本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2010年10月

FOMCばかりでない11月の波乱要因

おはようございます。“台風一過”とは言えず、残念ながら秋雨前線に阻まれ“秋晴れ”とはいかないようです。それでも火曜日ころからは好天に恵まれそうで、都心の紅葉もぼちぼち見ごろとなりそうです。

さて、金融に携わるものとしては、今週3日のFOMCでの「追加緩和」の規模が最も注目材料となります。事前の予想では5,000億ドル程度が分岐点とされるようで、以上であればドル安の進行や株・商品市場にとっても追い風となります。その逆であれば、ドル高・株・商品安の症状となることが想定されます。まぁ最もあくまで推測であって、規模が小さくとも継続性や12月FOMCでの更なる緩和の含みがあれば、その限りではないようです。

一方円高に苦しむ日本では11月の日銀政策会合を前倒しして、FOMC直後の4・5日に開催される模様で「国債買い入れ等を急ぐ措置を検討」しているようで、円相場の急騰をある程度予防する動きが考えられます。万一大規模緩和となり1ドル=80円を割り込んだ場合の財務省の介入支持があるのかどうかも注目されます。いずれにしても相当の波乱含みの展開が想定されます。

ところで、2日(火曜)は米中間選挙の投票も控えています。いまのところ民主党の苦戦が予想されていて、民主党の敗北が市況そのものに影響することは軽微と思われますが、金融規制案や医療改革案が後退するリスクがはらむように思われ、オバマ政権の政策実行が困難を極めることも想定されます。まぁ日本と同じく衆参ねじれ現象が起きるということになります。

また、週末はテロ騒動が起きていて、イエメンからの爆弾材料の米国への空路輸送がかろうじて水際で食いとめられるというテロ未遂事件が起きました。株価や原油市況がドル安にも関わらず金相場が急騰するという「地政学的リスク」が久しぶりに起きました。日中間や北朝鮮問題もアジアの地政学的リスクと見られ、経済も政治も波乱含みの11月相場となりそうです。

週末の海外市場

おはようございます。“台風接近”土曜ということもあって電車内はひともまばらでした。

【金融・為替】
ドル円は80円35銭が午前6時現在の今週の終値で、15年ぶりの高値を更新して取引を終了しています。ユーロも1.394ドルに急反発しており、再びドル売りの流れが再開しています。ダウは4ドル高の1万1,118ドルと小動き、10年債の利回りは機能に続き1.260%に低下しています。GDPは予想通りの2.0%となったことから景気回復ペースの遅れが鮮明化しており、来週のFOMCでの緩和期待が膨らんだことや、一部報道では国債買取りに30年債の長期最が含まれるとの見方が浮上したこともドル売りにつながった模様です。FOMC終了(日本時間4日夜半)まではこのような報道や噂に振り回される状況が続きそうです。

* 米第3四半期GDP(国内総生産):前期比+2.0%(事前予想2.0%)
* 10月のシカゴ購買部協会景気指標:60.6(同58.0)
* 10月のミシガン大消費者信頼感指数:67.7(同68.0)

【石油市況】
原油は81.43ドル(−0.75)に反落、ドル安傾向の追い風も株価の冴えない動きやGDPの予想値通りの結果に、週末、月末の手仕舞い売りに軟調を強いられるものとなりました。

【貴金属市況】
金はドル安再開の追い風を受けて1,350ドルの節目を一気に抜けて、投機買いやテクニカル面での買いものを誘い1,360ドル台をうかがう水準で今週の取引を終えています。先週から今週前半の調整局面(1,330ドル近辺)ではアジアの実需買いが強く、投機筋の売り物を吸収したことから、ドル安背景の仕掛け買いが一気に水準を引き上げています。

【穀物市況】
コーンが小確りで引け、大豆や小麦は小動きに終始して引けています。ドル安の動きが見られことも上昇が抑えられたことは、月末要因の手仕舞いや益出し売りにおされたものと見られます。

円高・株安の逆風下の月末

今日も一日お疲れ様でした。週末と月末が重なる区切りのいい10月も終わり、霜月→師走と今年も残すところふた月ばかりとなりました。

今週は連日FOMCの緩和規模を巡る思惑にドルが上下にぶれて、規模拡大予測→ドル安→株高→商品高、或いは逆に、規模縮小→ドル高→株安→商品安といった具合で軌道の定まらない不安定な一週間でした。今夜も米第2四半期GDP(+2.0%予測)にミシガン大消費者信頼感指数(同68.0)と重要指標があるものの、やはり来週の金融政策をみないとトレンドを傾けにくいというのが投資家の素直な心理状態でしょう。

来週は2日に「中間選挙」、3日に「FOMC」、そして週末には「雇用統計」といった具合です。それぞれの結果に一喜一憂していると、相場もジェット・コースター並みの乱高下を見せる可能性もあり、相場に振り回されないように我々も注意が必要となりそうです。

今日の外為市場は月末要因もあり、輸出企業がドルを売って円を買い戻す動きに80円50銭台に円が上昇を見せ、対ユーロでも111円台、対豪ドルでも78円台中間に位置する円の全面高様相となっています。月末に「最強通貨YEN」がその能力を如何なく発揮してくれ?日本株は急落の憂き目をみる事態に陥っています。

IMFが「ドルは実力以上に強く、円は実力通り、若しくは実力以下」の判定を下す報道がなされており、日本としては弱り目に祟り目同然で、野田財務相の「重大な関心を持って市場を注視し、必要なときには断固たる措置を取る」の今日の発言もいつものように虚しく響いています。

朝一番情報

おはようございます。10月も早いもので今日が最終営業日となりました。経済ではG20が開かれ「通貨安競走」なる言葉が生まれ、日本も円売り介入と日銀の国債買入れという手段に打って出ています。残り2ヵ月となった年内もテーマは「通貨」が主役の座を維持する雲行きです。

【金融・為替】
ドル円は81円丁度と昨日から40銭余りの円高・ドル安で推移、ユーロも調整から買い直されており1.392ドル台に浮上しており、再びドル安の流れが再開されそうなムードが高まっています。米国市場では「FRBが債券ディーラーや投資家に対して、今後6ヶ月間の資産購入規模の予測や利回りへの影響に関して調査を行った」報が伝わり、ドル売りのきっかけの流れとなったようです。FRBが市場との対話を行ったという解釈に立つと、期待値を裏切らない程度の緩和規模となるとの期待感の現れが、ドル安方向へと導いたようにも受けとれるようです。ダウは16ドル安の1万1,109ドルに小幅に続落、10年債利回りは2.65%に数日ぶりに軟化しています。昨日の日銀の政策会合では債権買取を急ぐ方針と、次回の会合予定11月中旬からFOMC直後の4・5日に前倒したことが特筆事項となっています。

* 米週間新規失業保険申請件数:43万4000件(事前予想は45万5000件)

【石油市況】
原油は82.18ドル(+0.24)に小反発しており、ドル安傾向が戻ったことや序盤の株高に後押しされたものの、その後株価が軟調推移に転じたことから上値が抑えられる展開となりました。昨日の週間在庫統計も予想以上の増加を示したことも、上値をおされる要因となったものと思われます。

【貴金属市況】
金はドルの対ユーロでの下落を受けて急反発しており、コメックスでは1342.5ドルの引けており、手仕舞いの売りと押し目買いが交錯しながらも1,340ドル台に戻しています。取組高はピーク時の63万8,000枚から60万3,000枚と3万5,000枚減少しており、ある程度投機筋の買い過剰も緩和されたことから、新規に買い直す余力も生まれているものと推測されます。ただし、金ETF最大手のSPDRが本日5.17トン減少しており、9月末からは11トン強の減少となっており、決算を控えたファンドの解約も一部に見られるようで、このまま上昇に転じて最高値を更新するにはまだひと山ふた山ありそうです。

【穀物市況】
穀物市況は小麦の15セント高を筆頭にして続伸、小麦は7ドルの大台を維持したことやドル安が追い風となり大幅続伸(718.25漫砲靴討り、冬コムギ地帯に来週乾燥した天候が予測されていることも支援要因となっています。ファンドはコーンを7,000枚、小麦を4,000枚ロング、大豆は売り買いまいちまちといったところです。

緩和の規模に一喜一憂

来週のFOMCでの「追加緩和の規模を巡る憶測」に、金融市場が振り回される動きとなっています。今週前半にはゴールドマン・サックスが2兆ドル規模とし、昨日はウォールストリート・ジャーナル紙が数千億規模とし、先週はかつてジョージ・ソロス・ファンドの司令塔と呼ばれたリチャード・メドレー氏は5,000億ドルとしており、各人各用の見通しを述べています。

今月8日に発表された雇用統計を境にして大枠の追加緩和の期待が膨らみ、ドル売り→円買い・ユーロ買い・新興国通貨買いとその債券・株式・商品買いといった過剰流動性への期待相場が大きく広がり、どうやら追加緩和のしかも大型枠をある程度織り込むこととなったようです。その証拠に数千億規模の縮小された見通しとなると、リスク回避に敏感な反応を示しています。昨夜もどうやらその典型でダウは一時100超の下落場面があり、原油なども2ドルを超える急落場面がありました。

11月はヘッジファンドの決算も控えており、FOMC後にはG20首脳会議で再び「通貨安回避」の議論がなされることが考えられ、市場が神経質な反応を示すことも頷けるものとなっています。最も個人的には今年後半のドル安・株高・商品高の動きを見ていると、ファンドの決算も比較的容易に済まされるムードもあり、期限がぎりぎりにまで迫るまで待つ必要もなく、スムースに決算を迎えられる環境から11月中旬に至っての波乱は比較的穏やかなものと考えています。但し、FOMCやG20の結果次第では波乱含みも考えられ、来月中旬を過ぎるまでは目の離せない場面が続くものと思われます。

金融緩和の規模の大小に振り回されるのは金も同様で、昨日は規模縮小報道に1,320ドルを割り込む場面も見受けられました。このところの金はドルとの逆相関性に顕著に反応を見せており、金融緩和規模拡大→ドル安→金高、または規模縮小→ドル高→金安といった反応を繰り返しています。最も中長期での米金融緩和スタンスは大小の別はあっても今後も継続されることから、現状の1,320ドル前後を押し目底とみるか、或いは規模縮小からの一時的な1,300ドル割れが示現されるかの程度問題とも見られます。これまでの経験則上ではドル安による金価格上昇と、ドル高による金価格下落では、我らが円建て金への影響は前者のほうが上昇することになりそうです。

朝一番情報

おはようございます。今日は12月並みの寒さだとか、電車内ではコート姿もちらほら見られました。台風の進路も気になりますね!

【金融・為替】
ドル円は81円70銭と昨日とほぼ変わらず、ユーロは1.376ドルと続落、ダウは43ドル安の1万1,126ドルに反落、10年債の利回りは本日も2.71%台に上昇しており、最近の2.4%台からじりじりと上昇に向かっています。ウォールストリートジャーナル紙によると「FOMCでは今後数カ月間で数千億ドルの米国債を購入する」との見通しを発表しており、これまでの兆ドル規模の報道から見るといくぶん金額ベースが落ちており、長期金利の上昇やドルの買い戻しを即していると見られます。また、欧州ではECBによる資金供給オペにより予想の330億ユーロを超える424億ユーロとなり、ユーロ売りドル買いにつながっている側面もあるようです。景気指標は概ね事前予想を上回るものとなっていましたが、株式市場やドル相場への影響は軽微な反応を示しています。

* 9月の米耐久財受注:総合は前月比+3.3%(事前予想は+2.0%)輸送機除くは−0.8%
* 9月の新築住宅販売件数:前月比+6.6%の30万7,000件(同+4.2%の30万件)
* 米週間住宅ローン申請件数:前週比+3.2%

【石油市況】
原油は81.94ドル(−0.61)に反落しており、ドルの対ユーロ相場での下落や株安の動きに影響されています。一時は80.52ドルに下落したものの、週間在庫統計を跳ね返しての戻りを見せています。EIAが27日発表した10月22日までの週間石油統計は以下の通り。市場の事前予想は、原油在庫が前週比110万バレル増加、留出油が同150万バレル減少、ガソリンが同20万バレル増加でした。       
 
              前週比
原油       3億6620万バレル     500万バレル増加
ガソリン     2億1490万バレル     440万バレル減少
留出油      1億6840万バレル     160万バレル減少

【貴金属市況】
金は大幅続落しており1,322ドル近辺で本日の取引を終了しています。ウォールストリートジャーナルによると量的緩和の規模が、このところ市場が期待していた1兆ドル以上の規模から数千億ドルの規模に穏やかになること報じられたことにドルが反発して、下落を強いられる動きとなりました。ただし、道中では最近の安値である1,315ドル台を試したものの、1,318ドル台で下げ止まりその後反発を見せています。1,320ドル台では実需の買いも控えており、ファンドの玉整理の進展度合いによっては下げ止まるものと見られます。

【穀物市況】
本日も小麦相場の続伸につれる流れから穀物全般に続伸しています。小麦はロシアの禁輸が来年7月まで延期されたことが先週末に発表され、今週は豪州の収穫高減少予測や、米冬小麦の作柄不安に強張る展開となっています。ファンドは本日コーンを9,000枚、小麦を4,000枚、大豆を4,000枚ロングしています。

FOMC待ちムード



昨日の米国市場では消費者信頼感指数が前月比で+1.6%と景況感の節目である50.0を上回り50.2に上昇し、2ヵ月ぶりに改善の兆しを見せています。その一方で「雇用情勢」に改善がみられないことから、今回の数値だけで楽観視できないとの慎重な見方もあります。また、S&Pケースシラー住宅指数は5ヶ月ぶりに前月比−0.2%に下落しており、今後も差し押さえ物件の増加が予想されるために、来年に入っても上昇に転じるには難しいという見方となっています。

【雇用・住宅・消費】といった重要指標に明るさが見えない現状から、来月のFOMCでの追加緩和予測をはじめとした政策が今後も続けられることに疑問の余地のない状況となっています。米国の「金融緩和政策」と対照的な政策が欧州の「緊縮財政政策」で、財政出動を極端に抑えて財政赤字を減らすという米国との対極にあります。どちらの政策が今回の金融危機から抜け出せるのか、数年後には答えが出るものと思われますが、現状の問題点は米国の金融緩和政策がドル安・ユーロ高の歪みの最大要因であると主張しているのがドイツの言い分であり、米国の過剰流動性がバブルの危機を高めると主張する新興国の言い分にも共通するものとなっています。

G20で主導権を発揮しようとした米国ではありますが、G7の主要国であるドイツの非難を受けては20カ国をまとめるには程遠い状況と言わざるをえません。先進国のなかで政策を巡る不協和音が起きては、更に利害の違いのある新興国をたばねることは当然のこと不可能となります。「通貨安競走回避」の共同声明を発表した代理会議ですが、批判の矛先となっている為替介入こそしないものの、ドルを垂れ流す政策は事実上の通貨安容認政策であることから、米国の主張にも“輸出促進のためのドル安政策”と受け止められても致し方ないところで、G20首脳会議でも具体的改善策には期待できない状況と見られます。

さて、昨夜の米国市場では久しぶりにドルが主要通貨に対して買い戻される一日となりました。ドル売りが巻き戻されるなか以外にも株価や商品価格が堅調を維持する動きに意外性を感じましたが、そのしわ寄せは日本(アジア)時間に訪れて、商品市場では時間外のドル建て商品が原油・貴金属・穀物と幅広く軟調な推移を余儀なくされています。金も同様に朝方こそ1,343ドル近辺で底堅く推移したものの、ドルの下値が堅いことから徐々に軟化して1,333ドルに10ドル程度下落しています。今日は新築住宅販売が注目指標ですが、来週の「FOMC」こそ直近のメインイベントであり、それまではお茶を濁すような動きとなるのかもしれません。

朝一番情報

おはようございます。今朝は北風が吹いて寒い朝ですね。木枯らしが西から東に迫っているようです。オーさむ!

【金融・為替】
ドル円は81円40銭と昨日から70銭の円安・ドル高で推移、ユーロは1.386ドルとこちらもドルを買い戻す動きとなっています。仙石長官と財務次官の会談が行われたことからの介入警戒や、米住宅価格や消費者信頼感指数が事前予想を上回ったことから、FOMCを来週に控えドルが主要通貨全般に買い戻されるポジション調整からの動きとなっています。ダウは前日比+5ドルの1万1,169ドル、10年債の利回りは2.6430%に続伸しています。

* 10月の米消費者信頼感指数:50.2(事前予想は49.9)
* 8月の米住宅価格指数:前月比+0.4%(同−0.20%)
* S&P/ケースシラー住宅価格指数:前年同月比+1.70%(同+2.10%)

【石油市況】
原油は82.55ドル(+0.03)と小動き、ドルが主要通貨で反発する悪材料と、消費者信頼感指数が予想外に好転したことの好材料との綱引きとなっています。

【貴金属市況】
金はニューヨーク立会直後はドルの対ユーロでの買い戻しの動きを嫌気して1,328ドル台に軟化したものの、その後は根強い追加緩和見通しに反発し1,338ドル台で本日の取引を終えています。現物市場では1,330ドル前後では中国・インド・中東勢の買いが見られ、下値をささえる展開となっています。ファンドのポジション調整の売り物と、実需の買いがぶつかる構図となっています。この水準で日柄をかけると徐々に1,300ドル台に投資家の目が慣れるものと考えられます。銀や白金族は金以上の強い反応を見せています。

【穀物市況】
穀物は小麦相場を中心に堅調に推移、小麦は作柄の良以上が47%に留まったことに加えて、豪州の生産高予想がアナリストの2400〜2500万トンから下方修正される可能性に投機筋が反応をみせています。ドル高の逆風をファンドの旺盛な買い物が凌ぐ展開です。

足速に秋が進んでいます

f1ee6251.jpg


今日も一日お疲れ様でした。




札幌では初雪が降ったそうで、そういえば来週からはもう11月霜月入りとなります。都内でも今週は木枯らし1号が襲来する予報も出ています。写真は来月の「菊まつり」に備えて準備万端のわが柴又町内のヒトコマです。帝釈天の境内で菊作りの名人が作品を出し合う品評会です。

相場展開はG20明けの昨日の時点から「ドル安」を先取りする上昇となり、今日の立会いに意義を感じられない凪ぎ(なぎ)症状となっています。為替も株価も商品も揃い踏みというところです。

今週は住宅指標や、第3四半期GDPと発表を控えていますが、問題はFOMCでの追加緩和の規模に移っており、すでに「噂で買う段階」は十分に織り込んでいて、規模も規模ながらその後の反応がどうでるのかも不透明で、「出たら仕舞い」となるか「更なるドル売りからのリスクテーク」となるか、見るまではわからない状況だけに先回りもできないことが現状というところでしょうか。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は欧州時間に80円41銭に上昇し15年ぶりの安値を更新する円高に進み、現在は80円80銭近辺で推移、今年度下期の為替想定レートを東芝が70円、続いてトヨタも80円に切り上げたことから「産業界の円高容認」と投機筋に捉えられやすくなっているようですが、一方では日銀の介入警戒が80円台に相場水準をかろうじて踏みとどまらせているようです。ユーロも1.407ドルの急騰から現在は1.395ドル近辺に反落しており、IMFから「現在のユーロは明らかに過大評価されて買われすぎの水準、これ以上のユーロ高は経済成長の鈍化要因となる」と発言しています。一方で格付け会社S&P社は「ドイツの経済回復が目まぐるしく、ECBの利上げ開始が早いものとなることが考えられ、ユーロ相場を一段引き上げ要因となることが考えられる」と発言しています。ダウは31ドル高の1万1,164ドルに反発、10年債の利回りは2.5577%に続伸しています。

* 9月の米中古住宅販売:前月比+10%の453万件(事前予想は425万件)

【石油市況】
原油は82.52ドル(+0.83)に続伸しており、対ユーロでドルがいくぶん買い戻されたもののプラス圏を維持して引けています。中国の9月の石油需要が月間で過去2番目の消費を記録したことや、フランスのストライキで精油所が稼動していないことを材料視しているようです。

【貴金属市況】
金はアジア時間の堅調推移を引き継ぐかたちで、1,340ドル台を回復しています。G20での為替に関する合意がなされたものの、通貨安回避に関しては市場が疑心暗鬼となっており、来週のFOMCでの追加緩和策が大型になることが予測されていることも、金を再び買い直す要因となっているものと考えられます。一方で先週コメックス金が1,315ドル台で下げ止まったことから投機筋の売りものが一旦は引っ込んだものの、玉整理途上と見られることからきっかけ次第ではまだ下値余地をのこしている模様です。

【穀物市況】
穀物も急反発を見せており、週明け早々のドル売りの再開から株価・金・原油が堅調に反応をみせていることも支援要因となっている模様です。ファンドはコーンを7,000枚、小麦を2,000枚、大豆を6,000枚ロングしています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
広告規制に関する表示事項
広告規制に関する表示事項

必ずこちらからご覧下さい。
お知らせ
最新記事の下に広告が掲載されてしまいますが、当ブログとは一切関係はありません。ご注意下さい。
Archives
Access counter
QRコード(携帯用)
QRコード
  • ライブドアブログ