本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

米中の貿易協議棚上げに株価急伸

おはようございます、週末と週初めは田舎での法事で更新を控えました。本日より通常通りに再開しますのでよろしくお願いいたします。

【金融・為替】
6月12日の米朝首脳会談を控えて米国の中国の貿易紛争は一先ず棚上げして、首脳会談を優先するために両国ともそれだまは貿易協議は封印することに合意しました。これを好感して反応をみせたのはダウ平均で、2万5013ドル(298)と2か月ぶりに2万5000ドルの大台を回復しています。ドル円は一時111円40銭までドル高・円安進行後に一服して現在111円05銭近辺で推移、ユーロも1.171ドルまで下落後現在1.789ドル近辺で推移、ドル指数は94ポイント台まで上昇後に同様にドル高警戒もあり93.5ポイント前後で推移しています。米10年債利回りは3.065%とこちらも上昇が一服しています。

【石油市況】
原油は72.24ドル(+0.96)に急反発し、ブレント相場も79.22ドル(+0.71)に反発しました。南米の産油国ベネズエラでは現職のマドゥロ大統領が再選され、引き続き独裁色の強い政権が続くことから、米国の制裁強化が予想されることから更なる減産の可能性に反応を示しています。

【貴金属市況】
金はアジア時間でドル高が進行したことから一時1281.2ドルの直近安値を更新しましたが、欧米時間でドル買いの利食いからドル高一服となったことを受けて反発に転じ1290.9ドル(−0.3)と小幅反落にとどまっています。先週末のCFTC(投機玉建玉明細)では買い越しが287.5tと昨年7月以来10か月ぶりの水準まで減少し、利上げ観測が強まりドル高が進行していることを投機筋が嫌気してる様子がうかがえます。逆にいうと買い残の減少は売り圧力の減少をものがたるもので、ドル高進行の足ふみ状態や、政治・経済や地政学上の有事の際は現状の1280〜1300ドル前後で底入れする可能性も考えられます。本日の円換算は46505円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は作付けの進捗率が進行をしていることから、小麦とコーンは高値からの修正場面となりましたが、大豆は米中貿易協議が一時的に棚上げされたことから中国買いの期待に急伸しています。

ドル相場・ドル金利ともに続伸

おはようございます

【金融・為替】
ドルの強い地合いが継続しドル円は110円75銭と1月下旬以来の円安・ドル高水準、ユーロも1.179ドルに続落しドル指数の93.4ポイントとともに昨年12月以来の水準となっています。この日も米10年債利回りは3.109%まで上昇し金利差によるドル買いを支援する展開となっています。NYダウは2万4713ドル(−54)に反落していて、金利高を嫌気する売り物や、米中の貿易紛争の不透明感が上昇力を削ぐものとなっています。

【石油市況】
原油は71.49ドル(±0)と小動き、ブレント相場も79.30(+0.02)とこちらも前日比で小幅な値動きにとどまっています。WTIは一時72ドル台に、ブレントも80ドル台を一時示現も連日の高値更新による警戒感の広がりや、価格上昇からの需要減退観測から上昇にブレーキがかかっているようです。

【貴金属市況】
NY金は引き続きドル高に押される展開から一時1284.0ドルと直近安値を下回る水準まで下値が見られましたが、午後にユーロ安が一服したことや、安値警戒もあり戻り基調となり引けは1289.4ドル(−2.1)と小幅反落に留まる動きとなります。ドル高の流れが金価格の上昇を拒む展開ながら、水面下では地政学のリスクは燻り続けていることや、保護貿易の台頭懸念、米政権のロシア疑惑も佳境に入る状況等、金価格を側面支援する環境も基本的に変わりありません。NY金は昨年12月の底値から今年4月の高値まで3分の2押し水準となっています。本日の円換算は4590円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場では対中国への主力輸出銘柄である大豆が反落し、コーンも連れて下落、小麦は続伸するまちまちまな展開となっています。航空機の大豆が中国向けの主要商品である米国では、大豆の輸出成約の低調から中国向けの減少が意識されています。

地政学・貿易問題ともに不透明も株は続伸

おはようございます

【金融・為替】
前日に6年8か月ぶりの水準まで上昇した米10年債利回りは、本日も上昇の動きを引き継ぎ3.095%に上昇しました。ドル円は110円台前半で推移して現在110円30銭前後、ユーロは続落後にやや持ち直すも1.809ドル前後と軟調推移、ドル指数は93.3ポイントに続落しています。一方で110円台のドル円相場は日本の輸出企業の為替想定ラインに達する水準で、ドル売り・円買い予約の入りやすい水準に到達しています。欧州ではECBの出口模索も、イタリアの大衆迎合的な連立政権誕生が予想されるなか、連立後に2500億ユーロ(32.5兆円規模)の債務免除をECBに働きかけるとの報道もありユーロの反発力を削いでいる模様です。ダウ平均は2万4768ドル(+62)に続伸し小売り株が上昇を牽引した模様です。今月は世界的に株高が続く金融市場ですが、北朝鮮が米朝首脳会談への揺さぶりが見られることや、イランやイスラエルなどの中東情勢は緊張を保ち、今月末が期限とされる米国の完全免除の時期が迫るなどリスク回避要因にも事欠かない情勢です。

【石油市況】
原油市況は引き続き堅調を維持して71.49ドル(+0.18)に続伸し、ブレント相場も79.28ドル(+0.85)に続伸しています。イランへの制裁再開やベネズエラの経済危機による減産観測背景に投機買い旺盛で、シェールの増産による米国産原油生産が過去最高水準を更新していることは投機筋の眼中にないようです。

【貴金属市況】
NY金は取引序盤にユーロが直近安値を更新したこともあり、前日の安値を下回る1285.7ドルまで一時的に続落する場面が見られましたが、その後はユーロ反発に伴いドルが下落に転じたことから金も反発に転じ1291.5ドル(+1.2)に小幅反発して引けています。NY金は昨年12月安値1238ドルから今年4月の高値1369ドルまで131ドル幅上昇し、現在は上げ幅のほぼ2/3押しにあたる水準まで調整が進んでいます。本日の円換算は4570円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は米中間の貿易問題が燻り大豆が急反落に転じたことからコーンも小幅反落し、小麦は堅調を維持するまちまちな展開となっています。

6年ぶり上昇の米長期金利嫌気し、株も金も下落

おはようございます

【金融・為替】
米10年債利回りは3.080%とおよそ6年8か月ぶりの水準まで上昇し、引き続き金利差によるドル買いが続いています。ドル円は節目の110円を割り込み110円35銭前後と1月下旬以来の円安・ドル高水準、ユーロも年初来安値近辺の1.184ドル前後で推移、ドル指数も93.2ポイントに上昇してドルは対主要国通貨のみならず新興国から資金引き上げの受け皿となって総じて堅調な値動きとなっています。ダウ平均は9日営業日ぶりに反落に転じて2万4706ドル(−193)で引け、こちらも金利上昇を嫌気する動きから住宅関連などの金利上昇を嫌う銘柄中心に売られています。

金利上昇は金融株には好材料となるも、住宅や自動車ローン金利上昇に結び付くことから嫌気する要因となっています。この日は4月の小売売上高がほぼ予想通りの前月比+0.3%と発表され米景気の好調維持が再認識されたことや、利上げ観測が改めて意識されドル買いにつながったものと推測されています。これまで減税のための国債乱発は財政赤字拡大につながることからドル売り要因と見られていましたが、現状のテーマは金利差拡大に再び移った模様です。

【石油市況】
原油は71.73ドル(+0.35)に続伸し、ブレント相場も78.42ドル(+0.20)に続伸して引けています。原油市場では株安の動きやドル高といった悪材料をも覆す強さを見せていて、先週発表された米国の対イラン核合意の離脱からイラン企業や個人に対する制裁強化が中東の不安定につながる見方や、イスラエルの米国大使館移転が流血の惨事に拡大していることも投機買いを増長させている模様です。

【貴金属市況】
NY金は金利上昇とドル高の動きを嫌気する売り物に押されて1300ドルの節目を割り込むと、更にストップ売りのオーダーを巻き込む展開となり引け値は1290.3ドル(−27.9)と大幅続落を強いられる動きとなりました。このところのドル高の流れも中東情勢の緊張や保護貿易主義の台頭、さらにトランプ大統領の政権運営の不透明さなどから1300ドルを死守してきましたが、6年ぶりの金利上昇やドルの全面高から抗しきれず大台を割り込む状況となりました。金市場を取り巻く潜在的な強材料は健在ながら、目先はドル高に押されて投機買いが振るわれる状況となっています。我らが円建ても4600円の大台を割り込み、本日の換算値は4570円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は南米の乾燥気候を受けて続伸、コーン・小麦・大豆ともにしっかりとなっています。

米中貿易摩擦緩和期待にダウ平均8連騰に

おはようございます

【金融・為替】
外為市場では欧州時間にユーロが久しぶりに1.2ドルに接近する場面が見られたものの、節目を手前に引き切れしてユーロ高・ドル安の流れが止められユーロは1.192ドルまで反落して引けています。イタリアでは連立の合意に向けた動きが見られますが、「五つ星運動」という大衆迎合政党と「同盟」という極右政党の連立となりイタリアの財政赤字拡大が早くも懸念され、ユーロの結束の阻害要因となる可能性が残りユーロの出口戦略にも影響しそうです。ドル円は109円65銭前後で推移して、ドル指数はユーロの動きもあり下落後に反発に転じる動きから92.6ポイントに反発しています。10年債利回りは2.995%と3%前後の高水準を維持、ダウ平均は8日続伸して2万4899ドル(+68)で引け、米中の貿易摩擦緩和期待が後押ししている模様です。

【石油市況】
原油はアジア時間の時間外取引で70ドル台前半まで下落する場面が見られましたが、その後は米国のイラン核合意離脱問題を蒸し返す動きや、アメリカ大使館のエルサレム移転から中東の緊張に投機買いが巻き返す値動きとなりました。

【貴金属市況】
NY金は序盤にドルが対ユーロでの下落する動きを見せたことから一時1322.4ドルまで反発する局面がありましたが、その後はドルを買い直す動きから軟化に転じて1318.2ドル(−2.5)と小幅ながら続落して引けています。中東情勢の緊張は金にとっては下値を支える構図が続くものの、株価の8連騰に見られるように株高・ドル高の理宇く選好の流れが継続していて金の上値を抑える役目を果たしています。引き続き1300〜1360ドルの大きなレンジ内の値動きが続きます。NY市場の引け後もドルを買い戻す動きが続き現在1315ドル近辺で推移し、本日の円換算は4620円前後になります。

【穀物市況】
中国の米国産大豆の輸入量が米中の貿易摩擦の問題から大きく減少するとの週末の農務省報告から大豆急落も、本日はロス商務長官が米中摩擦に楽観的見通しを示したことから大豆は急反発、一方の小麦相場は続落し、コーンは横ばい推移とまちまちな展開となりました。

イスラエル建国70周年記念日に米大使館移転

おはようございます

米国のイラン核合意を受けてイランの外相が明日から英・仏・独首脳と会談を持ち、米国抜きの核合意継続を議論することになります。先週シリア国内のイラン革命防衛軍に攻撃を加えたイランの天敵であるイスラエルは、本日5月14日が建国70週記念日にあたりお祝いムードの中、米国大使館が商都テルアビブから首都であるエルサレムに移転する行事も記念に花を添えることになります。

さて、ドルの実効為替レートを示すドル指数は93ポイント台に乗せて年初来高値の水準にありますが、このところ発表された消費者物価指数(CPI)の伸びは事前予想を下回り、FRBが参考視するPCEデフレーターの個人消費支出も予想を下回るものとなりドル高が一服するのか注目されます。物価上昇の鈍化はFRB利上げが年内3回を下回る可能性を意味し、金利差拡大が縮小するとの見方からドルの上値が抑えられることになります。一方で日本でのインフレ目標は程遠くマイナス金利継続、欧州もドイツの景気指標の好調もこのところ予想を下回るものが多く、加えてイタリアの政局が混乱していることから当初見込みの6月のECB理事会での出口戦略の進行見通しも後退、ドルが大きく下落することはなさそうです。

今週もよろしくお願いします!

株価は7日続伸も商品市場は全般に調整

おはようございます

週末のダウ平均は7日続伸して2万4831ドル(+91)と2ヶ月ぶりの高値を更新して引けています。トランプ大統領が製薬業界の規制緩和を進める考えを表明し、薬価下落への期待からヘルスケア関連株中心に上昇を牽引しました。一方でハイテク株中心のナスダックは6日ぶりに小反落しています。

外為市場ではドルがやや軟化し、対円は109円30銭前後で取引を終了、対ユーロでは1.194ドル、ドル指数は92.4ポイントと小幅反落しています。米10年債利回りは2.970%とこちらも小幅に低下して引けています。今週は消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、今年あと3回の利上げ観測がやや後退してドル高が一服する展開となりました。一方ではイランへの制裁再開から中東の情勢の不透明感が広がり、米朝会談には核廃棄に向けた期待が広がりました。

商品市場ではドルの対ユーロでの上昇もあり原油が70.70ドル(−0.66)に反落、イランへの核合意離脱による供給不安は依然として残るものの、シェールの掘削リグ数が10基増加して3年2ヶ月ぶりとなったことや、週末のポジション調整も見られたようです。金も1320.7ドル(−1.6)に小反落してイラン情勢の地政学的リスクを一通り織り込み、対ユーロでのドルの反発も下落要因と見られています。(円換算4630円前後)他商品も穀物や非鉄等総じて軟調な引け値となりました。

よい週末をお過ごしください!

CPIが利上げ加速にブレーキ?

おはようございます

【金融・為替】
今週注目されていた米消費者物価指数(CPI)は、前月比で+0.2%と事前予想の+0.3%をやや下回る結果となりました。これによって来月6月の利上げが後退するわけではありませんが、今年残り3回の利上げ観測が若干トーンダウンしたとの見方ができるかもしれません。欧州時間で一時110円台を突破したドル円相場は、CPIの結果を受けてドル買い持ちの持ち高調整のドル売りから109円35銭近辺で推移、イタリア政局が連立の可能性の芽が出たこともありユーロも1.195ドルまで反発し、ドル指数は92.7ポイントまで反落しました。10年債利回りも2.971%と3%を割り込む水準まで低下しています。ダウ平均もCPIの結果を受けて利上げ観測がやや後退したことを好感し、続伸基調を後押しする動きとなり2万4739ドル(+196)と堅調に引けています。

米国のイラン核合意離脱の間隙を縫うように中東情勢はイスラエルとイランの緊張が激化、イランによるイスラエル・ゴラン高原の攻撃に対する報復として、シリア内に展開するイラン革命防衛軍を標的にしたイスラエルの空爆があり緊張が高まっています。イラン・イラク・シリア・サウジ・トルコなどの複雑に絡んだ情勢に背後に米国とロシアが控えていて代理戦争の趣もあります。また、欧州はイランとの核合意継続により欧州の企業保護を目的に、米国の制裁緩和を模索する動きを見せています。米朝首脳会談は6月12日に第3国のシンガポールで開かれることが決定し、北朝鮮の核廃棄を主要議題とした両首脳の会談内容が今後注目されることになります。

【石油市況】
原油は71.36ドル(+0.22)に小幅に続伸し、ブレント相場も77.47ドル(+0.26)に続伸しています。引き続き米国のイラン核合意離脱がイラン産原油の供給減につながる観測が、高値推移の原油市況をフォローしている模様です。

【貴金属市況】
NY金はCPIの発表直後からドルが軟化に転じたことからドル安が支援して反発し、欧州時間で一時1310ドルまで続落後もNY市場の反発で1322.3ドル(+9.3)で引けています。引き続きドル相場との逆相関性を堅持も、中東の緊張も下値を支える展開を支援しているものと考えられます。本日の円換算は4635円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆が小反発するも、コーンと小麦相場は続落するまちまちな展開となりました。

米離脱により止まらぬ原油高

おはようございます

【金融・為替】
トランプ政権のイラン核合意離脱は欧米の足並みの乱れに乗じて中ロが中東への影響力を強めるとの指摘がある一方で、中途半端な合意を米国はしないとのメッセージを北朝鮮に送るとの指摘もあります。北の核廃棄が実質的に進めばトランプ大統領のノーベル平和賞の可能性も出てきますが、金正恩がトランプよりも上手の交渉を進められれば、核の脅威は中東にも東アジアにも波及することになります。平和賞どころか世界の平和の破壊者とならないことを願うばかりです!

さて、金利差からのドルを買う動きが継続してドル円は109円70銭近辺で推移、ユーロも1.185ドル前後、ドル指数は93.1ポイントに続伸しています。イタリアでは7月に再選挙の可能性も指摘されていて、ポピュリズム政党である「五つ星運動」の動きが連立政権樹立の障害となっているようです。10年債利回りは3.004%と3%台に上昇しています。ダウ平均は2万4542ドル(+182)に反発していて、原油高から石油関連株が上昇を牽引し、金利高も金融株の支援材料となっている模様です。

【石油市況】
原油市況は米国のイラン核合意離脱が結果的に強気投機筋の支援要因となり、前日の一時的な調整から大きく出直り71.14ドル(+2.08)と大幅に高値を更新し、ブレント相場も77.21ドル(+2.36)に上昇しています。米エネルギー情報局(EIA)の原油在庫が、予想外に減少に転じたことも支援要因と見られています。

【貴金属市況】
米国の核合意離脱による中東情勢の不安定さ不透明さが金価格を支える構図の一方で、ドル相場が年初来の高値にあることから上値を抑える展開が続いています。NY金は1300ドル台の前半でもち合う動きが続き1313.0ドル(−0.7)に小幅に続落、ドルの強さだけであればすでに1300ドルを割り込んでいても不思議ではありませんが、前述の材料や、トランプ政権の危うい政策や、ロシアゲートの潜在的な不透明感から下値を支えられる値動きとなっています。本日の円換算は4620円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は天候期のプレミアムを買う一方で、明日の農務省需給報告を前に投機筋がロングを手じまう動きとなり、大豆・コーン・小麦ともに下落しています。

イラン核合意から米国は離脱

おはようございます

【金融・為替】
3年前に6か国で合意された「イラン核合意」から米トランプ政権が正式に離脱しました。ムニューシン財務長官は制裁に90日から180日の猶予を与えるとして、混乱を最小限に抑える意思を示していますが米国とイラン、そして米国と欧州主要国との溝は一層深まることになります。これに対してイランへは英仏独に対してロウハ二大統領が今後も合意を順守すると表明し、イラン経済への影響を極力抑える方針を示しています。いずれにしても米国は中東でイスラエルやサウジアラビア寄りの政策を進めることから、イランやパレスチナ・トルコ、そしてロシアとの関係が悪化し中東情勢の緊張緩和はまた一歩遠のいたことになります。

ドル円は109円05銭前後で推移、ユーロは1.186ドルに下落し、イタリアの連立協議がまとまらず最悪は再選挙の可能性もあることからユーロ売りにつながっています。ドル指数は遂に93.0ポイントまで上昇して昨年末以来5か月ぶりの高値まで上昇しました。10年債利回りは2969%と堅調を維持し、ダウ平均は2万4360ドル(+2)と小幅な値動きにとどまっています。金利差相場が戻りドルの堅調地合いが続いているところに、欧州からイタリアの政局不安のニュースが入り、ECBの出口模索にも影響するものと推測され、日本と欧州の出口模索が遠のく状況が為替市場で意識されています。

【石油市況】
原油市況は前日に70ドルの大台に乗せる展開から米国のイラン核合意離脱を織り込む動きとなっていましたが、「出たら仕舞い」の格言にあるように益出しの売り物に押されて69.06ドル(−1.67)に急反落しています。取引中盤では離脱に懐疑的な見方も広がり一時67.63ドルまで値を消す場面が見られるも、トランプ大統領の正式離脱の発表から安値から戻して引けています。ブレント相場も同様の値動きとなり74.85ドル(−1.32)に反落して引けています。

【貴金属市況】
NY金はイタリア政局の混乱からユーロ安・ドル高となり一時1306.2ドルまで売り込まれるも、その後は米国のイラン核合意離脱発表からドルが幾分反発に転じ1313.7ドル(−0.4)と小幅続落にとどまりました。イタリア政局も米国の核合意離脱も地政学上のリスクとなり、時が時ならば金に追い風となりますが、現状はドル相場の強弱と逆相関性の高いトレンドが続き反応は限定的なものとなりました。本日の円換算は4600円前後と、円建て金価格は保ち合い状況が続きます。

【穀物市況】
前日の急落から穀物市況は全般に反発に転じる値動きで、一部穀倉地帯の降雨からの作付け遅れ観測も下値を支える動きとなりました。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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