本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

金市場を取り巻く環境

おはようございます

米国市場は「大統領の日」の休日で休場となっています。

先週末には政府閉鎖を免れたことや、米中協議が今週はワシントンで継続される見通しとなったこと、更に3月1日の期限を延長する場合は関税は現状据え置きとなるとの報道も手伝いリスク選好の株高となりました。週明けは日経平均株価も続伸してアジア全般も堅調な推移となりました。今週はトランプ大統領による非常事態宣言が大統領の職権乱用になると民主党が避難して、法廷闘争に向かう可能性も指摘されていて成り行きを見守ることになります。

欧州ではホンダが英国工場を2022年までに閉鎖することを決定し、英国内で大きく報道されています。年間16万台の自動車生産と3000人超の雇用が失われることとなり、他の自動車メーカーのも動きが広がると英国経済への大きな打撃となります。市場が恐れるのは秩序なき離脱(ハード・ブレグジット)で、交渉期限は6週間を切っています。

為替市場では110円60銭前後と小幅な円安・ドル高で推移、ドル建て金価格の時間外取引では一時1330ドル台に乗せて2月1日の高値を更新しました。TOCOM夜間取引の金先物12月限は遂に4700円台に乗せました。米中協議に見られる世界経済の失速懸念、国境の壁の問題による米政権や議会の混乱、欧州ではドイツ経済の後退とフランスの政権への不信と不人気、更にブレグジット問題などを意識した資金の一部が金買い人気につながっている模様です。一方で4か月連続で増加した金ETF・SPDRは2月に入り減少に転じていて、リスク資産の株式市場に資金が流出しています。

テクニカルでは昨年高値の1350ドル超を目指す動きと見られますが、示現されると円建ても昨年最高値4772円突破の可能性も高まりますが、果たしてどうでしょうか!?

壁建設阻止に米消費者団体が先陣

おはようございます

今週は気気指標関連では先月のFOMC議事録程度で重要な指標の発表はありませんが、政府機関再閉鎖の危機を逃れた米議会ではトランプ大統領の「非常事態宣言」への対応を巡る駆け引きが続く見通しです。共和党内部でも大統領の権限逸脱の意見もあり、壁建設を巡る議会の混乱は簡単には納まりそうにもありません。

米中の貿易協議では今後舞台を米国ワシントンに移して継続される見通しながら、知的財産権の強要問題や、国営企業にへの政府補助の問題には一定の距離がありトランプ政権としては米朝首脳会談直後の期限を延長するものと推測されています。来週の米朝会談を成功裏に終えて成果をアピールした直後の米朝緊張による株安となれば、成果も半減することから交渉の延長の可能性は高いようです。

欧州では3月29日に迫る英国のEU離脱問題では、英国議会の混乱もあり見通しがつかない状況です。こちらも期限を延期する可能性がのこるも、5月のEU議会選か7月の初議会あたりが延期の限度と考えられるために、EUとの離脱法の合意は待ったなしの状況となっています。

今週もよろしくお願いします!

非常事態宣言もリスク選考戻る

おはようございます

15日に一連の米中貿易協議が終了しましたが、知的所有権の強要問題や、国営企業に対する補助金の問題には溝が残り合意に至るには相応の時間と再協議が必要と考えられ、今後は舞台を北京からワシントンに移して3月1日の期限を延長することも含めた協議となりそうです。中国側にするとトランプ大統領がメキシコの壁の公約に躍起となり、米中協議の延長は規定路線と見透かされている部分もあるようです。ブルームバーグによると60日間の延長が伝えられています。

トランプ大統領は国境の壁建設のために「国家非常事態宣言」を正式に発動しました。与野党超党派の予算案に既に署名は済ませ政府機関の再閉鎖は避けたうえでの判断ですが、民主党は権限を逸脱した行為だと非難し法廷闘争も辞さない構えを見せていて、一部の共和党議員も加わる可能性もあることから、実行に移されるのか今後の紆余曲折が予想されます。

為替市場jはドル円は110円40銭前後で小幅もち合いに終始も、ユーロは1.130ドルに反発してドル指数は96.8ポイントに反落しています。FRB理事のブレイナード氏が前日にFRBの資産圧縮は年内で停止する可能性に言及したことや、複数の地区連銀総裁から利上げに慎重なハト派発言を繰り返しています。米朝の一連の協議日程は終了しましたが、今後延長して合意への期待もつながることからダウ平均は急反発に転じて2万5883ドル(+444)で引けています。

商品市場では原油が55.59ドル(+1.18)に続伸して戻り高値を更新、米中の協議への期待から株高のリスク選考となったことや、サウジの海上油田で2週間前から一部に操業停止されていることからの需給均衡への期待に買い進められました。金は反発に転じ1322.1ドル(+8.2)と今月1日以来の高値で引け、ドルの対ユーロでの下落や、非常事態宣言による米議会の混乱が今後予想されること、英国のEU離脱問題に進展が見られないことも支援要因となった模様です。週明けの換算値は4680円前後で円建ても戻り高値に接近しています。

良い週末をお過ごしください!

政府閉鎖回避も「非常事態」を宣言

おはようございます

【金融・為替】
ドルの強地合いが続いてきましたが、発表された12月の米小売売上高が事前予想の+0.1%に対して−1.2%となったことからドルの買い持ちを減らす動きとなり、対円で110円50銭近辺までドル安・円高水準となり、対ユーロでも1.129ドルに反落し、ドル指数も97.0ポイントに反落しました。12月の小売売上高としては9年ぶりの低調を示しましたが、背景には政府危機感閉鎖という特別な要因もあると認識される側面もあるようです。ダウ平均は小売りの低調を受けて軟化に転じ200ドル超下落する場面が序盤に見舞われましたが、引けにかけては徐々に下げ幅を詰める動きとなり2万5439ドル(−107)に反落して引けています。株安・債券高から10年債利回りは2.657%に低下しました。

今週議会で承認された予算案に対してトランプ大統領が署名する運びとなっていますが、一方で大統領は非常事態の宣言を明らかにしました。前オバマ政権でも新型インフルエンザの流行を受けて発動され珍しいことではないものの、予算を決める権限は議会がもっていることから大統領が発動すれば民主党が法廷闘争に持ち込む可能性が取りざたされています。来秋の大統領選挙を意識した、トランプ氏が公約実行に躍起となっている動きです。中国との交渉は進展が見られるようですが、期限の3月1日までに合意される可能性は低いものの、こちらも大統領が6日間の交渉延長を示唆して合意への意欲を強めている模様です。

【石油市況】
原油は小売りの不調に売り込まれる場面が見られたものの、その後は中国の1月の原油輸入が前年同月比を上回ることを評価して買い戻されて54.41ドル(+0.51)に続伸して引けています。引き続き、世界経済の失速による需要減退と、OPECによる減産順守からの需給均衡の動きが相場を左右する展開となっています。

【貴金属市況】
NY金は序盤までのドル高の押されて一時1304.7ドルまで反落も、売る売上高の不調によりドルが軟化に転じると戻り基調を取り戻し1313.9ドル(−1.2)と小反落に留まる動きとなりました。本日の円換算は4655円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆が続落し、コーンも反落に転じる軟弱な展開となりました。米中の貿易協議に関して米一部メディアから合意に関する悲観的な見通しに反応を示しています。

ドル円が昨年12月以来の111円台に

おはようございます

【金融・為替】
3日間の日程で行われた米中の貿易に関する次官級協議に続き、本日から2日間の予定で閣僚級協議が開かれます。これを前に親中派のムニューシン財務長官は協議の進展に一定の評価をしていることから、3月1日の期限までに合意に至らずとも、関税引き上げの期限を先送りする可能性が高まったとの見方もできます。明日15日の暫定予算切れもトランプ大統領の署名待ちの状況から、最悪の状況から脱する楽観的見通しにダウ平均は続伸して2万5543ドル(+117)と2か月ぶりの高値で引けました。

ドル円はNY時間の遅い時間帯に111円台に乗せて、その後111円を挟む水準となり一段のドル高・円安となっています。ユーロも同様に1.126ドルに続落し、ドル指数は97.1ポイントに続伸するドル高の流れが継続しています。米10年債利回りは2.709%に上昇しドル買い要因となった模様です。

【石油市況】
原油は53.90ドル(+0.30)に小幅に続伸していて、米中協議への期待感や、サウジの3月の産油量が一層の減産姿勢を評価する動きも、EIAの原油在庫の増加から55ドル手前からやや失速して引けています。

【貴金属市況】
NY金は1315.1ドル(+1.1)と小幅ながら続伸する展開となっていますが、引け後にドルが一段と上昇する動きから現在は1306ドル前後まで軟化しています。TOCOM夜間取引は円安背景に一時4682円と1年ぶりの高値示現し、その後はドル建ての価格が下落に転じたことから本日の円換算は4650円前後になります。リスク選好の株高の米国市場ではSPDRが今月に入り16トン前後減少する動きとは対照的に、中国人民銀行は昨年12月から2年ぶりに金保有を増加させています。

【穀物市況】
穀物市場は大豆が小反落し、コーンは小幅続伸するまちまちな展開、米中協議の行方に市場関係者の注目が絞られています。

政府機関再閉鎖への回避期待

おはようございます

【金融・為替】
米議会では与野党の超党派が15日までのつなぎ予算の期限をまえに暫定予算で合意、あとは大統領の署名待ちとなっています。壁の予算が大幅に減られされた予算にトランプ大統領は満足していなものの、政府閉鎖が再び起こることは大統領にとっても避けたい事態であることから、金融市場は好感してダウ平均は2万5425ドル(+372)に急反発しています。為替はドル円が110円45銭前後で推移、このところ下落一途のポンドやユーロが反発に転じて1.133ドルに、ドルは対欧州通貨に対して反落しドル指数は96.7ポイントに反落しています。米10年債利回りは2.686%に小幅に上昇しています。気ままで気まぐれなトランプ大統領の判断を待つことになります。

【石油市況】
原油は53.10ドル(+0.69)に反発していて、サウジ石油相が3月も減産拡大を意図する発言をしたことや、米中協議への期待から上昇しています。一方でOPECは月報で2019年の需要が景気減速から減少する見通しを発表しています。

【貴金属市況】
金はドル高が一服したことから反発に転じ1314.0ドル(+2.1)で引けています。上昇幅は株価の急反発もあり削られたものの、ドル安背景に下値も堅く推移しました。本日の円換算は4645円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆、コーンともに反発に転じています。トランプ大統領が米中協議の進展内容によっては、3月1日の期限を延期する準備があると発言したことを好感した模様です。

2か月ぶりのドル高に商品市場上値重い展開

おはようございます

【金融・為替】
春節の連休が終えた中国では、首都北京で次官級の貿易協議が11日から3日間の予定で始まりました。知的所有権に関しては中国側の一定の歩み寄りも見られるようですが、技術移転の強要や国有企業の補助金などの問題が最大のテーマとなるようです。さらに仮に協議の合意に至っても、過去の経緯から中国側の履行に関して米国側は根深い不信感を持っていて、合意履行の定期的な検証も課題となっている模様です。3日間の協議による進展により、その後は閣僚級に引き上げて継続協議の予定となっています。いずれにしてもトランプ・習の首脳会談が開かれる予定は現状では難しい状況で、期限の3月1日まで残すところ3週間を切っています。

ドル円は110円35銭前後で推移していて、これまで瞬間タッチの110円台の抵抗を抜ける円安、ドル高水準となっています。ドルは対ユーロでは更に上昇し1.127ドルに続伸し、ドル指数は97.0ポイントと12月下旬以来の高水準に上昇するドル高水準となっています。米10年債利回りが2.661%に上昇した子もドル買い要因と見られます。欧州ではドイツに続き、英国経済の失速も鮮明となったこともユーロ売り要因と見られています。ダウ平均は米中協議への期待に序盤は反発して開始も、引けにかけては下落に転じ4日続落の2万5053ドル(−53)で引けています。

【石油市況】
原油は52.41ドル(−0.31)に小反落し、北京での貿易協議への期待の一方で、世界的な経済減速懸念による原油需要の後退を意識した取引となっています。

【貴金属市況】
金はドル相場の続伸を嫌気する取引となり1311.9ドル(−6.6)に反落して引けていますが、ドルの強地合いの割に大崩れしない背景にはFOMCの金融政策がハト派的なことや、世界的な経済の減速懸念があり安全資産として意識が働いているものと推測されます。一方で最大金ETFのSPDRは、先週は連日のように持ち高を減らし8トン前後の減少は懸念材料でもあります。本日の円換算は4630円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は概ね続落基調となっていて、引き続き米中の貿易協議が最大の関心事となっています。

米中協議への悲観見通し続く

おはようございます

週末のNY市場では前日に続き米中貿易協議に対する悲観的な見通しから、ダウ平均は一時280ドル超続落に見舞われる場面が見られ、その後は下げ幅を詰めたものの2万5106ドル(−63)に3日続落して引けました。週明けの11日から北京で次官級の会合を開き、週後半の14日からライトハイザー氏やムニューシン氏が参加して閣僚級会合が開かれる予定です。トランプ大統領は現状は習主席との会談予定はないと発言し、3月1日の期限までの残り時間は限定的なものとなっています。

為替市場はドル円が109円75銭前後で今週はもち合いが継続ながら、ユーロはこの日も1.132ドルに続落し、ドル指数は96.6ポイントに続伸しています。米10年債利回りは2.636%に低下しています。リスク回避の動きにドル高が進行も、円高の動きは以外に限定的なもので、景気後退観測のユーロ圏経済への悲観見通しにユーロが下落が顕著なものとなっています。

商品市場では原油が52.72ドル(+0.08)と小幅に反発していて、株安や原油掘削リグ数の増加も減産などの値ごろ感から下値が支えられています。金は取引序盤こそドル高に押されて下落していましたが、米中協議の先行き不透明感から買い戻される展開となり1318.5ドル(+4.3)に反発して引けています。(円換算4625円前後)

良い週末をお過ごしください!

米中貿易協議への期待後退にリスク回避に

おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は2万5169ドル(−220)に大幅続落しています。この日、欧州委員会が英国と欧州の景気減速から成長率見通しを引き下げたことから欧州株が急反落し、米国では米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が米中の貿易協議の合意にはまだ距離があるとし、悲観的な見通しを述べたことも米国株の下落につながった模様です。欧州では域内最大経済大国のドイツの景気指標が継続的に後退を示し、米国では来週北京を訪問する予定の財務長官ムニューシンとライトハイザーUSTR代表の協議に悲観的見通しが広がり、3月1日の期限までに習主席と会談すると発言したトランプ大統領の行動にも黄色い信号が点滅する状況となっています。

為替市場ではドル円は109円80銭前後で推移し、ユーロは引き続き続落して1.133ドルに続落し、ドル指数は96.5ポイントに続伸し今週のドル相場は対ユーロでの上昇が目立っています。米10年債利回りは株高・債券安から2.652%に低下しています。

【石油市況】
原油は52.64ドル(−1.37)に反落していて、米中協議への悲観的な見通しに傾いたことや、欧州のリセッション懸念などが相場水準を押し下げていうようです。一方では引き続きOPECの減産や、ベネズエラの政情不安が下値を支えています。

【貴金属市況】
金はドル高が続く逆風のなかアジア時間には1300ドルの大台を割れを試すような時間帯がありましたが、その後は欧州経済の減速や貿易を巡る米中協議に悲観見通しが台頭したことから安値からは戻し1314.2ドル(−0.2)に小幅下落にとどまっています。政府機関閉鎖により遅れて発表されるCFTCではようやく12月末の分まで発表され、差引のネットロングは384.9tまで増加しました。売り過剰と見られた弱気ポジションはピーク時の4割程度まで減少し、年初からもショートカバーによる上昇につながっている模様です。本日の円換算は4615円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は軒並み下落していて、米中協議合意への悲観的な見通しから中国の買い期待が後退する展開となっています。

一般教書演説終了に次はロシア疑惑!

おはようございます

【金融・為替】
トランプ大統領の一般教書演説は、予想通りメキシコとの国境の壁問題が主題となったことを含めて、中国への貿易紛争への言及等目新しいものは見られず、金融市場の波乱要因とはならなかった模様です。米朝の首脳会談にも言及し今月27、28日の両日ベトナムで開かれ予定が明言されました。

ドル円相場は109円台後半でのもみ合いが続き、110円台の定着は本日も見られず現在109円95銭前後で推移しています。一方でユーロは前日に続き下落が続き1.136ドル近辺で推移し、ドル指数は96.3ポイントに続伸しています。米10年債利回りは序盤は2.6%台後半まで軟化も、その後の入札の不調が伝わると上昇に転じ2.702%に上昇しています。ダウ平均は2万5390ドル(−21)と連日の上昇が一服して小反落しています。

【石油市況】
原油は54.01ドル(+0.35)に小反発に転じ、EIAの原油在庫が減少していることやOPECの減産を評価する動きとなった一方で、世界経済の減速による需要減速との綱引き状態が続きます。

【貴金属市況】
NY金はドル指数の続伸に見られるように、特に対ユーロでのドルの下落から続落し1314.4ドル(−4.8)で引けています。本日こそ小反落している株価の総じて堅調を維持していることあり、金には売り物が入り高値修正が続いています。本日の円換算は4610円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆は引き続き中国からの大口成約に小幅に続伸し、コーンは小反落しています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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