本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

長期金利が1.7%に上昇、ドルロングはポジション微修正

おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は3万5603ドル(−6)と3日ぶりに小反落して、決算が嫌気されたIBMが全体の足を引っ張る展開となりました。一方でナスダック総合指数は11万5215(+94)に続伸し、S&P500市場は4549(+13)と9月の史上最高値を更新していて、株価全般はリスク選好の動きを保っています。為替市場はこのところのドル円が変調し一時113円60銭台まで反落(円は反発)しましたが、その後は下げ止まり現在は114円丁度を挟む水準で推移しています。ユーロは円とは逆に1.162ドルに軟化し、ドル指数は前日の93.6から93.7ポイントに小反発しています。米10年債利回りは遂に1.7%台に乗せて上昇が続きます。

中国・恒大グループのドル債利払いの期限が23日に迫りますが、当局は投資家に対して担保差し入れがれば、3か月の猶予与えるとの情報もあり、中国特有の報道統制もあり情報が交錯しています。いずれにしても資本主義市場からみると中国共産主義は明らかな異端児で、信用や信頼とは程遠い状況です。米国議会では3.5兆ドルの子育て、環境法案は規模を縮小して共和党や民主党内の反対意見を考慮して進められています。債務上限問題と並行して、一度しか使えない「財政調整措置」を有効に使うことに苦慮が続きます。

【石油市況】
原油は82.50ドル(−0.92)に反落して引け、米国の長期気象予報では比較的冷え込みの緩い状況が続くとの見方や、価格上昇による需要後退観測に投機筋の益出しに押される展開となりました。また、中国・恒大グループのドル建て債の利払い期限が日本時間24日の迫り、破たんリスクによる中国経済への先行き不透明な情勢も嫌気された模様です。

【貴金属市況】
金はアジア時間はドルの対ユーロでの下落を手掛かりにして上値を試す展開となり、先週15日以来一時1790.3ドルまで上昇する場面が見られました。その後、欧州時間も比較的堅調で1780ドル台推移していましたが、ユーロ反落(ドル高)や長期金利の上昇に押されて欧州時間終盤には一時1776.8まで下落、NY入り後は1780ドル中心にもち合う展開が続き1781.9ドル(−3.0)に小反落して引けています。本日は長期金利が1.7%台に乗せて推移し、金利を生まない金の反応が再発、インフレヘッジの金志向が後退する一日となりました。ドル建ては引き続き1760〜1800ドルのレンジ内に収まる値動きで、本日の円換算は6525円前後になります。引き続き円建て金は通貨別では最も割高の水準で、最弱通貨の汚名は円建て金をフォローする展開が続きます。

原材料高や人手不足によるインフレは長期化する?

おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は3万5609ドル(+152)に続伸し立会時間中は一時200ドル余り上昇し、8月16日に付けた史上最高値を更新する場面も見られました。一方でナスダック総合指数は15121(−7)に反落し、S&P500市場は4536(+16)に続伸して引けて、概ね企業決算好感のリスク選好相場が継続しています。為替市場はドル円は一時114円60銭と3年ぶりの高値(円は安値)となり、その後はドルの軟化に現在は114円30銭前後ですが、引き続き日米の金利差背景に弱小通貨の円を売る勢いが続きます。因みにCFTC(米商品先物取引委員会)による投機筋の円売りポジションも2019年春以来の水準までポジションは膨らんでいますが、積み増しの余力はまだ十分に残されているようです。ユーロは1.648ドルと反発基調を維持していて、ドル指数は前日の93.7から93.6ポイントに続落してドルそのもは相対的に今週は下落基調が続いています。米10年債利回りは1.657%前後に高止まりしています。

【石油市況】
原油は83.42ドル(+0.98)に続伸して引け、米エネルギー情報局(EIA)の原油在庫が事前予想の増加観測が逆に減少となったことから投機買いが勝る展開です。価格上昇による需要減少も見込まれていますが、ガソリン需要などは引き続き旺盛な状況が見られることから、現在の価格帯では需要減速につながらないとの指摘もみられています。

【貴金属市況】
金は長期金利が1.6%中盤で高止まりする逆風の中、ドル安を手掛かりに底堅く推移して1784.9ドル(+14.4)に続伸して引けています。先週は一時1800ドルの大台を拡幅する場面が見られましたが、この水準には100日線や200日線というテクニカル上の重要な節目があり、維持できずに60ドル前後の反落を余儀なくされていますが、下値では逆に値ごろ感やインフレヘッジ意識の高まりに抵抗を示し、目先は1760〜1800ドルのレンジの攻防となっています。本日の円換算は6540円前後になります。

好業績に株高のリスクオンに

おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は3万5457ドル(+198)に続伸して8/16に付けた史上最高値3万5625ドルを伺う水準まで接近、ナスダック総合指数は1万5129(+107)に5日続伸、S&P500市場も4519(+33)に続伸して引け、企業決算の好調背景にリスク選好相場が続いています。為替市場は昨日はドル買いが緩む場面が見られ、ドル円は一時113円90銭前後にドル安・円高の場面も見られましたが、その後は再びドル買いの動きに戻り現在114円35銭前後までドル高・円安が進んでいます。ユーロも1.669ドルまで反発後、現在は1.163ドルに再び軟化し、ドル指数も93.5まで軟化後は93.7ポイントまで戻しています。米長期債利回りも一時1.56%まで低下も現在は1.639%上昇しています。ドル買いの微調整後には再びドル買い復活し、長期金利も同様に1.6%台を固める上昇となっています。

テーパリングの11月FOMC決定、年内開始から来春には完了、そして来年後半での利上げ開始というところはほぼ織り込む市場の反応で、悪材料を消化ながらの株高、リスクオンとなっています。一方で債務上限問題(米国のデフォルト懸念)が再び12月上限に蒸し返されること、バイデン政権のインフラ、子育て、環境などの政策に必要な3.5兆ドル規模の法案の行方とともに気がかりな要因です。また、原油高に代表されるインフレの進行によるスタグフレーション(景気後退期のインフレ進行)懸念の高まり、中国経済の失速の影響や、不動産会社の破綻の影響等のリスク要因も潜在的な波乱要因として同居している環境が続きます。

【石油市況】
原油は82.44ドル(+0.75)に反発して、直近終値ベースでの高値を更新して引け7年ぶりの高値圏での推移が続きます。引き続き世界的な経済活動の正常化に向かうなかで、OPECプラスの現在の増産幅では需要を賄いきれないとの見方に、需給ひっ迫懸念が投機筋の買い意欲を増しています。価格上昇による需要後退や、経済活動の萎縮なども引き続きネガティブな材料として内包されている状況も続きます。

【貴金属市況】
金は前日のNY金が反落して入電となり、アジア時間では一時1763.4ドルまで続落する場面も見られました。その後は長期金利の低下やドル買い一服の動きを受けて欧州時間にかけて反発に転じ、NY時間の昼頃には一時1786.0ドル(円建て6547円)まで戻る展開となりました、しかし、その後は長期金利上昇に伴いドル買い優勢の展開となり、高値から離れる動きとなり上げ幅を詰めて1770.5ドル(+4.8)に小反発して引けています。ドルや長期金利の上下動に反応を示す一日でしたが、長期金利の1.6%台への上昇も1760ドル台前半で踏みとどまり下値の堅さが印象に残る値動きでした。本日の円換算は6495円前後になります。

テーパリング迫るも、垂れ流し1000兆円残る!

おはようございます

【金融・為替】
週明けのNY株式市場はダウ平均が3万5258ドル(−36)に3日ぶりに小反落、一方でナスダック総合指数は1万5021(+124)に4日続伸、S&P500市場も4486(+15)に4日続伸して引け、ネガティブ要因がありながら総じてリスク選好の動きが継続しています。昨日発表された中国の7−9月期GDPは前期の7.9%から大きく失速し4.9%と発表され、電力不足や半導体供給不足、更に不動産問題などが影響して低調なものとなりました。また、9月の米鉱工業生産・設備稼働率はー1.2%と前月の+0.4%や事前予想の+0.2%を大きく下回るものとなりました。今週から本格化する企業決算への期待値の高さがリスク選好を保っているようです。テーパリングを織り込む相場展開も、コロナ後にFRBが市場にばら撒いた金額は既に9兆ドル(1000兆円)を超え、今後も国債や住宅債の償還期日までは続くことが予想され投資資金に事欠くことは当面なさそうで投資家に手厚い環境が続くことになります。

為替市場はユーロが1.610ドルに小幅に反発しドル買い一色ムードはやや後退も、ドル円は引き続きドル買いムードが続き114円30銭前後で推移、原材料を輸入に頼り製品輸出をする日本の加工貿易ではインフレは貿易収支を悪化させる要因で、貿易収支の赤字懸念が広がり投機筋の円売りの新たな口実となっているようです。英国や米国では緩和策の縮小や利上げ観測が連日伝えられるなかで、日本は今週22日発表される予定の消費者物価指数(CPI)は予想値が+0.2%にとどまり、エネルギー&食品除くコア指数はー0.4%の予想にとどまっています。米10年債利回りは1.604%に再び上昇し、テーパリングやインフレ観測から底堅く推移しています。

【石油市況】
原油は81.69ドル(−0.04)に3日ぶりに小幅に反落して引けています。米鉱工業生産が2か月連続で低調となったことや、中国のGDPの急低下などが判明し、価格上昇から需要後退も予測されネガティブな反応を示すことになりました。

【貴金属市況】
週末に1800ドルの節目を維持できずに急反落した金は、アジアから欧州にかけて概ね保ち合いに推移、米国時間入り後の鉱工業生産指数の悪化に一時1770ドルを回復する時間帯もありましたが、長期金利の上昇などもありその後は頭重く推移し1765.7ドル(−2.6)に小幅続落して引けています。本日の円換算は6475円前後になります。

スタグフレーションか?市場は疑心暗鬼に!

おはようございます

今朝は自然に「寒い!」が第一声の朝、一気に秋が深まっていきますが、コロナウイルスが居心地良し!と感じては欲しくないですね!

さて、スタグフレーション(景気後退下のインフレン進行)が叫ばれる最近の市場ですが、先週は7−9月期の好調な企業業績や、9月小売りが予想外の好調を示したことにリスクオン相場が続いています。インフレは原油高に代表されますが、商品取引所に上場される商品価格から算出されるCRB指数は昨年末の167から前週末に239まで上昇、率にして43%もの上昇を示しています。原油や金属、非鉄、穀物、木材、食品などが対象となっています。そしてコロナ下での人材不足から人件費が急騰しています。人件費や燃料の上昇から輸送業にも影響し、物流の停滞も物価上昇要因となっています。加えて半導体の供給不足から自動車などの生産にも影響が波及、今後はインフレが世界経済の深刻な問題となります。

インフレは一時的とするFRBも遂に11月FOMCではテーパリング開始を決定する動きは既に織り込み、現在の月額1200億ドルの債券購入は来年半ばに終了し、来年後半には最初の利上げも織り込みつつある状況です。一方で、コロナ下で市場にばら撒いた資金量は9兆ドル(1000兆円)を超え、米国債や住宅債券の償還の時期までは市場に滞留することが想定され、テーパリング決定がされても市場の流動性は引き続き担保される環境は続き、今後も金融市場のリスク選好のための資金は潤沢な環境が続くことになります。

今週は引き続き米企業業績の発表が継続、景気指標は住宅関連の指標が続きます。仮想通貨のETF上場の正式認可や取引開始も注目されています。

今週もよろしくお願いいたします!

リスクオンの週末は株高・金利高&債券安・金安

おはようございます

【金融・為替】
週末のNY株式市場はリスク選考の動き継続し3市場揃って続伸して引けています。ダウ平均は3万5294ドル(+384)に、ナスダック市場は1万4897(+73)に、S&P500市場は4471(+33)で引けています。今週は企業の決算発表が進み好決算続きが追い風になり、また、本日発表された9月の小売売上高が事前予想の−0.2%を上回る+0.7%となり、買い安心感が広がりました。リスク選考の動きは安全資産である米国債売り→長期金利の上昇につながり10年債利回りは前日の1.51%から1.57%に上昇しました。為替市場は引き続き円相場の独歩安が続き114円25銭まで円安が進行し、一方のユーロは1.160ドルと小幅な保合い、ドル指数は93.9ポイントと前日並みの水準でした。恐怖(VIX)指数もこのところのリスク回避の動きに20を超える日もありましたが、16.3ポイントに急低下しています。この日に発表されたNY連銀製造業景況感指数や、ミシガン大消費者信頼感指数は双方ともに事前予想を下回るも、悪材料に鈍感な市場の反応となりました。今週ひときわ叫ばれた経済のスタグフレーション(物価高と景気後退の同居)は週末には声を潜めるものとなりました。

【石油市況】
原油は82.28ドル(+0.97)に続伸して直近高値も更新して引けています。この日の小売売上高が事前予想を上回りリスク選考の一日となり、原油高にも波及する展開となりました。OPECプラスの追加増産の否定や、米国の渡航制限の解除に向けた動きも好感され買い方ペースが続きます。一方で価格上昇からの需要減速も伴うものの、本日の市況は好材料を重視する反応でした。

【貴金属市況】
金は前日に一時1800ドルの大台を回復する場面も見られましたが、この日は景気指標の好調を背景にリスク資産が買われる展開が続き、安全資産である米国債同様に軟調を強いられ1768.3ドル(−29.6)に反落して引けています。1800ドルは投機筋の重要視する100日移動平均線や200日線の水準で、抜ければ直近高値1835ドル近辺のレンジ上限への上昇もあり得る状況でしたが、またも振り出しに戻る展開を強いられる一日となりました。一方でテーパリングが11月決定され年内実行に移されることが既定路線と見られることや、長期金利の1.6%を織り込むながらも下値は1750ドル近辺が堅い反応を示し、しばらくは1750〜1800ドルの間のレンジ相場が見込まれることになります。今週は原油高が典型例となるインフレヘッジが意識されたことや、債務上限問題の先送りによるリスクも意識させられました。リスク資産が売られる局面では、引き続き金の出番が見られそうです。週明けの円換算は6485円前後になります。

良い週末をお過ごしください!

見直されるインフレヘッジ目的の金

おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は3万4912ドル(+534)と4日ぶりに急反発に転じ、ナスダック総合指数は1万4823(+251)に大幅に続伸、S&P500市場も4438(+74)に続伸して概ねリスク選好の1日でした。為替市場はドル指数は前日の94.0から93.9ポイントに小幅続落して全般にドル買いが後退する一日でしたが、ドル円は113円65銭前後にドル買い優勢となり、株高→円安の傾向が再び見られることや、出口戦略に向かう米ドルと比較すると出口の見えない日本円、主要国通貨では最弱通貨の汚名が市場に浸透する流れです。ユーロは1.159ドルとほぼ前日並みに推移、ユーロも円ほどではないものの緩和政策が続いています。米10年債利回りは先週に1.6%台に上昇した後は徐々に軟化気味に推移して1.51%台まで下がり、本日の株高にも貢献している模様です。

今週から7−9月期の企業決算が発表され好決算が多く見られ、株価の押し上げ要因となっています。また、本日は生産者物価指数(PPI)が発表され、引き続き高水準を維持するも事前予想を小幅に下回り、先日のCPI同様にインフレ継続示唆を示すも上昇に歯止めがかかりつつあるようです。木曜日恒例の新規失業保険申請件数が事前予想の32.8万件や、前月の32.6万件を下回り29.8万件と雇用改善を示す内容でした。

【石油市況】
原油は81.31ドル(+0.39)に反発して引け、米エネルギー情報局(EIA)の原油在庫が予想外に増加したにも関わらず高水準を維持して引けています。OPECの盟主サウジアラビアの石油相はOPECプラスの努力は十分で、天然ガスや石炭のような不安定な動きに比べOPECプラスは石油価格の安定に寄与している!増産の必要性はないとの認識を示しています。

【貴金属市況】
前日に急伸した金は欧州時間には一時1787.6ドルまで軟化する場面も見られましたが、米国時間入り後は長期金利の低下やドル安に押されて反発に転じ一時1801.9ドルとほぼ1か月ぶりに大台を回復、しかし、大台では売り物も控えていて引けにかけてはやや軟化するも1797.9ドル(+3.2)に3日続伸して引けています。節目の1800ドル近辺は、投機筋の注目する100日移動平均線や同200日線が控えています。長期金利やドルの動きに対して逆相関性の動きが金の宿命のようなものですが、一方で金利上昇の要因の一部にインフレが原因であることも事実で、金利高を嫌う動きとインフレヘッジ銘柄としての立ち位置の両方があり、金利高→金売りの構図がインフレを意識すると金買いという動きもここのところ見られるようになっています。商品市場では原油高→金高といったところでしょうか!NY市場の前日の急伸は売り方のショートカバーと考えていましたが、本日の発表を見ると取組高が1.5万増加して総取組高が50万枚乗せとなりました。一方の円建ては円安の追い風に加えて、前日からはドル建て金の上昇も追い風になり、強気勢には弱小通貨ウェルカムの構図(弱気勢に円安が恨めしい)昨日で10連騰の円建て金はあまり記憶にない上昇です。円相場の相対力指数も、円建て金も70ポイントを大きく超えていて、金はドル建て金はまだレンジ内の動きにありますが、特に円独歩安の動きは投機筋の円売りが背景にあり注意が必要です。本日の円換算は6555円前後になります。

インフレ懸念続くも、CPIは伸び鈍化に

おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は3万4377(−0.5)と僅かに続落して4日安、一方でナスダック総合指数は1万4571(+105)に急反発、S&P500市場も4363(+14)に反発して引けています。本日注目された9月の米消費者物価指数(CPI)は前月比、前年比ともに僅かに予想を上回るものとなりインフレ進行を再認識させる内容でしたが、エネルギー&食品を除くコア指数は4.0%と前月と事前予想に合致したことから、過度なインフレへの警戒心はやや後退したとの受け止め方が主流となっています。

ドルはCPI発表直後は上昇し、ドル指数は直近高値の94.5まで買われる場面が見られました。しかし、ドルを買う動きが一巡すると下落に転じて現在は94.0ポイントまで反落して推移しています。同様にドル円は前日の円安に並ぶ113円80銭まで上昇(円は下落)し、その後は軟化に転じて現在は113円25銭前後に反落して推移しています。ユーロも同様に1.153ドルに下落後は反転して、現在は1.159ドル前後に反発(ドルは反落)して推移中です。同様に米10年債利回り(長期金利)はCPI後一時1.6%に接近するも上に抜けずに低下に転じて1.537%まで低下しています。ドルも長期金利も「噂で買って、事実で売る」流れとなりました。

引け後に9月のFOMC議事録が発表され、次回11月FOMCでテーパリング(量的緩和策の縮小)に決める場合に、11月半ばか12月半ばに始める方針を議論したが分かりましたが、市場はほぼ織り込み済みか反応は限定的なものにとどまりました。年末にかけては先送りされた債務上限問題(12月3日までの分を確保)が蒸し返されることや、バイデン政権の公約でもある議会での、子育て、環境、インフラ法案が債務上限と並行して議論され、テーパリング時期と被ると市場の混乱が高まる可能性もあるでしょうか。

【石油市況】
原油は80.44ドル(−0.20)に小反落して引けています。今週は一時82ドル台と7年ぶりの高値を示現、引き続き世界的な経済活動の再開から原油需要の伸びが見込まれ、需給ひっ迫するとの見方に下げは限定的なものとなっています。一方で価格上昇から消費者の痛手が大きくなり、需要を手控えることから高価格が続くと需要の減速を指摘する声も上がっています。

【貴金属市況】
金はアジアから欧州時間は米長期金利の低下を受けてじりじりと上昇、米国時間序盤には1770ドル台後半まで戻り幅を伸ばす場面も見られました。その後CPI発表直後にドル高と金利上昇の動きに押されて1760ドル割れまで急落、売りが一巡すると同時にドル買いと長期金利の上昇が反転する動きに転じると、金も持ち直しCPI直前高値を抜けると勢いが付き179ドル台中盤まで上昇、引けにかけても高値圏を維持して1794.7ドル(+35.4)に大幅続伸して引けています。本日の円換算は6520円前後になります。引き続き強いドルと金利高が重石の状況が続きますが、テーパリングを織り込み、米議会の法案審議の不透明感が下値支える構図でしょうか。円建て金は弱小通貨「円」の弱さに下値が切り上げられていますが、ドル建てはレンジの上限1835ドルどころか、節目の1800ドルにもまだ及ばぬ水準です。

IMF今年の成長率見通しを下方修正

おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は3万4378ドル(−117)に3日続落し、ナスダック総合指数も1万4465(−20)に、S&P500市場も4350(−10)に揃って続落して引けています。国際通貨基金(IMF)は今年の世界経済の成長率を7月以来修正し5.9%と前回の6.0%から引き下げ、米国に関しては7.0%から6.0%に引き下げています。IMFは見通しの下方修正を新型コロナ肺炎の再感染を上げています。

為替市場は引き続きドル買い優勢の展開、ドル円は一時113円80銭前後に円安進行し、現在113円60銭前後で推移しています。ユーロも1.153ドルに続落し、ドル指数は前日の94.3から94.5ポイントに続伸して推移し2020年9月以来の高値水準です。米10年債利回りは週末の1.61%から1.579%に低下しました。不安定な株式市場から一部資金流入が見られ、債券高→金利低下の流れも見られるようです。

【石油市況】
原油は8064ドル(+0.12)に4日続伸して引けています。引き続き世界経済の正常化見通しや、OPECプラスの増産見送りが強気材料と見られます。もっとも前日の高値82.18ドルは目先買われ過ぎの見方もあり、今後高値が継続的に続く場合に需要拡大が続くのか懐疑的な見方もあるようです。

【貴金属市況】
金は前日までに3日続落となりましたが、昨日はアジアから欧州時間では1750ドル台はキープされて底堅く推移しました。NY時間入り後はドル高に押されて下落も見られましたが、その後3連休明けの債券市場で長期金利が1.6%を割り込むと上昇に転じて一時1770.0ドルまで上昇、引けにかけてはドル相場の堅調が続く地合いに押されて高値週も1759.3ドル(+3.6)と小反発ながら3日ぶりに戻して引けています。本日の円換算は6420円前後になります。今月に入りドル建て金価格は概ね1750~1760ドル間のレンジ相場ですが、円建ては月初から150円前後の反発を見せています。現状のドル建て価格の水準から為替1円動くと、円換算は55円強変わってきます!

忍び寄るインフレ&サプライチェーン&財政政策

おはようございます

【金融・為替】
週明けの米国市場はコロンブスデーにより、政府機関と金融機関が休みの関係から債券と為替市場が休場でした。株式市場はダウ平均は3万4496ドル(−250)に、ナスダック総合指数は1万4486(−93)に、S&P500市場は4361(−30)に3市場揃って続落して引けています。原油を初め商品市場の上昇が続いていることや、サプライチェーンの混乱による部品供給網の混乱続きからインフレが意識されやすい環境から長期金利の上昇につながりやすいことや、今週から始まる7−9月期の企業業績への警戒感、更に大手金融機関の今後の景気見通しが、政府の財政政策の一巡などから引き下げられる事例の多いことなどネガティブ要因に影響を受けている模様です。

為替市場ではドル高が一段と進み、ドル円は113円30銭前後と2018年末以来の円安水準に、ユーロは1.155ドルに昨年7月以来の水準まで下落、ドル指数は週末の94.1から94.3ポイントに続伸しています。インフレ目標に遠く及ばぬ日本はゼロ金利の長期化観測が続く環境に対して、米国ではテーパリングから先行きの利上げ観測から「日米金利差」と言われれば、円売りは必然の展開でしょうか。債券市場の休場から米10年債利回りの動きは本日より再開、ドル買いの動きを見ても1.6%台中盤に向けた上昇が意識されます。

【石油市況】
原油は取引序盤は買いが先行して一時82ドルまで続伸、2014年10月以来の高値を示現しています。引けにかけては高値から離れたものの80.2ドル(+1.17)に3日続伸して引けています。OPECプラスの増産幅が小さいことや、シェールの増産がCO2削除の問題もあり進まないこと、世界的にコロナ後の経済活動に向けて舵を切っていることから、今後の原油需要の拡大観測に需給ひっ迫見通しが後押ししています。

【貴金属市況】
金は週末の雇用統計の悪化に一時1782.4ドルまで上昇する場面も見られましたが、その後は雇用増に陰りが見られるものの11月FOMCでテーパリング決定の見方に変化なく、金は「行って来い」の展開に1750ドル台での推移を余儀なくされる環境です。本日もドル高や長期金利を意識する展開となり、弱含みに推移して1755.7ドル(−1.7)と小幅ながら3日続落して引けています。ドル高や長期金利の上昇が上値を抑える動きに停滞が続きますが、一方でインフレヘッジ面や、米財政赤字の拡大、中国の政治と経済等が下値を支える図式が続きます。本日の円換算も円安加味6385円前後になります。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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