本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2015年03月

中国の景気刺激策が株高・ドル高を演出

おはようございます

【金融・為替】
中国人民銀行の周総裁がアジア時間終盤に追加緩和の可能性を示唆し、これを欧米株式市場が好感して上昇し、ドル円相場もリスクオンから円安進行となり現在120円10銭近辺で昨日から90銭の大幅な円安・ドル高水準となっています。ユーロは1.082ドルと円相場ほどではないものの軟化、ユーロ円は130.5円と円が反落しています。ダウは263ドル高の1万7976ドル(+263)に大幅続伸して、10年債利回りは1.954%に低下しています。

【石油市況】
原由は48.68ドル(−0.19)に小幅に続落し、ブレント相場も56.29ドル(−0.12)と同様に下落、ドル相場の反発と、イランと主要6ヶ国の核協議の進展に将来的なイラン産原油の供給が予想され嫌気要因とされています。

【貴金属市況】
金は1184.8ドル(−15.0)に大幅続落していて、株高・ドル高・原油安や月末要因の強気ファンドの整理売りに押される展開となっています。サウジの空爆騒ぎに売り方ファンドのカバーに1220ドルに上昇して、今度はドル高嫌気に強気勢が振るわれる目まぐるしい展開となっています。本日は海外安と円安の綱引きに換算は4570円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は先週の下げの先導役であった小麦相場が急反発に転じ、コーンや大豆も連れだかする展開となっています。

週末の米雇用統計が今週の最大イベント

おはようございます。

桜の満開が早まり今週末予定されている各地の「桜まつり」まで持って欲しいものですね。

さて、今週は週中に4月に入り新年度入りとなります。今週は週末4月3日の米雇用統計が最大のイベントになりますが、欧州ではギリシャの改革案の協議状況も気に係るところです。各地で頻発するテロ事件や、サウジ主導のイエメンへの攻勢、イラク主導のイスラム国壊滅作戦と中東からも目が離ません。

中国主導のアジアインフラ投資銀行は、英国が参加を表明すると堰を切ったように欧州主要国が参加を表明、日本は米国に配慮して参加を見送るようですが、不参加の是非を巡り議論が活発です。米国が先進国の不参加を水面下で交渉したものの、G7内からも離反する国が続出して米国の派遣国家として地位は中国に揺さぶられる状況に陥っています。

今週も宜しくお願いします

中東の有事織り込み金・原由は反落

おはようございます。

出社の途中に隅田川のさくらをチェック、既に3分咲き程度で充分に鑑賞に耐えられそうです。このところ気温も上がりランナーもチャリダーも、雨後のたけのこのように冬眠から目覚め出したようです。

【金融・為替】
今週のメインの景気指標である2014年第4四半期の米GDPは、事前予想の+2.4%をやや下回る2.2%と発表されてドルは全般に軟調推移となっています。また、FRBイエレン議長の講演は利上げ時期を特定できるような内容とはならず、市場の反応は限定的なものとなりました。ドル円は119円10銭近辺で今週の取引を終了して昨日の東京とほぼ変わらず、ユーロは1.088ドルとこちらも小動き、対円は129.8円と小幅推移にとどまっています。ダウは34ドル高の1万7712ドルに小幅に反発し、10年債利回りは1.951%に低下しています。来週から4月入りとなり3日(金)の米雇用統計で再び利上げ時期を探る展開となります。

【石油市況】
前日にサウジがイエメンを空爆したことを手がかりに急伸した原油相場ですが、本日は足元の供給過剰を見直す動きに戻り急反落して、WTIが48.87ドル(−2.56)に、ブレントも56.41ドル(−2.78)にそれぞれ逆戻りしています。

【貴金属市況】
原油同様に前日に一時1220ドル近辺に大幅続伸の金価格も8営業日ぶりに反落し、セッション引けは1199.8ドルと大台を割り込んで今週の取引を終了しました。今月に入り一時1150ドルを割り込んだ金相場ですが、FOMCをきっかけに急反発に転じ、今週はサウジの空爆騒ぎも上昇に一役買い1220ドル近辺に上昇しました。今回の反発はファンドの売りが相当数溜まったこともあり、売り方の損切りの手仕舞いを誘うものとなり、総取組高はこの間に44.7万枚から39.8万枚と5万枚近い取組の急減となりました。前日はローソク足でも15ドルの上髭を引き、ショートカバーが高値波乱を演出するものとなりました。来週はギリシャの構造改革提案をユーロ圏がどのような判断を下すのか注目されます。更に週末は米雇用統計が注目材料となります。週明けの円換算は4580円前後になります。

【穀物市況】
穀物相場は小麦相場が急反発したものの、大豆は作付面積の増加観測に続落し、コーンも小幅続落しています。

サウジの空爆に中東リスク嫌気

おはようございます

【金融・為替】
昨日はアジアから欧州時間にかけてサウジアラビアのイエメンに対する空爆からリスクオフの動きが強まり、ドル円は一時118円33銭に円高が進行(ユーロも1.101ドルに上昇)してドルが軟化しました。その後のNY時間では徐々に落ち着きを取り戻し、現在ドル円は119円15銭と昨日の東京から30銭の円安・ドル高で推移、ユーロは1.086ドルと先週末以来の水準に軟化し緩和策を進行させるユーロに改めてユーロ売りが出され、対円でも129円50銭にユーロが軟化しています。ダウは40ドル安の1万7678ドルに続落し、サウジの軍事介入による原油高から航空関連株が下落しています。10年債利回りは1.999%に上昇しています。

【石油市況】
原由はイエメン空爆から中東リスクの高まりに一時3ドル強上昇する場面も見られ、引け値ベースでも51.43ドル(+2.22)と大幅続伸しています。ブレント相場も59.19ドル(+2.71)に大幅続伸しています。中東の大国サウジアラビア(スンニ派)とイラン(シーア派)の民族的な対立が中東の全域に広がるリスクや、アジアと欧州を繋ぐスエズ運河の航行を巡るリスクも意識されたようです。

【貴金属市況】
金市場も中東の地政学上のリスク高騰や原油相場の急伸を受けて続伸し一時1220ドルに接近、その後はドル相場が上昇に転じたことから軟化したものの1204.8ドル(+7.8)に7営業日連続の上昇となっています。先週のFOMCを境に1150ドル割れから1220ドル近辺に80ドル前後戻り、年初の高値1,300ドルからの下落に対してほぼ半値戻る水準となっています。今週の上昇局面では取組高も3万枚近く減少して売り方ファンドのショートカバーを誘い、本日の推定出来高も35万枚と大商いを伴い更にカバーが進行したものと推測されます。本日の円換算は4605円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は小麦相場の急落やドル安の動きを嫌気して、大豆・コーンも反落を強いられる展開となっています。

米耐久財受注が予想を下回りドルは続落

おはようございます

【金融・為替】
2月の米耐久財受注が事前予想の+0.2%を大きく下回り−1.4%と発表されて、JPモルガン等の一部金融大手が第1四半期のGDP予想を引下げ、株価は大幅に続落して292ドル安の1万7718ドルと今週に入り3営業日で400ドル強の下落となっています。景気指標の後退を受け米利上げ時期見通しも後退してドルは軟調推移、対ユーロで1.096ドルに、対円でも119円45銭に小幅に続落する展開(ユーロ円131.0円)となっています。10年債利回りは1.921%に反発しています。欧州ではギリシャの銀行向け貸し出しを710億ユーロに引上げギリシャを側面支援し、政府の財政再建に向けたレポート提出を待ち大勢となっています。

【石油市況】
原由はWTIが49.21ドル(+1.70)に大幅に続伸して、ブレント相場も56.48ドル(+1.37)に急反発しています。週間在庫統計は予想以上の増加幅を記録したものの、原油生産の鈍化やドルの軟化を手がかりに上昇、投機的な資金の膨らみも相場の不安定な変動要因と見られ、ファンダメンタルと投機の狭間に揺れ動く原油市況となっています。

【貴金属市況】
金は耐久財受注が悪化したことから利上げ時期の後退を好感、セッション引けは1197.0ドル(+5.6)に6日続伸する地合いが続いています。先週のFOMCをきっかけに利上げ先送り見通しが加速して、売り方ファンドのカバーに強含む展開が続いています。とは言え1200ドルの大台を手前に跳ね返される動きから、大台が上値追いの障害となっています。関門通過が目下の注目となります。本日の円換算は4580円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況はコーンがエタノール生産の増加から小幅に続伸し、大豆は南米産の豊作を嫌気して小幅に続落、小麦は冬小麦の生産地帯に降雨予報が出されて続落しています。

ドル高是正が一服

おはようございます

【金融・為替】
ドル円は119円75銭前後で推移していて昨日の東京とほぼ変らず、ユーロは1.091ドルと小幅反落し、ユーロ円は130.7円とこちらも小動きに終始、依然として米利上げ時期がやや先送りされる見通しや長期債利回り低下がドルの軟化の背景にあり、利上げ時期を巡る不透明感が広がりが見られ、週末のイエレン議長やFRB重鎮のフッシャー副議長の講演内容が注目されます。ダウは104ドル安の1万8011ドルに続落し、10年債利回りは1.867%に低下しています。

【石油市況】
原由は47.51ドル(+0.06)に小幅上昇も2番限以降は反落していて、ブレント相場は55.11ドル(−0.81)に反落しています。高水準の米原油在庫や、ドル高是正の一服から軟調推移を強いられる展開となっています。明日の週間在庫統計が注目されています。

【貴金属市況】
金は4日続伸して1191.4ドル(+3.7)に小幅に続伸しています。ドル安の動きが一服も利上げ時期が9月に先送りさえれる可能性の高まりや、ギリシャ支援の不透明感が金価格を支える流れが続き、売り過剰のファンドのポジションの調整も一役かっているようです。一方で先週までアジアの実需の活発な買い物は、今週は価格が上昇に転じたことから買いは引込み逆に転売の益だしの動きも見られるようです。目先はドル建ての1200ドルと円建ての4600円乗せがあるのか注目されます。本日の円換算は4580円前後になります。

【穀物市況】
穀物相場は米南部の降雨によりコーンの作付遅れにつながる可能性にコーンが続伸して、大豆はドル高に押されて小反落、小麦は冬小麦の作柄良から急反落するまちまちな展開となっています。

FOMCや要人のドル高牽制にドルは軟化

おはようございます

【金融・為替】
FOMCにより利上げ時期が6月から9月に先送りされる見通しが高まったことや、複数のFRB関係者からドル高懸念(牽制)とも受け止められる発言にドルが軟化する動きが継続、ドル円は119円70銭前後で推移していて昨日の東京から20銭程度のドル安・円高水準に、ユーロは1.094ドルに続伸し、ユーロ円は131.0円とユーロ高の際立つ一日となっています。ダウは続伸しての展開も引け際に小幅反落して11ドル安の1万8116ドルで引け、10年債利回りは1.909%と1ヶ月半ぶりの水準に低下しています。27日にイエレン議長とフィッシャー副議長の講演が予定され発言内容が注目され、ギリシャは週内に改革リストの提出が予定されています。

【石油市況】
原由は47.45ドル(+0.88)に続伸し、ブレント相場も55.92ドル(+0.60)に続伸しています。米原油在庫が過去最高水準にあることに圧迫されながらも、ドル相場が対ユーロで軟調に推移していることからドル安に支えられる展開となっています。

【貴金属市況】
金市場も原油同様にドル安の流れが継続されていることから続伸、セッション引けは1187.7ドル(+3.1)で終えています。ドル安の流れやギリシャと欧州との支援継続を巡る協議も意識されていて、売り方ファンドのショートカバーを巻き込む展開となり1200ドル奪回も射程圏に入りつつあります。本日の円換算は4570円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は小麦が投機買いから急伸したことを好感して、大豆・コーン共に大幅に続伸しています。

今週は再びギリシャ問題が注目

おはようございます

お彼岸も過ぎ、学校では卒業式、さくら前線が北上中で今日あたり東京にも上陸しそうですが、今夜からしばらく寒の戻りがやってくるようです。

さて、先週はFOMCが予想外にハト派的な受け止め方をされて、上昇一途のドル相場が修正される一週間となりました。連れて債券が上昇して10年債利回りが低下、さらに株価は上昇し、商品市場はドル安の流れからほぼ全面高様相となりました。FRBによる流動性の供給が相場の下支えとなっていることは明らかで、今後も利上げ時期を巡る思惑に金融市場は不安定な展開を余儀なくされそうです。

週明けの為替市場はドルが現在119円85銭前後で推移していて、先週からのドル高修正の流れを引き継いでいるようです。今週の米景気指標では24日の米消費者物価指数と、27日の14年第4四半期のGDP確定値が注目材料です。欧州ではギリシャの緊縮策の提出がされる予定で、この内容を巡りギリシャ政府とトロイカが支援を巡る議論が活発となる見通しで、ギリシャ支援延長の可能性にユーロが荒れる展開も考えられます。

今週もよろしくお願いします

ドルが週間ベースで4年ぶりの下落率

おはようございます

週末の米国市場はFOMCに向けて積み上げられたドルロングが解消される動きとなっています。ドル円が120円丁度に反落して、対ユーロでも1.081ドルに反落しています。FOMCの解釈を巡って金融市場は、FRBが利上げを急がないハト派的なものであったとの認識の広がりに総じてドル買いを解消するドル売り姿勢から、ドル相場は2011年以来週間ベースでは4年ぶりの下落幅となっています。ドル指数が100ポイントを超えるドル買いに傾いていたポジション調整の動きとなっています。

ドルの下落は米輸出企業の業績回復につながることや、欧州の株高からダウは168ドル高の1万8127ドルに反発して大台を回復、10年債利回りは1.925%に低下しています。

商品市場はドル高解消のドルの下落を受けてほぼ全面高の様相で、原油はWTI45.72ドル(+1.76)に反発し、ブレント相場も55.82ドル(+0.89)に反発しています。貴金属も全面高で金は1184.6ドル(+15.6)に大幅続伸(円換算4555円)して、穀物市況も軒並み反発に転じています。

今週はFOMCが全ての金融市場に大きく影響を与える週となり、利上げ時期の予測が6月から9月に後退したことから買い過剰のドル相場が反転下落したことが特筆されます。今後も米景気指標の良し悪しに利上げ時期を巡る思惑の交錯に、為替市場は不安定な値動きをすると予想されます。来週はギリシャの支援策を巡り、緊縮策の実行を求められる交渉も波乱要因となりそうです。

良い週末をお過ごしください!

ドル高是正も一夜明け堅調展開に

おはようございます

【金融・為替】
前日のFOMCでは声明内容を市場はハト派的と受け止め、出口に向かう米金融政策から12年ぶりにドル指数は100ポイントを超える水準まで買い上げられたドルが急落し、指数は96ポイントまで急反落しました。ドル円でみても一時119円銭までドルを売り込む動きが一時ありました。利上げを急ぐニュアンスの後退から株価は急反発して、ドルの下落に商品市況原油や金・穀物・非鉄など幅広く急反発しました。金融市場は低金利の長期化を望むともに、中銀による過剰流動性に依存してきた側面も合わせて露呈されたものと推測させられます。

FOMCから一夜明けたドル円は120円80銭とドルを買い戻す動きが早くも戻っています。ユーロも1.065ドルに急反落していて、対円は128.6円とユーロが反落に転じています。ダウは117ドル安の1万7959ドルと再び1万8,000ドルを割り込み、前日急伸した原油相場がドル高で反落してエネルギーセクター中心に売られている模様です。10年債利回りは1.972%に上昇しています。

【石油市況】
原由は43.96ドル(−0.70)に反落して、ブレント相場も54.43ドル(−1.48)に急反落しています。ドルが上昇に転じたことや、OPECの生産維持、更には米原油在庫の増加傾向に見られる供給過剰が改めて売り物を誘っている模様です。

【貴金属市況】
前日のNY金はFOMC発表前に引けたために1151.3ドルで終了しましたが、引け後の発表直後からのドル安の動きに反応を示しアジア時間では一時1177ドルまで急反発する場面も見られました。欧米市場の前半はドルを買い戻す動きから1160ドルまで下落する場面も見られましたが、その後反発基調を維持して1169.0ドル(+17.7)で引けています。原油のドル高の復活を嫌気して素直に下げない要因は、内部要因に基づくものでファンドの売り過剰からのショートカバーが継続していることが背景にあるものと推測されます。本日の円換算は4545円前後になります。

【穀物市況】
前日にドル安を受けて急反発した穀物市況も、本日は一転してドルが上昇したことから小麦・コーン・大豆共に軟調小幅反落を強いられる展開となっています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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