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タグ:ストレングス&コンディショニング

Training log

カテゴリ:
Week6 Mid Day

FSQ:2x8(50kg/60kg)
HCL:1x4(50kg)/3x3(70kg/75kg/75kg)
CLPL:3x3(90kg/90kg/90kg)
BSQ:2x6(130kg/135kg)
Box BSQ:2x8(70kg/70kg)
RDL:3x6(115kg/115kg/115kg)
DBBP:3x6(20kg/20kg/20kg)
LatPull(Wide Grip):3x6(45kg/45kg/45kg)
In n' Out:3x10(15kg/15kg/15kkg)


 

 

 

 

 

 

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●S&C Professional  Katsuhiko Noguchi

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トライアスロン塾2017-2018メンバー募集

カテゴリ:
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トライアスロン塾2017-2018メンバーを募集します!

本トライアスロン塾は、アイアンマン世界選手権(IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP)及びアイアンマン70.3世界選手権(IRONMAN70.3 WORLD CHAMPIONSHIP)出場を目指すトライアスリート、もしくは、アイアンマン (IRONMAN)及びアイアンマン70.3(IRONMAN70.3)にチャレンジする、あるいはチャレンジしたいトライアスリートを対象としています。

【トライアスロン塾概要】

週1回のウエイトトレーニング指導(90分間)Swim,Bike,Runの遠隔的指導(メール等によるトレーニングプログラムの配信及びメール等による指導)によってトライアスロン競技力を向上させることを目的とした16週間(4ヶ月間)のプログラムです。

●当トライアスロン塾メンバーは週1回のウエイトトレーニング指導を受けて頂き、毎月初に配信されるSwim,Bike,Runのトレーニングプログラム(トレーニング計画)に従い各自でSwim,Bike,Runのトレーニングを実施して頂きます。*Swim,Bike,Runトレーニングプログラムは各自のレベルに合わせて個別に提供致します。

Swim,Bike,Runトレーニングプログラムサンプル:
Sample01

●Swim,Bike,Runのトレーニングについては、各自で実施して頂いたトレーニング内容をメール等で報告して頂き、その内容を評価した上で随時トレーニングプログラムの修正を図ります。

●当トライアスロン塾は週1回のウエイトトレーニング(90分間)が必須になります。*ウエイトトレーニング指導はパーソナルトレーニング指導になり各自の出来得るエクササイズから進めていきますのでウエイトトレーニングを全く実施したことのないトライアスリートでも全く問題ありません。

●ウエイトトレーニングが直接的に持久系競技パフォーマンスを向上させることはないかもしれませんが(但し、ウエイトトレーニングによってランニング効率、動作効率が改善、向上するという研究結果もありますのでウエイトトレーニングが持久系競技パフォーマンスを向上させる可能性もあります。)ウエイトトレーニングを定期的に実施することで筋-腱複合体(筋-腱組織)が強くなり持久系競技種目によって繰り返される一定の動作による慢性障害(Swimでの肩の障害、Bikeでの腰や膝の障害、Runでの足底を含む足首や膝ならびに腰の障害)の予防に役立ちSwim,Bike,Runのトレーニング量を増やすことが出来ることから間接的に持久系競技パフォーマンスの向上に貢献します。トライアスロン競技とウエイトトレーニングの関係については以下のブログ記事も参照下さい。


●当トライアスロン塾は週1回のウエイトトレーニングが必須となる関係からSwim,Bike,Runのトレーニングもこちらでコントロールさせて頂きます。その理由は、従来通りのSwim,Bike,Runのトレーニングを実施しつつ単純にウエイトトレーニングを上乗せ(追加)しても生体負荷が過剰になり過ぎてしまい、オーバートレーニングを引き起こす可能性が生じるからです。トライアスリート(持久系競技者)がウエイトトレーニングを実施する上で配慮すべきポイントについては以下のブログ記事も参照下さい。


【指導者略歴等】

野口克彦(MS,CSCS,NSCA-CPT)

-スポーツ競技歴-
●バスケットボール:6年
●スキー:10年
●トライアスロン:10年
 *1998年東京都トライアスロン選手権10位入賞
: 1999年全日本トライアスロン宮古島大会123位
●ウエイトリフティング(重量挙げ):3年

-保有資格等-
●修士(体育学)
●NSCA Certified Strength & Conditioning Specialist(NSCAストレングス&コンディショニング スペシャリスト)
●NSCA Certified Personal Trainer(NSCA認定パーソナルトレーナー)

-トレーニング指導実績-
●パーソナルトレーニング指導:2001年~現在
●NTN株式会社陸上競技部トレーニング指導:2006年~2007年
●株式会社東芝青梅ラグビー部トレーニング指導:2008年

マルチスポーツアスリートとしてショートディスタンスデュアスロン競技(Run-Bike-Run)からロングディスタンストライアスロン競技まで数多くのレースに参戦した経験と筑波大学大学院体育研究科での研究活動(持久系運動時の疲労に関する研究)、S&Cプロフェッショナルおよびパーソナルトレーナーとして多くの指導対象者(高齢者を含む一般の方から競技者)に対するトレーニング指導を通じて得た知識と技術を駆使してトライアスロン初心者から上級者まで各レベルや目標に応じたトレーニングサポートを行います。

【トライアスロン塾メンバー募集要項】

●トライアスロン塾開講期間(トレーニングサポート期間):
2017年11月6日(月)~2018年2月25日(日)計16週間

●対象:
アイアンマン世界選手権(IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP)及びアイアンマン70.3世界選手権(IRONMAN70.3 WORLD CHAMPIONSHIP)出場を目指すトライアスリート

アイアンマン (IRONMAN)及びアイアンマン70.3(IRONMAN70.3)にチャレンジする、あるいはチャレンジしたいトライアスリート

●募集メンバー:4名(先着順)

●費用:43,200円(税込み)/4週間x4

●ウエイトトレーニング指導対応日:
・木曜日(時間は応相談)

・金曜日9:00-10:30
・金曜日14:00-15:30
・金曜日17:30-19:00
・金曜日19:00-20:30

・土曜日10:00-11:30

*ウエイトトレーニング指導はパーソナルトレーニング指導になります。
(但し、同一時間帯に複数の希望者がいる場合については2名同時にウエイトトレーニング指導を実施する場合がありますので予めご了承下さい。)

*上記より希望日時を設定下さい。
(但し、上記以外の日時ならびに詳細スケジュールは相談に応じますのでご希望があれば承ります。)

●ウエイトトレーニング指導施設:
合同会社Universal Strength S&Cフィールド 錦糸町
〒130-0012 東京都墨田区太平3-16-1 増子ビル1階

●お申込み:以下のフォームよりお申込み下さい。

お申込みフォーム

以上


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「ランナーにウエイトトレーニングは必要なんでしょうか?」というご意見・・・

カテゴリ:
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最近、ランナーやランニング指導者の方から「ランナーにウエイトトレーニングは必要なんでしょうか?」という異論、反論、ご意見を多数頂くようになってきました。

当方に対してご意見等を頂く方々は皆さま紳士的な方のようでSNS上でディスるようなことはせず直接的にメッセージ等を送って下さるので有難いのですが・・・

そのようなご意見に対する当方の見解は「正直な話、あなたがウエイトトレーニングを必要ではないと考えていて、あなた自身、あるいは、あなたの選手が故障する事なく十分な練習が出来ているのであればウエイトトレーニングは必要ないでしょう!?」というものです。

持久系競技は「練習(トレーニング)=競技」であるといっても過言ではありませんから、故障することなく沢山の練習が出来るのであれば練習しただけ競技能力が向上するのでウエイトトレーニングを実施する暇を惜しんで練習に励んだ方が良いといえます。

ところが、多くのランナー、むしろ殆どのランナーは故障を経験している筈であり、故障なく競技生活を送れているランナーは皆無に等しいといっても過言ではないでしょう。

練習→故障→治療・リハビリ→練習(再開)・・・というサイクルは今も昔も変わらずの状況であるといえるではないでしょうか。

ランナーが何故それ程までに故障が多いのかといえば様々な要因が考えられますが、競技能力を向上させるに必要な沢山の練習に身体が対応出来ていないのが最大の要因、とりわけ筋力が絶対的に不足しているのが最大の原因、要因であるといっても過言ではありません。

黄川と山本による体重支持力とスポーツ障害の関係を示した報告(1)によれば、ランニングに必要な体重支持指数は0.7、競技スポーツに必要な体重支持指数は1.0であるとされています。

つまり、競技スポーツを故障なく実施する為には(少なくとも)自体重を支えるだけの下肢筋力が必要であるという訳ですが、実際に当方が持ち合わせているデータでは当時の日本のトップ選手を含むエリートランナーは体重指数0.6以下、つまり体重の60%を支えるに必要な下肢筋力を有していませんでした。

すなわち、日本のエリートランナーが競技スポーツを故障なく実施するために必要な下肢筋力を持ち合わせてなかったのです。

この状況では競技能力を高めるべく練習を積み重ねていく過程で故障をしても不思議ではないことが簡単に理解出来るのではないのでしょうか。

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高強度ウエイトトレーニングによってランニングエコノミーが高まり持久系競技能力が向上するという報告が多数存在しますが、「実際に高強度ウエイトトレーニングを実施して持久系競技能力が向上するか?」と問われても持久系競技能力が向上するとは断言出来ません。

しかしながら、高強度ウエイトトレーニングによって筋力(下肢筋力)が向上すれば確実に練習による故障を防ぐことが出来るのは黄川と山本の報告(1)から考えても明白であり、故障がなければ沢山の練習が可能となり持久系競技能力は確実に向上します。

従って、ランナーがウエイトトレニーングを実施すれば筋力が向上し故障の予防に繋がり結果として持久系競技能力に結び付くと断言出来ます。

だからこそ、ランナーやコーチの皆さんが持ち合わせている思考回路、すなわち「ランナーはウエイトトレーニングを行なっても意味がない」あるいは「ランナーは筋持久力を高める為に軽いウエイトで高回数の筋トレを短いレストで実施すべきである(下記参照)」という考えから脱却し正しくウエイトトレーニングに取り組んで頂けたらと考えます。

参照
当方が定期的にチェックしている「Competitor.com」というwebマガジンに「How Should Runners Lift Weights?」という記事がアップされていますが、この記事において「ランナーがウエイトトレーニングを実施する上で犯す3つの間違い」が言及されていますので、ご興味ある方は是非チェックしてみて下さい!

●ランナーがウエイトトレーニングを実施する上で犯す3つの間違い
1)ランナーが行うべきウエイトトレーニングは筋持久力を強化する事が目的であると考え高回数のウエイトトレーニングを行うべきであると考えている。
2)その結果として軽すぎるウエイトを用いてウエイトトレーニングを行なっている。
3)持久力を高めるためにセット間のレストタイムは極力短い方が良いと考えている。

●参考文献:
(1)黄川昭雄,山本利春:体重支持力と下肢のスポーツ障害.Jpn.J.SpoltSSci.,5,837-841,1986


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オリンピックディスタンストライアスロン競技のバイクトレーニング再考

カテゴリ:
オリンピックディスタンストライアスロン競技のバイクトレーニングに関して様々な示唆を与えてくれている論文がありました。


Med Sci Sports Exerc. 2009 Jun;41(6):1296-302.
Distribution of power output during the cycling stage of a Triathlon World Cup.
Bernard T,Hausswirth C,Le Meur Y,Bignet F, Dorel S,Brisswalter J

Abstract
PURPOSE:
The aim of this study was to evaluate the power output (PO) during the cycle phase of the Beijing World Cup test event of the Olympic triathlon in China 2008.
 
METHODS:
Ten elite triathletes (5 females, 5 males) performed two laboratory tests: an incremental cycling test during which PO, HR at ventilatory thresholds (VT1 and VT2), and maximal aerobic power (MAP) were assessed, and a brief all-out test to determine maximal anaerobic power output (MAnP). During the cycle part of competition, PO and HR were measured directly with portable device. The amount of time spent below PO at VT1 (zone 1), between PO at VT1 and VT2 (zone 2), between PO at VT2 and MAP (zone 3) and above MAP (zone 4) was analyzed.

RESULTS:
A significant decrease in PO, speed, and HR values was observed during the race. The distribution of time was 51 +/- 9% for zone 1, 17 +/- 6% for zone 2, 15 +/- 3% for zone 3, and 17 +/- 6% was performed at workloads higher than MAP (zone 4). From HR values, the triathletes spent 27 +/- 12% in zone 1, 26 +/- 8% in zone 2, and 48 +/- 14% above VT2.
 
CONCLUSIONS:
This study indicates a progressive reduction in speed, PO, and HR, coupled with an increase in variability during the event. The Olympic distance triathlon requires a higher aerobic and anaerobic involvement than constant-workload cycling exercises classically analyzed in laboratory settings (i.e., time trial) or Ironman triathlons. Furthermore, monitoring direct PO could be more suitable to quantify the intensity of a race with pacing strategies than classic HR measurements.
 

この論文は、オリンピックディスタンストライアスロン競技のバイクパートにおけるペダリング動作のパワーアウトプット等のパラメータを測定したものですが、着目すべき点は著者らが"The Olympic distance triathlon requires a higher aerobic and anaerobic involvement than constant-workload cycling exercises classically analyzed in laboratory settings (i.e., time trial) or Ironman triathlons. "と結論付けている点です。

●オリンピックディスタンストライアスリートの優劣に関与するのは無気的能力

トライアスロン競技は持久系競技であることに疑いの余地はありませんが、近年のオリンピックディスタンストライアスロン競技の記録は2時間を大きく下回る程、高速化していることから考えれば有気的能力が重要であることは勿論、むしろ有気的能力よりも無気的能力が重要であると考えられ、特にバイクパフォーマンスに関しては無気的能力の高さがより大きく関与していることが推察されます。

なぜなら、スイム能力に劣る選手はバイク序盤に前方の集団に追いつくために一気にペースを上げなければなりませんし、また、折り返しターンのあるバイクコース(以下の動画1:03辺り参照)では折り返し後に集団から離れないよう一時的なスプリントが必要になり、周回コースになれば、そのスプリントを定期的に複数回繰り返さなければならないことから高い無気的能力が必要になるといえるからです。



そして、オリンピックディスタンストライアスロン競技において、無気的能力の高さはバイク後に引き続き行われるランのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。

高い無気的能力を有することは上述したような状況下のバイクパートにおける疲労の軽減をもたらし、その後のランパフォーマンスに結び付くといえるからです。

従って、オリンピックディスタンストライアスリートのバイクトレーニングはVO2maxを超える強度でのインタバールトレーニングを重視する必要があると共にペダリング動作による下肢の筋疲労を抑える上では高い筋力を有することでぺダリング動作に余裕を生み出すことも重要であるといえることからウエイトトレーニングに取り組む必要があるといえるでしょう。

●2020年に向けて

現在のオリンピックディスタンストライアスロン競技においてはスイムとランが、より重視されている傾向があり、JTU(日本トライアスロン連合)でもスイムとランの認定記録会を行っていますが、世界レベルで戦う上では無気的能力を中心とするバイクパフォーマンスの高さこそが最も重要であり、バイクの能力評価も重要であると考えられます。

更にいえば、この無気的能力を中心とするバイクパフォーマンスの差こそが現在の日本と世界との差ではないかと推察され、そのような点で、無気的能力を含むバイク能力の評価方法の確立及びその評価、更に、その評価に基づくバイクトレーニングの徹底が2020年に向けて必要不可欠ではないでしょうか!?

追記(2017/8/3):

近年、サイクリストやトライアスリートの間で注目されているFTP(Functional Threshold Power)という概念、指標は書籍「Training and Racing with a Power Meter」の中で、その著者Andrew Coggan(PhD)によって提唱された概念、指標であり「1時間のぺダリング運動において持続可能な最大出力」と定義されていますが、以下の先行研究によれば8分間最大出力テストによって推定されたFTP(8分間最大出力テストで得られた平均出力(W)×0.90)はOBLA(Onset Blood Lactate Accumulation=血中乳酸蓄積開始点=血中乳酸濃度が4mmol/lに相当する運動強度)でのパワーアウトプット(Power Output@OBLA)と同等であることが示されています。


J Strength Cond Res. 2012 Feb;26(2):416-21.
Comparison of a field-based test to estimate functional threshold power and power output at lactate threshold.
Gavin TP, Van Meter JB, Brophy PM, Dubis GS, Potts KN, Hickner RC.

Abstract
It has been proposed that field-based tests (FT) used to estimate functional threshold power (FTP) result in power output (PO) equivalent to PO at lactate threshold (LT). However, anecdotal evidence from regional cycling teams tested for LT in our laboratory suggested that PO at LT underestimated FTP. It was hypothesized that estimated FTP is not equivalent to PO at LT. The LT and estimated FTP were measured in 7 trained male competitive cyclists (VO2max = 65.3 ± 1.6 ml O2·kg(-1)·min(-1)). The FTP was estimated from an 8-minute FT and compared with PO at LT using 2 methods; LT(Δ1), a 1 mmol·L(-1) or greater rise in blood lactate in response to an increase in workload and LT(4.0), blood lactate of 4.0 mmol·L(-1). The estimated FTP was equivalent to PO at LT(4.0) and greater than PO at LT(Δ1). VO2max explained 93% of the variance in individual PO during the 8-minute FT. When the 8-minute FT PO was expressed relative to maximal PO from the VO2max test (individual exercise performance), VO2max explained 64% of the variance in individual exercise performance. The PO at LT was not related to 8-minute FT PO. In conclusion, FTP estimated from an 8-minute FT is equivalent to PO at LT if LT(4.0) is used but is not equivalent for all methods of LT determination including LT(Δ1).


OBLAの生理学的意義は不明瞭な点もありますが、OBLAは無気的エネルギー供給システムの関与も大きい運動強度であるといえることから、上述したオリンピックディスタンストライアスリートの無気的能力を中心とするバイクパフォーマンス(バイク能力)を評価する上でPower Output@OBLA=FTPを用いることが有効であることが推察されます。

今後、FTPを用いたバイク能力の評価方法を確立するために、FTPを推定する上で8分間テストを用いた方が有効なのか、20分間テスト(20分間最大出力テストで得られた平均出力(W)×0.95)を用いた方が有効なのかを検証すべく更なる研究が必要であると共にFTPとオリピックディスタンストライアスロン競技パフォーマンス及びバイクパートパフォーマンスとの関係に関する更なる研究が必要であるといえるでしょう。

また、ペダリング運動のパワー出力は「トルク(簡単にいえばペダルに加わる回転力)xケイデンス(回転数)」で表されることからハイケイデンス(高回転数)で得られたFTPとローケイデンス(低回転数)で得られたFTPは同じ値でも、その解釈、評価は異なる可能性があり、以前のブログで述べたようにトライアスロン競技においてはハイケイデンスによるパワー出力が重要であると考えられることから、ケイデンスを設定(例えば、90rpm)したFTPの測定、評価が重要であるといえるかもしれません。


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第35回アメリカズカップチャレンジャーシリーズ(挑戦艇決定シリーズ)開幕!

カテゴリ:
第35回アメリカズカップチャレンジャーシリーズ(挑戦艇決定シリーズ)が英領バミューダで開幕しました!

アメリカズカップとは・・・
アメリカスカップあるいはアメリカズカップ(America's Cup)は、1851年より現在まで続く国際ヨットレース。また、その優勝杯の名。

その成立は近代オリンピックより45年、サッカーのワールドカップより79年、全英オープンゴルフよりも9年早く、継続して使用されている世界最古のスポーツトロフィーとして広く一般に認知されている。

競技の本質は、カップの寄贈者が記した贈与証書の規定に基づき、アメリカズカップを掛けてマッチレース(1対1)形式で争われるヨットクラブ間の国際親善レースである。

しかし、使用されるヨットは出場国で建造しなければならないため、参加各国の造船工学・建築工学・材料工学・流体力学・航空力学・気象学などの最先端技術や軍事からの応用技術が投入される等、参加国の威信を賭けた国別対抗レースとしての一面も持ち合わせている。

また、これら最新ヨットにはオリンピックメダリストら多数のトップセーラーが乗り組むことあり、一般にヨットレース全般、或いはインショア(沿海)レースの最高峰として位置づけられており、別名「海のF1」とも称される。

以前のブログ記事でも紹介した通り当方はアメリカズカップというヨットレースに大いに注目しているのですが、その理由はアメリカズカップというヨットレースが当方の現在の仕事であるS&C指導者を目指すきっかけを作ってくれたスポーツの1つであるからなのです。

日本のシンジケート(チーム)「ニッポンチャレンジ」が初めてアメリカズカップに挑戦したのが1992年・・・当時、NIKE Japanというスポーツメーカーに在籍しながらもスポーツとは縁遠いともいえる仕事をしていた当方は、当時の日本においては先駆的ともいえる「トレーニング指導者」という仕事に魅力を感じ、トレーニング指導者になるべく様々な情報を収集し準備を重ねていたのですが、そんな矢先にニッポンチャレンジのクルーが凄まじいトレーニングを行なってるのをTV番組で観て「この人たちのトレーニング指導をしてみたい!」と感じたことが現職を目指す大きなきっかけになっているといっても過言ではありません。



そのような当方の人生に大きな影響を与えてくれたアメリカズカップに久々に日本のシンジケート「SoftBank Team Japan」が挑戦するというニュースを聞き、あの当時のことが蘇り初心に帰るべくアメリカズカップに注目しているのです。



アメリカズカップの長い歴史の中、この数年間で大きな変容を遂げたといえるのが、アメリカズカップで使用される艇がカタマラン(双胴船)に変更されたことであるといっても過言ではなく、カタマランの導入によりレースが高速化しクルーのタスクがよりハードなものになりました。

それに伴い、クルーに要求されるフィジカルレベルも高いものとなりストレングス&コンディショニングが、より重要視されているように見受けられます。



そんな状況の中、今回のアメリカズカップの挑戦艇の1つである「Emirates Team NZ」が大博打ともいえるシステムを用いた艇で戦うというニュースが駆け巡りました。。。

アメリカズカップで使用される艇にはウインチが装備されており、このウインチを用いて帆の操作を行ったり、艇の細かな操作に用いられる油圧系統のエネルギー供給を行ったりしています。

このウインチを主として操作するクルーは「グラインダー」と呼ばれ、彼らの役割はレース中にウインチを回し続け帆の操作に貢献したり、油圧系統のエネルギーを供給し続けることでありフィジカルの強さを要求されるポジションであるといえます。(従って、グラインダーは日頃からハードなトレーニングを行なっている訳です。)

グラインダーが回すウインチは腕で回すのが通常ですが(でしたが)、今回、Emirates Team NZが用いる艇では何と脚で回すウインチが搭載されているのです。



上述の通り、近年のアメリカズカップはカタマランが導入され高速化が進んだことから帆の操作も油圧系統のエネルギー供給もよりスピーディーに行う必要性が出てきているといえ、更にクルーはそれぞれのハル(船体)をスピーディーに行き来しなければならず、グラインダーのタスクレベルもよりタフなものになっているといえます。

そのような状況でウインチを腕で回すよりも脚で回した方が効率的であり効果的であるという考え方に行き着くのは必然であったといえるのかもしれません。

なぜなら、腕に比べ脚の方が動員出来る筋群も多く、その筋のサイズも大きいことを考えるとアームクランク運動によってウインチを回すよりペダリング運動によってウインチを回す方が合理的であるといえるからです。

しかしながら、ペダリングシステムの導入によって、艇の設計上で様々な挑戦と工夫が必要となることは否めず今回のEmirates 
Team NZの決断はさまにギャンブルといえるのかもしれません。


 
その一方で、アメリカズカップの艇がカタマランに変わり艇の速度が格段に速くなったことを考えると艇の空気抵抗を如何に少なくするかが今後のアメリカズカップのキーファクターになり得るといえ、自転車競技は空気抵抗との闘いで発展、進化を遂げてきたといっても過言ではないことから、自転車競技が培ってきている空気抵抗と闘うためのノウハウが今後のアメリカズカップで必要となりペダリングシステムの艇がアメリカズカップの主流となる時代がくるのかもしれません。
 
そうなると、アメリカズカップのクルーに対するストレングス&コンディシヨニングの考え方やその在り方も大きく変わることになるでしょう。 

そして、その暁には、ペダリング運動関連のストレングス&コンディショニングを得意とする当方の出番到来といえるかもしれません。

そんな訳で、日本人としては是非ともSoftBank Team JPに勝ち上がって欲しいのですが、S&C指導者としては
Emirates Team NZの大躍進を期待してしまうのです。。。

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