本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

株安のリスクオフに円が反発

おはようございます

【金融・為替】
欧米市場の株価下落にリスクオフの動きとなりドル円は軟調推移していて、現在100円30銭前後で推移しています。米司法当局から巨額の賠償金を請求されている欧州最大の銀行ドイツ銀行が7%急落して直近安値を更新、米国でもFRB理事が大手行の資本計画審査を厳しくする方針を示したことから、ゴールドマンサックスやJPモルガンチェースなどが下げを先導した模様で原油高の影響は限定的なものとなっています。ユーロも1.125ドルに急反発し、ドル指数は95.3ポイント前後に続落しています。ユーロ円は112.8円に円が続伸しています。日銀の新たな金利誘導策も時間の経過とともに、為替市場では隅に置かれる状況となっています。ダウは1万8094ドル(−166)に大幅に続落し、10年債利回りは1.589%に続落しています。

【石油市況】
原油は45.93ドル(+1.49)に急反発し、ブレント相場も47.35ドル(+1.46)に反発しています。今週28日のOPEC非公式協議に対しては生産凍結の可能性は低いと見られていますが、アルジェリア・石油相の楽観的な見方に反応を示したものと推測されます。

【貴金属市況】
金はドル安背景に上昇も上げ幅は限定的で1344.1ドル(+2.4)と小幅反発にとどまっています。週末発表された20日現在のファンドのネットロングは796tと直近ピークの3週間前から160t強減少して、FOMC後はロングが再び積み上げられている模様です。9月に利上げは見送られて12勝ち利上げが現状のコンセンサスとなっていますが、本日日本時間午前の大統領候補クリントンVSトランプのテレビ討論が注目されます。クリントン有利は金にはやや逆風となり、トランプ有利となれば金には追い風となりそうです。円換算は円高がドル建て上昇を帳消しとする4295円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は収穫期のプレッシャーに押される動きから、小麦・コーンが大幅に続落し、大豆も続落を強いられる展開となっています。

米大統領候補のテレビ討論が開始

おはようございます

9月も早いもので最終週となり今年の4分の3を経過、それにしても台風や秋雨前線から雲雨天続きですっきりとした秋晴れが欲しいところですね!金融市場もある意味で「台風」となる日米欧の金融当局の顔色を見ながら「予報」を出すという政策頼みが続いています。2008年9月のリーマン・ショックから早8年間の時間が経過も、主要国の金融緩和頼みが続き金融の自立はまだまだ先のようです。

さて、11月8日投票の米大統領選挙も明日から3度の行われるテレビ演説が注目されます。どちらが大統領になっても米大統領史上最も不人気な大統領の誕生と辛らつな表現を使われていますが、米大手新聞社のニューヨークタイムズは正式にクリントン候補を支持しました。どちらの候補もTPPには反対見直し意見が強く、TPP推進の日本にとってはやっかいな政権が誕生しますが、それでもクリントンが組みやすしといったところでしょうか。我々の金融市場にとってもクリントンが望ましいといったところでしょうか。討論内容が注目されます。

今週もよろしくお願いします

株安・商品安の冴えない週末市況

おはようございます

週末の米国市場は特に重要な景気指標の発表はありませんでした。今週は日米の金融政策に為替市場が荒れる一週間となりましたが、NY市場では101円を挟む保合いが続き101円近辺で今週の取引を終了しました。ユーロは1.125ドルに反発し、対円でも113.3円に小反発しています。ダウは前日の上昇幅を帳消しにする下げとなり1万8261ドル(−131)に反落しています。目新し材料はなく原油価格の急反落も嫌気された模様です。

商品市場ではWTI原油が44.48ドル(−1.84)に急反落し、来週の非公式会合を控えて今週はサウジとイランが生産凍結に向けた複数回の協議も合意が難しい状況となったことを嫌気する動きとなりました。金は前日までの急伸に対する修正から小反落し、1341.7ドル(−3.0)で引けています。穀物市場も収穫期を迎えて全般に軟調に推移しています。

よい週末をお過ごしください!

休日返上、守勢の日銀

おはようございます

【金融・為替】
「秋分の日」の休日返上で財務省・金融庁・日銀の3者会談が開かれ、FOMC後の円高をけん制する行動を取りました。21日の日銀会合は東京時間に102円70銭台まで円安が進みましたが、同日のFOMCで利上げ見送りとなったことから逆に一時100円10銭まで円高が進行し、日本の当局者が休日返上で動いたわけです。政治の世界も金融の世界も日本は受け身の状態で、今後も米金融政策に振り回される状況が続きそうです。それにしても今回は概ね据え置きも必要以上に東京市場で日銀への評価が大きくなり、円安・株高の動きが鮮明となっただけに当局者の悲痛な思いが感じ取られ同情の痛みを覚える次第です。

休日明けのドル円相場は100円75銭前後で推移、昨日の3者会談が円高進行の歯止め的な役割をはたしているようです。ユーロは1.209ドル前後でドル指数は95.4ポイントとFOMC後は総じてドルは軟調推移となっています。ユーロ円は112.9円前後で推移しています。ダウは1万8392ドル(+98)に反発し、石油セクターやドル安恩恵銘柄中心に買われています。10年債利回りは1.618%に低下しています。

【石油市況】
原油は46.32ドル(+0.98)に続伸し、ブレントも47.85ドル(+0.82)に反発しています。予想外の原油在庫の急減少を好感する動きや、来週予定の非公式会合を前にしてイランとサウジの当局者が連日協議を続けていることを好感する動きとなっています。

【貴金属市況】
金はFOMCでの利上げ見送りを好感する動きから続伸し1344.7ドル(+13.3)で引けています。次回FOMCは11月1日・2日に予定されていますが、大統領選(11月8日投票)を控えることから市場の混乱を避ける意味で見送りの可能性が濃厚で、12月利上げも不透明なことから新規買いを呼び込む展開となっています。引き続き1300〜1350ドルのレンジ内の動きで、年初来の高値を追うには材料不足と見られます。本日の円換算は4320円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況はコーンが続落し。小麦は反落、大豆は小反発とまちまちな値動きとなっていますが、中西部東部の乾燥見通しに収穫進展観測が戻りを重いものにしているようです。

日銀の努力もFOMCに消される

おはようございます

日銀は現状のマイナス金利政策を維持し、緩和政策を2%のインフレ目標が実現するまで継続し、10年債利回り(長期金利)を0%に誘導するとしました。物価目標への強い意志を実現するまでと時間軸で示し、10年債利回りのゼロ誘導は銀行融資の利ざや確保を意味して金融株主導で株価は急伸し、ドル円相場も東京市場では乱高下ののち102円台後半まで円安が進行しました。

しかし、日銀の政策を東京市場で一通り織り込むと円相場はジリジリと買い戻されてNY入り、FOMCで投票者10人のうち3人が利上げに投じるも、7人が現状維持に投票して利上げは予想通りに見送られました。その後のイエレン議長の会見では利上げの環境が整いつつあることを主張して、年内11月と12月に2回残されたFOMCでの利上げを示唆(11月は大統領選があり、議長の会見がある12月の可能性が高い)しました。票はふたつに割れましたが、現状のままでの利上げは市場との対話不足にも配慮したものと推測されています。

ドル円は現在101円40銭近辺の円高・ドル安水準で取引され、日経先物も円高嫌気に昨日の東京市場の上昇分をほぼ吐き出しています。練に練られた日銀の金融政策はお膝元の東京市場は好感したものの、時間の経過とともに効果は徐々に薄れてFOMCで利上げ見送りとなったことから再び100円割れを意識させる水準に逆戻りしています。

一方の米国市場では利上げ見送りを好感してダウは100ドル超上昇しています。ドル安進行に商品市場では金が1330ドル台に15ドル前後急上昇し、原油価格も1ドル強上昇しています。素直にFOMCでの利上げ見送りを好感する反応を金融市場が示し、金融市場の緩和姿勢を評価する展開となっています。12月利上げのカードは温存されましたが、このところの米景気指標は事前予想を下回るものが多く、今後も米雇用統計始め景気指標が12月利上げの鍵を握ることになりそうです。

日銀の労作も米国の利上げ見送りにまたも押されたことで円安が一時的なものとなりました。日米欧ともに緩和策が市場に平穏をもたらせるもので、リーマン後の金融市場の脆弱性が続いていることに危機を感じざるを得ない状況で、金融市場のお上依存性がたかまり独り立ちはまだまだ先のようです。

よい休日をお過ごしください!

引き続き日米の金融当局待ち

おはようございます

【金融・為替】
日銀とFOMCの会合を控えて外為市場は神経質な展開となっています。ドル円は101円70銭前後と101円台後半で保ち合い推移、ユーロは1.115ドルに下落してドルは対円を除くと総じて堅調な展開(ドル指数96.0に上昇)となっています。ユーロ円も113.9円で小幅な保ち合い推移となっています。ダウは1万8129ドル(+9)と小幅な値動きとなり、10年債利回りは1.691%に小幅低下しています。日銀は今回は異次元緩和の総括に徹する見通しながら、マイナス金利の深堀や国債購入の変更示唆が考えられます。FOMCでは今回の利上げ見送り観測の可能性が高いものの、議長発言から先行きの利上げ見通しや米国経済の先行きを占うことになりそうです。

【石油市況】
原油は43.44ドル(+0.14)に小幅続伸し、ブレント相場は45.88ドル(−0.07)に小幅に反落して引けています。引き続き供給過剰が市況の重石ながら、来週26日の非公式会合への期待も残っています。

【貴金属市況】
金はFOMCを控えて小動きに終始し1318.2ドル(+0.4)と小幅続伸して引けています。推定出来高も10万枚を割り込んでいて、FOMCでの金融政策を見極めたいムードが漂っているようです。本日の円換算は4285円前後となります。

【穀物市況】
穀物市況は大豆中心に続伸していて、コーンや小麦相場も連れて続伸しています。引き続き降雨を囃して収穫の遅れや単収の低下観測から売り方のカバーに戻す展開となっています。

来週の金融イベント待ち

おはようございます

3連休初日ですが来週も休日を挟んだ変則的な一週間になります。来週の日銀金融政策決定会合では異次元緩和の総括ならびに、今後の金融政策が議論されますがその内容に市場は注目しています。FOMCでは既に利上げの見送りは織り込む構図ですが、年内利上げ(12月)の可能性への議論が注目され、また、一部に腰折れ観測が漂い始めた米国経済の見通しにも注目されます。

さて、週末の市況ですがドル円は102円30銭前後で取引を終え円相場は小幅に軟化しています。ユーロは1.115ドルに小反落し、対円でも114.1円に反落しています。ダウは88ドル安に反落し原油価格の続落基調を嫌気する動きとなっています。金も2日続落で1310ドル台前半でもち合う展開となっていて、引き続き来週の金融イベントを控えて投資家が換金する動きが続いています。

よい休日をお過ごしください!

来週の日銀会合とFOMCに注目

おはようございます

昨夜おぼろげな中秋の名月が明け方くっきりと見られました。虫の声も聞こえ日に日に秋らしくなっていきますが、台風の影響か雲雨天続きが残念です。ところで来週20日から取引時間が拡大されます。朝は午前8時45分開始で午後3時15分に終了、夜間は午後4時半から翌朝午前5時半までとなります。投資家の利便性を高めるための措置で、以降に伴い本日16日の夜間取引は休場となりますのでご注意ください!

【金融・為替】
8月の米小売売上高は事前予想のー0.1%を下回るー0.3%と発表され、鉱工業生産も予想を下回り雇用改善が進む中でも米国経済の足ふみ状態を示すものもこのところ出ており、第3四半期のGDPや来週のFOMCにも影響しそうです。ドル円は102円10銭前後で推移して小幅な円高・ドル安で推移、ユーロは1.124ドルと小幅に保ち合い、対円は114.7円と小幅な円高で推移しています。ドル指数は95.2ポイントに小幅反落しています。ダウは
1万8212ドル(+177)に急反発し、原油価格の反発やアップル株の4日続伸も牽引している模様です、10年債利回りは1.698%に小幅に上昇しました。

【石油市況】
原油は連日の急落から一時的な売られ過ぎから反発して43.91ドル(+0.74)で引け、ブレント相場も46.59ドル(+0.74)に反発して引けています。来週はOPECの非公式協議が開かれる予定ですが、生産凍結などのポジティブサプライズの可能性は低いようです。

【貴金属市況】
6日ぶりに戻した前日の金相場ですが、本日は再び反落に転じて1318.0ドル(−8.1)で引けています。来週のFOMCでは利上げ先送りの可能性が高まっていますが、このところ金ETFにも減少傾向が見られキャッシュに持ち帰る動きが金にも波及しているようで、買い過剰となっている先物市場の強気ファンドの手じまい売りが引き続き金価格を重いものにしています。ドル建ては引き続き1300〜1350ドルのレンジ内に収まり、現状は1300ドルが下値サポートラインとして機能しているようです。本日の円換算は4300円になります。

【穀物市況】
穀物市況は前日に反発したコーンと小麦は小幅に反発も、反対に反発した大豆は反落に転じるまちまちな状況となっています。

米長期債利回りが小幅に低下

おはようございます

【金融・為替】
ドル円は昨日の東京市場で日銀のマイナス金利の深堀り観測に一時103円台に上昇(円相場は下落)しましたが、このところ上昇が続いた米10年債利回りは1.698%と小幅ながら低下したことからドル売り優勢となり、現在は102円40銭前後で推移しています。ユーロは1.124ドルに小幅に上昇して、ドル指数は95.4ポイントに小反落しています。ユーロ円は115.1円前後でもち合う動きとなっています。ダウは原油相場の続落もあり1万8043ドル(−31)に小幅に続落して大台割れ寸前となっています。

【石油市況】
原油在庫は予想外の2週連続の減少となったものの、原油は43.58ドル(−1.25)に大幅に続落し、ブレントも45.85ドル(−1.25)と同様の値動きとなっています。米エネルギー機関が価格低迷が来年前半まで続くとの弱気な見通しに転換したことや、2週前の熱帯性暴風雨による原油の荷動き停滞から来週の在庫見通しの増加観測も影響している模様です。

【貴金属市況】
金はドル高が一服したことや目先筋のファンドの投げ売りの一巡から下げ止まる展開となり、1326.1ドル(+2.4)と小幅ながら6営業日ぶりに戻しています。7月上旬の高値1377.5ドル示現後は何度か下値を試す動きとなっていますが、そのたびに1300ドルの大台を死守していることは評価されるものの、先の高値を抜け出すには力不足で1300〜1350ドルのレンジ相場が当面続くとみるのが妥当なところでしょうか。本日の円換算は4330円前後と円建ても保ち合い継続となっています。

【穀物市況】
穀物市況は前日の急落の売られ過ぎにコーンと小麦が小反発していますが、大豆は小幅に続落しています。

株安・債券安の不可解な動き

おはようございます

【金融・為替】
来週の日銀金融政策会合について日経紙一面では、異次元緩和の総括検証で「今後も緩和政策を強化する方針からマイナス金利の深堀を捉える」とのリーク記事が掲載されました。金融機関の悪評高いマイナス金利の深堀は予想外で、国債購入の限界ともとらえられます。いずれにしても総括検証を機に緩和策が後退するとの見方は遠のき、日銀のインフレ2%に向けての強い意思表示がなされそうです。

前日にFRB理事のブレイナード理事のハト派発言も米10年債利回りの上昇(債券下落)の動きが続き1.729%に更に上昇しています。前日戻した株価も急反落して株安・債券安といったキャッシュ化の不可解な動きが続いています。債券利回り上昇からドルは反発に転じて102円55銭に、対ユーロは1.121ドルに小反落していますが、ドル相場は総じて堅調で指数は95.5ポイントに続伸しています。ダウは前日の急反発分を帳消しにする急落に見舞われ1万8066ドル(−258)で引けています。商品市場も原油や金など幅広く売られて株安・債券安・商品安の動きが意味するものが不可解です。

【石油市況】
原油は44.90ドル(−1.39)に急反落し、ブレントも47.10ドル(−1.22)に急反落しています。原油在庫の増加観測やドル高・株安の動きも影響しているものと推測されます。

【貴金属市況】
金は連日のドル高の動きに押されて1323.7ドル(−1.5)と小幅ながら5日続落し、引け後も軟化基調が続き現在1320ドルを割り込む水準で推移しています。引き続き先週のISM非製造業景況指数の悪化に大きく買い越したファンドが振るわれる展開が続き、取組高の減少傾向が続いています。買い過剰の調整は目先の悪材料ながら、調整後の出直りにも一役買うものと推測されます。本日の円換算は4325円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場はほぼ全面安で、ドル高・株安・原油安の外部環境に加えて収穫を意識した売り物に押されての下落と見られます。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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