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2009年04月19日

WIRE

wire













世界最強の音楽雑誌「WIRE」の日本語版がほしい。
なんとなくほとんど読めもしないのに、内容の充実度に惹かれて買ってしまいます。(あと写真のかっこよさとか)

ところで、そのWIREがやってるWEBサイトの方も非常に充実しているのです。
WEBのみでダウンロードできる音源とかもあって非常に助かります。
とくに、その月の号で編集者の人が聴いていた音源をダウンロードできる、「Office Ambience」はとてもありがたい。新しい音楽の発見の場です。こういうのは色んなところでもっとやれば面白いですよね。ぜひ、チェックしてみて下さい!

そして最新号の特集に「Sublime Frequencies tour report」が!
また読めないのに買うしかないですな。

WIRE


そういえば、2008年のWIREの年間ベストで2位になっていた、PHILIP JECKを最近聴いたのですが良かったです。

philip jeck










古いレコードと古いターンテーブルを使用してループを作り、カシオSKキーボードやMDレコーダーで制作するという手法。とてもアナログでローファイな感じですが、それがとても心地良く響く。シンフォニックで美しい。(ヨ)

TOUCH







2009年03月12日

ヒアホン

ヒアホン














HEADZ発行の新しい音楽雑誌「ヒアホン」創刊です!

気になる内容はこんな感じ↓↓↓


●創刊号の主な内容●

◎ヒアホン創刊記念!、津田大介×濱野智史×宇多丸×佐々木敦による緊急スペシャル超ロング徹底座談会「Perfume、初音ミク、相対性理論」
◎坂本龍一ロングインタビュー+教授本人による『out of noise』全曲解説
◎高橋幸宏、ニューアルバム『Page By Page』を語る
◎スコット・ヘレン3枚の新作
◎RADWIMPS『アルトコロニーの定理』をチャーリーこと鈴木謙介が論じ尽くす!
◎テーリ・テムリッツ超ロングインタビュー、iTunesにケンカを売る!
◎ジャパニーズ・ヒップホップ最高の知性=A.K.I.PRODUCTIONSの16年ぶりのニュー・アルバム
◎アニマル・コレクティヴ最新インタビュー&福田教雄による「アニコレ物語」
◎チャットモンチー『告白』全曲解説+スズキロクによるマンガ+テキスト+短歌レビュー
◎ユニコーン『シャンブル』全曲解説+ディスクレビュー
◎伊東篤宏の初DVD『OPTVISION』をめぐる鼎談WITH畠中実&南部真理+レビュー
◎佐々木敦が提唱する「ハードコア・ドローン」
◎リュック・フェラーリの新譜3枚を愛弟子の作曲家・鈴木治行が紹介する
◎ダブトロニカの最終兵器MANTISファースト・インタビュー
◎J-POP研究室、第一回は「YUKIの巻」です。
◎前野健太とハヤシライスレコード
◎『きまぐれロボット』(星新一原作・辻川幸一郎監督・コーネリアス音楽)を西島大介がマンガでレビュー!
◎クラウス・ラングの「星寂音楽」
◎絶対他誌には載っていない「BOX SETレビュー」
◎総勢20名の「私的レコメン・レビュー」計100枚!
◎SND、THESE ARE POWERS、ミカ・ヴァイニオ、トン・ゼー、アトム・ハート、nhhmbase等々、最新ディスク&ブック・レビュー!


敷居は低く、奥は深ーい、そしてとても新しい切り口の雑誌です!
密かにAtatAdiskも「私的レコメン・レビュー」で参加させて頂きました。

チェックしましょう!(ヨ)


HEADZ


2008年10月19日

G-Modern Vol.28

Psychederic,Avant-garde,Underground Magazine
G-Modern最新号入荷しております。
特集 工藤礼子、ロング・インタヴュー。
およそ2カ月ほどの時間をかけたメールでのやりとり、32の質問に答える形になってる。
じっくり読みたいものです。

本物の音楽を聴きたいという人、これ以上の雑誌は無いですから是非とも深く楽しんで下さい。
気になってしようがない魅力的な音楽がいっぱいですよ。(林林林林)

2008年08月23日

土取利行/壁画洞窟の音

『壁画洞窟の音』〜旧石器時代・音楽の源流をゆく〜

先史時代の壁画洞窟、それは絵画芸術の揺籃にとどまらず、人類のイマジネーションをよびさます音響装置だった。
南仏洞窟での貴重な演奏体験から、著者の故郷・四国のサヌカイトの謎解きまで。
最新の音響考古学や認知考古学の知見を踏まえ、古代音楽の豊饒な世界を甦らせる探究の成果。

はじめて明かされる音響宇宙、興味深い話がいっぱいです。

1950年、香川生まれ。音楽家、パーカッショニスト。
70年代に、前衛ジャズ・ドラマーとして登場、ミルフォード・グレイヴスと出会い音楽の根源的な探求に導かれる。
スティーヴ・レイシー、デレク・ベイリー等の即興音楽家との共演も多数。

8月30日(土)に吉祥寺Sound Cafe dzumiで出版イベントがあるようですよ。
http://www.seidosha.co.jp/index.php?news

坂本龍一との共演盤『Disappointment-Hateruma』なんてのもありましたね。(林林林林)

2008年02月14日

アイデア327号『現代中国の書籍設計』

アイデア












パワーなら 中田翔より 中国本 

デザイン誌アイデア最新号の中国のブックデザイン特集がいい。

たとえばバウハウスの装丁はヨーロッパに侵されず、どころか
ヨーロッパを飲み込み吐き出すような堂々たるデザインが素敵。

紙面の漢字の間をゆらりと泳ぐ魚が粋。憎たらしいくらい気の
効いた演出に思わずうっとり。なんてお洒落。さすがは文の国。

これは雑誌なんかも、中国が上と見た方がいいのかもしれない。
いや、そう見るべきでしょう。

驚いたのは90年代から中国のブックデザイン界に大きな影響を与え続
ける呂敬人の経歴。なんと日本留学中に杉浦康平に師事していたそう。

中国はギョーザの皮を被った本の国だった!
ちょっと書店で眺めてみては?元気出ます。











2008年01月22日

仕事の夢 夢の仕事

takemitu『武満徹 対談選』 小沼純一 編 

杉浦康平 デヴィッド・シルヴィアン
黒柳徹子 キース・ジャレット
大竹伸朗 ヤニク・クセナキス
寺山修司 ジョン・ケージ ほか15人

いいことば、ひろえました。
















2007年10月13日

貧しい音楽/大谷能生

貧しい音楽

















大谷能生初の批評集『貧しい音楽』出ました。興味深い論考やインタビューがズラリ並んでおりますが、なかでも個人的におもしろかったのが「『複製技術時代における芸術』へのノート」。今読んでも示唆に富むベンヤミンの刺激的名著を読み直す、読み潰すための大谷さんの読書ノート。ベンヤミンは映画を軸に論を展開していきますが、大谷さんはこれを音楽に突き合わせて読んでいきます。『複製技術時代における芸術』は〈ちくま学芸文庫ベンヤミン・コレクション4〉に入ってるものを使ってますので、そちらをあわせてどーぞ。

2007年07月29日

コンテンツフューチャー

コンテンツフューチャー

オモシロい本発見!以下アマゾンからの引用です。↓

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現場から大激論!このままではコンテンツ亡国だ!
さまざまな業界の第一線で活躍する9人の至言を収録

2007年、日本のデジタルコンテンツをめぐる状況は「コンテンツ立国」の
かけ声むなしく、著作利権者と違法アップローダがいたちごっこに明け暮れ、
放送業界と通信業界の融合の夢も遠く、漁夫の利のように
YouTubeだけがひとり勝ちしていく。

コンテンツ産業も知的財産保護もそれを生み出すクリエーターがいてこそなのに、
その肝心が見失われているのでは? このままでは
「コンテンツ亡国」への道まっしぐら……。

そう危惧する新進気鋭のジャーナリスト2人が、テレビ、ラジオ、音楽、
ネットとさまざまなジャンルの第一線でコンテンツと向き合ってきた9人と
本音トーク。日本のクリエイティビティはいまどこへ向かおうとしているのか、
いや向かうべきなのか。


【本書に登場する9人(敬称略)】
土屋 敏男(第2日本テレビ エグゼクティブ・ディレクター)
草場 大輔(東京MXテレビ 報道制作局ディレクター)
椎名 和夫(音楽家、実演家著作隣接権センター運営委員)
遠藤 靖幸(価格.com マーケティング部)
江渡 浩一郎(産業技術総合研究所 研究員)
西谷 清(SONY ビデオ事業本部長)
長谷川 裕(TBSラジオ「Life」プロデューサー)
中村 伊知哉(国際IT財団 専務理事)
松岡 正剛(編集工学研究所)

2007年07月08日

アレクサンドリア四重奏

アレ1アレ2アレ3















「夜、風が吠え、それにこだまして音を立てる炉の傍ら、木の寝台のなかで子供が静かに眠りつづけるとき、ぼくはランプを灯して歩きまわる。友達のことを考えながらージュスティーヌとネッシムのことを、メリッサとバルタザールのことを。ぼくは記憶の鉄鎖をひとつひとつたぐって、ぼくたちがほんの僅かのあいだいっしょにすんでいたあの都会に戻って行く。ぼくたちをおのれの植物群と見ていたあの都会、ぼくたちのなかに争いを巻き起したあの都会ーその争いは彼女のものにほかならなかったのに、ぼくらは自分たちのものだと思い違えたのだ。愛するアレクサンドリア!」

都会はきみにつきまとう、いつまでも。
というわけで、都会とは何ものか。今日はこれ、アレクサンドリアで繰り広げられる男女4人の愛憎の物語『アレクサンドリア四重奏』。それはそれはおもしろいのです。『ジュスティーヌ』『バルタザール』『マウントオリーヴ』『クレア』から成る4部作で、三島由紀夫に「20世紀最高傑作のひとつ」と言わせた歴史的名作。最近、河出書房新社から改訳刊行されています。著者ロレンス・ダレルいわく「最初の3作は連続しているのではなく、それぞれ同種同類であり、互いの中に互いを差し込む形で繋がっている。最後の巻だけが本当の続編で時間の次元を解放する。全体が従来の時間漬けの現代小説に対する挑戦のつもりで書いた」。現在3巻まで刊行され、あとは『クレア』を残すのみ。どうして今これを紹介する気になったのかと言えば、アンヌ・ヴィアゼムスキー『バルタザールどこへ行く』で思い出したから。そしてこれはヴィアゼムスキーがゴダールに打ちのめされたように、打ちのめされておきたい4冊なのです。彼氏や彼女なんてもうこの際、放っておいたらよろしい。夜に、ひとりでひっそりと、恋をするようにこの本を開くのです。だってそういうものでしょう。

2007年07月06日

1965年の夏には、

あんぬ





ゴダ伝

















1965年の夏には、ゴダールは文化的な会話を交わす際の中心的な話題となっていた。あらゆる規則を破っているか、はたまた行き当たりばったりの規則をでっち上げているこの映画作家に、賛成なのか、反対なのか?彼は天才なのか、ペテン師なのか?いずれにせよ、ゴダールに対する意見を持っていることが必須だったのである。意見を持つというプレッシャーが強すぎて、「ゴダールについて意見を持たざるを得ない」という理由のために、若きヴィアゼムスキーは彼の映画を1本も見ようとはしていなかった。だが、1966年1月、『バルタザールどこへ行く』の撮影が終わったずっと後に、彼女は『気狂いピエロ』を、そして6月には封切られたばかりの『男性・女性』を見に行って、完璧に打ちのめされてしまった。彼女は腰を落ち着けてゴダールに手紙を書き、作品が本当に気に入ったので、それを作った人物も好きになってしまったと告げた。


AtatA disk
AtatA disk=「アッタアッタこんなのあった」「アタタこんなのあったか」な音楽たちを紹介していく架空のレコード屋AtatA disk。(東京の西の方、某Tレコードの一角に存在するとかしないとか・・・)少しでも興味を持って頂ければ幸いです。
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