本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2007年04月

ドルの価値が過去最低水準

こんにちは。

GWも前半の3日間が終えようとしており、明日からは谷間の2日間のスタートです。最も谷間など関係なく6日まで休みの方も多いのでしょうね。相場の方は日本に関係なく、海外は通常通りです。円・ドル119円70銭と若干円安となっており、ユーロ・ドルも1.36台を割り込んでおり、対ユーロでもややドルが持ち直しています。

先週FRBが発表した、ドルの実効為替レート(1973年を100)が78.99と、過去最低水準となったことを発表しています。対円では大きく下げてはいないのですが、円やユーロを含めた主要7通貨を貿易量に応じて加重平均して指数化したもので、ユーロ圏との貿易量が比重を占めていることから、対ユーロでの動きが重要になります。その対ユーロでは先週末2004年12月の1.3667ドルを下回り、ドルは史上最安値を更新しており、実効レートの最低水準は更に進んだことになります。

円ドル相場では実感が伴わないもののドル安は着実に進んでおり、投機資金の商品市場への流入の大きな要因となっていることは、最早疑いの余地のないものです。ブッシュ政権は残すところ来年11月までのレイムダック現象(政権の末期症状)となっており、政治的指導力はイラク戦争の失敗から、既に共和党内部でも限界が見られており、経済力にも陰りが見られるようになっている今後のドル相場は、商品市場への更なる影響力を増すものと思われます。


CFTCファンドポジション

CFTCより発表された4月24日現在のファンドポジションを紹介します。

円     8万1772枚売り越し(+1万1253枚)
原油    6万3829枚買い越し(−1万3014枚)
ガソリン  2万7086枚買い越し(−3484枚)
留出油   5647枚買い越し(−709枚)
白金    8263枚買い越し(+287枚)
パラジウム 1万821枚買い越し(+1050枚)
金     13万3842枚買い越し(−1516枚)
銀     3万8416枚買い越し(+1383枚)
コーヒー  246枚買い越し(−4726枚)
砂糖    3万4186枚売り越し(+1万5371枚)
コーン   23万9706枚買い越し(−2万2477枚)
大豆    6万2103枚買い越し(−2万2578枚)

* 円ショートは久しぶりに1兆円を越しており、G7での円売りのお墨付きが効果?
* 原油の減少はその後の堅調と取組増から、再度買い直しが入り増加傾向と思われます。
* 金は416トンの買い越しと5トン前後の小幅減少ですが、昨日の取組減少から400トンを割り込んでいるものと思われます。
* 白金族はETF人気から内外共に取組増となっています。先物だけでなくETFの売れ行きも注目です。
* コーヒーはほぼイーブンまで減少しており、ロングからショートに転換か?
* 穀物はインデックスファンドの買い越しをヘッジファンドが狙い打ち、因みにインデックスの買い越しはコーンで34万6,000枚、大豆13万5,000枚となっています。



朝一番情報

おはようございます。

円ドル相場は119円50銭となっており、昨日の3時半とほぼ変わらずとなっています。円ドルは動きのないものの、円・ユーロは163円台と円の史上最安値を更新しており、ユーロ・ドルも2004年12月のドルの安値1.3667ドルを下回り、史上最安値を更新しております。1-3の米GDP が事前予想を下回り、米国景気の後退を示唆しており、ドルが売られたものと考えられ、円も日銀展望レポートから利上げに程遠いことが推測され、円も売られております。6月にも再利上げの可能性の高いユーロが、ドルや円に対して買われる展開となっています。新安値を更新したドル(新高値のユーロではなく)は、新たな落ち着きどころを巡り、今後の展開は要注目となります。米ドルは更なる景気後退局面が予想される中、ダウは15ドル高の1万3120ドルとなっており、米国株式市場の怪現象が続いています。

* 1-3月期・米GDP速報値:成長率は前期比+1.3%(事前予想1.8%)コア指数は前期比+2.2%
* 1-3月期・米雇用コスト指数:前期比+0.8%
* ミシガン大消費者信頼感指数:87.1

原油は66.46ドル(+1.40)と急反発しており、引け値ベースでは今年の最高値を更新しており、米国の金融政策にも微妙な影を落としています。製品はガソリンが7.1鵡發236.35セント、ヒーティングオイルは2.44鵡發191.35セントとなっております。ガソリンの先行き供給不安に加えて、サウジアラビアでテロ攻撃に計画に加わったとして、当局が172人を逮捕したことも上昇要因と見られています。(航空機を使用し石油施設や軍事施設を狙ったものとされている)また、大統領戦後の混乱が続くナイジェリアの供給不安も支援要因となっているようです。

貴金属は金・銀が反発し、白金は続落となっています。前日急落した金はドル安と原油高に加えて、サウジのテロ未遂事件が下値を支える要因となったようです。前日の急落から取組は8,600枚減少しており、ファンドの手仕舞いが即されたことが分ります。白金は東京市場の下落を受けて(TOCOM・白金は世界最大の市場)続落基調となりましたが、金や銀の上昇から安値より切り返して引けております。安値からの浮上幅は金が8ドル、白金が17ドルとなっています。

穀物は小幅な動きとなっており、コーンは中西部に雨量の低下予報がもたらされたことから、小幅ながら続落となっています。大豆は当然のようにコーンとは反対に買い戻されているようで、天候以外の大きな要因もなく小動きに終始しております。

*米気象庁発表の6−10日予報(5月3日−7日)コーンベルト西部は、気温・雨量ともに平年を上回る予報、コーンベルト東部の気温は平年を上回り、雨量は平年並みのようです。

国内では今週フレートが74ドル台に乗せており、今週に入り約3ドル急上昇しており、3ドルの上昇はコーン1トン当たり(東穀価格)350円強となり、シカゴ相場にばかり目線がとらわれがちになりますが、昨日の寄り付き後の上昇に一役買っているようです。

CFTCファンドポジションは後程更新予定です。

お疲れ様でした。

今日も一日お疲れ様でした。

いよいよGW入りで相場どころではなく、「心ここにあらず」の方も多いと思われます。週明けは火曜日スタートですから、海外市場の二日分が入電となります。

貴金属は調整局面を迎えたわけですが、この波が大きいものか小さいものかは断定できませんが、金も700ドル、白金の1350ドル奪取にはしばらくの時間を要することになりそうです。白金はETFの噂で買って事実で売られた形となりましたが、極端な盛り上がりとなったようには考え難く、逆に売り方の整理も不十分なものとなりました。来週は足場を固めての出直り期待となります。

今日も予定が立て込んでおり、これから外出となります。明日は海外市場も含めて更新します。皆さん良い休日をお過ごし下さい。今後も宜しくお願いします。

前場雑感

貴金属は海外市場の下落を受けて安寄り後も、スポット価格が下げ止まらないために、断続して売りものが集まり前場の引けは、ほぼ安値引けとなっています。連休を控えていることから、利の乗ったものは一先ず益出ししようという動きが活発となっています。NY市場ではファンドのポジションが400トン強の買い越しであることから、昨日はドル高をきっかけに手仕舞いが優先されて売られたものと考えられますが、どの程度の売りを消化しているのか注目されるところです。

今回の調整はこれまでの調整と比較すると穏やかなものであり、過熱感のないままの調整が特徴と言えるでしょうか。逆言うと地政学リスクで買い上げられたとかの、派手な材料のないままに上昇した相場であって、下げも穏やかなものとなっています。従ってロングポジションの一巡と共に下げ止まりと見られますが、下値の目処をどこまで見るかと言えば670ドルが先ずは下値関門と見られます。

貴金属に限らず全体に買い方の手仕舞いを誘う動きとなっており、ゴム・穀物・石油と今日は幅広く売られているようです。連休明け1日は海外市場の2日分の入電が見込まれており、なにか事件でもあれば大きくぶれる可能性もあり、玉整理が即されることは当然の動きであって、肝の据わった投資家が残されることとなります。

朝一番情報

おはようございます。

円ドルは現在119円50銭代で推移しており、昨日3時半からは70銭前後の円安・ドルとなっています。円はユーロに対して史上最安値を更新しており、ドルは対ユーロでの安値を取れなかったために、逆に買い戻されており1.3602ドルで推移しております。ダウは15ドル上昇し史上最高値を更新中です。明日は消費者物価指数(CPI)や1−3のGDPの発表を控えており、注目度の高い指標待ちとなります。

* 26日までの週間新規失業率申請件数:32万1千件に減少

原油は反落65.06ドルに後退しておりますが、今回特にガソリン主導で動きとなっており、ガソリン相場の上下動に翻弄されています。昨日発表されたガソリン在庫は2005年10月以来の低水準となっており、本格的な行楽シーズンに向けて供給逼迫懸念が残り、製油所の供給障害も下値を支えている状況です。国内も同様に定期修理の問題から、供給不安が台頭しており、当分の間はガソリン主導の展開が予想されます。

貴金属は反落しており、ドル高を嫌った動きに加えて、テクニカル的な動きとなり、ファンドのストップロスをヒットさせたようで、急反落症状となっています。ファンドのロングの厚さは以前から指摘されているようで、むしろポジションが軽くなることは先々良い方向に向かうと思われます。換算は金が25円安、銀15円安、白金15円安、パラは30円安となっています。

穀物は反落症状となっており、来週の予報が作付けに適するとの判断が売り物を誘っているようで、買いも途切れた展開となっています。本日ファンドはコーンを4000枚売り、大豆を2000枚の売りとなっており、今後も天気と相談といったところでしょうか。

今週号のレポート完成!

今日も一日お疲れ様でした。

貴金属は概ね大引けが高値で引けております。株高が本日は引けまで持ったことから、円がジリ安となったことから、安心買いが広がる展開となったようです。今日のレポートは貴金属中心にしました。今週の話題性からしても白金族ニュースがてんこ盛りです。

今週の「最前線レポート」は、24日に上場された「貴金属4銘柄+貴金属指数のETF」の詳細と、初日の売買状況を詳細にまとめており、興味のある方はご請求下さい。GFMS社の「プラチナ&パラジウム・サーベイ2007」の詳細も加えてあり、白金族の特集となっています。勿論金の見通しについても解説しており、「穀物・コーヒー」についても書いております。

「最前線レポート」はこちら

日経平均と円建て金

NYダウが1万3,000ドルの史上最高値を更新しており、世界同時株安からは完全に立ち直りを見せております。今となってはその逆にまたぞろ買われ過ぎに焦点が移っており、反落の可能性も高まっており、そちらがむしろ心配されるほどになっています。

世界的な株高ながら、我が日経平均のみ世界より取り残されており、2月の世界同時株安から立ち直ることの出来ない唯一の市場となっており、「不甲斐ないったらありゃしない。」外国人投資家の売り物が上値を抑えているようですが、日本企業の業績は欧米勢に引けを取らないように見えますが、彼らの目にはどのように映っているのでしょうか。

当方は株式の市場関係者ではありませんので、決して普段から注目して目を皿のように注目しているわけではありません。しかし、円相場や貴金属への影響が少なくないの現在の株式市場であり、必然的に嫌でも注目させられるのです。

と言うのも、株がだれると、円が買い戻され、円高になると金が割りを食うことになるからで、日経平均に元気が戻れば必然円建て金にも元気が出る図式となるからです。今日の前場はまぁまぁの頑張りですかね!

GFMS「プラチナ$パラジウム2007」

GFMS社の「プラチナ&パラジウム2007」を発表しており、宝飾品需要の落ち込みを自動車触媒需要の伸びがカバーし、白金とパラジウムの上昇を予想するとしております。

目標価格は白金1450ドル(現在1300ドル)、パラジウム420ドル(現在370ドル)としており、ETF等の投資商品は考慮されていないようです。

GFMS社のCEOは金でも超の付くブル派であり、多少は差し引いて考える必要はあるものの、それにしてもめでたいくらいの強気ぶりには、同じ強気派としては力強い味方となります。


詳細は「最前線レポート」にて報告します。

「最前線レポート」はこちら

朝一番情報

おはようございます。

東京は久しぶりの快晴で、湿度も低くスッキリした天気です。

円ドルは118円60銭台で推移しており、昨日3時半からは30銭前後の円安・ドル高となっています。NYダウは史上初の1万3,000ドル台に乗せており、企業業績の好調さを材料に買われており、同様に好調なはずの日経平均とは対照的な展開となっており、高値警戒感も付きまとうことになります。ユーロ・ドルは1.3638ドルとユーロ優位の展開が今日も続いているようです。本日の米景気指標は景気後退の緩和と受け取られており、若干のドルサポート要因と見られているようです。

* 3月の米耐久財受注:+3.4%
* 3月の米新築住宅販売件数:前月比2.6%増の85万8千件

原油は急反発し65.84ドル(+1.26)で入電しており、ガソリン在庫の予想外の減少から改質ガソリンの急上昇に反応しています。ガソリン228.26セント(+7.37)ヒーティングオイル190.15セント(+5.55)とガソリン主導の上昇に繋がっています。在庫統計は以下の通りです。

米石油協会(API)とEIAから発表された4月20日までの週間石油統計での在庫は以下の通り。ロイター通信の集計による事前予想では、原油在庫が前週比40万バレル減少、留出油が50万バレル増加、ガソリンが10万バレル減少となっていた。
    
        API統計             前週比
原油  3億3942万8000バレル  554万4000バレル増加
ガソリン1億9850万5000バレル    8万2000バレル減少
留出油 1億1675万4000バレル  178万6000バレル減少
        
        EIA統計             前週比
原油    3億3450万バレル      210万バレル増加
ガソリン  1億9420万バレル      280万バレル減少
留出油   1億1730万バレル         変わらず

貴金属は小動きとなっており、白金族は東京市場の下げ渋りもあり、堅調推移となっています。金は相変わらず700ドルを上値関門とされて、上値の重い展開を強いられており、エネルギーの蓄積中?でしょうか。GFMS社「プラチナ・パラジウム2007」は極めて強気な見通しとなっています。詳細は後程更新します。換算は円安も手伝い金・白金は10円高、銀は1.5円高、パラは15円高となっています。

穀物は降雨気味の天候続きから、作付けの遅れを懸念されており、これらを材料視されて上昇しております。小麦・コーンは一時制限高に張り付く場面もありましたが、高値からは離れて引けております。ファンドはそれぞれ1万5千枚買い、4000枚の買い越しとなっており、ネットロングは27万6200枚、8万1000枚となっています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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