本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2007年02月

引け雑感

激震の発端である上海株式市場は、今日は落ち着きを取り戻しているようで、前日比1.3から1.6%のプラス圏で推移しており、一先ず下げ止まったように思われます。

中国では株式バブルは政府当局からも何度か警戒する発言があり、懸念であったものが実際に起こったと言うことです。一昔前では「中国景気」にこれほどまでに影響されることはなかったのでしょうが、現在ではその影響力を無視できない経済力を持っていることになります。中国の個人消費は株価にも反映されたいたわけで、それがこけると中国経済の減速懸念へと広がり、欧米市場の株式に反映されて、商品需要の落ち込みにも繋がる発想となります。

現在の世界経済はそれほど脆弱ではないために、杞憂となることが予想されますが、投機資金の移動は我々が考えるよりも、猛スピードで走っており全ての市場にあっと言う間に波及しております。

本日も野暮用で外出します。夜の時間帯にお会いしたいと思います。

前場雑感

中国株の今朝の状況は前日比1.6%安から入っているようですが、寄り付き後はやや反発基調となっているようです。日経平均は海外の暴落の影響が本日初日となりますから、640円余りの急落となっているのは、止むを得ない状況でしょうか。

一昔前には米国がくしゃみをすれば、日本が風邪を引くと言われておりました。しかし、現在では中国経済の比率も大きくなり、今回は中国のくしゃみに全世界が震撼させられたということが現実と思われます。円ドル相場はやや落ち着きを取り戻しており、118円50銭を挟んだ展開となっております。

今回は米国の経済指標の悪化が報じられたために、米国株の暴落に繋がったようですが、見方を変えれば投機資金の膨らみ度合いも、相当なものということになります。これでまたヘッジファンドの破綻問題も浮上するのでしょうね。今回の影響がどの程度尾を引くのかが今後の焦点となるのですが、世界経済の拡大基調や、企業業績の良さから必要以上の悲観論には耳を貸さなくても良いのではと考えております。

商品もファンドポジションが金や穀物と膨らんでいたことから、今日一日では済まないものと思われますが、逆に言うと買い遅れた向きには絶好の買い場を提供してくるものと思われ、明日以降の突込みを拾う作戦で良いものと考えております。

おはようございます。

おはようございます。

昨日は多忙にかまけて、昼・夕の更新を怠ってしまいましたが、東京の引け後パニック的に円高が進み、株も商品も暴落に見舞われております。上海株式の暴落に始まり、欧米市場へと拡大し、米国では耐久財需要の大幅な落ち込みからドルが急落し、連れて株式も暴落、商品市場へと波及した大きな流れとなりました。

円相場はキャリートレードの撒き戻しが始まったようで、一晩で3円の台変わりを演じるという最近にない円の急騰となっています。中国株が8.8%の暴落に見舞われたことが発端となりましたが、元々バブル状態であったために来るべくして来たとも考えられます。とは言え中国経済の変調の影響力は年々強まっており、欧米へと波及したことになります。低金利の円を借りてキャリートレードに走った投機資金が、株を初めバッタバッタとポジションを閉じてから、円を買い戻す動きとなっています。

問題はこれが短期間で調整が終えるものか、時間がかかるものかどうかで、判断の分かれ目となります。個人的には前者の見方をしておりますが、ポジション縮小を含めて機動力を確保していきたいと考えております。


朝一番情報

おはようございます。

円ドル相場は現在120円60銭台で推移しており、昨日の3時半からは30銭前後の円安・ドル高となっています。ユーロ・ドルは1.3190と大きく動いてはいないようです。ダウは15ドル安の1万2632ドルとなっています。本日は経済指標は特に発表されておりません。

原油は小幅続伸しており、61.39ドル(+0.25)となっており、イランに対する国連安保理+ドイツの6ヵ国のウラン濃縮停止を巡る協議が下値を支えているようです。未だ開始段階であり、経済制裁が課される可能性が高いものと思われます。

貴金属も小幅続伸というところでしょうか。原油同様にイランに絡んだ中東の地政学的リスクを囃しており、安保理の動向を見守っているかたちとなっています。ドル相場や、原油動向が小幅動きとなっており、派手な展開はありませんでしたが、投機資金のセーフヘブン(資金逃避)が進んでいる模様です。国内は円高もあり全体にややだれる展開が予想されます。

穀物はコーン安、大豆が小確りとなっており、コーンは輸出検証高が事前予想を下回ったことを嫌気材料視されており、ファンドの利食いを誘ったようです。ファンドはコーン3500、枚の売り、大豆は1500枚の買い越しとなっており、ネットロングはそれぞれ40万1000枚と10万7000枚となっております。輸出検証高はコーン:3282万4000Bu(事前予想:3900万〜4700万Bu)小 麦:2311万5000Bu(事前予想:1500万〜2200万Bu)大 豆:3065万8000Bu(事前予想:1700万〜4000万Bu)

ロンドンでのアルカイダテロについて

石油・貴金属と急騰しており、中東情勢の緊張や、ドル安を好感した買い物先行ですが、日経ネットには次のような記事も掲載されております。

2000人以上が自爆計画か、英でテロ脅威高まると報道
 【ロンドン=共同】英日曜紙サンデー・テレグラフは25日、政府の機密文書を基に、2001年の米同時テロ以降、国際テロ組織アルカイダ系の国内テロリストによる攻撃脅威が英国で最も高まっていると報じた。自爆攻撃などを企てているテロリストは2000人以上の可能性があるという。

 同紙が入手した機密文書の「英国における国際テロ」は今年のテロ計画の増加を予想。「計画の規模と攻撃に参加するテロリストの数は想定以上」とし「アルカイダはソフトターゲット(狙いやすい標的)に対し、大規模な自爆攻撃などを仕掛ける機会をうかがっている」と指摘している。

英情報機関によると、ロンドンの金融街シティーなどが狙われる可能性がある

前場引け雑感

貴金属は円高基調ながら、金・銀は勿論白金も昨年の高値である4,734円を抜けてきております。出遅れのパラジウムも昨年の高値には及ばないものの、年初来の高値を更新しております。円高が進んでいる中、金はスポットで先週末比11ドル高、白金で19ドル高と大きく買われています。イランの問題や、本日の国際商品全面高を背景にして買い気の強いものとなっています。

石油製品も続伸しており、週末の海外高分より円高が勝る換算から、100円〜200円幅小安い採算ながらも、ファンドの買い意欲は旺盛で、原油を含めた3銘柄共に度転買い越しとなる勢いです。(先週末でガソリン・灯油は買い越しに転換済み)

穀物も海外安から安く寄り付いたものの、国際商品全面高や夜間の切り返しに急反発しております。理屈の上では明らかに東京市場の穀物価格は、シカゴに比較して買われすぎとなっており、勢い付いていくには躊躇させられますが、行き付くところまで買わせないと終わらない感じです。

全体にどの銘柄も買われ過ぎのゾーンに入っておりますが、勢いに乗っており手に負えない状況となっています。一先ずロングポジションは、どこまで行くのか身を任せて見るのも一考ではないでしょうか。

円高・ドル安傾向となっていますが、ユーロが円にも(159,50円)ドルにも(1.3196ドル)強く振れており、ドル建ての国際商品にはフォロー気味の影響が出るものと思います。値頃での弱気は禁物の状態と思われます。

2月の最終週から節句に続く・・・

おはようございます。

2月も最終週となり、週の後半は3月に入り日曜日は桃の節句です。

東京は寒の戻りで冬らしい寒波に今頃見舞われているようです。

為替は121円飛び台とほぼ週末の入電通りで推移しております。

相場に関連しそうな材料を、今日の日経からいくつか拾ってみると、先ずはイラク国内のテロから昨日も100名を越す死者がでており、米国とイラク軍のテロ掃討作戦が効力を発揮していないことが読みと取れます。一方でイランは国内初のロケット打ち上げに成功したとの報道、これは長距離ミサイル開発につながり、周辺諸国や世界の脅威となるものと考えられます。

安保理+ドイツの6ヵ国は26日に、イランへの制裁について検討することを確認されており、イランの孤立を浮き彫りにすると同時に、自主的にウラン濃縮をとめれば話し合いの余地を残すとのこと、ロシアや中国が制裁に対してどのような考え方を表明するのか注目です。一枚岩となれるかどうかの瀬戸際、国連の存在意義が問われることになります。

中国は今日から「春節明け」で9連休も終えて始動開始です。春節中の商戦は前年比15%増と、中国の景気は順調に推移しているようで、家電や飲食店の売り上げが貢献しているようです。飲食=外食となりますが、肉を食べて食後にコーヒーを飲むと、食肉肥料の穀物需要やコーヒー・砂糖の消費が増加することになります。中国の胃袋が食物価格を引き上げ、マイカーを持ちドライブに出かける頻度が上がると、工業製品の需要拡大に繋がります。

20日現在CFTCファンドポジション

おはようございます。更新が遅くなりましたが、2月20日現在のCFTCファンドポジションを紹介します。

円     11万6195枚売り越し(−5万1310枚)
原油    7862枚買い越し(途転1万5075枚)
ガソリン  1万8376枚買い越し(+46枚)
ヒーティング・オイル
      4512枚売り越し(−877枚)
白金    4544枚買い越し(+349枚)
パラジウム 5785枚買い越し(−479枚)
金     12万9933枚買い越し(+5183枚)
銀     4万6428枚買い越し(+2866枚)
コーヒー  8801枚買い越し(−1330枚)
砂糖    1万9597枚売り越し(−1万8633枚)
コーン   38万7380枚買い越し(+1万7832枚)
大豆    10万4557枚買い越し(+1393枚)

* 円は日銀の利上げ前日のポジションですから、その再度ショートが増加傾向にあると思われます。
* 原油が度転されたことは、売買の判断が暖房油需要中心だったことの終焉を告げるものとも考えられます。
* 金は40万枚の取り組みに増加しており、石油や穀物から一部の資金がシフトしてきていることが考えられます。
* 砂糖には大きな変化が見られるように、コーヒー市場買い越し幅がボトムとなったと見られます。
* それにしても穀物人気は衰え知らずですね! 

週末の海外市場

おはようございます。

円ドル相場は120円10銭前後となっており、昨日3時半からは40銭前後の円高・ドル安となっています。ユーロ・ドルは1,3187ドルと、ややドル安傾向となっているようです。ダウは38ドル安の1万2647ドルです。本日は米経済指標もなく、週末のポジション調整中心の商いとなったようです。金利差相場におおきな変化はなく、円を一段と買い進む、或いはドルを売り込む要素に乏しいと見ております。

原油は続伸しており、61.14ドル(+0.19)と61ドル台に乗せています。特に目新しい材料はありませんが、60ドルの大台乗せがテクニカル要因として好感されていることや、週間在庫の減少や、米イランの緊張関係が強材料視されております。

貴金属は続伸しており、4銘柄とも買われています。ドル安・原油安・イランのウラン濃縮問題と、上昇基調に衰えは見られません。金は40万5976枚の取組に増加しており、ファンド買いの勢いはとまりません。換算は金20円高、銀11円高、白金30円高となっています。

穀物は反落しておりコーンが4.25安の430、25漫大豆は5.5安の778.25未箸覆辰討ります。今日はファンドの手仕舞いが先行しており、週末要因からの調整となっています。ファンドはコーン3500枚売り、大豆は5000枚売り、ネットポジションはそれぞれ40万4000枚、10万5000枚のロングとなっています。

安保理決議無視のイラン情勢について

ウラン濃縮活動の停止期限である今週21日を過ぎても、イランの濃縮活動が続けられていることが確認されています。最も大統領自身が「ウラン濃縮活動は圧力に屈して止めることはしない」と公言しており、その通りに活動を続けているわけです。いずれにしろイランは国連安保理決議に違反したことになりますから、新たに経済制裁が決議されそうです。

日米は現在経済制裁を課しているのですが、今後は欧州も制裁に乗り出すことになりそうですが、ロシアや中国が拒否権を行使するのかどうかを含めて注目していくことになります。現在イランとロシアは天然ガスのOPEC版を模索しており、両国の利害は一致していることから、安保理決議ではロシアが消極的な態度を取る可能性が高いと思われ、制裁決議はスムースにはことが運ばないようです。

米・イランの緊張の高まりは、今後の貴金属や石油市場に与える影響が少なくないものと思われ、興味深く見守ることになりますが、やはり米国の出方を注目することになりそうです。実際問題としては力の衰えを隠せないブッシュ政権としは、軍事攻撃は最後の賭けとなりそうで、失敗した場合は米国世論のみならず、米国の国際社会への影響力の低下は避けられないことに発展していきます。親米国の日本も言うに及ばないこととなります。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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