S&Cプロフェッショナルであるならば学術論文(英文論文)から逃げてはならない・・・
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しかしながら、常日頃から論文を読み内容を解釈し、その論文に対する自身の意見や見解を持つことを実践していないS&Cプロフェッショナルが大多数であることが現状の問題であるといっても過言ではありません。
但し、百歩譲るとするならば、少なくとも現状の日本におけるS&C業界においては、そのような教育が行われていないといっても過言ではないので(その教育を行っている唯一の機会がGS PerfomanceのS&C塾です。)致し方ないといえるのかもしれませんが、だからといって学術論文(英文論文)と向き合うことを放棄してしまう、あるいは避けてしまうことは、上記の考え方からすればS&Cプロフェッショナルとしての職務を放棄することになるといえます。
すなわち、いかなる理由があろうともS&Cプロフェッショナルは学術論文(英文論文)と向き合うことが不可欠であるといえる訳です。
当方は、現在の仕事に就く前に大学院の修士課程に進学し修士課程を修了しましたが、大学院での研究活動は、何より学術論文(英文論文)と向き合うことから始まります。
それを避けて通ることは出来ません。
実のところ、当方は、社会人選抜制度で大学院に進学したので、受験時に英語(英文読解)の試験が免除されました。
そんな訳で、大学院受験時には「英語免除でラッキー!」と楽観していたのですが、そもそも、それは大きな間違いであることを痛感するのに時間はかかりませんでした。
受験時には英文読解が免除されましたが、大学院に入学したら当然のことながら英文論文を読むことが免除される訳ではありません。
そして、更にいえば当方が所属した研究室は学内でも有数のハイレベルな研究室でしたので、所謂ゼミ活動において論文のレビュー報告発表をする際には、単なる論文の翻訳や解釈を報告発表するだけではななく、博士課程の学生からは、その論文の背景にある先行研究論文の解釈も問われたり、挙句の果てにはインパクトファクターの低いジャーナルの論文を発表したら怒られるというシビアな環境の中で英文論文と向き合うことを余儀なくされました。
そんな訳で、入学してからの2ヶ月間は、まさに英文論文との格闘でした。
一般の英和辞書とライフサイエンス系の英和辞書を手元から離さず、必死で英文を訳して、訳した内容で不明な点があれば、それを日本語の教科書で理解する・・・そして、その論文を解釈するに必要と思しき先行研究論文をメモし、図書館へと足を運び該当ジャーナルの該当論文を探しコピーをして更に英訳するという格闘の日々でした。
ちなみに、当時(といっても今から17年前ですが)は、まだまだアナログ時代で論文の入手はコピーが当たり前、そのコピーした論文を整理する都合でA4サイズに統一したいがために、A3サイズの用紙を真ん中で折ってA4サイズになるように論文を綺麗にコピーするという無駄ともいえる地味な作業をしていたのも良き思い出です(笑)
しかし、そんな格闘が永遠に続くのかと思えば、人間とは賢い生き物であり、常に成長する生き物ですので、そんな格闘を2ヶ月も続けていると英文論文に慣れてきて意外にスムースに解釈出来るようになるもんなんです。
論文は、表現や言い回しがパターン化されているともいえ、ましてや自身の専門領域の内容で出てくる(英)単語も大体決まったものですので、ある意味で読みやすい書物なんですね。
従って、慣れるのも早い。。。
要は食わず嫌いじゃありませんが、英文論文に向き合うまでは何となく恐れをなしていても、覚悟を決めて向き合ってしまうと意外に容易いものなのです。
勿論、英文論文を読んで、そこから自身の見解を持つ迄には更に時間がかかるとはいえますが、英文論文を読むこと自体は意外に容易いものです。
当方は、大学院で運動生理・生化学を専門にしていましたので、当時はS&C領域の論文を読んでいた訳ではありませんが、上記のような徹底した英文論文読解トレーニングともいえる研究室でのゼミ活動を通じて鍛えられたことが現職に大いに役立っています。
まずは英文論文から逃げずに真っ向勝負すること。
そうすれば自ずと道は開けてくるもんです。。。
2016/5/29追記:
親交深い河森博士が当ブログ記事を更に発展した内容のブログ記事を投稿していますので是非ご一読下さい!S&Cプロフェッショナル、S&Cコーチとして学術論文を読めるようになるための具体的なステップ、プロセスが解説されています!!
●#338 S&Cコーチとして学術論文を読めるようになるまでのプロセス
2016/5/30追記:
親交深いGS Performanceの加賀コーチが投稿したブログ記事も合わせてお読み下さい!我々「運動指導者の成長、レベルの向上は自身のためではなく目の前の指導対象者のためである」ことを改めて肝に銘じたいと思います!!
●運動指導者への教育は運動指導者のためではない
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