本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

パウエル発言に利上げ打ち止めを意識

おはようございます

【金融・為替】
FRBのパウエル議長はニューヨークで講演し現状の政策金利は中立金利をわずかに下回ると発言し、利上げの打ち止めを意識させるハト派的な内容となりました。これを受けてドル相場が軟調に推移し、対円では113円60銭前後と小幅な動きながら、対ユーロでは1.136ドルに反落してドル指数も前日の97.3から96.8ポイントに急反落しています。議長発言は株価にも買い安心感を広がらせることになりダウ平均は2万5366ドル(+617)と大幅に続伸し、先週末から一気に1000ドル超の受賞となりリスク選好が戻る展開となりました。

市場は米中の貿易摩擦を悲観するネガティブな展開がこのところ続いていましたが、FRBが世界経済への見通しを慎重に捉えて利上げの終了が近づいていることを示唆したことから、市場は利上げ売り止めの前倒し観測を膨らませ一気に沸き立つ動きとなり、政策頼みの様相を呈する動きとなりました。市場の上下動には目を見張るものがありますが、投機資金が右往左往すると同時に潤沢な資金が常に資金の居場所を探す展開となっています。

【石油市況】
原油は株高・ドル安の追い風のなかも50.29ドル(−1.27)に続落を強いられる展開で引けています。EIA発表の原油在庫が10週連続の増加となり、売り戻される展開に終日上値の重い展開となりました。

【貴金属市況】
金はパウエル議長の発言を受けて、利上げの打ち止めを意識させるドル安が追い風となり、急反発に転じて1223.6ドル(+10.2)と前日の下げ分を一気に取り戻す展開となりました。本日の円換算は4445円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場はこのところの寒波の影響による収穫遅れと、金融市場のリスク選好の動きが戻ってきたことも好感され、大豆は大幅に続伸し、コーンも連れて続伸しています。

株価続伸も貿易問題の重石続く

おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は2万4748ドル(+108)に続伸して、ドル相場は総じて堅調に推移しています。対円では113円75銭前後で推移、対ユーロでも1.295%に続伸しています。株高のリスク選好の動きに加えて、クラリダFRB議長の発言(漸進的な利上げが適切)もドル買いにつながった模様です。株価は続伸ながらトランプ大統領は中国との首脳会談で、貿易摩擦問題の進展がなければ来年1月より課税措置のない2000億ドル分に課税する意思を示していることから、市場は首脳会談の成り行きを見極めたいと注視し、引き続き米中の貿易摩擦問題の行方次第ではリスク選好の動きも限定的となるリスクが潜在要因として残ります。また、米中摩擦から世界経済の腰折れ懸念も残され、FRBの利上げ政策にも来年以降は影響する可能性もありドル買いが一方向には傾きにくい情勢です。但し、欧州でもイタリアの予算案を巡る亀裂や、英国のEU離脱を巡る英国内の混乱もありユーロも不安定な動きが予想されます。

【石油市況】
原油は51.56ドル(−0.07)に小反落していています。50ドルの大台割れ接近に値ごろ感はあるものの、米中の貿易摩擦による世界経済の成長懸念が残っていることや、OPECの減産姿勢も米国の反発による実効性への懸念も上値を重いものにしているようです。

【貴金属市況】
金はNY時間にドル指数が97.3ポイントまで進み、ドル高の流れに押されて1213.4ドル(−9.0)と3日続落を強いられています。欧州の政治の不透明感や、米中の貿易摩擦問題の緊張が続いていることは安全資産として支援要因ながら、ドル高との逆相関性が引き続き重しとなっています。本日の円換算は4430円前後になります。週明けのCFTCでは2週ぶりにネットロングのポジションに変わり、先週は売り方のカバーによる反発となりました。

【穀物市況】
穀物市場は大豆の収穫が寒波により平年より遅れていることから大豆が反発し、コーンも連れて反発する展開となりました。

年末商戦期待に株価・ドルともに反発に

おはようございます

【金融・為替】
ダウ平均は週末から始まった年末商戦でネット販売が好調なことが分かり、反発に転じて2万4640ドル(+354)で引けました。株高によりドルは買い戻されてドル円が113円5銭前後に、対ユーロでも1.326ドルに反発して引け、ドル指数も97.0ポイントに戻しています。連れて10年債利回りも3.072%に上昇しています。本日は原油価格も反発に転じたことから、株価押し上げに一役買った模様です。

一方でトランプ大統領は中国の通信大手ファーウェイの製品を日本を含めた同盟国に購入を見合わせるように要望し、週末の米中首脳会談に向けての期待は萎んでいます。また、欧州ではEUが認めた英国の離脱案の行方を巡り英国内の議会調整が困難になるとの見方もあり、12月中旬から下旬ころに採決を取りたいメイ政権への調整の混乱が指摘されています。

【石油市況】
原油は1222.4ドル(+1.21)に反発していて、先週までの下落に対するリバウンド的な戻りとなっています。株価反発も下げ止まり要因と見られています。

【貴金属市況】
金は欧州時間にドル安を受けて1228.6ドルまで戻すも、その後は株高からドルが買い戻される展開となり下落に転じて1222.4ドル(−0.8)に小幅続落して引けています。一方でドル高に転じても下げ幅は小幅にとどまり、1220ドル台をサポートしているところを見ると金への指向性が継続しているとの判断もできるでしょうか。本日の円換算は4445円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆が大幅に続落して貿易摩擦の関係から輸出に対して悲観視する見方が蒸し返され、コーンも連れて続落を強いられる展開となりました。

週末の米中首脳会談に注目

おはようございます

25日に開かれた臨時のEU首脳会議で英国の離脱案を正式に決定しました。今後は英国の議会での承認待ちとなりますが、メイ首相率いる与党内に反対意見が根強くクリスマス前の合意に向けた首相の議会工作が焦点となります。仮に議会で否決された場合でもEU側は合意内容の変更には応じないと見られ、英国議会の決定によってはハードブレグジット(秩序ない離脱)の可能性が残り英国議会への注目が増すことになります。

米国の年末商戦を占うブラックフライデーは全体には好調が伝えられていますが、ネット販売が好調も実店舗はパッとしないようです。米国では減税の好影響から消費を婚姻していますが、今後は徐々にその効果も下降気味となるものと推測されていることや、利上げによる金利上昇は住宅や自動車のローン販売にも陰りが見られています。米国の一人勝ちも言われて久しい状況ですが、貿易摩擦の対象である世界第2位の中国の景気指標が後退し、欧州や日本経済も足ふみ状態となっていることが現状で、米国経済好調の継続性も疑問視される状況となっています。

その中国とは今週末30日と12月1日にアルゼンチンで開かれるG20首脳会議で、トランプ・習近平の会談が予定されていて注目度は高い一方で、貿易摩擦問題は長期するとの見方が根強く、打開策が見いだされないと世界景気への影響は少なくないと見られ、金融市場を含めて悲観が蔓延することも想定されます。

今週もよろしくお願いします!

原油急落に株価も連れ安に

おはようございます

「感謝祭」明けの週末のNY市場ですが「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」と呼ばれる年末商戦の開始ともなり、市場参加者が限定的な状況ながら株安・原油安のリスク回避の動きで一週間を終えています。

アジア市場では上海株が2.5%に迫る急落となり、欧州市場ではPMI(購買担当者景気指数)が4年ぶりの水準に悪化したことを嫌気する動きに下落、NY市場でも原油価格の急落を受けて2万4285ドル(−178)に続落して引けています。下げの先導はエネルギー株で原油価格が50.42(−4.42)に急反落したことが背景、サウジの11月の産油量が前月を上回ったことや、米原油在庫の8週連続の増加も売り材料視されています。

ドル円は112円90銭前後で小幅に円安・ドル高に、景気指標後退のユーロも1.137ドルに下落し、ドル指数は96.9ポイントに反発し、商品・株安市場の下落に金もドル高背景に1223.2ドル(−4.8)に反落(円換算4224円前後)で引けています。金にはまだ安全資産としての資金流入は限定的なものとなっているようです。

良い週末をお過ごしください!

「感謝祭」の休日控え事実上の4連休に

おはようございます

【金融・為替】
米国市場は本日の「感謝祭」の休日を前に模様眺めの一日となりました。週末23日(金)はブラックフライデーと呼ばれる年末商戦のスタートとなり、市場は開くものの実質的に4連休となるようです。ドルは小反落に転じて対円で113円10銭近辺で推移、対ユーロで1.138ドル前後で、ドル指数は96.7ポイントに小幅反落となっています。10年債利回りは3.063%に小幅上昇し、前日に大幅続落したダウ平均はアジアや欧州で下げ止まったことから一時200ドル超の反発となったものの、引けにかけては失速して2万4464ドル(−0.95)と前日の引値とほぼ変わらずで引けています。前日に大きく下げたハイテク株や原油価格の反発にエネルギー株が戻したものの、引き続き米中関係の緊張の続く状態から戻り幅も限定的なものとなった模様です。

【石油市況】
原油は前日の急落の反動もあり54.63ドル(+1.20)に反発しました。サウジを始めとしたOPEC諸国は来月6日の総会で140万バレルの減産を検討していますが、米国では原油在庫が9週連続で増加したことや、トランプ大統領の減産見送りの口先介入は続き依然として下落圧力も継続しているものと推測されます。

【貴金属市況】
NY金は小幅ながらドル相場が反落したことを手掛かりに反発に転じ1228.0ドル(+6.8)で引けました。株安のリスク回避の動きが安全資産としての金買い要因ながら、本日こそドル反落もドル高の地合いは引き続いていて金価格上昇を抑える構図が続いています。一方で米中の貿易摩擦の先行き不透明感は拭われない環境が続き、今後のFRBの金融政策にも影響しそうな雲行きもあり下値も限定的な堅い地合いが続きそうです。本日の円換算は4440円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は大豆が続伸し、コーンは小反発しています。

株価と原油の急落に世界経済見通しが不透明に

おはようございます

【金融・為替】
アップルを始めとした株価下落は止まらず2万4465ドル(−551)とダウ平均は大幅に続落し、原油価格の下落もエネルギー株の下落につながるリスク回避となりました。株安からドル円相場は一時112円30銭近辺でドル安・円安が進行も、ドルを売る動きは限定的なものとなり現在112円75銭前後で推移しています。一方でユーロは英国のEU離脱問題やイタリアの財政問題を巡る不透明感から大きく下落に転じて1.136ドルに下落、ドル指数は96.8ポイントに反発しています。半面で10年債利回りは3.048%に更に低下し、FRBの利上げ打ち止め時期の前倒しが意識されている模様です。ダウは1か月ぶりの安値に沈み米企業の業績の好調に陰りが見えだしたことや、減税措置の好影響の持続力に対する減速観測、米中の貿易摩擦の長期化観測等が世界経済の減速を暗示する状況を嫌気する動きとなっています。

【石油市況】
原油価格は53.43ドル(−3.77)に急反落しておよそ1年1か月ぶりの安値に沈みました。国際エネルギー機関(EA)が2019年の原油需給を供給過剰と見通したことから、テクニカルの売りを呼び込む急落につながっています。既に10月の高値から3割を超える下落に見舞われています。

【貴金属市況】
NY金は対ユーロでドルが上昇してドル指数が96.8ポイントに反発したことを嫌気し、引け値は1221.2ドル(−4.1)と反落して引けています。序盤は株安のリスク回避の動きから買い優勢で始まるも、その後はユーロの下落に連れてドルがじりじりと反発に転じたことから上値の重い展開となりました。本日の円換算は4415円前後になります。

【穀物市況】

穀物市場は大豆が前日の急落に対する自律反発に戻すも、コーンは続落を強いられる展開となり、株安のリスク回避の動きから商品市場が総じて下落していることから上値の重い展開となりました。

ドル相場は続落、株価は反落、金は続伸

おはようございます

【金融・為替】
先週末のクラリダFRB副議長に続きパウエル議長も世界経済への減速懸念に言及し、ドル相場は続落し対円で112円55銭前後、対ユーロで1.451ドルで推移し、ドル指数は96.2ポイントに続落し10年債利回りも3.057%に低下しています。FRBは来月中旬の利上げはほぼ確実視される環境ながら、米中の貿易摩擦が深刻な状況に陥り先行きの世界経済への懸念をFRB幹部が共有していることになります。ダウ平均は2万5017ドル(−395)に急反落しています。iphoneの売り上げ不安からアップル株が急落し他のハイテク株の下落に波及、ボーイングなどの中国関連株も下落しています。

【石油市況】
原油は57.20ドル(+0.52)に上昇しています。OPEC各国が来月の総会に向けて具体的な減産の検討に入っていることに反応を示した動きですが、一方で米中の貿易摩擦の先行き不透明なことから上値も限定的なものとなっています。

【貴金属市況】
金はアジア時間にユーロが下落し一時1218.5ドルまで反落する場面も見られましたが、NY時間にはドルが軟化に転じて1225.3ドル(+2.3)に続伸して引けています。本日の円換算は4415円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は先のAPECでも米中の緊張が高まり、中国の先行きの需要減退観測に大豆中心に下落しています。

米中関係の冷え込み長期化か

おはようございます

APEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議で首脳宣言の採択を断念するという、創設以来異例の出来事となっています。原因はもちろん米中の意見の対立にあり、今月末に開かれるG20首脳会談まで双方の落としどころを巡る駆け引きが続く模様で、米中の対立は深刻度合いを深めるばかりで長期戦を強いられるのかもしれません。

商品市況では原油相場が低迷していますが、米トランプ政権には願ってもない状況ながら、米CIAがサウジ記者殺害はムハンマド皇太子の命令と断定しました。トランプ政権には武器輸出の上客で自国の利益を優先するのか人道上の観点に立って判断するのか悩ましいところです。サウジの関係する米国企業は多く存在(ウ−バーテクノロジー・ツイッター等)し、米国の親サウジ・イスラエル路線にも影響します。サウジ国内でも王家の内紛もエスカレートする可能性も指摘され、原油価格の動向とともに注目されます。

金は米中摩擦や中東情勢、原油価格の低迷、株価の不安定といった本来であれば追い風になる上昇要因も現状は消化不良気味で、素直に価格動向に影響しているのはドルの動きとの逆相関性です。但し、1年4か月ぶりの高値圏を推移しているドル指数からみると、現在の金価格は抵抗力の強さを示し1200ドル近辺は堅い動きとなっています。週末に発表されたCFTCでは5週間ぶりにネットショート(売り越し)に転換して、前週比+85.6t増加して552tと再び500tを超える売り物に膨らんでいます。膨らんだ売りポジションの買い戻し誘発となれば、再び1250ドルを目指すことになりますが果たして・・・・・!?

今週もよろしくお願いします!

FRB副議長のハト派発言にドルが軟化

おはようございます

週末米国市場はFRBクラリダ副議長や同地区連銀総裁から、先行きの世界経済への見通しの減速に触れる発言がありドル相場の下落要因となりました。ドル円は112円85銭近辺までドル安・円高が進行し、ユーロも1.141ドルに続伸し、ドル指数は96.4ポイントまで下落しています。

ダウ平均は2万5413ドル(+123)に続伸して引けています。今月30日と来月1日の2日間予定されているアルゼンチンで開催予定のG20で米中の首脳会談が予定されていますが、中国側から142項目の改善案が示され貿易摩擦の解消に向けた期待が株価上昇を後押ししている模様です。トランプ大統領は一応の評価をするものの、中国側はハイテク促進の政府支援の問題は踏み込んだ内容ではなく、会談を前に両国の駆け引きは続くことになりそうです。

商品市場では原油相場は56.46ドル(±0)と小動き、取引前半は来年から140万バレル減産する方針を示したOPECの動きに上昇していましたが、減産にロシアが難色を示しているとの報道に上値を削る展開となりました。金はFRB副議長のハト派的な発言にドルが下落したことから1223.0ドル(+8.0)に続伸し、ドル安が支援要因となっています。週明けの円換算は4420円前後になります。

良い週末をお過ごしください!
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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