本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2014年09月

安倍政権は経済最優先内閣

おはようございます

【金融・為替】
昨日の午後、安倍首相の所信表明演説では「デフレ脱却を目指し、引き続き経済最優先で政権運営にあたる」と述べたことを契機に円相場は一時109円74銭で円安進行、欧米市場では109円台前半で落ち着いた動きとなり、現在は109円45銭近辺で推移しています。ユーロも一時1.266ドルと1年10ヶ月ぶりの安値を付けて、現在は1.268ドル前後で推移(対円は138.9円)しています。

ダウは序盤に110ドル前後下げる場面がありましたが、引けにかけては戻し41ドル安の1万7071ドルに小反落しています。香港での民主化デモの激化が新たな地政学上の問題浮上を嫌気する値動きに、10年債利回りは2.468%と2.5%を下回っています。週末に債券王として著名なビル・グロス氏が債券運用大手ピムコ(210兆円規模)のトップを下ろされたことから、債券安・金利高の動きとなりましたが週明けはその調整といったところでしょうか。

【石油市況】
原由は94.57ドル(+1.03)に続伸していて、イスラム国への空爆継続や、ウクライナ軍と親ロシア派の交戦が3週間ぶりに再開されたこと、更には香港の民主化デモが上昇要因となっています。一方のブレント相場は97.20(+0.20)と上昇は小幅にとどまり、欧州経済の低調を映す展開となっています。

【貴金属市況】
金はドル高で圧迫される面と株安による逃避買いがぶつかる状況から買いが勝り、一時1223.9ドルに反発もその後は株価が急反発に転じたことからやや値を削り、1218.8ドル(+3.4)と小幅反発にて引けています。引け後はドルが上昇基調を継続していることから一段軟化し、時間外では現在1216ドル前後で推移しています。一部にインドの需要回帰を囃す向きもありますが、香港から中国本土への輸出量が7月は21tと低調、因みに前年同期は113tで金が理財商品として使われた後遺症がまだ残っているようです。引き続きドル相場の強弱に支配される展開で、本日の円換算は4280円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況はコーン・大豆・小麦ともに反発に転じていますが、今夜に農務省需給報告で四半期在庫が発表されることから、ポジション調整に動きとものと推測されます。

雇用統計にECB理事会のイベント週

おはようございます

土日のトップニュースは御嶽山(3067m)の噴火、運悪く日曜日と重なったために被害は大きくなったようです。気象庁の火山予知では富士山と同じ5段階の最低ランクであったことが、登山者の油断を招いてしまったようです。ところで今朝の隅田公園ではキンモクセイの大木から早くも香りを振りまいていました。今週中からは10月入り!

さて、先週はイスラム国への攻勢に米国中心の連合を組み、地政学のリスクから為替・株価が乱高下しましたが週末にはリスクオンの動きが戻って引けています。今週はECB理事会が2日(木)に、3日(金)は米橋統計、中国は1日(水)に製造業購買担当者景気指数(PMI)、日本では2日(木)に企業物価見通しが注目されていて、上昇が鈍いようであれば追加緩和策に踏み切る可能性が高まることになります。

景気指標ではイベント盛りだくさんで、為替や株価の変動要因となりますが、商品市場特に金や原油はここ数週間ドルの強弱に翻弄され、ドル高=商品安とドル安=商品高とドル建て価格は大きく変動しましたが、円建て価格は円相場の動きが相殺してレンジ相場が継続されました。レンジ継続に少々辟易とされる状況が続いていますが、ぼちぼち変化が欲しいところです。

今週も宜しくお願いします!

GDP好感しリスクオンに戻る

おはようございます

早朝より江戸川土手を一時間余りのウォーキング$少々ランに出かけてきました。既に大勢の人が歩いたり、走ったり、サイクリングと健康オタクのコミュニティが出来上がり顔見知りの人たちの挨拶が交わされていました。日の出の太陽が雲を照らす朝焼けがきれいでした。筆者は酒も食事も手抜きはしませんが、年齢とともに健康オタクの仲間入りを果たすのはどうやら時間の問題のようです(笑)

さて、週末の海外市場は前日の株価急落もなんのその、リスクを取る動きが一日にして戻ってきました。ドル円は一時109円50銭と6年ぶりの最近の安値を一時更新、引けも109円30銭近辺で終えています。ユーロも1.268ドルに反落(対円は138.6円)しています。

この日は米第2四半期のGDP確報値が発表されて、改定値の+4.2%から+4.6%に上方修正されました。また、9月のミシガン大消費者信頼感指数も84.6ポイントと消費動向の改善が示されてリスクオンの動きが戻り、ドル高と株高をもたらせダウは1万7113ドル(+167)に急反発して大台に復帰、10年債利回りは2.529%に上昇しています。

商品市場は米GDPの好調や株高の動きを受けて原油が堅調に93.54ドル(+1.01)で引けましたが、ドル高や株価の反発に金は反落を強いられて1215.4ドル(6.5)で引けています。(円換算4270円前後)更に穀物市況は収穫の進捗度合が進んでいることや、この週末にかけての好天予測から続落しています。

よい週末をお過ごし下さい!

四半期末の売り物に株価急落

おはようございます

【金融・為替】
ドル円は108円70銭と昨日の東京市場から50銭近い円高・ドル安で推移、株価が大幅に下落したことからリスクオフの展開に円を買い戻す展開となっています。ユーロも1.275ドルに反発し、対円では138.6円に下落(円は上昇)しています。ダウは264ドル安の1万6945ドルに急反落して1ヶ月ぶりの安値に、アップルのOSの不具合からの下落に端を発したことや、米軍制服組トップがイスラム国掃討に関して地上戦の可能性に言及したこと、更には四半期末が接近していることから益出しの売りが加速していることも下げ幅を拡大させたものと推測されます。10年債利回りは2.504%に低下しています。

【石油市況】
原由はWTIが92.53ドル(−0.27)に小幅反落し、ブレント相場は97.00ドル(+0.05)と小幅反発するまちまち小幅な値動きとなっています。時間外取引では1ドル前後上昇する場面が見られましたが、需要の減退懸念やファンダメンタルの弱さ、さらに株価の下落に次第に上昇幅を削られる展開となった模様です。

【貴金属市況】
金は昨日の東京市場でドル高が進行したことから一時1206.6ドルと1月上旬以来の安値に沈むも、NY市場で株価が大幅に売り込まれたことから代替資産として買い物が下値を支えて反発、セッション引けは1221.9ドル(+2.4)に反発しています。このところドルと金は素直に逆相関性を維持して、円建金相場はレンジ相場が継続しています。ドル建てが一番弱く、次に円建て、比較的堅調なのはユーロ建てで、各通貨建てによって金価格も顔色に違いがあるようです。本日の円換算は4270円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は小麦・コーン・大豆ともに反落に転じていて、世界の穀物生産高が上方修正される見通しに下値追いとなっています。一進ニ退の収穫期の荷の重みが圧迫要因となっています。

住宅販売好調にドル指数は4年ぶりの高水準に

おはようございます

【金融・為替】
米景気回復でも最も立ち直りの遅れているものは住宅販売で、週明けの中古住宅販売が予想を大きく下回り本日の新築住宅も年率42万件と微増程度の予想でした。ところが発表された新築住宅販売は年率換算で50万4,000件と事前予想を大きく上回り6年ぶりの高水準となり、市場はリスクオンから株価が急反発し、ドルは利上げ時期が早まる可能性に対円や対ユーロで再び上昇、ドルの水準の目安とされるドル指数は84.7に上昇して4年ぶりの高水準となりました。

一方でドイツの景況感指数は5ヶ月連続で低下しECBによる追加緩和観測が再び強まり、ユーロは1.278ドルと1年2ヶ月ぶりの水準に低下、(対円は139.3円)して、米欧の金融政策の違いが浮き彫りとなっています。株価上昇のリスクオンからドル円も109円台に上昇(円は下落)しました。ダウは154ドル高の1万7210ドルに急反発し、10年債利回りは2.563%に小幅に上昇しました。

【石油市況】
原由は92.80ドル(+1.24)に大幅に続伸していて、EIAの原油在庫が予想外の減少となったことを好感しています。対照的にブレント相場は96.95ドル(+0.10)と小反発にとどまっています。

【貴金属市況】
米軍は二日連続でシリア領内のイスラム国を空爆しましたが、金の有事に対する反応は限定的なもので、住宅販売好調から株価が反発に転じたことや、ドル高を嫌気する売り物に押されて1219.5ドル(−2.5)に小反落して引けています。本日の円換算は4270円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況はこれまでの下落から本日は全般に反発に転じています。特に下落一途の小麦相場の反発が大豆・コーンの反発を手伝った模様です。

米軍のシリア領内への空爆嫌気して株安

おはようございます

【金融・為替】
米国はイスラム過激派「イスラム国」が潜伏するシリア領内への空爆を開始し、昨日の欧州時間ではリスク回避の動きからユーロや円を買い戻す動きが強まり、ドル円は一時108円30銭を割り込む場面も見られましたが、その後は金融政策の違いから次第にドルを買い戻す動きから現在は108円85銭近辺で推移していて週明け月曜の東京時間とほぼ変らず、ユーロも反発後に反落して1.285ドル近辺で推移しています。ユーロ円も139.9円近辺でほぼ変らずとなっています。ダウは地政学上のリスクを嫌気して続落、116ドル安の1万7055に続落し、シカゴの日経先物も1万6100に下落しています。10年債利回りは2.529%に低下しています。

【石油市況】
原由は91.56ドル(+0.69)に反発し、ブレント相場は96.85ドル(−0.12)に小幅続落しています。昨日発表された中国の製造業購買担当者指数(PMI)は50.5ポイントを予想を上回ったことを、WTI原由は好感したようですが、ファンダメンタル的には依然として供給の問題はないようです。

【貴金属市況】
米国時間では一時ドルが軟化に転じたことや、米軍のシリア領内におけるイスラム国空爆の報から売り方のショートカバーも加わり急反発、一時1237ドルまで反発して週明けの安値から30ドル戻る場面も見られました。その後は買い物が一巡して軟化し、引けは1222.0ドル(+4.1)で終えました。本日の円換算は4275円前後と30円前後反発するものとなります。

【穀物市況】
穀物市況は収穫時期のハーベストプレッシャーから続落し、大豆・コーン・小麦相場共に弱含む展開に強いられています。

週明けの海外は株高と円安が小休止

おはようございます

秋分の日の休日はお天気に恵まれていますが、日本が休日でもアジア市場は既にオープンしています。

さて、週明けのNY市場は全般にリスクオン一服といったところで、ドル円は108円80銭と急ピッチの円安ペースが一服、ユーロも1.284ドルと小幅に反発し、ユーロ円139.8円とこちらも円安ペースは小休止しています。ダウは1万7172ドルと109ドルの反落、週末に主役のアリババも4%ほど調整、10年債利回りも2.556%と小幅に低下しています。

商品市場は原油が供給不安のないなかでリビア最大の油田の操業開始に91.52ドル(ー0.89)に、ブレント相場も96.97ドル(−1.42)に下落しています。金はアジア市場で一時1210ドルを割り込んだものの、欧米での株安のヘッジ的要素から小幅反発して1217.9ドル(+1.8)で引けています。穀物市場は全般に続落基調が続きハーベストプレッシャーに押される展開となっています。

よい休日をお過ごしください!

G20の掛け声も独は消極的

おはようございます

週末に米国で上場されたアリババ(中国の巨大市場の独占ネット販売企業)は公募価格の68ドルを大きく上回る93ドル、時価総額が25兆円とトヨタを上回る時価総額となりました。当初20億円を出資して1/3を保有するソフトバンク・孫さんの笑いが止まらないようです。羨ましい限り!

土日に豪・ケアンズで開かれたG20では「短期的な景気対策と中長期的な成長戦略を組み合わせて、世界経済を押し上げる方針」を確認しました。特に欧州経済の低迷に対して米国が欧州第1位に経済大国ドイツの景気対策を要請しましたが、ショイブレ財務相は財政出動に消極的な姿勢を示し、欧州経済の立て直しが世界経済に与える影響を考慮するとドイツの消極姿勢は気がかりな限りです。

ロシアでは3月にクリミア編入後最大規模の野党の抗議行動がモスクワで行われ「平和のための行進」と銘打ち、ウクライナからのロシア軍撤退と政府系テレビによる情報操作の中止を訴えています。当局は治安部隊を配置し厳重な警備体制を敷いたようですが、ウクライナへの侵略行為が少しでも世論を反映できれば幸いです。

東京市場は「秋分の日」を挟む変則的な週となりますが、今日も静かな商品市場となりそうです。今週も宜しくお願いします!

独立反対から金融市場の混乱は回避

はようございます

注目されたスコットランドの独立の是非を問う住民投票は反対票が上回り、結果は日本時間の昨日の昼前後に判明、市場は混乱が避けられたとしてリスクオン、ドル円は一時109円46銭まで円安が進行したのがピーク、欧米時間では109円を挟む展開が続き109円調度が今週の終わり値となりました。

ユーロは英国の混乱がユーロ圏に波及する可能性が静まり1.282ドルに反落し、ユーロ円も139.8円とユーロが反落する動きとなっています。今回の投票では独立は阻止されたものの、反対票も46%を占めたことから今後も英国やスペインの一部の州では独立機運がくすぶることになり、政権運営にも少なからぬ影響を及ぼす状況が続きそうです。

ダウは1万7280ドル(+14)と小幅に続伸して最高値を更新、10年債利回りは2.578%にやや後退しています。為替や株価が華やかな値動きを見せる中、商品市場はドル高と利上げ観測に全般に押される展開が続いています。原油は92.41ドル(−0.66)に続落、ブレントは98.39ドル(+0.69)に反発していて、北海油田が英国政府の所有として続けられることを好感する動きか?

貴金属はドル高の継続を嫌気する動きに金も続落して1216.6ドル(−10.3)と、節目の1200ドルに接近(円換算4260円)しています。ETFが7t強減少し、16日現在のファンドのネットロングは224.5tと前週比で71.4t急減し、ロングの手仕舞い売りとショートの積み増しが見られます。穀物市場もドル高と収穫時期特有のハーベストプレッシャーに押されて、大豆・コーン・小麦ともに大幅続落を強いられる展開となっています。

よい週末をお過ごし下さい

FOMC通過後の株高・円安のリスクオン

おはようございます

【金融・為替】
スコットランドの独立を巡る住民投票は日本時間午前6時に投票を締め切り、即日開票から日本時間の午後に大勢が判明します。スペインのカタルーニャからの賛成派の応援団が駆けつける一種おまつり騒ぎにも見えますが、賛成派が過半数を締めれば独立を勝ち取ることになりますが、政治・経済を含めて小国の生みの苦しみが待っています。一方の英国はドル箱の北海油田を無くし、こちらも政治と経済が混乱し国力は大きく削がれることになります。さらに、EU内の独立機運が高まるばかりか、カナダではケベック州、中国では新疆ウイグルなどの運動に波及することも懸念されています。

ドル円は円安の流れが継続し一時108円96銭と109円台に接近し、現在も108円75銭前後で推移しています。ユーロは1.291ドルに反発をみせていて、市場に先見性があるとみればスコットランドでは反対派が過半数を上回るのか?ユーロ円も140円50銭と円は5月以来4ヶ月ぶりに140円台に軟化しています。通貨の序列は強い方からドル→ユーロ→円の序列となっています。第3の矢である成長戦略が遅れる中の円安だけの進行は、既に海外に生産拠点を移し円安でも輸出が伸びない日本経済において、増税とインフレのみが進行して消費者にしわ寄せが及ぶだけでは心許ない情勢では困りますね!ダウは109ドル高の1万7265ドルと史上最高値を更新、FOMCが終えて霧が晴れたかのような反応です。10年債利回りは2.625%と一段と金利が上昇して、来年の利上げを意識させる展開となっています。

【石油市況】
原由は93.07ドル(−1.35)に続落して、ブレントも97.70ドル(−1.27)と同様に下落しています。OPECの原産は見込まれるものの、米原油在庫の増加やドル高から押される展開となっています。

【貴金属市況】
NY金は前日に織り込めていないFOMCや議長会見を織り込む流れに続落して1226.9ドル(−9.0)に続落しています。安値は序盤に一時1216.3ドルに下げて直近安値を更新も、ユーロが反発に転じたことや、前日のFOMCで低金利政策が「相当の期間」続くとの文言が残されたことから下げ渋る展開となりました。本日の円換算は4290円前後と円建て価格は保ち合い継続とみられます。

【穀物市況】
穀物市況は前日に反発に転じた小麦が急反落して安値を更新、小麦安に連れて大豆・コーンともに続落を強いられる展開となりました。豊作観測と今後のハーベストプレッシャーが上値を抑える展開が続いています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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