2006年10月29日

麺屋しゃかりき 和風煮干らーめん

麺屋しゃかりき 和風煮干らーめんいつもは夜に訪れる機会の多い「麺屋しゃかりき」さん。今日は珍しくお昼の営業時間に訪問しました。というのも、一日数食限定の「和風煮干らーめん」をいただきたかったのです。
「スープは何で行きましょう?」という大将のお言葉に、「おまかせ」でお願いしました。

出てきたスープは、現在提供されている限定の「平打ちつけめん」の出汁と「和風煮干」の出汁をブレンドした清湯系。麺の個性が引き立つものを、と即興で作っていただきました。具材は、限定で使用されている蒸し鶏など一式。こうした卓抜したセンスを体験できるのは非常に贅沢です。「しゃかりき」さんの洗練された技量の高さを否応なく実感します。滋味が深く、美味しい。

さて、今回主役の麺ですが、これもなかなかのシロモノ。

「キタノカオリ」というブランド小麦を使用してします。「ハンガリー産小麦とホロシリを父母にもつ秋まきの強力小麦」だそうですが(参考)、あの有名な「ハルユタカ」に代わるブランド小麦として、注目されている品種。「ハルユタカ」の弱点である収量の少なさを補う小麦として、依然改良が重ねられているそうです。

ファーストインプレッションは、「ふわっとした柔らかさ」。単に柔らかいだけの芯のない、頼りない麺とは違って、小麦の風味がよいので、尖った感がないが故の感じでしょう。やや太めで、加水が高く、艶のある表面が、清湯スープの油分と相まって輝いています。喉越しもツルツルといけて、とてもよいです。従来主にパンの原料として使用された「キタノカオリ」ですが、実に器用に中華麺にも応用されたと思います。

一方、正直に申し上げて、期待したほど「小麦そのもののふくよかな香り」というものを感じられませんでした。単にその時の体調か、気のせいだろう、と言われればそれまでですが...。(x_x;)
ひとつには、多加水であったことが理由だと思います。ですので、加水率を抑えた麺をいただく機会に恵まれれば...、というのが本音です。(贅沢かな...? (^^ゞ ) また「ハルユタカ」を使用した他社製の麺をいただく機会に恵まれていました。どうしても、その麺と比較してしまうのですが、風味の圧倒的な存在感はそちらのものの方が勝っていました。小麦の味そのものは、やはり収量が少なく生産農家が少なくなっているという「ハルユタカ」に軍配があがるのかも知れません。どうしても単価が高くなってしまいますが。

いずれにせよ、まだ「試作」段階。実力ある麺屋の「棣鄂」さんですから、きっとさらなる創意工夫が凝らされて、正式デビューを迎えることでしょう。楽しみです。

p.s. ところで、「ハルユタカ」を使用したことを前面に打ち出していた某ラーメンチェーンが京都から完全撤退。跡地に新しいラーメン屋さんができましたね。

地図 お店HP

【2006年11月25日訪問】

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/at_you_see/50750567