2006年11月11日

麺屋しゃかりき 比内地鶏と煮干し塩らーめん

麺屋しゃかりき 比内地鶏と煮干し塩らーめんこの日だけの限定。比内地鶏を使用した贅沢な品を食べることが出来ました。
高価な地鶏だけに、普段はラーメンの出汁に使用できるわけがありませんが、「しゃかりき」さんのお取引先が考えられないくらい廉価に出荷することが出来るという特別の事情で今回の限定食が実現しました。さて、この貴重な鶏を如何に調理されるか、「しゃかりき」さんの腕の見せ所です。

出汁のもつ特性が真っ直ぐに伝わるようにタレには塩を選ばれました。まず意外にも煮干しの個性的な臭いがぐっと押し寄せてきます。カタクチイワシとトビウオ(アゴ)とのこと。使用量は他のメニューほど多くはないそうですが、清湯の澄んだスープのため、ストレートに鼻腔に達するかのようです。そのうち徐々に舌が慣れるにつれ、地鶏の味がじんわりと伝わってきます。スープの温度が下がってくるとその傾向はより顕著になり、あまりの味の濃さに唸らずにはいられません。

聞くところによると、豚骨、鶏がら、丸鶏、煮干しの順で寸胴に投入。一見シンプルなように見え、やはり相当手の込んだ工程が踏まれています。美味しい出汁の取り方を熟知しているからこそ、一度きりの素材を見事な完成度の一杯に導くことができています。

辛みの強い白ネギは薬味としての役割を如何なく発揮。だからこそ、味の濃い丸鶏のダシが、たるむことなく引き立たされています。

具材の中でも、写真左上に見えるのは越さん作の卵。単なるゆで卵ではなく、鰹出汁を合わせた上でサランラップで一つずつ包みなおし、トロロ昆布で表面を覆い、三つ葉で結ぶという品。まるで高級料亭の創作品のような手間のかかりようです。これを限定メニューの杯数分つくったというから驚き。というか、ご本人自ら、「気狂いそうや」との、その壮絶な仕事量を彷彿とする感想を拝聴しました。ゴチソウ様です...(^^ゞ

食べているときは、もう無我夢中でその旨味に身を委ねていたので気がつきませんでしたが、チャーシューも部位の異なる2枚が乗っていたのですね。さりげない手の込んだ仕事が憎いです。

麺は角断面を実感する、上質の中華そばを彷彿とする歯ごたえ。喉ごしが極めてよく、素直にうまいとしみじみ感じます。ところがこの麺はいつもと同じもの。やや早めに固めに揚げているそうですが、出汁が変わって、その絡み方が違うだけで、麺そのものの表情も結構変わるものだなぁと感心したりします。

以前にも同じ事を書きましたが、また改めてそう表現しておきます。「芸術の域まで達しています」。

麺屋しゃかりき 餃子とビール今日は次の日がお休みということもあり、餃子を食べながら、ビールを飲んでゆっくりと過ごさせていただきました。

地図 お店HP

【2006年11月11日訪問】

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この記事へのコメント
もうこのラーメンは食べれないんでしょうか?ぜひとも食べてみたいのでまた情報がはいれば教えてください(_ _(--;(_ _(--; ペコペコ
Posted by 飲むラーメン at 2006年11月22日 08:21
>飲むラーメンさま
「比内地鶏」は、特別に入手できた掘り出し物。ということで、ご質問に対するお答えとしては、残酷ですが、「食べられない」のです。

ただ、これまで何回もあったように、創作意欲旺盛な「しゃかりき」さんのこと。また別の限定メニューが次々と現れてきますよ。(^^♪

僕も直前になって知ることが多いですが、もし事前にわかったら、なんらかの形でお知らせできればと思います。
Posted by at_you_see at 2006年11月25日 01:44