本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2012年04月

週末の海外市場

おはようございます

【金融・為替】
ドル円は80円25銭と昨日から50銭程度の円高・ドル安で推移、ユーロは1.325ドルに反発、スペイン債のS&Pによる格下げもイタリア債入札が好調に終えたことから比較的ユーロは堅調に推移しています。日銀の5兆円規模の債券購入拡大は事前予想に見合うもので、市場からサプライズ視されるものではなく、白川総裁の2014年にはインフレ1%台達成という見通しも、円売りの機先を制するものとなったようです。CFTCによると4/24現在の投機筋の円売りポジションは6987億円と、前週比では依然として高水準を維持しているようで、彼らは日銀の政策転換をある程度評価しているようです。ダウは23ドル高の1万3228ドルに小幅に続伸、10年債の利回りは1.931%に低下しています。日本ではGWの前半がスタートしていますが海外は当然暦通りのスケジュールで動きていて、来週末4日の米雇用統計、6日は仏大統領の決戦投票にギリシャの総選挙と大きなイベントが目白押しとなります。

【石油市況】
WTIは104.93ドル(+0.38)に続落、ブレントは119.83ドル(−0.09)と小反落しておりまちまちな展開で取引を終了しています。この日米第1四半期のGDPが事前予想の+2.5%を下回り+2.2%止まりとなったことから、米金融当局による追加緩和期待が幾分膨らんでいるようです。

【貴金属市況】
金は1664.8ドル(+4.3)に続伸しており、GDPが期待を下回ったことからいくぶん投機筋の買いが市場に戻る状況となっています。取組高はここ二日間で1万枚ほど増加して40万5,000枚となり、FOMCでのバーナンキ議長のフォロー(追加緩和はテーブルの上にいつでも乗っている)や、本日のGDP不調も追加緩和期待につながっているようです。ファンドは24日現在419.8tのロングと前週比21.8tの減少と相変わらずの低空飛行を続けていますが、今年後半の金相場の命運は彼らのポジション取り、つまり米金融政策の行方の影響は大きいようです。

【穀物市況】
穀物市況は昨日からの輸出検証高の増加という好材料を本日も評価する動きで、期近限月中心に続伸基調を維持しています。

朝一番情報

おはようございます。

本日は4月最終営業日となりますが、明日からのGW入りからお客さん数名は海外旅行、羨ましい!本日は日銀の政策会合が最大の注目で、追加緩和策の内容や白川総裁の会見も注目されます。円高に歯止めをかける重要な分岐点になると思われ、政策メンバーの力量が問われることになります。政治では小沢さんが無罪となり、民主党の勢力図に変化が出そうです。消費税法案に真っ向対立する勢力に野田さんはどのように政局を進めるのか注目されます。

【金融・為替】
ドル円は81円を挟む水準で推移していて幾分円高気味、ユーロは1.318ドルに反落しています。米国市場では前日のFOMCから追加の緩和策を巡る思惑が交錯、景気指標では中古住宅販売が前月比で+4.1%と予想を大きく上回り、逆に失業保険申請件数が38万8,000件と予想よりも1万3,000件多い状況となっていて、追加緩和を巡る動きについては5月4日の「雇用統計」がこれまで以上に重要となります。ダウは113ドル高の1万3204ドルに続伸、10年債の利回りは1.947%に低下しています。

【石油市況】
WTIは104.55ドル(+0.43)に続伸、ブレントも119.92ドル(+0.80)に続伸しており、株高に見られるようにリスクオンの動きが原油価格引き上げに一役買っているようです。

【貴金属市況】
金は1660.5ドル(+18.2)に急反発に転じており、株高や原油高によりリスクオンの動きが反発を即していることや、失業保険申請件数が事前予想を上回り追加緩和の思惑に買いものが入る展開となっています。前日のコメックスでは一時急落したものの、取組高は40万枚を回復していて思惑買いもいくぶん入ったものと推測されます。今後も米金融政策を巡る動きが続くものと思われ、人気回復の条件もそこにあるのではないでしょうか。

【穀物市況】
穀物市況は週間の輸出検証高が3銘柄共に事前予想を上回り輸出の好調が確認されたことや、金融市場全般にリスクオンの動きになったことも好影響を及ぼし、いずれも期近限月中心に上昇しています。

朝一番情報

おはようございます

【金融・為替】
ドル円は81円25銭と昨日とほぼ変らず、ユーロは1.322ドルにやや続伸しています。注目のFOMCでは政策金利は予想通りにゼロ〜0.25%に据え置き、景気見通しの改善傾向や失業率見通しも低下する方向の楽観的なもので、現在の超低金利政策は2014年終盤まで続けるとしたものの、前回は2016年までとした二人の委員がいなくなり、更なる低金利政策延長の見方が後退している状況からドルは全般に軟調推移となっています。その後のバーナンキ議長の記者会見では景気浮揚に追加緩和策の可能性が残されているとし、追加緩和のカードは温存されたものとなっています。この内容は全般的に市場の見通し通りと思われ、ほとんどサプライズ的なものはなく、追加緩和のカードも温存されたことから、次回6月19−20のFOMCでは6月末に期限が切れるツイオペ(短期債から長期債に乗り換え)後の政策に注目が移されるものとなります。ダウは89ドル高の1万3090ドルに続伸、10年債の利回りは1.987%に低下しています。

【石油市況】
原由は104.12ドル(+0.57)に続伸しており、ブレントも119.12(+0.96)に上昇しています。FOMCによる景気見通しの改善傾向や株価の上昇に連れる動きとなっており、イラン政府の姿勢軟化や週在庫の急増の影響は限定的となっています。

【貴金属市況】
金は政策金利据え置きの報に一時1625ドルに急落する時間帯がありましたが、低金利政策が2014年終盤まで続けられる見通しや、バーナンキ議長の選択肢として追加緩和が残されていることから反発し、引けは1642.3ドル(−1.5)と前日比では小幅な値動きにとどまっています。薄商いが続いていることから少しの売買にも過剰な値動きの反応もあって、不安定な値動きですが結局今回のFOMCでは金価格の材料とはなっていないことが現状のようです。取組高は39万5,000枚に減少、09年8月以来の低水準となっていて、人気の回復が待たれるところです。

【穀物市況】
前日に引き続き大豆買いvsコーン売りの裁定取引が続いているようで、コーンは続落、大豆は続伸と明暗を分ける展開となっています。

中銀の金保有は継続拡大傾向に!

先ずは訂正から

今朝更新の記事にバーナンキ会見が日本時間26日午前5時15分としましたが、実際は午前3時15分でした。失礼しました。

従って日本の今夜の夜間取引に織り込むかたちとなります。織り込むのと織り込まないとでは全然違いますね。

ついでと言ってはなんですが、IMFが昨日3月の中央銀行の金保有を発表しています。全体の金保有は57.9tと2010年より売り越しが買い越しに変わり、昨年の累計が455tとなった中銀買いの流れが継続しています。

主な買い手はメキシコが16.8tと筆頭で、昨年の中銀最大の買い手でもあり100tから更に積み上げています。それでも外貨準備の4%強は欧米の中銀と比較すれば、まだまだ増える可能性ありです。

次にロシアが16.55tと続き、2月に一旦減少に向かいましたが保有金の増加に再び参入しています。累計で895.75tとなりスイスに次ぐ世界第8位(日本は9位)となっており、新興国中銀のなかでも着実に保有金を増やしています。

次いでトルコ11.5t、カザフスタン4.3tとなっています。新興国のドル離れに加えて欧州の債務危機からユーロ離れも進んでいて、代替通貨としての認識は特に新興国の中銀に顕著に表れていて、今後も金需要の重要なファクターとして存在感を増すものと推測されます。

年初からの金は2月下旬に1800ドルトライに失敗して失速、何度か1600ドル割れを試したものの、その度に割れを回避しています。安値はアジアの実需買いとともに新興国中銀が支える図式となっています。

あとは投機筋の参入次第で、昨年の高値1900ドル奪取の可能性が浮上することになります。現在のところ投機筋はお休み、様子見ムードで一向に金に熱い視線を注いでいなことが現状ですが、日米欧の金融政策が「寝た子を起こす」のか注目されます。

朝一番情報

おはようございます

ようやく松井秀喜の就職先がレイズ(フロリダ半島西海岸タンパ・ドーム球場)と決まりました。黒田・ダルビッシュ・松阪と同じリーグですから、今後の対決が楽しみですね!09年ワールドシリーズMVPもう一花咲かせてほしいものです。

【金融・為替】
ドル円は81円30銭と昨日の東京3時半から40銭ほぼ円安・ドル高で推移、ユーロは1.319ドルと不安定な動きながら反発、米景気指標は住宅価格や新築住宅販売が低調となり、消費者信頼感指数も事前予想を下回るものですが、FOMC後の追加緩和策の期待もあり前日のリスクオフからいくぶん落ち着きを取り戻しています。ダウは74ドル高の1万3001ドルと大台復帰、10年債の利回りは1.966%に上昇しています。昨日から始まったFOMCは本日は二日目となり、政策金利の発表は日本時間深夜1時半、政策見通しのレポートは午前5時に、バーナンキ記者会見は5時15分からとなり日本の夜間取引では織り込まず、明日26日の日中のセッションに織り込むことになります。更に金曜27日は日銀の政策会合が開かれる予定で、日米の金融政策に世界中が注目することになります。

【石油市況】
原由は103.55ドル(+0.44)と小反発、ブレントは118.16ドル(−0.55)と続落しており、高安まちまちな反応を示しています。前日の株安から一転して株価が反発に転じ、WTIもそれを好感する動きとなっています。FOMC待ち!

【貴金属市況】
金は1643.8ドル(+11.2)に反発しており、前日の下げに対する修正高となりレンジ相場を継続しています。前日にETFが5t減少したことを嫌気する動きもあるようですが、1630ドル近辺ではアジアの比較的旺盛な実需買いが見られており、下値固いが上値重い相変わらずの値動きで、こちらもFOMC待ち!

【穀物市況】
大豆買いvsコーン売りの裁定取引主導の動きから、大豆続伸、コーン反落の典型的な動きとなっています。こちらのFOMC待ち!

朝一番情報

おはようございます

【金融・為替】
ドル円は一時81円を割り込んだものの現在は81円15銭近辺で推移、ユーロは1.315ドルとこちらは安値の1.310ドルからいくぶん反発に転じています。ダウは一時180ドル安から引けは102ドル安に戻したものの1万2927ドルで再び節目の1万3,000ドル割れ、10年債の利回りは1.934%に低下しています。週末にIMFの資金枠を8300億ドルに引き上げたことから欧州の債務危機のトーンは幾分和らいだことも束の間、フランス大統領選挙でサルコジ劣勢のまま来月6日に決戦投票となったこと、オランダでは連立の一角が離脱して解散総選挙の流れに、ギリシャも来月総選挙を控えており、欧州の緊縮政策の合意も政治リスクの台頭に揺らぐ状況となっています。景気指標でも仏・独の購買担当者指数(PMI)が前月比マイナスとなり、中国の4月のPMIも低調、スペインでは長期債利回りが6%を再び超える状況となり、欧州の不安が再燃しています。本日から米国ではFOMCが二日間の日程で開かれますが、その後の経済見通しのレポートやバーナンキ議長の会見でQEに踏み込んだ発言となるのか注目されます。本日も消費者信頼感指数や新築住宅販売と重要指標が続きますが、米国の金融政策も欧州危機と無縁の政策では済まされないようです。

【石油市況】
原由は103.11ドル(−0.77)に反落しており、ブレントも118.71ドル(−0.05)に反落しており、欧州債務危機や同政治リスクの噴出を嫌気する動きとなり、欧州経済の先行き悲観や中国の停滞も嫌気する上値の重い展開となっています。

【貴金属市況】
金も金融市場全般にリスクオフに向かったことや、ドルの対ユーロでの上昇を嫌う動きから一時1623.6ドルに下落し引けにかけては戻し1632.6ドル(−10.2)で取引を終えています。現在のスポット価格は1637ドル近辺で推移していて、さらに下げ幅を縮小していてレンジの下限接近からの反発局面入りとなっています。目先の最大の変動要因であるFOMCによる金融政策に視点は移されており、市場はFOMC待ちの状況です。取組高が40万枚割れは既報の通りですが、先週末には40万枚の大台に辛うじて復帰したものの、取組減=薄商い=価格のブレも大きくなることも想定され、少ない売買で流動性不足の状況からブレには注意が必要となります。

【穀物市況】
穀物市況はリスクオフの動きが大豆相場に表れ反落、コーン売りvs大豆買いの裁定解消の動きから逆にコーンが反発する内部要因中心の値動きとなっています。

今週は日米の二大政策会合に注目

おはようございます。

昨日の夜のテレビ放映中のテロップ「また、地震か!?」と思いきや佐渡の放鳥トキにひな誕生の報でした。このまま無事に巣立てば1974年以来38年ぶりとなるとのこと、学術名はニッポニア・ニッポンといい、日本に生息したトキは絶滅したことから中国から迎えて今回繁殖に成功したものです。正直どの程度の偉業なのか分かりませんが、若手の環境省職員の喜びの雄叫びからやはり凄いことだと再認識する次第です。

さて、休み中のイベントだったG20財務相・中銀総裁会議では、IMFの資金基盤を4300億ドルに引き上げたことがトップ・ニュースとなっています。ユーロ圏の2000億ドルを筆頭にして日本が600億ドル拠出し、久しぶりに国際協調での存在感を示したことで安住財務相も鼻高々といったところでしょう。各国の拠出額が合計すると677億ドルが不明で、これらはBRICS諸国の合計のようで詳細は発表されなかった模様です。

どちらにしても日本が拠出の先陣を切ったことから、各国の強調の呼び水となったことは明白で、欧州の基金となる8,000億ユーロに今回のIMF資金が合わされれば、いくぶん欧州危機が額面上軽減される見通しで大勢は今回のG20を評価しているようです。日本の資金は外為特会(介入したドル資金)で賄うものとされ、IMFの要請があって始めての拠出となり、低利ながら金利も付くようで日本の財政への直接的な影響はないようです。

今回の合意でリスク回避ムードが低下して、株高や商品高につながるという指摘もありますが、欧州の債務危機はまだまだ途上でリスクオン一色という単純なものではないようです。

昨日はフランスの大統領選挙の投票が行われ、日本時間の午後には大勢が判明する見通しです。ひとりの候補者が過半数に満たないと5月6日に決戦投票となるようで、今回はサルコジ・ホランド両有力候補の過半数取りはない見込みのようです。決選投票ではホランド氏優勢と伝えられていて、そうなると財政の新たな支出も予想され、ユーロ圏の財政緊縮に抵触する可能性があったり、メルコジと呼ばれるドイツとの関係もコジレル可能性が出てきます。また、仏大統領選の決戦と同日にはギリシャの総選挙の投票の予定ですが、こちらはユーロ圏との約束ごとを放棄する可能性すらあって、欧州の債務問題は容易に片付くものではないようです。

それから今週のメインイベントは日米の金融政策会合で、米国は24−25日にFOMC開催、その後にバーナンキ議長の会見が準備されています。ごく直近の景気指標はこれまでよりもやや後退気味で、議長が雇用や住宅・個人消費をどのように捉えているのか、今後の金融政策への言及によってはドル相場や金融への影響が少なくないだけに注目されます。

次いで27日には日銀の会合で追加緩和策の発表はほぼ確実で、現状の65兆円の債券購入規模をさらに拡大させることや、購入の債券の期間延長等が予想されています。これによって足ふみする日本株の押上要因となったり、円安の背中を押すことが予想されますが、市場で今回の緩和策をどの程度織り込んでいるのか、果たして追加緩和の効果が市場に現れるのか注目されます。

今週も宜しくお願いします。

週末の海外市場

おはようございます。

米ワシントンポスト紙は「ここ数年のリーダーで最も賢明だ」と野田総理を評価しているようです。理由は消費増税・原発再稼働・在日米軍再編・TPP参加等となっています。しかし、現状はこれらの項目は実際には進行中ではあっても、ひとつも成し得ていないことが現実です。2閣僚の不信任から審議に応じないとする野党に対して首相は擁護する動きのようですが、はっきりと役不足の閣僚など切り捨てる勇気と、消費増税審議の重さを認識していただきたいものです。

【金融・為替】
4月第4週最後の営業日は一言でいうと“凪ぎ”、ドル円は81円50銭とほぼ変らず、ユーロは1.321ドル台(ユーロ円は107円80銭)に久しぶりに上昇、米経済指標の発表は特になく、IMFの目標とされる資金拡充は日本の600億ドルを筆頭に、欧州2000億ドル、スイス・北欧の非ユーロが600億ドル、中ロも前向きな動きから4,000億ドルを突破する最低の目標額がクリアされそうです。ダウは65ドル高の1万3029ドルと前日の下げ分を取り返し、節目の1万3,000ドル乗せに返り咲いています。10年債の利回りは1.961%に低下しています。CFTCによると投機筋の円売りは17日現在7,225億円と前週比では1,000億円規模の縮小となっていますが、17日は80円30銭と最近の円高水準の一日となっていて、ここを乗り越えての売りポジション持続はやはり投機筋の思惑が円安傾向を見通していることに改めて認識が及ぶ次第です。来週は25日のFOMC後のバーナンキFRB議長の記者会見、その後27日には日銀政策会合での金融政策の発表が注目されることとなり、日米の金融政策に最も注目が集まる週となりそうです。

【石油市況】
原由は103.05ドル(+0.78)に反発、ブレントも118.76ドル(+0.76)に反発していて、株価の上下動やリスク許容度の高低に追随する動きとなっています。トルコ・イスタンブールでは安保理国+独vsイランの協議が行われていて、IEAの査察に応じるようになれば、欧州のイラン産原油の輸入禁止期限の7月からを先延ばしする妥協案も含まれるようです。

【貴金属市況】
金は保ち合いに終始し1642.8ドル(+1.4)と小動きに週末の取引を終了しています。この5週間は狭いレンジの動きが継続していて、トレンド醸成にはいたらない展開が続いています。CFTCによると17日現在の投機筋のロングは441tと前週比+16tと微増、取組高も3営業日連続の40万枚割れとなっています。来週は日米の金融政策当局の動きが注目され、追加緩和策の拡充となれば金利を産まない金も多少は同意付く可能性もあり、期待半分、悲観半分、どうなることか?

【穀物市況】
穀物市況は大豆が大幅に続伸していることとは対照的に、コーンは急反落しています。人気の分かれ目は大豆には旺盛な中国買いが確認されるものの、コーンにはそれが確認されずに悲観視されたことや、コーンの作付増加→豊作イメージ台頭とふたつの銘柄の明暗を分けるものとなっています。

朝一番情報

おはようございます

【金融・為替】
ドル円は81円60銭と昨日東京3時半から10銭ほどの小幅な円安で推移、ユーロは1.313ドルとこちらはやや上昇しており、懸念されたスペイン債の入札が当初の募集額を減らしたとはいえ募集をやや上回り一先ずひとつのハードルを越えています。ダウは序盤はスペイン入札が無事に通過したことから前日比プラスのスタートながら、その後中古住宅販売や失業保険申請件数が事前の期待を裏切るものとなり下落し、引けは68ドル安の1万2964ドルと再び節目の1万3,000ドルを割り込むものとなりました。10年債の利回りは1.959%に低下しています。6日に発表された雇用統計が事前予想を下回り、その後の週間の失業保険申請件数も週毎に予想件数を上回る状況となっていて、住宅販売の伸び悩みが改めて再認識されています。来週は24−25日にFOMCが予定されていて、このところの景気指標の後退は追加の緩和に向けた議論の対象となりそうです。

【石油市況】
原由は102.27ドル(−0.40)に小幅に続落、欧州スペインの入札結果は好感されたものの、米景気指標の悪化傾向を嫌気して株価が下げに転じたことに反応する動きとなっています。ブレントは118.00ドル(+0.03)と当限のみ辛うじてプラス維持という状況です。

【貴金属市況】
金はドルの強弱に反応をし1631〜1654ドルと20ドル強の値動きとなりましたが、1641.4ドル(+1.8)と前日比では小幅な値動きとなっています。レンジ相場が継続していて、現在のところ“安全資産”でも“代替通貨”でもなく、ひとつの“リスク商品”として値動きが続いており、金独自のパフォーマンスには欠ける展開が続いており、取組面でも人気離散傾向が心配される状況です。月末月初に向けて欧州関連のイベントが多く、本日のG20もIMFに資金拠出を欧州支援問題に終始するものと考えられ、しばらくはポジション調整の範囲に終始しボラ低下の日々が続くのかもしれません。

【穀物市況】
穀物相場は連日の急落から切り返す動きとなり、特に下げの目立ったコーンが急反発しています。中国の買い付け期待のコメントも見られますが、下げ局面のショートカバーとしての戻りのように思われます。

17時30分頃のスペイン債入札が注目

今日の注目は勿論スペイン国債の入札、特に長期の10年債の落札が予定額に達するのかで市場はリスクオン若しくはリスクオフの両極端に反応を見せることが考えられます。

スペイン政府は昨日民間金融機関の不良債権が1月の7%台後半から、2月には9%前半に上昇しているとし、住宅バブルの崩壊が金融機関の財務体質に悪影響を及ぼしているとしています。リーマン以前の07年の不良債権は僅かに1%であったことからも、今後さらに増加する懸念が増しているようです。スペインでは失業率が25%以上に上昇し、住宅を手放す動きがそのまま不良債権の増加の原因となっているようです。

今年2月にECBが期間3年で1%の優遇金利で貸し出した50兆円のうちスペインの民間銀行が全体の3分の1を占めたことから、民間金融機関がこの資金を国債購入に回すとの楽観的見通しはありますが、3年間限定の借入資金で10年債購入は可能かと言えば、普通に考えると目先の購入は可能でも3年以内に売る必然があるようです。

欧州では3月末に8,000億ユーロの基金拡充に合意し、明日から始まるG20でも日本の600億ドル(4兆8,000億円強)を初め、IMFの資金規模が4,000億ドルを超える規模となるので、欧州の危機回避の準備は進んでいるとの見方から不安要因が取り除かれる可能性の指摘もあります。

それでもことスペインに限ると銀行の不良債権の増加傾向から、公的資金の注入がいずれ必要との見方や、若年の失業率が50%に達しているとの見方から、失業給付を含めた社会保障費用が積み上がり、将来的な危機は楽観視できない状況です。(日本人に言われたくない!かな?)今後も欧州ではフランスの大統領選挙や、ギリシャの総選挙といった重要なイベントを控えていますが、本日のスペイン債入札もこれらと同様に大きなイベントなっています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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