本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2011年06月

朝一番情報

おはようございます。6月も早いもので最終営業日となり、一年の半分が終わろうとしています。南九州が早々と梅雨明けしているニュースから関東も時間の問題かと思いきや、この先もしばらくは雲雨天(‘_’)続きとなりそうですね。しゃーないか!

【金融・為替】
昨夜の注目材料であったギリシャの緊縮財政案は、日本時間の午後10時頃に賛成155票で可決されました。噂で買って事実で売る動きが広がりユーロが利食い売りに下落してドル高になると、株価も商品も一時的に連れ安となりましたが結局は目先のデフォルト回避を好感する動きに、株価も商品価格もその後に反転して上昇する流れとなりました。今日は更に具体的法案の可否をめぐる議決を控えていますが、与党の賛成票によりこのハードルも無事に通過するものと考えられます。昨年のIMFとECBによる第1次融資の第5弾の110億ユーロの支援はほぼ決まり、7月のギリシャ債の償還も無事やり過ごす目処が立ったことになります。但し国民が今後強いられるのは増税や失業給付金削減、年金給付金の削減、公務員の給与削減、公的企業の民営化によるリストラと試練が待ち構えることになります。現在のギリシャ国内の動きは緊縮財政反対のデモの恒常化はもちろんのこと、交通機関は麻痺状態で国民は今回の緊縮財政案を受け入れる以前の状況となっていて、政府の危機感は国民の理解の外にあって施行にあたっては混乱が予想されます。民営化での収益を500億ユーロ(5兆8,000億円)との見積もりそのものから無理があるとの指摘もあり、ギリシャ支援の紆余曲折が予想されることや、欧州の民間金融機関のギリシャ債への再投資行動そのものをデフォルトとみなす格付会社の動きも気になるところです。ドル円80円80銭とやや円高、ユーロは下落後に1.443ドルに続伸、ユーロ円は116円60銭、ダウは72ドル高の1万2261ドルに続伸、10年債利回りは3.115%に上昇しています。

【石油市況】
原油は94.77ドル(+1.88)に、ICEブレントも112.40ドル(+3.62)に続伸しており、ギリシャのデフォルト懸念後退を一様に評価する反応を見せています。

【貴金属市況】
金は1510ドル近辺に続伸しており、銀や白金族はさらに大きく上昇を見せており、価格上昇の阻害要因であったギリシャ問題の後退を素直に評価する上昇となっています。金に関しては他の貴金属よりも上昇幅は鈍く、安全資産の金より工業用需要の他の貴金属が優る動きが本日の特徴となっています。

【穀物市況】
穀物市場も序盤は株価や原油・貴金属の上昇を好感する動きに大きく上昇をみせたものの、その後は今夜の米農務省報告を控えて上げ幅を削る展開となっています。予想は以下の通りです。

30日の米農務省報告のコーンの事前予想は以下の通り(DJ調べ:再掲)。
・作付面積 平均9077.6万エーカー(米農務省6月:9070万エーカー)
・四半期在庫 平均33億2400万Bu、レンジ29.98億〜35.15億Bu

30日の米農務省報告の大豆の事前予想は以下の通り(DJ調べ:再掲)。
・作付面積 平均7647.6万エーカー(米農務省6月:7660万エーカー)
・四半期在庫 平均5億9700万Bu、レンジ5.49億〜6.32億Bu

ギリシャがリスクのオン・オフ要因

今日も一日お疲れ様でした。梅雨明けを思わせるような今日の暑さ、電力使用比率が94%まで跳ね上がり、震災以降では最高の使用比率となっているようです。できれば「計画停電」はもう勘弁して欲しいものですが大丈夫だろうか?心配になってきますね!

さて、日経平均9797円(+147)に続伸し、アジアの株価も上海を除くと1%〜1.5%程度上昇しています。ギリシャ問題の先行きに対する悲観見通しがやや緩和されていることを好感していることや、必要以上の悲観色一色にも飽きがきていたのかも知れません。

今夜日本時間8時に「緊縮財政法案」が議決される予定ですが、ギリシャの議会300人中与党議員155名が賛成票を投じることになれば可決となります。更に明日はその具体的項目の採決も控えているようです。増税・国有企業の民営化・年金の減額と国民の痛みを伴うことばかりで、ギリシャ各地で反対のデモが活発化して一部には暴徒化していると報道されています。議決に関しても民営化を予定されている国有企業出身の議員が反対票を投じる可能性も否定できない状況で、すんなり議会と国民が緊縮財政受け入れとはいかないようで予断は許されない状況です。

それでもユーロは対ドルで確りに推移しており、昨日のトリシェECB総裁の発言が来週7/7の理事会での利上げの可能性が極めて高いことを表しているようです。債務国の金利負担上昇よりも、インフレ対応に主眼を置く欧州中銀ならではの皮肉な対応となっています。
昨日の海外市場ではギリシャの可決の可能性にリスク回避ムードが後退し、下げの反動もあり株価と商品市場はドル安の流れを好感する動きとなりました。その動きは一夜明けたアジア市場にも波及しており、ほとんどの国際商品が堅調に推移しています。

金市場も同様に1500ドルを固めにいく展開となっており、今週1,500ドルを下回った時点のアジアの積極買いが下値を支えるものとなったようです。レバレッジの利いた欧米のファンド売りにはとかく押され気味となりますが、実需買いはファンド勢の売り意欲を削ぐには十分な効果があることを、ファンドも学習効果となりつつあるようです。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は81円10銭近辺で推移しており、抵抗とされた50日移動平均線の81円をクリアしています。ユーロは1.436ドルとこちらは続伸しており、日本時間今夜8時に予定されているギリシャの緊縮財政の可決への期待に上昇しており、ユーロ → 米ドル → 日本円の序列となっています。これまでのリス回避ムードが後退しておりダウは145ドル高の1万2188ドルに大幅に続伸、10年債の利回りは3.036%とこちらも久々に3%の大台に上昇しています。このところIEAの備蓄放出により急落を強いられてきたWTI原油相場も急反発に転じ、リスク回避後退の動きとなっていますが、ギリシャでは公務員給与削減や公的機関の民営化に反対するデモもエスカレートしてきており、議会を構成する与党の国会議員と秘訣にまわる野党議員、或いは反対を叫ぶ国民と認識のギャップの開きが事の複雑さと混乱の元になっている状況で、追加融資=問題解決という単純なものでないことを示しています。

【石油市況】
原油は92.89ドル(+2.28)に急反発しており、ブレント原油も108.78ドル(+2.79)と大幅に続伸しています。これまでの原油備蓄放出という米国政府の政策的価格引き下げにネガティブ一途の動きでしたが、ギリシャの追加支援に期待が膨らみながら、ドル安背景と株高に一先ず下げ止まりをみせています。

【貴金属市況】
金価格は再び1,500ドルの大台に戻す展開となり、株価や原油の上昇、また、対ユーロでのドル安を背景に大台に復帰しています。アジアでは今週実需の積極的な買い物が大量に入り、欧米ヘッジファンドの売り攻勢を凌ぐ勢いとなっているようで、NYコメックスでは取組高が50万枚の大台を割り込みファンドの整理売りが大量に出たことを物語っています。白金もドル安や株高・原油高の流れに反転をみせており、鉱山コストの1700ドルに接近をみせています。

【穀物市況】
穀物市場はこのところ下げの先導役となっていたコーンを売っていたファンドの売り物が途絶え下げ止まり、683未砲泙乃涓麌しています。ギリシャ問題に左右される状況に変わりないものの、一先ずリスク回避ムードが後退してドル安・株高・原油の急反発が下げ止まりの追い風となった模様です。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は80円90銭と昨日から15銭ほど円安・ドル高で推移、渦中のユーロは1.428ドルに小反発、ダウは108ドル高の1万2043ドルに反発し、債券が売られて10年債の利回りは2.919%にやや上昇しています。ギリシャの緊縮財政法案が可決される見通しの強まりに目先はユーロが買い戻される展開や、訪英中の温家宝首相のユーロ債への投資への積極発言に反応を見せているようです。

【石油市況】
WTI原油は90.61ドル(−0.55)に反落しており、IEA(愛・いーえ?)の緊急放出のショックがまだ尾を引いているようですが、ブレントは105.99ドル(+0.87)に反発をみせています。

【貴金属市況】
金は一時1490.8に下げたものの、その後はいくぶん反発を見せており現在はスポットで1497ドル近辺で推移していて昨日のアジア時間とほぼ変わらずの水準となっています。噂されたポールソン・ファンドのSPDR解約は27日週明けまでの段階では確認されておらず、残高が横ばいとなっていることからもその兆候はないようです。これまで1550ドル近辺から1500ドル割れに至る下落は、主にファンドの手仕舞いや弱気の新規売りによるものと見られ、やはり売り一巡以降は1500ドル台を再び固めるものと推測されます。南ア電力会社エスコムは大口需要家への電力削減は行わないと発表しており、金や白金族には供給不安を材料にしていた時期もあり、ややネガティブなものとなっていますが、このところの下落基調で既に織り込んだものと見られます。白金価格が南ア鉱山のコストでと言われる1700ドルを現在割り込んでいますが、ファンドや投資銀行の売り物によるもので、1600ドルでは実需家が放置することもなくこの水準は弱気したくないものです。

【穀物市況】
コーンや小麦はファンドの整理売りの継続により続落を強いられる展開となっていますが、大豆は中国向けの政策情報から底固い動きとなっています。昨日の夜間急落から東京市場では既に織り込んでいるものと推測されます。

リスク回避の動きが金市場にも波及

今日も一日お疲れ様でした。

日経平均は先週末の海外市場の下げを受け、前日比100円安の9578円で今日の取引を終了しており、韓国や豪州株式市場も前日比1%前後の下げとなっています。一方では上海やムンバイ株式市場では逆に確りとなっていて、先進国株の上昇時に既に高値調整を済ませたこともあるようで反応は市場によりまちまちとなっています。

商品市場のほうも海外の時間外取引では、原油・貴金属・穀物市場は週末の海外終値から一段続落しています。辛うじて金価格が1,500ドル前後に踏みとどまっていて、全面安症状のなかでは健闘しているとの表現となるでしょうか。

先週はIEAによる原油備蓄の放出から原油価格が急落し、他の商品市場もそれによる追随売りから軟調を強いられる展開となっています。QE2終了による苦肉の景気対策というところですが、丁度ギリシャの財政問題に市場がナーバスな状況となっていることから弱気に傾きやすい環境が増幅されているものと思われます。

市場はQE2の次の金融政策を期待していた向きもあり、その期待への膨らみの裏返しとなっているとも考えられます。金市場ではSPDR最大のホルダー(98t)であるジョン・ポールソンが中国株で70億ドルの損失を計上したことから、SPDRの保有も手放すといった見方が出たり、ギリシャが国債の償還資金として保有する100トンの売却の噂も浮上し、投機筋のロングを手仕舞いする動きに拍車がかけられているようです。

しかしギリシャの問題は本来はユーロの信認を揺るがすことであって、通貨への不信感は代替通貨としての金に向かうでしょうし、新興国の中銀にとってもドルやユーロの保有を減らし金保有を強めるにはいい押しとなって現在の価格水準は映っているものと推測されます。ファンドのポジション調整の終了が金の押し目完了につながることは、これまでにも実証済のことで1500割れは弱気しにくい側面もあるようです。

ギリシャがメインテーマ

おはようございます。

梅雨空のさなかですが6月も最終週となりました。早いもので一年も今週で折り返しということ、震災以降は良い話題はすくないのですが、そのなかでもスーパー・コンピューターが世界一に返り咲き、一位を目指すことの大切さを再認識させてくれました。二位を目指したのでは三位すらおぼつかない状況で、予算を削られながらの奮闘には拍手喝采ですね。また、小笠原と平泉が新たに世界遺産に登録され、平泉は震災地岩手にあることから被災者にも共通の喜びを与えたことと思います。日本には固有の文化と共に固有の自然も多く残されていて、まだまだ世界に自慢できる国民とともに一肌上げたいものです。

さて、ギリシャ問題に揺れる市場は先週の原油の放出もあり、株式・商品市場共にリスク回避の動きとなりました。米国の金融緩和政策の長期化が必然的なことから、投資資金の流動性が確保される状況には違いないものの、ギリシャのデフォルト懸念が世界経済に悪影響を及ぼすことからすくみがちの一部資金が流出していることも否定できない状況のようです。

政権の支持を議会で取り付けたパパンドレウ政権ですが、次のハードルは明日28日は財政再建法案を可決させなければなりません。増税と共に公務員給与の削減という国民に痛みを伴う荒療治に理解を得る必要がでてきます。この7月15日には24億ユーロの国債の償還が待ち構えており、法案を可決させてECBとIMFの支援を決定的とさせねばなりません。法案が可決されて支援を受けられるとしても、国民の忍耐を伴うことにて、このところのデモ行進の乱闘ぶりが気にかかるところです。仮にこのハードルを乗り越えても返済の目処が立つ立たない以前の問題で、借りたものを返せるものとは市場は判断しておらず、デフォルトリスクは今後も伴うものと考えられます。

週末の海外市場

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は80円40銭近辺で今週の取引を終了、リスク回避の円買いは一頃の影を潜めるようで、海外の投資家もようやく日本の財政事情や政治の混乱ぶりに気づき、リスク回避通貨としてYENの認知度が落ちているのでしょうか。ユーロは1.418に続落していて、こちらもギリシャ不安が燻り続けているために今後もことある事に売り材料とされそうです。それじゃードルは?というと、債務の上限引き上げがねじれ議会に邪魔され財政も金融政策もすべての手を打ち尽くし、国際エネルギー機関(IEA)に原油放出という挙に出て、ガソリン価格をいくらかでも下げて消費を喚起する程度の状態で、基軸通貨としての威厳は低下の一途となっています。ダウは115ドル安の1万1934ドルと再び大台割れとなり、10年債の利回りは2.869%に低下しています。先進国の景気停滞懸念に加えて、頼みの新興国経済もバブルやインフレ抑制の高金利政策から景気のスローダウンの兆しが見えだしており、投資マネーはリスク商品から逃げ出す兆候がみられるようです。

【石油市況】
原油は91.16ドル(+0.14)と小動き、ブレントは105.12ドル(−2.14)と大幅続落しています。IEAの放出は200×30日=6,000万バレルと世界に一日の消費量8600万バレルに及ばず、増産に転じたサウジの生産量の減る可能性も指摘されています。また、強行派のイランやベネズエラはブレントの100ドル死守のために、減産も辞さないとの見方もあるようです。

【貴金属市況】
金は株価の下落に見られるリスク回避の動きに連れて下落、一時は1500.3ドルと節目を割り込む寸前にまで売られて引け値も1500.9ドルとなっています。前日の急落により取組高は50万6000枚と1万7,000枚減少していて、本日の動きを見ても買い方の撤退が見て取れます。CFTCで21日現在前週比で35t強ロングが増加していましたが、これらの玉が振るわれているように推測されます。今週はIEAによる原油備蓄放出の報に原油に連れて下げたことや、SPDR最大のホルダーであるポールソン・ファンドの売りの噂に翻弄された週となりました。但し、下落途上ではアジアの実需買いが復活しており、再び欧米売りvsアジア買いの構図となっています。

【穀物市況】
穀物市況も外部要因の悪化に押されてファンド売りに値を沈める動きとなっています。コーンのロングは前週比6万枚近く減少しており、今週もこの動きが継続する下げ局面となっています。中国が米国産のコーンに触手を伸ばしている噂も、リスク回避ムードに押されており、下落リスクの終了には市場ムードの改善が必要となっています。但し8ドル接近からレイショニングを指摘する声が上がるものの、この下落により引き合いは増加すると思われます。

朝一番情報

おはようございます。米の試験上場がどうやら認可されそうな雲行きです。72年ぶりの上場ということですから、昭和14以来の再上場ということになります。久し振りの大型商品の上場ということになりますが、穀物取引所の浮沈にも関わることで成功を願うばかりです。

【金融・為替】
ドル円は80円45銭、ユーロは1.426ドルとこちらも小動き、ダウは230ドル安から下げ幅を縮めて59ドル安の1万2050ドルに反落、10年債の利回りは2.919に低下しています。FOMCでは政策金利据え置き・QE2は6月末で終了・但し7月以降も国債の償還分で他の債券を購入して流動性と緩和政策は維持するという予想通りのものでした。景気見通しには慎重なスタンスで成長率を下方修正したことにも表れています。年内のFOMCは8月・9月・11月・12月と計4回残しており、景気回復の基調が弱い状況であればQE3を含めた新た緩和策を模索するとしましたが、その時間帯や政策には言質を与えないものとなりました。昨夜はFOMC後の静かな市場を予想していましたが、国際エネルギー機関(IEA)が日本時間午後9時に加盟国の備蓄している原油や石油製品の放出を決定し、原油価格の急落という思わぬ値動きとなりました。株価も石油株や資源株中心に急落しましたが、ガソリン価格急落による消費増の期待に戻す展開となりました。ガソリン価格上昇要因から景気回復の遅れにいらつくオバマ大統領の政治的動きが、米国の息のかかった国際機関IEAを動かしたとしても不思議ない事件のようです。

【石油市況】
原油は91.02ドル(−4.39)に急落、ICEブレントも107.26ドル(−6.95)に急落しています。IEAには価格の下落を目的とした放出はないようですが、今回は政治的な影響力も加わり事実上の価格抑制の放出となっています。増産要請に否定するOPECの生産枠据え置きに業を煮やしたとも受け止められる対応で、サウジの単独増産も重質油中心のサウジ産では欧米の軽質油中心の市場価格を押さえることに無力であることや、原油価格の高止まりを意図するイランやベネズエラを牽制するものとなっています。日量200万バレルを30日間継続するものですが、投機筋を含めてどれだけ価格抑制に効力を発揮できるのかは今後の市場に決定権が委ねられることになりそうです。

【貴金属市況】
金は原油備蓄放出の報に原油価格や株価が急落し、金市場にもリスク回避の動きが波及し一時1515ドルに下落し、現在はスポット価格が1520ドル台に戻しています。今週は1550ドルの保ち合い上限を一時突破する場面があったものの、アジアの実需は1530ドル以上は見送り状態で、原油放出とともにファンドのポジション調整の動きに押される展開となっています。本日の水準あたりは再び実需買いの動きも想定され、安値示現場面では手ぐすねを引いた買い方が存在しており、簡単に1,500ドル割れを示現させるほどのものではないようです。安値をコツコツ拾うスタンスが望ましいと思います。

【穀物市況】
前日の急落から立ち直る場面も、IEAの動きに市場全体にリスク回避モードに包まれ穀物市況も続落を余儀なくされる状況となっています。一時大幅続落となったものの、高温・乾燥予報に大きく戻して引けています。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は80円30銭と小動き、ユーロは1.434ドルに反落、ダウは80ドル安の1万2109ドルに反落、10年債の利回りは2.981%に低下しています。FOMCでは政策金利をゼロ〜0.25%に据え置きし、6000億ドルの国債購入(QE2)は予定通りこの6月末で終了し、金融緩和策は継続するというものでサプライズ的なものは特にないものとなりました。バーナンキ議長は超低金利政策を「長期にわたる」という文言を維持し、一段の行動をとるには数回の会合を要するとし低金利政策の継続維持の意思表示をしています。また、景気回復や雇用回復のペースはいらだつほど遅いと、前回の会見見通しを踏襲し景気見通しには慎重な見方をとっているようです。市場が今後期待するQE3に関しては言質を与えず、今年の成長を見通しを年初の3.1〜3.3%から2.7%〜2.9%に引き下げたことも株価の下落要因となった模様です。また、ギリシャ問題にも言及し、ユーロが売られドルの買い戻しにつながったことからドル高の動きに商品市場も引け後に反落しているようです。今回のFOMCでは大きなサプライズはなく、これまでの金融政策を維持し、QE2は予定通りに終了するというものでした。景気に関しては今年後半から回復基調に入るとしていますが、このところの足元の指標は悪く出口に向けての政策は今後の景気指標次第となり、状況によっては更なる緩和策の含みも残したものと捉えられるでしょうか。

【石油市況】
原油は95.41ドル(+1.24)に続伸しており週間在庫統計の減少を材料視しているようです。ブレントは114.21ドル(+3.26)とこちらは急反発しています。

【貴金属市況】
金はユーロ高・ドル安という為替の流れを追い風にして続伸し一時1559ドルと戻り高値を更新、但しその後はバーナンキ発言(ギリシャ懸念)からユーロ安・ドル高が進行して、金はドル高に押されて現在は1547ドル近辺で推移しています。

【穀物市況】
穀物市場は小麦の急落に端を発してコーンが12年7月限まで30未寮限安に叩かれています。大口のファンドの売り物がきっかけとなったようで、先週の安値も下回りテクニカル主導の下げに見舞われています。

朝一番情報

おはようございます。今日の日の出は4時24分だそうで、日の入りは7時1分となっています。北回帰線の真上を太陽が通る「夏至」の日です。一年で一番昼時間の長い日でもあります。この時期は、遠い昔に大会を前に暗くなるまでグラウンドの白球を追いかけていた頃を思い出し、練習後にグラウンドの脇から湧き出す冷たい水を腹いっぱい飲むことが楽しみだったことを思い出します。球児たちの夏は始まったばかり!

【金融・為替】
為替は80円25銭と昨夜も一時80円割れを試したものの、大台で弾かれて80円台前半の揉み合い継続となっています。ユーロは1.438ドルに反発をみせており、ギリシャ問題からのユーロ売り攻勢が一服症状となっています。ダウは109ドル高の1万2190ドルと3週ぶりの戻り高値水準に上昇、10年債の利回りは2.978%と若干反発しています。昨年決められたギリシャ支援第1弾の追加融資は今週のユーロ財務相会議では見送りとなり、ギリシャ議会での財政再建案や、公的企業の民営化等の法案の成立待ちとなっており、支援はギリシャの手に委ねられているのが現状で、それらの法案が否決されたり国民の理解を得ることに失敗するとデフォルトの道を辿ることとなり、最悪のケースではユーロ離脱の可能性もあり予断は許されない状況に変わりはないようです。月内のギリシャ議会次第という流れ。今夜の注目はFOMCでその後のバーナンキ記者会見は日本時間の早朝3時15分からの予定です。サプライズはなさそうですが・・・?

【石油市況】
原油は93.40ドル(+0.14)と小幅に続伸しておりブレント価格との乖離幅を本日も縮小していて、ブレントは110.95ドル(−0.74)に続落しています。中古住宅の減少幅が事前予想ほど悪化しなかったことや、明日の在庫統計では原油在庫が減少すると予想されていること、株価の大幅続伸といった材料には反応の乏しい一日となりました。

【貴金属市況】
金は本日も小幅に続伸しており一時1549ドルの保ち合いの上限に接近し、現在も1547ドルを維持しています。ギリシャの内閣信任投票は一先ず無事に済んだことからユーロ高・ドル安に振れたことや、株価の上昇に見られるように市場のリスク回避ムード後退が金の上昇要因と見られますが、とは言えギリシャのデフォルト懸念が目下の価格下支えが最大の要因と思われます。このところ下落一途の白金もようやく下げ止まっていて、1700ドル接近の値頃感や、米金融大手配下のファンドの売り攻勢も一服気味というところでしょうか。

【穀物市況】
穀物市況はコーン・小麦・大豆ともに揃って続伸しており、株価の上昇に見られるようにリスク回避ムードの後退が上昇要因となっています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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