本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

リスク選好も底堅い金相場

おはようございます

米減税法案の成立期待にリスク選好の金融市場ではダウ、ナスダック、S&P500が史上最高値を更新する週末となりました。ドル相場も長期債利回りが上昇したことから反発し、ドル指数も93.9ポイントに反発してドルが総じて堅調となる株高・ドル高の流れで一週間を終えることになりました。

税制法案は一部の共和党議員の反対姿勢を軟化させるために、法人税率を当初予定の20%から21%に1%切り上げ、低所得者層の子供控除の予算を確保したことから反対から賛成に回ることになったことから一気に成立期待が高まるものとなりました。先週はアラバマ州の上院補欠選挙で共和党が破れ、上院は来年から共和51対民主49議席になることから、年々成立を目指す動きが加速したことになります。今週は19日に下院で議決し、20日に上院で議決、21日にトランプ大統領の署名ができれば予想の展開となり来年からの実施となる見込みです。

そんなリスク選好の金融市場にあって安全資産としての金はこのところ下落を強いられていますが、週末のドル高・株高の向かい風ながら1250ドル台を推移して比較的下値の堅い動きが注目されます。ブームとなっているビットコインと比較されることも最近多いのですが、時価総額ベースではビットコインが2750億ドル、金は8兆3000億ドルとビットコインのほぼ30倍あります。ビットコインは個人の間では取引はさかんですが、多くの資金を運用するヘッジファンドや金融機関、更には機関投資家のあいだでは流動性の低いビットコイン市場への参入は慎重となっています。

その一方で金相場もリスク選好から一部資金の流出から、9月の高根1350ドルから100ドル前後の調整安を強いられる展開となりました。但し、1240ドル前後のところがサポートされて週末は4週ぶりに週間足ベースで陽線引けとなりました。この間に最大金ETF・SPDRからの資金流出は最小限にとどまり大きな資金流出は見られませんでした。

減税という選挙公約の実現に向けてに盛り上がるトランプ政権ですが、ロシアゲートの問題や政権内部の混乱など政治リスクは健在で、安全資産としての金市場からの資金流出は限定的なもののとどまっているようです。NYの金先物市場では投機筋の買い越しが11がつ28日時点で698tに膨らんでいましたが、直近今月12日は333tに急減少していて7月下旬以来の低水準まで減りました。買い過剰は転売目的の投機筋にとっては転売して取引が終了することから、現状の投機買いの減少は売り予約の減少を示し、相場の下落要因が緩和に向かうことが想定されますので、今後の金相場に底堅さが戻ることが予想されます。

今週もよろしくお願いします

株高のリスク先行に戻る

おはようございます

NYダウは前日に6日ぶりの反落となりましたが、本日は急反発して2万4651ドル(+143)とナスダックやS&P500と並び史上最高値を更新しました。株高・債券安のリスク選好の動きから10年債利回りも2.353%に上昇してドル相場も持ち直す動きとなり、対円112円70銭前後に、対ユーロでも1.175ドルに戻し、ドル指数は93.9ポイントに反発に転じています。引き続き税制改革法案の通過期待が株価を支えていて、今週は円高に押されて下落した日経平均株価も週明けは反発が予想されます。

税制法案は下院での意見集約がされた模様で、今後上院との詰めの段階に入ります。前日には共和党内で一部造反の動きが見られましたが、法案修正により成立に向けた楽観的見通しが広がっています。

商品市場ではWTI原油が57.30ドル(+0.26)に続伸し、米シェールの掘削リグ数が6週間ぶりに減少に転じたことや、北海油田の送油の停止が続いていることを背景に小幅に上昇しました。NY金は序盤に1264.5ドルと戻り高値を取る動きとなりましたが、ドル高に押されて上昇幅を削ったものの1257.5ドル(+0.4)と小幅ながらプラスを堅持して引けています。このところ下落基調の金は週足ベースで4週間ぶりの陽線引けとなりました。(円換算4540円前後)

良い週末をお過ごしください!

イベント終了に次の材料模索

おはようございます

【金融・為替】
前日のFOMCは事前予想通りの内容となりましたが、市場に一部には2018年の利上げ加速を予想するものもあったことから3回利上げの見通しがややハト派と捉えられた模様です。続いて本日ECB理事会が開かれサプライズはなかったものの、通貨ユーロは下落する反応を示しています。米金融当局が利上げに動き、来年はECBが続くものと推測され、日銀もマイナス金利から金融界に配慮した部分的な緩和縮小も一部に見込まれる状況となっています。

ドル円は112円40銭近辺で推移、ユーロは1.177ドルに小幅安、ドル指数は93.5ポイントと小幅な上昇になっています。ダウは2万4508ドル(−76)に反落し、10年債利回りは2.346%と小動きに終始しました。ダウは6日ぶりに反落に転じ利益確定売りに押される一日となった模様です。注目の財政改革法案ですが、拮抗する上院で共和党内にまだ反対する議員がいると報道されたことや、共和党下院議長ライアン氏が来年辞任を検討していると報じられ、政権に対する不透明感がまた漂う状況となっています。

【石油市況】
原油は57.04ドル(+0.44)に反発し、ブレント相場も63.31ドル(+0.87)に反発しました。国際エネルギー機関(IEA)が来年前半は日量20万バレルの供給過剰も、後半には解消に向かうとの見通しが本日の市況を下支えしたものと見られています。

【貴金属市況】
金はFOMCを織り込んだアジア時間で一時1260ドル台まで戻り、欧米時間でもドルの弱地合いが支える展開が続き1257.1ドル(+8.5)に続伸して引けています。今夜のNY市場の引け後に発表されるCFTCで投機玉の推移が注目され、買い方勢力がどの程度振るわれたのか確認されることになります。本日の円換算は4520円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場はアルゼンチンの降雨予想を嫌気して大豆が下落も、コーンと小麦は連れて軟調も、小麦は戻す展開となりました。

予想通りのFOMCにドルを売る動き

おはようございます

【金融・為替】
FOMCでは政策金利を0.25%引き上げて1.25%〜1.5%とし、2018年も3回の利上げを見込む事前予想に基づくものとなりました。さらに声明文では景気については底堅いペースの拡大が続くとして、来年の成長率は9月予測の+2.1%から+2.5%に上方修正しました。失業率も完全雇用と見られる4.6%を超える4.1%の現状から、来年後半は3.9%まで下がる見通しで労働市場のひっぱくが強まるとの見方を示しています。但し、足元の物価上昇率は1.6%と目標の2.0%に届かず、9人のメンバーのうち今回利上げに反対票を投票したふたりのメンバーが存在した原因は低インフレとしています。イエレン議長は最後の定例記者会見に臨みましたが、税制改革は成長率を押し上げると評価し、物価上昇率は2%程度で安定すると発言しています。

為替市場ではFOMC予想通りの内容となり、今後も緩やかな利上げ方針を確認できたことからドル買いのポジション調整が進み、対円で112円55銭に、対ユーロでも1.182ドルにそれぞれ軟化してドル指数も93.4ポイントに反落しました。また、10年債利回りも2.349%に低下してドル売り要因となっています。ダウ平均は続伸して2万4585ドル(+80)と、税制改革の進展やFOMC好感から高値を更新して引けています。共和党内の減税反対の議員の対応として法人税20を21%に変更し共和党上下両院で合意され、来週の議会での採決を目指すことになりました。共和党一部議員が高齢者の医療費削減に反対したために、医療費ねん出のための1%引き上げと見られ党内の協調を図つたもようです。

【石油市況】
原油は56.60ドル(−0.54)に続落し、ブレント相場も62.40ドル(−0.90)に続落しています。今週は北海油田のパイプラインの故障に反応を示し上昇する場面も見られましたが、米国市場では原油生産量が史上最高に達していることから、先行きの供給懸念後退に値を消す展開となっています。

【貴金属市況】
NY金はドル相場が長期債利回りの低下もあり反落に転じたことから反発に転じ、1248.6ドル(+6.9)で引けています。引け後のFOMC後に更にドル相場が軟化して、時間外取引の現在は1255ドル近辺までさらに上昇しています。イベント終了から目先の売り圧力が弱まった側面もあるようで、本日の円換算は4530円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は前日までの下落に下げ止まる動きを見せて、3銘柄ともに反発しています。

利上げ確実視されるFOMCは本日

おはようございます

【金融・為替】
米国市場はリスク選好が続きダウ平均は2万4505ドル(+119)と連日の高値更新、ドル円113円50銭、ユーロは1.745ドル前後、ドル指数は94.0ポイントと小幅にドルも続伸、FOMCを控え10年債利回りも2.403%に上昇しています。日本時間では明日の早朝4時に政策金利と声明文が発表され、4時半からイエレン議長の記者会見が開かれます。0.25%の利上げが確実視される中で、今後の米経済の見通しや、来年以降の利上げ回数が注目事項となります。

米議会は本日より上下両院で税制改革のすり合わせが行われ、22日の議会終了日前の成立を目指しています。同様に22日には債務上限引き上げの期限も控えていて、クリスマス前に連日慌ただしい駆け込みの日程に追われることになります。懸念されるのは投票が始まったアラバマ州の上院補欠選挙で、共和党候補がセクハラ問題で支持が急降下していることから接戦が予想され、現在52対48で共和党が過半数を占めるものの万一敗れると与野党の勢力がさらに拮抗して、造反がふたりでも法案は否決される可能性も浮上しています。

【石油市況】
原油は57.14ドル(−0.85)に反落し、ブレント相場も急反落しています。前日の北海油田のパイプライン故障に敏感に反応を示した上昇分を吐き出すもので、IEA(国際エネルギー機関)から供給量は十分で備蓄の放出は必要ないとの認識を示したことが売り要因と見られています。

【貴金属市況】
NY金はFOMCを翌日に控えて引き続き買いポジションを手じまう動きが続き、続落基調が続き1241.7ドル(−5.2)と7月中旬以来5が月ぶりの安値に沈んでいます。株高・ドル高のリスク選好が続いていることや、長期債利回りの上昇も嫌気されている模様で、FOMC前のポジション調整が続いています。連日の取組高の減少は投機筋の解消売りと見られ、過剰な買い越しが解消されることは逆に売り圧力を弱めることにつながり底値が近づく前兆とも捉えられることになります。本日の円換算は4525円前後になります。

【穀物市況】
南米の天候回復や期末在庫の引き下げ観測に大豆が続落し、コーンと小麦も冴えない市況が続いています。

週明けの株高のリスク選好でスタート

おはようございます

【金融・為替】
週明けのNY市場は目立った景気指標はないものの、出遅れ組のIT関連に買いが入り続伸2万4386ドル(+56)と最高値を更新しました。リスク選好の続く金融市場ではドルは堅調に推移して対円で113円55銭前後、対ユーロで1.176ドル、ドル指数は93.9ポイント前後で推移しています。10年債利回りは2.387%と週末と比較して小幅動きとなっています。FOMCというイベントを控えることから、それまでは大きくポジションを傾けにくいものと推測されます。

【石油市況】
原油は57.99ドル(+0.63)に続伸し、上昇要因となったブレント相場は46.69ドル(+1.29)と上昇幅も大きくなっています。北海油田のパイプラインのひび割れから送油が停止され、復旧工事に2週間程度擁するとのことです。投機買いが更に史上最高の水準に膨らみ、高値警戒が伴うものの相場は投機筋に味方する材料出現となっています。

【貴金属市況】
NY金は小幅続落して1246.9ドル(−1.5)で引けました。引き続きドル高・株高のリスク選好の外部要因から安全資産として金への指向が低下、FOMC前の投機筋の買い解消が続いていることも反発力を削ぐ状況となっています。本日の円換算は4520円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場はこのところアルゼンチンの乾燥気候から大豆中心に上昇も、産地に降雨予報が出されたことから大豆が下落し、コーンと小麦もつれ安する展開となりました。

逆風の金相場

おはようございます

12月も中旬に入り今年も残り3週間となりました。トラプ政権も誕生してから年明けに一年経過することになりますが、話題に事欠かないもののその功罪は良きにつけ悪しきにつけ、これまでの大統領とは一線を画するものとなっています。

TPP(環太平洋貿易協定)の離脱、パリ協定(地球温暖化協定)離脱といった国際協定で前政権までが築き上げてきた米国の威信を一気に瓦解させ、世界の火薬庫と呼ばれる中東を微妙なバランスで支えた政策を放棄して、イスラエルのエルサレム移転を承認しました。これには政権中枢のティラーソン国務長官やマティス国防長官の猛反対を押し切り、娘婿のクシュナー氏の主張を取り入れ大統領の権限で押し切りました。中東ではすでに流血の惨事が発生して、今後も混乱が予想されることから罪作りな発表となり混乱がエスカレートしないことを祈るばかりです。

そんなトランプ政権の政策にも金融市場ではリスク選好の株高・ドル高の流れが続いていて、税制改革の減税期待から悪材料に「貸す耳持たない」反応となっています。株高・ドル高の煽りをもっとも受けているのが安全通貨の金でしょうか。9月の1350ドル前後の高値から100ドル前後の修正安を強いられています。さすがの強気ファンドも12月5日現在前週比で158.9t減らして後退、直近ではさらに減少しているものと推測されます。

円建ても9月高値の4721円から200円前後の修正安となり、下値探りとなっています。因みに昨年12月はFOMCで利上げしたタイミングで底入れし、今年の上昇につながりました。くしくも今週12・13日のFOMCでの利上げが予定されています。12月安値を拾うと過去5年間は報われていますが、今年から来年の相場もそうなるか?注目していきたいと思います。

今週もよろしくお願いします



雇用統計から利上げは確実視

おはようございます

注目されていた大谷選手の契約はロサンゼルス・エンゼルスに決まったようです。メジャーでも人気のヤンキースやレッドソックス・ドジャースを蹴り、自身が求める二刀流が最も納得したチームでしょうから来季からの活躍を期待したいものですね!

さて、米国がイスラエルの首都をエルサレムに認定したことから、中東が大揺れしているにも関わらず、金融市場にはリスク選好の動きが続いています。ドルは堅調地合を維持して対円で113円50銭前後で今週の取引を終了し、対ユーロでも1.176ドルに続伸し、ドル指数も93.8ポイントと確りしています。ダウ平均は2万4329ドル(+117)と史上最高値をまた更新しました。雇用統計が今月の利上げを支持する内容となり、10年債利回りは2.378%と確りです。雇用者数は22.8万人増と事前予想の19.5万人を上回り、失業率は前月と変わらず4.1%に、返金給与は前年同月比+2.5%と利上げを側面支援する内容となりました。来週12・13日のFOMCでは利上げが確実視される状況です。

8日期限の債務上限引き上げは再び22日に先送りされ、それまでに税制改革の上下両院での合意に向けて折衝が続くことになります。金融市場では減税法案も債務上限引き上げにも楽観的な見通しを示していますが、今後の議会での交渉が注目され、万一決裂にでもなれば少なからぬ動揺をもたらせるものとも思われます。

商品市場では原油が続伸しWTIが57.36ドル(+0.67)に、ブレント相場も60.88ドル(+1.20)に大幅に続伸しています。中国の11月の原油輸入が過去2番目の高水準となったことや、ナイジェリアのストライキ観測が上昇要因となっています。一方でシェールオイルの掘削リグが2基増加して、引き続きOPEC原産の享受を最大に受けての増産体制となっています。金は雇用統計の内容から利上げ必至と見られることや、株高・ドル高のリスク選好の動きに押されて1248.4ドル(−4.7)に続落して引けています。本日もファンドの買い解消の手仕舞い売りが出ている模様で、彼らのlポジションの売一巡が押し目底となるものと考えられます。

良い週末をお過ごしください!


安全資産としての金の受け皿はビットコイン?

おはようございます

【金融・為替】
米国がイスラエルの首都をエルサレムと認定したことに世界に激震が走る状況ですが、金融市場はいたって平穏を保ち、リスク回避一色となっても不思議でない情勢を乗り切っています。「摩訶不思議」と表現しても大げさでない事件ながら、その時々の情勢によって反応は違うものの移ろいやすい金融市場のなせる業でしょうか。

ドル円は113円10銭前後のドル高・円安で推移、ユーロも1.177ドルに下落し、ドル指数は93.7ポイントに続伸しています。10年債利回りは2.331%と小幅に上昇し、ダウ平均は2万4211ドル(+70)に反発し、ナスダックやS&P500も上昇するリスク選好となっています。本日は米雇用統計(就業者数19.5万人、失業率4.1%予想)が発表があり、議会では9月から3か月先送りした債務上限問題が控えています。暫定的に伸ばせるのは22日までで、通常法案通過の過半数ではなく上院の6割の賛成が必要となり、野党民主党の抵抗は続く見通しです。

【石油市況】
原油は56.69ドル(+0.73)に反発し、ブレント相場も62.20ドル(+0.98)に反発しています。OPECの減産延長の強材料と、米シェール増産の悪材料が共存する原油市場ですが、前者の動きに上昇、後者の動きに下落といった構図が今後も続き、減産の実効性、増産の実効性を見極めることになります。

【貴金属市況】
NY金はドル高や株安のリスク選好の動きから強気ファンドが手仕舞い売りを出す動きが続き、レンジの下限を抜いたことからストップロスの売り物も誘い反落して1253.1ドル(−013.0)で引けています。NY金の直近取組高のピークは11/17の55.9万枚から6日現在は46.4万枚と9万枚余り減少し、700tの買い過剰はある程度縮小しているものと推測されます。NY金の相対力指数(RSI)は37Pに、東京金も25Pと売られ過ぎゾーンでの推移となります。本日の円換算は4520円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は総じて下落し、需給ファンダメンタルの弱さにファンド売りが下落を誘導する値動きとなっています。

中東情勢悪化限定的との見方にダウは小幅下落にとどまる

おはようございます

【金融・為替】
米国のイスラエル大使館の移転問題が中東情勢を一層不安定にするとの見方が広がり、金融市場にもネガティブな材料として意識されています。一方で中国は共産党大会を無事に乗り切り習主席の権力基盤が強化されたことから、今後は金融の引き締めに向かう動きが目立ち始め上海株が8月以来の安値、商品市場でも中国銘柄の代表である銅の相場が急落しています。昨日の東京市場では上記のふたつの要因から益出しの売り物に押され、400円強の下落を強いられることになりました。他のアジア株も中国はじめ続落し、欧州市場に波及する動きとなりましたが、米国市場の踏ん張りに欧州株も終盤には安値から戻す展開となりました。世界的に株高が続く今年の金融市場ですが、丁度高値警戒感もありより敏感な反応を示していて、今後も上記の材料に加えて、米政権を巡るロシアゲートや減税法案の行方、更に北朝鮮情勢など市場環境の不安定さが続くことが想定されます。

ドル円は日本株の下落を伴う円買い優勢から米国市場で一時112円台を割り込むも、その後は米国株の下げ幅が限定されたこともあり落ち着きを取り戻し112円25銭前後で推移、ユーロは1.179ドルに下落し、ドル指数は93.5ポイントに小幅に続伸しています。10年債利回りは2.330%に低下し、ダウ平均は2万4140ドル(−39)に続落しましたが、ハイテク株中心のナスダックは反発しています。

【石油市況】
原油は55.96ドル(−1.66)に急反落し、ブレント相場も61.22ドル(−1.64)に反落しました。EIAとAPIともに在庫が予想外に属していることや、シェールの増産が確認されたことも嫌気される要因であったようです。OPEC総会という大きなイベントを通過して材料出尽くしと同時に、米原油生産量に視線が移されているようです。

【貴金属市況】
NY金はアジア株の下落や中東情勢の緊張から一時1270ドル台に戻すも、米国株の下げが限定的となったことや、来週のFOMCを前に上値重い展開が続き1266.1ドル(+1.2)と小反発に留まる値動きとなりました。本日の円換算は4550円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は時間外取引で大豆中心に上昇も、その後大豆の上昇が一転下げに転じて反落し、コーン・小麦ともに下落して引けています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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