前回進められなかったドア用のスジ彫りガイドも調整しました。

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さっそく、鉛筆ですべてのパネルラインを入れてみます。
この時点でサイズや位置をよ~く確認しておかないと、スジ彫りした後でやり直しになりますからね(^_^;)

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ボンネットのラインがイマイチだったのでパソコンで作図し直してプリントし、もう一度検討してみます。

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結局、さらにもう一度作図し直してようやく納得できるラインになりました。
特にボンネットの前後の長さは慎重に決めておかないと、エンブレムを取り付ける位置がおかしくなってしまうんです。

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新しく作図した物をアルミ板に貼り付けて、もう一度ガイドを作り直します。

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手前が新しく作り直したガイドです。

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鉛筆でアタリを入れてサイズ、位置をチェックします。

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トランクのサイズもイマイチ決まりません・・・。

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ガイドを削って調整します。

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トランクもようやくサイズが決まりました。
紙をプリントした物でサイズ合わせはしてるんですが、実際にアルミで作ってボディに密着させてみるとどうしても誤差が出て思ったような物にはならないですね~(^_^;)

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実際にスジ彫り開始です。
ある程度ニードルで彫っておいてから、その後タガネで深くしていくというやり方をしています。

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あれだけ慎重に前準備をしても下のラインが斜めになってしまってます・・・(*_*)
刃を立てる角度とかスジ彫りガイドの固定が上手くいかないとか色々理由はありますが、なかなか難しいですね。
一部を埋めて納得いくまで彫り直すしかなさそうです・・・。

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ボンネットも彫りましたが、向かって右側のラインが気に入らず・・・。
ここも部分修正が必要です(*_*)

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ドアは左右とも上手くいきました。

次回はボンネットとトランクの修正からです。

ボディに関してもう一つ気になるところがあります。
ボディ形状ではなくて内装に関わる部分です。

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リアウインドウの奥に内装パーツが一体成型されているんです。
ここはこのまま制作を進めてしまうと後々問題が起こりそうですね。
ボディ塗装はクリアーコートまで工程があるので、塗膜がかなりの厚さになってしまいます。という事は、この内装部分はマスキングしてボディ塗装を進めないといけない事になります。
また、ボディ塗装後はボディ側をマスキングして内装を塗装しないといけません。
さらにこの構成だとリアウインドウを接着する場合、内側から接着するのがかなり困難になりますね~。
ここは別パーツ化しておいた方が良さそうです。

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エッチングノコが入るスペースも無いので穴を開けてニッパーで切り取りました。
上手く行けば内装パーツを再利用したかったんですがこれは無理ですね。
単純な形状なので自作する事にしましょう。

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切り取った部分をヤスリで整形しました。
これでプラモデル等に見られる一般的なパーツ構成になりました(^_^)

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ボディ形状が整ったので次は埋めてしまったスジ彫りを復活させます。
実車画像なども参考に各パネルのラインを作図します。

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プリントして切り抜き、ボディに合わせてみて修正部分を検討します。

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ラインを修正。

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もう一度チェック、修正。
一発で合う事はないので納得するまでチェック → 修正を繰り返します。

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三回修正してようやく納得いくラインになりました。

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OKになった物を0.2mm厚のアルミ板に貼り付けてガイドとし、カットしてヤスリで整形します。

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リアのトランクは三次曲線が多いのでハンマーで叩き出してボディに合うように加工しました。
プラ板でなくアルミ板を使ったのはこういう加工がやりやすいからですね(^_^)

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ボンネットのガイドも出来ました。

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ドアはまだ調整しきれてないですが、次回はスジ彫りに進めそうです。

ボディの整形はまだまだ続きます。

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実車画像をよく見るとボディとリアフェンダーが繋がる部分のラインが違うようです。
キットのボディではなだらかなラインで繋がるようになっていますが、実車は繋がる部分のラインがハッキリしています。
恐らくここもシャーシNo.によって微妙に違うんでしょう。
鉛筆で印を付けたところを彫り込んでいきます。

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デザインナイフとヤスリを使ってここまで彫り込みました。

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後ろから見たところ。
左側のなだらかなラインに比べて、右側は繋ぎ目がハッキリしているのが分かるでしょうか?

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反対側も彫り込みました。
これで実車のイメージにかなり近くなったと思います(^_^)

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次はフロントのエアインテークの形状です。
キットのボディは上側のアールの形状が実車と若干異なるようです。
これもシャーシNo.の違いでしょう。
他の資料画像を見るとこういう形状の個体もありますから。
今回制作するシャーシNo.0186/Rのラインに近付けるため、鉛筆で印を付けた部分と下側を少し削ります。

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こんな感じです。

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ボディ側面はかなり削ったのでドアのスジ彫りが消えたところもあるんですが、ここまで来ると一からスジ彫りをする方が綺麗に仕上がるので中途半端に残ってしまったスジ彫りをシアノンで埋めて整形します。

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ボンネットとリアのトランクはキットのスジ彫りを活かして深く彫り直そうと考えていましたが、よーく見るとラインが若干ヨレていたり、左右でアールが微妙に違っていたりするので彫り直すことにしましょう。

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シアノンで元のスジ彫りを埋めて・・・、

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ヤスリで余分なシアノンを整形しました。
それと同時にボンネットのコブも整形しています。
元の状態だと左右でラインが非対称だったのと、塗装の厚みでメリハリが無くなることも考えて少しハッキリ見えるように凹凸を強調してみました。
ここはラインを整えるのが難しくて、かなり神経と時間を使ってしまいましたね(^_^;)

ボディの形状に関してはほぼイメージに近くなって来たと思います。

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