本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

内外ともに一服症状か

昨日の東京市場と昨晩の欧米市場、日本では新年度期待、海外では第2四半期入り期待とそれぞれの市場で、新しい期に期待感ビンビンの幕開けとなりました。二日目に入った東京では昨日の買われ過ぎに対する反省も手伝い、円高も相まって若干反落気味です。

海外の週末は期末要因で反落し、期初入りでその分を買いなおしたという感じでしょうか。いずれにしろ4月からの新たな四半期に対する期待感は、内外共に大きなものと言えるでしょう。本日こそ一服症状ではありますが、一息入れれば改めて買い直す元気も出るというものでしょう。

現在の商品市場の牽引役として、CRBに多くの銘柄が組み込まれた石油製品の影響が大きいことは衆知の事実ですが、貴金属の影響もその次くらいになるものと思われます。

金がここまでの相場に発展した要因として、「金利を生まないこととドルに対して逆相関性があること」の二点があるのは承知のとおりですが、最近は金利高の逆風下での上昇,ドル高の中での上昇と、金の過去の定石を覆しているのは明らかです。

600ドルは達成感がでるという見方と、あくまでも上げの途上であり通過点という見方が存在しますが、大きな流れの中では私は後者の見方に属する一人と思っております。貴金属の息の長い上げトレンドは、商品価格の牽引役となり今日・明日の狭いレンジではなく、今年・来年その次の年へと続くものと考えております。

寄り付き後は小競り合い

貴金属は採算面からほぼ変わらずの寄付きから、昨日の引け値圏での揉みあいとなっています。昨日の安よりからの急騰劇と比較すれば、動きは穏やかなものです。金600ドル・銀1200セントの目先の目標まであとわずかとなり、オシレーター系も買われすぎを示しており、ここを買いにいくにもためらわれる状況です。

他銘柄は石油製品が昨日買われすぎた分の反動安、コーヒーは続伸ながらNY110セント手前にて、揉みあい離れとはまだ断定できず、買い乗せをためらわれるもので、砂糖の石油製品同様に先取り分の調整となっています。

もっとも先週から大きく動意付いた相場ですから、今日のような静かな日も必要か。

ドル安背景に大幅高

円ドルは117円70銭台と東京3時半より、90銭近い円高ドル安となっております。海外市場は週末の下げを大方取り返し、金曜日のギャップを埋める銘柄が続出しています。貴金属では金・銀が高値を更新しており、白金とパラジウムははらみ線での入電です。

LD非鉄も全面高しコーヒー・砂糖も大幅に買われておりますが、全体に昨日先取りした面も否定できず、円高による採算面での後退を考えれば、昨日に比べれば比較的落ち着いた状況かと思われます。スタートしてからの場味を見極めてみたいと思います。

海外市場も第2四半期スタートから、楽観的な見通しスタートとムードは良好ですが、朝方の状況については見極めて改めて更新予定とします。

出遅れのアラビカも反発

国際商品の中で最も出遅れ銘柄の、アラビカコーヒーまでも安寄り後に急反発して引けています。本日の寄り付き予想(200円〜250円安)は、為替の円安進行からそれほど下げなくてもいいとして、100円前後の下げが常識的な範囲ではないでしょうか。

石油や貴金属・砂糖などが寄り付き後、大幅に戻ったことに連れたものと思われますが、理由はどうあれ最近の戻り高値で引けております。チャート的には移動平均が陽転したことや、一目均衡表の雲の上に出たことが好感されます。

また、期近限月(5・7・9月)は有力地場筋の煽りも見られ、売り方が守勢に立たされています。とはいえ当先の鞘が5000円幅あり、持久戦では売り方有利の構図に変化はなく、商社を始め有力な売り方の存在も事実です。他銘柄に連れ高するにも限界があります。

NYコーヒーも100セント台の攻防中であり、上に放れるには110セント乗せが条件となります。今週のNYコーヒーが上に抜ければ、暫くは着いていかざるを得ないとは思いますが、抜けるのかどうか注目していきたいところです。取り組みは徐々に増えており、ひょっとすればの可能性を感じます。

週始めなのでIMM円先物ポジションを記しておきます。3月28日現在円ショートポジションは、ネットで30412枚(前週比1056枚の増加)となり、若干のドル買いポジションの積み上げとなります。因みに今年最大の円ショートポジションは2月中旬の7万枚です。このポジションより更にショートを積み上げれば、119円台乗せから円安に放れる可能性があります。

小豆輸入枠1万2300トン

事前予想と比較して(7000〜10000トン)やや多めであり、どちらかと言えば弱材料となるものと思えます。これで繰越在庫も更に増えるものと思われ、今後の展開としては戻り売り基調と見てよいものと判断しております。

今月下旬から5月にかけて北海道の作付けは本格化します。以前にも記したようにホクレンは減反政策の成功のためにも、今月中は下げ賛成のようで、価格的に魅力のない現在の値段を維持して、農家の作付け意欲を減退させたいのが本音のようです。

新年度期待感から大幅反発

週末の海外安からコーンを除いた銘柄は大幅安で寄り付いた後は、円安のフォローもあり前場引けにかけて大きく戻りを入れて、一部銘柄はプラスで前場を終えています。

寄り付きは金などは採算値よりも大きく下げ、狼狽売りが出たものと考えられますが、売り物を吸収した後は円安にも支えられて、下げ分の大半を取り返しており、白金も同様の展開となっており、銀においては前日比プラスとなっています。

石油製品やコーヒー・砂糖・ゴムも同様の動きとなっており、新年度の相場展開に対する期待感は大きいようです。貴金属の夜間もプラスで反応しており、米国市場でも第2四半期のファンド資金流入期待もあり、内外とも底堅い展開が予想されます。

ゴムは上昇気流に乗るか

おはようございます。

本日は全体的に調整局面となりますが、新年度入りの期待感もあり、採算どおりには下げ難いものと思われます。

昨日タイ南部のテロについてお伝えしましたが、ゴム相場にも同様のことが言えるものと思えます。3月納会での大量現受けの品物は、まだ動いていないようですが、納会で新規に買って受けた品は、採算ベースで産地価格より15円の割安です。

この品物をどのように扱うのかは、大手商社の腕の見せ所であり、4月にも買いポジションを持っていることから考えれば、容易に相場を潰す目的でないのは明らかです。今回のタイ南部での政情不安を見方につけた、ポジション取りから今後のゴム相場の主導権を握り、減産期や石油を初めとした商品高を追い風にするものと思われます。

本日他銘柄につられて売り込まれたところは、買いのポジションを作る好機と思われます。250円を地相場とした浮上に期待したものです。

タイ南部にて爆弾テロ(ゴムに影響)

タクシン政権下のタイの総選挙中、投票所を中心に爆弾テロが起こりました。タクシン政権が首相の親族による汚職事件で、支持率低下の中での総選挙中のテロが起きました。タイ南部は昨年来イスラム教徒によるテロが数回おきており、イスラム教信者の多い南部と、国境を隔てたマレーシア(イスラム教徒が多い)からの支援が、問題を複雑にしており、テロ後はマレーシアに逃げ込み複雑な二国間の政治問題となっている。タイ国そのものは仏教国であり、複雑な宗教問題となっているのが現状です。

政治的な問題のみならず、タイは世界最大の天然ゴムの生産国であり、昨年も何度かこの問題からの供給不安からゴムは何度か買われています。

この4月はウインタリング(減産期)真っ只中でもあり、タイからの供給に不安感が出てきます。明日の市況にも影響が少なくないものと思います。3月納会での大手商社の受けた品物の行方も含めて、今週のゴム相場は波乱含みとなることが想定でき、ファンドの乗り換え商いを含めての注意が必要となります。安易な売り込みは避けることが無難ではないでしょうか。

4月相場の展望

おはようございます、というには少し遅い更新となりました。

週末と月末・四半期末が重なったために、全体に反落症状となった海外市場ですが、今後の展開はどうなのか気がもめるところとなります。3月相場を振り返って見れば、貴金属・石油・砂糖・コーンと月間足は下髭陽線(海外共に)となっております。対して大豆・コーヒーは陰線引けとなり、明暗を分けていますが全体的には、3月の世界的金利上昇傾向のなかで、商品全体ではその逆風の中で一時的に大きく売られながらも、陽線にて3月相場を終えたことは大きな評価をできると共に、改めて商品相場の根が強いことを証明した形となりました。


素直に評価すれば貴金属やコーンが新値更新しており、強い相場展開が4月も継続するものと考えてよいのではないでしょうか。3月中の貴金属の上昇を牽引した銀は、週末こそ1200セント直前で息切れし利食いに押されましたが、ETFの上場は未だ確認できていないために、「事実で売る」相場は未だ先のことです。


4月には具体化な運びとはなるでしょうし、水準が大きく上がっているために、上下動の波乱が予想され、大荒れの展開も予想されますし、他の貴金属への影響も大きくなるものと推測されますが、現在の状況は未だ志半ばというところではねいでしょうか。

石油製品は本格的なガソリンの行楽需要期に突入と、イランをはじめとした地政学的リスクの高まりを加味すれば弱気は禁物ですが、NY原油の69ドルや70ドルは今月突破するには、まだ荷が重いといわざるを得ません。買い主体に変化はないと思われますが、スプレッドやストラドルを用いリスク分散を用いるべきと思います。

穀物やコーヒーについては後日改めて更新します。

ファンドポジション

CFTC発表の3月28日現在の大口投機玉を掲載しておきます。

原油         7218枚の買い越し(前会発表時比は途転買い)
ガソリン       1万4927枚の買い越し(同減少)
ヒーティングオイル  9055枚の買い越し(同増加)
白金         3418枚の買い越し(同増加)
パラジウム      8150枚の買い越し(同増加)
金          12万586枚の買い越し(同増加)
銀          5万2363枚の買い越し(同微減)
コーヒー       7300枚の買い越し(同微減)
砂糖         11万4580枚の買い越し(同増加)
コーン        7万8519枚の買い越し(同減少)
大豆         3万3954枚の売り越し(同増加)

前週との詳しい比較は当ブログ3月25日(土)を参照してください。ファンドポジションの増減やそのポジションの傾向や流れは、先行きの相場展開に大きく影響してきます。取り組み高と合わせてある程度把握しておくと、相場の急変の要因も理解しやすくなると思います。トレンドフォロー型(相場の流れる方向に新規のポジションを増加させ、逆行すれば撤退方針に変更する)が多いと思えますから、相場の方向観がつかみやすいケースが多くなります。

相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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