June 22, 2006

Heat 優勝!

今年もNBA Finalが幕を閉じた。
2連敗からの4連勝・・・

僕はプレーオフ進出のときからHeatに優勝してもらいたかった。
それは僕がマイアミファンだからではなく、優勝の秘訣の
エッセンスを教えてくれた、僕達のコーチ、Coopの言葉を
信じたかったからだった。

ちょうど2ヶ月前、僕たちはDリーグの優勝決定戦のため
テキサス州のフォートワースで、初年度にして優勝という
快挙に酔っていた。これといって特別な選手がいるわけでもなく
NBAからのヘルパー選手がいるわけでもない。そんな
アベレージといわれ続けてきた僕たちのチームだっただけに
優勝という文字は本当に嬉しかった。

当時、Coopは・・・
「俺の話を聞け、聞けば必ず優勝できるんだから・・・」という
言葉を何度も何度も言っていたのを良く覚えていた僕は
以前、Coopにひとつの質問をしてみた。
なぜ僕らみたいな平凡なチームを優勝にまで導けたの??

Coopの答えは、僕の意に反してとてもシンプルだった。
「それはな、俺が現役だったときのコーチ、Patが僕たちに教えてくれた
こと、それをすべて選手に伝えただけなんだよ」

Pat RileyはCoopがLakersの現役だった頃、Lakersを何回も
優勝に導き、現在のHeatの監督だ。

Coopは続けていった・・・
「みてみろ、今夜(当時プレーオフの最中だった)のHeatは負けただろ?
あれは選手がPatの言うことを聞かなかったからなんだよ。
選手がPatの言うことさえ聞けば、彼らは負けないんだ」

NBAファイナルを経験したCoop自身の口からでたその言葉に
僕は驚いたが、同時に、Heatが今年優勝するんじゃないか?と
思ったのだった。

そして今回のファイナル。
選手達は最初の2試合、彼の話を聞かず・・・
そしてその後の4試合、彼の話を聞いたから優勝したのだろうか??

NBA名監督のPat,そしてその教えを忠実に実行して
僕たちのチームを優勝に導いたCoop・・・ 

これから何回彼らは優勝していくのだろうか?
  
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May 01, 2006

進化する、Dリーグ

嵐のように忙しかったシーズンが終わって、もう1週間・・・

今日の時点で、僕の来年の仕事はまだ決まっていない。
もちろんまた同じチームで働けるように、がんばっていきたいのだが
プロの仕事、そうは安定していない。そして今年はビザの件でも
いろいろ動きがあるからだ・・・

シーズンは終わってしまい、もうしばらくバスケの試合をみることはない、
しかしDリーグは次のシーズンに向けて、ちゃくちゃくと進化している。

まず、大きな動きのいくつかを書いていこうと思う。

8チームから13チーム制へ・・・

シーズンが終わる前、来年から新たに参加するチームがぞくぞくと
発表された。
いくつかはCBAやABAといった、アメリカに前からあるプロリーグからの
移動組だ。そして、これらのチームは大きな街(カリフォルニアのアナハイムや
コロラドのデンバー近郊)だったり
小さな町(サウスダコタのスーフォールズや、ノースダコタのビスマルク)
だったりする。遠征する距離も街の数も、来年はぐっと多くなる。

そしてエクスパンジョン(リーグ拡大)で一番注目したいのが
LA Lakersの参入だ。
先日、レーカースはNBAからの承認をうけ、自分のところで自らDリーグの
チームを運営することになった。
これはNBAが理想とするDリーグの形で、最終的にはそれぞれのNBAチームが
野球のメジャーリーグのようにマイナーチームを傘下にすることができるからだ。

2つ目の進化は、年齢制限

NBAが高卒選手をドラフトしないと決めたことにより、DリーグはNBAの
19歳という年齢制限よりも1つ若い、18歳に年齢制限枠を広げた。
NBAではよりプロ意識と成長した選手を雇用するために、19歳という枠を
もうけているのだが、Dリーグはまさしく教育の場。NBAにいけないからといって
大学にいく必要性を感じていない選手に、経験とNBAのプロ意識を教え込む場
としてのDリーグならではの策だ。

ということで、来年は今シーズンと違い、高卒選手が目立つかもしれない。

そして、3つ目。これは進化ではないのだが
スポンサーが変わる。
今年までリーボックがメインスポンサーだったDリーグだが
NBAがアディダスとの11年契約を結んだことで、もちろんDリーグも
それに従う形で、2006−7年シーズンからアディダスを全名的に使うことになる。
ここで困ったのが、来年用に買い込んでおいたリーボック製のチームギア(笑)
アディダスが参入することになって、来シーズン、これらのチームギアは
すべて使えなくなってしまったのだ・・・

このアディダスのNBA参入にはいろいろわけがあって、おもしろい。
実はアディダスとリーボック、上ではひとつの会社でもある。
この二つのブランドが共同で、どうやってスポーツシーンからNIKEを追い出すのか??
これが彼らの考える、大きな大きなプロジェクトなのでもある。
リーボックがホッケーのNHLに入り込んだように、3台スポーツ企業は
年々、その競争を加熱しているように感じる。

このシーズンオフ、Dリーグはさらにどんな進化と変化をしていくのだろうか??

  
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April 25, 2006

「リーグ優勝」 

約6ヶ月前に11人でスタートしたアルバカーキ・サンダーバーズは
4月22日、遠征先のテキサス州、フォートワースで
「リーグ優勝」を飾ることができた。

試合前日、僕は一睡もしなかった。学生から数えて、ほぼ6年目になる
トレーナー生活で、いちばん大きな試合。
期待と不安で、ベッドに入っても、まったく眠気が襲ってこないのだ・・・
そのまま試合当日の朝がきて、チームと軽いシューティング練習へ。

そして午後5時過ぎ、ホテルからアリーナへ移動。
ここまではいつも通りだったのだが、アリーナに到着すると、バスの外には
カメラマンが・・・

事前にNBA.TVがこの試合を録画で放送することは知っていたが
NBA並みに、選手がバスから降りるところからカメラが入るとは
予想していなかっただけに、選手やスタッフも、そんな雰囲気にちょっと
おされ気味。そのあとも、カメラは終始、ロッカールームで試合に向けて
準備をしていく選手達やアップする選手をおっかけてました(笑)

そして試合開始・・・・

はじまってみると、相手チームがこのために呼び寄せた二人のNBA助っ人達が
意外に仕事をこなせないことが判明・・・
そして最初の10分弱こそおされ気味だったうちらも、体があったまってくると
いつもの勝てるペースで、どんどんミスを減らしていく。
そのあと、ハーフタイムからもどってきて、なんどか緊張感がなくなって
追いつかれそうになるものの、結局リードをたもったまま最終、4クォーターの
残り2分くらいがやってくる。

このあたりから、僕の心臓もけっこうバクバクしてました(笑)

うちらの優勝がほぼ確実になったのをみて、会場スタッフがちゃくちゃくと
試合後のセレモニーの準備を始めるのが視界のはじにうつりはじめると
「あ〜、ついにきたんだなぁ」という気分にさせられる。

そして試合終了のブザーとともに、選手、スタッフ、全員で一気に
コート上へ・・・そして試合出場中の5人の仲間と大騒ぎ!!

そして数人の選手がないしょで、水のクーラーをベンチから運んできて
コーチの頭の上からばっさりと水を・・・・
これ、アメフトなんかだとゲーターレードシャワーっていって、よくやるんだけれど
バスケでやっちゃうの??(笑) おかげでコートは水浸し・・・

そして、バスケにつきものの、ネットカットがあって、選手一人一人が
はしごを上って、バスケットのネットを一本ずつきっていく。

一騒ぎおわって、ロッカールームにもどってくると、そこには20本くらいの
シャンパンが冷やされてました(笑)
それを、みんなでかける、かける。

ここらへんで、それまでは、なんか夢見たいな感覚だったのが
急に実感がこみ上げてきて、ちょっと目の奥に熱い感覚が・・・・
6ヶ月間、寝ずに仕事したり、言い合いになったり、落ち込んだり、
それがすべて報われたっていう感じが、心のおくからどさっと
こみ上げてきて、シャンパンで目がはれてたから、ちょっとうるっと
来ていたけれど、それでもうれしさのほうがおおくて、終始笑っていた、自分。

ホテルに一度もどったあと、またダウンタウンにもどって、今度は
リーグ主催の祝勝会へ。
アルバカーキから来ていた、約30人のファンはすでに出来上がっていて
うちらの到着と同時に、大騒ぎに(笑)

そして、翌日、トロフィーをもって、アルバカーキに戻ってくると
優勝して認知度もあがったのか、いたるところで、いろんな人が
おめでとうと声をかけてくれるようになりました。

昨日と今日で、選手はアルバカーキをあとにします。
みなそれぞれ違う街に行って、トレーニングを積んだり、
海外のリーグに行ったりと・・・・
そして、今回の優勝したチームの何人かは、また来年
ここに戻ってくるかもしれません。
そして、もしかしたら、何人かは夢の舞台に立っているかもしれない・・・・

コーチCoopは有言実行を守ったことになります。
彼は選手達がまだ決勝戦なんて意識していない、シーズンの初めから
チャンピオンシップチームになるためには、について語っていたからです。
彼は史上初のNBA,WNBA、そしてDリーグ、3冠に輝たのです。

よいコーチと選手、そしてフロントオフィスのスタッフとともに
この6ヶ月間を、優勝という最高の形で終れたこと、一緒の思い出に
なりそうです。

GO T−Birds!!









  
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April 22, 2006

決勝前夜

Dリーグの決勝戦のために、テキサス州、フォートワースに来ている。

実はレギュラーシーズンの最終戦も、この街で行われたわけで
2週間前に訪れたばっかりなのだ。

思い起こせば、シーズンの初めの頃、うちの監督(Coop)は、事あるごとに
チャンピオンシップチームとは何か?を選手に語っていた。

選手としてNBA優勝。コーチとしてWNBAの優勝も経験しているだけあって
優勝できるチームのメンタル面などなど、すべてについて知り尽くしている、
そんな雰囲気が漂ってくるのだ。

あれから6ヶ月、ドラフト当初からの選手は一人のみ。あとは皆、シーズン途中で
補強選手という形でうちにやってきた選手ばかりになったチームも
つねに優勝するチームのコンセプトを叩き込まれて、ここまできた。
その甲斐あってか、低迷していた時期もあったが、気がつけば
あす決勝戦の舞台に立つ選手達。

今日の練習後、選手の一人がつぶやいた。
「今までの人生で決勝戦の舞台に立つのは初めてだから、なんだか
緊張してきちゃったぞ・・・」と。

きっと誰も口には出さないが、どんなベテラン選手で、何度もこの舞台を
経験していても、緊張しているのだろう。それを聞いていたほかの選手も
苦笑いを浮かべているだけで、これといってそのことにコメントしなかったからだ。

僕自身も、最後に決勝の舞台にチームと出たのは、大学の学生トレーナを
していた時期だ。もう、何年も前の話、そのときも担当はバスケだった。
全米ベスト8をかけた地区決勝。残り0秒で相手が放った3ポイントが
吸い込まれるようにネットに入り、うちらは負けたのだった・・・・・

あの頃のジンクスが、明日破られると信じて、
選手もコーチも、スタッフも、くいの無い試合を戦えますように。



  
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March 30, 2006

Dリーグに楽なことなんて、ない。

木曜の朝6時半、チームと一緒に空港のロビーに居る。

これからノースカロライナまで遠征があるのだが、今回のスケジュールも
過酷なものになっている。東に遠征に行くのに、ここから一度、西の
フェニックスまで行き、そこで乗り換えるまで、3時間。それから
アルバカーキーの上を通過して、ノースカロライナへ・・・
ホテルにチェックインできるのは、今夜9時頃の予定だ。

チームのフライトはオーナー会社のほうで手配することになっているのだが
会社社員は選手がカラダを資本に生きていることを全く分かっていないのか?
何度改善を申し出ても、聞かれる答えは毎回一緒「安いから」という一言なのだ。

大学生チームだって、いまどき、もっとましな旅程なのに、いっぱしのプロチーム。
さらにはNBAの名前を背負っているリーグなのに、現状はこのありさま・・・

さらには、来週の日程についても、すこし。
4日間で3試合、すべて別の街なのだ(笑)
シーズンも最終段階に入って、厳しい日程が続く。
本当の意味での根性比べだったりもするのだ。

昨日までの一週間、僕のところにある大学から学生トレーナーが
研修にきていた。プロのバスケの仕事を夢見る彼だが
Dリーグの現状や僕の仕事の実態を観て、どう感じたのだろうか?
ここでは満足に治療するための機器や道具は手に入らない。
トレーナーといっても仕事の80%はマネージャーや選手の世話人なのだ。

それでも、この仕事が好きだと僕は胸をはっていえる。
きっとほとんどの人が描いているトレーナー像とは違うけれども
よいGMやスタッフ、コーチ達に囲まれて毎日楽しくすごせるから
厳しくてもあっという間の6ヶ月だった。

次のシーズン、リーグは15チームに増える予定。そうなるとまた新しい街に
遠征するわけで、僕の仕事は一向にらくになりそうにない。
それでも、きっと、今シーズンより楽しくなるのは、まちがいないとおもう。

そろそろ搭乗時刻。普段補えない、貴重な睡眠時間になりそうだ。

  
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March 13, 2006

シーズン終盤、そして番狂わせ

3月も中旬、今年のアルバカーキの冬はとっても穏やかだった・・・

なのに今朝起きてみると、一面真っ白の雪に覆われた乾燥した大地。

もうスノーボードのシーズンも終わりなんだなぁ、なんて思っていた

先週がなんだかおかしく思える。

 

しかし、番狂わせなのは冬の季節だけではなさそうだ。

5連敗で迎えた3月、ここに来てチームは2連勝、そして

リーグのほかのチームも予想外の苦戦を強いられている。

まさに大学バスケで言う「March Madness」が、ここD-Leagueでも

あたりまえかのような、シーズン終盤になってもいったいどこのチームが

優勝するのだろう?という感じだ。

 

まあ、現在1位をいっているフォートワースが優勝するのは間違いなさそうだが

それに続く残り3チームは、どこに??

 

実はささやかではあるが、Dリーグにも、プレーオフなるものがある。

上位4チーム、1試合敗退形式で行われるので、2試合ですべてが決まるのだが

それでも優勝するということには違いはない。

 

さて、そこで、アルバカーキはプレーオフに行けるのか?

ここまで来て、勝つための秘訣は10人がちゃんと勝とうという意識で

毎試合、毎練習に望むか、望まないかという、簡単なようで非常に難しい

課題を克服しなければならないということだ・・・

 

残りの試合、すべて勝てば、アルバカーキにも暖かい春が来るかも。

  
Posted by atc2be at 09:12Comments(2)TrackBack(0)スポーツ

February 13, 2006

予定は未定!?

今シーズン、最初で最後のフロリダ遠征から帰ってきた。
今回の遠征を振り返ってみると、それは「予定は未定」という言葉。

実はフロリダに行くのは人生で初めて。
今年のニューメキシコの冬はとてもおだやかなのだが、それでも
気温20度以上、海のあるフロリダは遠征先でも期待が大きく
行く前からひそかに楽しみにしていたのだ・・・

しかし、地獄のような遠征は移動日初日からはじまった。
まず、マイアミ空港で到着予定のゲートに故障中の飛行機があって
着陸後、空港の端っこで1時間弱またされたあげく、乗り換えの対応が
わるかったため目的地に着けず、マイアミで立往生(汗)

約2時間近く、空港職員と交渉に交渉をかさね、最終的には
選手全員分のホテル(空港隣接のホテル)と翌朝の乗り合いシャトルを
3台分確保することに成功。いちおう遠征中のトラブル対処は
僕の仕事でもあるため、アルバカーキのフロントオフィスとこまめに
電話をしながら最適のシナリオになるように航空会社と交渉。
普段、こんなトラブルになることが珍しいだけに、かなりいい経験になった。

翌日(試合当日)やっとのおもいで目的地に到着するも、ホテルはウワサどおりの
最悪の状態。
ベッドシーツのなかに大量のアリがいた。
巨大ゴキブリ、出現。
だれかの脱ぎかけジーンズがあった。
禁煙ルームを指定したにもかかわらず、喫煙ルームだった。
シャワーをひねってもお湯がでるのは10分後・・・ 
などなど。

基本的に遠征中のチームのホテルを確保するのは本拠地のチームの仕事。
うちのリーグの場合は、遠征してくるすべてのチームは同じホテルに
滞在することになっているので、これらの悪いウワサはすでにフロリダに
遠征したほかのチームのトレーナーから聞いてはいたけれど、さすがに
現実を目の辺りにすると怒りがこみ上げてくる。しかも、苦情をだしても
ホテル側はすっかりあきれたような感じの対応なのだ。

悪いことがおこると、なぜこうも続くことがあるのだろうか??
二日目の試合、昼過ぎに一度アリーナに行って、夜の試合のために
ロッカールームの準備をしにいった帰り、今度は事故渋滞。
高速にのったとたんに、動いたりとまったりの繰り返しで、時間だけが
過ぎていく・・・ 
結局、普通なら30分弱のところ、1時間半もかかってしまって
ホテルに着いたのはチームが出発する5分前。
試合用に着替えていなかったので、あわてて部屋に戻って
洋服をもってふたたびアリーナにとんぼ返り。

ということで、楽しみにしていたフロリダだが、大切な第一印象が
悪かったのが原因か、一気に嫌いになってしまいそうだ。

ちなみに、リーグ中、いちばんいいホテルを提供してくれるのは
テキサスのオースティン。
ちなみに、うちに遠征に来るチームからもいい評判をもらっているので
うちらが提供しているホテルも悪くないはず。

明日からはフォートワース、アーカンソーと6日間で2箇所、3試合という
ハードな遠征がまっている。
そして、それが終わると、ほぼ1ヶ月の本拠地での試合。

もうすこし、遠征とそうでない時のバランスをとれないものだろうか??


  
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January 09, 2006

つ、ついに・・・ 

自称100%日本人だけれども、他人から見れば、そうは見えないこともある。
だろう・・・

過去にも、何度か日本人として見られなかったことはあった。
例えば、成田空港の入国審査場で「あ、君、こっちこっち」と
手招きで「外国人パスポート」と書かれたエリアに誘導されたことや、
サンフランシスコのアルカトラズという島の上の刑務所ツアーで
スペイン語のセルフガイドを渡されたこと、などなどだ。

まぁ、それはいいだろう。でも、今回は、本当にびっくりした(笑)

遠征で訪れていたテキサス州、フォートワースのダウンタウンで
ある選手と食事をするためにレストランを探しながらふらふらと
街を歩いていたところに、とつぜん日本人男性が僕のたちの視界に
飛び込んできたのだ。まぁ、彼は僕と一緒にいた選手のことを
みつけて、持っていたカメラで記念撮影をしてもらいたい、といった状況だった。

選手もこころよく応じたわけで、当然、カメラのシャッターを押すのは
この僕である。そして、その日本人男性は、僕にカメラを渡しながら
「Please take a picture」と、あまりうまくない英語で頼んできたのだ。

一瞬とまどう、オレ。
よく僕が外国人と間違われるということを知っているその選手は
笑いをこらえるのが必死で、オレの視線を避けている・・・
こっちも、困った挙句、相手が自分のことを日本人じゃないと
思っているのであれば、それなりに対処しようとおもったが、うまく
言葉がでない(内心、自分も大爆笑だったからだ)

写真を撮ってあげて、カメラを返す手が、すこし震えてしまったが(笑)
その日本人男性は、選手にお礼をいい、「昨日の試合、見に行きました」と
うれしげ。
なので、別れ際に、「明日の試合も観に来てくださいね」と
ハッキリと、日本語で伝えてあげた(笑)

彼は、別れ際になって、僕が日本人であることに気がついたのか
もしくは、いやに日本語のうまい外国人だとおもったのか、
まあ、どちらにしても、顔が引きつったのは彼のほうだった(笑)

オレはそんなに日本人離れしてしまったのだろうか・・・
でも、日本人の心はいつまでも大切にしたいと思っているし
日本人だからこそ、今の仕事がこなせているんだと実感する場面も多いから
まだまだ自分は日本人だと想っているのだが、それは勘違いなのだろうか?


  

December 31, 2005

This is "D-League"

数週間ほど前からのチーム目標
「2006年はリーグ1位で迎えよう」は、今夜の負け試合で
達成できないどころか、このままずるずると最下位まで
引きずり込まれそうな感じさえある。

チームというものは、勝っていないと各選手の人間性が
あらわになる。ここのところ、各下といわれていたチーム相手に
立て続けに3連敗。選手達のフラストレーションはいろんなところで
爆発寸前。もちろん僕もそのとばっちりを受けているのだ(笑)

先日も、選手達の不満はいろいろなところに派生していた。
冷蔵庫にはいっているゲーターレードの種類が少ないだの
少し古くなった靴下は交換してくれだの、勝っていたときは
誰一人文句いわなかったことなのだ。

マイナーリーグとはいえ、生まれたばかりのリーグ。
スタッフも施設側も、不慣れなことがおおく、けして選手達の
居心地はよくないのは確かだが、僕はこれをいいことだとおもっている。
選手達が最近よく皮肉っぽく言う言葉・・・
"this is D-League"
が、良くあらわしてると思うのだが、選手のほとんどがNBAのキャンプなり
シーズンの一部なりを経験していて、上の世界ではなんでももらえて
ほしいものはすべて用意されている。その反面、ひとつ下のレベルである
うちらには、限られた数のものしか用意されていないし、
ほしいものは手に入るというわけではないからだ。

僕がこれをよいことと思っているのは、ここで居心地がわるければ
がんばってNBAの世界をつかむためのモティベーション向上に
つながってくれれば、と思うからだ。

コーチはよく選手達に言い聞かせていること。「NBAスカウトは
負けているチームの選手を良く見ている」
連敗中のうちらは、ここでどんな行動をとるのだろうか?

明日、大晦日、勝って新年を迎えたいとおもうのは
日本人だからだろうか?

  
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December 26, 2005

たまには、自分を労わろう

僕の仕事は他人の体を労わること。

今日はクリスマス。アルバカーキの空は今日もなにかが
ぽっかり抜けてしまったような青空だ。

自分が尊敬している人からの言葉というのは、どうしても
こんなに心に通じるのだろうか? 先日、僕が尊敬している
業界の先輩のブログにコンタクトレンズの話があった。

時代は常に便利さをもとめているのだろうか、僕が今使っている
コンタクト洗浄・保存液はこすり洗いをしなくてもきれになるという
もの。しかしその反面、いろいろな薬品が入っているのは
確かな話だ。
毎日使うもの、体に入れるものだからこそ気をつけるべきという
メッセージを読んで、自分が自分自身の体を酷使している現状に
反省した。

クリスマスイブだから営業中のドラッグストアーはそう多くないのだが
昨夜、コンタクトレンズの洗浄・保存液を新しいものに変えた。
ささやかだが、自分自身へのクリスマスプレゼントだ。

一晩使って、今朝コンタクトを目に入れたとき、なんだか気分がよかった。
安心して使えるものが一つ増えると、心も体もきっとうれしいのだろうか・・・

これからしばらくは、この製品をつかってみることにする。

このブログを読んでくださっている皆様へ。
アルバカーキより、心を込めて、メリー・クリスマス!
  

December 19, 2005

ちょっと イイ 話。

今日の試合を終えて、サンダーバーズは本拠地で 「無敵」

ま、それはいいとして(笑)
今日はちょっといい話を、みなさんにも・・・

バスケットボールの試合中、何度かおこなわれるタイムアウト(作戦タイム)
これがプロになると、チームが取るタイムアウトと試合進行係によって
決められた時間に行われるタイムアウト、二つの種類があるんです。

後者のほうは、あらかじめ予定されているプロモーションなどが
フロアーで行われるのですが、おととい金曜日の試合で、こんなことが。

その前に、トレーナーとして、タイムアウトになると選手にタオルを配ったり
ドリンクがちゃんと各選手にいきわたっているか、切り傷などの
処置が必要な選手がいないか、などなどをやっているわけです、それでも
いちおうフロアーでどんなプロモが行われているかも、ちろちろ観ているのですが
金曜のあるプロモはちょっと違いました。

それに気がついたのは、普段はざわついている会場が、なにか不思議な
緊張感につつまれたかのような、静かな感じだったから、おもわず
僕も、ふと顔をあげてプロモをみていたのです。

その緊張感をつくりあげていた主は、目隠しをした女性と、マイクを持った
男性でした。
本来なら目隠しをして、場内のお客さんのたすけをもらいながら
マスコットをつかまえるとかなんとかというプロモのはずが・・・
目隠しをした女性を会場の皆でこの男性に向かって誘導したのでした。

そしてその結末は・・・・
なんと、プロモならず、プロポーズ。

その男性は方膝をついて、おもむろに指輪をとりだし、プロポーズを
はじめたのです。それもバスケットを観に来たみんなの前で。

もちろん、プロポーズを受けた女性の答えは、OK!

なんかそれを観ていてすごくうれしかったし、幸せな気分になれた。
おもわず試合中の緊張感をなくすところでした(笑)

実はこのようなプロモの時間を使った告白や結婚式、アメリカだと
珍しくないんですよね、僕も大学のとき、何度かみたことがありました。

ただ、自分がやるか?って・・・
どうなんだろう。
スポーツの現場で働く人間として、ちょと遠慮したいような気もするし
でも楽しそうだな、きっと一生、いい思い出として残るんだろうな・・・・

1600人を前にしてプロポーズに成功したこの二人には
きっと1600人分の幸せが詰まった素晴らしい人生になればいいな、と。
そんなことを思いながら、仕事をした金曜の夜でした。
  
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December 11, 2005

石鹸、一個

先週と同じ、アーカンソー州、リトルロックより。

昨晩はオクラホマ州、タルサでの試合のあと、バスで4時間半。
午前2時過ぎにホテルにチェックインという、あるいみ疲労困憊の
遠征スケジュール。
しかし、疲労困憊におちいったのはバスの旅ではなく
昨晩の試合内容だった・・・

ま、しっくり行かないときというのは、何事もうまくいかないのだが
チームとしてこの状況からどうやって抜け出すかが、チームが強くなれる
唯一の路でもあるわけで、ここはふんばって前に進んでいくしか
ないのだろう。

今日はそんな気分を改めるべく、「石鹸一個」の話だ。

いままでもトレーナーとして、いろんな州のいろんなホテルに泊まってきた。
僕はけっこうシャワー(日本だと湯船に浸かって・・・なんていうことも可能だが)
の時間をリラックスの時間に当てている。遠征中は普段よりも
長めにシャワーをするのだ。しかしホテルによってシャワーが違うことに
気がついたのが数年前。

ここでいう「違い」というのはいろいろな要素がある。たとえばこんな感じだ・・・
  使っているときに、急に熱くなったりぬるくなったりする
  排水溝の流れが悪く、だんだん足元に水溜りができる
  水圧が弱かったり、強かったりする
  シャワーカーテンがちゃんとしめられなくって、気がついたら外が水浸し
  石鹸を置く場所がない、もしくは、微妙に悪い
  
などなど・・・・

しかし、いちばん僕が気になるのは、お湯の硬さだ。
僕は家でも遠征先でも石鹸一個しか使わない。
シャンプーやコンディショナーとは全く縁がない人間なのだ。
これを人に言うと、よく苦笑されるのだが、僕はこの石鹸一個だけで
髪の毛からカラダ、全部を洗うのが好きだし、いちばんさっぱりする。
よくアメリカにあるローション入りのボディーソープなんか
ヌルヌルしてて気持ちが悪いから、もってのほか。(笑)

ホテルが変われば水の硬さも変わる。それは多分、貯水槽に入れる
塩分の量に比例しているのだろうが、僕は軟水よりも硬水派。
硬水のほうが石鹸の泡の流れがよくって、シャワーのあとの
さっぱり感が強いような気がするからだ。軟水、しかも極度の
軟水の場合(ユタ州はとくに多いような気がする・・・)シャワーをして
いるのに流しても流しても、まだ石鹸がカラダにまとわりつくような
気がして仕方がないのだ。

ちなみに、昨夜から滞在している、ここリトルロックのホリデーインは
やや硬めで洗い心地はいいのだが・・・
排水溝、ややつまりぎみ
水圧、ちょっと弱い
お湯の最高温度がちょっと低い

ということで5点中3点をつけてみることにする。

僕を満足させてくれる5点満点のシャワーは、どこの州のホテルにあるのか??




  

December 06, 2005

原点にもどること、そして今の自分を知ること

週末、アーカンソー、テキサスを周る遠征からもどってきた。
やはりアルバカーキの空港に着くと、家に着いたという気分になるから
不思議だ。

テキサスのオースティンで、トレーナーを目指すという何人かの
学生と会うことができた。とても新鮮で、刺激的だった。

彼らと話をしていて、5年前の自分の姿を思い出したりもした。
アメリカに来た当時、アスレティックトレーナーという仕事の内容すら知らず
それでもその仕事の持っている醍醐味のようなものを漠然と理解しただけで
僕はこの業界に行ってみようと考えていたころ・・・

すこしでも多くの話を聞こうと、一生懸命にネットワークつくりに励み
同じ学生トレーナー同士での情報交換なんかにも熱をいれいたあのころの自分。

今の自分のポジションは決して満足のいくものではないが
それでも学生の彼らにしてみれば、プロで働く日本人トレーナーなのだ。
自分がむかしあこがれていたこの業界の先輩を観るのと同じ風に
僕も学生から思われているのかもしれない。

僕は学生達にこの仕事をするための学術的な知識を教えるつもりはない
ただ彼らが僕と話したことで、僕が持っている、この仕事に対しての気持ちや
情熱を少しでも聞いてもらえればいいな、と。
大切なのは自分の進歩だけでなく、下の世代に伝えていく心なんじゃないかな。

そしてメッセージは伝えるだけでなく、同じくしてもらうものでもあった。
僕は学生達と会えたことで、僕自身が今の自分を見つめなおすことができたし
彼らからもらったエネルギーは本当に大きなものなんだと
1日たった今日になって実感した。

また次にAustinに行くのが楽しみな、今日この頃。

  

December 02, 2005

おっ、今日から12月? む〜

12月最初の今日。アーカンソー州、リトルロックのホテルより。

バスケットの仕事はアメリカが一番盛り上がるサンクスギビングや、
クリスマスや、大晦日から程遠い場所にある。
すでに12月だというのに、今年はクリスマスカードを書こうか?と考える余裕も
大掃除をしようという気分もまったくないのだ(笑)

この仕事に就いてから1ヶ月くらいがたったのだが
最近思うことは生活のリズムについてだ。
いままで1日4時間睡眠なんかが当たり前で、そろそろカラダもそれに
慣れてきてるのが怖いほど仕事していた。
それが最近は仕事のリズムを覚えてきたような気がする。
たしかにシーズン前やシーズンはじめに比べれば格段に仕事の量も減った
しかしリズムは効率よい仕事から生まれたのだと思う。

例えば・・・

やらなければいけないことの順序をつけること。
ひとつの仕事をこなしながら別の何かをやること。
やりたいことすべてではなく、できないリクエストには答えないこと。

などなど、要領よくなってきたのかもしれないが
大切なのはちゃんとしたリズムを覚えて、24時間しかない1日を
有効につかうということなのかもしれない。
ほんの一ヶ月まえまでは、ただのトレーナーだったが、
今ではマネージャーであり、選手の送迎車の運転手であり、
遠征の手配をし、リーグオフィスとの連絡をこなし、そして選手のケアを
する、なんといっても一人何役??という生活だからだ。

そして、今日から月曜までの5日間の遠征中は普段とまったく違った
リズム感が必要だったりもする。遠征中、僕の仕事時間は極端に減る。
ユニフォームの洗濯もしなくていいし、試合会場に行けばすべて
準備されている。ただ遠征中には別の仕事が待っているのだ、
たとえば旅先でのホテルで部屋がちゃんと予約されているかの確認や
バス運転手とのコミュニケーション、現地での練習の有無の確認、
コーチが好みそうなレストランのメニューを取り寄せ、営業時間の交渉
などなど、事務的なものばかりだ。
そうは言っても、遠征中に一番うれしいのは好きなだけ寝られること。
ホテルのタオルやシーツはいつもきれいでフカフカなこと(笑)など・・・

これから5ヶ月強、僕の生活はこの2つの違ったリズムで
走り抜けることになる。

今シーズンも心身ともに健康で走り抜けていければ最高だと思っているのだが・・・


  

November 27, 2005

突然のニュース、そして良い刺激

アルバカーキ・サンダーバーズはNBAの教育リーグ。

現在NBAに所属していない選手の教育がメインだが
NBAと契約した選手の実戦教育の場所でもある。

うちにはフェニックスから送られてきた選手がいるのだが
これをNBAではアサイメントと呼んでいる。NBA契約を
むすんだものの、まだNBAの場で戦うには不足している
技術や経験をつむために送られてくるのだ。

そのアサイメントを受けていた選手に昨日良い知らせが来た。

Call Up

彼はたった2週間だけの教育リーグ滞在で、昨夜の試合を最後に
今朝フェニックスに移動することになったのだ。
教育リーグとNBAの提携で、毎試合のビデオはフェニックスに
送られている。Sunsのほうで彼の進歩を確認するためだ。
先週のオクラホマ、タルサでの試合で彼は27ポイントに貢献したし
動きもキャンプのころに比べれば格段に良くなったのが
上に呼び戻された大きな要因だと思うのだが、それでも
やっとチーム皆が各選手の性格や動きに慣れてきて、チームらしく
なってきたところで、彼がいなくなってしまうのは寂しい。

ただ、選手にとってはとてもいい刺激になったにちがいない。
昨日まで一緒に練習していたチームメイトが、翌日の飛行機で
NBAチームに合流するのだから・・・
これは残された選手達にとっても自分がどれだけ最終目的地に
近いかを確認できたわけだし、いい刺激になったのではないだろうか?

昨日の練習の後、彼のロッカーを掃除した。
これでうちらにはNBAアサイメントの選手が一人もいない。
今日からアルバカーキ・サンダーバーズは10人でのスタートだ。

PS 昨日の試合(vs タルサ)はホームオープナーということもあり
なかなか盛り上がっていたとおもう。試合内容は前半ボロボロ。後半
盛り返して、本拠地での開幕を勝利でおさめることができた。

  
Posted by atc2be at 02:52Comments(0)TrackBack(0)スポーツ

November 20, 2005

シーズン開幕

チームでの仕事が決まってから、ドラフト、キャンプ、と
あっという間に時間が過ぎていった・・・

そしてシーズンが始まった。開幕戦は遠征で、オクラホマ州タルサ。
結果は出だしから好調だったうちらの勝利!

前回、仕事先が決まったときのうれしさと困惑を書いてみたのだが
実際にまっていたのは睡眠4時間の日々だった。
まずクラブハウスの洗濯機が小さいので、練習で使ったものや
タオルを洗濯するだけで、4時間とられる。もちろん洗濯機を
回している間にほかの仕事するのだが、それでも帰りは11時、12時
といったところだ。そして、軽く寝て、6時にはオフィスにでる。
というのも、NBAリーグオフィスは東海岸、電話をするなら朝一で、となると
僕のいるアルバカーキ時間で朝の6時になるからだ。

その繰り返しの毎日。しかも悪いことにリーグから支給されるさまざまな
モノの配送が遅れているため、毎日催促のメール、電話、確認作業で
かなり時間がとられてしまう。

それに比べ、遠征は本当に楽だったりもするのだ(笑)
洗濯は相手チームにやってもらえるし、試合会場に行けばすべて準備が
できている、それに試合が終われば、そのままホテルに直行なのだ。
もちろん、来週、本拠地での試合がある僕にとっては、逆の立場で
普段の倍の仕事をすることになるのだが・・・ 
今週末だけはゆっくり寝て、充電しておきたいところだ。

先月まで、トレーナーという仕事しかしていなかった自分が
今では2つ、3つ、4つの仕事を掛け持ちしている。
はっきり言って、トレーナーだったころが楽だったのだが
今やっていることは本当に楽しいのだ。また新しい発見をしたし
これからのシーズンが僕の経験値をあげるにはもってこいの
時間だと思うから。

しばらく、走れなくなるまで走ってみようかな・・・
ふらふらになるまで仕事をするっていうことが、カラダによいとは
思わないけれど、それでも自分はまだまだやっていけるんだと
心で思っていれば、大丈夫なはず。




  
Posted by atc2be at 01:11Comments(1)TrackBack(0)スポーツ

October 20, 2005

次の一歩を踏み出すこと

a1813feb.gif ここ半年くらい、心のどこかで次の自分の人生について考えていた・・・

別に悩んだわけでもなく、不安なわけでもない。ただこれから自分が
どっちの方向に行こうか?それを考えていたのだ。
人生はカーナビではないから、目的地を入力しても、そこに
連れて行ってはくれないからだ。

幸い、今の大学に来て、コネクションの幅が広がった。
一緒に仕事をしている人間や、過去にこの大学を卒業したトレーナーは
どうしても自分の大学とのつながりを大切にするために
誘いの話も少なくは無いからだ。

実はここには書かなかったが、いくつか面接も受けていた。
僕が最初の学位をとった大学に空きが出たと聞き、面接をした。
結果は経験者を取りたい大学の意向により、惨敗。
そのあと、以前一緒に仕事をしたコーチからの誘いで、ある大学とも
面接をした。あまりいい話ではなかった・・・
プロ野球のチームとの面接はこれとなくスムーズで、光がさしたか?
と思ったが、こんどはビザの問題が生じて、話は振り出しにもどった。

そして、なかばあきらめたというか、しばらくは次のステップについて
考えるのを辞めようと決めた矢先(不思議なもので、僕の人生は
いつも微妙なタイミングで転機がやってくるのだ・・・・)
ある話が舞い込んできた。

今年からアルバカーキでスタートするバスケットのチーム。
スケールは小さくない。なんといってもあのNBAの公式マイナーリーグなのだ。
アルバカーキはいわずと知れたバスケットタウンでもある。
なにせうちの大学の女子の試合でさえ、軽く1万5千は入るのだ。
そこにNBAのマイナーチームが来る。将来のNBA選手達のエリート集団。
僕に、この突然舞い込んできた話を断る理由なんか、まったくなかった。

何回か、チームの首脳陣と面接。そして監督との面接をクリアーして
晴れて契約を結ぶことになったのが先週。
しかし、まだ大学には在籍することにした。ビザの問題やら、いろいろあって
現時点ではそれが最良の選択だったのだ。

ただ、手放しでは喜んでいられない。
なにせ新チーム、なにもかも、ナイ・・・
あと2週間半でチームは練習を開始するというのに、僕の手元には
絆創膏すらないのだ(笑) 今週はずっとカタログとにらめっこ、
そして予算内におさまるように最大限の物資を調達しなければならない。
はっきりいって、なにもかもが初めての経験だ。
しかもオフィスは小さいので、その間も、なにかプロモのアイデアないかなぁ?
とかマーケティングについて、みんなで話し合ったりするのだ。

さて、これからの6ヶ月間、どんなことがおこって、俺はどんなことに
巻き込まれていくのだろうか??


  

September 16, 2005

カトリーナがもたらした、意外な影響

ハリケーンカトリーナがメキシコ湾岸地域に与えた影響の
大きさについては、連日の報道のとおり・・・

もちろん一向に回復の兆しが見られないことに
苛立ちさえ感じるのだが、僕らの仕事にも影響が出始めたのには
すこし驚きさえ感じた。

僕の大学では選手の疲労回復と水分補給を効率よく補うために
あるドリンクを使用している。水分摂取量が高まるように
そして標高が高く気温も高いこの季節、筋肉の痙攣や
熱病の防止にもつながるドリンクである。

毎年、数百ケースを購入しているのだが、職場に数百ケースを
蓄えるスペースがないため、100ケースづつ配送してもらっているのだ。
しかし、その配送がとまった・・・

ハリケーンの被害の大きかった地域での医療活動に欠かせない
水分補給。そのためにアメリカ中で、このドリンク(もともと医療用)の
在庫が被害地域中心に利用されていて、どこの倉庫にも在庫がないというのだ。
こちらも大学のメインスポーツ、アメフトのシーズン真っ最中、しかも
今年は例年に比べて、気温もやや高い。
スポーツ選手を支えているこのドリンクがないと、うちらも不安なものだ。
しかし、人命がかかっている被害地域の医療支援のために利用されていると
知れば、うちらが必要としている理由なんてたいしたことがないように
思えてしかたがない。

被害地域が一日もはやく普通の生活レベルにもどること
そして被害にあった地域のスポーツもいち早く復興することを祈って。

ここアルバカーキ市はハリケーン被害者を積極的に受け入れてる。
先週のアメフトの試合にもハリケーンから非難した30組の家族が
試合に招待されていた。見知らぬ土地での新生活、しかも
ほとんど身包みはがされた状態で非難してきた家族達にとって
すこしでも楽しめる時間になれば、そんなことを考えながら
仕事に入った。
  
Posted by atc2be at 07:41Comments(1)TrackBack(0)職人

August 30, 2005

球児達の熱い夏

球児の夏、といえば、甲子園。

だが、ここアメリカでこの時期、僕が一番注目するのは
高校球児ではなく、リトルリーガー達の熱い熱い夏の話。

リトルリーグは世界規模のスポーツとなりつつあるようで
毎年、アメリカでリトルリーグの世界一を決める大会が
開催される。この様子は全米放送で見ることができる。
アメリカにくるまで、リトルリーグがこんなに注目を集める
イベントだとはしらなかったし、日本が世界のトップレベルだということも・・・

彼らの野球はけして技術やパワーがあるわけではないが
やたらと熱いのだ。少年の輝きのある目と、がむしゃらに戦う姿が
ほんとうに心うたれるというか、なにかに無心になれるって
すばらしいな、と。

今年、アジアの代表は千葉からのリトルリーグチームだった。
残念ながら日本は3位決定戦でカリフォルニア代表に負けてしまったのだが
試合内容は本当にすばらしかった。
千葉からのチームは日本でどれだけとりあげられただろうか??
多分、ほとんどの人がアメリカの地でアジア代表として
世界のトップを目指している少年達のことすら知らないのではないだろうか?

彼らの熱い夏は昨日幕を閉じた。優勝したのはハワイのチーム。
ハワイが優勝するのは始めてのことだったらしい。
しかもさよならホームランで優勝を決めた彼らの夏は
一生の思い出になったに違いない。
  
Posted by atc2be at 02:32Comments(1)TrackBack(0)スポーツ

August 26, 2005

Move On...

自分は、卒業式とか見送りとか、どうしても好きになれないものがある。

2年間一緒にすごした、うちの野球チームとの関係は、すでに
自分の中で特別な存在になっていた。3年目に入った今年、
僕は野球チームを担当しない。

理由は現在、就職活動中で、シーズン途中でチームや選手を
おきざりに自分の道をいくのはどうか?とおもうからで、うちのボスも
それを了承してくれ、あえて担当をはずしてもらった。

今年は野球チームもスタッフの入れ替えやらで動きが多く
新しいトレーナーを担当につけるのが妥当だったという、タイミングの
よさもあった。

昨日、チームはシーズン前の身体検査。
アメフトの練習からもどってきたら、トレーニングルームいっぱいに
野球の選手が身体検査待ちをしていた。夏休みを挟んで
ほとんどの選手との再会の瞬間。皆がどうして今年は野球担当じゃないのか
たずねてくる。「だって、おまえら優勝狙えないし(笑)」と、かるく
冗談をかわし、でも心の中では、また彼らと一緒にシーズンを乗り切りたいと
切に思っている自分がいる。

今までも、何度も経験してきたチームとの別れの時間。
何回経験しても、好きになれないことがある。
でもそれは自分が人生を切り開くために通らなくてはいけないこと。

Move On・・・

  
Posted by atc2be at 23:27Comments(2)TrackBack(0)職人