本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2010年04月

金はいいとこ取り

ギリシャ株の3%超の上昇に始まり、PIIGS諸国の株価が軒並み上昇しています。仏財務相が今週末にもギリシャ支援の合意のための会議開催にふれており、支援が具体化することに市場が期待感を示す流れとなっているようです。リスクテークの流れは原油の時間外取引も86ドル台に買い進まれており、ユーロの堅調推移は対ドルで上昇し、ドルは対円で強含む(円安)の方向へと流れています。

ギリシャ問題も支援が本格化すると他のPIIGS諸国への波及を逃れ、ユーロ売りが一端は途絶える流れになっているようです。ギリシャ首相は国民向けに「国家存亡の危機」と呼びかけ、財政再建への理解を呼びかけています。しかし、目先の資金繰りの目処がついても本格的な財政再建への着手と実行はこれから始まるのであって、資金繰りは単なる時間稼ぎと見なされれば市場は容赦のない行動に出ることも充分に考えられます。通貨ユーロの火種はそう簡単に消え去ることはないようです。

今週の金相場は一言でいうと「いいとこ取り」で、リスクテークの動きには金にも資金が当然のように流入し、逆にリスク回避となると安全資産としての金がクローズアップされてどちらに振れても金には買い材料となっています。ユーロの信任が落ちたために、金ETFは今月に入り30トン増、中でもGSと組んだ“P&Cには解約殺到で金の下げ要因に”と一時的に言われたものの、ユーロの信認低下が金相場を支える構図となり逆にETFは大幅に増える皮肉な結果となっています。

ギリシャ支援が決定的となるとドル建て金に押しが入るもの(安全資産売り)が考えられますが、市場のリスクテークにより円キャリー的な円安方向に為替が進むと円建てにはフォローとなり、どのような局面で押しを入れるのか?或いはPIIGSへの波及が進み他の商品の下落を尻目に上昇の一途となるのか?いずれにしても6日の連休明けまでは手出しできないことから、連休中は今後の作戦をゆっくりと練るとしましょうか。

よい連休をお過ごしください!

PIIGS・GS・上海

ギリシャの支援期待にユーロは28日の一年ぶりの安値1.3113ドルから若干持ち直し気味で、今日は1.324ドルで推移しています。今後の支援のスケジュールは5/7のドイツ国内の合意が焦点で、首尾よく進むと5/10に予定されているユーロ首脳会議で決定し、5/19日以降のギリシャ国債の償還用の資金を調達できるというもの、ドイツの世論が支援に否定的な状況をメルケル政権がどのように納得打破できるのか注目されます。最も仮にギリシャ支援が決定されてもPIIGS諸国はまだ4カ国残されており、ユーロの先行きにはまだまだ試練が待ち構えていることになります。

もうひとつの懸念材料であるゴールドマン・サックス(提訴)問題は、今週は上院で公聴会が開かれGS首脳が反論を繰り返すものの世論を見方につけるには至らず、憎まれ役を相当期間引き受けると同時に、水面下で進む金融規制改革法案に大手金融機関にとって不都合な方向へ進むことが懸念されます。投資銀行業務とトレーディングに関して厳しい方向に進むと市場の流動性不足が心配され、米金融市場だけでなく世界中の金融市場に影響を及ぼす可能性が出てきます。米証券取引委員会(SEC)に続き、今度は検察が刑事捜査を開始する報道も流れており、国民と議会の怒りの標的として混乱は当分の間収まりそうにもないようです。

上記の二つのネガティブ要因は違い、米企業業績の殆どが予想以上の好決算を見せており、株価の下落を押し止めているようです。景気指標に関しても徐々にではあるものの、景気底入れを暗示するものも目立ち始め、今夜のGDP(事前予想は+3.3%)統計や、5月7日の雇用統計がこれまで以上に注目されます。今週のFOMCでは低金利の長期化が確約されるなか、景気改善を示す数値が続くようであれば米国が先進国の先頭をきって回復に向かうシナリオも成り立つことになります。但し、住宅関連の政府支援が途切れる5月以降の指標が米経済の回復が本物かどうかを占うえで重要で、民間業績に踊らされぬような慎重さが要求されるように思います。

今日から上海万博が開始され開会式が開かれる中国情勢も注目、控えめに見ても1兆円を超える経済効果が伝えられておりGDPの押し上げを含めて中国政府の期待は嫌が負うにも盛り上がっているようです。先週のG20 ではギリシャ危機に隠れて「中国人民元引き上げ問題」が討議されないままに通過し、中国首脳が胸を撫で下ろしたもののいつかは通らなければならぬ道、時間稼ぎを計りながらも切り上げ期限が差し迫りつつあるようです。

商品市場は天候に恵まれ冴えない展開を強いられてきた穀物市場にも、中国のコーンの買いつけが明るみに出て俄かに動意を見せています。石油や非鉄・貴金属・ゴム等も最大手需要国である中国の出方が価格帯を大きく上方修正させており、13億の民を有する中国の経済次第で市況が大きく変動することも珍しくありません。元の切り上げは一時的なショック症状となっても、輸入インフレを抑えてバブルの崩壊を食い止める効果を考えるとやはり必要で、その後には地に足のついた長期の成長を見込めることになり世界経済にとっても願ってもないことです。

朝一番情報

おはようございます

GW入りからいつもより電車が空いていたようです。連休中はお天気にも恵まれるようで、これまでの雲雨天がうそのような連日の行楽日和となりそうですね。

【金融・為替】
ドル円は94円05銭と休日前より75銭の円安・ドル高で推移、ユーロは1.324ドルとギリシャ支援期待に小幅に反発、ダウはFOMCで長期間の低金利政策の確認や、引き続き企業業績の好調を背景に122ドル高の1万1,167ドルに反発、2百泡後50泡120泡と80%超取り返しています。国家のリスクが高まることと相反するように欧州では4月の景況感が100.6(事前予想は99.4)に上昇、米国でも民間業績の上方修正が相つぎ、財政出動が民間業績を押し上げ、危機は民間から国家に引き継がれている構図が浮かび上がっているようです。対岸の火事のように思う我が日本もS&Pが引き下げたスペインのAAと同水準、欧州だけにソブリンリスクが停滞するものではなく、日米とて同様の財政水準であることが今後の市況展望にも大きく作用するようです。今夜は第2四半期の米GDOPが日本時間21時30分に発表される予定で、米経済の立ち直り状況が注目されます。

* 米週間新規失業保険申請件数:44万8千件(事前予想は44万5千件)

【石油市況】
原油は85.17ドル(+1.95)と前日に引き続き大幅続伸しています。企業の予想を上回る決算報告や、FOMCで長期の低金利政策が確認されたことから投機資金がリスクテークに動き出したことや、メキシコ湾のBP石油掘削装置の爆破の影響も材料視されたようです。資源高が株価の上昇にも好影響を及ぼしているようです。

【貴金属市況】
金は今週ギリシャ問題からソブリンリスクが台頭したことによって安全資産として1,170ドルを3度買う展開、ドルの対ユーロでの上昇と言う悪材料を消化してドル高とは袂を分ける動きをみせました。本日に関してはIMFとEUのギリシャ支援の合意間近観測が広がり、リスクテークの流れが市場に戻りだしたために現在1,167ドル台といく分後退しています。代替通貨としての顔を表に出し始め、新興国通貨共々金の存在感を高めています。一方で今日のようにリスクテークの動きとなれば、それはそれでコモディティとしての金需要拡大にも期待が広がりリスクテークにもリスク回避にも強い商品としての立場を築きつつあるようです。

【穀物市況】
穀物市場は昨日に続き続伸、穀物の世界でも米国産のコーンを中国が買い付けたことが確認されコーンを中心とした上昇を見せています。これまでは大豆への引き合いが中心でしたが、旺盛な国内需要を満たすために中国産コーンでは国内需要を補いきれない見方が浮上し、天候や作付けの順調さの向かい風の中ファンドの買い物を値ごろ感と同時に引き出しているようです。本日のファンドはコーンを1万7千枚、大豆を3,000枚ロングしています。

急落のリバウンドの小反発

こんにちは

ユーロ圏ではギリシャ・ポルトガルに続くスペインの格付けがS&Pにより引き上げとなり、欧州のソブリンリスクは一段と高まる情勢、5月上旬にかけてEUのギリシャ支援の経緯にも注目、IMFによると支援金額(IMF+EU)が350億ユーロから最大1,200億ユーロに拡大される可能性への言及も深刻度合いを増している状況で、ドイツ債の金利が一時10%以上開く状況は今後の政府の金利負担を重いものにしています。

米国ではFOMCが予想どおり金利据え置き、「長期にわたる異例の低金利政策が正当化される」との声明にあるように、早ければ年内利上げに踏み切るという期待感が後退し、今後の雇用や住宅指標の目に見える改善傾向が出口戦略への条件となりそうです。GSの公聴会では庶民感覚と投資銀行の認識のずれがクローズアップされ、金融規制改革法案の行方ともあいまり金融機関には今後も事業縮小への懸念がついまとう状況に事態が進むネガティブが印象を抱かせられるようです。

株価は前日の200ドル超の下げの1/4程度の50ドルの反発、景気指標の改善傾向や民間企業業績の上方修正が今後も株価の下支え要因となるものと考えられますが、こちらも雇用と住宅の改善が今後のポイントとなり、ユーロ情勢や金融規制の問題が足を引っ張る情勢となりそうです。商品市場は新興国の需要拡大に今後も需給タイトな状況が下値をささえる構図ながら、リスクテークと回避の資金の流れに翻弄される展開が継続され見通し、唯一気を吐いているのが金市場で国家のリスクのない無国籍通貨として意味合いが今週大きく増幅される展開で、ドル相場(対ユーロ)の強弱に追随する弱さを克服し、世界的なソブリンリスクの高まりに反応する動きが特筆されます。

朝一番情報

おはようございます。

本降りの雨ですが、明日から始まるゴールデン・ウィークに焦点を合わせて晴れマークのオンパレード、GS前後が我慢しなさい、その代わりにGSは晴れ満開してくれる代償のようです!

【金融・為替】
ドル円は93円10銭と昨日から70銭の円高・ドル安で推移、ユーロは1.316ドルと昨年4月以来1年ぶりの安値に沈み、ダウは213ドルの急反落に見舞われ1万991ドルとリーマン・ショック水準への返り咲きはお預けとなりました。本日の市況急変は一にも弐にもユーロ圏を巡るごたごたで、S&Pがギリシャ国債をジャンク債(投機的)に引き下げ、更にPIGSの一角ポルトガル債を引き下げたことに端を発したもので、「リスク回避」の動きが幅広く広がり株価や商品は急落を余儀なくされ、安全資産としての国債と金が上昇する流れとなっています。米景気指標のふたつが景気回復期待を抱かせるものの、ギリシャの動きに翻弄され市況への好影響にはつながらなかった模様です。

*2月の米ケースシラー住宅指数:前年同月比+0.64%(事前予想は−0.7%)
*4月の米消費者信頼感指数:57.9(同52.6)

【石油市況】
原油は82.44ドル(−1.76)に急落しており、リスク回避の波及が大きく影響しているようです。ユーロ圏ではドイツの支援に対する慎重姿勢も災いしているようで、ユーロ圏から一時的にギリシャを離脱させて財政再建と同時に再加入を認めるという虫のいい主張もあるようです。

【貴金属市況】
金は今朝方1,172ドルを越える急騰をみせており、安全資産・或いは代替通貨として見方が広がり債券と共にもち合いの上限付近に達しています。これまではリスク回避の動きでは他の貴金属や原油と同様に売り込まれるケースが目立ったものの、これまでの筋書き通りにいかない「安全資産の金」が見直される流れとなっており、産業貴金属(銀・白金・パラジウム)とは袂を分かつ動きとなっています。GSの公聴会はGS関係者と議会の意見の違いが浮き彫りとなり、もうひとりの主役P&Cあたりがその間隙を縫うように金の買い攻勢に出た?(笑)考えすぎだろうか?

【穀物市況】
穀物市況もほぼ全面安の展開で、外部環境の悪化に大きく影響を受けてネガティブな動きに終始しています。ファンドはコーンを9,000枚、大豆を6,000枚ショートしています。

欧州の外貨事情と金保有

注目されていたIMF(国際通貨基金)の保有金193トンの行方について、このほどWGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)より発表となりました。欧州中銀の金売却協定に組み込まれ、現状は5.6トンが売却にいたったとのことで、月次ベースで2トン前後を目処に売りに出しているようです。インド中銀のようにいきなり200トンというまとまった単位ではないものの、粛々と時間をかけて消化されていくようです。

欧州中銀の金売却協定は99年9月より第1次ワシントン協定として発足しており、英中銀の売却に代表されるように、紳士協定に基づく節度ある売却を目的として現状が第3次(09年9月26〜14年9月25日)目に入っており、年間で400t、5年間で最大2,000tとされており、初年度も7ヶ月を経過しようとしています。

これまでに通算で4,000トン近くを売却したものと思われますが、昨年あたりから急速に売却量が激減しており、今年度もIMF以外はドイツが0.9t、マルタ0.3t、その他0.4tと計1.6tと、年間枠400トンはとても消化できるペースではないようです。今後は売却と購入の綱引き状態が続くことが考えられ、欧州中銀全体は買い越しの可能性も指摘されています。

金融危機を境にドルの信認が低下し、ギリシャ危機によって足元のユーロにもデフォルト懸念さえ広がる始末で、欧州中銀とて代替の金保有は重要な外貨準備の位置づけとなるように思われ、買い増しに動いても不思議でない状況となっているようです。流動性の乏しい新興国通貨を多く保有することも出来ずに、ドル・ユーロ・円・ポンドは危機による財政悪化から今後格付けの引き下げ懸念もあり、外貨保有の金の存在価値は高まる方向に向かうようです。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は94円丁度と昨日から25銭の円高・ドル安で推移、ユーロは1.339ドルと反発、ダウは83粍造1万1,205ドルと小動き、ユーロは最大支援国となるドイツの世論に配慮したメルケル首相やジョイブレ財務相の支援に後ろ向きの発言が、1.33ドルを割り込む場面も見られたものの、その後メルケル氏のギリシャの財政政策の注文つきの支援発言から戻しています。今日明日はFOMCによる政策金利の決定、及び声明文に注目、またGSへの上院公聴会の成り行きも注目されます。本日の景気指標の発表は特になし、今夜はケースシラー住宅指数と、米消費者信頼感指数等も注目されます。

【石油市況】
原油は84.2ドル(−0.92)に反落、週末の急伸による反動と思われ、現在の85ドルを挟んだ揉み合いとなっています。ドルの対ユーロでの動きや景気指標・株価の動向に左右されやすい状況が続いています。

【貴金属市況】
金は時間外取引で1,160ドル台に乗せたものの、株価上昇の一服や、原油の反落により前日の終値付近の諮詢で取引を終了しています。WGCによると欧州中銀金売却協定(ワシントン協定第3次分)で売却量7,2トンと発表、そのうちIMFが5.6トンと大半を占めており、各国中銀の売却量は僅かに1.6トンと少なく欧州の中銀売りがなりを潜めたこと、またIMFの193トンの売却が粛々と進んでいることを表しているようです。この目を引くのはSPDRが6.09トン増加し累計を1,146.22トンにしたことです。

【穀物市況】
穀物市況も株価や原油・金の上昇が一服したことから小動きに終始しており、前日の引け値圏での動きとなっています。穀倉地帯では例年になくコーンの作付けが順調に推移しており、進捗率は50%(前年20%・平年22%)と近年では特筆すべき順調な推移となっています。ファンドは本日コーンを2,000枚、大豆を1,000枚ショートしています。

好悪材料は表裏一体

日経平均は250円高の1万1,165円に急上昇し、午後4時から始まった英国やドイツの株価も1%前後の上昇でスタートしています。一言でいうと「リスクテーク」の動きが引き続き継続しており、ギリシャ問題の一区切りや、米景気指標や民間企業の好決算ラッシュを好感する動きとなっています。商品市場も円安やドル安(対ユーロ)背景に夜間取引も確りに推移しており、金などは久しぶりのCB(サーキット・ブレーカー)が発動され、出来高も今月二度目の6万枚越えとなっています。

* 好材料
.リシャの支援要請に目先ユーロ売りが一巡しドル安の流れに
∧匿恵杤斬霹稜笋予想外に伸びたこと(景気指標に改善傾向が見られ期待値に高まっていること)
先進国の低金利政策が引き続き継続される見通しから、先進国通貨売りvs新興国通貨買いのキャリートレードが活発となっていること
た袈醜餬从僂寮長が先進国の経済を支え、新興国経済が今後も世界経済を牽引するという期待感の高まり
ゥ粥璽襯疋泪鵝Ε汽奪スの訴追問題も市場に既に織り込み、悲観人気が後退したこと

等の要因が挙げられます。但しこれらは悪材料と表裏一体でもあり、いつなんどき「リスクテーク」から一転して「リスク回避」に変わる可能性も秘めていることを、充分に肝に銘じておくことも必要となります。

先日も書きましたがギリシャ支援は「ユーロ危機の終わりでなく、始まりとなる可能性のあること」支援金額や時期に関しての詳細や、また、支援により他のユーロ圏の財政赤字の増加を伴うことも考えられます。PIGSの一角であるポルトガルや、スペインへの波及も考えられます。

米新築住宅販売の好調も、新規の住宅購入者の減税措置が今月で切れることから、駆け込み需要の購入が相当件数あることから、補助が打ち切られる5月以降の販売件数をみないととても安心できない状況となります。また3月で打ち切られたFRBの住宅関連債券の買取終了から、事実上住宅ローン金利の上昇が始まっており、今後の購入者が金利負担を敬遠する可能性がでています。

新興国頼みの世界経済が続くなか、先進国は軒並み低成長路線を強いられており、財政の悪化傾向から今後積極的財政出動が困難となること、新興国の好調な経済成長もバブル的な危険をはらんでおり、新興国経済が万一足踏みするようなことがあると、先進国経済が大きなダメージを受ける可能性もあります。

今週から米上院で始まるGSに対する公聴会も注目、金融規制改革法案を強引に推し進めるオバマ政権が強腰にでると、投資銀行とトレーディング業務の見直しが進む可能性があることから、大手金融機関の収益源が大きく損なわれる可能性もでてきます。

個人的に決して先行きを悲観するものではありませんが、みんながポジティブなトレードを続けるとむしろ逆に警戒心が旺盛となるさががあるようです。安値を買って高値で売り抜ける投資(或いは高値を売って安値で買い戻す)という基本から見ると、高値追いをあえて取るには少しリスクが膨らむ段階に差し掛かっているいうに考えています。

4月最終週から連休入り

おはようございます。

日本橋では事務所一番乗りですが、入るとモワッとした温かい空気、窓を開けて空気の入れ替えをする次第で、昨日の温かい一日、事務所の出入りもないとこんな風になるようです。今週後半からいよいよGWに突入します。連休明けの事務所内は今日以上となるでしょうね。春です!

早朝のドル円は94円台に入り、週末のニューヨーク時間に戻しています。ギリシャ問題の一服感と、米企業業績に米景気指標の好調さ維持に「円キャリーモード」が高まり、主要国通貨にも新興国通貨にも弱含みに推移しています。日経平均の一段高の期待も広がりリスクテークの一日となることが容易に想像がつきます。

日本円売りは額面通りのキャリー取引に基づくものか、或いはそのなかに日本のソブリンリスクが含まれているのか、今朝の日経紙調査では鳩山内閣の支持率24%に低下、3月調査から12%の落ち込みとなっていて、「日本も二大政党制の誕生」と呼ばれたのもつい最近のことでしたが、政権は既にレームダック(政権末期症状)状態に落ちっているようです。

悲観的見通しを追いやり、市況をポジティブに持ち込む米金融市場ですが、足元のGS問題では明日GSのCEOを証人に公聴会が開かれ、彼の言い分と議会(議員)の衝突度合いからの世論も気になるところ、金融改革法案の先行き次第ではこの1−3月の決算内容の好調ぶりが彼らの最後の頂点で終える可能性もあるでしょう。

有頂天に陰りが見え出す可能性もあり、高値追いの市況にも影を落とすことも想定の範囲としたいものです。

柴又公園のツツジの群生

510640d4.jpgこんにちは

柴又駅から歩き江戸川の土手の傾斜を利用して作られた公園のつつじです。日当たりがいいので咲き始めが早く満開間近です。

さて先週はGSショックに始まりギリシャのEUとIMFへの正式な支援要請に幕を閉じるという波乱の週となりました。

しかしながら、GSの事件は今後の米金融規制改革法案に絡んだもので、明日からは上院での審議が始まり金融機関への風当たり強いものになると考えられ、今後の市況にとってネガティブな影響を及ぼすことは考慮すべきことと思います。

一方でギリシャ支援が確定したことはEuro圏の混乱の終了ではなく、むしろ始まりと考えたほうがいいと思います。ギリシャに続く第二のギリシャ候補に事欠かない情勢で加盟15カ国の政治と財政は国の数だけリスクが存在するからです。通貨ユーロは週末ひとまずカバーに戻したもののまだまだ戻りは売られやすい状況に変化はないようです。

今週後半は国内はゴールデンウィーク入りですが海外は金融改革審議にFOMCが28日(サプライズはなさそうですが)開かれます。ギリシャ支援が迅速に進のかも注目され、ドイツの世論ではユーロ離脱説まで広がる始末です。連休とはいえ目が話せませんね。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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