本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2011年08月

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は76円70銭と本日も静かに保ち合い、元財務相の野田さんが総理に選ばれたことも影響してか介入警戒が引き続き円の上値を抑えているようです。ユーロは1.443ドルと反落しており、ユーロ圏の景況感の悪化(15ヵ月ぶりの低水準)がユーロ上昇を拒むものとなっています。景気指標では住宅価格指数が前年同月比−4.52%と昨日の中古住宅販売同様に住宅問題の深刻さを浮き彫りにしており、消費者信頼感指数44.5と好悪の基準となる50ポイントを大きく下回っていて、米景気回復の道のりが険しいものであることを再認識させられる状況となっています。ダウは20ドル高の1万1559ドルに小幅に続伸し、10年債の利回りは2.176%に低下しています。本日はADP民間雇用統計、シカゴ購買部景気指数と週末にISM景況感指数、労働省発表の雇用統計と重要指標が目白押しの週となっています。そのような中で本日はシカゴ連銀総裁のエバンス氏が追加緩和を支持したことが、株価の下支え要因となったものとみられます。

【石油市況】
原油は88.90ドル(+1.63)に続伸しており、先のハリケーン・アイリーンによりNYの石油受け渡しの港湾施設に被害が及んだことや、シカゴ連銀総裁の発言を好感する動きとなっています。ブレントは114.02ドル(+2.14)にこちらも続伸しています。

【貴金属市況】
金は欧州時間で欧州の景気指標の悪化から1800ドルに乗せる動きとなり、その後の米国時間でも更に続伸しセッションの終わりは1829.8ドル(+38.2)に上昇して引けています。米国時間ではエバンス総裁の追加緩和策支持の発言が更に上値を追いかける要因となっています。欧米の景気の先行き懸念や、金融政策の追加期待が金のボラティリティを引上げる荒れた展開が今週も続いています。追加緩和期待に白金族も大きく反発に転じています。

【穀物市況】
時間外では軟化推移していた穀物市況は、地区連銀総裁の発言に原油や貴金属が反応をみせた動きに続伸しています。景気指標の悪化傾向が穀物市況の上昇を阻むものの、金融の追加緩和策への期待値が悲観を上回るものとなっています。

朝一番情報

おはようございます。5人の候補が決選投票に及び海江田VS野田となりましたが、小沢の影響力を嫌うかたちで野田さんが新しい代表となりました。当の野田さんは「ノーゴールにしよう!」と挙党態勢を協調し、党の役員人事にも小沢派を重用しバランス人事を考えているようです。野田さん自身は松下政経塾一期生ながら、自身を「ドジョウ」に例える朴訥な人物ゆえ自身の後任に榊原さんあたりを起用すれば、サプライズ人事となり「円高懸念」もそのその存在感でヘッジファンドも震え上がるのではないでしょうか!

【金融・為替】
ドル円は76円85銭と相変わらず76円台後半での保ち合いに終始、スイスフランと日本円は当局の執拗な警戒に投機筋も狙いにくいことから円高警戒が続いています。ユーロは1.452ドルに上昇しており、先週末ジャクソンホールでのバーナンキ議長の緩和継続を含む発言からのドル安の受け皿がユーロとなっているようです。ダウは254ドル高の1万1539ドルに大幅に続伸しており、追加緩和期待に加えてテクニカル面の改善が上昇を後押しした模様です。10年債の利回りは2.256%にいくぶん上昇しています。景気指標では7月の個人消費に改善が見られたものの、中古住宅販売は不調が再認識されており、雇用と住宅というふたつの課題の重さは今後の米経済の回復の重石となりそうです。

【石油市況】
株高と対ユーロでのドル安進行を追い風に原油市況も急伸しており、87.27ドル(+1.90)に続伸しています。ブレントは111.88ドル(+0.52)に上昇をみせています。

【貴金属市況】
欧米の株価の上昇から金は安全資産として手仕舞いされる動きとなり、リスク回避ムードの後退から1800ドルを割り込む展開となっています。先週は1910ドル〜1700ドルという上下に200ドル余りの乱高下をみせた金相場もその大きなボックスにしばらくは収まりそうで、リスク選好ムードが戻り売り込まれると再び実需買いが下値をカバ−するものと思われ、1700ドルでの大台固めに相応の時間を要する展開が考えられます。

【穀物市況】
穀物相場は概ね続伸しており、株高に見られるリスク回避の後退ムードや、プロファーマーの生産高見通しを好感する動きとなっています。作柄も一段と後退する発表となっていて、本日の夜間取引も一段と上昇することが想定されます。

8月も最終週となりました

おはようございます。日中は30度を超えるものの、朝夕は徐々に秋の気配、セミの声もあぶら蝉からミンミン蝉、そしてヒグラシに変わり、コオロギが泣き始めています。

今週は8月〜9月をまたぐ週で早くも一年の4分の1が過ぎ去ろうとしています。週末9月2日は「米雇用統計」が控えていて、一日だけの開催予定のFOMCは20日・21日の二日間を使い今後の金融政策を練るようです。日本と同様に米国でも政治はねじれの停滞で格付引下からAAAを失い、FRBへの政策期待が膨らむ一方ですが、当のバーナンキ議長からは政治への注文を珍しくつけて金融政策頼みを牽制する動きも見られるようです。米国の金融の選択肢も徐々に狭められているようで、バーナンキの肩の重荷が想像されます。

欧州では先週も前週に引き続きECBの国債購入が高水準を維持していて、イタリアやスペイン国債の利回りは5%台で落ち着いていますが、中央銀行の介入による綱渡りの賜物であって、ほころびが思わぬところから出ることも今後当然考えられ、寄り合い所帯によりソブリンリスクの問題はむしろ米国よりも深刻な情勢となっています。

今週は30日に米消費者信頼感指数、同日のケースシラー住宅指数、翌31日はユーロ圏インフレ率に失業率、更に1日にはISM景況指数、2日の雇用統計と続きます。指標から目の離せない毎日が今後も続くことになり、夏休みムードのないまま8月は過ぎ去ろうとしています。夏休みなしは金相場も同様で、先進国通貨の信任、不信任に揺れる市場を尻目に一時は1900ドル超に急騰し、その後は証拠金引上げ等から200ドルの暴落、売り一巡から再度100ドルの急反発を演じています。糸の切れた凧が上昇気流に乗り、その後は風向きの変化に急降下し、再び上昇気流に乗る目まぐるしさで、本来は日陰の存在であるものが一気にスポットライトを浴びる存在となっています。紳助のようにいきなり引退することはなさそうです。

国内では今日午前11時から民主党大会が開かれ、その後は398人の衆参両院の投票権を持つ議員による投票が始り、午後には新しい代表(総理)が決まる予定です。菅降ろしの動きからようやくたどり着いた代表選ですが、新しい代表はそれだけに荷の重いものとなりそうで、震災復興、景気対策、税制問題、エネルギー問題、TPP問題と課題を挙げていくと、その責任の重さはこれまで以上に難題と向き合うことになりそうです。


QE3カードは温存

おはようございます。

昨夜はジャクソンホールでのバーナンキ講演が控えていたために会社泊(もとい!飲む口実か?)でした。

結局Q3への言及はなく、株価は序盤に100ドル強の下落となりましたが、議長の追加緩和策を否定しない発言内容を好感して反発し、終りにはプラス134ドルの1万1284ドルに上昇して引けています。次回9月後半のFOMCは一日伸ばし2日間の日程となり、今後の金融政策を吟味するというものでした。

期待はずれの側面もありますが、ある意味では予想通りのことで、次回、もしくはそれ以降の追加緩和に含みを残すものとなりましたが、米経済回復の最後の切り札は懐に残し市場が悲観的ムードに襲われることは回避できたという意味では成功であったようにも思われます。いずれにして米経済の脆弱状況は金融政策のみでは復元は困難は情勢で、今後金融市場に関しても楽観視できる状況にはないようです。

金価格がバーナンキ会見以降はするすると値を上げて、1790ドル近辺で終了したものの、更にその後の時間外でも上昇を継続していることから、米景気の先行きに警鐘を鳴らしてように考えられます。(ハリケーン接近から週明けの休場の可能性もあり、NYのショートポジションが閉じられているとの指摘もありますが・・・・。)

為替は76円65銭近辺で終了していて、ユーロも1.449ドルに上昇、米国の緩和政策に一片の曇のないことからドルが軟化する動きとなっています。

今日は隅田川花火大会が行われる予定で、心配されたお天気も雨から曇予報に変わり無事に開催されるようです。民主党代表選は小沢さんが海江田さんを支持、前原vs海江田の一騎打ちとなりそうです。それでは皆さん良い週末をおすごしください!!

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は77円40銭と続伸(円は続落)しており、今夜のバーナンキ議長の講演への期待感の後退がドル買い戻しにつながっているのかも知れません。ユーロも1.438ドルに幾分軟化気味で、こちらはドイツの空売り規制やドイツ債の格下げの噂を嫌気されたものと推測されます。ダウは170ドル安の1万1149ドルに反落しており、アップルのスティーブ・ジョブズ氏の辞任によりアップル株の下落が全体を押し下げているようです。今夜は株式・商品・為替関係者が日本時間午後11時からのバーナンキ発言を固唾を飲んで見守る一日となりそうで、希望と落胆の狭間を揺れ動くこととなりそうです。まるで米国経済の最後の守護神のようにバーナンキが崇められるようでは、この先の米経済には結果は別にしても期待は抱けない状況のようです。株売り→債券買い→利回り低下で10年債は2.228%となっています。

【石油市況】
原油は85.30ドル(+0.14)と小幅に続伸しており、株価の下落にも関わらずハリケーンの東海岸接近による供給懸念からの上昇となっています。そう言えば日本では例年並みに台風が来ているのに、米国でのハリケーン騒動はこの夏初めて耳にするもの、米国民はハリケーンよりも先日の地震のほうが脅威を覚えたようです。

【貴金属市況】
金は昨日の欧州時間に先週の安値1724.2ドルを下回り、ストップロスの売りを巻き込み一時1700ドル割れ寸前に叩き込まれたものの、大台を維持したことからその後は急反発に転じて引けは1760ドルと前日比プラスと本日も大荒れの展開となっています。今週は株価が反発に転じて、金ETFは二日間で50t余り解約されて株式市場に振り向けられることを嫌気し、1900ドルから200ドルの暴落を演じることとなりましたが、今夜のQE3発言言及への期待が後退すると株式が売りに転じて、再び安全資産として金が買い戻される状況となっています。また、アジアでは実需の買いが大量に入っている模様で一部にはプレミアムのつく状況となっており、現物が手元に入るのは数日待ちの状況のようです。いつものファンド売りvs実需買いの構図となっています。日本でも昨日は久しぶりに現物は買い手が多い一日となったようで、高値を売り抜けて下値で買い治す動きとなっています。現在の金は「西高東低」の空模様のようです。

【穀物市況】
穀物市況は小動きに終始、前半はイリノイの収穫減少見通しに上昇をみせるものの、ドル高と株安の外部環境の悪化から上昇幅を削る動きとなっています。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は76円90銭といくぶん円安気味の動きで、昨日の円高傾向の対抗措置として1000億ドル規模(7兆7,000億円)緊急ファシリティ創設の効果とは思えないものの、介入警戒が継続されていることや、ムーディーズの日本国債格付の引下も微妙に影響を与えているようです。日本はAA+〜AA−に引き下げられたものの、不思議に見解はネガティブから安定的に改善見通しとなり、政治力の弱さも引下に加担しているものと思われます。民主党代表選では人気の前原氏が参戦したことにより、29日の投票がやや盛り上がりだしたようです。ユーロは1.440ドルと小動きながら、ドイツの景況指数の落ち込みが気にかかるところで、ユーロ圏最大の経済大国の景気後退懸念は南欧諸国の支援問題にも微妙な影響を及ぼす可能性が心配の種というところでしょうか。ダウは143ドル高の1万1320ドルに続伸しており、7月の耐久財受注や住宅価格指数が事前予想を上回ったことや、26日のバーナンキ議長の講演でのQE3に踏み込んだ発言期待が膨らんでいるようです。ですが今月のFOMCにより低金利政策を2013年なかばとしたことに対して、3人の委員が反対票を投じており、副作用としてのインフレ懸念は高まることとなり、過度な期待が膨らむなかで期待を裏切ることも考えられます。10年債の利回りは2.293%にやや上昇しています。

【石油市況】
原油は85.16ドル(+0.28)と小幅に続伸、経済指標が予想外に良かったことや株価の続伸基調を好感する動きとなっています。ブレントは110.15ドル(+0.84)で引けています。

【貴金属市況】
金は前日の急落から更に大幅続落を強いられており、セッション引けは1757ドル(−104)に沈んでいます。景気指標の改善傾向や、株価の反発から資金が金から株式に移動という図式ですが、下落の最大要因は1枚5500ドルから7,000ドルに証拠金が引き上げらたことを嫌った売り物が下げの本尊と見られます。ドル建ては高値から170ドル前後の下げ、円建ても400円幅前後となり相場は振り出しに戻りますが、目先は実需買いvsファンド売りの構図となりそうです。先進国の財政問題という最大の金の上昇要因は健全なことから、ここからの弱気は禁物としたいものです。

【穀物市況】
穀物市場は高安まちまちな展開となっており、プロファーマーの産地調査では反収見通しが前年を下回ったものの、利食いの売り物も交錯するものとなっています。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は介入警戒からレンジの狭い動きで76円65銭どころで推移、ユーロは1.443ドルとやや反発しており欧州の購買担当者景気指標が事前予想を上回ったことに反応を示しています。一方でEU主要国であるドイツの景況感指数は−37.6ポイントと3年ぶりの低水準に落ち込み、ユーロ圏の経済大国の悲観見通しは今後の債務国支援にも悪影響を及ぼすことが想定されます。ダウは322ドル高の1万1176ドルに大幅に続伸、10年債の利回りは2.147%に若干上昇しており、週末のジャクソンホールへの期待が市況に影響を及ぼしています。逆に言うと期待がはずれる反動にも注意が必要となりそうです。

【石油市況】
原油は株価上昇等の外部環境が好転したことを受けて上昇85.44ドル(+1.02)に続伸、ブレントも109.31(+0.95)に上昇をみせています。リビアのカダフィ政権の敗北が濃厚となるものの、原油の生産回復には応分の時間を必要とし原油市況の重荷には目先ならないとの見方も支援要因と思われます。

【貴金属市況】
金は株価の上昇による益だしの売り物や、買い過剰の調整、上海やシンガポールの先物市場の証拠金引き上げが影響してNY市場でも手仕舞い売りがヒットする状況から下落、1861ドルのセッション引け後には1821ドル近辺に下落して現在は1835ドル近辺で推移しています。SPDRは25t近く減少しており、最大ETFであるS&P500ETFトラストを時価総額で上回ったとの報道は一日天下で終えることとなりました。しかし、根本的な米欧の財政問題の解決の道は険しいものに変わりなく、金相場のバブル崩壊との指摘には異論の余地多いにありというところでしょうか。

【穀物市況】
穀物市場は外部環境が好転したことから続伸しており、作柄の後退も支援要因となっています。

朝一番情報


おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は76円80銭と介入警戒の強まるなか76円台後半の保ち合いとなっています。先の4兆5,000億円規模の大規模介入は欧州時間での80円台示現から、輸出企業のヘッジという目的は不達成で終えていて、今回は慎重に口先介入を有効に使っているように思われます。次に動くとすると26日のバーナンキFRB議長の講演に焦点を当てているようにも思われます。但しFRB内部でも今月の13年半ばまでの緩和策の継続には3人の理事が反対しており、QE3に踏み込むには議長の一層の指導力が問われることとなり、インフレの助長も含めて平坦なものではないために流動的と見られ、政府・日銀もその見極めに神経を尖らせているようです。ユーロは1.435ドルと上昇後に軟化しており、昨日の東京時間とほぼ同水準となっています。ダウは37ドル高の1万854ドルと小幅に反発し、10年債の利回りは2.105%にやや上昇しています。

【石油市況】
原油はリビア情勢が反政府勢力の首都トリポリ進行から原油供給の増加懸念から夜間取引では下落したものの、その後ダウの反発や、リビアの原油生産再開が遅れるとの報道、また、ブレント買いvsWTI売りを解消するポジション調整に反発し84.12ドル(+1.86)で引けています。ブレントは108.36(−0.26)で引けています。

【貴金属市況】
金は大幅続伸しておりセッション引けは1889.7ドル(+39.6)に切り上がり、その後の時間外では一気に1900ドルの大台を抜けて一時1910ドルストップ誘発となっていて、現在は1903ドル近辺と大台を維持しています。先週あたりから新たな強気ヘッジファンドが参入した模様で、水準切り上げの扇動力となっている模様です。ジャスミン革命での強材料となったリビア情勢もカダフェ末期の症状は金価格押し下げには役不足のようで、欧米の公的債務や景気見通しの悲観論台頭からQE3を織り込む強気の展開となっています。

【穀物市況】
穀物市況は全般に続伸基調となっており、金融情勢の落ち着きや株価の反発、産地の作柄後退に反応を示しています。

日銀は介入姿勢

おはようございます。連日の雨で東京というヒートアイランドも一頃の熱を失ったようで、半袖姿は少し肌寒いようになりました。そえでも「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますから、ぶり返し当然あるでしょう。

それにしても8月も下旬に入りますが、「二八相場」といって2月・8月は商売も相場も閑を極める月ですが、今年ばかりは例外となっています。欧米の財政問題が過去にこれほどクローズアップされたことはなく、金融市場には一日たりとも安息ムードが流れることはないようです。

格付が引き下げられた米国債が買われ次いで日・独の国債、通貨ではスイスフランと日本円、そして無国籍通貨金が買われる状況、中でも金は8月に入り既に15%の上昇を見せていて債権や通貨の市場とのキャパシティの違いもあり異常な上昇となっています。

日銀はこの休み中にも欧米金融当局と連絡を取り、75円95銭に上昇した週末の海外市場の円高から、円高阻止の単独介入の容認取り付けに動いているようです。直近の円相場は介入警戒から76円70銭台に軟化していて、今日・明日ということではないようですが、今週末のワイオミング州ジャクソンホールでのバーナンキFRB議長の講演内容次第では、円売り介入も辞さない構えのようです。

勿論その講演内容が「QE3」を匂わせるものであれば、一段の金融緩和からドル売り圧力がかかり円高の進行が起こると考えられ、介入に踏み切る可能性は非常に高まることになります。一方で外為特別会計は8月4日の分を除いても40兆円規模の含み損を抱えているようで、確定した損失ではないものの所詮は国民の血税として将来は計算さることから、介入するにしても効果をあげることが求められています。

週末の海外市場

おはようございます。今日の東京は最低気温が22度、最高気温が28度と昨日の豪雨の賜物でありがたい限りです!日本の政局も3法案の通貨目処が立ち、29日の代表選挙に続き30日には新首相誕生の予定となっています。居座る菅さんの追い出しには成功するものの、新首相への期待感の盛り上がりのなさは一体どうしたものだろう!政治も経済も閉塞感から抜け出せずにいる現状から、次期総理には強いリーダーシップが求められますが、独りよがりなものではなく国民や与党内の協調性も求められることとなります。

【金融・為替】
ドル円はアジアに引き続き欧米株式市場が続落に見舞われたために、債権国通貨としての円は一時75円95銭に上昇し、その後は当局の介入警戒もあり76円55銭近辺で今週の取引を終了しています。ユーロは1.439ドルと対ドルでは幾分上昇するものの、所詮はドルとの弱い者比べという範疇に収まっています。ダウは172ドル安の1万817ドルに続落しており、欧州株の下落が引き継がれたことや、HP・IBM・バンカメ・キャタピラーの業績予想の悪化が足を引っ張る動きとなり、米国債が安全資産として買われ、10年債の利回りは2.0623%の低水準となっています。リスク回避は通貨ではスイスの政策により円買いが中心となり、米国債や金に資金が流れる構図が続いています。

【石油市況】
原油は世界同時株安の余波から一時80ドルを割り込む場面もありましたが、この水準では需要が好調との値頃感も働き浮上し82.26ドル(−0.12)の小幅安で引けています。ブレントは108.62ドル(+1.63)に急反発しています。ところで欧米の財政問題に目耳を奪われている間にシリアでは一般市民への殺戮が繰り返されて犠牲者が増えていることに、欧米ではアサド大統領の辞任要請が進んでいます。(ロシアや近隣湾岸諸国は静観)また、リビアではカダフィ大佐の亡命が具体的にチュニジア経由ベネズエラのルートを使うと報道されていて、事実であればリビアの精油所再開による供給が原油市場の重荷になる可能性も指摘されています。

【貴金属市況】
金は世界同時株安のヘッジとして買い進められ一時1878.8ドルの約定最高値に上昇し、その後は週末の利食いに押されて1850.1ドルで今週の取引を終えています。今週は最大の金ETFであるスパイダーに20t規模の買いが入ったことや、WGCによる第2四半期の中国・インドの宝飾需要拡大の発表も市況には追い風となっているようです。CFTCでは16日現在622.3tの買い越しと前週比では32tほど減少しているものの、その後の取組増加からロングは積み増しされているものと推測されます。RSIは日足・週足ともに80ポイントの買い過ぎゾーンとなっており、高値波乱が継続しています。

【穀物市況】
穀物市場は全般に急反発しており、株式市場の続落という外部環境の悪さのなかでの動きとなっています。来週はプロ・ファーマー社の現地調査の報告待ちで、生産高の下方修正への期待感も相場を強いものとさせています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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