2007年03月13日

KIRARI ほたてしょうゆラーメン

KIRARI ほたてしょうゆラーメンこの3月6日にできたばかりの新店です。場所はラーメン好きならご存知「吉翔」の跡地。今出川大宮を北へ上がって二筋目を西に入ったところです。
実はこのお店「新宿めんや風花」の姉妹店。訪れたときも厨房に「風花」の大将が立っておられました。
店主は若い男性。後日直接伺ったことですが、「風花」の大将の甥っ子さんに当たる方で、関東のほうで中華料理店で修行。京都の地で伯父の下、ラーメン修行といったところです。

「風花」の監修によるラーメンですから、並大抵な代物ではございません。ただ「風花」の焼き直しとは全く異なり、写真でも一目瞭然、醤油ラーメンなのです。

メニューは主に二種類。「しょうゆラーメン」と「ほたてしょうゆラーメン」。如何にも拘りを感じる「ほたて〜」(800円)をいただきました。

オーダーが通ると、麺が茹でられるわけですが、一玉を二つに分けて別々のテボに投入。なにやらこの段階から独特の拘りが見て取れます。おそらく厨房のキャパシティに関係で麺ゆでのための大きな釜が設置できなかったため、比較的小さめな寸胴でも麺がダマにならないための配慮でしょうか。やや太さのある麺で、もちもちとした風味が楽しめるなかなか美味しい麺です。

美しい茶褐色のスープは、非常に奥行きのある味わい。単純ではありません。鶏ガラのほかに、様々な魚介系出汁、またメニューにも冠されるようにホタテの貝柱によるエキスも入っているでしょうか。素人では到底何が入っているか判別つきかねますが、厳選された素材が凝縮された滋味豊かな出汁です。面白いのは香味油。やや量が多い印象を受けますが、あっさりとしたスープだけではあまりにパンチがないので、これくらいの分量は適当かもしれません。品質よく変な嫌味は皆無で、ほんのり漂う香りは食欲を刺激します。

具材がまた独創的。チャーシューは入りませんが、大きなホタテがゴロっと2個。下味のつけ方もなかなか巧妙。メンマはコリコリとした歯応えが美味しく、青々としたほうれん草と海苔。このあたりは醤油との相性もよく、センスを感じるチョイスです。白い四角いものはなんと高野豆腐。ラーメンに高野豆腐が入っているの初めて見ました。炊き上げられた出汁をふんだんに含み、噛み締めるごとに旨味が湧いてきます。

素材にお金がかかっているので仕方がないですが、強いて言えばチャーシューがなくて800円はコストパフォーマンスが劣るかと。その点を除くと、非常に潜在力のあるラーメンであることは疑いようもありません。

とは言っても、まだ開店したばかり。まだまだ味が修整されてくるでしょう。若い店主がどう舵取りをしていかれるか。はたまた京都にはかつてなかったタイプの醤油ラーメンがどのような進化を遂げるのか。けして好立地とはいえない場所ですが、今後が非常に楽しみなお店です。

【2007年3月11日訪問】

■■■ お店DATA ■■■
KIRARI
所在地 : 京都市上京区今出川大宮上ル二筋目西入ル桃園ハイツ1F  / Tel. 075-441-1756
営業時間 : 11:30〜14:00 / 18:00〜23:00

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