39日目。
ふとしたことから衛兵と戦わなくてはいけない状況になってしまった。
まぁ、忠告を無視して武器を闘技場外へ持ち出そうとしたからなのだが。
このまま黙ってたこ殴りにされるのも面白くないので、必死に抵抗することにした。
がんばったのだが、十数人ほど倒したところで体力が尽きた、如何せん多勢に無勢だ。
そして気がつくと闘技場の真ん中で横たわっている。
どうやら「罪人闘技」とかいうのが始まるようだ。
横には自分と同じ奴隷らしき男が二人いる。
そして、処刑人が二人登場し闘技がスタートする。
処刑人はきちんと装備を整えているのに対して、罪人は手ぶらだ。
よく見ると、地面に剣やら盾やらが落ちている、どれもガラクタなのだが。
このさい贅沢は言ってられないので、他の罪人を囮にして武器を拾う。
そして、他の罪人を攻撃している後ろから連携攻撃を食らわせてやると、いとも簡単に倒すことができた。
そしてすぐに死体から装備を奪う、これで装備は互角だ。
こうなってしまえば後は簡単で、残った処刑人にも連携攻撃を食らわせて倒す。
もちろん残った罪人を倒すのも忘れない、生き残るのは一人でいいのだ。