本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2009年01月

CFTCファンドポジション

CFTCが発表した1月27日現在のファンドポジションを紹介します。

円(YEN)   4万9,007枚の買い越し(+1,917枚)
原油      5万1,652枚の買い越し(+5,518枚)
留出油     7,760枚の買い越し(+2,915枚)
ガソリン    4万7,161枚の買い越し(+2,207枚)
白金      7,384枚の買い越し(+141枚)
パラジウム   5,095枚の買い越し(+235枚)
金       14万1,114枚の買い越し(+1万7,177枚)
銀       2万958枚の買い越し(+1,892枚)
コーヒー    7,894枚の買い越し(+4,736枚)
砂糖      14万829枚の買い越し(+1万9,777枚)
コーン     3万8,794枚の買い越し(−8,553枚)
インデックス  22万9,654枚の買い越し(+2,811枚)
大豆      4万403枚の買い越し(+7,089枚)
インデックス  9万6,568枚の買い越し(+845枚)



週末の海外市況

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円相場は89円80銭と60銭程度の円安・ドル高で引けており、ユーロ・ドルは1.280ドルとユーロが続落、株価は8,000ドル丁度の148ドルの続落となっています。米第4四半期(10−12月期)GDPの発表は、前期比マイナス3.8%とリセッション入りが改めて確認されたことや、他の景気指標も悪化したことが背景、また、政府の国債買いいれに対する疑心暗鬼から10年もの米国債の金利が上昇気味となっていることが、ドル買いの要因となっています。

ユーロ圏でも12月の失業率が8.0%(事前予想7.9%)に上昇しており、消費者物価指数が+1.1%と99年以来10年ぶりの低水準となっており、ECBの利下げ待ちの状況ながら来週の理事会は利下げを見送り、3月が利下げ本番とはトリシェ総裁の発言です。今週はジョージ・ソロス氏が「EUが不良資産に対して、国際的合意を推進しないとユーロ危機を乗り越えられない」と発言したことも、欧州通貨の押し下げ要因となっています。

*昨年第4四半期・米国内総生産(GDP、速報値):前期比−3.8% (事前予想−5.4)
*昨年第4四半期・米雇用コスト指数:前期比+0.5% (同+0.7%)
*シカゴ地区購買部協会景気指数(1月):33.3(同34.0)
*ロイター/米ミシガン大消費者信頼感指数(1月、確報値):61.2 (同61.9)

【石油市況】
原油市況は小反発症状41.68ドル(+0.24)、週末と月末を控えたポジション調整の動きに終始して小動きとなっています。ドル高傾向や株価の下落傾向、GDPに示されるような需要減速の見通しが上値を重くしています。スイスで開かれているダボス会議に参加したOPECのバドリ事務局長は「市場の需給バランスを均衡する必要があれば、3月の定例総会で更なる減産を行う」と発言しています。一方でノルウェーのハンセン石油相はOPECとの協調行動は取らないとしており、非OPECとOPECの協調減産の動きの可能性がないことを示しています。

【貴金属市況】
金は大幅続伸し928.4ドルに上昇、ドル高のマイナス要因を投機筋の買いで跳ね返す展開となっています。作年9・10月の高値を引値ベースで大きく上回り、7月以来半年振りの高値となっています。ポンド・ユーロ・スイスフラン建てに続いて、インド・ルピー建ても新高値を更新しています。今回の上昇の背景は通貨安に対する不安心理が金買いに走らせる最大要因と考えられ、特に世界の金融・経済面でも大きなシェアを占める人口4億人市場のEU圏通貨の大幅下落が、金の押し上げ要因となり、ETFを含めた旺盛な投機買いが運び相場を作り上げたものと考えられます。しかし、一方で900ドル越えでは一部鉱山会社の売りものが見られ、ブリオンバンクの売り物も散見されます。そして実需と呼ばれる世界最大の消費国インドの輸入はこの1月には2トン前後に落ち込み、僅かに前年の1割まで落ち込んでいます。短期間で急騰して900ドル台に上昇した水準では、インドばかりでなくアジアや中東を含めた実需不在状態となっています。現状は投機の買いVS実需売りの構図のようです。筆者は今週前半の910ドル台を目先の天井とみていましたが、見事にハズレたようです。しかし、ドル高という金価格上昇の阻止要因に対して力で押し切る上昇相場も、ぼちぼち佳境に入りつつあるものと考えています。

【穀物市況】
穀物はコーン安の大豆高の動き、ファンドはコーンを2,000枚売り、大豆を3,000枚買い価格動向に表われているようです。米GDPの落ち込みと株価の下落が上昇阻害要因となっており、南米アルゼンチンの天候が目下の注目材料です。先週あたりから降雨に恵まれ、一時の高温旱魃はやや解消に向かいつつあり、2月前半の大豆の着ザヤ期に多くの雨が期待されることになります。主産地コルドバの10日間予想は、一時の乾燥から降雨をもたらされるように思われます。

*電話相談は10時〜12時までの2時間とさせていただきます。電話はフリーダイヤル0120−964−366までどうぞ!

欧州時間は疲れますね!

今日は1月最終営業日ですが、このところ連日欧州時間の「為替」と「金」に注目している方が多いと思います。かくいう当方もその中のひとりです。

何を見るかと言うと、「ポンド」「ユーロ」等の欧州通貨の強弱が気がかりとなります。金が900ドルに乗せた要因はポンドの急落の副産物と見ているからで、ポンド安は同じ欧州通貨のユーロやスイス・フランを巻き込むことになるからです。

東京市場は昨年7月に3,363円の高値をつけて、10月下旬には2,104円まで売られたことは周知の事実ですが、ポンド建ては同じく昨年7月に440ポンドの安値から現在は650ポンドの史上最高値に上昇しています。底値からなんと48%の上昇という記録なものとなっています。

昨年3月のドル建ては1,030ドルに上昇、ドルの対ユーロでの下落が大きな上昇要因のひとつとなっています。今回は英国のポンドが狙い打ちされたようで、昨日ジョージ・ソロスが「欧州通貨はこのままでは生き残れない」と発言しており、結果的に金買いに資金が向かったようです。

今回はドルの先安感に加えて、欧州通貨にも不安感が増殖しており、世界を流通する円を除く主要通貨で金が動意をみせたわけです。そして主な買い手は年金基金等のETFと、コメックス先物のヘッジファンドが中心的な存在となっています。

売り手は鉱山会社にブリオンバンク、また売り手ではないものの、香港・インド・シンガポール・インドに中東・トルコあたりの本来の買い手(実需)となっています。買い方のリスクはドル高の基調に逆らうことで、どこまで買える?買うつもりなのか注目です。

それにして今日も夕方の僅かに30分で、25ドル幅一気に買い上げる動き(925法砲砲藁石に驚かせられます。今週は26日のNY916.3ドルが目先の天井と考えていたものの、この時間帯にも新値を更新する動きにただただ驚かされるばかりです。

前述したように買い方はドル高の逆風下の力業一本の上昇相場、やはり梯子をどこで外されるのか?個人的にはこの水準以上での動きは静観、弱気な買い方はひたすら押しを待つことに徹するという心境です。

今週もお疲れ様でした。明日も出社しますが、先週と同じように電話相談を受けようと考えています。詳しくは8時前後に更新する当サイトに注目ください。みなさん良い週末をお迎えください。

TOCOMスクエア閉館

da9ebe9e.jpg2005年12月にオープンして4年余り、入場者数は延べ2万3千人に及ぶようです。ご存知、東京工業品取引所が銀座に開いた先物啓蒙活動の拠点でした。


さて、工業品取引所もいまや株式会社です。景気後退の波は取引所にも及び、株式会社にとって利益をもたらさないものは経費節減のためにもカットするということのようです。

個人的には思い出もあって残念な気持ちです。というのは以前TOCOMスクエアを借りて「金セミナー」を何度か開いたからです。たしかラジオ日経の番組も発信していましたね。残念ですがこれも時代の流れでしょうか。

前場雑感

株価はニューヨークで200ドル安、東京では再び8,000円割れに軟化、米フォードモーターが3年連続の赤字、2008年はなんと1兆4,000億円にのぼり、政府支援を受けていないフォードがこの状況では遅かれ早かれ支援を仰ぐ可能性が出ています。また、GMとクライスラーの再建問題も困難を極めることが想定されます。トヨタの営業赤字も4,000億円に膨らむ見通しは、2009年の製造業全体でも試練の年となることが避けられない状況です。

トヨタがこの状況では他の自動車メーカーも押して知るべし、家電でもソニー・東芝・パナソニック・日立と日本を代表する大手企業の大半が赤字に沈む状況から、雇用の問題も深刻化の一途です。09年の日本の失業率は4.7%(現状4.2%)に悪化する政府予想となっています。

日本では就業人口は約7,000万人で、0.1%は7万人の就業者数を示しています。つまり0.5%は35万人ということになりますが、現状の就業状況は厳しく政府の見通しが楽観視しすぎではないでしょうか。最も悪いばかりじゃなく、任天堂が史上最高の収益となるようです。DSとWiiというヒット商品が貢献しており、特異な例とはいえ企業の工夫と努力が実を結ぶ典型例となっています。

さて、市況ですが金の独歩高様相、輪転機を回し続けるであろう世界中の中央銀行に対する危機感の表れでしょうか。ETFが昨日15.19トン増加し1,011.09トンと過去最高の水準に、スイス・チュウリッヒを含めると1.100トンに接近しているものと思われます。NY中心のSPDRが10トンの増加、ロンドンのゴールド・ブリオン・セキュリティーが5トンの増加と目立っています。

今年に入り金投資に比較的及び腰の欧州で、人気が盛り上がっていることがETF好調の要因と思われます。背景はポンド建てに始まり、ユーロ・スイスフラン建ても史上最高値を更新、自国の通貨不信が投資家の金買いを誘い出しているようです。昨年3月21日に1,014.6ドルの史上最高値はドル建て、1ユーロ1.6ドルの対ユーロでドルが最安値となったことが最大の上昇要因となりました。円建ては昨年3,363円と1980年以来の高値に到達しましたが、因みに80年1月の金価格は6.495円で当時のドル円相場は230円台です。

金価格上昇の背景は歴史上必ずといっていいほど、通貨の下落が伴っていることがお分かり頂けることでしょう。従って現在の欧州の金に対する目線がいかに熱いものかお分かりいただけるものと思います。欧州が最高値を連日更新するなか、日本では昨年の高値まで700円余りも残しており、史上最高値となれば更に遥か4,000円上の水準となります。金に対する市場の熱意というか加熱ぶり、フィーバーとでも呼ぶ状況は通貨安の背景が前提条件となります。現状は日本と欧州では金に対する温度差が相当に開いている情勢となっているようです。


朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円相場は90円丁度と昨日から15銭の円高・ドル安に、ユーロ・ドルは1.295ドルとユーロが反落する動きに、ダウは226ドル安の8,149ドルに急反落しています。本日も景気指標から見るに、リセッション途上を裏付けるものに特に変化はないようです。ECBトリシェ総裁は「極端な低金利は不適切で、問題は3月だ」と発言しており、公約通り2月の利下げを見送り3月にどうするのか先送りの様相です。米長期金利がじわじわと上昇しており2%台に、短期金利は日米ともにゼロ政策ながら、10年もの米国債の先行きの需給悪化傾向から金利の上昇傾向につながっています。従い日米の金利差が長期で1.4%に拡大し、ドル買い円売りにつながっている模様です。

* 米週間新規失業保険申請件数:58万8,000件(事前予想は58万件)
* 12月の米耐久財受注:前月比−2.6%(同−2.0%)
* 12月の米新築住宅販売件数:前月比14.7%減の33万1,000戸(同40万戸)

【石油市況】
原油は期近が41.44ドル(−0.72)に下落したものの、3番限以降は若干のプラス推移となっており、ガソリン・留出油の製品価格も上昇しています。景気指標の悪化傾向の継続や、株安に反応して40ドル割れが視野に入っているものの、突込み警戒も手伝い大台維持されています。ダボス会議に出席しているOPECバドリ事務局長は、「原油価格が下落を続けた場合、OPECは減産の用意がある」と発言しています。

【貴金属市況】
金は欧州時間に一時875ドルまで沈んだものの、その後は欧米の株価下落から金に安全への逃避買いが入り急反発し900ドルに返り咲いて引けています。現在の為替(90.1円)とスポット(908.15ドル)からの換算値は80円高前後が妥当な水準となり、先日の2.626円を抜く可能性があります。このところETFの急増(1,062トン)に加えて、コメックスではファンドの買いっぷりの良さが上昇要因か。一方で世界最大の金需要国インドの需要不振(1月は前年比90%減)に見られるように、900ドル近辺では実需不在の状況ながら投機買いが上回る状況のようです。

【穀物市況】
穀物市況は概ね反落、南ア・アルゼンチンの天候は降雨不足が解消に向かっており、今後も適度な降雨に恵まれる可能性が指摘されています。輸出成約はコーンが事前予想の上限を大きく上回る110.79万トンに、大豆は同下限の水準となっています。ファンドは本日コーンで3,000枚、大豆で2,000枚の売り物を出しています。

今月も僅か・来週からは2月相場入り

1月も残すところ今日を含めて僅かに2営業日となりました。新年早々にイスラエルとハマスの戦闘からパレスチナ・ガザ地区では犠牲者が1,400人規模に拡大し、人道上の問題に広がったものの、安保理は機能不全、米国のイスラエル寄り政権が傍観することによって犠牲者が急増しました。20日のオバマ就任に合わせてイスラエル軍は撤退し、まるで米国との打ち合わせ通りの出来レースのような紛争でした。最も過去形ではなく、現在進行形でハマスの出方によっては予断を許さない情勢となっています。

ロシアでは親欧米寄りのウクライナに嫌がらせと思われる天然ガス輸送ストップ事件、ウクライナだけでなく欧州への威嚇行為ともなったようで、ロシア産の資源については外交上の武器に使われており、欧州ではロシア産への依存度を落とすことに躍起となっています。日本とてサハリン沖の天然ガスが将来に渡り供給を保証されるものか安心できない状況となっています。グルジア紛争をも含めて、覇権国家候補に名乗りを上げたものの、資源価値の下落がロシアの思惑を大きく狂わせているようです。

20日には待望されたオバマ大統領が就任、日本でも就任式の発言に注目が集まり、過去の大統領就任式の注目度はケネディ以来となっています。選挙戦の“change”という合言葉が影を潜めて、より具体的な言葉の使い方に変わったようで、政治も経済も今後国際社会からの注目が一段と大きくなるものと思われます。期待の大きい分、その成果如何では悲観に変わるリスクも秘めており、当面はその一挙手一投足が世界中の注目を集めることになります。

ところで金は900ドルの攻防戦、買い方はファンドとETFを買いつける年金ファンドや大口の個人投資家、もしくは小口の個人投資家というところ、一方で売り方はこの水準だと鉱山会社の売りに加えて銀行も、また春節を終えたシンガポールでも売り物が出だしている模様です。アジア・インド・中東の実需は900ドル近辺は様子見というところでしょうか。目先は高値で買いついたファンド勢の買いが一旦は振るわれそうなムードです。となると急増したETFも、いくらか減少する傾向となるかもしれませんね。

さて、今週も「最前線レポート」の申し込みをいただいております。一月も終わりに近づき、当方もぼちぼち書かなきゃと頭の中ではいつも考えているものの、どうもこの手が!指が!ルーズに生まれ付いていて、心と体のギャップがなかなか埋められないまま木曜日を迎えてしまいました。今週も数名の方に申し込みをいただいていますが、きりのいいところで?2月から、つまり来週から再開したいと考えています。この場を借りて言い訳!基!お伝えしておきます。あと1週間ほどお待ちください、宜しくお願いします。

日米の危機感の温度差がIMFの予測に・・・

「FOMC後に米国債の購入検討に入ること、不良債権買取バッドバンク創設機運、下院では8,250億ドルの景気対策法案を可決、ガイトナー財務長官が金融安定化計画を近日中に発表する」オバマ新政権がいよいよ金融安定化に向けて稼動するという、期待感がドル高・株高をもたらしています。

それにしても日本の「失われた10年」が、欧米政府の反面教師となり政策のスムース化を急がせており、経験した本家本元が与野党の攻防に終始、反面教師どころかこのままいくと、「二度同じ過ちを犯す」と危惧を国民に抱かせていることが現状です。麻生政権は解散総選挙の時機を逸してしまい、施政方針演説にも新味のないセレモニーのひとつに成り下がっているようにも思われます。

さて、IMF(国際通貨基金)は2009年の世界の成長率を+0.5%に引き下げ(前回昨年11月は+2.2%)、改正値を発表しています。主な国別は米国−1.6%(−0.9%)ユーロ圏−2.0%(−1.5%)日本−2.6%(−2.4%)英国−2.8%(−1.5%)中国+6.7%(−1.8%)インド+5.1%(−1.2%)ロシア−0.7%(−4.2%)ブラジル+1.8%(−1.2%)という概略です( )内は11月の予想値との比較となっています。

日本の成長率は危機の震源地である米国や欧州よりもマイナス幅が大きく、景気対策は尚急がれるべき状況です。金融と油田から成り立つ英国の後退も深刻です。BRICsではロシアがマイナス成長となり原油価格の下落と、昨年のグリジア紛争から西側の資本引き上げが効いているようです。中国とインドの成長如何では再度の見直しの可能性があり、両国の落ち込み度合いがこの程度で済まされるのか注目されます。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円相場は90円30銭前後と昨日から1円強の円安・ドル高で推移、ユーロ・ドルは1.316ドルとユーロが反落、注目されたFOMCでは長期国債購入の検討が表明されたことや、来週にも不良債権を買い取る「バッドバンク」設立を政府サイドから発表される見通しから、ドルはそれ以外の通貨に対してほぼ全面高の様相に変わったようです。ダウは200ドル高の8,375ドルに上昇しています。

* 米週間住宅ローン申請件数:前週比マイナス38.8%の732.1ポイントに
* FOMC:政策金利をゼロ〜0.25%の現状を据え置きに

【石油市況】
原油は小反発症状42.16ドル(+0.58)に上昇、原油在庫は急増したものの、ガソリンや留出油の製品在庫が減少していることや、株価の反発を好感する動きに反応する展開、しかし、FOMC後のドル高に上値が抑えられる展開となったようです。EIA発表の1月23日までの週間在庫統計は以下の通り。市場の事前予想は、原油在庫が前週比290万バレルの増加、留出油が70万バレルの減少、ガソリンが160万バレルの増加でした。

         前週比
原油     3億3890万バレル    620万バレル増加
ガソリン   2億1990万バレル    10万バレル減少
留出油    1億4400万バレル    100万バレル減少
     
【貴金属市況】
金は890ドル台で推移したものの、FOMC後にドルが他通貨に対して上昇したことから、880ドル台に軟化する展開を余儀なくされています。不良債権の買取や、バッドバンク設立に向けた期待感に株価が上昇に向かったことも、安全資産への金に売り物が増加するというという方程式通りの展開となっています。このところの短期間での100ドル強の上昇は、スピード面で行き過ぎたことからブレーキが踏み込まれる状況となっています。

【穀物市況】
穀物市況は反発する展開、原油・株価の上昇から前日の急落した動きからの修正高となっています。また、アルゼンチンの降雨が予想されたほどの量とならないとも見通しも、売り物を後退させたようです。本日のファンドはコーンを4,000枚、大豆を3,000枚のロングとした模様です。

雑感

「春節」の休暇から中国市場は今週一杯が休場、シンガポール・マレーシアは今日から再開、香港市場は明日から再開となります。

金はスポットが前場は900ドル台を死守したものの、11時を回ってから大台を割りこむ流れに変化、SP市場再開と関連してかしないでかは分かりませんが。昨日はコメックス・オプションの納会、900ドルのコール買い5,000枚の行方が注目されましたが、ほぼアット・オブ・ザ・マネーでの平穏納会模様?のようです。

穀物が軟化しており、南米アルゼンチンには“恵みの雨”が先週末より降り始め、今週から来週にかけても主産地コルドバとサンタフェに継続して降るようです。大豆は重要な着ザヤ期に今後の作柄に大きく影響を及ぼすことになります。上述したように中国の買いつけストップも弱気の要因となっているようです。


相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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