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栃木県遠征編・その1
栃木県日光市にあるめん屋・ききょうさんへ行ってきました。

店名の『ききょう』は家紋が桔梗だったことに由来するそうです。
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大谷向駅から約1kmなので、電車と徒歩で行けないこともないですが、121号線沿いで、日光宇都宮道路の今市インターから直ぐなので、車での来店がベターです。

レトロな看板なので、通りすぎないようご注意下さい。
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お店の裏には茶臼山が聳え立っていました。
茶臼山というと、東海地方民としては、愛知県最高峰で、愛知県北設楽郡豊根村と長野県下伊那郡根羽村にまたがる標高1,416 mの茶臼山が頭に浮かびますが、日光市の茶臼山は510mと3分の1程みたいです。
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ポストも久しぶりに見る感じのレトロさです。
でも、雰囲気に合っていて良いですね。
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店内も、古民家のようなペンションのような、ウッド主体の内装となっています。
なんと、このお店、大工の経歴を持つご主人が設計から資材の調達まで行った完全手造りなんだそうです。

自家製麺は良く見かけますが、お店まで自家製なラーメン屋さんは、熊本ラーメン大門さんのような屋台を移動させているタイプを除けば、全国でも数えるほどしかないのではないでしょうか。
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そんなご主人手造りの店内は広く、中央にテーブル席。
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サイドにお座敷があります。
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カウンター席だと、こちらも広々とした厨房が、オープンキッチンなのでしっかりと見ることが出来ます。
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ご主人と奥様の、あうんの呼吸でラーメンを作っている様子は、見ていて癒されます。

ただ、やはりお年ですから、営業がお昼11時半~14時半までの3時間のみとなっています。
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そんなききょうさんは、食べログベストラーメン2012に輝くなど人気実力ともに栃木県を代表するラーメン店になります。

元々は、日光江戸村の近くで居酒屋を経営していたそうですが、その居酒屋さんで提供していたラーメンが話題となったことがきっかけになって、こちらのききょうさんをオープンされたそうです。

奥様も和食の経験があるそうで、ききょうさんのウリの1つである栃木軍鶏のスープは奥様が開発されたそうですし、もう1つのウリであるモンゴル岩塩は、息子さんが調達されたそうですから、御家族全員の力によって名店の味は作られているようです。
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有名店で、メディア露出も多いのか、店内には様々な写真やサインが飾られていました。
松方弘樹さんも生前に訪れていたみたいです。
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ラーメンは塩・醤油・味噌の定番三種類と塩麹となっています。
つけ麺は塩・醤油・塩麹で、味噌だけ無いようです。
ノーマルのラーメンは600円とリーズナブルなのも嬉しいところです。
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日光ゆば塩麹つけ麺 1000円

日光市の名産品である日光ゆばと麹の両方を味わえるという、他県から来た私のような人は有り難いメニューです。
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トッピングは、茹で玉子(味玉ではありませんでした)・日光湯波(湯葉でなく湯波なのは後述します)・茎ワカメ。
ラーメンだと山くらげのトッピングもあるみたいですが、つけ麺は茎ワカメでした。

麺はつけ麺としては細く、中細の縮れ麺でしたので、つけ麺というよりは、ざるラーメンのような印象です。
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つけ汁となるスープは、栃木軍鶏をベースにモンゴル自然塩と日光産の麹で仕上げてありました。
鶏の旨味と麹の香りが素晴らしく、角のかんじられない塩のバランスが最高ですね。
無化調らしい優しいスープなので、味わうたびに癒されて、ほっこりとした気分になれます。
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ラーメンだと、栃木県産和豚の上質な肩ロースのチャーシューが味わえるそうですが、つけ麺にはありません。

ですが、遠目にはチャーシューのように見えてしまうのが、日光の名産品である巻き湯波です。

『ゆば』は京都だと『湯葉』と書くため、全国的にもこの漢字がスタンダードですが、日光のゆばは『湯波』になるそうです。

京都の湯葉は膜を一枚で引き上げるのに対して、日光の湯波は二つ折りにして引き上げる為、引き上げた時の形状が波のようになることから『湯波』なんだそうです。

その為、京都の湯葉よりも日光の湯波は2倍の厚みを誇っています。
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麺も美味しかったんですが、湯葉好きとしては、大豆を一晩も日光山の霊水に浸して作られた、徳川家康も愛したといわれる日光湯波が完全にメインディッシュとなりました。

つけ汁に浸していただいた湯波は、鶏と塩麹の味の染みて、上品で優しいだけではないワイルドさが感じられました。
同じ大豆の加工品である豆腐も本来は淡泊な味ですが、豆腐ステーキなどでお肉の代用品になれるように、この湯波も完璧にチャーシューの代わりとして存在感を示しています。

やはり、京都の湯葉に比べて厚みが2倍なので、分厚いことが歯応えなどで一役かっていることも大きいようです。

布団も湯波もニバーイ、ニバーイ! が、最強ですねw
※高見山さんがしゃがれた声とハワイなまりの日本語で「2倍2倍」と宣伝するマルハチこと丸八真綿のCMに、当時小学校1年生だったEvery Little Thingの持田香織さんが出演していたことを、最近知って驚いたので、オチにしてみましたw

栃木県遠征編・その2へ続く。

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感想(9件)

栃木県遠征編

・その1湯葉ではなく“湯波”と書く日光湯波たっぷりの塩麹のつけ麺がいただける老夫婦による全て手作りな有名ラーメン店 めん屋・ききょう 栃木県日光市倉ケ崎新田212-16

・その2焼き餃子・水餃子210円と激安でいただける宇都宮餃子の二大巨頭である正嗣さんで唯一ライスがあって宇都宮餃子会加盟の暖簾分け店 正嗣・駒生店 (まさし) 栃木県宇都宮市駒生町1301-8

・その3明治18年(1885年)創業の老舗和菓子店が約10年前に発売開始して1日2万個の大ヒットをさせたかりまんという名のかりん糖饅頭 高林堂・本店 栃木県宇都宮市二荒町4-2 マロニエビル1F

・その4日光東照宮の観光よりもオススメ出来る季節ごとに旬の食材が楽しめる1500円の極上懐石ランチ fudan懐石・和み茶屋 栃木県日光市上鉢石町1016

・その5大正から約100年続く老舗養蜂場で採取された貴重な国産蜂蜜を約20種類全て試食されていただけるという太っ腹なお店 黒田養蜂園 栃木県鹿沼市村井町291-5

・その6養蜂場が運営する国産蜂蜜を贅沢に使用したイタリアンスイーツ専門店はたっぷり試食してから選べる12種類のジェラート ドルチェ・ミエーレ(Dolce Miele) 栃木県鹿沼市村井町291-1

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めん屋 ききょうラーメン / 大谷向駅
昼総合点★★★☆☆ 3.7