本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2010年08月

政府・日銀の政策も賞味期限は僅かに一日

「暑いですね−」のこの夏の挨拶がわりも、明日からの9月に入ってもしばらくは衰えないようです。昨夜で東京の「熱帯夜は47日目」で観測史上最長との事、今夜の最低気温が28度予想ですから軽く最長期間を抜きそうです。北半球の夏が例年以上に暑いなか、エルニーニョからラニーニャ現象に転換「筆者は暑さの原因かは知りませんが(笑)」に、東京などの大都市にはさらに「ヒートアイランド現象」が加わっていることもその要因と思われます。

さて、昨日の「円相場も日経平均の戻り」も政策当局者にとってはまるで夏の夜の悪夢のように、僅かに一日の賞味期間すらもたずに株価は安値を円は高値を更新する射程圏内に突入しています。遅きに失した感はあるものの、政府・日銀の連携がなければさらに最悪の流れとなったことは想像の域を出ないために一定の評価はできるものと考えられます。

この問題が日本固有の問題でないという観点に立っても、米景気指標に更なる悪い数値が出たわけでなくドルが売り直されるにしても少々ピッチが早すぎるようです。もしかして昨日オバマ大統領の景気対策言及がドル売りにつながったのかも知れません。或いは今夜の住宅価格指数や週末の雇用統計の悪化を先取りし、更なる金融緩和や財政出動を織り込む展開かも知れませんね。それでもドル安のクライマックスはまだ先のように思われます。

日本の商品市場も株価や為替の影響で戻りが売られやすい状況で、意気の上がらない状況が続いています。特に買い方へのアゲインストが大きすぎて、投資家心理の本格回復には円高進行のなかでは生まれ難い環境となっています。そのなかでも唯一気を吐く「金」にしても、円高の流れには抗しきれず世界で一番安い金価格に甘んじざるを得ない環境です。

ユーロ建てやドル建てといった通貨安圏では史上最高値も目の前に接近にしているものの、我らが円建て金価格には円高の逆風下に晒される状況となっています。昨日の日本の金融緩和政策に見られるように、欧米市場でも金融緩和と財政出動の流れは収まる兆しどころか、更なる進行が予想されるなかで「金」の有望性に変化ないものの、本格上昇にはせめて円高ピッチの足踏み状況が必要と見られます。


朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
日銀の金融緩和策と政府の経済対策がセットで発表されたものの、ドル円は現在84円60銭と昨日から30銭余りの円高・ドル安で推移、日本発の事情からの「円高」でなく欧米発の「ドル安・ユーロ安」という見方が説得力を持つ展開となっています。ユーロは1.2663ドルに軟化、対円でも107円割れ寸前の水準に逆戻りしています。ダウは140ドル安の1万9ドルと週末のバーナンキ発言好感も僅かに一日でその効力を失う展開に、3日の雇用統計に悲観見通し台頭して市場心理をネガティブなそしてリスク回避指向に向けているようです。

* 7月の米個人消費・支出:所得は前月比+0.2%(事前予想は+0.3%)支出は+0.4%(同+0.3%)

【石油市況】
原油は74.70ドル(−0.47)に反落、株価の下落やドル相場の対ユーロでの上昇を嫌気する動きとなっています。カリブ海沖を移動するハリケーン「アール」は米東海岸に向けており、石油施設の集中するメキシコ湾を今回も避ける見通しのようです。

【貴金属市況】
貴金属の現物取引の集中する英国市場が「バンクホリデー」にて休日で、動意に欠ける展開となっています。金は米景気指標の後退見通しから株価の下落につながっていることから、リスク回避に米国債同様に上昇をみせています。他の貴金属は工業需要の減少見通しに軟調推移を強いられるお馴染みのパターンとなっています。

【穀物市況】
小麦は9.5鵡發704.5未7ドルの大台に返り咲き、コーンは小麦高に支えられてファンドの1万3,000枚のロング、大豆2,000枚のファンドのショートから小反落している状況です。

遅まきながら政府・日銀の連携プレー

前場の日経平均は9,265円と前日比274円高の急反発、株価下落最大要因であったドル円が85円85銭と前週末比1円強の大幅な円安となったことも好感されているようです。

日銀の白川総裁が米国からの帰国を一日早め、今朝9時から臨時会合を開催し追加金融緩和策を決定し、午後2時半から記者会見の席上で正式に発表する見通しです。

政府の明日発表予定の経済対策も、午後の菅・白川会談ののちに発表をする見通しで、弱腰との市場の見方に重い腰を上げ政府・日銀が連携を計る動きを好感する反応から株高・円安のながれと一先ず反応を見せています。

このところの「83円台への円高」の動きは、米国の景気後退傾向や、欧州の公的リスクの高まりによるもので、日本の政府や日銀の動きとは関連しないとの見方も根強くあるものの、そうはいっても日本の当局がそれを見過ごす姿勢が円高を促進させたのも事実、なんら手を打たなければ市場の思う壺となることから、当然の手立てを遅まきながらも実行に移したということ、円高ペースを弱めるだけでも意義のあることと考えられます。

但し、今週は31日(火)にケースシラー住宅価格指数と週末の雇用統計を控えていて、「住宅と雇用」という重要指標を控えていて、一時的に円高に歯止めをかけても結果次第では再び円高基調に転換する可能性も考えられます。「単独介入」という最後のカードを切る可能性も今後控えていて、この円高の流れは一筋縄ではいかないようです。

日銀の臨時会合の動き

おはようございます。8月も早いもので最終週となりました。

早いもので今年も2/3が消化され、残りは当然のごとく1/3残し、投資家は最良のリターンを狙うのですが、世界経済の見通しが不透明感を増すなか、世界的に株式離れが進み、すくんだ投資資金は勢い安全資産と呼ばれる「債券市場」に滞留する時間帯が長引きそうです。

日経紙朝刊には日銀の白川総裁が米ワイオミング州での「国際経済シンポジウム」の日程を一日繰り上げて昨日帰国、追加金融緩和に向けて「臨時会合」を今日召集すると報道されています。明日は政府の「経済対策発表」があり、日銀と政府の連携を視野に入れて「菅・白川会談」の可能性も再度浮上しているようです。ジリジリと円安方向に向かう今朝の為替の展開も、このあたりが原因と思われます。

民主党の代表選も告示日が9月1日で、小沢氏の立候補取りやめに向けた動きも水面下で最後の調整を行っているようで、代表選か無投票での菅代表続投の分かれ目となっているようです。世論調査では小沢氏の政権復帰は予想通り大きな逆風で、支持は20%未満が各種調査の体制を占めているようです。菅政権としては小沢氏の指示議員を内閣に取り入れ挙党体制を敷けば、代表戦を免れる状況ながら小沢氏の影響力行使は世論の受け入れがたいところで、最後まで揉めに揉めそうです。

さて、今週は言うまでもなくメインイベントは3日(金)の米雇用統計で、先週は住宅販売の不調が改めて再認識されたことから、雇用情勢次第では来月21日の次回FOMCでの一段の金融緩和が決まる可能性が高まることになりそうです。

米国側の思惑は「デフレ阻止」に流動性を保つことと、「ドル安容認」による輸出倍増計画の側面支援的思惑が見え隠れします。日本としても政局の緊張から経済政策の遅滞は許されることではなく、一日たりとも経済政策と金融緩和の動きの遅延は取れない状況となっています。

週末の海外市場

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は85円20銭近辺で今週の取引を終了し昨日から50銭近い円安・ドル高、ユーロは1.276ドルで引けています。昨夕に菅首相は「円高に断固たる措置を取る」と発言し、財務相の専管事項に首相が踏み込む発言に85円台に軟化、その後米第2四半期GDP改定値を1.6%に下方修正(速報値2.4%・事前予想1.4%)して発表、更にバーナンキFRB議長の「追加緩和策検討」にマイナス圏の株価が急騰し、ドル円も上昇するという複雑な動きとなっています。ダウは164ドル高の1万150ドルに急反発し、米国債は急落、10年債の利回りは0.1727%上昇し2.6483%となっています。景気指標やバーナンキ発言に対して株価が急反発する展開ながら、米景気指標の悪化傾向が判然としており、FRBの政策への影響もいよいよ来週の雇用統計の重要性が増しているように思われます。因みに24日現在のシカゴ金融先物市場の投機筋の円買い越しは6,383億円(前週比+137.5億円)です。日本のくりっく365の投資家は円売りが膨らんだ模様で、目先は日本の投資家が海外投機筋より優勢に進めているようです。

* 4−6月期の米GDP:前期比+1.6%(事前予想は+1.4%)
* 4−6月期の米個人消費:前期比+2.0%(同+1.6%)
* 米ミシガン大消費者信頼感指数:68.9(同69.6)
* FRB議長講演内容:行動が必要となれば追加緩和の用意

【石油市況】
原油は75.17ドル(+1.81)に大幅続伸しており、株高を好感する反応を見せています。また、バーナンキ議長の緩和策言及発言も好感要因となったようです。

【貴金属市況】
金は小動きに終始する一日で、一連の景気指標の後退やFRBの金融緩和政策の踏み込みは好材料ながら、本日の株価や原油価格の反発から一日を通して脇役に甘んじる展開を余儀なくされたようです。SPDRは610キログラムの微増で、累計は1,298.56トンとなっています。白金族は原油・株価の上昇という追い風ながら、金相場の動意薄の展開に上値を抑制されて引けています。貴金属と工業品というふたつの側面から、株価と金価格と言う相反するものの動きのどちらに追従か気迷いも見られるようです。金の投機筋の買い越しは24日現在687.9トンに増加し前週比52.7トン増加しています。

【穀物市況】
株価や原油価格の上昇による追い風や、小麦相場の反発に動意してコーン・大豆共に続伸しています。ファンドはコーンを1万6,000枚、大豆を3,000枚ロングしています。

朝一番情報

おはようございます。8月最後の週末です、来週はもう9月に入りますから今年も3分の2が終わろうとしています。もっとも残暑はまだまだ厳しいので、9月入りの感覚も麻痺しそうですね。

【金融・為替】
ドル円は84円45銭と昨日から30銭前後の円高・ドル安で推移、ユーロは1.271ドルと小動き、ダウは74ドル安の9,985ドルの大台割れで引けています。新規失業保険申請件数が予想ほど多くなく、序盤は株価も反発基調に推移したものの、今週の住宅指標の後退や、明日のGDP改定値が大きく下方修正される見通し、また、バーナンキ議長の講演を控えてリスク回避の動きが強まっているようです。欧州では独・蘭を中心とした北欧景気指標の好調さに反して、ギリシャやアイルランドのソブリンリスクが再び台頭してきており、ドルの軟調推移と同様にユーロの軟化傾向も継続しているようです。中国や新興国を含めて世界経済見通しに不透明感が漂い、株式市場から資金流出の流れが継続されており、なかでも円高の試練に晒されている日本株の上値の重さは特筆事項で、小沢氏の党首選参戦が国内ばかりか海外にも波紋を広げています。そんななかで円高ピッチの緩慢な動きの背景に、韓国のウォン売りや台湾ドル売りのアジアの中銀介入が間接的に円高進行を食い止めていることが日経記事にあり、G7加盟国と新興国の介入の自由度の違いが浮き彫りとなっています。

* 米新規失業保険申請件数:47万3,000件(事前予想は49万件)

【石油市況】
原油は73.36ドル(+0.84)と続伸しており、新規失業保険の申請件数が事前の予想を下回ったことや、ドル相場の対ユーロでの下落傾向の継続から安値調整場面が継続しています。目先70ドル割れを回避したことから下値抵抗感の反発となっていますが、再び80ドル以上に買い上げるだけの背景もなく、暫くは70ドル台のもち合い相場となることが推測されます。

【貴金属市況】
金は小幅に反落しており1,240ドルを割り込んでいます。新規失業保険の申請件数が予想外に悪くなく、このところの上昇に対する修正となっています。但し住宅事情の悪化傾向が鮮明となったことや、来週の雇用統計を控えて更なる金融緩和策も考えると調整幅も自ずと限定的なものに止まる可能性もあるようです。FRBによる市場への資金供給は忙翳召鯒めるものであり、代替通貨金への投資人気は簡単に冷めることはないようです。白金族は続伸していますが、引け後の株価の反落状況から時間外はやや売られて推移しています。

【穀物市況】
小麦相場は続落しているものの、コーンや大豆はファンドの買い攻勢に急反発しています。本日はコーンを1万4,000枚、大豆を4,000枚ロングしています。コーンは輸出検証高が予想の上限を上回ったことを好感、大豆も同様の反応を示し、原油市況の低調推移から穀物への資金移動は旺盛なファンドの買い意欲を感じさせられます。

小沢さん出馬がサプライズ

今日も一日お疲れ様でした。

小沢さんが民主党の党首選に名乗りを上げたことが今日のサプライズ、政治と金の問題もあり必ずしも歓迎ムードではないものの、多数派工作の最中、もし小沢首相が誕生した場合には昨年の民主党マニュフェストの実現に向けて動くことが明白で、財政難の折だけに「赤字国債」の乱発も考えられ、もしかしたら「日本の放漫財政」が評価されて最大の「円高阻止力」となる可能性もあるのかと考えています。

さて、米国の住宅事情は中古・新築共に現在措置の終了と共に急降下していて、景気対策の終了とともに期待された民間の自立歩行が早すぎたことを証明したようです。明日(27日)は4−6月期GDP改定値が注目要因で、速報値の+2.4%から1%前後大幅な下方修正となることが予想されています。勿論ドル安・円高要因となる可能性が高いものの、更に来週の雇用統計が追い討ちをかけるようにバーナンキFRBの更なる金融緩和につながる可能性も排除できない状況となっています。

いよいよ「ヘリコプター・ベン」の面目躍如となり、ドル紙幣をさらにばら撒くドルの希薄化現象が進む可能性が高まるようです。ドルは更に弱く、代替通過の金は更に強く反応することが考えられ、今朝の日経紙にもあるように通貨不信から投資用金の増加に拍車がかかる可能性もあるようです。我々日本市場では円高が足かせとなり、外貨建て金価格が史上最高値に接近するも置いてきぼりですが、もしかしたら小沢さんがその欲求不満解消の原動力になる可能性も今後考えられそうです。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は84円60銭と昨日から30銭の円安・ドル高で推移、ユーロは1.266ドルとややユーロが反発、ダウは1万ドルの節目を割り込む状況から19ドル高の1万60ドルに辛うじて戻し、昨日の中古住宅販売に続き新築住宅販売も年率27万6,000件と過去最低の数値に改めて2番底懸念が台頭する状況で、円相場は日本政府の介入姿勢に慎重な動きから84円10銭から反落、ユーロ圏では独景気指標の好調維持と同時にアイルランドの格付けをS&Pが引き下げる(AAからAAマイナスに1ランク)というソブリンリスクが再び台頭する事態となり、相変わらず円やスイス・フランがリスク回避から買われ安い環境が続いています。

* 7月の米新築住宅販売件数:前月比12.4%減の27万6,000件(事前予想は33万件)
* 7月の米耐久財受注:総合は+0.3%(同+3.0%)輸送機器除くは前月比−3.8%(09年1月以来の低水準)
* 米週間住宅ローン申請件数:前週比+4.9%
* 6月の米住宅価格:前月比−0.3%(同+0.1%)

【石油市況】
原油は72.52(+0.89)に反発しています。EIAの在庫統計に悲観した売り物に一時70.52ドルにまで続落したものの、その後はショートカバーによる買い戻しに支えられる状況となっています。EIAが25日発表した8月20日までの週間石油統計は以下の通り。事前予想は原油在庫が前週比20万バレル増加、留出油が同110万バレル増加、ガソリンが同40万バレル減少だった。       
 
           前週比
原油     3億5830万バレル    410万バレル増加
ガソリン   2億2560万バレル    230万バレル増加
留出油    1億7600万バレル    180万バレル増加

【貴金属市況】
金は続伸しており1,240ドル台に7月1日以来の高値となっています。中古住宅に続き新築住宅販売の過去最低となったことから、金融当局による更なる緩和策が予想されることや、住宅不調から消費動向の先行きが萎縮されることに2番底懸念が再び台頭し、リスク回避の金買いも見られたようです。更なる金融緩和はドルを更に薄めることになり、安全資産の金が買われやすい環境の素地が更に高まることにつながっている模様です。

【穀物市況】
小麦相場は680.50漫福27.75)に大幅続落し、大豆、コーンは序盤こそ連れ安したものの、原油や株価の反発もあり持ち直し引けは前日の引け値近辺で本日の取引を終えています。ファンドはコーンを3,000枚ロングし大豆は1,000枚ショートしています。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円相場は昨夜一時83円58銭に円高が進み現在84円10銭前後で推移、昨日から更に(午後3時半)80銭強の円高となっています。ユーロは1.262ドルとこちらはユーロの流れが継続、ユーロ円は105円台に上昇しこちらも9年ぶりの円高が進んでいます。ダウは一時1万ドルの節目を割り込み、引けは133ドル安の1万40ドルと大台は維持しています。昨夜日本時間午後11時に発表された中古住宅販売が年率383万件と、予想を大きく下回る数値(現在の統計基準99年来最悪、旧統計では15年ぶりの低調)となり、株安・債券高・ドル安の流れを一気に加速させるもので、今夜の新築住宅販売等や来週の雇用統計次第ではFRBの一層の金融緩和につながる可能性が見込まれる状況に反応を示しています。ユーロの関してはノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツ氏が「欧州各国が歳出削減を進めるなか、域内経済がリセッションに陥る可能性ある」との見解からユーロの下落をもたらしており、アイルランド債と独債の10年債利回りが過去最大に拡大し、ユーロも円以外の通貨にほぼ全面安し対スイス・フランでは最安値を更新しています。日本に対しては円高の抑制と金融緩和策の追加を催促する流れとなっていて、政府・日銀も重い腰を上げざるを得ない状況となっています。

*7月の米中古住宅販売件数:前月比−27.2%の年率383万件(事前予想は468万件)

【石油市況】
原油は71.63ドル(−1.47)に続落しており、対ユーロでのドル高や株価の下落、住宅事情や雇用問題を悲観視する流れが原油需要の減速につながるとの反応を示しています。また、明日のEIAの原油在庫の増加観測も戻りを鈍いものにさせているようです。

【貴金属市況】
金はアジア時間から軟調に推移し、欧州時間終盤から米国時間序盤にドルの対ユーロでの上昇を嫌気する売り物に1210ドルに急落して始まり、その後ドルの軟化や、中古住宅の発表直後に急伸して一時1236ドル台に上昇という荒い値動きとなりました。中古住宅販売の不振はそのまま低金利政策の継続ないし、一段の金融緩和を予想させるものとなり金利を生まない金には上昇要因、更に株価やドルに対するリスク回避から債券市場同様に買われる展開となっています。債券・金・円が現状のリスク回避の矛先となっています。

【穀物市況】
穀物市場にも本日はリスク回避の流れが襲い、小麦相場が反落(−17.75未707.75漫砲妨舞われ、コーンや大豆市況も軟調を強いられる展開となりました。本日のファンドはコーンを1万8,000枚、大豆を3,000枚ショートしています。

このまま”座して死を待つ”のか!?

為替が再び85円を割り込み、ユーロ円も107円30銭台にユーロが急落、日経平均も9,000円割れと1年3ヶ月ぶりの水準に売り込まれています。なんだか日本経済が守勢のボクサーのようにたたみ掛けられサンドバック状態のようです。

日本発の円高ではなく、米国やユーロ圏の経済状況が結果的に円高をもたらせているという見方が多いものの、昨日の菅・白川会談が手短な電話会談となり、日本政府の“円高と金融緩和”に対する真剣度合いを市場に測らせているようです。ある意味で政府・日銀への介入の催促相場の趣きもあるようです。

商品では飽幣紊貌霙瓦淵罅璽蹐瞭阿からドル高に推移していて、坊て商品相場も冴えない展開を余儀なくされていて、円建ては尚一層冴えない状況となっています。介入への欧米の同意取り付け不可能から日本の介入はない、という見方も一部にあるようですが、欧州も米国もそして中国も通貨安を良しとしてその上容認する流れに、日本が指をくわえてみていては先方の思う壺であってなにがしかのアクションが待たれるところです。海外の動意取り付けが出来ないとしても、武士の世界ではあるまいに!“座して死を待つ”なんてのは当節いただけませんね!

個人的に相場の世界に生きることからポジショントークも必然的に多くなることは承知していますが、政権交代を預けて民主党に投票した人々が望む民主党政権ではないように思います。円高に対する不満は政権に向けられていることを、もう少し意識して行動を伴わないことには国民の意思に反することになります。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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