本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2011年10月

FOMC待ち

おはようございます。

10月も最終営業日となりましたが、早朝の大洋州(豪・ニュージーランド)時間で75円60銭台前半に上昇して最高値をあっさりと更新、今日も「断固くん」の発言の出番がありそうです。戦略会議の民間委員の「50兆円規模の外債投資枠の創設」意見を政府も前向きに対応して欲しいと言うところ、TPPの議論がたけなわですが喫緊の問題は「円高対策」がより重要のように思います。

世界では今日10月31日に人口が70億人を超えるようで、中国・インド両国で26億人、ASEAN地区を入れると世界人口の半分を超えることになり、経済面では“アジアを制するものが世界を制する”と言っても過言ではないようです。アメリカ主導のTPP参加の意見も賛成・反対それぞれの意見はごもっともですが、農業保護(農家票)が政治家には大切なことも分かるのですが、日本のこれまでの成長は貿易立国によるもので輸出企業の牽引が支えてきました。輸出企業が対等に戦える態勢(雇用確保)を整えることは政治の使命だと個人的には考えるのですがいかがでしょうか。

今週は1日・2日のFOMCが最大の注目材料で、先週イエレンFOB副議長や数人の地区連銀総裁が一段の緩和策を容認する発言が目立ったことから市場では“QE3”期待が膨らんでいる状況です。一方ではQE2ではデフレ回避の大義名分が存在したものの、今回は当時よりデフレ懸念が後退していることや、株価の水準が大きく切り上っていることから“最後の切り札”として温存されるとの見方もあるようです。

商品市況にもFOMC内容次第で大きく影響を受けるので一番の注目要因、果たしてどのような結果となるのか?また、終了後のバーナンキ議長の記者会見の内容も注目です。日本はいかんせん3日が休日で、これらを一部織り込むのは2日の夜間終盤ですが、我々には4日に織り込みとなり、G20の最中にも重なり気の揉める週となりそうです。

今週も宜しくお願いします。

週末の海外市場

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は前日につけた史上最高値の75.67円近辺で推移、この日は高値更新には至らなかったものの75円80銭近辺の円高水準で今週の取引を終えています。今週はガイトナー財務長官が珍しくドル円の水準に関する発言をしていて「現在の円相場は投機的な動きによるものではなく、欧州の債務危機や米景気の後退懸念によるもの」とし、投機的な行き過ぎた水準を否定し、日本の介入も抑止するものとなっています。CFTCによると25日現在の投機筋の円ロングは6,784億円と前週比で3,421億円増のほぼ倍増を示しており、財務長官の指摘とは裏腹な結果となっています。連日の「断固君」の安住財務相発言も実質介入に踏み切らないまま週を終える状況となっていて「苦渋の見送り」。野田新政権初の「国家戦略会議」では円高対策として50兆円規模の基金を創設し、外債購入により過度な円高を抑止する意見が出されたようです。具体的な動きにつながることを期待したいものです。

ユーロは1.419と高値保ち合いの状況ですが、イタリア債入札では調達目標には達せずに終了、長期債利回りも6%台の水準に上昇していて再び危機水準の7%に接近する状況となっています。前日に首脳会議で合意されたギリシャへのヘアカットをどの程度の民間金融機関が受け入れるか?EFSFの拡大に新興国資金を果たして呼び込むことができるのか?今後も南欧諸国の債務危機は続くことが想定される状況から、「合意」という妥協の産物の実行が問われることとなりそうです。

米国では債務削減法案(民主3兆ドル・共和2.2兆ドル)の準備期間が来月23日に期限とされていて、早くも双方の主張の隔たりから紛糾しているようで、8月の債務上限法案の大もめが再び繰り返されると欧州危機と同様に今後の市場に悪影響を及ぼすことが懸念されます。来週はFOMCによる追加緩和策の行方(株高で最後の手段見送りの論調目立つ)、3日・4日はG20が開かれ欧州のEFSF基金出資勧誘の行方も気にかかるところです。ダウは22ドル高の1万2230ドルと小幅続伸、10年債の利回りは2.317%に若干低下しています。

【石油市況】
原由は93.32ドル(−0.64)と反落しており前日の急伸に対する修正的な動きとなっていて、ブレントも109.91ドル(−2.17)とWTIとの比価はピークから10ドル前後縮小しています。

【貴金属市況】
金は1747.2ドル(−0.5)に小反落しており上昇は一服、この日発表された25日現在の投機筋のロングは403.4tと前週比で8.5tの微増ながら、今週もショートが12.9t増加していて週後半の上昇はそのカバーの動きも一因となっているようです。IMFによると9月の準備金はタイの15.5tを筆頭にしてボリビア・ロシアと新興国政府は着々と保有金を増やしています。サプライズはギリシャが微増となっていることで、EUやIMFの支援を受けながらもヘソクリをちゃっかり溜め込んでいるようで“超不思議現象”です。

【穀物市況】
穀物市況はコーン・小麦が小幅に続伸し、大豆は反落する展開となっています。投機筋のロングはコーンがやや増加傾向に転じていることに対し、大豆は玉整理途上の印象を受けます。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は75円95銭と昨日は逆に76円を一度も上回ることなく、一時75円67銭と3営業日連続で最高値を更新し76円台は上がさとなる状況、日銀は昨日国債買入れ枠を現状の50兆円からさらに5兆円引き上げたものの、既に織り込まれていて発表直後には逆に円高に振れる状況で、口先介入も追加緩和も円高抑制とならず八方塞がりの状況に陥っています。来週は万一米国がQE3に踏み込んでも発表翌日は日本は休日、手をこまねいていると1ドル80円は遠のくばかりの深刻な事態に陥ることが懸念されます。ユーロは欧州危機の封じ込め包括案が通り、目先のイベントを乗り切った評価からか急伸し1.418ドルと9月上旬以来の水準に浮上しています。ダウは欧州の最悪の事態を回避できたことを好感し339ドル高の1万2208ドルに大幅続伸しており、8月上旬以来の1万2000ドルに返り咲いています。10年債の利回りは2.378%に続伸しており、来週はいよいよ1・2日のFOMCが開かれて追加緩和に踏み切るのかが注目要因、また、来週末にはG20が開かれて欧州のEFSFの発行する債券を新興国がどの程度引き受けるのかも注目されます。因みに日本はこれまでの購入意思を翻して震災に予算を振り分けるために、今回の購入は見送りと決定したようです。既に日本はEFSF債を3,000億円程度保有していて、追加の購入がユーロ買いにつながり円高抑制の意味合いからも追加の購入意思を示していたのですが・・・なんだかなー!?政府の円高対策の本気度には疑問を感じさせられる状況となっています。

【石油市況】
原由はドル安の動きや株価の大幅上昇からリスク・オンの動きとなり93.96ドル(+3.76)に大幅に続伸、ブレントも112.08ドル(+3.17)に続伸する展開となっています。リスクのスイッチのオン・オフの目まぐるしい動きが続いていますが、欧州危機はまだ途上であることを憂慮すればオンのスイッチ全開とはいかないようです。

【貴金属市況】
金は昨日のアジア時間では欧州危機の目先の後退から、リスク資産である株式の上昇、商品でも石油関連や穀物相場が上昇するなかで、安全資産として逆に上昇一服となりましたが、米国時間ではユーロが大きく上昇してドルが下落する動きに反応を示し続伸、コメックス引けは5営業日続伸の1747ドルで引けています。ここ一両日の動きは安全資産としての金の位置づけが戻る動きで、一昨日の株安をはじめとしたリスク資産売りに対して金は安全資産として買い進められ、昨日は前述したようにリスク資産上昇に金は足ふみする時間帯もあり、NYの取組高はここ2営業日で1万枚増加に転じており、今週は出直りへの一歩を踏み出したように見られます。来週は今後の展開に大きく影響を及ぼすであろうFOMCに注目といった状況です。

【穀物市況】
穀物市況もようやくリスク・オンの動きが戻り3銘柄とも大きく反発、ユーロ圏の金融危機一服、ドル安・株高を素直に好感する動きとなっています。それにしても商品個々のファンダメンタルよりも、投資環境に好悪に相場展開が大きく左右される状況で今回のリスク・オンの動きも、欧州の危機解消の具体的な進展にはまだ多くの課題を残していることから、いつオフに戻るとも限らず簡単に流れにつくわけにもいかないようです。

朝一番情報

おはようございます。

【ユーロ首脳会議】
注目されているEU及びユーロ圏首脳会議の内容を以下に箇条書きしました。
*銀行の自己資本比率を現在の5%から9%に引き上げる、約90行がストレステストを受け来年6月までに比率を引き上げる。このために自己増資や、公的資金導入、EFSF支援の3段階で進め1000億から1100億ユーロ(10.05兆円〜11兆5,500億円)
*EFSF4400億ユーロの基金のうち、ギリシャ・ポルトガル・アイルランド支援を除いた部分に4倍のレバレッジをかけて1兆ユーロ(10.5兆円)規模に拡充する。
*ギリシャ債のヘアカット部分は以前の21%から引き上げて50%、或いは60%で議論されているものの、民間の同意が現在のところ得られていない模様です。

【金融・為替】
ドル円は76円25銭近辺で推移、昨日も欧州時間で75円71銭と連日の円高更新が続いています。財務大臣の「断固たる措置」という連日の発言も虚しく、口先介入の限界に達する状況で安住さんに辞書で「断固」をいうことをもう一度引き直していただき所(´∀`*)、今日は日銀の政策決定委員会が開かれ、債権購入枠の引き上げに加えて「介入」という手段を講じると8月時介入と同じタイミングとなります。丁度欧州の首脳会議という一大イベントを終えたタイミングとなり、来週のFOMCまで待つとその結果は11月3日(文化の日)の休日と重なり、するすると75円台前半、或いは74台を見る羽目に陥る可能性もあり時期を逸する懸念があることから決断の時間は残されていないように思われます。ユーロは1.389ドルとやや軟化していることから、ユーロ首脳会議の評価は先行きの楽観よりもやや悲観的な反応を示しているようです。ダウは162ドル高の1万1869ドルに反発し、10年債の利回りは2.205%に幾分上昇しています。欧州ドイツの議会ではEFSFの拡充策が可決されたことや、中国の欧州支援期待(EFSFの債券購入がらみ)も株価の上昇を支える要因となった模様ですが、11月2日のFOMCによる「追加緩和期待」も大きく影響しているようです。

【石油市況】
原由は90.20ドル(−2.97)に反落、ブレントも108.91ドルに下落、序盤にユーロが下落してドル高に振れたことや、週間原油在庫が予想外に増加したことを嫌気する動きとなっています。但し、その後株価が上昇したことから時間外では70鳴度の反発となっています。

【貴金属市況】
金は昨日のアジア時間が堅調に推移し、欧米時間でも1720ドル前後の水準を維持し、コメックスは1723.5ドルに続伸し、現在も1720ドル台前半で推移しています。目先の最も注目される点は来週のFOMCに移っており、追加緩和策が講じられることとなれば一段の上昇が見込めると同時に、見送りとなれば応分の調整の可能性も生まれることになります。但し昨日ETFが久しぶりに10t余り増加し、コメックスの取り組みも7,000枚増加する動きから、リスク商品から安全資産的見方が戻りつつあることから調整しても下値はこれまでよりも固いことが予想されます。

【穀物市況】
穀物は序盤のドル高や株安からリスク回避の売りに押されて、全般に下落を強いられる展開となっています。ユーロ首脳会議の不透明さや、米国の景気指標の動向も穀物市況にはネガティブに映るようです。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は一時75円74銭と戦後最安値を更新しており、昨日の東京市場で76円飛台でも介入が見送られたことによる介入姿勢の弱さを見透かされていることや、引き続き欧州不安によるユーロの弱さ、また来週のFOMCによる追加緩和策の可能性の高まりも「円買い」を助長するものとなっています。ダウは206ドル安の1万1706ドルに反落しており、ケースシラー住宅指数が事前予想の−3.50%に対して発表は−3.80%に後退し、10月の消費者信頼感指数も46.0の予想に対して結果は39.8ポイントにこちらも悪化していることを嫌気する動きとなっています。株が売られて国債が買われて、10年債の利回りは2.110%に低下しています。米国ではこのところ各地区連銀総裁やFRB副議長の追加緩和策に言及する発言が相次いでいて、来週1・2日のFOMCに向けて追加緩和の可能性が高まっています。その判断材料には当然欧州の債務危機問題もあり、本日の首脳会議での合意内容が市場信任を得られないようであれば、米国の追加緩和は更に高まるものと推測されます。当の欧州ではドイツがECBの追加の国債購入に否定的な見方を崩しておらず、また、ギリシャの次に国債利回りの高いイタリアの債務削減案も年金の支給を遅らせる案がまとまらない状況から、首脳会議は紛糾することが避けられない状況が続く雲行きで予断は許されない緊張した場面が続くものと考えられます。

【石油市況】
原油は93.17ドル(+1.90)に続伸しており、株安のリスク・オフのなかでの上昇となっており、メキシコ湾に接近するハリケーンの影響や、WTIの限月間の鞘が順鞘から逆鞘に転じるという需給タイトを示すサヤ関係にも注目が集まっているようです。ブレントは110.92ドル(−0.53)にこちらは続落する展開となり、WTIとブレントのサヤ修正が続いていることは今週の特筆事項と言えるでしょう。

【貴金属市況】
金の本日の動きは一言でいうと「安全資産の金買い」「リスク回避の金買い」「代替通貨としての金買い」が久しぶりに市場に帰ってきたという表現になるのでしょうか。終わり値ベースでの1700ドル奪還は9月22日以来一ヶ月ぶりのことで、今後の出直りに大きく期待が持てるものと考えられます。目先は1700ドル台を固めることができるのか注目、ユーロ首脳会議やFOMCなどの大きなイベントを控え、上記に示した金買いの持続性が問われる展開となりそうです。

【穀物市況】
穀物市況は小幅に軟調な展開となっており、株価の反落が原油や金の上昇に連れる動きを阻害するものとなっています。このところの価格下落による中国等の引き合い期待と、本日のユーロ首脳会議の悲観見通しが交錯する材料となっています。

朝一番情報

おはようございます。

日経紙一面トップには「世界の株売買・急減」との記事が掲載されていて、東証一部の10月の出来高が7年ぶりの低水準となっていることを指摘すると同時に、世界の株式売買高も9月は低調で前月比28%減としています。我がTOCOM金も今月は10万枚を記録する営業日はなく、8・9月の6割から更に半減するという低調を示しています。これらの要因として「欧州の金融危機」「金融機関への規制強化」「世界景気の先行き不安」「ヘッジファンドの収益悪化から撤退」等々がその要因と見られます。株価も商品も活発な値動きを示し、一見したところ出来高も伴って活況のように見えますが、実際は薄商いで値だけが飛ぶ異常事態と言えなくもなく、我々現場サイドでも出来高を伴った安定した値動きを願うのが現状です。

【金融・為替】
ドル円は現在76円10銭近辺で推移しており、日本時間深夜3時台には75円95銭近辺となっていて三度75円台に一時的に突入しています。昨日は安住財務相が「事務方に支持」したということで介入への臨戦態勢ができつつあるようですが、明日のユーロ首脳会談や来週のFOMCと反乱要素が今後目白押しでそのタイミングの難しさと、欧米への根回しの問題と同意取り付けの要素も残されていて、日本の単独介入の決断が迫られる事態となっています。ユーロは1.393ドルと昨日とほぼ変らず、26日の首脳会議での合意に向けた動きに期待が膨らむもののEFSFや銀行の資本増強が金額ベースで安心感を与えられるのか、或いは悲観視されるのか予断を許さない状況が続いています。イタリア・スペイン国債の利回りがそれぞれ6%接近、5.5%とユーロの支援を仰ぐ7%に最接近しています。ダウは104ドル高の1万1913ドルに続伸しており、このところ各連銀総裁の発言が金融緩和策第3段(QE3)に前向きとも取られる発言に期待する展開となっています。10年債の利回りは2.232%に上昇しています。

【石油市況】
原油は91.27ドル(+3.87)とリスク・オンの動き、ブレントも111.45ドル(+1.89)に上昇もWTIとブレントの鞘はいくぶん縮小傾向にあるようです。

【貴金属市況】
貴金属市況もリスク・オンの動きにおおよそ続伸基調となっていて、金も1650ドルとこのところの揉み合い中間地点に戻す展開となっています。

【穀物市況】
穀物市況も全般に引かれて上昇していますが、他銘柄と比較する上昇力は乏しいものとなっています。

26日のユーロ首脳会議待ち

おはようございます。

23日に開かれた欧州首脳会議の合意は予想通りに26日に持ち越されることとなりますが、民間銀行へのギリシャの債務削減(ヘアカット)は現在の21%を50〜60%に引き上げ、EUとIMFのギリシャ支援を2014年から2020年に延長し、銀行の資本増強は11兆円規模に拡大、さらには欧州安定化基金(EFSF)の拡充が討議されたものと思われ、26日の再会議までに自国の議会での承認を受けて最終的に合意される流れとなっています。

銀行への資本注入が11兆円規模で少ないとの見方や、EFSFの拡充額の規模がまだ具体的な数値が出ていない不透明な部分も残されていますが、週明けアジアのユーロ相場が1.386ドル台(ユーロ円は105円80銭)と比較的落ち着いた動きから、どうやら26日の合意に向けた動きに市場は焦点を移すようです。

ドル円は現在76円25銭近辺で推移しており、週末につけた75円78銭の史上最高値からは幾分円相場は軟化をみせています。安住財務相は23日に「行き過ぎた投機的な動きには断固たる措置を取る」と円高を牽制する発言をしていて、75円台に東京市場で円高がすすめば介入の可能性が高まるために円高警戒が伴う動きとなりそうです。

先週はニューヨーク・ダウが2ヶ月半ぶりの水準に上昇、好決算の企業は労働力の安い新興国に雇用を求め、決算は良くても米国人の雇用改善には至らぬジョブレス・リカバリー(雇用なき景気回復)というやつで、日本でも同様の空洞化が進んでいます。株高は富めるものと貧しいものの格差を更に広げて、格差是正の問題を主張する最近のデモの広がりを助長し、先進国の悩みの種となっていることが現状で株価上昇→景気回復という単純な方程式には収まらない情勢のようです。

今週も宜しくお願いします。

朝一番情報

おはようございます。久しぶりの本降りですね!マーケットのほうも「雨降って地固まる」ことを願うばかりで、大勢の投資家心理を代弁している言葉のように思います。

【金融・為替】
ドル円は一時75円78銭と8月の戦後最高値を行進し、その後は日本の介入警戒もあり今週の終わり値は76円20銭台で終了、欧米や新興国の景気後退が懸念される状況の中、日本の経常黒字や震災後の復興需要からの回復シナリオから「円買い」が進められる状況となっています。欧州の金融危機のどさくさに紛れて日本が「円売り介入」したのでは「火事場泥棒」のようなもので、現状は介入への期待は持てない状況となっています。

注目されていたEU首脳会議は予定通り23日に開かれるものの、結論は更に26日の同会議に持ち越されることとなり、EFSF(欧州安定化基金)の拡充に関して独・仏の意見統一を測る時間稼ぎとなっています。それでも26日にはEFSFの拡充や銀行への資本注入の具体策が決まるという期待値から、ユーロは1.389ドルに大きく戻して1ヶ月ぶりの高値引けとなっています。欧州の銀行は将来のギリシャへのヘアカット(債務再編)による損失や、自己資本比率の引き上げの動きから新興国からの投資引き上げばかりか、日本の証券投資からも8・9月は続けて資金の引き上げを行いこれらの備える動きが株安・商品安・新興国通貨安につながり、同時に利回り低下に投資家の解約が相次ぐヘッジファンドも市場からの資金引き上げを敢行したことが、このところの市況の低迷の主な要因と見られますが、豪ドルやブラジルレアルの下落はこの10月上旬には下げ止まり資金引き上げも一巡という状況につながっているものと推測されます。

ダウは266ドル高の1万1808ドルと8月上旬以来2ヶ月半ぶりの高値を示現しており、欧州債務問題への期待の広がりと企業の第3四半期決算の好調を好感する動きとなっています。最もグローバル企業が世界中から稼ぎ出したもので、米国本国の雇用への貢献度は依然として低い事から住宅問題も含めて政府やFRB内では懸念が継続する状況に変化なく、先のオバマ大統領の雇用対策もねじれの議会で置き去りにされていることからすると、FRBによる金融緩和策第3段への催促の声は静まるものではなく、11月1・2日のFOMCが議長の記者会見と重なることもあり何らかの政策発表につながるものと推測されます。

【石油市況】
原油は87.40ドル(+1.33)に反発を見せており、株高に見られるようにリスク・オンの動きに反応をみせています。ブレントは109.56ドル(−0.20)に反落しています。

【貴金属市況】
金は1636.1ドル(+23.2)に反発を見せており、金融市場全般にリスク・オンする動きに同調する展開となっています。CFTCによると18日現在のヘッジファンドの買い越しは394.9tと前週比で23.4tの減少となり再び400t割れとなっています。このところの下落によるロングの手仕舞い(損切り)も去ることながら、新規のショートも更に11t増加しており下げ狙いの売りも目立っていることが現状です。金市場では3年前のリーマンショック時の暴落が今だにトラウマとなっており、ショートの増加に見られるように先行きに疑心暗鬼となっていることがうかがえます。但し以前にも書いている通りに、当時との違いは公的保有が売りから買い(GFMS社の予想は500t強の増加)に逆転していること、インド・中国の需要が当時の700tから現在は1500tに倍増していること、つまりファンダメンタルは極めて良好な状況が続いており、米国の金融緩和策も2013年半ばまで続くことが約束されており、金にとっては居心地のいい時間が長く保証されていることからすると、きっかけ次第で上昇するトレンドに変わるものと思われます。買い方には耐える時間帯が長引いていますが、「需給は全てに最優先される」という相場格言からも買い展開はそう遠いことではないように考えております。

【穀物市況】
穀物市況はコーンと小麦がまちまちな動き、大豆は続落する動きとなっています。株価や他商品高の動きや、ドルの対ユーロでの軟化傾向も穀物市況を押し上げる原動力とはなっていないようで、相変わらず収穫時期の荷の重みが続いていることになります。

朝一番情報

おはようございます。

10月もはや第3週の最終営業日、朝夕は寒いという表現が相応しいようになってきました。「カダフィ大佐死亡」がトップニュースに踊り、「アラブの春」チュニジア・エジプトに続き「ジャスミン革命」が成功裏に終えようとしています。最も今後は独裁者なき後の権力闘争が続くものと考えられ、方向性を間違えると被害を被るのは国民といつの世もお決まりで民主化の進行を望むことになります。ギリシャでは融資条件の債務削減案が可決されて80億ユーロのつなぎ融資の条件は整った事になりますが、首都は官民の2大労組主導のストライキによる警官との衝突から死者もでる事態となっています。ギリシャの計画的なデフォルトを進めるためにも、23日EU首脳会議で銀行の資本増強と欧州安定化基金の拡充は喫緊の課題となっています。

【金融・為替】
ドル円は76円80銭と一時77円台に円は軟化を見せたものの、収まりいい水準に逆戻りして本日も保ち合い圏推移というところ、ユーロも首脳会議を巡る動きから上下動はあるものの現在は1.377ドル近辺で落ち着いた推移、ダウは37ドル高の1万1541ドルに小反発、10年債の利回りは2.185%にやや上昇しています。今週はドット・フランク法によりヘッジファンドや投資銀行が商品の建玉制限を強いることが決まったのですが、既に投資銀行サイドでは自己ディーリングや子会社ヘッジファンドの廃止等を押し占めており、商品全体では事前の準備が整っているために織り込み済の状況ながら、欧州でも規制強化が決まる雲行きで市場参加者の減少は薄商いでも値動きが大きくなることが想定され今後の懸念材料となっています。

【石油市況】
原油は85.30ドル(−081)に続落、ブレントは逆に109.76ドル(+1.37)に急反発しており、この時間のWTIも若干反発に転じています。ダウの動きに連れる展開が続いており、目先の注目はやはりEU首脳会議というところでしょうか。なにしろ日曜日の会議だけにその結果は週明けのアジア市場にはっきり現れるものと思われ、関係者(我々も含めて)固唾を呑んで見守るということになりそうです。

【貴金属市況】
金は続落しており1612.9ドルの終わりで一時は1604.7ドルまで下げたものの、大台を維持できたことから反発し現在は1620ドル近辺と東京の終了の時間帯に面合わせする水準となっています。このところリスク回避の金買いは影を潜め、リスク商品としての動きが続いています。安全資産としての見直しがあれば、今回の欧州の混乱は本来は買い材料ですが欧米市場のリスク・オフの動きは容易に戻る状況にはなく、金もしばらくは1600〜1700ドルの間の大揉み合いが続くものと推測されます。

【穀物市況】
穀物市況はこのところの下落に対する反発からコーン・小麦が急反発しており、大豆は小康を保つ展開となっています。コーンの8ドル、大豆の15ドルは夢のままで終える雲行きとなっています。

朝一番情報

おはようございます。”今朝の予報では朝方雲が多くてもその後は晴れ!”テレビの予報を信じて自転車にまたがり5分もしないうちに雨がパラパラと(午前4時50分前後のこと)・・・・・その後本降りびしょ濡れで会社に到着、雨合羽ももちろん用意はしているのですがどうにも途中の着替えが面倒で・・・・市況も株式・商品共にほぼ全面安症状というところ、まぁでも気を取り直して情報発信といきますか。

【金融・為替】
ドル円は76円80と昨日とほぼ同水準で相変わらずの保ち合い、ユーロは1.376に続落しており欧州安定化基金(EFSF)の大幅拡大案も、イタリア・スペイン債の利回り上昇や、銀行の資本不足からくる不安が悲観色を強めるものとなっています。米国では9月の住宅着工が予想外の改善を示す結果となったものの、米地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)が「穏やかな成長続くも、企業業績の先行き懸念が強まる」との報を嫌気して株価は72ドル反落の1万1504ドルに後退、10年債の利回りは2.158%に低下しています。昨日のムーディーズのスペイン国債2段階引下にみられるように欧州の国債や、銀行の格付が引き下げられる流れが継続されていて、国や銀行の資金調達の買い手不在が負の連鎖的な動きとなり、EFSFの拡大=ユーロ諸国の財政赤字拡大=国債の利回り上昇という悪循環を容易に払拭できない状況が続いています。

【石油市況】
WTI86.11ドル(−2.23)に急反落し、ブレント相場も108.39ドル(−2.76)と同様に反落しており、リスク・オフの動きが原油市況に大きく影響しています。

【貴金属市況】
金は続落しており1647.0ドル(−5.8)でコメックスは引けており、現在のスポット価格も1643ドル近辺で推移、このところはリスク資産としての動きとなっていて「安全資産」として金の独自性の薄いものとなっています。週明けは米商品先物取引委員会(CFTC)がワシントンで建玉制限を課す金融規制法を受け入れる状況となり、欧州でもこのところ株式の空売り規制や、高速売買の監視、商品デリバティブ規制と市場への規制を強める動きとなっていることから、商品市場においても投資銀行やヘッジファンドの投資マインドの低下が商品市場に影響を及ぼしていて、金市場にとっても独自展開を阻害する展開を強いているようです。需給やファンダメンタルはアジアの実需買いによって強いものの、サプライズ的な公的購入の発表とか、実勢の強さを証明するような発表があれば流れを変える可能性があるものの、今はリスク商品としての視点からの展開を余儀なくされている状況となっています。

【穀物市況】
穀物市況も全般にリスク回避の動きに押されて下落、特に大豆の下げが目立つ展開となっています。穀物市況も一頃の投機熱が冷めてファンドのロングが3年ぶりの低水準になっていることをみても、相場水準を下方修正させる要因として十分なものとなっています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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