本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2013年09月

米政府機関閉鎖懸念に円・金高

おはようございます。

9月も早いもので最終営業日となりました。今月は2020年の東京でのオリンピック招致が決まり、景気指標の改善も手伝い消費増税はほぼ本決まりと思われ、明日には日銀短観発表後に安倍首相の正式決定が見込まれています。また、消費増税による景気の冷え込みは復興特別法人税の廃止前倒しでの対応を急いでいるようです。

米国ではシリアへの軍事介入見送りがオバマ政権の痛手となり、加えて次期FRB議長候補のサマーズ氏が指名断念となったことも政権の弱さを露呈、更に暫定予算審議も膠着状態となり、このままでは10月1日には一部政府機関の閉鎖が懸念されています。また、財務省の資金が10月17日には枯渇する可能性に、債務上限引上げの難航も予想されていて暫定予算の問題以上に深刻となっています。

今週末10月4日には米雇用統計が発表されます。来月はFOMCが29・30日の月末の両日に開催予定ですが、雇用を含めた景気指標次第では量的緩和(QE縮小)観測も再び浮上の可能性も出てきます。FRBは大方の予想に反して今月のFOMCでは縮小を見送り、一般的には議長の記者会見付きの12月の次次回の会合での縮小が見込まれていましたが、市場の臆測に反して複数のメンバーが10月縮小も可能との発言が相次ぎ、市場と当局の信頼関係が今回の会合で著しく損なわれる不透明な情勢となっています。

週明けの外為市場ではドルが売られて、ドル円は97円75銭近辺に安全資産として円が上昇していて、週末比では90銭程度の大幅な円高・ドル安で推移しています。今後は暫定予算難航からの米政府機関の17年ぶりに閉鎖懸念、さらに債務上限問題の難航は米国のデフォルト懸念も招く恐れが出ています。円が安全通貨とすれば、コモでティでは金は安全となります。1335ドル前後での推移から急転して1347ドル近辺に浮上しています。

今週も宜しくお願いします。

暫定予算案が大詰め

おはようございます。

人気朝ドラ「あまちゃん」も今週で終わりですね。当方もファンのひとり、最後は「潮騒のメモリーズ」が東北も日本も元気にして終幕となりました。

NYでの安倍首相の「バイ・マイ・アベノミクス」発言により法人税引下げに99円台に軟化の円相場は、今度は政府の財布を握る麻生財務相が引下げに否定的な発言をして98円20銭台に買い戻されて今週の取引を終了しています。政府と財務省との駆け引きに円相場が翻弄されています。

ユーロは1.352ドルに反発し、対円は132.8円で今週の取引を終了、ダウは70ドル安の1万5258ドルに反落、10年債利回りは2.624%に低下しています。この日はシカゴ連銀エバンス総裁の緩和策の正当性発言から、縮小の時期が10月よりも先送りされる見方にドルは軟調し、暫定予算案の議会通過見通し不透明に再び株式等のリスク商品は売られています。

商品市況は原油が小幅に反落して株価下落に追随しています。前日に緩和策縮小見通しに反落の金相場は、週末はエバンス発言や議会の予算案難航から反発に転じて1336ドル近辺に戻しています。来週には月末が迫り暫定予算を巡る混乱から政府機関の運営が懸念されます。クリントン政権時代には最初は国民生活に影響を与えないように、美術館や博物館から閉鎖されたと言われいます。来週の金融市場は米議会の一挙手一投足に視線が注がれるものと推測されます。

雇用改善期待に株価・原油が反発、金は反落

おはようございます

球団創設以来の“初優勝”「楽天イーグルス」、主役はなんといってもマー君ですが、77番の星野監督の背番号にちなんで親会社の楽天では自動車の77%引きやら、高級ホテル・スイートルーム77円セール等の大バーゲンセールがマスコミを賑わせています。今年の日本シリーズは巨人対楽天の伝統球団と創設9年目の新興球団の闘い、久しぶりに盛り上がりそうです!

【金融・為替】
ドル円は昨日の東京市場から法人税率引下げ報道から円が軟化して、NY市場も円安の流れを引継ぎ99円10台に軟化し現在98円90銭台で推移しています。訪米中の安倍首相のNY証取の演説や自民党幹部からの引下げ容認発言が軟化材料、また、米新規失業保険申請件数が予想の32万5,000人が30万5,000人と大きく改善されたことから、来週末の雇用統計に対する期待の高まりにQE縮小観測が再び広がったこともドル売り要因となっている模様です。米議会では引き続き暫定予算と債務上限の引上げ折衝が難航していて、市場にはネガティブ材料とされていますが、本日は素直に雇用情勢改善を好感して株価や原油価格も久しぶりに反発に転じています。ユーロは1.348ドルにやや軟化、対円は133.5円近辺で推移、ダウは55ドル高の1万5328ドルに反発し、10年債利回りは2.646%に上昇しています。

【石油市況】
原由は新規失業保険申請件数が予想外に減少したことや、株価が久しぶりに反発に転じたことを好感、103.03ドル(+0.37)に反発していて、ブレントも109.21ドル(+0.89)と同様の動きとなっています。

【貴金属市況】
株価や原油価格が反発に転じたこととは逆に、金は反落して1324.1ドルに反落しています。雇用情勢の改善傾向からQE縮小観測が再び台頭し、金利を産まない金には売り物が入る方程式通りの反応を示しています。また、この日は投票権こそもたないものの、リッチモンド連銀ラッカー総裁の10月にも緩和縮小の可能性の言及も、金相場には逆風になったものと推測されます。QEのネガティブ材料と、予算編成や債務上限問題のポジティブ材料の狭間に揺れる金市場ですが、売り込みにくさと買い付きにくさが同居する投資家泣かせの展開が今後も続くものと推測されます。本日の円換算は4220円前後となります。

【穀物市況】
昨日急騰した小麦が本日も続伸していて、コーンは小麦に連れて続伸した一方で大豆は収穫に適した天候が続く見通しに反落に転じています。

米予算審議に焦点が移動

おはようございます

【金融・為替】
ドル円は98円45銭と昨日から20銭程度の円高・ドル安で推移、ドルは対ユーロでも1.352ドルに下落していて、議会での予算審議が膠着していることを嫌気する動きとなっています。ユーロは対円で133.1円とほぼ横ばいの動き、ダウ平均は5営業日連続安の1万5273ドルに61ドル幅の下落、10年債利回りは2.617%に低下しています。先週のFOMC以降の景気指標は好悪まちまちなことから、来週末に発表予定の米雇用統計の結果が10月末QE縮小を左右することが考えられ、今後も雇用情勢の改善が金融政策に大きな影響を及ぼすものと推測され、雇用統計から目が離せない状況が続くことになりそうです。

ルー米財務長官は現在の手元資金は300億ドル(2兆9500億円)で、このままいくと10月17日に資金が尽きると発言しています。米国の2014年度予算は10〜9月で今月中に議会での暫定予算成立に至らないと、10月から政府機関の一部閉鎖が懸念されています。また、債務上限引上げでは民主党の上限引上げ要求に対して、共和党は応じる条件としてオバマ・ケア(医療保険改革制度)の予算執行停止を条件としているもので、民主党は共和党の要求を応じない姿勢を示し今後の審議に不透明感が漂う状況です。万一10月中旬に債務上限引上げが不可能となれば、米国の債務不履行の可能性も否定出来ない緊迫した情勢となっています。世論調査では予算の成立に関しては過半数が共和党の責任と見ていて、共和党のなんらかの妥協を迫られる状況と見られています。

【石油市況】
原由は102.66ドル(−0.47)に続落していて、ブレント相場も108.32ドル(−0.32)に反落しています。ドル安の流れが継続してものの、在庫統計で予想外に在庫増加となったことや、株価の下落傾向が続いていることが原油価格軟化の要因と見られます。

【貴金属市況】
金は1336.2ドル(+19.9)と4営業日ぶりに反発に転じています。昨日のNY時間でも一時1316ドル台に軟化する場面も見られましたが、ドル安の流れや米議会での予算審議難航を手がかりに上昇して、一部にショートカバーも見られたようで一先ずは1,300ドルの大台は守られるものとなりました。今後はQE縮小観測の台頭による弱材料と、米債務上限問題の強材料の綱引き相場が予想されます。

【穀物市況】
穀物市況は小麦が南米アルゼンチンの降霜懸念拡大から作柄被害観測が広がり急伸、連れてコーンが反発して、大豆も続伸しています。

各地区連銀総裁発言を嫌気

おはようございます

【FOMCに思うこと】
先週のFOMCによる緩和縮小見送りは一見したところ流動性供給の当面の保証を担保したことから、本来であれば市場はこれを好感する材料ながら、ダウは4営業日連続下落し、金や原油もこれに追随しています。私見ですが、今回のFRBの決定が悪い意味で市場のFRBに対する信任をおとしめたために市場の混乱が続いています。縮小見送りのサプライズの翌日には景気指標次第では年内縮小の可能性ありと、複数のFOMCメンバーが語りだし混乱度合いを高めた要因となっています。

バーナンキ議長は記者会見で、金融政策の意思決定は我々の専権事項で市場の思惑には左右されない。としてFRBの独立性を主張し、これまでの市場との融和策には決別したような発言し、更に他のメンバーが年内縮小に言及する次第で、FRBへの信任は著しく低下したものと思います。いっそのこと、今回のFOMCで縮小への第1歩を踏み出してくれたほうが市場の信頼を勝ち取り、市況も縮小開始準備を進めたことから混乱回避できたのではないでしょうか。

【金融・為替】
ドル円は98円70銭と昨日から20銭程度の円高・ドル安で推移、ユーロは1.346ドルと小幅に反落、ユーロ円は133.0と小幅にユーロ安で推移しています。ダウは66ドル安の1万5334ドルに続落していて、10年債利回りは二週間前の一時3%台から2.651%に低下していて、縮小見送りから日米の金利差は縮小に向かっていることが円の堅調要因となっています。

【石油市況】
原由は103.13ドル(−0.46)と株安に連動する動きとなり、株価が上昇していた序盤はしっかりも株価の失速と共に下落に転じています。一方のブレントは立会時間が早く終了することから108.64ドル(+0.48)と堅調に引けています。

【貴金属市況】
金は1316.3ドル(−10.7)に続落して引けています。ハト派で知られるNY連銀ダドリー総裁が景気指標次第では年内の緩和縮小に言及、金融市場の流動性バブルを牽制する意味合いと観測されるものの、FOMCメンバーの二枚舌的発言を嫌気する動きが継続しています。本日の換算値も4200円飛台となります。本日も一時1305ドルに売り込まれたものの、大台は堅持されて引けています。中国やインドといった金輸入大国が今後需要期を迎えることや、10月中旬に期限を迎えると思われる米国の債務上限問題が金市況の下支え要因となっています。

【穀物市況】
穀物市況は前日とは反対にコーンが反落し、大豆は反発しています。小麦買いVSコーン売りがコーンの軟調要因、大豆は作柄が例年を下回る可能性に反発推移となっています。

ブラード発言の余震が継続

おはようございます

セ・リーグは巨人が優勝し、パは楽天が初優勝に向けて秒読みです。それにしても、まー君の開幕22連勝は不滅の記録となるほどの信じられないものです。東京は今朝の最低気温が19度とこの秋一番の冷え込み、台風20号が週末にかけて関東に接近しているようです。

【金融・為替】
週明けのNY市場の為替はドル円98円80銭近辺で推移していて、週末の東京午後3時半から50銭程度のドル安・円高となっています。先週のFOMCで緩和縮小見送りからドル金利が低下していて、金利差により円を買い戻し動きが本日も続いています。ユーロは1.349ドルとやや軟化していて円とは動きを異にしています。ドラギ総裁が必要であれば新たに金融機関に長期貸付の用意があると発言し、緩和策の維持にも積極的とされていることがユーロの下落要因と見られます。ユーロ円も133.3円と週末から1円幅のユーロ安・円高となっています。ダウは49ドル安の1万5401ドルに続落し、10年債利回りは2.6990%に続落しています。週末はセントルイス連銀ブラード総裁による10月のFOMCにも緩和縮小を始める可能性の言及に市場は混乱し、株価や原油・金が大幅に下落する反応を見せましたが、本日はNY連銀ダドリー、アトランタ連銀ロックハート両総裁による緩和縮小見送りを正当化する発言が見られましたが、週末の下落を引き継ぐかたちで株式・原油・金ともに続落を強いられるネガティブな反応が続いています。

【石油市況】
原由は103.59ドル(−1.16)に続落していて、ブレント相場も108.16ドル(−1.06)に続落を強いられています。シリア情勢は化学兵器の廃棄に向けた動きが現状は進んでいることや、リビアやナイジェリアの増産観測が市況の重石となっているようです。

【貴金属市況】
金は先週のブラード発言を悲観する売り物に押されて昨日の欧州時間に一時1313.4ドルに売り込まれる場面も見られましたが、その後はじりじりと反発してNY引けは1327.0(−5.5)で引けています。本日は円高でもあり円換算は4200円飛台の急反落となりますが、先の1292ドル近辺がボトムとして1,300ドルの台固めの週になるものと推測されます。

【穀物市況】
穀物市況はコーンが一部大口成約を好感して反発し、大豆は収穫が開始されたことや降雨予報から続落しています。

今週も宜しくお願いします。

ブラード総裁発言に揺れる市場

おはようございます

「方言チャート」はご存知でしょうか?ヤフー(グーグル)で検索すれば出身地当てが誰でも簡単にチャレンジできます。当たっていると評判のようですが、筆者のように地方で高校まで卒業しても、その倍以上東京暮らしが続くとどうも子供の頃に使った言葉も忘却の彼方に置き忘れたようで、期間を明けて二度チャレンジしましたがふるさとから遥かに遠い「山口県」でした?((#^.^#))

【金融・為替】
さて、ドル円は99円30銭近辺で今週の取引を終了していて昨日の3時半とほぼ変らず、前日に850億ドルの債権購入を継続することを決めたFOMCから一夜明けて、今度はタカ派(緩和策否定派)で知られるセントルイス連銀・ブラード総裁が「10月のFOMCで小幅な縮小」を行う可能性に言及したことから金融市場に混乱をもたらせています。本来小幅な縮小を予想する向きが大勢を占めたなかで、実際には縮小見送りとなったことがサプライズとなり、株式・債券・為替・商品の各市況はリスクオンに傾いた前日とは打って変わってリスクオフの反応を見せています。ユーロは1.353ドルにやや軟化し(対円は134.3円)、ダウは185ドル安の1万5451ドルに急反落し、10年債利回りは2.733%に低下を見せています。

筆者の推測ですが、縮小の先送りに市場の過度な加熱感を要請する意図がブラード総裁の役回りのように思えます。いずれにしても10月はバーナンキ議長の記者会見を伴わないFOMCにつき重要な決定はないと思われますが、縮小見送りに金融市場がバブルに向かうことを牽制したものと推測されます。夏場以前は好調な景気指標もその後はやや停滞することとなったために今回は縮小見送りとしたものと考えられ、今後余程の期待以上の指標が続く状況になければ年内縮小は?という状況に変わりないものと思います。

【石油市況】
原油市況はシリアが化学兵器の廃棄に向けて積極的に動いていることや、ブラード総裁の発言を嫌気する株価の軟調に反応を示し、104.67ドル(−1.72)に急反落を見せています。総裁発言前に市場を閉じたブレント原由は、前日の勢いを借りて109.22ドル(+0.46)で引けています。

【貴金属市況】
QE縮小見送りに前日には一時1375ドルまで急騰した金相場は、ブラード総裁の一言に一転して急落1332.5ドル(−36.8)で引けています。昨日指摘したように今回の急反発はショートカバーによるもので、踏み一順となれば反落の余地ありとしましたが、ブラード発言が反落に勢いをつけたことが推測されます。それでもQE縮小見送りは今週の安値1292ドルを下回ることは考えにくく、1,300ドルをサポートしながらの保ち合い継続といったところです。17日現在のCFTCでは投機玉のロングは213.8tと前週比で30.9tの減少となっていますが、その内訳ではショートが22.9tの増加とかなりの部分を占めていて、それも週末の急反発に大方踏み退いたものと推測されます。目先筋のファンドの動きに当面振り回される展開が想定されそうで、現物事情のほうははETFが前週比で微増していて、減少傾向はほぼ解消された模様です。アジアの実需筋は今週の前半の安値を拾っていますが、先の1400ドル台で売り抜けた在庫がまだ残っているようで積極的とは言い難い状況のようです。

【穀物市況】
穀物市況は収穫の進捗の進行にコーンが反落し、大豆は降雨予想に大幅に続落しています。

先週に引き続き3連休ですが、週明けの入電もあるのでゆっくり休むとしますか。良い週末をお過ごしください!

後半の3連休水入り

おはようございます

「暑さ寒さも彼岸まで」・・・今日から彼岸の入りですが、朝夕はめっきり涼しくなりました。オリンピックの招致もあり来春からの消費増税もほぼ確定的となりました。政府は法人特別震災税を来年度より前倒しの撤廃として、消費税の代案の景気刺激策として進めるようですが、個人レベルの増税の代案は心もとなく、国家の財政再建に幾分効果が見込まれ、大企業優遇に偏り、消費税を商品価格に転嫁しにくい中小企業へのなんらかの政策も必要と個人的に思います。

【金融・為替】
前日のQE縮小先送りによるドルの急落から一夜明けて、ドル円は99円45銭近辺にドルは反発(円は反落)に転じています。昨夕の黒田日銀総裁による緩和策の継続姿勢の強調から円を買い戻す動きが一巡したことも影響したようです。ユーロは1.353ドルと横這いからドルの対ユーロでの下落は続いていて、対円では134.6円と円の下落基調が続いています。ダウは40ドル安の1万5636ドルと小幅に反落していて、この日発表されたフィラデルフィア地区連銀景況指数や、新規失業保険申請件数が事前予想を下回ったことから年内縮小を警戒する部分もあるようです。10年債利回りは2.748%に上昇しています。

【石油市況】
原由は106.39ドル(−1.68)に反落し、ブレント相場も108.76ドル(−1.84)と同様の動きとなっています。シリアのアサド大統領が化学兵器施設への国連査察団の調査を認めたことや、リビアによる増産計画を嫌気する動きとなっています。

【貴金属市況】
金はQE縮小の先送りという金にとっては超のつくサプライズを追い風に上昇、NY時間では一時1375ドルと前日の安値から90ドル強の上昇を見せました。その後は売り買いの交錯から1369.3ドル(+61.7)で取引を終了しています。前日の出来高が25万枚超と久し振りの大商いとなり、本日も推定18万枚とまずまずの出来高を共なっています。ショートカバーが中心と見られる今回の急反発ですが、いわゆる“踏みあげ”からの踏み一巡からの応分の反落も視野に入るものと推測されます。FOMCのイベント終了後の次の注目は「米国の債務上限引上げ」を巡る議会の駆け引きで、上下両院では依然として上院が民主、下院は共和とねじれ現象が続いていて、債務削減を主張する共和党の言い分が万一通るようであれば、米経済の腰折れ懸念も考えられ金には追い風となる可能性もあります。

【穀物市況】
穀物市場はコーンが続伸して、大豆は反落するまちまちな展開となっています。QE継続は穀物市況にとっても追い風ながら、降雨予報は収穫時期に入るコーンには強材料、鞘入り期の大豆には弱材料となる反応を見せています。

QE継続のサプライズに

おはようございます。

FOMCが気に掛かり3時前に起きましたが、出社の道すがら西の空に大きく「中秋の名月」が赤く輝いて見えました。今夜は好天に恵まれ一層の月見日和のようです。

【FOMC(連邦準備制度委員会)要旨】
最大の焦点であった量的緩和(QE)の縮小が見送れられたことが一番のサプライズとなりました。現状の金融政策容認は9対1で賛成多数となった模様で、QE継続の背景には1、雇用回復の不十分2、財政削減による景気の悪影響3、長期金利上昇の悪影響懸念4、消費者物価上昇どころかこのままではデフレ懸念に陥る可能性を憂慮、等々が考えられ、市場が考えているほど米経済の回復が楽観的でなく脆弱な政策の元に根ざしていて、ここで緩和を縮小に転換するにはFRBとしては時期尚早と判断したものと推測されます。政策の継続を受けて株高・商品高・ドル安・金利低下という反応を示し、金融市場は今回の緩和縮小見送りを歓迎する反応をみせています。

【金融・為替】
ドル円はドルが主要通貨に対して下落、対円では97円90銭と昨日から1円30銭の大幅な円高ドル安で推移、対ユーロでも1.352ドルに下落しています。ダウは147ドル高の1万5676ドルに大幅に続伸して史上最高値を更新しています。10年債利回りは2.704%に急低下を示しています。

【石油市況】
原由は108.07ドル(+2.65)に、ブレントも110.6ドル(+2.41)にそれぞれ急反発に転じています。

【貴金属市況】
金は1307.6ドル(−1.8)と小幅反落してセッションは終えていますが、引け後のFOMCで政策が据え置きとなったことから時間外取引で急反発していて、現在スポット価格は1360ドル台前半に急浮上する急騰となっています。今回のQE継続は金利を産まない金には最も大きな支援材料となることから、据え置きという意外性からショートカバー・ラリー(売り玉の手仕舞い)につながっています。セッションでは18万枚の推定出来高となっていますが、その後の時間外取引では更に5万枚強の大商いとなっています。本日の円換算も4280円と円高には押されるものの急反発が予想されます。

【穀物市況】
穀物はセッション中は軟化する場面も目立ち冴えない展開でしたが、QE継続のドル安の動きに大豆・コーンともに反発に転じています。

FOMC待ち様相

おはようございます

通勤途中の浅草公園の隅田川沿いには彼岸花が咲き始めています。明日は中秋の名月、明後日からは彼岸入りとなります。

【今夜のFOMCについて】
*政策金利発表(日本時間19日午前3時)の注目は現在の月額850億ドル(米国債450億$・住宅債券400億$)債券購入で、アナリスト予想の多くは100億ドルの小規模縮小を見込んでいます。住宅金利上昇を避けるために100億ドルの縮小は全て国債とされる可能性が高いとみられ、住宅債券の購入は400億ドルで据え置きと見られています。

*バーナンキ議長記者会見(日本時間同3時半〜)これまでFRBは政策金利の引き締めの条件としてインフレ率2.5%以上、失業率6.5%以下となった場合としていましたが、インフレ率は現在1%台なかばにとどまっていますが、失業率は9%から現在7.3%に低下しています。但し現在の失業率低下の要因は労働参加率が過去最低水準にあることが背景にあり、失業率6.5%達成されてもFF金利引き上げには直結しないことを名言することが考えられます。債券購入=金利引き上げの市場の動揺を最小限に抑える趣旨の発言があるものと推測されます。

【金融・為替】
全般にFOMCを控えて様子見の動きとなっています。ドル円は99円15銭近辺で推移していて昨日の東京時間3時半とほぼ変わらず、ユーロドルは1.335ドル、ユーロ円は132.4円とこちらも小動きです。ダウは34ドル高の1万5529ドルに続伸していて、10年債利回りは2.847にやや低下しています。

【石油市況】
原油市況は引き続きFOMCによる量的緩和策の縮小が市況の圧迫要因となる動きから105.42ドル(−1.17)に続落していて、ブレント相場も108.19ドル(−1.88)に続落を強いられる展開となっています。

【貴金属市況】
金は欧州時間から1320ドル台に戻す場面も見られましたが、原油同様に量的緩和縮小観測に失速して1309.4ドル(−8.4)に反落して引けています。また、インドの宝飾品輸入の税率を15%に引き上げたことも圧迫要因となっていますが、1,305ドル近辺は底堅く1,300ドル大台は維持しています。量的緩和の縮小は100億ドル規模はほぼ織り込んでいると見られますが、それ以上の縮小であれば一時的に1,300ドル割れが予想され、逆に100ドルに達しなければ反発要因になると推測されます。本日の円換算は4180円前後と見られます。

【穀物市況】
コーンは生産高の上方修正が蒸し返される展開に小幅に続落、大豆も降雨予想が市況を圧迫して期近中心に続落しています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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