本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2007年10月

大引け雑感

今日も一日お疲れ様でした。

日本時間の朝方「ウォール・ストリート・ジャーナルのネット・ニュース版」で、米国の政策金利FFレート据え置き説が流れ、売り物殺到からのスタートとなりました。殆どの銘柄が急落後の急反騰となりました。それだけに米国の金利政策の影響が大きい情勢で、ポジションが膨らんでいるだけに、万一据え置きとなれば投機筋が「一斉に非常口に殺到する」ことになります。

貴金属も他銘柄同様に安寄りしたものの、ニュースを否定するかのように反発しておりますが、疑心暗鬼の心理状態は相場付きにも現れており、不安定な状態で引けております。

穀物は期近限月中心に急落を強いられており、フレートが最高値を更新していることを横目に思惑筋の手仕舞いが殺到した情勢です。コーンについては当月の商社玉の内容が前の月とは様変わりしており、買い大手は大衆勢となっていることが急落要因と思われます。大豆の期近限月はコーン次第の展開です。

コーヒーは期近限月の大手ファンドの買戻しも一巡気味なことから、今後は鞘すべり懸念再来というところでしょうか。逆に海外市場でのファンドのロングが厚めの状況から、乾燥懸念後退のブラジルの天気を見ると、玉整理が近々入るものと考えられます。

今夜は眠れない方が多いと思いますが、明日に差し支えることのないようにほどほどにしてください。当方もFOMCが終えてからレポート作成となりますので、明日も忙しくなりそうです。睡眠不足は仕事と相場の大敵です。

前場引け雑感

FOMCへの思惑が商品市場を揺り動かせているようで、朝方の寄り付きはまるで「利下げ見送り」で決まったかのような動き、その後冷静な動きとなっており、安値からは戻りを見せております。

FOMCの影に隠れて本日は「日銀政策決定委員会」、おそらく据え置きで間違いなかろうとの見方で反応薄の状況。午後からは福井日銀総裁の会見が控えており、利上げの環境にないことが表明されるものと思われます。

0.25%引き下げ4.50%は織り込み済み、そうなると株価や商品は既に0.50%引き下げに待に走っている側面もあり、ポジション縮小の可能性から下押し方向と考えられます。0.50%の引き下げになれば、火に油を削ぐ展開が考えられ上昇を後押しするものと考えられます。据え置きは反対に急反落となることでしょう。

日本時間今夜半の発表となるようです。

明日は「最前線レポート」の送信日ですが、今週は当然FOMCの金利政策から今後の市況の見通しを書くことになります。サブプライムが今後も米国経済に悪影響を及ぼすことは不可避の状態で、一方で原油90ドルに代表されるように、インフレ進行が明白の情勢、FRBの対応が注目されます。

「最前線レポート」はこちら

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
円ドルは114円60銭台と昨日より20銭程度の円安・ドル高で推移、ユーロ・ドルは1.443ドルとドルは対ユーロで史上最安値を更新しており、ダウの77ドル安と同様に、米消費者信頼感指数の悪化を嫌気した動きとなっています。FOMCのコンセンサスはどうやら0.25%の引き下げの模様、一部据え置き説もあるようですが金融市場の混乱を考慮すると、可能性としては低いと言わざるを得ないという感じでしょうか?

* 米消費者信頼感指数:95.6に低下

【石油市況】
原油は急落に見舞われており、ゴールドマンサックスのレポートの影響が利食い売りを誘ったようです。内容は以前より指摘されていたように、原油から精製する製品価格のマージンが低く抑えられており、このままではメジャーや元売の原油の購買意欲後退から、売れ行き不振に陥るとの事。製品が安すぎるのか原材料が高すぎるのかは原材料高の要因としているようです。メキシコの製油所閉鎖は本日より解除の模様です。

【貴金属市況】
原油急落を嫌気した動きがドルの最安値更新の好材料を上回る展開からの反落、FOMCへの警戒感も一因と見られ手仕舞いを誘ったようです。

【穀物市況】
穀物は主力の原油や金の反落に押されたことや、小麦の軟調を嫌気したものとなっています。

FOMC前夜(日本では)

今日も一日お疲れ様でした。

現在ドル・ユーロ相場は1.44ドル台を挟んだ微妙な展開となっています。市場では今夜と明晩に予定されている「FOMC」への思惑一色のムード、0.25%の引き下げを既成事実として、期待値0.50%に限りなく近づくムードですが、上述のようにそれ以前の思惑がドル相場で交錯している状況です。

* FOMCは年に8回開催されており、基本的に6週毎の火曜日に予定されています。

* 討議内容は米地区連銀景況報告(ベージュブック)をベースに議論され、マネーサプライの調整や金利・為替レートの誘導方針を決定します。

* メンバーはFRB理事7名、NY連銀総裁1名、地区連銀総裁4名の12名からなり、議長はFRB議長が担当します。

* FOMC終了後の木曜日に「FOMCの声明文」が発表されます。次回開催の金融政策の方向性を探る意味でFOMC同様、或いはそれ以上に意味をもつことになります。

前回9月18日にはメンバーのほぼ全員が賛成したことから、最優遇貸し出し金利(FFレート)は0.50%の大幅引き下げとなりました。これによって一時的な金融不安を鎮めることに成功したわけですが、その後具体的な企業業績の悪化から市場環境が悪化し、市場関係者間では25ポイントではなく、50ポイントの引き下げ期待が広がっているようです。

一方で原油が90ドル台に急騰しており、食品価格の上昇もエスカレートしており、物価高騰はアメリカ経済のみならず、インフレは世界に蔓延しつしつあり、消費者心理に微妙にネガティブな圧力をかけ始めており、先行きの景気に影を投げかけているようです。従って金融市場の混乱を回避するためだけの「利下げ」は、インフレ政策の面から勘案すると片手落ちと言わざるを得ません。全会一致というわけには行かない可能性があるものと考えられます。

前FRB議長グリーンスパン氏はいっそ「原油100忙代が到来したほうが、国民が省エネを真剣に考える」とごもっともな意見をおっしゃっているようです。そのような考えは当然としても、現役金融担当者は100砲望茲擦覆ぜ蠱覆鮃屬犬襪海箸重要な手段となります。

11月より日本でも「ガソリン値上げ」が決定されており、原油高騰の犯人像は「サブプライムローンを組み込んだ債券考案者」や、「利下げ断行から投機筋の買い物を煽らせた米金融当局者」となります。金融や景気のみを優先すると、自国国民のみならず外国の国民の財布を奪っていることが現実です。モラルハザードに陥っていることが現状認識として持たねばならない状況です。

話題の移行が取り留めのない方向へ進んでしまいましたが、それだけに注目される今月最大のイベントということです。

前場引け雑感

今日の商品市場は総じて調整安場面となっており、昨日の夜間取引の急騰時より、今朝の入電がだれ気味なことから、利食いの売り物に各銘柄共に押されている状況となっているようです。

金融・株式・商品の各市場ともに、FOMCの金利政策を巡る噂で持ちきりとなっており、事実私どももその話題が今日の中心となっております。現状のニュアンスでは0.25%の引き下げは相場の上ではほぼ織り込みと考えられ、0.50%はサプライズ、据え置きとなればパニックということになりそうです。

日経平均も昨日の上昇に加えてダウの上昇に着いて行かれずに、本日は反落局面となっており、商品市場同様に神経質な展開となっています。最も他のアジア株は日経平均の反落を尻目に本日も堅調推移となっており、欧米先進国経済がFOMCを前に足踏み状況のなか、アジア経済の堅調推移からもはや世界経済を牽引するのはアジアや新興国であるという趣にも感じられます。

昨日の急騰を0.50%の引き下げ期待とすれば、今日の後退はやはり0.25%下げに逆戻りという反応、どちからのせめぎあいから現在は0.375%の心境というところでしょうか?

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
円ドル相場は114円60銭台と昨日より40銭前後の円安・ドル高にて推移、ユーロ・ドルは1.442ドルと昨日とほぼ同水準、株価は63ドル高と続伸、株高が円安に導いているように思われます。FOMCに注目が集まっており、0.25%引き下げは既に織り込んだ感があり、市場ではサブプライムを乗り切るためには0.50%を望む声も上がっているようですが、一方で原油高を中心としたインフレを抑制する効力低下を危惧する声も上がっております。バーナンキの手腕を拝見!本日の景気指標は特になし。

【石油市況】
原油は93.53ドル(+1.67)と史上最高値を更新、中東情勢を初めとしたリスクの上昇と、メキシコの製油所がハリケーンを避けるために操業停止(日量60万バレル)に追い込まれていることも材料視されております。トルコとクルドの問題は11/5の米・トルコ首脳会談にむけた打開が注目されます。

【貴金属市況】
金はドル安や原油高に反応し続伸しております。800砲亮蠢阿旅極匹任垢、大台をうかがう機会を狙っているようで、自ずとFOMCでの0.50の引き下げの方向性を買い方は望んでいるようです。NYでは珍しく東工取の動きを好感しているようです。

【穀物市況】
収穫作業はコーンが73%(前年65%)大豆が84%(同82%)と順調に進んでいるようです。相場展開は原油や金の主力商品の上昇に追随するものとなっており、インフレムードが穀物市況にも影響を及ぼしています。国内は商社の動向を注視!

大引け雑感

今日も一日お疲れ様でした。

今日の相場付きを見ていると、サブプライムから来る「米国の利下げ期待」の高まりに加えて、「トルコ軍vsクルド人・米国vsイラン」の中東の緊張が、原油や金の上昇要因として作用しているようです。

金は夜間取引の高値が798.3砲800砲鮗幼圏に入れており、明日入電の9帽發鮨イ蟾む状況となっております。先週末より東京はNY市場高を先取りする動きとなっております。金に限らず本日の海外夜間取引は、原油・穀物とほぼ全面高様相となっており、先を急ぐ展開となっています。750ドル以上は投機の買いが中心と思われ、実需不在のなかでの動き、投機筋は800砲寮疚椶鬚匹里茲Δ砲澆襪里。めったやたらに買っているようで、プットオプションでヘッジをかけたり、手法は複雑に入り組んでいるようですから、投機筋に追従買いは注意となります。

穀物はコーンが1.3月限の制限高を含めて強い基調ながら、期中物に大手商社の利食いと見られる売り物からだれており、大豆も上昇幅を削る展開となっています。フレート高は健在ながら、現状の動きは非常に投機性が高く、シカゴを無視、為替を無視の状態が続いております。期近限月は別にしても、先物は本日買われ過ぎではないでしょうか。

ゴムは昨年7月以来の300円乗せを達成しており、今年の春先3度の挑戦失敗も原油や貴金属高の支援を受け、しかもインフレという大義名分を見方につけた格好です。300円乗せと言えども瞬時の出来事で、引けまでの維持は困難となりましたが、買い方優位は未だ継続されそうです。但し取組はファンド買いvs商社売りとなっており、現物事情を知り尽くした商社が上昇を指をくわえて待つ道理もなく、早晩仕掛ける可能性もあり、限月乗り換え(ファンド)が一巡する今週待つから来週前半が山場となる可能性がありそうです。



FOMC待ち

おはようございます。

円ドル114円飛び台とドル安が進んでいるようです。ユーロ・ドルも1.440ドルと初の1.44ドル乗せと、こちらもドルが軟調推移となっています。先週の1兆円に上る損失計上から、メリルリンチCEOの更迭がニュースとなっており、サブプライムの悪影響は今後も残されており、個人の住宅購入者の支払い不能は今後の問題点として今後浮上するものと思われます。

今週の注目はなんと言っても「FOMC」に市場関係者は注目、0.50%の引き下げの期待も広がっているようですが、一方で原油90ドル台での推移に目を瞑るというインフレ放置の問題もあり、FRBの対応や「声明文」がいつも以上に注目されることになりそうです。引き下げ幅や声明文の内容次第で大荒れの市場展開も予想され、目まぐるしい一週間を覚悟しなければならないか。

東証金ETF11月開始にFOMC、金は波乱含み

ワールド・シリーズは松坂の好投でレッドソックス3連勝と、世界一まで後一勝にこぎつけています。久しぶりに“daisuke”の好投。この後日本シリーズも第2戦開始です。野球ファンには嬉しい一日ですね。

さて、今日の日経紙一面には東証「海外ETF11月上場」の記事が掲載されており、金ETFも有力視されているようです。東証と提携しているNY証取型のETFを円建て上場ということで、大証に遅れながらも「現物背景」は日本発ですから、どの程度の人気を呼ぶものか注目されます。

先週末にNY金は急騰しており、月末の「FOMC」での再利下げ0.25%(年率4,5% )はすでに織り込んでおり、既にその後の「声明文」が注目されています。原油90ドル時代に入っており、インフレ進行が懸念される中での金利引き下げ、バーナンキFRBの手腕の発揮しどころでしょうか。

NY金のファンドの買い越しは580トン割れに減少しているものの、その後取り組み増を考慮すると再度の600トン超えが推測されます。コール・オプションでは800ドルのコールが2万4,000枚から1万1,000枚に減少、利食いをこなしながらの上昇を見せております。明日の東京市場は先日の高値2,907円を、新甫2008年10月限が更新できるのか注目となります。いずれにしろ今週の金相場は波乱含みが想定されます。

CFTCファンドポジション

米商品先物取引委員会(CFTC)より発表された10月23日現在のファンドポジションを紹介します。

円    2万1,345枚の売り越し(−1万7,259枚)
原油   6万0,026枚の買い越し(−2万7,972枚)
ガソリン 5万3,554枚の買い越し(+4,071枚)
留出油  3万5,198枚の買い越し(+271枚)
白金   8,810枚の買い越し(+572枚)
パラジウム 8,213枚の買い越し(+365枚)
金    18万6,304枚の買い越し(−1万5,555枚)
銀    2万8,520枚の買い越し(−376枚)
コーヒー 4万5,590枚の買い越し(−1,671枚)
砂糖   12万0,713枚の買い越し(+3万7,295枚)
コーン  16万4,953枚の買い越し(−1,055)
大豆   12万5,859枚の買い越し(−1,735枚)

* 円ショートは株価の波乱含みから減少傾向。

* 原油はショートカバーに加えて、今週は若干ロングの増加もみられます。

* 金は579.4トンに減少(前月比−48.3トン)ながら、NY調整時の減少からその後取り組増を考慮すると、再び600トン超えと思われます。

* コーヒーは130務笋譴竜淪遒砲盍悗錣蕕此買い越しの減少幅が意外に小さく、高値整理を先送りしているように思われます。

* 砂糖の買い越しが異常に膨らんでおり、原油高からエタノール需要のウエイトの高い砂糖にファンドの照準が合わされているようです。原油からの乗り換え組もかなりあるように考えられます。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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