本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2012年03月

月末・期末の海外市場

おはようございます。昨日から風が強いのですが南風!

【金融・為替】
ドル円は82円80銭近辺で今週の取引を終了、CFTCによると27日現在の投機筋の円売りは8450億円規模と過去最大のポジションに積み上げ、前週比でも2.5倍と異常な偏りとなっています。日本の追加緩和期待+米国の景気指標改善から追加緩和策なし=日米の金利差拡大という方程式の下なのか?シカゴ投機筋+日本のミセス・ワタナベ=1兆円規模の円売り(日米の個人・法人版の協調介入)といった趣きとなっています。

ユーロは1.334ドルといくぶんユーロ高の方向、注目のユーロ財務相会議では既に融資決定済(ギリシャ・ポルトガル・アイルランド向け)の3,000億ユーロに加えて、欧州安定化メカニズム(ESM)を新たに5,000億ユーロ作ることで合意、3,000+5,000=8,000億ユーロ(88兆円)となりファイアーウォール(防火壁)は堅固となったと首脳たちはご満悦のようです。事前の予想では7,000〜1兆ユーロ規模であったことから予想の範囲内ですが、市場ではこの規模ではスペインは救われないとの見方もありこれで満足とはいかないようです。但しこれで4月下旬のIMFの資金枠増強の議論は前向きに進むことが想定され、最悪のシナリオは一先ず後退といったところでしょうか。

ダウは66ドル高の1万3212ドルに続伸しており、景気指標は消費者信頼感指数が事前予想を上回り、シカゴ購買部協会指数の予想は下回りまだ模様ながら、欧州の基金合意や期末のお化粧買いに上昇したものと推測されます。10年債の利回りは2.219%に上昇しています。

【石油市況】
続落基調が続く原油相場は103.02ドル(+0.24)に若干の反発に転じ、ブレント相場も122.88ドル(+0.49)に反発しています。欧州の基金合意の報道や株価の上昇を好感、また、ドルの対ユーロでの軟調推移も下支え要因となった模様ですが上値はやや重いムードで期末の取引を終了しています。世界的なガソリン高は個人消費の伸びを阻害するもので原油需要の後退を予想されることと、イランを巡る核開発問題の緊張の狭間のせめぎ合いといったところでしょうか。

【貴金属市況】
金は急反発に転じて1671.9ドル(+17.0)で引けています。ここ3営業日の急落に対するリバウンドといったところで、急反発ながらもレンジ相場の範囲となっています。CFTCによると投機筋のロングは459.7tと前週比で50t余り増加しているものの、相変わらずの低水準となっていて、取組高が今週40万6,000枚まで減少していて、人気面の復活にはまだ応分の時間を要するものと推測されます。アジアの実需もインドが宝飾品店のストライキもあり低調で、中国の買いも現在の価格帯がバーゲンハントするにも中途半端なことから多くは望めないことが実情です。レンジ相場を抜けるには下値波乱から実需買いを呼び込むか、それとも安全資産としての金需要拡大が起こるようなサプライズが必要になるものと推測されます。

【穀物市況】
*米農務省発表の四半期在庫(3月1日現在) 
大 豆:13億7000万Bu(事前予想:13億8100万Bu) 
コーン:60億1000万Bu(事前予想:61億5100万Bu) 
*米農務省発表の作付意向面積 
大 豆:7390万エーカー(事前予想:7550万エーカー) 
コーン:9590万エーカー(事前予想:9470万エーカー) 

注目の農務省の発表は期末在庫の水準を予想を大きく下回り、コーンは40未離好肇奪弭發箸覆蝓大豆も50盟宛綉淨となっています。大豆は14ドル乗せの年初来の高値を示現し、コーンも今週の下げ分をおおよそカバーする急騰となっています。

FRBツイスト・オペの次の策は

会社の近くの公園ではさくらのつぼみからピンクの花びらがかすかに見え隠れしています。来週末にはあちこちで「桜まつり」が開かれるでしょうし、入学式にもさくらが彩りを添えることになりそうです。ひと安心(なんだかんだ来る春に向けて)

さて、年度末or期末に株式市場は益出しの売り物に軟調推移、外人投資家も先週は13週ぶりの売り越しとなった模様です。為替市場もミセス・ワタナベが久しぶりに「円売り」再開となりましたが、逆に海外ヘッジファンドの利益確定の円買い戻しの動きから82円を割り込む場面も見られます。

欧州ではこの20日に国債の大量償還を乗り切ったギリシャですが、昨日はS&Pがギリシャの再債務再編を予告し欧州のソブリンリスクがぶり返す状況となっています。本日のユーロ財務相会議では危機の防火壁の拡大の議論がなされていますが、財政緊縮策にスペインでは大規模ストライキがおこなれていて、欧州危機の火消しもモグラたたき状態となっています。

米国では雇用と景気回復の改善のスピードが鈍いことに、バーナンキFRB議長は苛立ちを隠さず「緩和策の継続性維持」に躍起となっていますが、その効力も一夜限りのものとなったようで、米景気回復には市場でも疑心暗鬼となりだした模様で、既に1万3,000ドルの株価には織り込み済となっているようです。

金市場ではインドの金輸入関税引き上げ(2〜4%に)に、インド国内の金宝飾店はストライキの意味でお店を閉ざしたままで、4月からの年間でも需要が盛り上がる婚礼需要に水を差す状況から、欧米市場の弱気要因とされているようです。そこに欧州ソブリンリスクの続報に市場の買い気が後退する動きとなり、1700ドルのチャレンジ失敗から元のレンジに戻る冴えない展開となっています。

来週の最大のイベントは6日(金)のご存知「米雇用統計」で、これまでと同様に雇用増が20万人を大きく超えるかどうかが注目で、米金融政策への影響が大きくなります。現状のツイスト・オペは6月末で終了し、その後の金融政策の手段は4月24・25日のFOMCでも議論の的となりますが、不胎下を伴うものであればインフレ抑制に一役買うものの、商品市況にはどちかと言えば下げ要因となるものと推測されるので、その成り行きが注目されることになります。

朝一番情報

おはようございます。

早いもので本日は3月の最終営業日、四半期末、そして年度末となります。この3月はギリシャ支援を巡るユーロのドタバタ劇に始まり、イランや北朝鮮の核開発疑惑に振り回され、アメリカの景気指標を巡る金融政策の思惑にも振り回されました。来週からは新年度入り、転勤、入学式、そしてお花見の季節となります。金融市場の安定を、商品個々のファンダメンタルが市況に忠実に反映されることを願いますが、なかなかどうして手ごわい市場の移り気に今後も翻弄されるのでしょうが、「芯」を外さない全方位トレード?を心がけたいものです。

【金融・為替】
ドル円は一時82円を割り込む場面もありましたが、現在は82円40銭近辺で昨日とほぼ変らず、このところ「くりっく365」市場でミセス・ワタナベが円売り参戦していて1000億円規模に拡大した模様です。シカゴの投機筋の2500億円規模の円売りとの双璧となっていますが、期末特有の輸出企業のリパトリエーション(本国送金)に押され気味となっています。ユーロは1.329ドルとやや反落気味で推移、格付会社S&Pがギリシャが再度の債務再編に陥る可能性の高いことを指摘したことや、経済協力開発機構(OECD)が欧州の経済成長の鈍化を改めて示し、危機拡大を防ぐESFなどの防火壁強化の必要性を訴えています。株価は序盤に欧州のネガティブ要因に大幅続落して始まったものの、1万3,000ドル割れの回避から値頃感に反発し19ドル高の1万3145ドルで引けています。10年債りまわりは2.155%に低下しています。

【石油市況】
前日に続き株価の下落や戦略備蓄(SPR)放出観測を嫌気して続落、WTIは102.63ドル(−2.63)に続落、ブレントも122.39ドル(1.77)に下げています。それにしてもガソリン・レギュラーがリッター160円に接近、Σ(゚д゚lll)イランとアメリカの仲直りはムツカシそうですね。

【貴金属市況】
金は午前の取引で株安・原油安・ドル高の3悪?に下落を強いられて一時1644.3ドルに続落、その後は株安に歯止めがかかり反発に転じたことや、ドル高の一服に支えられて反発し引けは1652.2ドル(−5.7)と昨日の東京3時半の水準に戻しています。それにしてコメックス金の取組高の減少は顕著で、2月末の47万9000枚から40万7,000万枚に減少しています。投げるものは投げたことから下値余地の乏しいことが推測されますが、運び相場(一方向へ流れる相場)にはファンドの参入は不可欠なことから、人気面の後退は懸念要因と見られ心配の種です。

【穀物市況】
穀物市況も大幅に続落を強いられる展開で、頼みの大豆が軟調に推移していることから、増反が懸念されるコーンはずるずると後退しています。こちらもコーンを中心に投機筋の後退が値を消す要因となっているようです。

朝一番情報

おはようございます。やっぱイチローは凄いなー、という大リーグ開幕戦でした。

【金融・為替】
ドル円は82円85銭近辺で推移していて昨日から10銭余りの円安で小康、ユーロは1.331ドルとこちらも小動きに終始、ダウは71ドル安の1万3126ドルに続落しており、2月の耐久在受注が事前予想を下回ったことを嫌気する動きとなっています。原油備蓄の放出の可能性の報道には株価の反応は限定的となっていて、10年債利回りは2.201%に上昇しています。30日のユーロ財務相会議ではESMの上限を5,000億ユーロから引き上げる議論の可能性も報道されていて、そうなると幾分ユーロ圏のソブリンリスクが低下するものと推測されますが、ドイツの出方が今後も注目されることになりそうです。

【石油市況】
原由は105.41ドル(−1.92)に急反落し、ブレントも同様に124.16ドル(−1.38)に下落しています。市場では再び米戦略備蓄原油(SPR)の放出の検討が材料視されていて、これに呼応するように仏政府も放出意思を示し、国際エネルギー機関(IEA)の同意を待っての放出を臭わせています。米仏ともに今年は大統領選挙を控えていて、最近のガソリン価格上昇が消費の腰を折る懸念が台頭していることから、人気取りの面でも石油価格を抑制したい思惑が広がっているようです。本日の市況はその材料に加えて原油在庫の急増も手伝い、投機筋の売り物を誘う結果となった模様です。

【貴金属市況】
金は大幅に続落していて1657.9ドル(−27.0)に後退、1700ドルの上値関門トライに失敗したことや、200日移動平均線を死守できなかったことを嫌気する動きとなっています。前前日のバーナンキ発言からこのところ増加していたショート(弱気ポジション)がカバーを余儀なくされて急上昇し、買い戻しの一巡から今度は急反落に転じる展開となっており、相変わらず安定感に欠ける相場つきとなっています。本日は原油価格や株価の下落もリスク回避の売り物を誘ったようで、インドや中国の買いも一頃ほどの強腰の買いは見られないことも、買い方の悲観を誘う原因となっているようです。レンジ相場は値位置を一段引き上げたものの、決定的上昇要因を欠くことから1700ドルの大台抜けは持ち越される状況になっています。レンジ相場継続から高値買わず、安値売らずの難しい相場展開がまだ続きそうです。

【穀物市況】
穀物市況も全般に続落していて、原油や貴金属、株価の下落からネガティブな影響を受けています。それでも上昇の牽引役である大豆の下げは限定的なもので、コーン、小麦の続落幅は大きくなっています。

朝一番情報


おはようございます

【金融・為替】
ドル円は83円15銭と昨日3時半から30銭前後の円安・ドル高で推移、ユーロは1.331ドルと序盤は1.338と3月の高値を更新する動きとなりましたが、その後は失速して前日比では若干マイナス(ドル買い戻し)で推移しています。ダウも前日の急騰の勢いを借りて高寄りするも、引けには43ドル安の1万3197ドルと反落しています。10年債の利回りは2.181%に低下しています。前日のバーナンキの緩和策維持表明から一夜明けて、いくぶん市場リスクオン・モードが沈静化の動きとなり、ケースシラー住宅指数や、消費者信頼感指数は事前予想を若干上回るものの、予想の範囲内であったことからサプライズはなし。欧州では前日に独メルケル首相が欧州基金を7,000億ユーロに拡大させる意向を示し、安定基金拡充の最大の反対国ドイツの前向きな姿勢が評価されましたが、これに対して経済協力開発機構(OECD)の事務総長が規模は1兆ユーロ(110兆円)必要とし、30日に予定されているユーロ財務相会議での協議が注目されます。

【石油市況】
WTI原由は107.33ドル(+0.30)と小幅に続伸、一方のブレントは125.54ドル(−0.11)に小反落しておりまちまちの動きとなっていて、株式市場を含めた金融市場全般に昨日の余勢を借りての上昇も一服、リスクオンの人休み状況となっています。

【貴金属市況】
前日大幅上昇を演じた金も上昇は一服、序盤に1696.9ドルに続伸したものの節目の1700ドルに届かず失速、引けは1684.9ドル(−0.70)と前日比で小反落症状となっています。現在は1680ドル近辺でスポットが推移、200日線が上値を阻む展開となっています。昨日6t増のETFは本日2t減となり、投資家心理も微妙な反応をみせています。レンジは先週よりも切り上がったものの、1700ドル突破にはバーナンキのリップサービスだけでは不十分といったところでしょうか。

【穀物市況】
このところ上昇一途の大豆相場が一服症状となり、コーンや小麦も連れて下落を強いられる展開となっています。月末の農務省報告待ちの様相!

金融政策と金相場

今日の金価格の反発の要因はバーナンキ議長の金融緩和策の維持にあることは周知のとおりですが、2月末の急落時(1780↓1700$割れ)もやはりバーナンキ発言でした。今回は金融緩和策の維持に反応して↑、2月は追加緩和策の後退に反応↓を示すものでした。

しかし、前回と今回のバーナンキの発言内容に大きな変化があるのかというと、景気回復や雇用情勢の捉え方に若干の変化はあっても、「回復のペースは苛立つほどにゆっくり」として、現状の金融緩和策を肯定することに関してブレはありません。

あくまでも市場の置かれた環境によって、同じ内容の発言でもリスクのオンとオフに反応は別れていることが現状です。

リーマンに代表される民間金融危機からギリシャに代表される国家の危機は、民間の危機を公的な負担で救済したことから、時間差で今度は公的な危機に発展してギリシャのハード・デフォルトは避けられたものの、中銀はそれでも緩和策を継続し続けていることに、市場の警戒はいつまで経っても解かれない状況が続いています。

金は2月末の急落からファンドの玉整理が進み、直近のCFTCでは400t強に買い越しが減少(昨年の1900$では800t)しています。2014年終盤まで緩和策を継続するというFRBの約束事が、昨日のバーナンキ発言から担保されたとの判断に急反発となっています。

このところのドル建て金の指標のひとつに200日移動平均線が上げられますが、現在は1690ドルの水準であることから本日はオンラインの線まで戻しています。この水準を維持して上昇トレンドに変わるのか、或いはこの200日線で跳ね返されて再びレンジ相場に戻るのかの境界線でもあります。

現在FRBは緩和策としてツイスト・オペレーション(短期債売りから長期債に乗り換え)を続けていますが、この期限が6月末となっています。今後の景気動向や欧州の金融危機の再燃等あれば次の政策としてQE3につなげる可能性は十分にあります。6月までの連邦制度準備委員会(FOMC)は4月24・25日と6月19・20日の2回ありますが、追加緩和は勿論金にとっては追い風です。今後もその期待値の上げ下げに金価格は過敏に反応を示すこととなりそうです。

朝一番情報

おはようございます。

【金融・為替】
以下は昨日のバーナンキFRB議長がバージニア・アーリントンで行った講演の趣旨で、失業率の低下は「2008年終わりから2009年にかけて起きた異例の大量解雇傾向の反転」を反映している可能性があるとした上で、「この反転が完了するとともに、失業率がさらに大幅に低下するためには、生産と個人および企業からの需要のより迅速な拡大が必要となる公算が大きい。このようなプロセスは緩和的政策の継続によって支えることができる」

昨夜日本時間午後9時からの議長の講演では、この発言によって「追加緩和期待」が再び台頭し、このところの景気指標の改善傾向によるQE後退の悲観見通しを払拭する勢いとなった模様です。すぐさま反応を見せたのはドルの対ユーロでの下落、株価や金価格の鋭角的な上昇でした。この反応を見に付け市場が金融当局の「緩和策への依存症」が、強く残されていることが再確認されています。

ドル円はバーナンキの発言から一時円高(82円99銭↓82円55銭)に触れたものの、その後はドルがじりじりと反発して現在82円85銭と昨日から30銭程度のドル高・円安水準で推移しています。ユーロは欧州時間の1.319ドルから↑1.335ドルに上昇して、米金融政策の緩和継続継続の確認からのドル安の受け皿となっています。(ユーロ円は110.65円とユーロ高に)ダウは160ドル高の1万3241ドルに続伸して終値ベースで今年2番目の高値に上昇、10年債の利回りは2.244%に上昇しています。

【石油市況】
原由は小幅に続伸していて107.03ドル(+0.16)に、ブレントも125.65ドル(+0.52)に続伸しています。こちらはバーナンキの緩和継続の主張に対する反応は限定的なものに留まっているようです。

【貴金属市況】
金は大幅に続伸しており1658.6ドル(+23.2)で取引を終了、このところのレンジの上限を超える急騰となっています。本日のバーナンキ発言に大きく影響されて動いたものはドル安・株高・金高が顕著な反応を見せていて、金に関してはこのところの急落要因は最大はQE後退が一番大きな原因で、ファンド勢の買い越しが400tあまりに急減したことが、QE期待に変わったことから揚げ足に弾みがついたものと推測されます。買い越しの減少と同時進行となったのはショート(弱気)ポジションの積み上がりで、これらのポジションのカバーも上昇要因となったものと推測されます。本日ETFも6トン余り増えていて、金価格の目下の変動要因は「米金融政策の行方」次第の様相を強めるものとなっています。

【穀物市況】
穀物市況は月末に発表される四半期在庫と作付意向調査に向けられていて、コーンの増反に対して大豆はほぼ前年並みと予想されていることから、ファンドの人気はここまで大豆買いvsコーン売りとなっていて、本日は人気そのままの反応をみせていて大豆高、コーン安の動きとなっています。

ユーロ共通債やIMFの資金拡充の動きに注目

おはようございます。

「球春」先週から春の高校野球甲子園大会が始まり、今週末のプロ野球開幕前には、大リーグがひと足早く開幕、イチロー・岩隈・川崎とマリナーズ日本人選手の日本でのプレーが見られます。楽しみな反面、野球もサッカーも人気選手は海外に活躍の場を移していることから国内のゲームへの関心が薄れることが心配で、国内の活性化を望みたいものです。

さて、7時をすぎて海外の時間外取引(グローベックス)が開始、ドル円は82円40銭台と円売りの修正が続いています。ユーロは1.327ドルに反発基調が継続、先週のIMM通貨先物では円売り、ユーロ売りが縮小していてポジション調整の段階となっています。

今週はイタリア・モンティ首相が来日、欧州安定基金(ES)の7,000億ユーロへの規模拡大に意欲的です。今後ドイツがどのように基金拡充に参加意欲を示すのか注目されますが、ユーロ圏最大の経済大国はドイツ債からユーロ共通債に踏み切ることには消極的のようで、なりよりドイツ利回りをユーロ共通債が大きく上回ることが明白で、資金調達金利の上昇が必至なだけにドイツ世論を束ねることは容易ではないようです。

今週は米景気指標では27日の消費者信頼感指数、30ミシガン大消費者信頼感指数が米国の景気の先行きを見通す上で重要となります。また、今夜のバーナンキの公演を皮切りにFRBの複数の理事の講演も予定されていて、今後の金融政策に触れるのか注目されます。

週末にはユーロ圏財務相会議が開かれて、ESFMやESMといった基金の拡充議論がどの程度広まるのか、今後の首脳会議で前向きに協議されるのか注目されます。来月下旬には国際通貨基金(IMF)総会が開かれ、その段階でIMFの基金拡充の前提条件となるだけにユーロの動きが気に係るところです。また、IMFに関しては米国内では資金拡充に反対意見が根強く、日中の資金拠出に前向きながら米国の姿勢によっては進まない可能性もあり、今後の欧州とIMFの資金拡充問題が注目されます。

今週も宜しくお願いします。

週末の海外市場

おはようございます。

【金融・為替】
ドル円は82円30銭近辺で今週の取引を終了しており、ドルの上値が重い展開のまま引けています。ユーロは1.326ドルと3日前の水準に反発し、こちらもドル安の動きに逆戻りしています。ダウは序盤こそ続落基調で始まるもその後に反発、34ドル高の1万3080ドルで引けています。10年債の利回りは2.231%に低下しています。2月の新築住宅販売は予想の前月比+1.3%が実際は−1.6%の32万5,000戸と発表され、序盤はリス回避のドル高・株安スタートなりましたが、逆に住宅販売が悪いとQE後退論の後退?(QEの可能性の高まり)と捉えられたことや、一部の指標が悪くても全般には米景気回復のペースは維持されているとの評価も続いているようです。CFTCによるとシカゴのIMM金融先物の投機筋円売りは、前週比では2000億円減少して3200億円規模となっています。円安(ドル高)の今週は修正が見られたことからも利食いの円買い戻しと見られ、これで4週間連続の円売りポジションが維持されています。

今朝の日経紙によると欧州ではスペインの財政と金融が不安視され出したというもので、ECBの金融機関への貸出の半分はスペイン向けとなっているようで、例えば住宅価格が11年10−12月期に11%急落していて、住宅バブル崩壊は今後本格化する流れを警戒しています。元よりスペイン金融は住宅担保の貸出が多く、住宅価格の下落は不良債権の増加を意味して金融不安に結びつく可能性があります。また、スペイン政府はEUと約束したGDP比の財政赤字を4.4%から5.3%に緩和し、市場の信任の後退と、財政赤字の拡大が懸念される事態となっています。ギリシャ支援が決定されて後は、イタリア同様にスペイン債の利回りは5%前後に低下したものの、このところは再び上昇に転じ出していて5%半ばに上昇していることも不安要因とされています。現在欧州安定基金EFSFやESMの議論が棚上げされていて、スペインに万一のことがあればギリシャのような小国とはユーロ圏第4位の経済大国ゆえに、大きくて救えないという問題となる可能性を秘めています。欧州にはまだまだ予断は許されない状況です。

【石油市況】
原由は106.87ドル(+1.52)に反発し、今週は5営業日交互にプラスとマイナスを繰り返したことになり、連日リスクオンとオフが交互に訪れています。ブレントは125.13ドル(+1.99)とこちらも反発、下げても直ぐに反発に転じる強い基調を維持しています。勿論投機人気の背景はイラン情勢にあることは、疑いの余地のないところです。

【貴金属市況】
金は前日の下げに対して大幅に反発し、引け値は1662.4ドル(+19.9)で終えています。最近のレンジの下限から翌営業日にはレンジ上限近辺に戻すという、反発力の強い一日と
なっています。CFTCによると20日現在の投機筋のロングは前週比更に60t減少の408tにまで減少、ロングの水準はここ数年のなかでもほぼ最低水準となっていることから、玉整理一巡から下値が硬くなったとも判断できます。また、ロングに対抗する弱気のショートポジションも毎週増加の一途となっていることから、上昇時のもえぐさとなる可能性も高まることになります。とは言え相変わらずのレンジ相場の継続、といったところでしょうか。

【穀物市況】
穀物相場は前日に急落した大豆相場が急反発に転じたために、総じて強い基調となっています。来週末には米農務省の作付意向調査が発表される予定で、コーンが大幅増反に対して大豆は前年比でほぼ変わらずの見通しから、投機筋の人気は大豆に向かう流れが続いているようです。

東京金は創設30周年を迎えました

“昭和57年(西暦1982年)3月23日”あれから丁度30年が経過しました。

あれからとは?そうです東京に公設の金市場が開設されてからです。

筆者もなんだかんだで業界歴は31年となり、知らないうちに超のつくベテランの部類に入ったようです。浪人と留年という屈辱(人様より二年間余計に遊んだとも言えますが(゚∀゚)の学生生活から社会人となり二年目の出来事(この段階で年齢が完全にバレている)でした。

当時は金の公設市場がなかったために「ブラック・マーケット」と呼ばれる金取引で被害者が続出し社会問題となっていました。我々の業界もいつまでも“赤いダイヤ”や“繭玉”だけでは業界も斜陽していく懸念があり、Y社のT社長の音頭とりで当時の安倍晋太郎通産大臣(安倍晋三元首相の父)や、斎藤英三郎参院義員などの尽力を得て念願を叶えた歴史があります。

当時は兜町の人たちが“株屋さん”兜町から鎧橋を渡った隣町の我々蛎殻町のひとは“豆屋さん”と呼ばれていました。株屋さんは勿論株式を扱うからで、豆屋さんは取引銘柄に小豆(あずき)・大豆・大手亡(おおてぼう)等の穀類を多く扱っていたことからの通称でした。当時は肩で風切るがらっぱち外務員も多く、紳士・淑女の世界とは事を異にしていた時代で、豆屋さんも金の上場によって“金屋さん”(豆が金に変わってもイメージ改善ではありませんがね)に出世したわけです。

あれから30年間の月日が流れ、金に加えて銀・白金・パラジウムと貴金属4兄弟に発展、ガソリン・灯油・原油・軽油(途中リタイア)の石油4兄弟も出現、東京工業品取引所(TOCOM)は主力だった穀物取引所をいつのまにか凌駕するようになりました。最もそれぞれが影響し合って成長すればいいのですが、その穀取も株式会社に変わり経営はいまでは厳しい状態です。

総合取引所構想も現実的に進んでいるようで、株式・為替・商品の統合が具体化の道に進んでいます。そうなれば投資家は同一口座で全ての取引が可能となり、税制も申告分離の10%統一の可能性もあり、日本の市場の国際化の進展も期待されることになります。そうスムースに進むと楽観視ばかりはできませんが、業界の発展が投資家と共に進むことを願うばかりです。

筆者ブログの自己紹介「業界に身を置くこと四半世紀」も、ぼちぼち「三分の一世紀」になろうとしています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
広告規制に関する表示事項
広告規制に関する表示事項

必ずこちらからご覧下さい。
お知らせ
最新記事の下に広告が掲載されてしまいますが、当ブログとは一切関係はありません。ご注意下さい。
Archives
Access counter
QRコード(携帯用)
QRコード
  • ライブドアブログ