本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2012年01月

朝一番情報

おはようございます。連日の寒さが続きますが日の出は徐々に早まっていて、気が付けば立春と節分が近づいています。今日で一年の1/12が経過しようとしていますが、明けない夜がいつまでも横たわるように欧州の債務問題は依然として闇の中のようです。

【金融・為替】
ドル円は76円35銭とドル安・円高が進行していて、一時は昨年10月末の日銀の大規模介入以来の76円22銭まで円高が進行しています。先週のFOMC以降では対ドルでの主要通貨の上昇は円が最大で2%に近い状況は、政府日銀の介入警戒の伴う水準となっています。ユーロは1.314ドルに反落していて、欧州首脳会議での財政規律強化の新条約で合意されたものの、ギリシャ支援をめぐる民間との交渉の長期化や、ドイツのギリシャへの財政介入を巡る騒動を嫌気するする流れや、ポルトガルの国債利回りが17%台に上昇といった欧州債務危機を改めて嫌気するユーロ売りの様相となっています。欧州債務危機からユーロを、緩和策継続からドルを買いにくい状況が結果として消去法の「円買い」に表れているようです。ダウは一時150ドル安に続落したもののその後は反発に転じて6ドル安の1万2653ドルに下げ幅を縮小、10年債の利回りは1.847%に低下しています。依然として欧州債務問題の暗雲が金融市場に重くのしかかる構図から、抜け出す糸口すら見いだせない状況となっています。

【石油市況】
原由は98.78ドル(−0.78)に続落、ブレントも同様に110.75ドル(−0.71)と欧州債務危機によるリスク回避の動きに冴えない展開となっています。イラン情勢の不透明感はぬぐい去れないものの、材料的には目新しい動きがないと更なる上昇には迎えない状況となっているようです。

【貴金属市況】
金はこのところの上げ基調から一時1742.8ドルの年初来の高値を更新したものの、各金融市場がリスク回避ムードとなったことから利食い売りに押されて今度は反転1718.8ドルに売り押される場面となりましたが、そこから再度反転してセッション引けは1734.4ドルと小幅安で本日の取引を終えています。連日の30万枚を超える大商いも本日は推定18万枚に留まり、その間の取組高はむしろ微減となっていて一見して活況に見える市場も短期売買主体で、金融緩和策の延長を好感する買いが続いていますが短期売買にとどまっていることが分かります。欧州債務危機がいつ再発するのか不透明な状況から、投機筋の買い意欲も限定的なものとなっているようです。

【穀物市況】
穀物市況は他市場のリスク回避の動きに反応を示し、コーンは急反落、小麦と大豆は続落を強いられる展開となっていて、こちらも投機筋の買い意欲を削がれるものとなっています。

ダボス会議の主題は欧州危機でした

おはようございます。

ギリシャと民間代表の債務交渉は、双方共に今後一週間以内に妥結される見通しを示しています。今日30日はEU首脳会議が開催される予定で、あわよくば本日の会議で発表して欧州債務危機のムードをいくらか緩和させたい思惑も首脳間ではあったようですが、今週中の交渉に結果は委ねられるようです。

世界経済フォーラム・ダボス会議は一週間の開催期間を終えて昨日29日に終幕しました。日本からは俳優の渡辺兼氏も「絆」を主題に講演しているところが報道されていますが、一般的にマスコミ報道の注目度は高くはなかったようです。

ここでも主題は金融危機の問題で、米元経済閣僚が「皆がドイツのようになれば世界経済は崩れる。むしろドイツがドイツらしさを減らすべきだ」と避難すれば、一方でドイツ・ショイブレ財務相は「財政規律を高め、信頼を取り戻すことが成長につながる。ドイツは緊縮下でも成長を続けた」と反論しています。

著名投資家ジョージ・ソロス氏はドイツがユーロ導入国に求めた緊縮政策は賃金・企業収益ともに落ち込み、経済は縮み、税収は減る。債務負担は更に増え、更なる赤字削減をせまられる悪循環になると指摘しています。また、同ツガ債務国の後ろ盾になりがらなく、欧州の政策は“小さすぎて遅すぎる”としています。メルケル首相は「ユーロはなにがなんでも守る」と発言はしていますが、ドイツ国内の政党間の駆け引きや、国民世論がメルケルの一歩の踏み出しを止める状況となっています。

中国では28日の土曜に「春節」休みが終了して、今日から上海等の市場も再開されます。春節の売上は前年比16%増と発表されていますが、富裕層消費に頼るもので、一般庶民の財布の紐は固い状況だったとも言われています。今週は春節明けで中国の投資家がどのように動くのか、金の市場でも注目度は高いものと思われます。

米国では週末の第4四半期のGDPが事前予想をやや下回り、本格回復にはまだ遠い状況のようです。FOMCによるゼロ金利の延長にひと息入れていているものの、欧州の債務問題が再び浮上すると米景気回復ペースの足を引っ張ることになり、金融市場も再び動揺することも念頭に入れておくべきでしょう。今週末には恒例の「雇用統計」も発表予定で、米国経済の立ち直りの状況にも注目される一週間となりそうです。

今週も宜しくお願いします。

週末の海外市況

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は76円65銭近辺で今週の取引を終えています。CFTCによるとシカゴの金融先物では24日現在投機筋の円ロングは5,545億円と前週比では1,800億円急減、これは週の前半に日本の貿易収支が赤字転落したことを要因として、ドル円が一時78円台に上昇(円安)により損切りの円売りが見られたことが背景ですが、その後はFOMCにより米金融緩和の延長となったことから再び円高傾向に戻る展開となっています。目先は通貨安競走で米国が強力なシグナルを市場に送ったことや、ユーロはそうでなくとも債務問題という爆弾を抱えることから「消去法の円買い」の動きは容易に収まるものではないようです。

話題は変わりますがBRICsの名付け親であるGSのジム・オニール氏は「今後2〜3年で日本とイタリアの国債利回りが同水準になる」とレポートしていることが少なからず話題に上っています。現在は日本が1%、対するイタリアは7%ですが、それぞれに利回りが歩み寄り中間の3.5%付近で交わるというもので、イタリアの危機は徐々に落ち着きを取り戻し、対して日本の債務危機は高まることを意味し、欧州の債務危機が今後徐々に日本にも降りかかることを想定せざるを得ない状況とも考えられます。目先ではないものの、日本がいずれ標的になると「円安基調」への大きな転換と同時に、「日本国債の暴落(利回り暴騰)」ということも我々の感知しないところで日本売りのマグマがたまり出していることに意識の一部に置くことが肝要のようです。

米国では2011年第4四半期のGDPが発表されて年率2.8%と10期連続のプラスとなりましたが、事前予想を下回ったことや年率1.7%成長と米国経済の立ち直りの鈍さにドルは売られ、対ユーロで1.321ドルと大きく続落しています。ユーロの売り持ち筋のカバーが中心と見られますが、緩和策を明示した米国政府やFRBにとってドル安は輸出の起爆剤と考えていて、このところ欧州の債務危機からドルが対ユーロで堅調推移していたことを考えると、ほくそ笑む関係者のほうが多いのではないでしょうか。それでもユーロは戻り売り、米金融緩和よりも債務危機の欧州への悲観見通しが上回るようです。ダウはGDPの伸びが期待はずれとなり先行きの米国景気を悲観する売り物に74ドル安の1万2660ドルに反落、10年債の利回りは1.896%に低下しています。

【石油市況】
原由は99.56ドル(−0.14)に反落、ブレントは111.46ドル(+0.67)とまちまちな反応を見せていて、米GDPを悲観する株安が弱材料、イラン問題とドル安は強材料となり100ドルラインをまたいだ攻防戦が続いています。

【貴金属市況】
金は続伸していて1734.8ドルの年初からの高値を後進、引け値ベースでも1732.2ドル(+5.5)と株価や原油価格が上昇一服を尻目に上昇しています。今週FRBが金融緩和を2014年後半まで延長したことが投機筋を勢い付かせているようです。また、この緩和により今週は金ETFのSPDRが大きく増加して1271.09t(前月比+16.52t)となったことも人気の背景となっているようです。NY市場では取組高の増加傾向は限られるものの、出来高は3営業日連続で30万枚以上と賑わっていて目先の日計り売買が活況となっています。投機筋も長居はしないまでもパフォーマンスのいい市場に資金を集めているようです。アジアでは年初の安値を買い拾った実需筋が反対に利食いに動いていて、特にタイやインドネシアからの売りが目立つようです。タイ・インドネシアといっても架橋資金が中心と思われ、来週から再開される中国でも換金売りが見られるものと推測されます。米金融緩和策の延長は当然利息を産まない金には今後も上げの最大要因と見られますが、欧州危機の再燃も今後考えられることから一方通行の強気も張れない状況で、これらの思惑を巡る攻防が来週も続くこととなりそうです。大きな流れは買い!されど目先は有頂天になれない複雑な要因を抱えて相場は進行していくものとなります。

【穀物市況】
穀物市況は昨日小幅に反落のコーンが反発に転じ、逆に上昇した大豆が下落、ここ三日間入れ替わり立ち代り上げの主役が目まぐるしく交代しています。こちらも金と同様に長く資金の滞在をするより、目先のコーンと大豆のサヤ狙いの裁定などでお茶を濁すといった感じでしょうか。更なる上昇には金融市場全般の環境改善が前提となりそうです。

朝一番情報

おはようございます。東京は週明けの雪の日から今年二度目の氷点下だそうな、ですが新潟・野沢温泉では24時間で80センチの積雪、北海道・陸別では氷点下30度だそうで、雪国育ちの筆者の視点では東京は「雪対策後進都市」というだけ、かく言う筆者も東京が長くいつの間にか☃後進人間の仲間入りとなっていました。「郷に入れば郷に従え」とは言うものの、天災にはやはり備えがあったほうがいいようです。差し当って長靴とスコップとか・・・・・?

【金融・為替】
ドル円は77円45銭近辺で推移しておりジリジリと円高気味となる地合いは、前日の米国の金融緩和延長政策(ドル安策)によるものと推測され、欧州でも追加緩和の余地が残されていて、中国・インド・ブラジルと新興国にも緩和策が波及しているなかでは、日本の輸出企業の円高による悲鳴も遠吠え程度で、円高のトレンドを変えるのは通貨安競走を勝ち抜くことを意味し、政策金利の下げ余地のない日本には不利な状況が続くことが避けられない情勢と推測されます。欧州ではギリシャ政府と民間代表の詰めの協議が続いており、新発債の利回りを3.75%に引き下げる民間譲歩を好感する動きもあり、ユーロは一時1.318ドルに上昇しその後は1.310ドルに軟化する動きとなっています。ギリシャに注目が集まる中でポルトガルの10年債利回りは15.13%とユーロ導入以来の水準に上昇していて、ギリシャの火の手が弱まる間隙を縫ってポルトガルにも波及する様相で、EFSFやEMSといった支援金の拡充が一刻の猶予もない状況ながら、欧州首脳の切迫した様子は見られず「対岸の火事」のような傍観を決め込むルーズな姿勢はいただけないようです。ダウは22ドル安の1万2734ドルに小幅に反落し、10年債の利回りは1.933%と緩和延長から2%を割り込む状況が続いています。

【石油市況】
原由は99.70ドル(+0.30)と小幅に続伸、前日に出遅れ感のあったブレントも本日は110.79ドル(+0.92)に急反発しています。米国の金融緩和策延長と、イラン産原油禁輸の措置が下値を支える動きが続いています。

【貴金属市況】
金は前日の米金融緩和策延長の材料から本日も続伸して1720ドル台と、昨日のアジア時間から更に10ドル程度水準を切り上げています。コメックスでは前前日の押しに取組高が9000枚減少し、昨日の急反騰から8,000枚増加と目まぐるしい展開で、一部にはオプションのコールの売り方が先物市場に買い玉を這わせたとの指摘もあり、テクニカルな内部要因も上げの要因と見られます。現物市場では1700ドル以上では実需の利食い売り、先物ではヘッジファンド買いの図式に変わりつつあるようで、1600ドル前半とは少々趣を異にしているようです。来週は春節明けの中国勢の参入も予測されることから、米金融緩和の期待の持続性が問われる場面となりそうです。

【穀物市況】
穀物市況は昨日は逆にコーンが上昇一服、大豆は反発するという動きで、コーンVS大豆の裁定取引の出し入れが複雑な価格展開にさせているようです。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
注目のFOMCですが一言で言うと、今現在出来得る全ての方策と対応が経済活性化に向けた最大限の努力を払ったという印象です。日本時間深夜2時半のFOMC声明文では住宅・雇用が相変わらず深刻な状況を抜け出すものではないものの、米経済は今後数四半期は穏やかな改善に向かうというもの、また注目の現在の事実上の低金利政策の時期に関してははメンバー17人中今年12年が3名、来年13年も3名(13年は昨年まで言明されたもの)で、14年が5名と最も多く、加えて15年4名、16年2名という結果になっていて、半数以上が14年以降まで現在の金融政策を継続するということに市場は好感して迎えた形となっています。その後4時15分からのバーナンキ議長の記者会見では「仮に正当化される状況であれば、我々は疑いなく使うだろう」と「QE3」にも言及してドル安・株高の流れを作っています。FRBが新たに拠出する資金はゼロ円でも、最大の効果を生み出すものとなっていて、点数を付けるとほぼ満点ということになります。どこかの国の為替介入の口先とは違い、その効果の大きさの違いを感じさせられます。

ドル円は77円75銭と昨日から20銭程度の円安水準で推移、ユーロは1.310ドルと一段の上昇(ユーロ円は101円90銭台)とドルがFOMCにより一段下落していて、ユーロや円が強いという動きではなく今後の米金融政策が緩和維持されることによるユーロや円の買い戻しによって結果ドルが売られるという流れのようです。ダウは83ドル高の1万2758ドルに急反発していて、10年債の利回りは1.999%と久しぶりに2%を割り込みリスクオン状態となっています。

【石油市況】
原由は序盤は欧州の株安や週間在庫の増加を嫌気する動きから下落して推移していたものの、FOMCによる緩和策延長に反応を示し反発セッションは99.40(+0.45)と小幅続伸して引けています。引け後のバーナンキ議長の「QE3」に含みを残す発言もあり、時間外では一段の上昇が考えられるところです。一方で早めに取引を終了したブレントは109.81ドル(−0.22)で引けています。

【貴金属市況】
金も序盤は欧州の株安やユーロの下落(ドル高)から1650ドル割れを試す場面が見られたものの、その後はFOMCの声明文の発表と共上昇に変わりセッション引けでは1700ドルの大台ひと月半ぶりに取り戻し、更にバーナンキの会見後に一段上昇していて1710ドル前後で推移しています。まさに米金融政策がもたらしてくれた賜物といったところでしょうか。

【穀物市況】
穀物市場はコーンが続伸して、大豆が小幅に反落しています。このところ水準を切り上げてきただけに神経質な反応となっていて、米金融緩和の持続性は大きく更に水準を切り上げるには至らなかったようです。

朝一番情報

おはようございます。

そこここに雪が残っていて、しかも気温は氷点下域で残されている雪はカチカチに氷りついています。今朝も歩行注意!なんでもペンギン歩きのように内股歩行と両手を広げてあるくといいらしい(変人の覚悟がいるなぁー(´∀`*)

【金融・為替】
ドル円は昨年12月下旬以来77円70銭近辺に円が急落、今日日銀より発表される2011年貿易収支が赤字となることや、昨日白川日銀総裁が2012年の成長見通しを昨年の2.2%から2.0%に下方修正したとの理由付けですが、テクニカルで50日移動平均線の77円40銭を抜けたことが主要因と見られます。円高方向に向かうと日銀への介入圧力が民間や政府からもかかり、実際に実弾を30兆円増やした介入資金は潤沢となり、投機筋の円買い意欲をそいだということも考えられると同時に、日本の1000兆円に登る公的債務の危機水準について市場からの警鐘と捕えることもできるでしょうか。しかし、政府や民間が望む円安トレンドに容易く転換したとの見方は時期尚早で、ポジション調整の一環程度の認識となるのでしょうね。ユーロは1.303ドルと昨日の東京時間から一時売り込まれる時間帯があったものの、こちらも投機筋の売り過剰からの買い戻しと見られ、ギリシャ支援が決まらない現状や南欧危機継続から一巡するば、再びユーロ売りの流れにもどるものと推測されます。ダウは33ドル安の1万2675ドルに小幅に続落し、10年債の利回りは2.054%に上昇しています。本日はFOMC二日目の討議が行われる見通しで、金利政策の「時期」の問題が主要な注目となり、日本時間明朝のバーナンキ議長の記者会見が最も注目されることになります。

【石油市況】
原由は98.95ドル(−0.63)に、ブレントも110.03ドル(−0.55)にそれぞれに小反落しています。イラン問題で前日に急反発を見せた反動や、株価の冴えない動きから一旦の利食いに押される展開と見られます。

【貴金属市況】
金はアジア時間では1670ドル台の後半を維持したものの、欧州時間にユーロが売られ、ギリシャの債務不履行懸念が蒸し返され反落、一時1661ドルに下落する場面も見られ現在は1665ドル前後で推移、久しぶりに押しを入れており、株安・原油安などの動きも影響しているようです。12月の安値1520ドル台から今週1680ドル台に上昇しており、上昇は地味ながらも160ドル幅近いものとなり応分の調整が入っても不思議でない水準となっています。

【穀物市況】
穀物市況は他市場が上昇一服ながら以外にも堅調推移で、コーンを中心とした続伸となっています。アルゼンチンの減産観測を本日も囃していうようですが、孤軍奮闘場面は長くは続かないようにも思われます。

朝一番情報

おはようございます。一面の「銀世界」となりましたね!

【金融・為替】
ドル円は76円95銭と本日も横這いの保ち合いに終始、ユーロは昨日から始まったEU財務相会議から来週30日の首脳会議に向けて債務危機に向けた明るい見通しの出現期待や、ギリシャの債務を巡る民間機関との合意期待に上昇していて、1.304ドルと今月4日以来の水準(対円100.3円)に戻す展開となっています。但しギリシャと民間の合意に至っていないこと、また、債務危機の特効薬などあるはずもなく、ユーロの反発は売りられすぎによるカバーが中心と見られ、危機のボルテージが幾分和らいだことによるリスク回避姿勢の弱まりが主要因と見られます。ダウは1万2708ドルと11ドル安と小動きに、10年債の利回りは2.0653%となっています。今日・明日はFOMCが開かれ政策金利の据え置きは既に織り込み済となっていて、注目は「政策金利の水準と見通し期限」が公表されます。今年は一部委員が交代し議長を含めた10人のうち6人がハト派と目されていて、金融緩和容認姿勢に寛容なことに市場は期待を抱く状況となっています。

【石油市況】
原由は99.58ドル(+1.25)に急反発をみせていて、ブレントも110.58ドル(0.72)に反発しています。既報のようにEU27ヶ国の今年7月からのイラン産原油の輸入禁止決定に反応をしめしたもので、年初からのEU内での議論がまとまったもので材料的に目新しいものではないものの、イランの対応によってはペルシャ湾の危機が高まる可能性に反応しています。

【貴金属市況】
金は続伸していて一時1681.8ドルと終値ベースでは昨年12月9日以来の水準に戻し、1700ドルの節目に接近しています。ドルの対ユーロでの下落や、イラン問題から安全資産としての見直し買いが入っている状況で、引け後はいくぶん利食い売りに押されて1676ドル近辺で推移しています。昨年12月29日の安値1523.9ドルからジリジリと水準を切り上げて、安値からはこれで150ドル前後の反発となっていて、旺盛なアジアの実需買いや、中銀の購入に支えられる上昇となっています。但し、欧州危機の再燃が考えられることからリスク回避ムードに市場が転換する場面で安全資産として水準を保てるのか、また、イラン情勢が落ち着きを取り戻した時の反応も気にかかるところで、目先はFOMCの緩和政策の延長が仮に発表された一段と上昇すると、一連の上昇も一服することも考えられます。その場合にこれまでの200日移動平均線である1640ドル近辺が押し目底になるのか注目されます。

【穀物市況】
穀物市場は原油や金の上昇や、ドル安によるリスクオンの動きも手伝い続伸基調継続となっていて、また、南米アルゼンチンの生産高の下方修正も上昇要因と見られます。

春節・FOMC・ギリシャ

おはようございます。

ギリシャの債務削減交渉はギリシャ側と銀行団で協議が継続中と報道されていますが、当の交渉団トップのダラーダ氏と仏BNPパリバの代表は既にギリシャを離れて二日が経過していて、トップ不在の交渉でどこまで協議が進んでいるのか注目されています。

報道では3月20日のギリシャ国債の償還(1兆4,000億円規模)に間に合うには、一刻の猶予もないというのが先週のものでしたが、ここにきてまだ2ヶ月の猶予があるから明日からのEU財務相会議に間に合わなくても大丈夫!?とのこと、おやおや?一体どうなっているのだろうか。

銀行団が仮に合意にこぎ着けても2600億ユーロのギリシャ債務のうち、ヘッジファンドや保険会社の保有も550億ユーロあり、債権者全てに債務カットで合意に至るには至難の技とみられ、ギリシャのデフォルト危機は簡単ではないようです。最悪のケースでも市場が求めているのは「秩序だった債務不履行」であって、今後の交渉の進捗状況から目が離せない状況が続くこととなります。

中国は昨日から「春節入り」で、今週一週間続くことになります。米国の年末商戦同様に売上の前年比での動きが注目され、今後も世界経済の牽引役を担うこととなります。

米国では24・25日に連邦制度準備委員会(FOMC)が開かれ、25日終了後に各委員による今後の政策金利の見通しが公表される予定で、2013年半ばまで約束されている現在のゼロ金利政策の延長をほのめかすのか注目されます。先立つ民間予想では米国のゼロ金利が引き上げられる見通しは2014年半ばに延長されるというもので、そうなると市場のリスク回避姿勢は更に後退し、リスク・オンの動きが活発化することも考えられます。

日本では明日から通常国会審議が始まり、明日は野田総理の施政方針演説が行われます。来年度の予算案が通るのか、また、渦中の消費増税の議論と、国民目線の国会議員の歳費削減や、国家公務員給与引下げの行方が注目されます。消費増税だけで日本のギリシャ化を避けられるものでもないでしょうが、危機回避の努力を世界へ発信する力にはなるのでしょう。

今週も宜しくお願いします。

週末の海外市況

おはようございます。

寒い日が続きます!スポーツ界では昨日13日目で把瑠都が優勝を決め、急遽故郷の北欧エストニアから母親が明日の千秋楽を見るためにはるばる来日するようです。また、この時間帯にレンジャースと契約を決めたダルビッシュがテキサスに到着、午前10時から入団会見に臨むようです。把瑠都は来場所も優勝すると横綱に昇進の見込みとなるようで、ダルは日本のエースとして大リーグの大男達からバッタバッタとねじ伏せて欲しいものですね!

【金融・為替】
ドル円は76円95銭と77円を挟む保合いに、ユーロは1.293ドルに続落しています。ダウは95ドル高の1万2720ドルに続伸、10年債の利回りは久々に2.0%台に軟化していて市場全般にリスク・オンの動きとなっているようです。欧州ではギリシャ政府と国際金融協会(IIF)の詰めの協議が再開されて3日目ですが、ギリシャ支援の大詰めの段階となっています。但しこの両者が合意してもギリシャの債務2600億ユーロの内1500億ユーロにとどまり、ヘッジファンドを含めた他の債権者はデフォルトに陥る場合のCDSによる保証を求めているようで、ギリシャ支援への道のりの険しさは続くものと推測され、市場のリスクオン・ムードは一転回避に動くことも考えられ株式・為替・商品市場ともに投機筋のポジション積み上げは限定的で、出来高や取組高増加が限定的な回転の早い売買が中心のようです。中国では昨年第3四半期のGDPは8.9%と事前予想を上回ったもの二年半ぶりの低調である現状で、1月の購買担当者景気指数は3ヵ月連続の好不調の分かれ目である50ポイントを割り込み、明日からの春節を迎えることになります。米国では作秋以降の景気指標が比較的落ち着きを取り戻していることから、来週23・24日のFOMCでは追加緩和策の期待値は低下していることが現状で、最後のカードは温存することとなりそうです。

【石油市況】
WTIは98.46ドル(−1.93)に続落していて、ブレントも109.86ドル(−1.69)で引けています。イラン・ホルムズ海峡の緊張は続いているものの、相当程度織り込んでいることから材料的に新味が後退していることや、中国の景気指標の悪化傾向を嫌気する動きとなっています。

【貴金属市況】
金は原油安に連れて1640ドル台前半に売り込まれる場面も見られましたが、この200日線から反発に転じて1666ドル近辺で今週の取引を終えています。昨年12月の1530ドル台のボトムから100ドルを大きく超える上昇から、1700ドルの大台を控えて上昇ピッチはややスローな展開となっています。来週は春節により中国の実需買いは一服し、FOMCやギリシャ問題が金価格に影響を及ぼすこととなりそうです。

【穀物市況】
穀物市況はコーンと小麦が続伸し大豆は反落する動きとなっていて、先日の大豆買い・コーン売りの裁定の解消も影響しているようです。全般に金融市場が落ち着いているようで穀物市況の支えとなっていることや、南米の天候も関わり徐々にボラティリティの高まる動きに期待したいものです。

朝一番情報

おはようございます。今朝の東京は☃混じりの☂、気温は一日上がらないようですが今年初のお湿りとなりました。

【金融・為替】
円相場は対ドルで77円10銭に軟化、対ユーロでも100円の大台近辺に軟化しています。ユーロは対ドルでも1.296ドルに反発していて、ユーロの反発要因は前日のIMFの融資資金の増額発表や、本日のフランス・スペイン債の入札の好調からの金利低下、また、ECBドラギ総裁による2012年の欧州経済の楽観見通し等からユーロを売り込んでいた一部投機筋のユーロ買い戻しがその原因と思われます。但しユーロ反発の影ではギリシャ政府と民間債務機関との新発債の金利を巡る最後の攻防が進んでいて、民間の譲歩が得られないとギリシャのデフォルト懸念が再び蒸し返される状況から予断は許されないことになんら変わりないものと推測されます。ダウは45ドル高と連日の高値更新から1万2623ドルに続伸、昨年8月の高値にあと250ドルほどに迫り、株式市場では米国の一人勝ち状態が続いています。10年債の利回りは1.978%に本日も上昇していて、株式買い債券売りのリスク・オンが続いています。

【石油市況】
WTIは100.39ドル(−0.20)に小幅に続落、一方のブレントは111.55ドル(+0.89)に反発しています。WTIは原油在庫の減少があったものの、ガソリン在庫の予想外の急増を嫌気する動きから小幅に減少していますが、西側のイランの制裁問題から緊張が続いていることが依然として下値を支える状況となっています。

【貴金属市況】
金は3日ぶりに反落しセッションの引けは1654.5ドル(−5.4)で終えています。年初から上昇が続いているだけに利食い売りに押される展開となり、ユーロ高・ドル安のフォローの為替の流れも見方に付けない動きとなっていて、IMFの資金拠出に米英両国が難色を示していることや、ギリシャのデフォルトの可能性から利食い優先の動きとなっています。とは言え200日移動平均線の1640ドル超の水準がこれまでの上限から、反対に下値を支える下限となっていてNYの取組高も徐々に増加傾向にあることから、一部には安全資産として金が復活しつつあるという指摘もあり、現在の水準維持を維持しているものと思われます。目先はギリシャのデフォルトの可能性を巡っての綱引きが続きそうで、デフォルトに陥ると売られ、回避されるようであればリスクオンの動きから1700ドル台に向かうものと推測されます。

【穀物市況】
穀物市況は急反発に転じていて、欧州の債務危機が一段落していることからドル安に向かう流れを好感することや、韓国・中国の大口の成約が投機筋の買い物を誘う流れとなっているようです。このところの連日の株高もリスク回避ムードの後退をもたらせて上昇の要因となっているものと推測されます。
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