本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2006年04月

連休明けを想う

おはようございます。

週末の海外はドル安を受けて全面高となっておりますが、例年投資家にとって悩ましい時期とも言えます。年末年始と共にゴールデンウイークは連休が続き、海外市場がその間数営業日の立会いがあり、休み明けの入電がどう出るのかは悩ましい限りですね。

一般的に休みが長く続くならば、ポジションを一旦閉じて、連休明けに再度仕切り直しをするというのが、国内外を問わずセオリーとなっていることは周知の事実ですね。ポジションに含み益があれば、比較的簡単にポジションを閉じることは容易ですが、含み損の場合はばっさり損失を計上したし、或いは両建てにして様子をみることにはどんな方もいささかの躊躇を覚えるものです。

含み益であろうと、含み損であろうと、いずれにしろポジションを持ち越すことは勇気の要ることになります。その方の資金に対するポジション比率や、相場にかける意気込みの大小によっても異なってきますから、一概には是非については簡単に答えは出ないのですが、選択肢はいくつかあるので、自分の相場に対するポリシーに従うよりないのでしょうね。

今年のGW中は海外は4営業日あることになりますが、政治や経済が平穏な時期なら価格変動も少なくて済むのでしょうが、中東をはじめとした地政学的リスクや、ドル安に傾斜気味の為替相場も気になることになります。そうかと思えば価格水準が比較的高いために、ファンドポジションが何かのきっかけで、手仕舞い急ぎに出ることも考えられないこともありません。ポジションがあるなしで、連休中の精神衛生にも関わることですし、ないに越したことはないんでしょうが、明日あさっての動きを味方につけて、休みは休みでエンジョイしたいものですね。

銀に底入れ感

今朝お伝えしたように米証券取引委員会(SEC)より、銀のETF上場が認可されました。本日の入電安については、事実で売られたとありましたが、NY時間ではバーナンキ発言(利上げ打ち止め)より先に、中国の利上げ発表がありファンドを中心として、2004年10月の悪夢の下げ相場のイメージから売りが殺到し、その後のFRB声明でいくらか戻すも、朝方売られた分を取り返せなかった為であり、私自身は見解が少し違います。

というのも上場日を皮切りに、銀の現物投資が始まるのであり、今までの仮需要でなく、或いはバーチャルで買われた相場とは違います。銀ETFも生みの苦しみがあったわけですが、先んじた金ETFは今回以上にすったもんだがあり、銀以上に苦しんだ末にこぎつけたわけです。因みに金ETF現物で既に454トンを超えており、金VS銀の地上在庫の比率は1対11となりますから、4000トンを超える現物投資が想定されます。

金と比較した場合工業用需要の多い銀は、カメラのフィルムの感光紙として使われるのですが、デジカメの普及により決してファンダメンタルは良くはありません。しかし、ETFという新たな需要先は、相当量を市場から吸い上げるわけですから、今後ジワジワと利いてくるものと考えられます。来週は12ドル台を固めていずれは15ドルへ向かうものと考えております。

週末の玉整理から

海外の市場は中国の貸し出し金利引上げを嫌気したことから、ファンド中心に売り物が誘われて、全面安の入電となり国内も週末と重なり、買い方が玉整理を優先させた前場の状況となりました。

人民銀行の発表では市中銀行が企業に貸し出す金利を、今後5.85%(0.27%の引き上げ)とすることを決定したものです。中国では1〜3月の第一四半期のGDPが年率10%を超えており、年率7%の政府案より過熱気味となっており、製品の国内供給が過剰気味に配慮したものとも受け取れます。

一方のFRB議長の議会証言は、5月10日の次回FOMCでの利上げ(.25引き上げ年率5%)で最後となるニュアンスです。今後は金利の優位性からドルを買う根拠は薄れるものと思われますから、投機資金が金利高を嫌う最終局面でもあります。またドル安傾向が鮮明化する可能性が出てきますから、商品にはプラス要因となります。

中国人民銀行の利上げを嫌気

おはようございます。

昨日はラジオNIKKEIの対応に忙殺されて、更新がおぼつかなくなりましたが、(要領が悪く人より仕事が遅いのでしょうね)本日より気合を入れ直して参ります。

昨日はFRB議長の議会発言で、利上げの早期打ち止め観測が広がりをみせましたが、逆に中国人民銀行が一年物貸出金利を、5.58%から5.85%に引き上げを決定したことを嫌気して、商品全般に手仕舞い売りが入り、米国の利上げ打ち止めよりも、中国の利上げを嫌気した動きとなりました。

強材料と弱材料が交錯する中で、中国需要が今後減少するとの見通しから、売り物先行となり大半の銘柄がマイナス圏で引けております。また中国の利上げ=アジア通貨高となり円相場も上昇していることは、東京市場の買い勢力にとっても本日は嫌気要因となりそうです。

米証券取引取引委員会は正式に銀のETF上場を認可致しました。中国の件もあり事実で売られる展開となりました。目先全体に弱い基調となる可能性もありますが、商品価格全体の上昇傾向には変化がないと思えますので、ポジション調整の後は上昇志向となるものと考えます。

大豆・コーンは投げが先行

前場からガソリン・灯油がS安をつけ、後場の寄りから銀が急落あい、連れて金や白金もマイナス圏に入り、穀物の買い方を投げに結びつけるイメージとなりました。コーンや砂糖には一部大手の買い方(今年のあたり屋)の投げ物と見られる売りが大量に入り、先物中心にストップ安を含む下げとなりました。

コーンは3月限が20000円どころの高値から、1500円前後の下げ相場となり、利膨れしたとはいえ買い方には大きな痛手と見られます。ここまで来ると尚一段の投げの催促となり、明日は週末でもあり買い方としては厳しい一日となりそうです。

日経紙には砂糖の悪材料も取りざたされており、手広く買い玉を広げたものに取っては、手厳しいしっぺ返しとなっているようです。海外の換算よりも大きく割高を買っていたことは明らかであり、昨年12月の金を例に出すまでもなく、その教訓が生きていればここまで割高を買うこともなかったのでしょうが、今となってはしょうがなのでしょうか。逆にいうと明日の突っ込みは、止まり目になる可能性があるために、突っ込み売りも控えるべきか。

お知らせです

明日当社提供のラジオNIKKEIの番組、マーケット特報に出演いたします。放送時刻は12時15分〜30分の15分間です。ラジオNIKKEI社のHP上のネットラジオでも聞くことが可能です。時間のある方は是非御視聴下さい。宜しくお願いします。

当日は金相場を中心に話していく予定で、ラジオ視聴者にレポートをプレゼントしております。勿論当ブログを見ていただいている方にも、差し上げますのでお気軽にご請求ください。

私自身は2004年の10月頃から出演しておりますが、月に一度程度の出演ではありますが、金の見通しをメインにしております。他銘柄の話題も当然出てきますが、この一年半の間基本線は金の買い一辺倒の超の付くブル派の相場感です。

銀は立ち直れるのか?

東京銀は3営業日連続のS安より、今日は4日ぶりに開放され大波乱の銀相場ですが、今後どのような展開となるのか注目されるところです。本日のNY銀の急反騰の背景にはETFを申請している、バークレイズ・グローバル・インベスターズ社がETFの裏付けとして、150万オンスの現物を預託したことが背景にあるようです。

銀の相場事態はETF期待から先走り、買い物が一巡した模様でひと相場終えた感は強いものの、実際は上場されてから現物市場に影響を与えるのであって、上場後の相場はむしろこれからということになります。金のETF発売時にはニュースとして取り上げたものの、実際にどの程度市場に影響がでるのか、疑心暗鬼なところがあって買いそびれた向きが、今度は乗り遅れまいと、寄って多寡って金と違う小さな市場に参入して、かってにオーバーシュートしてしまったのです。金が大海ならば銀は所詮湖程度なのです。

しかし、ETFの上場に向けては証券取引所も前向きであり、上場時期はまだ不透明でも水面下で確実に、いくつかのハードルを乗り越えていってるのが現状です。ですから上場は時間の問題であり、改めて相場も再スタートするものと思われます。現在の原油や金の価格が簡単に天井打ちするとは考え難く、商品市場全体の流れからすれば、早晩15ドルを抜けるものと考えております。

SPR積み増し停止の効果

おはようございます。

ブッシュ大統領が戦略石油備蓄(SPR)の積み増し停止の発言をして、WTIは一時1.58ドル安まで売り込まれましたが、中東情勢が大きな変化がないために、安値からは切り返し結局45セント安と小幅な下げにて引けております。

政権の支持率低下の歯止め策として、ガソリン価格抑制に政府が動いたわけですが、価格上昇ペースを抑える役割はあっても、上昇を抑えるだけの効力は疑問視せずにはおられません。なぜなら、最近の急上昇はイラン問題を始めとした、地政学的リスクが主な要因であり、全米の在庫は充分なために大きな期待は出来難いものと思われます。

5月より証拠金制度変更(東工取)

5月より東工取の証拠金制度に一部変更がありますので、簡単に記しておきます。(詳しくはそれぞれお取引の取引員にたずねるか、HP上でご確認ください)

*納会日の翌日より次限月の値幅制限は解除となります。

*終値が前日比で3限月以上が同一方向への制限高(若しくは制限安)の場合、翌営業日からは通常の制限幅の1.5倍となります。(

*1.5倍の値幅制限に拡大された場合、3限月以上が引け値で通常の値幅の範囲であれば、翌営業日より通常の値幅制限となります。

*終値が2営業日連続で同一方向に3限月以上制限高(若しくは制限安)の場合、翌営業日より臨時増証拠金の預託が必要となります。預託額は以下の通りとなります。
金 30000円 銀 36000円 白金 25000円 アルミ 40000円 
ゴム20000円 原油30000円 石油製品 40000円

*臨時増解除の条件は当限以外の全限月の終値が、3営業日連続して通常以内の値動きの場合、翌営業日から解除となります。

穀物はサヤ滑り懸念あり

本日nonG大豆の4月限が納会落ちし、コーン・一般大豆と今月は納会落ちし3銘柄共に終えた形となりました。以前にも記しておりますが納会用の荷物が確保されており、今後はサヤ滑り現象が起きる可能性が大きくなるものと思います。

コーンは昨日大手投機筋がまとまった新規売りを出し、本日Sは円高も見方となりs安症状です。もともと商社勢は大量の売りポジションから、下げには賛成であり、暫くは売り方ペースが続くものと思われます。シカゴ換算で見ればまだまだ割高感があり、当先5000円のサヤが縮小気味に推移することが、想定されますから一気のサヤ修正に向かう可能性があります。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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