本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2012年05月

朝一番情報

おはようございます

5月の最終営業日となりましたが、市場では欧州の債務危機を巡る動揺が引き続きリスクオフの動きをもたらせて、投資家心理は一段と冷え込む状況を強いています。いつまで?どこまで?という疑心暗鬼は引いては寄せて、引いては更に大波に増幅されて帰るようです。

【金融・為替】
リスクOFFの進む中ドル円は一時78円86銭まで下落(円は上昇)し2月17日以来の円高水準となり、現在は79円10銭近辺で推移しています。通貨ではドルと円に資金を移す流れが継続、ユーロは1.236ドルに大幅に続落(ユーロ円は97円80銭)していて、スペイン第3位の銀行バンキア救済に関してスペイン政府とECBの確執が報道され、ユーロ売りがとめどない状況になっていて、スペイン債利回りは6.6%に上昇、連れてイタリア債も6%に上昇しています。欧州の株価はスペインの下落を筆頭に軒並み2%前後の下落を強いられています。ダウは160ドル安の1万2419ドルに急反落し、10年債利回りは1.620%とほぼ最低水準、債券市場では米国・ドイツ・日本の債券に資金移動が目立つ状況となっています。

【石油市況】
欧州の債務危機やドル高・株安の流れに原油価格も大幅に下落し、WTIは87.82(−2.94)に、ブレントは103.47ドル(−3.21)で引けています。

【貴金属市況】
金もリスオフ一色のなかNY立会序盤に大幅に下落し、一時今月16日以来の1530.4ドルに沈みその後は急反発に転じ1563.4ドル(+14.7)で引けています。株式市場や原油をはじめとした商品市場が軒並み大幅に下落した影響から大きく下値を切り下げた後、金は他商品の動きとは異なる展開となっています。債券や紙幣とは違う実物資産としての買いものが入ったものと推測され、セリング・クライマックス局面を通過したとの判断も働き安い状況となっています。コメックス金の前日の出来高は48万4,700枚に達していて、6月から8月限への乗り換えはあるものの、作夏の1,900ドル乗せの時期以来の大商いとなり、下落立会から取組高も1万5,000枚減少していて、弱い買い方が相当に振るわれたものと推測されます。本日も推定35万枚強の出来高を伴い、安値から切り返している動きは昨日とは逆に売り方が振るわれたものと推測されます。上下動のブレの大きさがこのところ続いていて、売り方・買い方共に振るわれる異常な値動きとなっていますが、ボトムラインは徐々に狭められて1500ドルの値水準は徐々に固められる状況に向かいつつあるようです。

【穀物市況】
穀物市場は大豆・コーンともに期近限月中心に売り込めらたものの、新穀眼月は比較的堅調に推移、金融市場全般にリスクオフの資金流出の続く中、穀物市場は比較的堅調を維持する得意な銘柄となっています。

トキの幼鳥のように金も巣立ち待ち

トキの幼鳥が巣立ちの時期を迎え巣の周りを飛び回っているようです。レイズ松井が今シーズンのメジャーデビューを本塁打で飾りました。これから世に出て生き抜く無垢な純粋さと、もうひと花咲かせようとするものの真摯な姿勢には共感を覚えるものですね!

そんな綺麗事とは程遠いの現在の「欧州債務危機」、ギリシャ初の粉飾された財政収支に始まりかれこれ2年間が経過、解決の緒すら見いだせずに泥沼化の様相となっています。

救われる立場のギリシャ国民は緊縮にノーの声を上げ、救う方のIMFラガルド専務理事からは税金泥棒と罵声を浴びせられ、批判された専務理事は直ぐに陳謝して貸す側と借りた側の立場は逆転、日本でも昔から「借りる時のえびす顔、返す時のえんま顔」と言われていますが、エンマ顔でも返してくれればいいほうですが、如何せん今のギリシャには返す当てなどないようです。

共通通貨ユーロの効用をこれまでいいように貪り続けた咎めが出たようですが、いまさら旧通貨ドラクマに戻る事も自ら進んでは出来ない状況から、来月の選挙ではユーロに擦り寄るよりない選択肢しかないようですが、これは選挙ゆえ結果を見ないことにはなんとも言えない状況です。

ギリシャの混迷はそのまま財政事情の悪いスペインに伝染、ギリシャとスペインを口実にユーロ売りを仕掛ける動きもあるようで、戻しては売られ、戻しては売られの通貨ユーロ、投機筋の餌食のような存在に成り下がっていることが現実です。

長い長いユーロ債務危機というトンネルは、本来弱い弱い米ドルや日本円をユーロの対極通貨として買い上げ、円は対ドルで120円から80円に、対ユーロでは160円から100円に切り上げて震災からの脱出に向けた復興に水を指す状況です。ドルの対ユーロは1.6から1.25ドルに上昇、オバマ政権の輸出倍増計画にもドル高が邪魔する状況となっています。

代替通貨、或いは安全資産として1900ドルの史上最高値に達した金は、現在ではドルや円(ドル債・円債)の後塵を拝する状況から1500ドル中間の近辺に追いやられています。それでも新興国の政府はこつこつとドルやユーロの外貨を金に両替し、アジアの市民も分散投資として金保有を着々と増やしています。また、欧米でも市民レベルや機関投資家はコインや金ETFを積みましているのが現状です。

これらの現物保有の増加は、目先の運用益頼りのヘッジファンドの短期売買から金が除外される状況から、目先は報われないもののいずれスポットライトを浴びるであろう巣立ちの時期まで待つことになります。そしてもうひと花咲かせる場面はそう遠くないように筆者は見ているのですが・・・・・・。

朝一番情報

おはようございます

【金融・為替】
ユーロの下落が引き続き金融市場の不安要因となっています。ユーロは現在1.248ドルと1年10ヶ月ぶりの安値で推移(ユーロ円は99円30銭)、株価が下げ止まるなかでスペインの株式市場は2%余り下落していて、大手金融機関バンキアの国有化問題や、大都市バルセロナを抱えるカタルーニャ州が政府支援要請などがスペイン政府の財政悪化観測に繋がっているようです。スペイン政府はECBに国債購入を要請するものの、ECB当局は協議の対象にしていないとこれを否定しており、政府の財政悪化が一段と進み長期債利回りも上昇を続ける悪循環に陥っています。市場からの催促に押されてECBが動くのでは市場の思うツボになり、後手に回る当局の動きを見透かされているようです。

ドル円は79円50銭近辺で昨日とほぼ変らずですが、円は対ユーロでの上昇が続いており一時98円台に上昇、ユーロの危機はドルと円が逃避通貨の二枚看板になっています。(通貨高は日米両当局ともに好まない状況)ダウは125ドル高の1万2580ドルに反発、10年債利回りは1.746%に幾分上昇しています。米国景気指標はケースシラー住宅価格指数が事前予想を上回ったものの、消費者信頼感指数は予想を下回りまだら模様となっています。欧州の債務危機のなか中国の景気対策に対する期待が膨らみ、株価の下支え要因となっています。

【石油市況】
原由は90.76ドル(−0.10)と小反落、ブレントも106.68ドル(−0.43)、序盤は株価も反発もあり92ドル台に乗せる場面もありましたが、その後はドル高(ユーロ安)の流れが圧迫要因となり上昇幅を縮める動きとなりました。

【貴金属市況】
金も反落を強いられる展開となり、先週末の反発をほぼ帳消しにする動きからコメックス金の引けは1548.7ドル(−20.2)に、ユーロの債務危機が進行していることや、ドルの対ユーロでの上昇がドル建て金価格を押し下げる状況となっています。金とドルとの逆相関性が素直に反映される状況が続いており、ユーロ売りを仕掛ける投機筋が仕掛けると金は反落、買い戻すと金は反発する流れが続いており、金融危機による資金の避難先は通貨ではドルと円、国債では米国・独・日本となっていて、これまでのところ安全資産の金買いの復活が果たされていない状況で、中国をはじめとした実需のコンスタントな買い物が下値を支える構図となっています。

【穀物市況】
穀物市場はコーンが反落して、大豆は続伸する今年の典型的な反応を見せています。欧州の債務危機や産地の降雨予報もネガティブにさせているようですが、大豆相場は悪材料のなかでも健闘しています。

スペイン債利回り6.5%に上昇

おはようございます。

米国市場が休場のために本日も小動き閑散な市場展開が予想されます。

通常とおりに開いた欧州は株価が高寄り後にスペインの銀行救済策の蒸し返しに下落、序盤の上昇分をほぼ帳消しにしてスペイン株は2%余り急落して、リーマンショック時の安値を更に下回る動きとなっています。銀行救済のための公的資金注入が1兆9,000億円規模となり、スペインの財政の一段の悪化観測から10年債の利回りも6.5%に上昇、連れてイタリア債も5.7%に連れだかしていて南欧の債務危機の蒸し返しとなっています。

サブプラムの危機時に米FRBは銀行の住宅債券を直接買う動きもみせましたが、欧州ECBは各国の国債買取も限定的で、増して直接域内銀行への資本注入には消極的です。欧州のEFSFやESMといった基金を直接銀行に注入することも可能ですが、ドイツを中心とした厳格(頑なな)な姿勢が金融機関支援の邪魔をしているようで、今後も「尻に火がついて」初めて動くという愚策の連チャンでは救われるものも手遅れとなり、市場の危機を囃す向きの思うツボといったところでしょうか。

ユーロも昨日のアジア時間に戻す場面もありましたが、またジリジリと下げて1.253ドル(ユーロ円99.60円)に逆戻り、今後は思い切った手立てを断行しないことには、我々市場参加者も熟睡できな日々が続くことになりそうです。

安全資産として金買いはいつ戻るのか

本日28日は米国市場が休場ということで、欧州でも特に目立った発表事項もないために、大きく市場が動く可能性は比較的低いようです。

為替について少し書きます。通貨先物市場のIMMの円売りポジションは22日現在2250億円に縮小、前週比では2030億円の減少でほぼ半減、2月の日銀の緩和策がサプライズとされ投機筋は一時8,000億円を超える円売りポジションをとり、3月中旬に84円台に下落した円相場の背景には投機筋の円売りがあったものの、彼らのポジションが徐々に萎むと同時に“円高と株安”のダブルパンチとなって表れています。更に先週23日の日銀会合でも緩和策見送りとなり、更に円売りが縮小しているものと推測されます。彼らがそれでもショートポジションのうちはいいものの、ひと度ロングになると日本政府(日銀)vs投機筋の衝突となることも考えられ、敵に回すとやっかいな投機筋ゆえ6月の政策会合では何がしかの“追加緩和策”を市場が催促しているようです。

一方のユーロですが、対ドルでの売りポジションは史上最大規模のショートとなっていて、売り込みの反動から今日はいくぶん反発に転じています。ギリシャのユーロ離脱の問題は選挙までは燻り続けることが考えられ、選挙の結果次第ではそれが現実の問題となる可能性をはらんでいます。更にスペインの銀行の資金不足が取りざたされており、ユーロは売り込みの反動からの反発も一時的でこの先も徐々に下値を切り下げることが想定されます。本日1.26ドル台に4営業日ぶりに返り咲いていますが、トレンドとなる可能性は極端に低いように考えられます。

ドル相場がユーロのみならず、主要通貨に対してほぼ全面高となっている状況は、ドルが強いというより他に変わる通貨の存在がないこと(円買いも含めて)が大きな原因と見られますが、ドル高の流れからドル建ての商品価格は自ずと反発も限定的で、CRB指数を見ても2010年9月以来1年8ヶ月ぶりの低水準となっています。同様に以前より「ドルとの逆相関関係といわれる金」も、このところの下落の最大要因はドル高によるものとも考えられます。それでも過去には何度かドルとの逆相関が崩れる(ドル高の中で金高示現)もありましたが、その背景は金投資家の総意が「安全資産」とみなされたときで、現状のドルユーロの相場水準で金が1600ドルを抜けて上昇する時には、その確認ができるのですが現状は1500ドル後半のまだ保ち合い継続となっていて、安全資産としての金買いの回帰が買い方には待たれる状況となっています。

週末の米雇用統計に注目

おはようございます。

5月も早いもので最終週となります。米国市場は既報のように本日は「メモリアルデー」の休日ですが、グローベックス(時間外取引)はシカゴの穀物を除きあります。貴金属・原油の取引は短縮ながら取引はあります。

さて、今週の最大のイベントは週末6月1日の「米雇用統計」となるのは言うまでもありません。失業率は8.1%と変らずの予想ですが、問題となるのは非農業部門雇用者数で15万人増の予想となっています。大きく予想を超える雇用増となればドル高進行(円安)、反対に予想を大きく下回るとドル安・円高となり、追加緩和策への期待は広がることになります。欧州の債務危機も米金融政策への影響は大きく、南欧の債務問題が長期化の様相では米雇用が多少改善しても、利上げの可能性は低いまま続きそうな雲行きです。

ところで、週明け早々にも野田首相と小沢元代表の会談が予定されていますが、勿論「消費増税」をめぐるもので小沢さんが強硬に反対し続けるなら、6月下旬の会期を延長して時間稼ぎをしたり、自民党との話し合いが加速する流れのようです。日経紙の世論調査では民主・自民お支持率は以前低調ながら、消費増税には57%賛成しているようで、先週のフィッチの格下げに見られるように危機意識は国民の中でも浸透しつつあるようです。

ギリシャや南欧諸国の危機を見ていると、赤字国債の累積額から日本も他人事ではない自覚が国民にも生まれつつあるようです。次の世代にツケを回さないという野田さんの言葉は絵空事ではない切実な国の問題となっています。なんでもロンドンのブックメーカーではギリシャのユーロ離脱の賭けが始まっているようですが、ギリシャ国民を刺激しようがなんだろうが掛けが成立すればお構いなしのようです。

今週も宜しくお願いします。

週末の海外市場

おはようございます

週明け28日の米国市場はメモリアルデー(戦没者追悼記念日)となり休場ですが、東京の28日月曜のブローベックス(時間外)取引はシカゴ穀物を除いて通常通りに開かれます。本日の海外市場は全般に3連休前のポジション調整となっています。

【金融・為替】
ドル円は79円65銭とこのところ79円台の中間での膠着相場が続いています。ユーロは1.251ドルと更に下値を切り下げる動きで、引き続くギリシャのユーロ離脱の可能性や、スペインの銀行格付の引下げ、地方政府の資金不足といったところが南欧債務危機の霧の晴れない状況がユーロの戻りを限定的にしています。IMM通貨先物では投機筋の円売りは2250億円と前週比でほぼ半減していて、ピークの8000億円から大きく後退して撤退の様相となっています。

救いは伊モンティ首相が今週の首脳会議後にユーロ共同債に過半数が賛成していて、必要であれば独メルケル首相と交渉すると発言していて、ユーロ共通債導入の流れになれば特に南欧諸国は低金利で資金を調達することが可能となり、いくらか国債利回り急上昇に資金調達の厳しいイタリア・ポルトガル・スペインといったところの財政事情の改善に寄与することになります。但し、反対派のドイツやオランダの資金調達金利は逆に上昇することが見込まれ、ドイツ与論を見方につけることは難航することが想定されます。

ダウは74ドル安の1万2454ドルに反落して、10年債利回りは1.738%に低下しています。来週末の月替わり6月1日(金)には5月の雇用統計が発表される予定で、予想は失業率が8.1%と前回同様、非農業部門雇用者数は15万人増(前回11.5万人)とされています。6月末には現状の追加緩和策ツイストオペレーションが終了となり、20日のFOMCがその後政策に関する方向性を占う上でこれまでになく注目度は高くなるものと思われます。

【石油市況】
原由は90.86ドル(+0.20)に、ブレントも106.83ドル(+0.28)とそれぞれ小反発しています。このところの下落一方から連休前のポジション調整の動きとなっています。

【貴金属市況】
金は続伸していて1568.9ドル(+11.4)に上昇、引け後も上昇を続けて今週のスポツト価格の終わりは15725ドルとなっています。連日のドル高(ユーロ安)の逆風に押される動きが続いていますが、1550ドル近辺では値頃が働き徐々に下値を切り上げて取引を終了しています。CFTCでは22日現在のロングは353.1tに微増していますが、内訳はショート、ロング共に15t程度増加していて売り方、買い方がっぷり四つといったところです。今週はIMFによるフィリピン中銀の31tの保有増が発表されて、週末の戻り基調の引けの動きを見ると売り方ショートの連休前のカバーが見られたものと推測されます。

【穀物市況】
穀物市況は大豆・コーン共に続伸または反発に転じていて、投機筋のロングはコーンはピーク時よりいくぶん減少に転じたものの、大豆は高水準を維持しており、原油市況や貴金属市況からみるとロングポジションは欧州の金融危機にもぶれることなく維持されています。株式市場や他の商品市場のネガティブな影響も軽微で、我が道を行くという趣きとなっています。

朝一番情報

おはようございます

【金融・為替】
ギリシャのユーロ離脱の可能性、スペインの銀行問題の資本不足、ユーロ首脳会議では緊縮派のドイツと成長派のフランスの対立が鮮明となる構図で、欧州債務危機のマグニチュードは容易に収まる気配すら見えません。それでも市場はつかの間の一服、本日は全般に小動き小康状態となっています。リスクオフにも少々お疲れといったところでしょうか。ドル円は79円55銭とほぼ変らず、ユーロは一時1.251ドルと一年九ヶ月ぶりの安値から現在1.253ドルとそのまま低空飛行(ユーロ円99円75銭)で推移、ダウは33ドル高の1万2529ドルに小反発、10年債の利回りは1.767%で小幅に上昇しています。

【石油市況】
原由は90.66ドル(+0.76)に、ブレントは106.55ドル(+0.99)にそれぞれに反発、米国内受け渡し場所であるオクラホマでは過去最高水準の在庫を抱えていますが、市場全般にリスクオフ一服から原油も小反発する動きとなっています。

【貴金属市況】
金は1557.5ドル(+9.1)で引けており、リスクオフの動きも反発支援となっています。対ユーロでのドル高基調は継続されていますが、ユーロが徐々に下値を切り下げる中で金は下値抵抗する場面も目立つようになっていて、ドルとの逆相関性は続くものの1500ドル台前半の滞空時間は徐々に短くなるようにも思われます。SPDRは22日に17t急減しましたが、昨日今日の二日間で5tほど取り返しています。また、IMFの統計によるとこの3・4月はフィリピンやメキシコの中銀保有金が増加を見せていて、ユーロ保有(通貨全般)を嫌う新興国中銀の金保有は継続していることが裏付けられています。コメックス金は1500ドル台の激しい大揉み合いとなっていますが、取組高はジリジリと増加していて44万1千枚となり、4/25のボトムとなる39万5千枚からは4万6千枚増加していて人気の回復面も見られるようです。

【穀物市況】
シカゴ市場はコーンが反落して大豆が急反発に転じる動きと昨日の逆の展開で、リスクオフムードの後退から再びコーン売りvs大豆買いのスプレット取引も見られるようです。

朝一番情報

おはようございます

【金融・為替】
金融市場はギリシャのユーロ離脱の可能性からの混乱や、ユーロ首脳会議での仏新政権と独の緊縮政策の対立が浮き彫りとなり、メルコジと呼ばれた両国の親密が逆に対立図式に変化してユーロを一層不安定にさせている混迷から、リスクOFFの流れが昨夜は席巻する悲観色一色となりました。

ドル円は79円45銭と昨日とほぼ変わらずですが、日銀の金融政策が据置かれたことを嫌気して昨日午前の80円10銭から一時79円21銭にまで上昇する場面がありました。日銀の金融政策据え置きは予想されたことでしたが、欧州の債務危機が続いていることから市場では追加の緩和策を期待する向きも多く、それが裏切られた反応は円買い・株売りとなって市場の悲観を増幅させる状況で、日銀は6月の会合には市場の期待に添えないと再び円高や株売りの攻勢に晒されるリスクが増加しており、市場からの厳しい催促を受ける状況となっています。2月の政策会合以降はサプライズなしの状況が続いており、催促されての嫌々では後手の動きが浮き彫りとなり日銀の沽券にも関わる状況に市場から追い込まれる状況となっています。

ギリシャ離脱に向けた緊急計画の策定をユーロ圏各国が進めるという報道が市場の混乱となり、その火消し作業に追われる一日となったようです。(火のないところに煙は立たない)ユーロは一時は1.254ドルに大幅に続落(対円99円54銭)にしていて、現在は小戻し1.258ドル(対円100円丁度)で推移していますが、欧州債務危機の混乱が続く状況からユーロは戻しても売られる、戻しても売られる状況となっています。通貨の市場では米ドルと日本円・スイスフランの3強とvsそれ以外の通貨となっています。

ダウは欧州不安から一時190ドル安に大幅に続落していましたが、その後はユーロの下落一服(ドル高の停滞)や商品市場が売り物一巡から反転に展示たこともあり反発、引けは6ドル安の1万2496ドルと小幅な続落幅で取引を終了しています。10年債の利回りは1.748%にやや低下しています。欧州債務危機に振り回される難儀な市場展開が今後も予想されます。

【石油市況】
原由は89.90(−1.95)と遂に節目の90ドルを割り込み、ブレントも105.56(−2.85)に続落しています。欧州債務危機による株安やドル高を下げ要因とし、イランの査察受け入れに対する軟化も売り材料視されています。但し株式市場が引けにかけて戻したことから、引け後の時間外取引では現在90ドル50迷罎北瓩蠖箘椶靴討い泙后

【貴金属市況】
金も同様にリスクオフの流れに大幅に下落を強いられる展開で、一時1532.8ドルまでさげましたが先週の安値1526.7の手前で下げ止まり引けは1648.4ドル(−28.2)で終え、引け後反発基調を続けており現在は1562ドルと安値から30ドル余り戻す激しい値動きとなっています。市場の混乱・狼狽ぶりは特筆ものですが、本日の安値が2番底となる可能性も考えられ、安値突っ込み売りは避けたいところです。昨日17.51t減少のSPDRは今日は+2.72tとこちらも相応の出入りの激しいものとなっていて、先物ばかりか長期保有の現物市場も混乱気味でリスクの出入りの激しさを物語るようです。

【穀物市況】
穀物市場はコーンが下げどまるものの、小麦・大豆は他市場のリスクオフの動きに連動して続落を強いられる展開となっています。

朝一番情報

おはようございます

【金融・為替】
ドル円は79円95銭と昨日から50銭程度の円安・ドル高で推移、昨夕6時頃に格付け会社フィッチが日本国債の格付を引下げ「A+」としたことから、ドルを買って円を売る動きが進み一時は80円14銭まで円安が進んでいます。但し、対ユーロ等のクロス円では円高傾向が続いており市場への影響は限定的といったところでしょうか。本日は日銀の政策会合が開かれる予定で、前回の追加緩和から今回は見送り濃厚の状況ですが、再度の円高局面回避のために日銀には工夫が求められる必然もあります。昨日発表された対外債権は250兆円規模を超え、世界第1位の対外債権額を21年連続して維持していることから、安全資産として買う価値の高さは不動のものとなっている背景にあり、緊急避難の円買いの口実は色濃く残されています。

ユーロは1.268ドルに反落しており、米中古住宅販売が予想を上回り好調なことや、南欧債務危機の緊張が継続されていることにユーロの上値は自ずと重い展開となっています。本日はユーロ緊急首脳会議が招集されていて、オランド率いるフランの成長戦略と、メルケル独政権の緊縮維持の融合?(緊縮+成長)の合意が成されるのか、ECBの踏み込んだ成長関与や、ユーロ共通債の創設協議などに注目が集まっています。ダウは序盤に続伸基調を堅持していましたが、上昇幅をジリジリと削り1ドル安の1万2502ドルで引け、10年債の利回りは1.775%といくぶん上昇しています。

【石油市況】
原由は91.66ドル(−0.91)に、ブレントも108.41ドル(−0.40)と共に反落しています。IAEAによるイラン核開発疑惑の施設の査察にイランが近じか応じる可能性に、天野事務局長が発言したことや、OECD(経済協力開発機構)が欧州債務危機が世界に波及する深刻化に懸念を表明したことから、前日の反発から早くも軟調推移を強いられるものとなっています。

【貴金属市況】
金は1576.6ドル(−12.1)に続落して引けており、その後の欧州の債務危機からドル高(ユーロ安)基調が継続していることからじりじりと水準を切り下げて続落、現在スポット価格は1568ドル近辺で昨日の東京時間から20ドル程度の続落を強いられています。先週の後半に先物市場では売り方のショートカバーに急反発をしめしたものの、1600ドル台接近ではアジアの実需買いも様子見となり、再度下値を探る展開となっています。実需買い再開は1550ドル近辺との指摘もあり一段の下値を模索する状況ですが、押し目底確認済とみれば下値余地は乏しいようにも思われます。

【穀物市況】
穀物市場はコーン・大豆・小麦3銘柄ともに急落症状となっていて、このところの金融不安台頭でも高水準を維持した反動もありファンドの一斉手仕舞いの動きが全般に売り押し要因となっているようです。また、これまでのところの今年の作付進捗は順調に進んでおり、生育に適した天候面もファンド売りに拍車をかけたようです。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
広告規制に関する表示事項
広告規制に関する表示事項

必ずこちらからご覧下さい。
お知らせ
最新記事の下に広告が掲載されてしまいますが、当ブログとは一切関係はありません。ご注意下さい。
Archives
Access counter
QRコード(携帯用)
QRコード
  • ライブドアブログ