単に「二郎が特殊である」ということを言っているに過ぎないのか。もしくは、今日のラーメンをあざ笑うかのような、シニカルな言説であったのやも知れません。

さて、この「ラーメン荘 夢を語れ」についてのコメント、味についての感想は次回に委ねたいと思います。少なくとも、開店間もないこの次期に2回目を食しに赴いている事実こそ、この新店「ラーメン荘 夢を語れ」の魅力を物語る証左といって過言でないと触れた上で。

ラーメン荘 夢を語れ 器お店の器には、ひとつひとつ違うメッセージが記されています。幾度と足繁く通い、このメッセージに思いを馳せるのもまた、このお店の楽しみ方でしょう。
地図 

【2006年10月25日訪問】

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夢を語っても夢に溺れるな!【負け犬の遠吠え】at 2007年03月21日 23:45
この記事へのコメント
私も先月末に、亜喜英さんにまたもやフラレて--;『ラーメン荘 夢を語れ』に行ってきました!
麺・野菜・チャーシュー・スープそれぞれが主張する、まさに二郎という食べ物ですね。サイトでいろいろ批評されていますが、これはこれで『有り』やなと思いつつ、ワシワシいただき完食しました(^^)/ただ私には、脂よりも醤油辛さがきつかったですが・・・ご飯がほしかった^^;
Posted by 村人 at 2006年11月06日 18:25
>村人さま
お久しぶりです(^^♪
またもや、亜喜英さんダメでしたか...(x_x;)
僕は一昨日、なんの不自由なくいただけたのですが...。
「夢語」さんは、やはり本場東京といろいろ勝手が違うところでご苦労されているみたいです。それでも日を追うごとにブレは少なくなり、許容できる範疇に収まってきたとのこと。今後が楽しみですし、再訪にも期待が寄せられます。
「ご飯がほしい」という意見は、かつて僕も店主に申し上げたことがあります。「二郎」というお店は、調味料持ち込みOKな特殊なお店なので、ごはんですら欲しければ、持参すれば良い、みたいなノリなのだそうです。
ただし、米は「うちの麺では物足りないというのか!」という受け止められ方もされかねないとのこと。関西の食べ方は一概にそうではないんですけどね。何度か足繁く通い、店主と馴染みになった後、公認の上持参するというのが正攻法なのでしょう。
Posted by at_you_see at 2006年11月07日 02:18
 話題の店ですね〜(笑)
 私は、もう五回、通いました。(爆)
 いい意味での ブレ をも楽しみにしています。
 呪文 は 【小 脂少なめ】【やさい にんにくまし】
 に落ち着きました。
 但し、体調を考慮し、スープは残すようにしました。
Posted by 愛宕マラソン at 2006年11月07日 12:00
どもです。
 いやぁ、あれは暴力的ですねぇ。年齢よりは大食いだと自分では思っていたのですが、さすがに「並」は無理ですね。また、脂がどうにも・・・
 先日は「脂少な目」の小豚でせいぜいでした。

 皆さん、お若いなぁ・・・
Posted by Archy at 2006年11月08日 23:03
>愛宕マラソンさま
もう5回訪問とはすごいです。
「ブレ」を楽しむことができるようになれれば、十分「ジロリアン」として胸を張れますね!

>Archyさま
僕も「並」はやめといたほうがいいと思います。
ところで、じっと「夢語」のラーメンを想像してたら、なんとなく無性に食べたくなってきます。これぞ、特有の「中毒性」なんでしょうね。
Posted by at_you_see at 2006年11月09日 02:48
この話題性、下品さ、独自性、味はともかく同じ衝撃を始めて食べた無鉄砲で感じましたねぇ〜
リピート率を考えれば、ドえらいヒット店になる可能性大です。
一種の小劇場的イヴェントに成りうるかも・・・
「あの店美味しかった?」って言うより「あの店もう行った?」
これですわ!
Posted by POIKA at 2006年11月15日 00:12
>POIKAさま

ラーメンのスタイルとしては「無鉄砲」とは全く異なりますが、その存在感、圧倒する迫力、店主の気概、そういったところに共通のものがあるのかなぁと思います。(というのも初期の無鉄砲を僕は知らないので...(^_^;) )

「あの店もう行った?」

そう、美味しいかどうかが問題でなく、経験しているかどうかが重要な意味を持つ。

頷かされます。

そういう意味で、一乗寺にまたとてつもないお店ができたなぁと実感です。
Posted by at_you_see at 2006年11月17日 01:17
なんだかんだと訪問を繰り返しています(中毒ではないかと思いますが・・・)。「小」でさえ夢を語りきれないのが残念です。しか〜し連れて行く若い衆にはいたって評判のよいボリュームですね。
Posted by yu2R at 2006年11月29日 09:01
>yu2Rさま
若い衆も満足のことでしょう。(^^♪
Posted by at_you_see at 2006年12月06日 01:34
こんにちは!自分も 夢中毒かもしれません(笑)

年末年始は 31日(日)〜  2日(火)
 
    1月 8日(月)〜 11日(木)が休みとの事
    この間、営業は夜のみ 12日から通常営業
好評の 持ち帰りの豚 予約販売(予約受付中)で
   12月29日〜 31日まで 販売だそうです
   (31日は 11時から14時 持ち帰りの豚
    の販売のみ)
と 自販機に掲示がありました。
【休み中、禁断症状が出ないか?心配です】
   
   
Posted by 愛宕マラソン at 2006年12月07日 13:46