本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

米中摩擦+議事録でドル高・株安・金安

おはようございます

【金融・為替】
米中は140億ドル規模の第2弾追加関税引き上げをお互いに発動し、中国は同時に米国の関税引き上げをWTO(世界貿易機関)に提訴して事務レベルの協議も効果なく、貿易摩擦がエスカレートしています。前日に発表されたFOMC議事録は貿易摩擦や新興国問題をリスク要因とするも、利上げに対するタカ派的な見通しを改めて認識させる内容で1か月後のFOMCの利上げの確率は90%となっています。

ドル高是正の動きも本日は再びドルを買い戻す動きにつながり、対円では111円25銭前後にドル高・円安の方向に振れ、対ユーロでも1.542ドルにユーロが反落に転じ、ドル指数は95.6ポイントに反発して引けています。ダウ平均は2万5656ドル(−76)に続落し、米中の貿易摩擦やトランプ大統領のロシア疑惑などの先行き不透明感が漂う状況が買いを見送らせています。10年債利回りは2.821%に小幅に低下しています。本日から米ワイオミング州・ジャクソンホールでの金融シンポジウムでのFRB議長パウエル氏の講演が注目されています。

【石油市況】
原油は67.83ドル(−0.03)に小反落し、ブレント相場も74.73ドル(−0.05)も同様の動きとなっています。米中の貿易摩擦問題はネガティブな問題ながら、11月以降にイラン産原油の輸出が米国の制裁により減少する動きから下げ幅は限定的なものとなりました。

【貴金属市況】
金はドル高の動きが戻ってきたことから4日ぶりに反落に転じて1194.0ドル(−9.3)で引け、その後もドル高の地合いが続いていることから軟調な展開を強いられています。本日の円換算は4235円前後で海外安を円安でフォローする動きとなっています。週の前半に1200ドル台乗せを見て、売り方ファンドのカバーの可能性を感じさせましたが、上昇息切れから売り方健在の状況となっています。

【穀物市況】
穀物市場はほぼ全面安症状で、米中の貿易摩擦・作柄の改善・ドル高等が圧迫要因となっています。

ロシア疑惑の進展が株高に待った

おはようございます

【金融・為替】
米大統領選挙でトランプ氏の選対委員長だったマナフォート氏に有罪判決が出され、元個人弁護士だったコーエン氏が選挙資金法違反を認めて司法取引に応じたことなどから、ロシア疑惑が再び蒸し返され11月の中間選挙への影響が懸念される状況となっています。株価は買い見送りから−88ドルの2万5733ドルに反落し、債券が買われて10年債利回りは2.823%に低下しています。

為替市場は朝方発表されたFOMC議事録では大半のメンバーが追加利上げを支持しましたが、一方で貿易摩擦の問題や、住宅販売の金利上昇による停滞、更に新興国市場経済を下振れリスクと指摘しています。発表後に一時ドル売りが強まる動きとなりましたが、その後は落ち着きを取り戻しドル円は110円15銭前後と小幅円安・ドルだで推移、ユーロは1.159ドルに続伸し、ドル指数は95.1ポイントに続落して引けています。米国では初日の米中の貿易協議が行われていますが、本日23日日本時間午後1時には追加の140億ドル規模の追加関税が発動される予定で、中国のすかさず同額の追加関税発動が見込まれています。

【石油市況】
原油は67.86ドル(+2.02)に大幅に続伸し、ブレント相場も74.78ドル(+2.15)に続伸しています。週間の在庫統計で予想外に在庫が急減少したことを受けた動きで、11月からのイラン産原油の供給問題も意識した投機買いも見られるようです。

【貴金属市況】
金は1203.3ドル(+3.3)に続伸していて、対ユーロのドル安からドル指数が一段下落したドル安を受けた動きとなっています。1200ドル台を踏み固めることができれば、売り過剰の投機筋の売りポジションがカバーされる局面も考えられ重要な場面となっています。本日の円換算は4245円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は作柄改善期待による豊作見通しから、概ね下落を強いられる展開となっています。

ドル高是正に金は10日以来の1200ドル復帰

おはようございます

【金融・為替】
本日22日より中国商務省次官と米財務省次官の、貿易摩擦を巡る協議が開かれます。一部には貿易協議を請け負う米国側の部署は通商代表(USTR)で、そもそも財務省にはなにも権限がないと指摘する声も上がっていますが、中国側が摩擦の緩和を狙がったなりふり構わぬ姿勢が出ています。米国では対中姿勢の緩和を実現して金融市場に配慮するムニューシン財務長官と、強硬派のライトハイザーUSTR代表が対象的な対応となっています。トランプ大統領も7月の340億ドルの関税引き上げ第1弾に続き、明日23日に予定されている140億ドルの第2弾発動を匂わせるツイートをしています。

ドル円はトランプ大統領のドル高牽制発言を受けて一時109円70銭台まで円高が進行し、その後は110円50銭台までドルは戻し現在1110円20銭前後で推移、ユーロは1.157ドルまで続伸し、ユーロが売り込まれた節目の1.15ドル台に復帰し、ドル指数は95.2ポイントまで続落しています。本日は今月1日に開かれたFOMCの議事録が発表予定で、利上げに対する議論内容が注目されます。ダウは+63ドルの2万5832ドルに続伸し、企業業績の好調が後押ししてS%P500は史上最高値を更新しています。10年債利回りは2.846%に上昇しています。明日からはワイオミング州のジャクソンホールで金融会合が予定されていて、パウエルFRB議長の講演内容も注目されます。

【石油市況】
原油は67.35ドル(+0.92)に続伸し、ブレント相場も72.63ドル(+0.42)に続伸しています。11月から追加制裁を受けるイラン産原油の供給不安を再び囃す流れとなっています。

【貴金属市況】
金はドル高是正の動きを受けて1200.0ドル(+5.4)に続伸し、今月10日以来2週間ぶりに大台に復帰しています。トランプ大統領の口先介入も影響しドル高の修正局面となり、ドルの動きとの相関性を強める動きとなっています。16年ぶりに売り越しに転じたファンド売りは、合計670tに上り史上最大規模に膨らんでいます。今後のポイントはドル高是正の局面が続けば、大量のショートカバーからの上昇トレンド入りが想定される一方で、ドル高の流れを変えるまでに至らなければ再び大台を割り込む可能性も考えられます。本日のFOMC議事録(午前3時)も気がかりな材料となります。本日の円換算は4230円前後になります。

【穀物市況】
前日に続き小麦相場の大幅調整が続いていることや、作柄の好転期待から総じて下落を強いられる前日からの流れが続いています。

トランプの口先介入にドルが軟化し金反発

おはようございます

【金融・為替】
トランプ大統領は自身の資金集めパーティーで、FRBパウエル議長が低金利政策を取っていなと不満を漏らしたと伝えられ結果的にドルの下げ圧力となった模様です。市場ではトルコ情勢の一服や、米中貿易摩擦への懸念が和らいでいることからリスク回避のドル買いが丁度一服している局面でもあり、大統領の為替への口先介入がドル高の修正へとつながりました。ドル指数は95.7ポイントに続落し、対円は110円05銭近辺までドル安・円高が進み、対ユーロでも1.148ドルまで下落しています。因みに大統領はFRB議長を指名できるものの、辞任に追い込む権利は有していません。ダウは続伸して2万5758ドル(+89)と2月1日以来の高値を示現し、史上最高値の2万6616ドルに接近しています。10年債利回りは2.823%に小幅に低下しています。

【石油市況】
原油は65.42ドル(+0.21)に小幅続伸し、ブレント相場も72.21ドル(+0.38)と同様に続伸しています。トルコ情勢や米中の貿易摩擦の緩和期待、さらに11月から対イランへの追加制裁による石油輸出抑制などが下支え要因となっています。

【貴金属市況】
金はアジアから欧州時間で1180ドル半ばでもみ合う動きが続きましたが、米国時間の午後にトランプ大統領のFRB批判が伝わるとドルの下落に伴い上昇し、一時1297.7ドルと1200ドルの大台接近となり大台突破まで及ばないものの1194.6ドル(+10.4)と久しぶりの二桁上昇となりました。上昇要因は口先介入によるドル安で、現状の金の置かれている状況を反映したものとなっています。ドルの代替資産としての見方が引き続き金の相場を左右しています。本日の円換算は4205円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場が小麦が高値修正となっていることから、コーンが小幅下落も、中間選挙を控えて大豆は選挙期待に上昇しています。

安全資産として金の復活は!?

おはようございます

お盆休みも終わって今日から通常業務の方も多いと思います。我々の業界ではお盆も通常営業ですが、お客様不在の暇を高校野球で過ごすことが慣例?でしたが、今年のお盆の週はトルコ・ショックから商品相場全般に下落し、過去に記憶のないほど目まぐるしい1週間でした。

先週16日の東京金は午前中に前日比で一時125円安の4112円まで急落、出来高も膨らみ今年2番目の大商いとなりました。連日の下落に大幅な下げが加わり買い方の整理売りに加えて、香港のファンドの大口売りもささやかれていますが真意のほどは分かりません。この下げは長くこの世界に身を置く者としては、大底圏でよくある長い下ひげの日足となりました。ここまでの下げは「もうは、まだなり」を地で行くような下げ相場で、買い方へのダメージは少なくありません。

週末に発表されたCFTC(米商品先物取引委員会)では、投機筋のポジションが遂に売り越しに変わりました。1300ドルを割り込みさらに6月の米朝会談以降は投機売りが毎週のように膨らみ、株安のリスク回避時に米国債と同様に安全資産として買いを集めた金は、その立ち位置を低下させたまま今に至っています。ドル高の是正が進めば金の底入れは明白となるものと思われますが、加えて求められるのは地政学・政治・金融の「有事の金買い」の復活です。ロシア・イラン・トルコといった米国からの制裁に喘ぐ国々では金保有が民間ばかりか政府レベルでも進んでいますが、現状は反応が鈍く、投機売りが幅を利かせている状況です。

今週もよろしくお願いします!

ドルの反落に金は反発に転じる

おはようございます

来週は米中の次官級協議が開かれる予定となっていて、さらに閣僚級、そしてウォールストリート・ジャーナルは11月のG 20サミットの首脳級につながるとの報道もありリスク回避の後退が続いています。一方で米財務省が中国に対して通貨人民元の上昇に圧力をかけるとのニューヨーク・タイムスの報道もあり、取引の終盤にはドルを買う動きが弱まりドル指数は96.0ポイントに反落し、ドル円も110円50銭前後の円高・ドル安水準で取引を終了、対ユーロでも1.143ドルとドルは反落しています。

ダウ平均はUSJ誌による米中貿易摩擦緩和の報道を好感する動きとなり、前日に続き続伸して2万5669ドル(+110)と6ヶ月ぶりの高値で引けています。一方でムニューシン財務長官がトルコへの追加制裁に触れていることから、トルコリラが反落する展開もあり更なる上値追いには慎重な動きとなっています。米10年債利回り2.862%と小幅に低下しています。

商品市場では金は東京の引け際に1170ドル台前半で軟化も、その後ドルが徐々に軟化すると反転して上昇に転じNY金の引け値は1184.2ドル(+0.2)と小反発して引けています。引け後に米財務省による元高圧力が伝えられさらにドルが軟化したことから、ドル建て金価格は上昇を続け週明けの換算値は4200円前後になります。原油はイラン産原油の供給不安から65.91ドル(+0.45)に続伸しています。非鉄は銅相場が反落し、穀物市場も概ね軟化しています。

トランプ政権発の不測の材料に事欠かない状況が来週も続きそうです。よい週末をお過ごしください!

米中摩擦緩和期待にリスク回避後退

おはようございます

【金融・為替】
中国商務省時間が今月下旬に貿易協議のために訪米すると報道され、米中貿易摩擦問題の緩和期待が高まりリスク回避局面は一先ず落ち着きを取り戻しています。次官訪米の報道は人民元相場の取引開始直前のもので、中国政府が人民元安や株安の連鎖を食い止める苦肉の策が一応は奏功したかたちですが、この協議が閣僚級にまで発展するのかはまだ疑問符の着く情勢です。対する米財務次官は対中強硬派のひとりであることや、トランプ政権が現在進める北米貿易協定の進展もあり、中国に現状でいい顔をする必要に迫られていなことも進展を妨げる要因とも考えられす。

トルコ中銀は政策金利に手を付けないものの、実質金利引き上げの裏技を使い通貨ペソの下落食い止めに動いていることも、本日のリスク回避姿勢後退に一役買っているようです。一方でムニューシン米財務長官は、トルコ政府が米国人牧師の開放をしなければ追加制裁もあると強硬姿勢を崩していません。

ダウ平均は+396ドルの2万5558ドルに急反発し米中の貿易摩擦緩和期待の動きとなり、ボーイングやキャタピラーなどの中国関連が牽引役となっています。ドル円は110円95銭と円高が一服し、ユーロは1.137ドルと小幅な値動きに終始、ドル指数は96.5ポイントに小反落しています。株高・債券安から10年債利回りは2.871%に上昇しています。

【石油市況】
原油は65.46ドル(+0.45)に反発し、ブレント相場は71.43ドル(+0.16)と同様に反発しています。独自の材料は特にないものの、金融市場がリスク回避後退から株高が反発の原動力と思われます。

【貴金属市況】
金は東京時間の午前に一時1167.1ドルと1年8か月ぶりの安値に沈み、その後は売られ過ぎの反動もあり反発に転じ、NY時間では1189.0ドルまで反発するも引けにはややだれて1184.0ドル(−1.0)と小幅続落して引けています。東京市場は昨日ことに入って2番目の出来高となり、今月に入り取組残も2万枚前後減少していて買い方の投げ退きが鮮明となっています。一方でNY市場は同様に下げ局面も取組高はむしろ増加を続けていることから、投機筋の売りポジションが膨らんでいる模様でいよいよネットでの売り越しの可能性も考えられます。この膨らんだショートをカバーすることを考えると、底入れ後の反発力も相当のものになることが考えられます。但し、現状はまだ売り方ペースで、ドル高の動きが売り方を支持していることも現実です。本日の円換算は4180円前後になります。

【穀物市況】
リスク回避後退から穀物市場にも買いが入り、3銘柄ともに反発しています。

強硬トルコも新興国売りにリスク回避

おはようございます

【金融・為替】
トルコ政府は米国からの自動車とウィスキーへの関税引き上げを決定して、米国人牧師の開放どころか米国との対決姿勢を改めて表明しました。新興国通貨の下落が続き、今週はアルゼンチンに続きインドネシアも通貨防衛に利上げを決定していますが、米中の貿易摩擦から中国経済の失速観測も相まってリスク回避姿勢が再び強まって新興国は介入を含めた通貨防衛も中国人民元が1年3か月ぶりの安値を示現するなど、金融市場はリスク回避姿勢を改めて強める動きとなっています。

ドル指数は一時96.9ポイントと年初来高値を更新し、現在も96.7ポイントと高値を維持しています。ドル円は110円70銭近辺で推移し、円相場は引き続きリスク回避時の逃避通貨としての反応を示しています。ユーロは1.134ドルに小反発しています。ダウ平均はアジア・欧州市場と幅広く下落した影響を受けて一時300ドル超の下落に見舞われるも、引けにかけては下げ幅を縮小して2万5162ドル(−137)で引けています。商品市場でも原油・非鉄・貴金属・穀物市場とほぼ全面安となりました。これまでの米トランプ政権は世界の環境・貿易・防衛・経済の破壊者と呼ぶにふさわしい役割をいかんなく発揮しています。

【石油市況】
原油は65.01ドル(−2.03)に続落し、ブレント相場も70.76ドル(−1.70)に続落しています。金融市場がリスク回避に動くことに追随するもので、原油需要の減速観測が売り物を呼び込み、EIAの原油在庫の予想外の増加も重しとなったようです。

【貴金属市況】
金も他商品同様にドル高や新興国経済への不安から続落し、中心限月の12月限は1185.0ドル(−15.7)に大幅に続落しています。依然として有事の金買いは限定的なもので、ドルとの逆相関性からドル高・金安の流れが継続していることが現状です。本日の円換算は4175円前後で4200円台を割りj込むもので、海外安と円高の動きが下げ圧力となっています。

【穀物市況】
金融市場のリスク回避の動きを受けて、穀物市場も概ね下落を強いられる展開となっています。

リスク回避後退も根本情勢変わらず

おはようございます

【金融・為替】
トルコ中銀による金融機関への流動性の供給や通貨リラへの介入から徐々に落ち着きを取り戻す一方で、米国との緊張状態は維持されていることから根本解決には程遠い情勢となっています。トルコを始めとした新興国通貨が対ドルで下落し、ドル建て債券が膨らむ状況に返済への懸念が市場に広がっています。トルコに関してはユーロ圏の金融機関の債権が多く、ユーロ圏の株式市場は戻りは鈍く、通貨ユーロの下落に歯止めがかかる状況には至っていません。

NYダウはトルコ・ペソが下げ止まりを見せたことから5日ぶりに反発に転じ、+112ドルの2万5299ドルで引け金融や素材関連が上昇しました。為替は引き続きドルが堅調で対円で111円20銭近辺の円安・ドル高で推移、対ユーロでも1.134ドルと通貨ユーロの下落地合いが継続し、ドル指数は96.6ポイントと高値を更新しています。10年債利回りは2.895%に上昇しています。

【石油市況】
原油は67.04ドル(−0.16)に小幅に続落し、ブレント相場も72.45ドル(−0.15)に反落しています。米中の貿易摩擦観測からの原油需要の後退見通しや、ドル高の地合いが続いていることが相場の重石となっています。

【貴金属市況】
NY金は1200.7ドル(+1.8)と中心限月の12月限は大台を回復、トルコ情勢が落ち着きを取り戻しリスク回避姿勢が後退したことが反発の背景ながら、ドル高地合いが継続していることから上値も重い展開となっています。本日の反発要因はリス回避が後退したことにありますが、本来の金は安全資産としての見方が強まれば、リスク回避は買い要因、逆にリスク選好は売り要因であることから現状の金には安全資産として見方が非常に弱まっている状況です。本日の円換算は4265円前後になります。

【穀物市況】

穀物市場は概ね続伸基調となり、週間の作柄後退に反応を示しています。

金は節目の1200ドル割れに

おはようございます

【金融・為替】
週明けの市場は引き続きトルコショックが尾を引き、とばっちりで年初来安値を付けたアルゼンチンの通貨ペソに対して中銀は緊急の会合を開き政策金利を5%引き上げ年率45%としました。通貨貿易や物価上昇、さらに資金流出の抑制手段となります。下落する通貨は新興国に限らず、トルコに多額の債権を抱える欧州の金融機関が属するユーロ売りにもつながっていて、買われているのは米ドルのみならず、安全通貨として円を買う動きも広がっています。リスク回避のときに世界1の対外債権を保有する日本の投資家が資金を引き揚げるとの読みもあるようです。トルコ政府が米国人牧師の開放をする見通しが現状では立たず、金融市場の緊張が続く状況が継続しています。

ドル円は110円75銭前後で推移していて昨日の東京市場からは50銭前後の円安・ドル高で推移、ユーロは1.406ドルとこちらも小反発していますが、新興国通貨の続落もありドル指数は96.2ポイントと堅調を維持しています。ダウ平均はー125ドルの2万5187ドルに4日続落し、トルコ情勢が世界経済の減速や金融危機につながるリスクを意識する動きとなっています。10年債利回りは2.877%に小幅に上昇しています。

【石油市況】
原油はトルコ情勢から原油需要が伸び悩むとの見方に一時65.71ドルと1か月半ぶりの安値示現となり、引けにかけては戻したものの67.20ドル(−0.43)に反落して引けています。ブレント相場も72.61ドル(−0.20)に反落して引けています。

【貴金属市況】
金は欧州時間に節目の1200ドルを割り込む展開となり1198.9ドル(−20.1)と3日続落して引けています。トルコ情勢は金融危機を意識させるもので、本来の金であれば安全資産として買い物を集める材料ながら、ドル建てで取引させる金はドル高に押される展開となっています。1200ドル割れは昨年3月以来の安値となり、ぼちぼち値ごろの働く水準となりますが、買い手であるアジアなどの新興国は通貨安に見舞われ自国通貨建ての金価格がそれほどの下落は見られず、買い手の消極姿勢が投機的な売り手を勢いつかせている状況のようです。我らが円建ては強い通貨ゆえ、本日の円換算は4245円前後になります。4300円割れは16年12月以来の安値となり、やはり値ごろ的には下げ止まりまでの値幅は小さいものと思われますが!?

【穀物市況】
穀物市場は大豆こそ前日の下げの反動高も、コーンと小麦は続落を強いられています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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