2013年10月21日
人の赤ちゃんを見たくないという気持ち
わたしの勤めている職場は、
毎年、若い人が数人入社してくるのですが、
そうすると、
長く勤めれば、勤めるほど、
後輩というか、
年下の知り合いが増えていきます。
みんな、それぞれ、
転勤したり、退職したり、
進む道はさまざまなのですが、
ある時、
彼ら、彼女は結婚して、
わたしと同じ既婚者になります。
そしてほどなく、子供ができて、
その子を見せに、
職場までやってくることがあります。
なにが、ツライかというと、
それを、おめでとうという言葉で、
笑顔で迎えなければならないのが、
正直言って、
耐えられませんでした
それを、
『心が狭い』とか、
『なんて性格が悪いんだ』とか、
自分を責めて、
いつも、嫌な気持ちになっていました。
でも、
こうやって、心も体も元気になった今
思うんです。
『そんなの、仕方がないじゃないか』と。
『ツライに決まっているじゃないか』と。
だけど、
赤ちゃんを連れてきている、彼ら彼女らには、
何も罪はないんです。
ただ、
広い世の中には、
わたしのような不妊に悩む女性もいて、
赤ちゃんを見るのがツライ
という人もいるんだということを、
彼らは、
まだ、知らないだけなんです。
知らないから、
以前の職場に連れてきても、
『みんなから祝福してもらえる』と、思っている。
祝福はしますよ。
でもね、
あまり、そこには
いたくないんですよ。
だって、
『赤ちゃんを産んでいない、
子供のいない自分に耐えられない』から。
あなた、子供いないですよね。
って、そんなこと言ってくる人は、
かなりおかしい人だけれど、
悲しいかな、
自分で、
自分を責めてしまうんです。
そういう場面に出会ってしまうと。
『かわいいー』とか言って、
赤ちゃん抱っことか、
ムリです。
自分の体の中で、
ストレスホルモンが出まくってるのがわかるくらい、
嫌で嫌でたまりません。
もう、ほんと、
早く帰りたくなります。
『ああー、嫌な場面に出くわしたなー』と、
思ってしまうんです。
でも、
それで、いいんだと思います。
しょうがないんです。
世の中、
いろんな立場の人たちがいて、
みんなが全員、
赤ちゃんができるわけではないんだから。
赤ちゃんができても、
途中で亡くしてしまった人もいるかもしれません。
だから、今は、赤ちゃんを見たらツラくなるんです
という人もいるかもしれません。
なので、
『ツライな』と思っても、
自然に出てきた自分の心を
責める必要はないと
わたしは思います。
誰だって、
同じ立場になれば、
ツライはずなのだから。
もうすぐ、
わたしは職場復帰をします。
こういう場面にも、
また、何度も出会うんだろうけれど、
今度は、どうだろうか、
『ツライな』と、思うだろうか。
案外、
『いやいや、ご苦労様。
なんか、大変そうですね。
わたしは経験していないんで
ゼンゼン、わかりませんが』
なんて、思っちゃうのだろうか。
開き直りでしょうか。
あー、それこそ
『性格悪い』でしょーか
これから、
いろんな場面にであって、
自分がどんな反応をするのか、
どんな自分になっているのか、
ちょっと楽しみです
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atatakaihoue at 21:26│TrackBack(0)│会社員生活(1995年~現在進行中)