本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

英正式離脱、米温暖化規制拒否の内向き進化

おはようございます

【金融・為替】
トランプ政権の公約実行力に陰りが見えるなか、英国は29日にEUから正式に脱退する書簡を送りました。第2次大戦以降世界の自由貿易をけん引したはず両国の様変わりは顕著で、移民排除や自由貿易協定の後退は欧米の内向き化を進め先進国の同盟の足並みが乱れるなか、中国やロシアがその間隙を縫って国力の強化を図る図式で、國際社会が危ぶまれる状況の始まりかもしれません!

ドル円は111円丁度を挟む水準で保ち合いに、ユーロは1.076ドルに小幅に続落し、ドル指数は99.9ポイントに小幅続伸しています。ダウは2万659ドル(−42)に小反落し、10年債利回りは2.386%に続落しています。今日は特に景気指標の発表もなく金融市場は比較的無風状態といったところですが、トランプ大統領は温暖化規制撤廃の大統領令に署名し支持率の低迷に躍起となっています。就任当初から45%と歴代大統領の就任初期段階では最低の支持率は、最新の世論調査では36%に落ち込んでいます。移民敗訴の大統領令は退けられ、オバマケアの修正案は議決することを断念させられる状況や、就任前のロシアへの接近等政権への国民の視線は更に冷めたものとなっています。次に議会にはかる税制改革法案が万一議会を通らない事態に陥ると、求心力の低下は避けられずトランプ政権の正念場が近づいているようです。

【石油市況】
原油は49.51ドル(+1.14)に続伸し、ブレント相場も52.42ドル(+1.09)に続伸しました。原油在庫は増加したものの、事前予想の増加幅を下回ったと受け止め方や、OPECの減産延長の動きが下値を支えた模様です。

【貴金属市況】
金はドル相場の堅調地合いからアジア時間に一時1246.9ドルまで沈む場面が見られましたが、欧米時間に下値を切り上げ前日比では続落するも1253.7ドル(−1.9)に下げ幅を縮小して引けています。本日の円換算は4460円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は原油相場が続伸した背景から。小麦は反発し、コーンも小反発しましたが大豆は上値重く下落しています。

リスク回避の動きが後退して株価が反発・金は小反落

おはようございます

【金融・為替】
オバマケアの修正案を撤回したことによりNYダウは8営業日連続の下落も、本日はアップル株が牽引役となり反発に転じ2万701ドル(+150)で引けています。トランプ政権への公約実行に対する不透明感は残るものの、目先の売られ過ぎ感もあり値ごろ買いからの反発と見られます。ドル円は110円20銭前後の円高水準が本日も見られましたが、株価の反発ともにリスクオフの動きが後退してドルは反発して現在111円10銭近辺まで戻しています。ユーロも1.081ドルに下落して、ドル指数は99.6ポイントまで戻しています。株高・債券安から10年債利回りは2.409%に戻しています。

本日は英国が正式にEU]離脱の書簡をメイ首相からEUトゥスク大統領に渡るものと思われ、4月下旬のEU首脳会議後に交渉が開始される見通しです。利害が相反することからEU側は第2の英国を作り出さないためにも厳しく交渉にあたるものと推測されます。英国ではスコットランドが独立を巡る再度の国民投票を求めて政府と交渉中、また、北アイルランドがアイルランドに併合を求める動きや、ウエールズでもスコットランドに続き独立を求める動きもあり、イングランドを含めた4つの連合王国に亀裂が生じていることがエスカレートすることも懸念されています。

【石油市況】
原油は48.37ドル(+0.58)に反発し、ブレント相場も51.33ドル(+0.58)に反発しています。OPECの一部の加盟国では6月に期限が切れる減産の影響を議論していることや、リビアで武装勢力が原因とみられる供給障害が起きていることを材料視した模様です。

【貴金属市況】
金はNTの取引序盤にドル安を手掛かりに1258.4ドルまで買いあがるも、前日の高値にとどかなかったことやドルが上昇に転じたことから軟化し1255.6ドル(−0.1)と小幅ながら軟調な展開となりました。また、株や原油が反発に転じたことから逃避買いが後退する動きとなりました。本日の円換算は4455円前後になります。

【穀物市況】
原油や株価の反発に加えてドル安が一服したことから、リスクオフの動きがやや後退して穀物市況もコーン・大豆・小麦ともに反発に転じています。

欧米の政治リスクが日本にも波及

おはようございます

【金融・為替】
オバマケアの修正案を見送った米政権に議会の壁が立ちふさがり、日本では森友学園の問題の長期化や新たな疑念先として首相の友人が理事長を務める加計学園にも火種が飛び火して、欧米の政治リスクは日本にも波及する勢いとなり、週明けの日経平均は1万9000円を割り込みアジア・欧州の株価は下落する動きに、震源地の米株も序盤は200ドル前後の大幅続落に見舞われ、引けにかけては下げ幅を縮めるも2万550ドル(−45)と5年半ぶりに8営業日続落となりました。加計学園の問題は森友問題よりも安倍政権にとって痛手になると見られ、首相の友人であるだけに野党の追求はより厳しいものとなりそうです。

ドル円は株安のリスクオフから一時110円20銭近辺まで円高が進行し、米株価の戻りとともに小反落して現在110円60銭近辺で推移、ユーロは1.086ドルと円同様に上昇後に小反落し、ドル指数は一時98ポイント台に下落し現在は99.0とドルは総じて続落する展開となっています。米10年債利回りは2.378%に低下し、株安・ドル安・債券高・金利低下とリスクオフの定型的な動きとなっています。

【石油市況】
原油は反落して47.73ドル(−0.24)に、ブレントも小幅反落して50.75ドル(−0.05)とWTI同様に下値を切り上げ切れない状況です。米原油在庫の増加観測が続き供給過剰を嫌気するもので、6月期限のOPECの減産延長の協議もいまのところ効果がでていません。

【貴金属市況】
NY金は取引序盤の株安・ドル安の動きから逃避買いが膨らみ一時1261.0ドルと2月下旬以来一ヶ月ぶりの高値を次元し、その後の株価とドルの反発から上昇幅を縮めるも1255.7ドル(+7.2)に続伸して引けています。政治リスクの高まりに金融市場ではリスクを嫌う動きに、金や債券に一部の資金が流入する動きに反応したもので、本日の円換算は4450円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況では大豆が10ドルの節目を割れてから力なく本日も続落、コーンと小麦も総じて軟調に推移して株安のリスクオフの動きが穀物市況にも波及して資金の流出が背景にある模様です。

トランプ政権の政治リスク健在

おはようございます

新横綱「稀勢の里が逆転の連覇」を成し遂げました。強い思いが奇跡を呼び込んだ優勝という二文字、もちろん本人の意志の強さがあってこそですが、周りへの感謝の気持ちをいつも口に出していている横綱、いろんな面で見習いたいものです!

さて、米政局はオバマケアの成立の見通しの立たないなか見直し案を断念しました。トランプ政権の神通力もここまでか?という印象ですが、本人はまだ強気のようで次は減税法案をかけるとのこと、元来オバマケア廃止案が最もスムーズに通りやすいとの判断が働いたから最初に法案を成立させて政権に勢いをつけたいとの考えからのもの、減税や公共投資法案はハードルは一段と高いもので、オバマケア見直しから浮く11兆円を減税の原資とする思惑は見事にはずれたことから、今後の政権運営に暗雲が立ち込めたことになります。トランプ政権の政治リスクは残ることになります。

欧州ではイタリアでEU首脳会議を開き、英国離脱の危機での結束を意図したものでした。英国のEU離脱の正式通知は今週中と見られ、双方の離脱に向けた協議が今後2年間の長い時間をかけて始まります。離脱しても自国に有利にことを勧めたい英国と、離脱には大きな代償を伴うことを証明して、英国に続き離脱を模索する他国追随を許さないEU側、難儀な交渉は続くことになります。フランスでは大統領選の第1回が4月23日に投票され、決選投票が5月7日となります。決選投票が予想されるマクロン・ルペン両候補ともに議会での議席は少なく、6月の議会選挙も注目され、極右ルペンが敗北しても課題は残りそうです。

欧米の政治リスクが高まっている状況下ですが、先進国で最も安定政権と見られた安倍政権も「森友問題」が思わぬ展開となり、安倍政権を揺るがす事態に発展する可能性から予断を許さない情勢です。

中国では習政権が「核心」と呼ばれほどの権力を掌握し、李首相の影も霞むほどの独裁政権を確立させています。国内では通貨元の流出が続き、外貨が3兆ドルそこそこまで減少するドル売り・元買い介入を強めて元の防衛に奔走、外交面では貿易や北朝鮮問題に関して習・トランプ会談で米国との協調体制を築けるかが注目されます。北と言えばロシアが来たとの二国間交渉から北の労働者を極東(北方4島)で就労させる協議がまとまり、中国よりも北への影響力を強める動きに、米・中ともにロシアの動きを警戒しています。

今週もよろしくお願いします

ヘルスケア法案は再々先送りに

おはようございます

オバマケアの代替え法案の採決は前日に延期されたばかりですが、本日も決を取るに至らず再々先送りとなりました。共和党の一部に修正案が手ぬるいとあくまでも廃案を主張する強行意見があり、この状況では否決される可能性が高まり再度の見送りとなりました。下院では民主党が全員反対に加えて、共和党からも21人が反対に回ると否決となるために見送られる運びとなった模様です。

トランプ政権として4月の7日頃からの議会の休会前に上下両院で成立させたい意向でしたが、多数派を占める両院で早くも造反の動きに政権運営が不透明な状況となりました。政権公約の減税や公共投資、更に規制緩和などの期待にトランプラリーはこれまで順調に株価上昇に貢献してきましたが、ここにきて身内の共和党議員によって公約が暗礁に乗り上げたものとみられ政権運営の行き詰まりが表面化する事態に陥りました。

公約実行の不透明感からダウは2万596ドル(−59)と7日連続安となり、7日安は昨年の大統領選以前の5ヶ月ぶりのことになります。主に規制緩和期待から買われたGSなどの金融株の下げが目立つようです。

為替はドルの弱含む展開が続き、ドル円は本日も110円台後半の水準に下落(円は上昇)する場面もありましたが、引けにかけてドル売りが一服して111円30銭近辺と前日とほぼ変わらず、ユーロは1.079ドルで取引され、ドル指数は99.6ポイント前後で取引を終えています。10年債利回りは2.418%と比較的安定した水準で保合い引けていますが、トランプ政権の実効性の低下は今年の利上回数を3回とした金融政策にも影響を及ばしかねない情勢となっています。

商品市場ではWTI原油が47.97ドル(+0.27)に、ブレント相場も50.80ドル(+0.24)に小反発して引け、連日の供給過剰を嫌気する展開も週末のショートカバーに戻して引けています。金はドル相場がもち合うも政権運営の不透明感を手がかりに堅調推移して1248.5ドル(+1.3)で引けています。穀物市況は節目の10ドルを割り込んだ大豆が続落、つtれてコーンも小幅に続落し、全般に株価の動向の冴えない展開からネガティブな展開となっています。

良い週末をお過ごしください!

ヘルスケア法案採決は明日に延期

おはようございます

【金融・為替】
注目の米下院でのオバマケアの修正案(ヘルスケア法案)は、共和党の一部強硬派(自由議員連盟)が難色を示していることから明日午前に採決を延期して、ホワイトハウスは最終案を提示した模様です。上院よりも議席数で大きく民主党を上回る共和党ですが、ここでの採決が万一否決されるとトランプ政権の看板公約である減税やインフラ投資に黄色い信号が点るために、政府はなりふり構わずにこの法案を通したいところです。

米政権の政策実行が揺るぐなか金融市場ではリスクオフの動きが続き、ドル円は一時110円63銭まで円買いが進行し現在も110円95銭と円高水準で推移、ユーロは1.078ドルと円とは対照的にこの3日間の動きは一定のレンジで推移、この日ECBの民間銀行への資金供給を実施したところ過去最高額に達したとのことで、出口に向かうECBから現在の低金利で資金を集めるために利用額が増加したものと推測されます。ドル指数は99.7ポイントと保ち合い、主要国では円相場の上昇が際立つ状況となっています。ダウは2万656ドル(−4)と小幅ながら5日続落し、ヘルスケア法案の通過待ちに神経質な展開となっています。10年債利回りは2.418%に小幅ながら上昇しました。

【石油市況】
原油は時間外で48ドル台中盤まで戻す場面も見られましたが、立ち合いに入ると徐々に値を削る動きとなり47.70ドル(−0.34)に続落して引けています。ブレント相場も50.56ドル(−0.08)に小幅ながら続落しています。引き続き米原油在庫の記録的な高水準から、供給過剰を意識したものになっています。

【貴金属市況】
金は6日ぶりに小反落し1247.2ドル(−2.5)で引けました。トランプ政権の政策実行の不透明感から株やドルが下落途上にあるために一時1253.3ドルの戻り高値を示現も、ドル相場が比較的落ち着いていることや、長期債利回りが小幅上昇したこともあり高値警戒も伴う展開となりました。目先は明日午前のヘルスケア法案の議決の動向が注目されます。本日の円換算は4430円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は大豆が前日に節目の10ドルを割り込み、本日も大台拡幅できずに続落基調となったことからコーン・小麦も連れて続落しています。

トランプの公約の実効性が問われる展開

おはようございます

【金融・為替】
米下院では本日オバマケアの修正案の採決が予定されていますが、野党民主党の反対はもちろん、共和党議員での調整が難航している模様で、トランプ政権の本丸である減税やインフラ投資の着手が先送りされる可能性が今週の株やドルが下落したリスクオフの原因となっています。ドル円は一時110円73銭まで円が買い進められ昨年11月下旬以来4か月ぶりの高値を付け、現在はドルがやや戻す動きに111円20銭前後で推移しています。一方でユーロは1.079ドルと前日の値動きの範囲に収まり、先週のオランダ総選挙の結果や、フランスの大統領候補のテレビ討論で極右ルペン氏が予想外に守勢に立たされたことからユーロは円よりも比較的安定して推移しました。ダウは2万661ドル(−6)と大幅な続落はひとまず回避され、10年債利回りは2.396%と小幅低下となっています。昨年11月の大統領選後のトランプ相場は仮想減税や仮想インフラ投資、更には仮想規制緩和に沸いてきましたが、今後はより現実に基づいた展開に移行するものと思われ、仮想から現実に引き戻されての展開が予想され、いい意味では地に足の着いた歩みに戻るものと推測されます。

【石油市況】
原油市況は米原油在庫の増加が再認識され供給過剰を嫌気する動きに続落し、WTIは48.04ドル(−0.20)に、ブレントも50.64ドル(−0.32)にそれぞれ続落を強いられています。OPEC減産に12月から50ドル台を維持してきた原油相場ですが、足元の米原油在庫を改めて見直され供給過剰が50ドルの大台を遠いものにしています。

【貴金属市況】
前日のドル安・株安のなかで米債券とともに買いを集めた金相場、ドル指数が下落一服も引き続き強基調を維持して1249.7ドル(+3.2)に続伸しています。前日にNY金は取組高を1万6千枚余り増加させ投機筋の買い物を集めています。欧州の政治リスクがやや一服も、米トランプ政権の政治リスクを材料としたものです。2月の高値1264.9ドルは3月利上げ見送りの公算から買われたもので、今回は現実に利上げを実施されたものの政治リスク背景に買われたものです。テクニカルでは節目の1250ドルに瞬間タッチし、200日移動平均線のある先の高値近辺がターゲットになりつつあるようです。本日の円換算は4450円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は原油の下落が止まらないことからや、南米産穀物の出回り背景に軟調推移し3銘柄ともに続落しています。

トランプ相場の巻き戻し

おはようございます

気象庁からの開花宣言、月末月初は見ごろを迎えそうです。一方で強風に乗って花粉の飛散も半端ないようで、花粉症の人にはやっかいな季節となりますね。

【金融・為替】
ダウ平均が大きく下げて2万668ドルと前日比237ドル安に大幅に続落し、下げ幅は昨年9月以来最大の幅で当然トランプ相場では最大下げ幅となります。民主党がドット・フランク法を廃止する規制緩和に党を上げて阻止するといった報道や、オバマケアの代替法案に一部の共和党下院議員が反対したとも伝えられていますが、減税・インフラ投資・金融の規制緩和等の先食いの目立ったトランプ相場の修正局面とも考えられます。

株高の修正はリスクオフ局面となりドルは総じて軟調に推移しています。対円では111円75銭前後で推移して2月下旬以来のドル安・円高水準に、対ユーロでも1.080ドルに下落、フランスで大統領候補によるテレビ討論会が開かれ、直後の世論調査で極右ルペン氏よりも対抗のマクロン氏が優勢と伝えられたこともユーロを押し上げた要因と見られます。ドル円尾111円台後半は2月初旬と下旬に2度つけていますが、レンジの下限付近に来ていてレンジ死守できるのか微妙な局面となっています。ドル指数も99.7ポイントと2月下旬以来の低水準となっています。10年債利回りは2.436%に小幅ながら低下し、今年3回利上げにとどまるとの見方から金利差縮小もドル売り要因と見られます。

【石油市況】
原油は続落し47.34ドル(−0.88)に続落し引け値ベースでは昨年12月下旬以来の安値となり、ブレント相場も50.96ドル(−0.66)と先週の安値に接近して引けています。昨年11月のOPEC減産から立ち上がった相場も巻き戻し局面と見られ、買い過剰の修正と見られます。

【貴金属市況】
金はドル安の動きや株価下落に対する逆相関性から上昇し1246.5ドル(+12.5)に大幅続伸、10日の雇用統計の日の安値から50ドル強の修正高となりました。ドル・株・原油市況等の商品安にも関わらず、安全資産への逃避買いが生きており数少ない上昇銘柄となりました。先週のFOMCで今年3回の利上げに収まる見通しから一気に様変わりして上昇、節目の1250ドルや2月の高値1264.9ドルが意識される水準となっています。但し、我らが円建て金の換算値は為替に押されて4455円前後となり、今月上旬の高値には100円前後及ばない水準になります。

【穀物市況】
穀物市況は株安・原油安の外部環境の悪化や、南米産の出回り時期が迫っていることから小麦・コーンが続落し、大豆はわずかながらに小反発するにとどまっています。

保護主義台頭警戒に円が買われる

おはようございます

【金融・為替】
週末にドイツで開かれたG20では「反保護主義」の文言が米国の反対から削除、昨日の日独首脳会談では日本と独(欧州)が受有貿易を推進することで一致したものの、世界最大の経済大国米国の保護主義を翻意させるのは容易なことではありません。英国のメイ首相はEU離脱証明は今月29日とし、2019年3月末にかけて長い長い交渉が待ちかまえます。まずは英国のEUへの拠出金の未払い分600億ユーロ(7兆3000億円)の件で、英国は既に支払い拒否の姿勢であることから序盤から交渉の難航が予想されます。オランダ総選挙では与党自民党が第1党を死守したものの議席数自体は減らしていて、今後のフランスの大統領選挙やドイツの選挙にも大衆迎合(ポピュリズム)の台頭が欧州の結束の足並みを狂わせる可能性を排除できない状況です。

週明けの金融市場は市況に影響する指標の発表もなく概ね静かな展開で、ドル円は112円50銭にややドルは続伸し、対ユーロでも1.073ドルに小幅続落し、ドル指数は100.3ポイント前後で推移しています。ダウは2万905ドル(−8)に小幅に続落し、10年債利回りは2.473%に小幅低下しています。

【石油市況】
原油は48.22ドル(−0.56)に反落し、ブレント相場も51.62ドル(−0.14)に小反落して引けています。米原油在庫の増加傾向の持続や、シェール掘削リグ数の増加継続も投機筋の買い意欲を削ぐものとなっています。CFTCによると買い越し残はキープも、新規売りが大幅増加したことが目立っています。

【貴金属市況】
金はFOMCによる緩やかな利上げペースやドル相場の軟調推移を受け、小幅ながら続伸して1234.0ドル(+3.8)で引けています。先週は年3回とする利上げ見通しに対して、年4回を織り込み1200ドル割れ水準まで売り込まれた金価格は反転上昇に転じました。当面は1200ドルを押し目底目途として、今後のドル相場の変動に左右されるものと思われ、欧米の政治リスクにも反応を示す展開が続くものと思われます。本日の円換算は4450円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は小麦の急反落を嫌気して、コーン・大豆も軟調推移しています。

ドルの売り戻し続く

おはようございます

FOMC後は利上げの加速減退にドルを売り戻す動きが続いています。ドル円は112円70銭とレンジの下限に接近し、対ユーロでも1.073ドルに下落し、ドル指数は100.1ポイントまで下落しました。10年債利回りもFOMC後に低下して2.501%んい低下しています。3月に入り矢継ぎ早にタカ派に様変わりしたFOMCメンバーの発言に、市場が先回りして今年4回利上げを織り込みに動いたことからその半動が今週は続いたということでしょう。

市況はダウ平均は2万914ドル(−19)と小幅に続落、商品市場はドル安背景に概ね堅調も上昇幅も限定的、WTI原油48.79ドル(+0.03・)ブレント原油51.76ドル(+0.02)・金は1230.2ドル(+3.1)、穀物市場は大豆小反落も、コーンと小麦は続伸しています。

良い連休をお過ごしください!
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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