本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2010年07月

週末・月末の海外市場

おはようございます。海外でも波乱の7月相場も終わり、明日からは長い8月相場入りです。今夜は隅田川の花火に8月相場の願掛けでもしましょうか。

【金融・為替】
ドル円は一時8ヶ月ぶりに85円95銭まで買われて引けは86円40銭と昨日とほぼ変わらず、ユーロは1.304ドルとこちらも小動き、ダウは1ドル安の1万465ドルとこちらも小動きに終始して引けています。序盤はGDPが予想を下回り、米経済の下ブレ懸念が広がりドル売りの動きから一時86円割れに円が買い進まれたものの、他の指標がいくぶん事前予想を上回ったことからドルが持ち直し、株価も時間の経過と共にジリジリ下げ幅を縮小して今週の取引を終えています。市場は米景気動向に過敏になっており、来週6日の雇用統計はこれまでにも増して注目されることになりそうです。また、今週は一部のFRB理事から追加の金融緩和要請の意見も出ていて、来月10日のFOMC議題の重要課題となると思われ行方が注目されます。

* 第2四半期の米GDP速報値:前四半期比+2.4%(事前予想は+2.5%)
* 同個人消費:前四半期比+1.6%(同+2.4%)
* 同雇用コスト:前四半期比+0.5%(同+0.5%)
* 7月のシカゴ購買部協会景気指標:62.3(同56.0)
* ミシガン大消費者信頼感指数:67.8(同67.0)

【石油市況】
原油は78.95ドル(+0.59)に続伸して今週の取引を終えています。80ドル台を越えるには米景気指標の足踏み状況がネックとなっており、来週の70ドル台後半のもち合い継続といったところでしょうか。

【貴金属市況】
金は今週1,155ドル台に売りに押されて下落を強いられたものの、先物市場の大量の売り物の一巡傾向や、アジアを中心としたバーゲンハントの実需買いに支えられて、週末のコメックスは売り方のショートカバーに1,180ドル台に戻して引けています。ファンドは27日現在587.5トンと前週比33トンとの買い越し増となっていますが、翌28日に大量の売り物が入ったと思われ実質は減少しているものと考えられます。ポジションが軽くなったファンドが今後ロング或いはショートにまわるのかは、来週以降の雇用統計や米金融政策にかかることになりそうです。筆者個人の見方は米ドルを初めとした通貨不安の流れは、短期間で解決されものではなく代替通貨としての金の立ち位置はそう簡単に後退するものではなく、今後数年間、或いは更に長期間のあいだ金投資のスタンスは拡大こそあれ、後退はないものと考えております。

【穀物市況】
本日も小麦相場が大幅続伸しており、中心眼月の9月は661.5セント(+34.0)に急騰、ロシアの減産や禁輸措置の思惑が投機筋の人気を誘っているようです。連れてコーンや大豆の他の穀物相場も続伸しており、ファンドは本日コーンを1万8,000枚、大豆を7,000枚ロングしています。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は86円90銭と昨日から40銭強の円高・ドル安で推移、ユーロは1.307ドルと続伸し一時3ヶ月ぶりの高値に上昇、ダウは30ドル安の1万467ドルに続落となっています。ストレステストを通過したユーロは主要国の景気指標改善傾向もあり、疑心暗鬼のなかで上昇1.3ドルを知らぬ間に固めるような展開に、最もユーロ高の演出役は景気指標の冴えない米国経済にも要因があるようで、明日は第2四半期の集大成であるGDP速報値待ちのムードとなっています。ユーロも砲發箸い主要通貨に陰りの見える中、今月は中国の日本国債買い付けにみられるように貿易黒字通貨「円」に流動性を見出し中国以外の政府系ファンドも円債保有を進めているようで、当事国国民には日本びいきも片腹痛しが続いています。

* 米週間新規失業保険申請件数:45万7,000件(事前予想は46万件)

【石油市況】
原油は急反発しており78.36ドル(+1.37)に上昇、前日はEIAの原油在庫増を嫌気する動きに続落を強いられたものの、本日は対ユーロでのドル安傾向が継続されて3ヶ月ぶりのドル下落に反応をみせたもので、80ドル大台を手前に一進一退が続いています。

【貴金属市況】
金はこのところの下落に対するアジアの実需の引き合い増加や、ドルの対ユーロでの下落に反応を見せて1,160ドル台後半に戻しています。実需引き合い増加傾向とは逆にファンドの売り退きや、金ETF・SPDRの減少が示すようにアジア買いに対して欧米売りの構図となっています。ニューヨーク・コメックス金の28日の出来高が42万枚を越えて史上最高の出来高を記録し、総取組も2万1千枚強減少して53万8,000枚に減少していることもそのあたりを象徴する出来事となっています。6月最終営業日から6万8千枚の減少は短期筋の撤退を意味し、ETFにも短期資金の撤退が見られますが、昨日日経紙夕刊にあるようにロシア・中国・インド以外の新興国にも金保有が増加傾向にあるように、根強い主要通貨不信は継続されており、国家単位の保有はそれこそ長期保有の最たるもので、現物市場からの吸い上げは市場の金流動性を徐々に奪うもので、将来的には金市場の上昇要因としてジワジワと効果を発揮するものと考えられます。

【穀物市況】
本日も小麦相場の約定高値更新に支えられて大豆・コーンも上昇しています。ファンドはコーンを9,000枚、大豆を5,000枚ロングしています。因みに小麦は12セント高の629.5セントに大幅続伸しています。

朝一番情報

おはようございます。早朝の雨で昨夜からの風に加えて、身体への負荷の楽な朝ですね!

【金融・為替】
ドル円は87円35銭と昨日から50銭の円高・ドル安で推移、ユーロは1.298ドルに反落しており、ダウは39ドル安の1万497ドルに後退、10年債の利回りは2.994%に低下しています。朝方に発表された米耐久財受注が予想外にマイナスに後退し、午後は地区連銀経済報告が一部に景気回復の弱まりを指摘したことから、全般にリスク回避の動きにつながったようです。欧州では一大イベントのストレステストが無事に通過し、金融機関では南欧債の保有を自主的に開示していることも評価、また、欧州の景気指標に改善の兆しが見え出したこともこのところのユーロを支える流れのようです。一方の米国では企業業績の改善に反して、米景気指標の悪化が目立つものも増えてドルの買い戻しにブレーキがかかる状況となっています。株価は企業業績を反映し、ドルは景気指標を映しているようです。

* 6月の米耐久財受注:潮烏合は前月比−1.0%(事前予想はプラス1.0%)
* 米地区連銀経済報告:一部に拡大ペースが鈍化
* 米住宅ローン申請件数:前週比−4.4%

【石油市況】
原油は76.99ドル(−0.51)に続落、米景気指標の停滞気味なことや、EIAからの在庫統計を嫌気する動きとなっています。EIAが28日発表した7月23日までの週間石油統計は以下の通り。市場の事前予想は、原油在庫が前週比160万バレル減少、留出油が同180万バレル増加、ガソリンが同40万バレル増加でした。       
 
           前週比
原油     3億6080万バレル     730万バレル増加
ガソリン   2億2220万バレル     10万バレル増加
留出油    1億6750万バレル     90万バレル増加

【貴金属市況】
金は序盤に前日の安値を下回り一時1,155ドル台に続落し、その後はショートカバーも含めて1,160ドル台に戻して引けています。今週は連日大商いが続いており、期近8月限から12月限への乗り換えに加えて、ファンドの手仕舞い売りや新規売りが交錯する動きとなっています。本日SPDRが18.55トン急減しており、安全資産としての金を手放す動きは嫌気材料にあたるものと考えられます。アジアでは現物の品薄から一部にプレミアムの付く状況も指摘されるほど現物の売れ行き好調ながら、欧米では投機筋の売り攻勢と、短期運用の一部にETFも手放すという対照的な展開となっています。

【穀物市況】
小麦が連騰しており6ドル15セント(+20.5)の約定高値を更新、ロシアの穀物禁輸措置懸念が台頭していることが上昇要因とみられます。ファンドは本日コーンを1万2,000枚、大豆を2,000枚ロングしており、小麦相場主導の上昇となっており、再び天候プレミアムを買いなおす動きとなっています。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は87円90銭と昨日から1円近い大幅な円安・ドル高で推移、ユーロは1.30ドルと昨日とほぼ変わらずながら対ドルでの買い戻しが継続されており、ダウは12ドル高の1万537ドルに小幅に続伸しています。意外な円安方向は米10年債の利回りが+0.05%の3.04%に上昇し、ドル金利と円金利が縮小して金利差がらみの円売りが出ているようです。対ユーロでの114円台に反落、豪砲簑召旅盒睛通貨に対しても円は売られる状況となっています。米景気指標は好悪まちまちながら、本格回復の様相とは程遠いものとなっています。対して独・英の景気指標は好感されるものとなっています。

* ケースシラー住宅価格指数:前年同月比+4.61%(事前予想は+3.85%)
* 7月の米消費者信頼感指数:50.4(同51.0)

【石油市況】
序盤に対ユーロでのドル安傾向や、住宅価格の上昇から株高に反応を見せて79.69ドルに上昇するも、その後はドルが上昇したことや消費者信頼感指数が予想以上の悪化を示したことから反落、引けは77.50ドル(−1.48)で本日の取引を終えています。

【貴金属市況】
金は日本時間昨夜10時以降にこのところのもち合いの下限となっている1,175ドルラインを割り込み、一時1,156ドル台に急落し本セッションでは1,158ドル台で引けています。欧州のストレステストが目先波乱のない状況で終えたことや、株価のこのところの上昇から安全資産の金の価値が後退し、金買い・ユーロ売りポジションが解消される動きの継続や、下値指示線を割り込んだことからストップロスの大量売りにつながったことも下落要因となった模様です。目先は5月下旬の1,166ドルを下回ったことから、1,150ドル近辺も想定されますが、実需の買いの継続やファンドの手仕舞一巡が下げ止まり要因となりそうです。SPDRは910キログラム減の1,300.83トンに小幅減少しています。

【穀物市況】
小麦相場の影響を受けやすい地合の穀物相場ですが、ロシア穀物組合は今年の小麦生産高を4,500万トンし、米農務省見通しの5,300トンを大きく割り込み見通しを示し、先行きのロシア産小麦の輸出禁止懸念から小麦相場は急反発したものの、コーンを2,000枚、大豆を1,000枚ショートするファンドの動きに市況は抑えられています。原油や金の急落も穀物相場の上値抑制力となっている模様です。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は86円95銭と昨日から50銭の円高・ドル安で推移、ユーロは1.298ドルと一時1.30ドル台の続伸、ダウは100ドル高の1万525ドルに大幅続伸しています。ストレス・テストが表面上の懸念後退につながったことや、米新築住宅の伸びなどが本日の市場の好感材料となっています。但し新築販売は前月5月分を26万7千件(3万3千件に下方修正)しており、住宅事情の改善には程遠い状況です。ストレステストは92行中7行が資本不足で35億ユーロの資本不足と欧州当局は発表していますが、甘い経済見通しや国債の満期保有の見方に疑問を呈する意見も出ており、例えばシティ・グループでは資本不足行24行・資本不足150億ユーロ、JP・モルガン・チェースでは同54行の670億ユーロとの資産も出されており、今後の経済動向次第ではテストの甘さが表面化する可能性もあるようです。

* 6月の米新築住宅販売件数:前月比+23.6%の33万件(事前予想は+6.7%の32万件)

【石油市況】
原油は78.98ドルと当月は前日比変わらず、2番きり以降は若干の上昇となっています。ドル安や株価の上昇も支援要因とはならずに、80ドル手前で足踏み状況となっています。

【貴金属市況】
金は続落しており1,180ドル台の前半に軟化しています。欧州の金融機関のストレステストが無難に終えたことや、米住宅事情の改善傾向や企業業績に株価の上昇傾向が見られて、安全資産の金に売り物が出るという前週までの動きを引き継いでいます。安全資産が売られる状況は金に限らず、株高から米国債も売り込まれる状況と同じで、リスク回避ムードが金にも売り物となって表面化しているようです。但し、市場が欧州のソブリンリスクや金融機関の資本不足に関して信頼性を本気で高めているとは考え難いことや、今後の米経済指標によってはFRBの一段の金融緩和や、政府の景気対策の動きの可能性も考慮すると、金を本気で手放す方向性は考え難く、中銀の公的保有の増加傾向や、実需の安値拾いの動きが下値をサポートする展開は大きく変わらないものと思います。

【穀物市況】
小麦相場が利食い売りに押されたことから、コーンや大豆にも売り物が波及しての圧迫となっています。ファンドは本日コーンを1万2,000枚、大豆を4,000枚ショートしており、いく分天候プレミアムが剥がれる状況となっています。農務省の作柄報告は概ねコーンも大豆を順調であることを示しています。

7月も最終週です

おはようございます。

今週も暑い日が続きそうで外出時には思わず身構えてしまいますね!海外でも欧州が旱魃に見舞われていて、小麦の不作が国際穀物相場にも影響しています。中国では揚子江流域に豪雨被害が出ていて、こちらも穀物生産に影響を与えることから小麦の上昇に一役かっているようです。ヒート・アイランドに止まらずヒート・アースの状況、そして世界経済の停滞が地球温暖化対策を進める障害となりつつあり、対策費の捻出困難からおざなりになりそうで今後の懸念事項となりそうです。

さて、欧州のストレステストは92行中わずかに7行の資本不足ということで、事前の予想行数や不足の資本額の少なさに一応の落ち着きを取り戻した金融市場ですが、額面どおりに受け止め難い状況からも“一難去った”とは喜べない状況です。ギリシャなどの債務不履行のないことが前提で、今後の南欧諸国の財政問題が蒸し返されるとデフォルト懸念が民間金融機関の資本力を揺さぶることになりそうです。また、今回の7行以外に資本不足が発生すると、テストそのものの信憑性も揺らぐことになりそうです。

週末の流れを引き継いでアジア時間序盤は落ち着いているものの、欧州の危機後退と喜んでばかりは居られないようです。今週の米景気指標は26日今夜に6月の新築住宅販売件数、28日にFRB地区連銀経済報告(ベージュブック)が注目材料です。

今週も宜しくお願いします。

週末の海外市場

おはようございます。「暑いですね!」が今週のあいさつ代わりですが、熱中症の搬送者数5,896人、死者は52人にのぼるとのニュース、前の週の集中豪雨の人的被害を軽く上回ってしまいました。どちらの例も自然災害で凄まじいの一言ですが、倫理的には悪い言い方ですがひとごとですまされて欲しいもの、みなさんに暑中見舞い申し上げます。そしてひとごとでは済まされないことですから、各自健康に留意してください。

【金融・為替】
ドル円は87円45銭と30銭の円安・ドル高で引け、ユーロは1.290ドルとやや買い戻し気味、ダウは102ドル高の1万424ドルと週足ベースでは先週の下げを取り戻して引けています。注目された欧州金融機関の「ストレス・テスト」は全92行中7行が資本不足と判断され、内ドイツとギリシャの各1行は既に国有化されていて、残り5行全てがスペインの銀行で近々資本増加に動くものと思われます。市場の心配をよそに出来レースの感は否めないようで、単なるセレモニーで終えたようです。とは言え目先の難関をクリアして、金融市場全般には安心感の広がりもあるようで、一概にテスト方法の非難に徹する意味合いも薄れがちというところでしょうか。渦中のギリシャ債も満期保有計画ではリスクがゼロ、万一今回の7行以外に破綻騒ぎでも起きるとテストそのものの信頼感が崩れることも今後想定されます。本日は米景気指標の発表はとくになし、米企業業績の好調が維持されていて素直に株価上昇につながっているようです。

【石油市況】
原油は78.98ドル(−0.32)に小幅に反落しており、株価上昇の追い風も支援要因とはならずに引けています。反落要因は熱帯性暴風雨「ポニー」が今後勢力を弱めるとの見通しに、メキシコ湾での石油設備の被害懸念が後退したことに反応したものと考えられます。

【貴金属市況】
金は序盤に欧州のストレス・テスト懸念を材料に1,200ドルに乗せたものの、その後資本不足が7行に止まったことから安全資産の金に売り物が入り1,190ドル割れとなっとぇいます。今週の金相場は1,175ドル〜1,200ドルのもち合いに終始しており、ストレス・テストの結果からも見られるようにやや安全資産としての金に陰りが見られる展開となりました。金FTF・SPDRも12トン余り減少しており、リスク回避・リスクテーク共に市況にはマイナス作用をみせたようで、冴えない一週間となりました。今後は米金融緩和や景気刺激策の如何、また、欧州の金融機関の資本問題の経緯や、潜在的な公的リスクの懸念が残ることから、目先の動意は乏しいものの中長期に金を保有する核心的な存在意義は継続されることから、相場も出直りのタイミング待ちと言うところでしょうか。個人的には中長期の強気見通し不変というところです。ファンドのロングは前週比80トン減の554.5トンに縮小し、目先筋の撤退傾向が鮮明化しており中長期のロングが残り、なにかのきっかけがあれば再びロング積み増しの空きスペースが広がった感じでしょうか!白金族は欧州の金融機関の懸念が後退したことを素直評価して上昇しています。通貨的価値と工業用需要の用途の違いを鮮明に映す反応を見せています。

【穀物市況】
穀物市況はファンドのコーン8,000枚売りと、大豆の2,000枚ロングが示すように明暗が分かれる反応を示しています。急騰を見せている小麦相場も6ドル前後で足踏みしていることも、全体を重い動きにさせているようです。

朝一番情報

おはようございます。昨夜の本降りの雨で今朝は少し暑さが和らいでいるようです。筆者もこのところカゼ気味、夏本番はこれから体調に留意したいものです。

【金融・為替】
ドル円は87円丁度と昨日から60銭の円安・ドル高で推移、ユーロは1.288ドルに反発、ドルの下落基調は継続されています。ダウは201ドル急反発して1万322ドルに上昇しています。欧州時間に発表された英経済指標の改善に欧州市場はリスクテークの動きに株価が上昇し、米国時間では企業業績の改善傾向が続き、住宅関連の指標も事前予想を上回りリスク回避の動きが目先後退して株価や商品価格が上昇、ドル売りの動きが後退してやや円高に振れる展開となっています。但しバーナンキ議長の連日の議会証言でも、具体的な金融緩和策や、政府の景気刺激策も難航している状況がネガティブ要因となっており予断を許さないところです。欧州銀行の資産査定(ストレステスト)は日本時間深夜1時に発表されます。良すぎれば査定に問題ありの懸念、悪すぎれば資本注入のスムースさや、金融不安の台頭にも留意される状況を市場がどのように評価するのか注目されます。いずれにしても新興国の景気回復ペースと先進国では、当面相容れない状況が継続されるものと思われます。

* 米週間新規失業保険申請件数:46万4,000件(事前予想は44万5,000件)
* 6月の米景気先行指数:前月比−0.2%(同−0.3%)
* 6月の米中古住宅販売件数:前月比−5.1%の年率537万件(同510万件)
* 5月の米住宅価格指数:前月比+0.5%(同−0.3%)
* バーナンキFRB議長:失業は現在抱える最も重大な問題

【石油市況】
株価の急反発が示すようにリスク回避ムードが後退し、原油価格は79.30ドル(+2.74)に急反発を見せています。熱帯低気圧の発生も上昇要因。

【貴金属市況】
金も続伸しており序盤に一時1,200ドルをタッチするものの息切れ、その後は1,195ドル前後で推移しており現在のスポット価格推移につながっています。SPDRは6.08トン減少して1,302.05トンと今月は18トンの減少をみています。金ETF市場にも益出しの動きがでており、株価の損失穴埋めに動く投機資金も一部にあるようです。

【穀物市況】
他商品の堅調推移に関わらず穀物は静かな動き、ファンドは本日コーンを6,000枚、大豆を2,000枚ロングしています。小麦相場が6ドルの大台に接近する急伸も、大豆・コーンの連想買いは本日限定的なものとなっています。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は86円95銭と昨日から20銭の円高・ドル安で推移、ユーロは1.274ドルと続落、ダウは109ドル安の1万120ドルに反落しています。企業業績ではモルガン・スタンレーやアップルが好決算をしたことものの、現地時間午後2時からのバーナンキFRB議長の議会証言が始まると同時に、株安・ユーロ安・ドル高・円安に加えて商品市場にも売りが加速する動きに転じる状況で、内容は「米経済は引き続き異常なほどに不透明」とし、「今後も金融・経済動向を注意深く見極め、必要に応じて一段の政策を講じる」と発言しています。米国経済の見通しを先のFOMC議事録どおり引き下げ、必要に応じて金融調整の努力をするというもの、但し市場の期待に反して追加の金融政策に対する具体的発言を欠いたために、市場には悲観的に捕らえられたようです。

【石油市況】
原油は76.56ドル(−1.02)に反落しており、序盤は株高に反応をみせ78.57ドルに上昇したものの、その後のバーナンキ発言で米経済の不透明見通しを示されたことや、EIAの在庫統計の増加に反落の憂き目をみせています。EIAが21日発表した7月16までの週間石油統計は以下の通り。事前予想は原油在庫が前週比140万バレル減少、留出油が同170万バレル増加、ガソリンが同90万バレル増加でした。       
 
       前週比
原油     3億5350万バレル     40万バレル増加
ガソリン   2億2220万バレル     110万バレル増加
留出油    1億6660万バレル     390万バレル増加

【貴金属市況】
金は立会い時間に一時1,198ドルにまで上昇するも、1,200ドル手前で跳ね返されて失速、立会時間中は前日とほぼ変わらずで引けたものの、その後のバーナンキ発言に金融市場全体にリスク回避の動きが広がり、金価格も1,180ドル台後半に押されて引けています。白金はしっかりに推移しており、このところの動きは中国を初めとしたアジアの実需の買いに1,500ドルを固める動きとなっています。

【穀物市況】
ファンドは本日コーンを6,000枚、大豆を4,000枚ロングしており、他銘柄の低調を尻目に小反発しています。天候の状況は豊作期待を尻込みさせるほどの悪化は見せておらず、どちらかというと本日の上昇要因は天候プレミアムを買う感じのようです。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は87円40銭と昨日から50銭の円安・ドル高で推移、ユーロは1.288ドルに反落して全般にドルが買い戻されています。ダウは住宅着工の後退や、企業業績の一部後退に序盤に140ドル安に急落したものの、引けには75ドル高の1万229ドルに続伸しています。6月の米住宅着工件数が事前予想に届かず、GSの決算が前年同月比82%の減益となっています。ユーロ圏ではハンガリーの短期債入札が目標割れとなったことから、1.3ドル台からユーロが軟化傾向を見せています。

* 6月の米住宅着工件数:前月比−5%の年率換算で54万9,000件(事前予想は57万5,000件)

【石油市況】
原油市況は本日も株価動向に左右される状況から序盤は軟調に推移したものの、株価の上昇と共に反発し引けは77.44ドル(+0.90)に続伸して引けています。また、カリブ海に熱帯低気圧が発生する可能性の指摘も上昇要因となったようです。

【貴金属市況】
金は1,190ドル台に急反発しており、株価や原油価格上昇のリスク回避ムード後退も好材料、このところのニューヨーク・コメックスの取組減少(6月末60万5千枚→直近56万4千枚)に見られるように、投機筋の撤退が一巡気味となっていることも反発要因と見られています。本日SPDRは6.08トン減の1,308.13トンに、今月に入り12トンの減少も投機筋の一部金市場からの後退も意味しているようです。実需は1,180ドル台は着実に拾っているとの報道が逆に下値の堅さにもつながっているようです。

【穀物市況】
本日のファンドはコーンで7,000枚ロング、大豆で2,000枚のロングが示すように、コーン安、大豆高の入電となっています。コーンは作柄が平年並みに進んでいることや、高温乾燥気味から降雨予報への変化も悪材料しされており、一方の大豆は中国の買い付け期待の高まりが下値を支える構図のようです。
相場に対する考え方
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