本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2007年07月

大引け雑感

今日も一日お疲れ様でした。

7月の最終営業日も終えて、この1ヵ月も瞬く間に終えてしましたね。ここ数日は相場変動が激しく、サブプライムショックの余波を受けた商品市場も大きく揺れ動きました。相場対処に追われていると、前場だけでも十分に疲労度が高まり、大引け頃にはかなりの疲労度となり、ドッと疲れるわけでブログ更新もついついサボり癖がつくようです。あまりぼやいても仕様がないので、8月相場に向けて気を引き締めてまいります。

銘柄個々にいろいろ書きたいのですが、これより外出となります。相場感は先週のレポートと同様と言いたいところですが、今週のサプライズは白金の日産ショック(触媒が半分で済む)、2008年から新車種に投入の予定ですが、ガソリン車のみの対応故欧州で主流のディーゼル車とは無関係のようです。あまる深く考えないで5,000円割れが長続きするはずもないと思います。

8月からも宜しくお願いします。

前場雑感

円相場や株式市場の落ち着きから、商品市場も落ち着いた動きとなっています。

サブプライム問題は未だ未消化とは思われますが、過剰流動性(投機資金)の受け入れは、債券市場に飽き足らないのは当然のことであって、材料が徐々に消化されるとともに、市場に資金回帰が訪れるものと思います。ここはおっかなビックリの踊り場となるのでしょうね。

ユーロ・ドルは1.372ドルとドルの軟化傾向となっており、メタルの下値を支えるような展開と見られます。丁度2月末のチャイナショックを彷彿させる展開とも似ており、短期調整と終えるのか、それともサブプライムの余震が未だ続くのかというところでしょうか。

朝一番情報

おうございます。

【金融・為替】
円ドルは119円10銭台と昨日より50銭前後の円安・ドル高にて推移、円・ユーロは163円10銭、ユーロ・ドルは1.369ドルと全体にドル安の流れに戻りつつあるようです。ダウは92ドル高に上昇しており、為替・株式ともに未だ神経質な動きとなっているものの、多少なりとも落ち着きを取り戻しつつあるように思われます。

* 6月の米個人所得・消費:所得は前月比+0.5%:消費は+0.2%
* 4-6月期・米雇用コスト指数:前月比+0.9%
* シカゴ地区購買協会指数(7月):58.0に低下
* 6月の米建設支出:前月比+0.3%
* 7月の米消費者信頼感指数:105に上昇

【原油市況】
原油市況は小幅反落症状、短期的な買われ過ぎや、月末の在庫統計を控えてポジション調整の動きに終始したようです。8月のハリケーンシーズンを控えて、原油の高止まりが予想されます。OPECバジリ事務総長は80ドルでも超えれば、生産国・消費国双方に不利益と発言しており、70ドル台での減産姿勢の低いことを物語っているようです。

【貴金属市況】
貴金属は小幅反発、ドルが対ユーロでの下落となったことや、金融市場の落ち着きから下げ止った状況です。金融市場は未だ神経質な動きとなっており予断を許すような状況にはなく、一方的な動きにはならないようです。

【穀物市況】
穀物は反発しておりますが、昨日の夜間取引の動きの範囲となっております。注目の作柄はコーンで4ポイントダウン、大豆で3ポイントダウンです。本日の夜間取引は続伸が予想されます。

大引け雑感

悲観人気の台頭も、株式・為替・金と引け際やや持ち直して引けており、ネガティブな市場も悲観論がやや後退して引けております。

金は2,543円の寄り付きから、引け2,552円で引けており、3営業日ぶりの陽線引けとなり買い方にはホツト一息の状況となっております。アジア株のハンセン指数も下げとまっており、日本を含めたアジア株へのスパイラル的な下げにも歯止めがかかった状況です。これから開く欧米市場が持ち直すと、一先ず陰の連鎖が解消に向かう可能性が出てきますので、今夜の海外は注目です。

本日東京3時半はスポット661.25ドル・円ドル相場は118円60銭です。

白金のことは昼の更新時にも解説しておりますが、過去にはフォードショックやトヨタショックにも見舞われており、白金市場を追う投資家であれば承知の通りです。その売り材料の度にショック安に見舞われ、弱気が蔓延したところで、その後持ち直し新値を更新するパターンの連続で、結果的に売り込んだ向きの買戻しが、過去の相場の燃え草となることが半ば慣例のようです。

穀物は夜間取引の上昇を手がかりにして上昇、特に先週末のnon大豆が制限安に叩かれており、反発も急なものとなっています。夜間反発の背景は高温感想気味な天候に反応しての物と思われますが、今日のシカゴ引け後の「作柄にも注目」過去2週間の作柄後退が持ち直すのか、さらに後退気味となるのか問題です。

前場雑感

日経平均は一250円近く下落したものが、前場引け172円安と少し落ち着きを取り戻しているようです。他のアジア市場は上海株の上伸は参考にならないとしても、香港ハンセン指数等の下げが限定的なことから、アジア市場はある程度ショックが緩和気味な運びとなっています。

円ドル相場は118円の中間での揉み合い症状、円・ユーロは161円50銭と、今朝がたより円高が一服気味、ユーロ・ドルも1.362ドルとユーロがやや持ち直し気味となっております。参院選の自民の敗北に対する反応は限定的となっており、円安に大きく振れることなく、株を必用以上に売り込む要因ともなっていないようです。

自民敗北がなければ下部の下げ幅がさほどでなかったのか?同様に為替も117円台の円高に振れていたのかは、現在では判然としないことになります。

本日制限安に見舞われている白金ですが、日産自動車が27日の引け後に、白金族使用量を半減する技術を開発し、2008年度にこれを使用した新型車を発売すると発表しており、海外市場でこの材料を嫌気した動きとなっております。

自動車排ガス用の用途の堅調を、これまで材料視して買い進められてきたことから、NY市場では一斉に売り物を浴びた動きとなっています。NY市場の取り組みが現在1万8,000枚程度で、内1万2,000枚がファンドの買いポジションとなれば、一斉に売り込んでしまえば、ひとたまりもないことになります。

「多勢に無勢」ということからの急落ですが、パラジウムの反応が限定的なことから、白金のバブルの部分が消え去ったことになります。南ア鉱山の労使交渉はスト懸念を残しており、今後も下値を支持されると思われますが、押し目買い人気もあることから、4,800円前後は下値目処となりそうです。

朝一番情報

おはようございます。

参院選挙は予想通りの自民党の敗戦、連立を組む公明党も同様で、民主党の一人勝ちとなり、参院での与野党の逆転となりました。安部政権続投と伝えられておりますが、選嫌悪求心力の低下から苦しい政権運営が予想されます。本来内閣総辞職か、衆議院解散から選挙に持ち込み、国民の真意を問う衆議院選挙となるのでしょうが、果たして・・・。

さて、市況のほうですが、自民惨敗度合いの強さから、円安の流れ、日銀の8月利上げ見送りの線も思われたのですが、サブプライムがらみの円キャリー巻き戻しが上回っているようで、円ドルは現在118円飛び台と、週末からさらに40銭程度の円高に振れております。

円・ユーロも160円80銭と続伸基調、ユーロ・ドルも1.361ドルと一段のドル高・ユーロ安に動きており、ユーロの利食いも加わって、円・ドル共に買い戻される展開です。日本の政局波乱より、世界の金融不安のほうが強い影響を与えているようにも感じられます。

未だ時間帯が早朝ゆえ、経緯を見守ることになりますが、これからの反応待ちということになります。

またまた、波乱の一週間の始まりのようですが、今週も宜しくお願いします。

選挙にサブプライムに・・・。

こんにちは。

午前中の下町の投票所ではいつもより、人の出が心持多いかったように思われます。昼ころから本降りとなった雨ですが、現在は多少なりとも日が差しており、投票率の上下も選挙結果に影響が及ぶのでしょうね。未だ行っていない方は未だ十分に時間がありますよ。

さて、相場世界はサブプライム問題に押されて、リスク商品撤退の動き?(噂)に翻弄された一週間でしたが、来週以降は果たしてどのような展開となるのでしょうか。

世界的にマネーサプライが増加傾向にあることから、リスク商品での運用を否定した運用では、膨大な流動性資金をもてあますことになります。代表選手は中国やインド、そして中東、ロシア、ブラジルと続き、西側先進国もその例外ではありません。

債券市場という流動性の低い市場では限界があり、一時的な待合所的な場所が債券市場であって、嵐が過ぎ去ると待合所を抜け出して、通貨・株式・商品とそれぞれの持ち場に復帰することになるのでしょう。今は雨や風の納まることを待つ時間帯なのでしょう。

金市場でもこの一週間で、NY金の取組は100トン強の“雨宿り組”が一時的に避難所に駆け込んでいるようで、然るべき時期に備えて待機しているようです。他の商品市場にても資金の大小はあっても、似たり寄ったりの状況だと思われます。

問題は雨宿りの時間ですが、数時間か数日か、或いは数週間か?とういことですが、2月末のチャイナショックを思い出していただければ、参考になるのではないでしょうか・・・。来週も頑張ってまいりましょう。

CFTCファンドポジション

CFTCより発表された7/24現在のファンドポジションを紹介します。

円     9万2415枚の売り越し(−3万4358枚)
原油    10万8782枚の買い越し(−641枚)
ガソリン  3万4907枚の買い越し(−857枚)
留出油   1万4879枚の買い越し(−7642枚)
白金    1万2276枚の買い越し(+2742枚)
パラジウム 1万1878枚の買い越し(+659枚)
金     12万2930枚の買い越し(+4万3211枚)
銀     3万2343枚の買い越し(+4403枚)
コーヒー  7445枚の買い越し(+5813枚)
砂糖    5万1489枚の買い越し(+2万2932枚)
コーン   16万7939枚の買い越し(−1961枚)
大豆    15万4132枚の買い越し(−463枚)

* 円キャリー巻き戻しから大幅に減少、その後も減少傾向と思われます。
* 金の買い越しは大幅増加ながら、その後NYの取組減少から100トン近く減少の模様。
* 砂糖の買い越しはどうやら定着していきそう。

金のセミナーご案内

セミナーの開催についてのお知らせ

日時 8月4日(土) AM10時〜12時
場所 銀座TOCOMスクエア 中央区銀座8−4−23-1F 03-3573-5302
講師 川原 忠夫   高田 英夫 「最前線情報」コンビ
内容 貴金属中心の予定  高田の方は未定

今週の金相場は週明けに2,693円と2月末の最高値に接近しましたが、サブプライムローン問題から株の急落を招き、リスク資産圧縮の動きから金も手仕舞い売りを誘われ急落、また円キャリーも巻き戻しから円高に振れたことも、円建て金の下げに拍車をかけた動きとなっています。週末も海外株式市場の続落を嫌気し、NY金も続落に見舞われ悲観的な人気に移っております。   

個人的には大きな上昇トレンドに変化はないものと考えており、2009年から2010年にピークを迎えると考えており、今後も息の長い上昇相場を期待しております。また金はその期待に答えてくれるものと確信しております。そのあたりの背景と実戦での投資方法をお伝えできれば幸いと考えております。

TOCOMスクエアは東工取の啓蒙活動の拠点で、情報誌等もいろいろ取り揃えてあります。少人数のアットホームなセミナーにしたいと考えております。皆さんの参加をお待ちしております。尚応募多数の場合は抽選とさせて頂きます。初心者の方、もしくは今後商品投資をお考えの方歓迎です。

右の“セミナー申し込み”からどうぞ。

週末の海外市場

おはようございます。

【金融・為替】
サブプライム・ショックの余震を残したままの越週となったようです。円ドルは118円60銭台と、昨日3時半からは10銭程度の円安と大きな変動はないようですが、円キャリー巻き戻しは継続されている模様です。ユーロ円は161円70銭と円高進行し、ユーロ・ドルは1.363ドルとドル高傾向となっています。3通貨のここ数日の動きから見ると、今回の問題はドル安要因でありながら、一先ずユーロを利食い、ドルを売る、そして円キャリーを解消する動きとなっており、ドルは円に対して弱いにも関わらず、ユーロに対しては強くなっており、強い通貨?(買い戻されている)の順序は円→ドル→ユーロの順位となっています。つまり円買いが一巡すれば、この問題を織り込むことになる図式のようです。4-6米GDPの好調は、サブプライムが一部分であり、米経済全体では好調を維持していると判断され、市場の視点に変化が及ぶと、立ち直りに向かうことになりそうです。ダウは207ドル安と大幅な続落を強いられており、逆に言うと応分の調整は将来への布石という考えも及ぶことになります。

* 4-6米GDP速報:前期比+3.4%に上昇
* ミシガン大消費者信頼感指数:90.4に上昇

【原油市況】
原油は急反発し77.02ドル(+2.07)にて入電、ブレント原油が1ドル前後買われたことや、OPECの早期減産の可能性が低いことを要因に上昇しております。また、前日の益出しに伴う(株安の穴埋め)買い直しも入ったものと思われます。

【貴金属市況】
貴金属は続落症状となっており、ドル高傾向を嫌気した動きに加えて、株安からくるリスク資産圧縮の動きが重しになっているようです。金は前日の急落で2万枚余りの取り組みを減らしており、5月末以来の36万枚台に後退しており、ファンドの手仕舞いのすさまじさを表しているようです。白金は急落しており日産自動車の新触媒(メタル使用を半減)開発を嫌気した動きとなっており、ファンドの買い越しが顕著なことからの反動もあるようです。白金は過去新触媒開発のニュースで何度か売られた経緯があり、東京市場の週明けの反応待ちとなります。南アの鉱山労使交渉は妥結を見ない状況から、来週に持ち越しとなっているようです。換算は金が15円安、白金140円安?となっております。

【穀物市況】
穀物はコーンが確り、大豆反落模様、昨日の夜間比ではそれぞれプラスとなっており、週明けの換算はコーンが250円高、大豆50円高となっています。週明けの作柄予想は良以上が後退するとの見方もコーンの支援材料となっており、3ドル割れの危機からは目先逃れることになったようです。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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