本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2007年06月

6/26日現在のCFTCファンドポジション

CFTCから発表された6月26日現在のファンドポジションを紹介します。

円    18万8077枚売り越し(+2万6716枚)
原油   6万7164枚買い越し(−257枚)
ガソリン 4万29枚買い越し(−1172枚)
留出油  1万6621枚買い越し(−3015枚)
白金   8103枚買い越し(−1121枚)
パラジウム 1万1610枚買い越し(+1371枚)
金    6万3077枚買い越し(−1万8528枚)
銀    2万7852枚買い越し(−6844枚)
コーヒー 1万4928枚買い越し(−593枚)
砂糖   8727枚買い越し(+6525枚)
コーン  22万5925枚買い越し(−4万1467枚)
大豆   12万4707枚買い越し(−1万7827枚)

* 円ショートは2兆3500億円と史上最高の売り越し水準となっています。
* 金は重量換算で196トンに大幅減少しており、今年のピークから半減しており、人気の後退と見るか、買い余地の拡大と捕らえるのか相場観次第となります。
* コーヒーの買い越し水準が高水準を維持しており、ここ数年のピークは2万5千枚前後ですが、増加を維持するのか減少に向かうかは相場観次第。
* 砂糖は4週間連続買い越しを維持しており、今年に入り最長期間の買い越し、長期化か短命か?これも相場観次第。

週末の海外市場

おはようございます。

円ドル相場は123円20銭と、昨日より10銭強の円高・ドル安となっており、ユーロ・ドルは1.354ドルとややドル安ながら小動きとなっています。ダウは13ドル安と小幅安で引けております。FOMCが波乱なく終えており、経済指標は強弱まちまちから平穏な一日というところでしょうか。

* 5月の米個人所得と消費支出
    :個人所得は前月比+0.4%
    :消費支出は前月比+0.5%
    :コアPCE価格指数は+0.1%
* 6月のシカゴ地区購買部協会景気指数:60.2に低下
* 5月の米建設支出:前月比+0.9%
* 6月のミシガン大消費者信頼感指数:85.3に低下

原油は70.68ドルと昨年8月以来の70ドル台乗せに成功しており、特段の要因はないものの、今週の週間在庫統計や、NYMEXの指定倉庫在庫の減少を材料視しているようです。現在の取組高は147万に達しており、史上最高水準となっております。6月最終営業日を70ドルの大台に乗せており、第2四半期のファンドポジションの調整を乗り越えたことになり、7月相場は更なる飛躍の月となりそうです。

貴金属は小動きな展開のまま引けており、原油同様に第2四半期を一定の水準で終えており、第3四半期への飛躍を期待することになります。金は取り組みが37万5千枚に減少しており、今月のピークからは4万枚前後減少しており、ファンドポジションの軽くなったことを意味しており、新たな四半期入りからの積み増しに期待したいものです。白金は最大鉱山の労使歩み寄りが見られているようですが、妥結には至っておらず、仮に妥結成立となっても新たな売り要因とは考えにくく、逆にストライキ突入ともなれば、買い方にボーナスプレゼントとなる可能性?もあるでしょうか。

穀物はコーン・大豆で明暗を分けた反応となっており、農務省の作付け実測地がその背景とようです。早速作付け実測地をお知らせすると、コーンが9288.8万エーカー(3月の作付け意向調査9045.4万・事前予想9058.5万エーカー)と予想外の大増反、大豆は6408.1万エーカー(3月の意向調査6714万・事前予想6783.8万エーカー)と予想外の大減反となっています。これを受けてコーンが大幅続落、大豆は制限高を含む大幅急伸となっています。週明けの作柄発表はこのところの降雨を受けて、やや改善値が上げられるものと思われます。材料としては今月のメインイベント終了から材料の出尽くし感があり、コーンの受粉期と大豆の開花時期を控えて、暑い夏相場はまだまだ健在と思われ、コーンを素直に弱気することは控えるべきと考えております。

金の値幅制限拡大

金の値幅制限が7月より120円幅となりますので、注意が必要です。

TOCOMの国際化に向けた対応とのことです。商社や海外ファンドからの要請に答えたもので、60円幅で売買不能に陥ることが年間を通すとたびたび起きており、海外の制限幅と比較した場合の流動性不足を補うということです。いずれ銀が30円、白金は200円ということになると思います。

金の120円の変動はドル建ての動きで30ドル、為替で6円の動きですから、めったにあることではありませんが、こころの準備だけは必要です。

悪いことばかりでなく、今の60円幅は売買不成立で、売りたい、買いたい注文が全て不成立でしたが、これからはきっちり売り買いが成立することになりますので、翌日の動きを必要なくなることになります。

朝一番情報

おはようございます。

円ドル相場は123円20銭台と、10銭程度の円安・ドル高となっており、ユーロ・ドルは1.344ドルとややドル高傾向、ダウは5ドル安と小幅な動きになっております。FOMCの金利据え置きはお伝えしている通りですが、声明文は「経済成長は穏やかな拡大傾向にある」とし、「インフレはここ数ヶ月穏やかに改善したが、インフレ圧力の持続的緩和は納得いく程度に示されていない」として、利上げを否定しないものとなっています。

* 1-3月期・GDPは前期比+0.7%
* 週間失業保険申請件数:31万3千件に減少


原油は続伸症状69.57ドルと確り、一時的に10ヵ月ぶりに70ドルの大台に乗せています。昨日の原油在庫の減少と、NYMEXの指定倉庫在庫も前年同期を下回ったことを材料視しております。来週以降70ドルの大台固めに動くものと推測されます。

貴金属は金・銀を中心に反発基調、原油高やスポットの堅調(現物買いによる)に先物も反応しております。白金族も続伸ながら、明日からの受け渡し通知を控え、手仕舞い売りに押されて、高値から修正されており、勢いのないものとなっています。南アの鉱山スト懸念は健在。

穀物はコーン安、大豆高とこれまでの動きを継続するものとなっており、コーンの下げ止まる内容となっていないようで、今夜の作付け確定面積と四半期在庫の発表を見守ることになりそうです。

レポート完成!

今日も一日お疲れ様でした。

当方も昼のラジオに出演した上に、レポート作成と忙しい一日を遅らせていただきました。忙しいとはいえ一日充実していれば、文句を言えた義理ではありませんね。夕方の通常更新でいろいろ書こうと考えていましたが、全てレポートに集約させることにしました。

会員の方々には送信いたしましたが、最近件数の増加から当方のPCの容量不足かは分からないのですが、送れないケースも出ているのですが、問題は当方から送れたかどうかの判別が付かないので、困っております。未着の方はメール送信いただければ、対応しますので宜しくお願いします。

レポートの内容を紹介します。
資産担保証券(CDO)について
貴金属(金・銀・白金)
ゴム相場の見通しについて
アラビカ・コーヒーについて
砂糖相場について
コーン相場について
以上

新規にレポートを請求される方は、遠慮なくご請求ください。

「最前線レポート」はこちら


朝一番情報

おはようございます。

円ドル相場は現在122円70銭台で推移しており、昨日3時半からは20銭前後の円安・ドルとなっており落ち着きを取り戻しているようです。ユーロ・ドルは1.345ドル、ダウは90ドル高の1万3427ドルと反発しています。本日のダウの上昇と、円相場(ドル)の落ち着きはポールソン財務長官の「米国の金融システムは健全」との発言の賜物といっていいでしょうか。ベア・スターンズがらみの悪材料を平静に戻したことと思われます。

* 5月の米耐久財受注:前月比−2.8%

原油は急反発を見せており68.97ドル(+1.20)に上昇しており、在庫統計が予想外に増加を見せていないことを材料しております。米石油協会(API)とEIAから発表された6月22日までの週間石油統計での在庫は以下の通り。ロイター通信の集計による事前予想では、原油在庫が前週比比120万バレル増加、留出油が50万バレル増加、ガソリンが120万バレル増加だった。
     
API統計             前週比
原油  3億5103万7000バレル 241万5000バレル増加
ガソリン2億0106万9000バレル 526万7000バレル減少
留出油 1億2148万5000バレル 168万5000バレル減少
            
EIA統計           前週比
原油    3億5090万バレル     160万バレル増加
ガソリン  2億0260万バレル     70万バレル減少
留出油   1億2040万バレル     230万バレル減少

貴金属は金・銀が小幅安、白金族は反発と大きな動きはないものの、一先ず下げ止まった感が広がりそうです。ドル安や原油高への反応が限定される中、リスク資産の圧縮傾向が継続されているとのことですが、急落に対する動きからは、落ち着きを取り戻しているように思われます。南ア鉱山の労使交渉は歩みよりも見られるものの、双方の主張には尚隔たりが残されており、溝を埋めるには至っていないようです。

穀物はコーンが続急落、大豆は小幅反落となっています。昨日急進していた小麦の反落に、下値を切り下げる動きとなっており、ファンド勢の手仕舞いが止まないようです。コーンの3.5ドル割れは4月・5月の安値近辺に届いており、目先の下限水準と思われます。降雨状況は恵みの雨となっており、天候は作柄に味方する動きとなっておりますが、ロングポジションにはきつい材料となっています。月末の作付け面積も9200万エーカー説も浮上しており、値ごろは働くものの買い難い状況となっています。

本日ラジオ日経「マーケット特報」出演です。
ラジオNIKKEI社HPから、ライブストリーングで視聴可能。
12:15〜30分です。宜しくお願いします。

明日はラジオにレポートに相場に大忙し!

相場は波乱含みの状況で、海外安に加えて円高が追い討ちをかけるような状況で、買い方には厳しい段階を迎えており、明日あたりが正念場ではないかと思います。

最も売り銘柄と、買い銘柄をうまく使い分けている方には、それは誰の話ですか?と他人事でしょうが、皆がみなそんな相場の達人であれば、誰も苦労しなくていいことになります。

「相場の達人」とはほど遠い私などは、お客様と一緒に悩むわけですが、「売り、買いの住み分け」が出来ている方は問題のないものの、そうでない方も大勢おられるわけで、今夜あたりは熟睡できない一夜を覚悟というところでしょうか。

ところで、今週の世界的な株・商品安の要因は「資産担保証券」というやつが、犯人であることに間違いのないところで、いつか聞いた話の2番煎じというやつで、なにを今更材料視するのか?

このあたりは明日のレポートに詳しく書きます。

ところで明日はラジオ日経出演です。月に一度とは言え、相場に追われる一日でないことを祈ります。なぜなら昼を挟んで最低2時間は拘束(放送時間は僅かに15分)されることから、大きく動くといろいろ不都合が起こるのです。

でも皆さん時間が許せば聞いてくださいね。結構私のファンも多いのですよと言いたいのですが、果たして居るのか居ないのか・・・?

大引け雑感

今日も一日お疲れ様でした。

金は3月上旬の急落時以来の3ヵ月ぶりの大商い(11万9千枚)、白金も7万2千枚と今月一番の大商いとなっております。上昇時の出来高より下落時の出来高急増は、悲観人気を示していると思われ、高値の買い玉に対して振るいをかけた形となりました。今日の金はドル建ての金が動かない状況で、円がじりじり円高に振れるためにズルズルと下げる局面となり、買い方とすれば「針のむしろ」のような心境にさせられますね。

現在円ドル相場は122円60銭と数銭の円安、ドル建て金は641.8ドルと1ドル弱の上昇と、東京3時半からは大きな変化はないようです。ドル建ての金価格は先の安値を下回り、3月上旬の安値(640ドル割れ)がサポートされるかどうかの水準ですが、今月上旬のように現物買いがヒットするようであれば、下値も限定的なものとなりそうです。

白金は朝方より狼狽した売り物が入り、期近限月が制限安でスタートし、先限も大幅安で寄り付きましたが、6/11の安値4,932円と面合わした水準から反発し、陽線引けとなっており、金や銀より引け味のよいものとなっています。南アの労働争議が解決されたわけではなく、ETFの増加傾向からしてファンダメンタルに大きな変化はないものと思われます。

前場雑感

円高・海外安を受けて、ほぼ全銘柄が玉整理を伴っての急落を強いられております。今週前半の下げ局面にて、追証を強いられているものもいくつかあり、資金ショートからの玉整理も多く見られるようです。穀物・貴金属・コーヒー・ゴム等がそれにあたり、買い方には厳しい状況となっています。

下げに拍車をかけている要因として、円高がその要因として上げられますが、ベアスターンズ社のファンドを巡り破綻懸念が、リスク商品からの撤退を意味し、株や商品からの資金引き上げの連想が、円キャーリーの巻き戻しの連想へとつながっているようで、いつかどこで聞いたような話の蒸し返し状態です。

米長期金利の上昇が住宅事情の悪化につながり、サブプライムローンの破綻話が、ファンドの破綻問題にも拡大されており、金融不安を引き起こしているようで、「またかよ!」という声も聞こえてくるように、同様な材料にいちいち反応する市場にも嫌気がさすというところでしょうか。

問題の拡大化についてはいろんな意見があるようですが、サブプライムそのものが米住宅の一部分として考え方であれば、米国経済全体に及ぼす影響は比較的小さいと思われ、後々尾を引くものではないように思われ、一時的な現象からは立ち直りを見せる物と考えられます。

個々の商品についてはいろいろあるのでしょうが、貴金属のここからの下値は限定的と考えております。穀物はシカゴ市場はぼちぼち下げとまり局面に入る水準と思われます。国内は若干の玉整理が必要かと思われます。ゴム・コーヒーは戻り売り継続、石油製品の下値は浅いというところでしょうか。

明日は「ラジオ日経マーケット特報」に出演予定。12時15分〜30分です。出来る限り多方面の話をしたいと考えております。ラジオ日経のHPから「ライブストリーング」にて聞くことが出来ます。お時間の許す方は是非お聞きください。

また、明日は同時に「最前線レポート」の送信日です。ご希望の方はどうぞ

「最前線レポート」はこちら

朝一番情報

おはようございます。

円ドル相場は123円20銭前後で、昨日より10銭弱の円高。ドル安となっています。ユーロ・ドルは1.345ドルとほぼ変わらず。ダウは14ドル安の1万3337ドルと小動きとなっています。尾身財務相の円安けん制発言に加えて、米ベアスターンズのファンドの信用問題から、円キャリーに対する慎重な動きが出ているようです。また以下の二つの経済指標の内容が事前予想より悪くなったことも、ドル売り要因となったようです。

* 6月の米消費者信頼感指数:103.9に低下
* 5月の米新築住宅販売件数:前月比−1.6%の91万5千戸

原油は反落しており67.77ドルとなっており、明日の在庫統計の増加見通しから、ポジション調整の売り物に押されています。ロイター通信によると、米石油協会(API)と米エネルギー情報局(EIA)から27日に発表される6月22日までの週間在庫統計に対する事前予想では、原油在庫が前週比90万バレル増加、留出油が50万バレル増加、ガソリンが110万バレル増加となっています。

貴金属は大幅続落しており、特段の悪材料の出現のない状況での、テクニカル売りを中心とした下げに見舞われております。米長期金利の上昇によるリスク資産縮小の動きや、原油の下げ基調、ベアスターンズのファンドの破綻問題も、センチメントを弱いものにしています。白金族も金に釣られるかたちで下落し、南アのスト懸念を持ったままの下落となっており、買い方ファンドの玉整理が急速に下げを加速させているようです。

穀物は小動きな展開となっており、コーンベルト東部の降雨からの昨日までの下落を行き過ぎと捉えられたようで、一先ず下げ止まっているようです。国内市場は一段の玉整理の可能性が残されており、直ぐに買いつくことは警戒が必要と思われます。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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