本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

イベント盛りだくさんの一週間

おはようございます

年が明けて早くも1月は最終週を向かえます。寒さが身に染みる毎日、網走では流氷も確認され、札幌では雪まつりの準備、もっと寒い2月を迎えるにあたって寒中見舞い申し上げます。

さて、今週はイベントが並ぶ一週間となります。明日30日はトランプ大統領の種瀬方針演説、先のダボス会議ではドル安を否定し、TPPやパリ協定の再考を示唆する国際社会へ協調する含みを残す発言をしていますが「米国第一主義」は基本的にぶれることはなく、「保護貿易主義」が後退することはないと見られ、知的所有権など中国への関税引き上げなどが今後考えられ、北米貿易協定の見直し、日本との二国間協定なども目指すものと考えられ「自由貿易」には望み薄の状況が続くものと推測されます。

30・31日はFOMCが開かれ、2月3日で任期が切れるイエレン議長の最後のFOMCとなります。声明文で3月利上げの可能性を探るものとなり、次期議長のパウエル氏の政策実行も注目度の高いものとなります。月替わりの週末2月2日は雇用統計、3月利上げを巡る思惑が交錯することになります。

今週もよろしくお願いします

黒田発言に円相場が一段高に

おはようございます

金融政策会合のあとにダボスに飛んだ日銀黒田総裁は日本経済は緩やかに回復を続け、2%のインフレ目標に近づきつつあると発言し、投機筋の円買いに拍車がかかり一時108円30銭まで加速し終わりも108円70銭近辺で取引終了しました。投機筋はユーロや円を買う口実探をしていて(ドル売り)、黒田総裁やドラギ総裁の発言ニュアンスに少しでも出口を匂わせる言葉に敏感に反応を示しています。ユーロは上昇が一服して1.241ドルに反落し、ドル指数は88.87ポイントと続落しています。10年債利回りは2.660%に上昇しています。ダウ平均は2万6616ドル(+223)と大幅続伸し3日連続の高値更新、円高による日経平均3日続落とは対照的な値動きとなっています。

この日発表された第4四半期の米GDPは+2.6%と事前予想の+3.0%は下回るものの、消費の伸びが堅調なことが確認されて株価にはフォローしたようです。トランプ大統領はムニューシン財務長官の「弱いドルは米国の国益につながる」との発言を否定して「強いドルは米国の国益」と発言し、政権内での足並みの乱れが見られます。また、ダボス会議ではTPP加入への再検討を考えていると意外な発言をしています。農業団体などが不参加で豪州産牛肉などと比較すると不利になると陳情に耳を傾けた結果と考えられますが、3月にも合意文書が出来上がるTPP10の日本などは米国の本意を測り兼ねる状況となっています。

商品市場はWTI原油が66.14ドル(+0.63)に、ブレント相場も70.52ドル(+0.10)に続伸、稼働する掘削リグ数が12基増加も株高やドル安背景に投機買いが勝る展開となっています。金は1352.1ドル(−10.8)に反落して、財務長官のドル安発言を大統領が否定したことから利食いの売り物に押されたと推測されます。円換算は4715円前後となり、今週は円高傾向とドル建て堅調の綱引き状態が波乱要因もこのころのレンジが引き継がれる動きとなっています。来週は31日はイエレン議長最後のFOMCですが、政策金利据え置き濃厚と見られるも声明文の内容から利上げを推し量ることになります。

良い週末をお過ごしください!

ダボスで保護貿易非難、いよいよ当事者トランプ登壇

おはようございます

【金融・為替】
今週もっとも注目されたECB理事会では政策金利は予想通りに据え置き、その後のドラギ総裁は会見で「年内の利上げはほとんどあり得ない」と述べて、市場の年内利上げの見方を牽制しました。景気の拡大ペースが想定以上に進んでいると話し、一方で物価は目標の2%達成のために思い切った緩和の継続が必要との考えを示し、さらに「我々は通貨安競争を禁じられていて、為替レートをターゲットにできない」とし、前日のダボスでのムニューシン米財務長官の発言に対して不快感を示しました。主要国の金融当局者が為替レートに言及した異例のムニューシンの「ドル安歓迎発言」は米国の「保護主義政策」「米国第1主義」を意味し、市場はドル安方向に流れたことを批判するもので、為替水準への言及を控える暗黙の了解をも否定するものとなっています。更に本日夜にダボスで発言するトランプ大統領もダボスに入り、逆に長期的にドルは強いことが望ましいと発言しドル売りの巻き戻しも入る荒れた外為市場となりました。

ドラギ発言もユーロ高の是正につながる動きとはならず、皮肉なことにトランプ大統領が「ムニューシン発言は文脈の問題で、最終的にはドル高が望ましい」と発言したことからユーロを売り戻す動きとなりました。ユーロは欧州時間に2.354ドルまで上昇し、トランプ発言から2.240ドルまで反落しました。同様にドル円も一時108円50銭まで円高進行後に現在109円40銭近辺まで戻しています。本日はダボスでのトランプ発言が最大関心事となります。保護貿易主義に傾倒した発言をすれば再びドル安の流れも考えられ、トランプはジャイアン(ドラえもん)のようにみんなの足並みを乱す元凶となっています。ダウは2万6392ドル(+140)と連日の高値更新、投機資金が乱舞する華々しい展開となっています。10年債利回りは2.621%に低下しています。

【石油市況】
原油は一時66ドル台後半まで続伸も、トランプ発言によりドル安が一服して反落に転じ65.51ドル(−0.10)に小幅反落して取引終了ました。ブレント相場も70.42ドル(−0.11)に小反落しました。

【貴金属市況】
NY金は序盤のドル安を受けて一時1365.4ドルに上昇して高値を更新、引けにかけてややだれたものの高値を維持して1362.0ドル(+6.6)で引けました。トランプの強いドル発言は引け後に伝わり、時間外で軟化して1350ドルを割り込むブレとなっています。ドルの上下動に素直に反応を見せていますが、ユーロを中心に投機的な動きや要人発言によるドル相場の変動に翻弄される一日となりました。本日の円換算は4730円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場では大豆が一時1か月半ぶりに10ドルに乗せたものの、その後はアルゼンチンの降雨予報に反落して前日とほぼ変わらず、コーンは小幅安・小麦小幅続伸のまちまちとなっています。

ダボスで米財務長官がドル安歓迎発言

おはようございます

【金融・為替】
24日のNY市場では対ドルのユーロ高が一段と進行して1.24ドル台と2014年12月下旬以来の高値を示現し、ドル指数も節目の90を割り込み89.2ポイントと同じく3年1か月ぶりの安値となっています。今週はユーロの上昇に連れるかたちとなったドル円も一時109円を割り込む場面も見られ、現在109円15銭前後で推移して年初から4円もの円高局面となっています。日銀・黒田総裁の緩和縮小発言で111円台に戻したのもつかの間、市場では世界経済の回復とともに日本経済の成長見通しも上振れに向かい、FRBやECBに遠からず日銀も追従するものとの観測が根強く円を買う動きが進行しています。スイスのダボス会議に出席している米財務長官ムニューシンは「弱いドルを米国は歓迎する」と発言してドル安押し下げの口先介入をしていますが、ユーロ高の進む欧州金融当局はもちろん、安倍政権にとっても黒田日銀にとっても、このところの円高は決算を控えた日本企業にとっても痛手となりそうです。ダウは2万6252ドル(+41)に続伸して連日の高値更新、10年債利回りは2.654%に上昇しています。

【原油市況】
原油は65.61ドル(+1.14)に続伸し、米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫が10週連続で減少したことや、主要通貨に対するドル安も上値を後押ししている模様です。

【貴金属市況】
NY金は米財務長官の発言もあり一段のドル安背景に急続伸、一時は1361.6ドルと昨年9月の高値を抜き引けも1356.3ドル(+19.6)と以年4か月ぶりの高値で引けています。金利差によるドルの優勢はこのところの為替市場での反応は軽微にとどまり、FRBの利上げよりも、ECBや日銀の出口戦略評価の方向に進んでいるようです。我らが円建ての換算値は4650円前後とレンジ内、ドル建て相場の急上昇も円高が打ち消す動きから上昇は限定的なものとなっています。株高・金高の同時進行はいつまで続くのでしょうか!?

【穀物市況】
穀物相場はドル安から原油や貴金属・非鉄などの上昇の影響を受けて上昇、大豆・小麦・コーンともに上昇しています。

米16年ぶりに中韓にセーフガード発動

おはようございます

【金融・為替】
日銀は政策金利を据え置き、日本の出口戦略を黒田総裁が真っ向否定して110円台後半から欧州時間には111円台に円安に振れる場面が見られました。その後の欧米時間では米国が中国の太陽光パネルと韓国の洗濯機に対して、16年ぶりとなるセーフガード(緊急輸入制限)を発動しました。「米国第一」を掲げるトランプ政権の貿易面の政策が実行されたもので、各国との貿易協定見直しも含めて今後貿易摩擦が再燃する雲行きとなっています。セーフガードの発表後は保護貿易に走る米ドルを売る動きが再燃し、再び110円台に下落(円は上昇)して現在111円30銭前後で推移しています。ユーロも1.229ドルと直近高値に上昇し、ドル指数は90ポイント割れ寸前の14年12月以来の安値となっています。ダウは2万6210ドル(−3)と小動きに終始、10年債利回りは2.626%に低下しました。本日こそ小幅低下の長期債利回りですが、2.6%台の金利上昇もドル買いにつながることはなくドル売り地合いが継続しています。

【石油市況】
原油は64.47ドル(+0.90)に続伸し、ブレント相場も69.96ドル(+0.93)に続伸しました。原油在庫の発表を控えて、10週連続の減少期待から買われています。

【貴金属市況】
金はドル相場の軟化に伴い反発に転じて1336.7ドル(+4.8)で引け、長期債利回り上昇の金利を嫌気する動きはこのところ影を潜めており、ドルの強弱が最大の変動要因となっています。本日の円換算は4745円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は引き続き南米の乾燥気候に反応を示す大豆は小幅に続伸も、コーンと小麦は過剰在庫や輸出の低調から下落しています。

つなぎ予算の目途に株3指標が高値更新

おはようございます

今朝の郵便受けには新聞がなし、自転車やバイクではこの雪に対処しようがないですね!喜んだのは我が家の愛犬です。これぞ「水を得た魚」ではなくて「雪を得た犬」でした。

【金融・為替】
移民問題を審議することを条件に2月8日までのつなぎ予算にようやく合意、採決後に大統領の署名をもって成立となります。しかし「ドリーマー」と呼ばれる不法移民の在留を認める現政策に対して否定するトランプ政権と、在留容認の民主党との意見の隔たりは大きく3週間後にも再び混乱を引き起こす可能性が考えられます。これで4度の細切れの先送りする妥協策も次は正念場をも変えることになります。11月の中間選挙を控えて民主党も譲れぬ一線が移民問題、双方ともに支持者に向けたアピール合戦がすでに始まっています。

ドル円は110円95銭前後、ユーロは1.226ドル前後で推移し、ドル指数は90.3ポイントに反落しています。10年債利回りは2.665%に上昇し、ダウ平均はつなぎ予算成立期待に2万6214ドル(+142)と大幅続伸して、ナスダック、S&P500とともに3指標揃って最高値を更新しています。本日は日銀の記入政策決定会合が予定されていますが、一部の出口戦略報道を否定する内容が予想され、黒田総裁の会見でも出口への言及はないものと推測されます。日銀よりも今週は25日のECB理事会がメインイベントと見られ、このところのユーロ高への影響が最も注目されます。また、本日からスイス・ダボス会議が26日まで予定されていて、各国金融当局の要人発言等が注目されています。

【石油市況】
原油は63.49ドル(+0.12)に小幅に反発し、ブレント相場も69.03ドル(+0.42)に反発しています。サウジの石油相が来年のOPECと非加盟国の協調減産に言及したことが上昇の背景も、但し、一方で減産は米シェールを利するもので、米国の生産量の拡大傾向が市況の重石ともなっています。

【貴金属市況】
NY金は政府機関閉鎖の危機観測もこの材料に対する反応は意外にも限定的で、1330ドル前半で揉みあい小幅な値動きに終始して1331.9ドル(−1.2)に小反落して引けています。一方で10年債利回りは2.6%強と3年ぶりの水準に上昇も、こちらへの反応も限定的となっていて、現状の金が唯一素直に相関性を保つものはドル相場の強弱となっていて、その意味でも注目はECB理事会、そして来週のFOMCとなりそうです。本日の円換算は4745円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆が南米アルゼンチンの乾燥気候に続伸も、コーンは輸出の低調を嫌気して小反落に転じています。

ドイツの連立期待にユーロが一段高に

おはようございます

今日は東京でも雪予報ですが、交通機関が混乱するほど降らないでほしいものです。

さて、先週19日に期限を迎えた債務上限問題は上院のつなぎ予算審議が物別れとなり、事実上予算は失効した状態が続いています。20日と21日が休日のために大きな混乱はいまのところ起きていないものの、週明けには軍や警察を除いた連邦政府の職員が自宅待機となり、最大70万人が待機することになります。上院では週明けの混乱回避に向けた動きが続いているものの、移民問題での議論が解決の糸口を見いだせず折衝が続いています。連邦政府では予備の予算を執行して混乱の回避の構えですが、最後の折衝の進展具合が気がかりな一日となりそうです。

欧州ではドイツのメルケル第1党とシュルツ第2党の連立に向けた合意がなされ、選挙後4か月空白の続く連立への動きが急速に進むとの期待が広まっています。但し、最終的に両党の合意後にシュルツ氏の政党の党員投票が控えていることからまだ予断は許されないところです。

ドイツの連立期待から週明けの外為市場ではユーロが1.226ドルに急上昇していて、ドル指数は90.3ポイントに続落してドル安が進行、ドル円は110円60銭前後と円はユーロに連れて買い優勢も小幅な動きとなっています。米国の政局の混乱とドイツの連立期待から本日は一段のドル安の動きとなり、ドルの動きに敏感な貴金属をはじめ、ドル建て商品価格の一段の上昇が考えられ、円建て商品価格への上昇圧力となるものと推測されます。

今週はユーロ高で開始の為替市場ですが、25日のECB理事会が今後の金融政策を示すことから、投機買いが膨らんでいる通貨ユーロの波乱の展開が予想され、ドル建て商品にもドルの強弱によって通常よりも上下動する可能性があります。

今週もよろしくお願いします!

つなぎ予算通過の模様か(2/16まで)

おはようございます

米上院では、19日期限の債務上限問題を辛うじて2月16日までのつなぎ予算で合意しました。短期間の先送りを繰り返す背景は、昨年の補欠選挙で共和党が1議席減らし現在の上院は51対49と僅かな議席差にあり、野党の民主党の勢力が盛り返していることがあり、共和党の一部が民主党になびくと採決不能の状態にあることで、次の期限でも折り合いがつくのか疑問で最後まで難航することが考えられます。

暫定予算の期限から株式市場では警戒感から市況はマイナス推移していましたが、つなぎの予算案通過から反発に転じて2万6071ドル(+53)と続伸して高値更新して、ひとまず市場の懸念が後退しています。外為市場はドル円が110円80銭近辺で取引終了、ユーロは1.222ドル前後、ドル指数は90.6ポイントと比較的振幅の小さい動きでした。来週の注目はECB理事会で為替市場を牽引する通貨ユーロの上昇の行方に影響するもので、投機筋の膨らんでいるユーロ買いポジションを左右する可能性も考えられます。ユーロの上昇は結果的にドル安につながるもので、このところのドル建ての原油や貴金属、非鉄などの商品相場の上昇に一役買っています。

商品市況はWTI原油が63.31ドル(−0.58)に続落しています。原油在庫の減少や掘削リグの減少もこのところの上昇に対する益出しの売り物に押される展開となっています。非鉄の銅やアルミも益出しに軟化し、金はドル安背景に反発し1333.1ドル(+5.9)で引けました。但し、引け間際につなぎ予算が成立し政府機能の麻痺する可能性はなくなり引け後に軟化(円換算4730円前後)しています。穀物市場は概ね堅調でした。

良い週末をお過ごしください!

本日米暫定予算の期限、米上院の採決に注目

おはようございます

【金融・為替】
日経平均は2万4000円に乗せてスタートも取引経過とともに失速に転じ、高値から300円余り下落して引けは前日比で100円余り下げる展開となりました。世界的な株高もバブリーに膨らむ投機資金の存在感が強く、地に足の着いたというよりも浮ついた危うさをはらむ危機感を感じずにはいられません!ドル円は111円05銭近辺で推移、ユーロは1.223ドル、ドル指数90.5ポイントと為替市場は比較的静かなものの、米10年債利回りが2.611%まで上昇するもドルを買う動きは限定的となっています。ユーロに関してはこのところの上昇について、一部のECB幹部よりユーロ高の牽制発言が相次ぎ更なるユーロ買いを躊躇するものとなっています。ユーロ高が続くとユーロ建ての輸入物価下落につながり、出口戦略に向かう欧州中銀にとっては望まないところで、輸出の鈍化も懸念さることも想定されます。ダウ平均は2万6017ドル(−97)に反落し、前日の急騰に対する調整安となっています。

【石油市況】
原油は63.95ドル(−0.02)に小反落して引けています。原油在庫は予想通りに9週連続減少したものの、米原油生産量が拡大を続けていること、また、OPECの12月の生産量が4か月ぶりに増加に転じたことが重石となっていますが、グッドニュースは買い!バッドニュースには耳を貸さないという傾向は引き続き強く、投機主導の強気相場が続いています。ブレント相場も69.31ドル(−0.07)に小反落しています。 

【貴金属市況】
金はユーロの軟化もありアジア時間から1330ドルを割り込む場面が見られ、欧米の時間帯にユーロが持ち直すも反発力は限定的なものとなり1327.2ドル(12.0)と6営業日ぶりに反落しています。原油同様に悪材料には聞く耳持たない展開も、昨年9月の高値や節目の1350ドルを前に足ふみ状態となっています。週末発表されるCFTCでは投機筋の一段の買い越し拡大が予想されます。一方で本日米上院では政府機関閉鎖回避の債務上限問題の採決を控え、下院で採決されたものの上院の攻防の不透明感が金市況の下値を支える図式にもなっています。本日の円換算は4730円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆が小幅に続伸も、コーンは小反落に転じています。5年連続の豊作に恵まれた米国の穀物市場では、原油や非鉄・貴金属のような投機筋の買い物は限定的で、ファンダメンタルの悪さを投機筋が嫌い他銘柄からみると一線を画するもので資金流入は限定的なものとなっています。

遂に2万6000ドル乗せ!

おはようございます

【金融・為替】
前日の朝方2万600ドル乗せのあと下落したダウ平均ですが、下落分を思いっきり取り返し2万6115ドル(+322)に急反発して史上最高値を更新しました。ゴールドマン・サックスなどの金融銘柄は税制改革の特別損失計上に売り物をかぶり下落も、他銘柄へは決算の好調期待や税制改革がフォローするとの見方が根強く大きく高値を更新するリスク選好が鮮明となる一日になりました。

為替市場ではユーロが一時1.23ドルに乗せる上昇からドルが下落していましたが、NY市場の終盤にユーロに利食い売りが入り反落に転じて1.220ドル近辺まで下げて、ドル指数は90.1から90.7ポイントに反発しています。引き続き投機的な売買が膨らむユーロの値動きがドル相場の波乱要因となっています。ドル円は11円台後半で揉み合うも、10年債利回りが2.578%に上昇して日米の金利差を意識した動きや、米株の上昇からのリスク選好から111円25銭近辺まで上昇(円は下落)しています。株高で膨らんだ投資資金が行き場を求めて右往左往するという、反乱含みの展開が今後も続きそうです。

【石油市況】
原油は63.97ドル(+0.24)に小幅に反発しています。明日発表される原油在庫の減少観測や、株高のリスク選好に原油価格も投機に踊る場面が続いています。

【貴金属市況】
金は本セッションでのユーロ高・ドル安の流れから強地合いを堅持して1339.2ドル(+2.1)で引け、小幅ながら終値ベースでの高値を更新しています。旺盛な投機資金は株式や原油市場ばかりでなく、一部は明らかに金市場に流入していることが上昇の背景の要因と見られます。株価の上昇と同時に上昇する金、リスク資産の株と安全資産の金という相容れないものが同時に上昇する不思議な構図ですが、見方を変えるとドル建ての金価格はドルの価値に逆相関するもので、最近のユーロの特筆される上昇がドル安をもたらせてドル建て金に資金が流入すると考えられば説明がつくのでしょうね!節目の1350ドルや9月高値を前にして足ふみながら、下値を切り上げる展開は続いています。本日の円換算は4740円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆が小幅に続伸し、コーンも大はばに続伸しています。南米アルゼンチンの降雨続きがコーンの作付けの遅れを意識させているようです。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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