本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

6日の米中の衝突控え身構える市場

おはようございます

【金融・為替】
4日の「独立記念日」を控えて米金融市場は大半が短縮取引となりました。ダウ平均は原油価格が序盤に75ドルまで上昇したことから、エネルギー株が牽引して100ドル超続伸する場面が見られましたが、原油が反落すると株価も下落に転じて2万4307ドル(−132)と4日ぶりに反落に転じています。中国では通貨元が4月の高値から6%下落する元安の動きとなっていて、6日の関税引き上げ発動の可能性から当局が元安による輸出減少の影響を最小限に抑える元安容認政策と感がえられています。現状では米中の貿易を巡る協議の予定はなく、このまま期限を迎えると双方の報復合戦に陥る可能性があり市場は身構える状況が続いています。

ドル円は110円55銭前後で推移、前日に続き一時111円台に乗せる円安局面まで進むも111円台にはドル買いが控えて押し返されるようです。ユーロは1.165ドル前後で小幅に続伸し、ドル指数も94.6ポイントに小幅続落しています。10年債利回りは2.838%に低下していて、このところのドル円は日米の金融政策を巡り金利差を意識する展開が続いているようで、株安環境でも安全通貨としての円買いは限定的なものとなっています。

【石油市況】
原油は序盤に一時75.27ドルまで続伸し一時3年9か月ぶりの高値示現後に、上げ幅を詰めて74.14ドル(+0.20)と小幅続伸して引けています。ブレント相場は77.76ドル(+0.46)と同様に続伸して引けています。米制裁によるイラン産原油の出回り減少観測に加えて、リビアやカナダの生産障害、さらにトランプ大統領頼みのサウジの増産体制の調整問題などが引き続き需給均衡を意識させているようです。

【貴金属市況】
金はアジア時間で前日のMY市場の下落を引き継ぎ一時1238.8ドルまで続落を強いられる状況となり、昨年12月の底値に並ぶ水準まで下落しましたが、その後はドル高が一服したことから欧州時間にかけて反発に転じ、NY市場でも買い先行に戻りを維持して1253.5ドル(+11.8)に反発にし前日の下げ分を取り返す動きとなりました。ファンドの買い越しが2年半ぶりの水準まで減少し、新規売りも膨らみつつある状況ですが、本日は安値警戒も働き一部売り方のカバーも出ているようです。本日の円換算は4450円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は中国の報復対象の大豆が続落も、小麦とコーンは反発して引けています。

ドイツ連立維持に踏みとどまる

おはようございます

日本代表は強豪相手に奮闘も一歩及ばず、分厚いランキングの壁に阻まれるも唯一のアジア代表チームの意地を見せてくれました。

【金融・為替】
ドル円は110円85銭前後で推移しドルの強地合いが継続、ユーロは再び移民・難民問題で揺れるドイツ連立政権の不協和音が連立解消の瀬戸際に立たされる状況を嫌気し反落、一時1.159ドルまで下げ、その後はやや持ち直して1.163ドル近辺で推移しています。ドル指数はユーロの下落に一時95.1ポイントまで上昇し、ユーロの反発と共に94.8ポイントに下げるも前日比では上昇しています。ブルーンバーグの報道によると連立維持で合意したとの報道、ユーロ反発の要因となっています。ダウ平均はアジア・欧州株の下落に300ドル前後安く推移も、その後は反発に転じて+55ドルの2万4307ドルと小反発して引けています。10年債利回りは2.866%に低下しています。

【石油市況】
原油は73.94ドル(−0.21)に反落し、ブレント相場は77.30ドル(−1.98)に大幅に下落しています。米中の貿易摩擦の問題や、サウジの増産姿勢からの下落となりました。

【貴金属市況】
金はドイツの連立を巡る動きにユーロが再び下落したことから、ドル高の流れに変わったことを嫌気して反落し1241.7ドル(−12.8)と年初来の安値を更新して引けています。欧州の政治リスクよりもドル高を嫌気する展開となっています。週末のCFTCではヘッジファンドのロングは238.4tと2015年2月以来の水準まで減少し、ロングの手仕舞いもありますが新規売りも増加していることが目立っています。いつものことですが、先物取引は転売か買い戻しで取引終了することから、この値位置での新規売り増加は底入れ後のリバウンドにあとあと貢献するものと推測されます。本日の円換算は4425円前後となり、円建て金価格も低迷を余儀なくされる状況です。本日の日経20ページ「金を支える2つの要因」参照願います。

【穀物市況】
穀物市場は3銘柄ともに大幅下落していて、作柄の改善から豊作が見込まれる状況が続いていることや、米中の貿易摩擦を蒸し返す嫌気売りに押されています。

6日発動予定の対中国制裁の行方が注目

おはようございます

週末からの出来事

ユーロ首脳会談で難民・移民問題で玉虫合意がなされて、このところ売り込まれていた通貨ユーロが一先ず下げ止まる展開となりました。ユーロの反発はドルの一方的な上昇を食い止めてドル高一服から、ドル高で下落一報の商品価格が下げ止まる動きとなり、年初来の安値更新中の金も下げ止まり1250ドル台を回復しました。

カナダが米国に対して、1兆4000億ドル相当の米国製品を対象として報復関税を発動すると発表しました。規模は中国や欧州がこれまでに既に課しているものを上回り、カナダが最大規模となります。

クドロー国家経済会議委員長がテレビインタビューでFRBの金融政策に言及し「極めて低速な動きを望む」と発言し、政府高官が金融政策に注文を付ける異例なものとなりました。政権による金融政策への注文は、今後政権とFRBとの政策に及ぼす摩擦が生じる可能性が高まったものと推測されます。


トランプ大統領はサウジの国王との電話会談で原油の増産を要求し、大統領本人は日量100万バレルの増産で合意した(サウジ側は未発表)とツイートしました。先のOPEC総会で減産緩和で合意されたものの、その後の原油価格の上昇に業を煮やしたトランプ氏がサウジ国王に直接の注文で、自身のイスラエル大使館移転問題や、対イランへの核合意放棄、および制裁再開が原油価格上昇の原因も、産油国に責任を押し付ける行動を取っています。

今週は6日に中国への関税引き上げ発動期限が迫るために、両国の歩み寄りによる制裁回避があるのか?予定通りに発動されて米中貿易戦争がエスカレートするのか?最大関心事です。

今週もよろしくお願いします!

ユーロ下げ止まりに金は1250ドル回復

おはようございます

今年の前半も終了となりますが関東甲信では早くも梅雨明け、6月中の梅雨明けは初めてなそうな、風の強い1週間でしたが猛暑予想が続くようなので健康管理に気をつけたいものです。

さて、昨日は日本時間のお昼近くに、ユーロ首脳会議は徹夜の議論の末に移民問題で薄氷の合意がなされたとのニュース、どうりでユーロの下落に歯止めがかかるような動きに合点がいきました。イタリアの新政権が移民の受け入れ施設にこだわったために時間がかかったよで、サッカー好きのユーロ首脳もかかりきりとなったようです。ドイツは初の予選リーグ敗退となり、ユーロの盟主メルケル独首相の威信が揺らぎ始めていることと重なりますね!

中国では人民元が6月に3%も急落、元安誘導でドル高方向に向かわせドル建て価格の上昇を押さえ込み米中貿易の障害を少しでも取り除こうとの中国政府の思惑が透けて見えます。上海株も好不調の節目の3000ポイントを大きく割り込み現在は2800台での推移、米国との貿易摩擦は中国経済への大きな痛手となることは必至でなりふり構わぬ対応ぶりとなっています。来週末7月6日が米国の対中国製品への関税引き上げ発動の期限で、米中の摩擦は世界経済への打撃となることが必至で世界中が注目することになります。

欧州の移民問題合意を受けてアジアから欧州の株式市場が持ち直すなか、NYダウも序盤は200ドルを超える上昇も引けは+55ドルの2万4271ドルにとどまる上昇幅となりました。米国発の関税引き上げ合戦が市場に暗い影を投げかけている状況は、来週末の対中国への行動でクライマックスを迎えることになります。

外為市場ではユーロが対ドルで1.168ドルまで持ち直したことが特筆される状況で、ユーロ売りの流れに変化が見られることです。ドル円は110円65銭前後でもち合い継続も、ドルは対ユーロでの反落からドル指数は94.5ポイントに下落しています。

商品市場ではドル高が一息入れていることもあり原油や穀物市場が堅調に推移し、前日に12月以来1250ドルを割り込んだ金も反発(換算4550円前後)して1250ドル台半ばに反発しています。

来週の貿易摩擦がらみのニュースや、通貨ユーロの動向などが注目されます。よい週末をお過ごしください!

ドル高一服も金は続落強いられる展開

おはようございます

眠い目をこすりながら日本代表を応援も敗戦となりましたが、「フェアプレーポイント」で日本がセネガルを上回り決勝トーナメントに進出が決まりました。日本対ポーランドの試合自体はこれまでの内容とは劣るものの、決勝リーグでは初のベスト8以上を目指して頑張って欲しいものです。

【金融・為替】
米中や米欧の貿易摩擦問題は燻り続ける状況ながら、ダウ平均はこのところの下落による安値警戒もあり反発に転じ2万4216ドル(+98)と下げ一服となっています。ダウと同様にナスダックやS&P500も反発し、過度な貿易摩擦による下げ過ぎからのリバウンドと見られています。ドル円は110円50銭近辺とドルは一段続伸も、対ユーロでは1.563ドルとドル高が一服し、ドル指数は95.2ポイントと小幅ながら上げ一服となっています。株高・債券安の動きから米10年債利回りは2.847%に上昇しています。米財務省は本日対米投資の制限に対する報告賞を発表する予定で、その内容を市場は注目しています。一方欧州ではユーロ圏首脳会議の一日目の議論は予想通りに移民問題の温度差の広がりが再確認された模様で、二日目の議論でも合意先送りの物別れに終える公算が広がっているようです。景気指標が一時の好調から陰りを見せ、イタリアの連立与党のバラマキ政策が警戒される状況のもと、盟主ドイツの連立でもメルケル陣営と連立相手の移民を巡る政策の開きもありユーロの憂鬱が続いています。

【石油市況】
原油は73.45ドル(+0.69)に続伸していて、OPEC減産緩和への供給力への不安が付きまとう状況に加えて、米国のイラン産原油輸入停止要求から先行きの供給不足を懸念背景が強気の買い物を集めています。

【貴金属市況】
ドルの強地合いが反発力を弱める環境が続く金ですが、この日はドル高が一服も買い物を集めることができず一時1247.2ドルと昨年12月の安値1238.9ドルの水準に接近、その後は辛うじて1251.0ドルと1250ドル台を引け値ベースで守るも、前日比−5.1ドルと不冴えな市況展開のまま引けています。NY金のRSIは21ポイントまで下げ、引き続き売られ過ぎゾーンに位置したままです。円建て換算値は4425円前後になり円安が支えとなりますが、こちらも年初来安値近辺での推移を強いられる状況です。

【穀物市況】
穀物市場は今夜の農務省の作付け面積と四半期在庫の発表を前に、前日の戻りも一時的で総じて下落して引けています。作柄が改善傾向にあり豊作が見込まれることや、米中貿易摩擦が重くのしかかる構図となっています。

中国の投資制限が引き続きリスク回避要因

おはようございます

【金融・為替】
トランプ大統領は「中国への投資制限は最も厳しい措置は取らない」とツイートしたことから株価が続伸して始まるも、その後クドロー国家経済会議(NEC)委員長が「大統領は中国に対する姿勢を緩めていない」と発言したことから一転下落に転じ、引けは前日から−165ドル安の2万4117ドルに反落して終えています。中国資本の米企業への投資抑制を政府から議会に委ねる方針ながら、その議会は中国に対してより強硬姿勢であるとの指摘も出されています。株安から債券相場に資金が流入して、10年債r周りは2.828%に低下しています。

ドルの強地合いが継続(ユーロの弱地合いが続く)していて、対円は110円20銭前後に反発(円は反落)し、対ユーロでは1.155ドルと終値ベースでは5月下旬以来2か月ぶりの高値(ユーロは安値)を付け、ドル指数は95.3ポイントと年初来高値圏に接近しています。ドル指数の構成比率ではユーロが57.6%と全体の6割に迫るものとなっていることから、2位の日本円13.6%以下の値動きの反映は小さく、指数には通貨ユーロの値動きがもっとも大きく影響します。このところユーロ圏の景気指標には陰りが見られることや、利上げも早くて来年夏以降とECBが発表したこと、更にイタリアに大衆迎合のバラマキ政策が誕生したこと、移民問題での合意成立見通しが立たない情勢等ユーロを弱気する材料に事欠かない現実がユーロを弱気にさせているようです。

【石油市況】
原油は72.76ドル(+2.23)と大幅続伸し、ブレント相場も77.62ドル(+1.31)に続伸しています。先のOPEC総会で減産の緩和に合意されたものの、イラン産原油への米国の圧力による市場からの締め出し工作、リビアやカナダの生産障害などの強材料視されるなかで、EIA 週間原油在庫が989万バレル減少し市場予想の4倍もの在庫減少が買い物に拍車をかけた模様です。

【貴金属市況】
ドル指数の上昇に見られるようにドル高の流れが本日もドル建て金価格を圧迫する展開となり、一時1252.2ドルと直近安値を更新して引け値ベースも1256.1ドル(−3.8)で引けています。リスク回避の動きに債券市場ほどの買い物が集まらない現状は他ならぬドルの強地合いが背景にあることは疑いの余地がないものの、RSI23ポイント台は売られ過ぎの状況に変わりなく、底入れのきっかけ待ちの状況が続きます。円建て金価格は今週は年初来の安値4418円を一時示現しています。本日は海外安も円安に支えられて換算値は4430円前後になります。

【穀物市況】
米中の貿易紛争の犠牲となっている関係もあり冴えない穀物市況で明日が、週末の農務省作付け面積の発表を控えてポジション調整もあり下げ止まる動きとなっています。

貿易紛争を見守る展開

おはようございます

【金融・為替】
前日の急反落したダウ平均は2万4283ドル(+30)と小反発も、今回も原油関連銘柄が牽引したものと思われ、反発も小幅な程度に留まっています。中国資本の米企業への投資制限が今後どのような展開をたどるのか不透明な情勢であることや、ハーレーダビッドソンの生産を海外にシフトする動きもありトランプ政権の今後の対応を見守ることになります。

ドル円は110円丁度を挟む展開で前日に109円台前半まで円高が進むもドルが反発し、ユーロも1.164ドルに軟化し、ドル指数は94.6ポイントに反発しています。10年債利回りは2.880%と小幅上昇しています。米中や米欧の貿易紛争が市場のメインテーマとなっていますが、米朝会談から2週間余り経過していますが、すぐにも北朝鮮が核廃棄に動きと思いきやお得意の時間稼ぎにでているようで、先行きは当然のごとくひと悶着起きそうですね!

【石油市況】
原油は70.53ドル(+2.45)に大幅に続伸し、ブレント原油も76.31ドル(+1.58)に続伸しています。OPEC内ではリビアの生産障害観測や、カナダでもオイルサンドの生産の滞りが懸念されています。また、米国が各国にイラン産原油の輸入停止を求めているとの報も価格押し上げ要因となった模様です。

【貴金属市況】
NY金はユーロの反落によるドル高進行を嫌気して年初来安値を更新して一時1256.4ドルまで下落、その後序盤の安値より持ち直すも1259.9ドル(−9.0)で引け、戻りもドル相場の堅調地合いに押されるまま引けています。一方でテクニカルでは内外ともに売られ過ぎのサインとなる30ポイントをRSIが割り込み、反発へのきっかけ待ちの状況ですが、中国やインドといった実需勢の買いも現状では下値を支えるだけの力強さに欠ける展開を強いられいます。円建て相場も夜間取引で4月の安値4438円を抜け一時4418円まで沈み、その後は円安にも支えられ4450円近辺での推移となっています。

【穀物市況】
穀物市場は引き続き米中の貿易紛争を嫌気する展開ながら、コーンは小幅反発して引けています。

中国への追加規制を嫌気し株安・商品安・ドル安に

おはようございます

【金融・為替】
屈辱の9営業日連続安を原油高に救われたダウ平均ですが、週明け早々に今度はウォールストリートジャーナル紙が「トランプ政権が中国資本による対米投資や、米ハイテク製品の中国への輸出制限を検討している」と報じ、一時500ドル近い下落を強いられる場面があり引けも2万4252ドル(−328)と1カ月半ぶりの安値で引けました。29日にもムニューシン財務長官から詳細が発表されるようで中身が注目されます。一方でEUの関税引き上げの報復対象企業となったハーレーダビッドソン社は、欧州向けの生産拠点を米国以外に移すと発表していて、米国企業の生産拠点が海外流出となれば、トランプ政権が求めるメードイン・アメリカも本末転倒の矛盾を孕むことになります。自由貿易を最も謳歌して享受してきた米国経済は世界を巻き添えにして一体どこに向かうのでしょうか?

ドル円は109円75銭前後で推移、ユーロは1.179ドル前後で推移し、ドル指数は94.2ポイントに小反落しています。米10年債利回りは2.875%に低下しています。先週末発表されたCFTCでは19日現在のドル円はドルを売り越しから買い越しに転換(円は売り越しに転換)し、ユーロも買い越し分が大きく減らされていています。ドルを短期間に大きく買う動きが進み、買われ過ぎの修正局面を迎えているのかもしれません。

【石油市況】
先週末はOPEC総会での合意内容から供給不足を解消させるだけの緩和に届かぬとみて急反発した原油市況ですが、本日は再び米中の貿易摩擦問題に焦点が移り軟調な値動きで68.08ドル(−0.50)に反落し、ブレント相場も74.73ドル(−0.82)と同様に反落しました。

【貴金属市況】
原油初め非鉄・穀物と商品全面安のなかで、金も冴えない展開に1268.9ドル(−1.8)と小反落して引けています。本日はドル高が一服したことから1274.4ドルまで戻る場面が見られましたが、他商品安に追随する値動きを強いられています。一方でテクニカル面では相対力指数(RSI)が内外ともに30ポイントを割り込む水準から、売られ過ぎのゾーンに入っています。本日の円換算は4460円前後になり、底入れするきっかけ待ちの状況です。

【穀物市況】
株安・商品全面安の市況展開もあり、穀物市場は大豆・小麦・コーンともに下落を強いられています。

金は再び輝きを取り戻せるのか!?

おはようございます

サッカー日本代表の奮闘が続き勇気をもらっている人も多いと思います。アジア枠の代表を決めたあとも国際試合では散々な成績が続き、本大会では1勝どころか引き分け試合も期待できない!とマスコミにもこき下ろされていましたが、監督交代が転機となってか十分な期待に応える活躍です。こうなれば是非とも決勝リーグに進出して欲しいものです。

さて、週末のNYダウは現有相場の急騰に支えられて、9営業日連続安という40年ぶりの汚名を着せられるを逃れることとなりました。このところの株価の下落要因は言わずと知れた米国の関税引き上げ問題で、特に強硬姿勢を取る対中国との対立の激化が懸念されています。

中国市場でも上海株価指数は強弱の節目と見られていた3000ポイントを割り込む状況が続き、人民銀行は24日に預金準備率の引き下げを決定して景気後退回避を狙う動きを見せています。一時もてはやされたシャドーバンクが組成して大手銀行が販売した「理財商品」の破たんリスクも増している状況下、中国の景気後退による需要減退観測により株価ばかりでなく商品市場全般も軟調な展開が強いられている現状です。

中国経済を支える原油や非鉄相場に影響を及ぼすことは言うまでもありませんが、輸入制限される米国産大豆などは明らかに標的とされています。一方で貿易紛争は経済有事として捉えられる側面を有しているにも関わらず、金相場も他商品同様に軟調な展開を強いられています。金需要の大国中国経済への懸念から需要減退との観測が一部にあるものの、下落要因はどちらと言えば通貨の問題と思われドル指数が年初来の高値更新から、ドル建て金価格を押し下げているように思います。地政学のリスクや今回の経済的有事も金を本来であれば安全資産として買う要因ながら、現状は他商品と同様に売り物に押されていることが現状です。

金が他商品とは違う立ち位置を取り戻すことができるのか?安全資産として再び輝きを見せる日々が訪れることを想定している筆者ですが、相場は上げれば強気見通しが勝り、下げれば弱く見通しが幅を利かせることが常で、現状は後者の言い分が勝っていることを否定できるものではありませんが果たして・・・・・・?

今週もよろしくお願いします!

減産緩和も原油が急上昇し株価も支える

おはようございます

欧州は予定された米国への関税引き上げを好評し、バーボンウイスキー、ハーレー・ダビッドソン、リーバイスなど共和党議員の票田となる州の産業を直撃するものです。トランプ政権内の混乱を狙ったものですが、早速トランプ大領は欧州からの自動車への関税引き上げに言及するツイートで反撃し、米国発の関税引き上げは世界経済の成長の足を引っ張るもので今後の成り行きが注目されます。

一方で8営業日連続下落していたNYダウは9日ぶりに反発に転じて2万4580ドル(+119)で引けてています。米国の関税引き上げによる売り物が一巡し、さらに原油価格がOPECの減産緩和の影響が最小限にとどまる見通しエネルギー関連株が反発の牽引役となったようです。WTI原油は68.58ドル(+3.04)に、ブレント原油も75.55ドル(+2.50)と減産緩和を織り込み大幅上昇しています。

注目のOPEC総会では減産の緩和で合意しました。現状は当初の減産枠130万バレルを大きく上回っているために、当初の減産幅に戻す程度のものです。合意はできたものの反対を主張するイランなどに配慮して、具体的な数値の発表はありませんでした。明日はロシアを含めたOPECの非加盟国との協議も控えて、同様に減産緩和で合意される見通しとなっています。

為替市場ではドル高が一服しドル指数は94.5ポイントに後退し、対円で109.95円前後、対ユーロでも1.165ドル前後でドルは小幅ながら軟化しています。米10年債利回りは2.895%に小幅に低下しています。

原油価格上昇で株安も一服したことから、今週は下落一方の商品市場でも下げ止まる銘柄が目立ち、金は1270.7ドル(+0.2)と辛うじて前日比での下落を回避(円換算4885円前後)し、穀物や非鉄などの銘柄に下げ止まるものが出ています。

来週の米中や米欧の貿易紛争の成り行きが注目されることになり、世界経済への影響が危惧される状況に変化はないようです。なかでも中国への関税引き上げの発動を7月6日に控え、対中国との交渉状況が注目されます。

よい週末をお過ごしください!
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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