本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2011年07月

週末の海外市場

おはようございます。欧州の財政危機問題と、米国の債務上限引き上げに明け暮れた7月相場が欧米時間でも終了しました。と言っても片付いたわけではなく、単に7月が終えて来週から8月が始まるということだけで、日本を含めた欧米各国の政治家の夏休みは当分のあいだお預けということになりそうです。「修羅場」はむしろ先送りされたということになりそうです。

【金融・為替】
ドル円は77円をも割り込みNY時間終了後も円高・ドル安が進行していて、結局今週の終わりは76円70銭台と3月17日の震災以降の最高値76円25銭に接近しています。米債務引き上げ交渉が決裂するなかで、米第2四半期のGDPが予測の+1.8%が+1.3%と振るわないことに加えて、第1四半期の+1.9%成長が改訂値で+0.4%と大きく下方修正されたことに市場は大きなショックを受けたようです。今年の前半の成長率が1%と前後とされたことは、金融市場関係者のみならず政府やFRBでも衝撃を伴ったものと推測されます。ユーロ圏でもムーディーズがスペインの格付引き下げを検討するとして動揺が走り、一時1.425ドルに急落したものの、その後は米GDPの発表に再びドル売りの流れとなり1.439ドルと反発して引けています。欧州ではスペインやイタリアといったユーロ圏第4位と第3位の経済大国の国債利回りが6%前後に上昇していて、ギリシャを支援する欧州金融安定ファシリティ(EFSF)のギリシャ向け優遇金利をも上回る可能性が出ていて、イタリア・スペインのギリシャ支援が事実上不可能となる可能性すら出てきていることが現状です。通貨ではリスク回避の円買い以上に人気なのはご存知スイス・フランで、円が唯一売り込まれる通貨となっています。円相場も76円台を見るにつけて、米債務引き上げの成り行きを見ている政府・日銀サイドでも介入後の80円台が手の届く範囲を超えつつあり、悩ましく恨めしく円高の推移を見つめていることと思います。単独介入の限界は見えていて、協調介入の模索を続けているものとは思いますが、80円台が遠くに見える状況は介入時点の厳しい予想を象徴しているようです。因みにCFTCによる円ロングは26日現在6412億円と、前週の5269億円から大きく増加しています。

【石油市況】
WTI原油は95.70ドル(−1.74)に急反落しており、債務上限引き上げの難航や米国のデフォルト懸念、さらにはGDPに見られる米国経済の減速を織り込む動きとなっています。ブレントは116.74ドル(−0.62)とこちらも反落の展開となっています。

【貴金属市況】
金は米国のデフォルト懸念や格付けの引き下げ懸念に反応をみせ、一時1634.9ドルの史上最高値を更新しており終値ベースでも1628.3で引けています。米国の状況もさることながら欧州でもムーディーズのスペイン国債引き下げ警告もドル安の流れに及び、金価格の史上最高値更新に一役かっているようです。ファンドのロングは前週の682トンから732.8と過去の買い越し幅ではぼちぼち買い過ぎ注意ゾーンに入っているものの、SPDRが前月の1208.23tから1263.58tと昨年5月以来の急増幅を示していて、機関投資家の危機感が表面化しているように投資需要の旺盛さも同時進行していることから、一概に買いすぎとみなすこともできない情勢となっています。

【穀物市況】
穀物市況も外部要因がリスク回避となっていることに反応し、全般に売り物に押される展開を強いられています。天候のほうも熱波騒動が一時的に後退していて、ファンドの買い気を削ぐものとなっています。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は77円70銭近辺で円高傾向維持の小動きに推移、ユーロは1.433%と下落後に反発しており昨日の水準に戻しています。ダウは62ドル安の1万22240ドルに続落しており、10年債の利回りは2.955%と3%を再度割り込む動きとなっています。米債務引き上げ問題では上下両院共に独自案を主張して妥結される見通しが立たず、これを嫌気するように株価は続落を強いられる展開となっています。欧州でも前日の白紙小切手は受け付けないという独財務相発言を嫌気する動きや、イタリアやスペインの国債利回りの上昇、また、地中海に浮かぶ小国キプロスの格付引き下げ(ギリシャ債を大量保有)の報道等が伝えられており、米国の債務問題決着後は再び欧州にスポットが当てられる状況となっています。リーマン・ショックに見られたように、民間を救うためにその債務を公的機関が請け負うことが危機回避につながったものの、民間の後ろ盾となった公的機関の後ろ盾は当然の如く存在していないために、最終的には各国の自助努力に委ねられることから体力の弱い国家から順に債務不履行のリスクに今後も晒されることになり、我が日本にもいずれはスポットが当てられるものと考えられ、震災や原発が日本のデフォルトリスクを早めていると考えられ、外人の日本国債保有残高も増加傾向でそうなると国際金融市場に日本の命運を晒すこととなりそうです。

【石油市況】
WTI原油は97.44ドル(+0.04)と小動き、ブレントも117.36ドル(−0.07)と小不動といったところになっています。依然として米債務引き上げ問題を注視されており、株価の続落軟調傾向は原油価格のネガティブ要因となっています。

【貴金属市況】
金は小幅に続落しており、1600〜1620ドルの間の保ち合いとなっています。債務引き上げ問題を巡る思惑相場の展開となっていて、早めに利益確定売りを急ぐ向きもあるようですが、合意の確認やその内容、或いは格付け機関の動き等からボックス脱出には8月2日待ちというところでしょうか。成りを潜めていたSPDRは18t増加しており、交渉の難航が続く状況に警鐘を鳴らす動きとなっています。

【穀物市況】
前日に上昇を牽引した小麦相場が反落に転じたことから、コーンや大豆も軟調展開を強いられています。債務引き上げ交渉が難航するなか、8月2日の期限が接近してきておりトレーダー連中も天候よりもそちらが気に掛かり気もそぞろの状況と思われます。

朝一番情報

おはようございます。玄関を出て雨に気づき引き返して傘を・・・こんな予報だったかな・・・

【金融・為替】
ドル円は77円90銭とドルがいくぶん硬化、ユーロも1.437ドルに軟化しています。米国時間では77円56銭と海外市場では3月17日以来の円の高値を一時示現、米国の債務引き上げ問題に欧州の債務問題一時的に影に隠れているものの、独ジョイブレ財務相の域内救済に白紙の小切手は切れないとの発言がユーロ売りを誘う展開、また、豪・ニュージーランド両ドルがそれぞれ83年と85年の変動相場性以降の最高値を付けており、スイスフランに対してもドルは市場最安値を更新しており、債務引き上げ交渉の難航は引き続く米ドルの重石となっています。ダウは198ドル安の1万2302ドルに続落し、10年債の利回りは2.976%とやや上昇しており、債務引き上げ問題が金融市場にも大きな影を落としています。

【石油市況】
WTI原油は97.40ドル(−2.19)に反落しており、ブレント相場も117.43ドル(−0.85)に反落、週間原油在庫の予想が209万バレルの減少であったものが蓋を開けると229万6000万バレルの増加となっておりこれを嫌気する展開となっています。また、株価が引き続き軟調推移を強いられていることや、耐久在受注の減少やベージュブックの成長ペース鈍化等の指標の悪化傾向を原油上昇に水を指しているようです。

【貴金属市況】
金はNY序盤に1628.8ドルの史上最高値を更新、その後は株安や原油安により金にも利食い確定の売り物が見られて軟化、現在は1615ドル近辺での推移となっています。依然として米債務問題と米国債の格付け引き下げ懸念が金価格の下値を支える構図となっています。

【穀物市況】
穀物市況はコーン・小麦が小幅に上昇し、大豆は小幅に軟化する小不動となっています。コーンベルトに降雨予報が出されて熱波の勢いが削がれるとの報道や、株価や原油が大きく下落する外部要因に軟化を余儀なくされたものの、小麦相場の反発に下値を支えられる展開となっています。

朝一番情報

おはようございます。昨夜は葛飾納涼花火大会でした。マンションの最上階に上がるとそこは特等席で、数年ぶりに花火を楽しみました。いやー綺麗だった!

【金融・為替】
ドル円は77円95銭と米デフォルト懸念が引き続きドル安要因となっています。昨日は日経電子版でジョージ・ソロスがキャッシュ比率75%に引き上げていると豊島さんが書いていましたが、今朝の報道によるとソロスは市場から引退するとなっています。どうやらアメリカのデフォルト見通しから資金を引いたわけではなく、引退によるファンドの解消の動きのようです。4月には金ETFの売却報道に金価格が一時急落する場面も見られましたが、そういう事情が背景にあったようで強気から弱気とかいう相場観とは無縁であったようです。ユーロは1.450ドルと高値を維持しており、ドル安の基調が継続しています。景気指標は米消費者信頼感指数は予想以上の数字となったものの、住宅価格指数や販売件数は低調であってまだら模様です。年内のFOMCは8・9・11・12月の4回残されていますが、バーナンキ記者会見は11月時の一度きりです、QE3が具体化するには相応の期間は景気指標はみる必要があるのでしょうが、そこらあたりに日柄に実現する可能性があるのではないでしょうか。

【石油市況】
原油は99.59ドル(+0.39)に続伸し、ブレントも118.28ドル(+0.34)となっています。株価は続落していますが、原油は100ドル近辺の値頃感が根付く気配となりつつあるようです。

【貴金属市況】
金は続伸しており現在は1620ドルに再浮上しています。米債務引き上げ交渉が難航していることや、これを逃れても米国債の格付引き下げの可能性が高まりつつあり、高値を維持しています。南アでは7月恒例の鉱山ストライキが今日からスタートするとの報道に、白金族も勝勢を強める展開となっています。

【穀物市況】
株価は続落する動きとなったものの、原油や貴金属が買われる展開となり穀物市況も反発に転じる動きとなっています。また、熱波による反収の下方修正観測も一役買っているようです。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は78円25銭近辺で推移、欧州市場で一時78円05銭までの円高水準まで買われるも介入への警戒もあり78円台前半での保ち合いとなっています。ユーロは1.437ドルと小動きに、フィッチに続きムーディーズもギリシャ国債を引き下げ軟化する場面も見られたものの、米債務引き上げ交渉の不透明感から為替市場は膠着状態となっています。ダウは88ドル安の1万2592ドルに続落し、10年債の利回りは3.006%に上昇しています。金融市場のマグマは欧州から米国に移動しており、債務引き上げ交渉の行方が決まるまでの滞留期間となりそうです。

【石油市況】
原油は99.20ドル(−0.67)に反落していて、ブレントも117.94ドル(−0.73)と同様に反落しています。米国債の格付引き下げ懸念やデフォルト懸念から株価が下落し、原油市況も連れる展開となっています。

【貴金属市況】
金は1612ドルと前週比10.7ドルの続伸となっていて、債務上限引き上げが越週してのパニック買いが入ったアジア時間の1624ドルには及ばないものの、その後も交渉に進展がないことから高値を維持して終わり値ベースでも史上最高値を更新しています。万一このまま8月2日を迎えることになると(まんまんいち)、米国債の引き下げが確実となることから米国債はもはや安全資産でないことになり、市場規模の小さな金市場はこの程度のパニック買いで収まることはないものと考えられ、「オバマさんはよーなんとかしてーなー!」(なぜか関西弁)と金融市場からの叫び声も声高が一層進みそうです。

【穀物市況】
米債務上限引き上げ交渉の難航から、市場全体にリスク回避ムードが広がり穀物市場にも波及しています。天候は先週の熱波から恵みの雨に変わったようですが、今週末には一部に再び熱波予想も出されており天候プレミアムはまだ健在のようです。

米デフォルト危機に直面

オバマ大統領や議会関係者の努力も報われずにアジア市場がオープン、安全資産である金はニューヨークの時間外取引開始時(日本時間7時15分)に買い物が殺到して一時1624ドルに急騰し、史上最高値を楽々と大きく更新しています。逆にダウの時間外は急落に見舞われ、日本を初めアジア株も軒並みダウン、商品市場でも金・銀を除くと原油や穀物市況が下げています。

民主党は2.5兆ドルの債務引き上げと引き換えに同額程度の債務削減案を提示しているものの、共和党案は1兆ドル程度の小幅引き上げを主張しており折り合いの取れない状況となっています。仮に共和党の主張する1兆ドル規模とした場合は、来年秋の大統領選挙時に再び債務引き上げ交渉となる可能性もあり、オバマ政権にとっては不利に働く可能性があり極力避けたい事態となるようです。

米国の大手金融機関やヘッジファンドも米国の債務不履行に備えるとの報道もあるようですが、その時に米国債が必ずしも売り込まれるものかどうか、金融のプロでも予想できない事態のようです。世界の基軸通貨国の事ゆえ、事態の進展に期待がかかるものの、想定外のことも起きうることを除外はできないようですが、万一の場合の金融市場の反応が測りきれない事態に備えそのものが不可能の情勢とも言えるでしょうか。

果たしてどのような決着を見ることか、今週は右往左往させられそうです。

7月も最終週となります

おはようございます。

ギリシャ支援が合意されて欧州のソブリンリスクは一先ず落ち着きを取り戻し、(先送りされただけだが・・・)米国の債務上限引き上げに市場の視線が集約されていますが、こちらは22日決着を目指したオバマ政権側の目論見が外れて、今週の市場を左右する最も重要な指標となっています。土日返上の議会工作も報われないままに7月最終週を迎えることとなりました。

8月2日の期限まであと1週間となっています。週明けの外為市場では早速ドル相場が軟化しており、ユーロは1.438ドルに上昇し、円も78円10銭台に上昇、スイスフランも窓を開けて上昇しています。安全資産としての金が1605ドルに上昇をみせています。

8月の米収支は収入が1720億ドル、支出が3070億ドルと言われていてすぐにはデフォルトに陥らないという指摘はあるもののそれも時間の問題、やはり両党の合意が待たれるところとなります。今週は合意の進捗や噂に市場が翻弄されることも想定され、相場に振り回されないように注意が必要となります。

朝一番情報

おはようございます。今朝も最低気温が19度と快適な朝です。6号は不思議な台風でコース取りもさることながら、一過のフェーン現象から気温急上昇と思いきや、逆に急低下させて真夏に清涼感を振りまいてくれました。

さて、今週はEUとIMF・民間銀行のギリシャ支援が決まり、幾分欧州の金融危機が和らいだものの”危機の先送り”は変わりない状況です。米国では事務的な手続き期間があり本来は今週中に債務引き上げに合意を導きたい状況ながら、これまでのところその報道はありません。来週早々には合意に向いものと考えられますが、問題は欧米ともに格付け機関がどのようにこれらを評価するのかが注目されものと思われ、欧米のソブリンリスク台頭は今後も市場の波乱要因とみなされることと思います。我が日本ではドル安・ユーロ安の流れから円高が進み輸出企業の業績低迷が予想されるものの、比較的に株価が1万円の大台に乗せていることから政府日銀の介入警戒もいくぶんトーンダウンしていることが実情で介入へのジレンマが続いています。急激な円高と呼ぶには実際は穏やかなもので、77円台にでも一時的にぶっ飛ぶような動きでないと介入催促とはいかないのかも知れません。

【金融・為替】
ドル円は78円50銭台と振幅幅の少ない展開です。CFTCによると円のロングは前週の3,600億円から5,269億円に膨らんでおり、投機筋もドル・ユーロからの逃避を円ロングで凌いでいるようです。ユーロは1.435ドルにいくぶん軟化しており、ギリシャ支援合意にユーロの益だしの動きもあるようです。米債務上限引き上げも来年の大統領選挙の行方も関係しているようで、民主・共和のせめぎ合いがぎりぎりまでもつれているようです。ダウは42ドル安の1万2681ドルに反落して、国債が買われて10年債の利回りは2.961%に降下しています。

【石油市況】
原油は99.87ドル(+0.74)に続伸、ブレントは118.67ドル(+1.16)に急反発しています。ギリシャや米国の債務危機が幾分和らぎ(筆者とは違い)、株価が今週は大きく上昇に向かったことが好感されているようです。

【貴金属市況】
金は特段の材料がない中で1601.5ドル(+14.5)に急反発を見せていて、表向き欧米の危機の後退とみかたとは一線を画する動きで、危機の先行き不安(筆者も同感)のくすぶりを代弁するような動きで、原油市況とも一線を画しているようです。CFTCでは前週の614.5tから682tに増加しており、欧米の財務状況の危機が金のロング増幅につながっています。白金は例年7月恒例の南アの鉱山労組の賃金問題の広がりに反応を示し、節目の1800ドルを巡る攻防となっています。

【穀物市況】
穀物市況はコーンと小麦が反発に転じており、高温乾燥気味な天候が今後も続く予報に反応を示しています。コーンは現在受粉期という重要なステージの過程で、高温乾燥はストレスを及ぼすところで新たな熱波予測も市況に上昇圧力となっています。

朝一番情報

おはようございます。台風一過で一週間ぶりのチャリ通勤ですが、ほとんど汗をかかないで会社に到着、今朝も涼しい!

【金融・為替】
ドル円は先ほど魔の時間帯に78円20銭に円高が進み、現在は78円50銭どころで推移していて昨日から30銭余りの円高となっています。円相場は今月に入り2%余りの上昇となっていて、スイスフランの4%強に続く上昇となっていています。アメリカや欧州と同様に財政事情の悪い日本ですが、一面では世界最大の債権国でもあり先進国の中では、或いは流動性を求められる通貨の中では円に安心して逃げ込めるというものなのでしょう。それでも震災によるダメージのある日本企業にとっては、円高はダブルパンチの痛手であって個人的には日銀の介入時期はそう遠くないものと推測しています。さて、欧州のギリシャ支援はどうやら欧州金融安定ファフィリティ(EFSF)の強化を中心としたものになるようですが、一先ずユーロが1.442ドルに上昇していることから一難は去った反応を示しています。株価が上昇して、安全資産である米国債や金が軟調に動く反応となっています。ダウは152ドル高の1万2724ドル大幅に反発し、債券は売られて10年債の利回りは3.002%と3%の大台に乗せています。米国の債務上限引き上げは難航しており、米国債の格付引き下げの可能性も残されています。欧州の今回の首脳合意も格付会社の判断により、まだ安心感を市場に与えることには程遠い状況で、今後も欧州のソブリンリスクの波の引いたり寄せたりが市場を翻弄させることとなりそうです。

【石油市況】
WTIは99.13ドル(+0.73)に続伸しており、ブレントは117.51ドル(−0.62)と小幅に反落しています。WTIの続伸要因としてはドルの対ユーロでの軟化傾向や、IEA加盟28ヶ国の石油備蓄の放出を延長しないことが決まったことが下支え要因と見られます。

【貴金属市況】
金は続落しており1587ドル(−9.9)に下げています。それでもこの一両日の下値1580ドル前半で本日も下げどまる動きとなっていて、コメックス取組高の増加傾向(54万6千枚)をみても、欧州や米国の債務問題そのものに金相場は疑義をもっていることが推測されます。今月は1478ドルの安値から1610ドルの高値まで130ドル余りの大きな振幅を見せていますが、半値押し近辺の1550ドル前後への調整にはまだ役不足といったところでしょうか。米欧への財政不信は通貨不信そのものであり、市場の信認を得るには更に長い日柄が必要とされるものと考えられ、同時に金のお役目が務める期間もそれ相応の月日が伴うものと考えられます。

【穀物市況】
穀物市況はコーンや小麦が反落しており、大豆は小幅に続伸しています。一部米景気指標の改善や株高・原油高の外部要因の改善は今日の穀物市場への好影響にはつながらなかったようです。背景は今週出されていた熱波観測が後退して、一部には降雨予報が出されていてファンドの買い気をそらすものとなっています。

朝一番情報

おはようございます。久しぶりに冷やりと涼しい朝、台風の影響でしょうね!

【金融・為替】
ドル円は78円80銭と昨日から20銭の円高・ドル安で推移、ユーロは1.422ドルに続伸していてドルの軟化傾向となっています。80円割れから円高傾向に歯止めがかからない状況で、日銀や財務省サイドからはドルやユーロの下落背景に消去法から円高が進んでいるとの冷静が発言が目立つなか、経済会からは経済同友会代表幹事や日本商工会議所会頭らが“円売り介入”への要望発言も目立ちだしています。輸出企業の今年度の想定レートは概ね82円台中間に設定されているようで、ドルを売る輸出予約が進まない状況が続いているようです。このまま政府のスタンスが円高容認に向かうようでは企業の海外移転を止められない深刻な産業の空洞化が進む可能性もあり、政府サイドでも輸出予約を進めるための介入もこのままの水準では有りうることのように思われます。ダウは15ドル安の1万2572ドルに若干反落していて、10年債の利回りは2.932%にいくぶん上昇しています。前日の超党派の提案を受け入れる姿勢のオバマ大統領の発言を好感したものの、共和党内には勢力を強めている例の“茶会党”組織の横槍が債務引き上げの抵抗勢力になっているようで、米財務上限引き上げはまだ難航しているようです。今日の注目はユーロ17ヵ国の首脳会議の成り行きで、果たして第2次ギリシャ支援がデフォルトをうまくすり抜けられる(対格付会社)かどうかに注目が集まっていて、結果次第では金融市場が荒れることも想定されます。

【石油市況】
WTIは98.14ドル(+0.64)に続伸、ブレント相場も118.15ドル(+1.09)に続伸しています。米国の財務上限引き上げや、欧州のソブリンリスク問題が控えているもののいくぶん危機後退のムードにあることや、週間の原油在庫の急減を材料視しての上昇となっています。

【貴金属市況】
金は米国や欧州の債務問題がいくぶん和らぐ方向性から一時1580ドル割れ寸前に売り込まれたものの、その後は安値を買い拾われる展開にコメックスの終わりは1596.9ドルで終了、引け後は更に上昇しており現在のスポット価格は1600ドルに返り咲いています。安全資産としての金の立ち位置は簡単に崩れることを拒むようで、それだけに先進国の財政赤字や景気回復の状況に警鐘を鳴らしていることに大きな変化は見られないようです。

【穀物市況】
コーンは立会時間中に再び7ドル大台を奪取したものの、その後は息切れ症状から6ドル台に逆戻りして軟化しています。株価がプラスからマイナスに転じたことから、外部要因を見方に付けられずに方向感に欠ける軟調地合いを強いられる展開となっています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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