本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2015年08月

利上げ時期を占う雇用統計を週末に控え

おはようございます

8月も英州営業日を迎えましたが、全国的に秋雨前線が停滞して今週はスッキリしない天気が続きそうです。今月上旬の猛暑続きにこの夏は暑さを覚悟しましたが、こんなに涼しくなるとは誰が予想したでしょうか。いつもながらお天気と相場の予測の難しさを実感させられる次第です。

さて、夏に恒例のジャクソンホールの金融シンポジウムは29日に閉幕、多くの米金融首脳の発言が注目されましたが、米地区連銀総裁ではロックハート・アトランタ連銀総裁は「すぐにも利上げをすべき」というタカ派的意見があると思えば、ミネアポリス連銀総裁コチャラタは「QEの復活」を掲げる超ハト派的意見まで様々な意見が見られました。

なかでもフィッシャーFRB副議長は、利上げ時期を年内9月とも12月とも言質を取られない慎重な言い回しに終始して、市場に利上げ時期のヒントを与えることに否定的な内容となりました。但し、中国の景気失速に米金融政策は縛られないとしながらも、中国情勢を見守っている状況は認めています。

今週は中国では9/3日に抗日70周年記念軍事パレードを控えていて、市場の株式市場への注目を避けるためにあの手この手の市況対策が続きそうです。日米欧の対中国の貿易規模は全体の1割に届かず影響は限定的なながら、新興国や資源国、さらに産油国は中国依存が高く、米国の利上げは新興国から投資資金撤退も意味することから、米国の利上げは慎重になることが予想されて9月説は市場で大きく後退しています。

今週は明日1日に中国の8月の製造業PMI(予想49.7)が発表される予定で、週末の4日には米雇用統計(予想は非農業部門雇用者数22.0万人増・失業率5.2%)などの指標の発表を控えます。

今週も宜しくお願いします

金融シンポジウムではハト派・タカ派まちまち

おはようございます

米ワイオミング州ジャクソンホールでは、カンサスシティ連銀主催の毎夏恒例の金融シンポジウムが開かれました。イエレンFRB議長が不在の中フィッシャー副議長の発言が注目されましたが「米国経済の改善ペースは目を見張るもの有り、経済は正常な状態に戻りつつある」と発言し、9月利上げ説が市場では後退しているものの、そのj可能性を残す発言となりました。一方でミネアポリス連ごん総裁は更なる資産購入(QE)に言及した超のつくハト派な意見を述べて、FRBの姿勢が緩和継続派と利上げ示唆の意見の隔たりも残り、結果は市場に両方のシグナルを送り判然としないものとなりました。

ドル円は121円60銭大幅な円安・ドル高となり今週の取引を終了しました。出口模索のFRBと追加緩和の可能性を残す日銀のスタンスを表す動きとなっています。ユーロも同様に1.118ドルに続落し、ユーロ円は136.0円で取引されました。副議長の年内利上げの可能性言及が総じてドルを強い動きにさせたものと思われます。

ダウは11ドル安の1万6643ドルに小休止、シカゴの日経先物も小動きとなりました。10年債利回りは小幅に上昇しています。商品市場では原油が大幅に続伸して、WTIが45ドル乗せ、ブレントも50ドル乗せとなりました。非鉄の代表銘柄である銅相場は小幅に反落も、金は原油高を好感して1134.0ドルと11ドル強続伸して円換算は4420円前後に続伸するもので、NY市場では売り方ファンドのショートカバーが70t余り入ったことから強い基調を保った模様です。

良い週末をお過ごしください!

中国政府の株価介入に下げ一服

おはようございます

【金融・為替】
注目されている上海株式市場は、終盤に政府が優良銘柄を大量に買う介入の効果から+5.37%上昇して6営業日ぶりに反発しました。通貨元は先週の切り下げ政策も更なる元の急落を避けるために米国債を売却している模様です。(介入は非公表ながら関係者が匿名を条件に話したもの)米国では第3四半期のGDPの改定値が+3.7%と事前予想を大きく上回り、株高のリスクオフが戻りダウは+369ドルの1万6654ドルに続伸して、10年債利回りは2.187%に上昇しています。リスクオンの動きが戻りドル円は121円15銭と前日の東京市場から1円30銭程度の大幅なドル高・円安で推移、ユーロも1.124ドルに大幅に反落し、対円も136.1円と続落(円は続伸)しています。

ところで中国が来週開く対日抗戦70周年のパレードには日米欧の首脳は参加を見送りましたが、韓国の大統領が今週参加を表明しました。韓国のお国の事情は分らないわけではありませんが、国連事務総長までが参加を表明しました。パン・ギムン氏は韓国籍であることから韓国政府寄りの対応と見られ、国連の事務総長という公的立場に?ですね!

【石油市況】
原由は42.56ドル(+3.96)に急反発に転じ、ブレント相場も47.66ドル(+4.19)と同様に急反発しています。世界的な株価反発や、米景気指標の好調維持を好感して売り込み型のファンドのショートカバーも多く入っているものと推測されます。

【貴金属市況】
金は1122.2ドル(−2.0)に小幅に続落していて、ドル高・株高の逆風に押される展開となりました。7月下旬の安値1172ドルから今週前半の高値1159ドルまで80ドル余り上昇した背景には、世界的な株安による安全資産としての金買いが入り、ドル安も金高を後押ししファンドも買い方に回りましたが、今度は株価が反発に転じてドル高の動きも戻ったことから一転反落に転じ上昇幅を半分程度削る動きとなりました。今後の視点は再び米金融政策に移り、利上げ時期が金相場のキーポイントとなりそうです。本日の円換算は4370円前後になります。

【穀物市況】
穀物相場はコーンと大豆が反発に転じて、原油や株価の上昇をてがかりに上昇しました。但し小麦相場は続落しました。

NY連銀総裁発言に動揺はやや沈下

おはようございます

【金融・為替】
中国人民銀行の利下げにも関わらず本家の上海株は戻す場面も見られましたが、引けは前日比−1.27%と構造的問題を抱える軟調な推移となりました。但し、日経平均株価は+3.2%と節目の1万8,000円台を回復し、韓国・台湾などの市場も上昇していました。その後、欧州株式市場は前日の5%前後の急伸から利食いに押されて大きく修正安となる場面も見られましたが、FOMCの副議長も勤めるダドリーNY連銀総裁が9月利上げの根拠が弱くなったとの見方を示し、さらに年内利上げが可能となることを希望すると発言して、9月見送りどころか12月説にも微妙な見方を示すハト派的な内容となり、NYダウはこれを好感して大きく反発して+619ドル高の1万6285ドルに急反発しました。中国の利下げやFRBメンバーの利上げに慎重な発言からこのところの市場の混乱は一先ず落ち着きを取り戻す動きとなっています。

株高からリスクオフの動きがやや後退してNY時間に一時119円を割り込んだ円相場は、株高進行と共に円安方向に進み現在120円20銭前後にドル高・円安が進行して、昨日の東京市場から60銭程度の円安水準となっています。ユーロも1.132ドルに急反落して、ドルは主要通貨に対して反発しています。対円は136.0円と円が続伸しています。10年債利回りは2.184%に上昇しています。株価や為替の反応をみていると、今回の中国発の金融騒動も徐々に落ち着きを取り戻しそうな印象です。ダドリー発言に続き、本日はフィッシャーFRB副議長のジャクソンホールでの金融シンポジウムでの発言が注目されます。

【石油市況】
原由は38.60ドル(−0.71)に反落していて、ドル高やガソリン在庫の予想外の急増を嫌気しています。ブレント相場は43.14ドル(−0.07)に小幅に反落しています。

【貴金属市況】
NY金は3日続落して1124.2ドル(−13.7)で取引を終了していて、株価の急反発やドル相場の堅調推移を嫌気した売り物に押されています。7月下旬の底値から80ドル余り上昇していて、今週前半は1159.2ドルまで買い進められましたが一時1120ドルを割り込み上昇幅の半分近くを吐き出す展開となり、金融市場混乱が収拾に向かうと金の視線は再び米金融政策に移るものと推測されます。本日の円換算は4340円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況はコーン・小麦・大豆共に続落していて、豊作観測が根強いことやドル高に押されて下げています。

ダウ急反発も引け際に失速

おはようございます

【金融・為替】
中国上海株や東京株式市場が大きく続落しましたが、欧州時間に入り中国人民銀行政策金利を0.25%引き下げる金融緩和もあり欧州株が急反発し、3〜5%上昇に転じて米国市場もダウは一時440ドル強反発しました。但し引けにかけては失速に転じて終値は−204ドルの1万5666ドルで取引を終了し、先行きの世界経済見通しが市場をネガティブなものにさせているようです。

ドル円は株高から一時120円40銭まで円安進行も、ダウの失速から朝方一時118円60銭に円高に振れ現在は119円15銭前後で推移、昨日の東京市場から1円の円高・ドル安水準となっています。ユーロは1.150ドルにこちらも反発し、対円は137.0円に円が続伸しています。10年債利回りは2.090%に小幅に戻し、金融市場の不透明な情勢が継続しています。米利上げ観測も9月説は大きく後退している現状ですが必ずしも市場は好感しておらず、世界経済への悲観的見通しが市場を不安定なものにさせているようです。政策期待頼みでなく相場の自立的な底入れが待たれるところです。「相場は相場に聞け!」

【石油市況】
原由は39.31ドル(+1.07)に反発し、ブレント相場も43.21ドル(+0.76)に反発しています。中国の利下げにより欧米の株価が反発したことや、このところの急落に対するリバウンド的な戻りとなっています。

【貴金属市況】
金は前日に続き続落し1137.9ドル(−19.2)で引けています。アジア時間では1150ドルを近辺で推移も、欧州時間から株高・ドル高が進行してこれを嫌気する動きに一時11333.9ドルに売り込まれ買い方の手仕舞いが誘われたものと推測されます。現在スポット価格は1140ドル前後で推移していて、円換算は4370円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況はこのところ続伸していたコーンが反落し、小麦も急反落、下げていた大豆が小幅に反発しています。作柄は思ったほど悪くないことが、コーンも戻りを重いものにしているようです。

パニック売りが継続

おはようございます

台風15号は石垣島で最大瞬間風速71メートル、床下からの強風で畳がまるで空飛ぶ絨毯のようにふわふわ浮いている住宅、強風は台風だけではなく世界中の金融市場をパニック的に吹き荒れる週明けの一日となりました。

【金融・為替】
ドル円は一時116円20銭近辺までドルが急落して円が急騰して、現在は118円65銭前後で推移しています。21日の金曜週末からなんと4円強の大幅な円高水準となっていますが、株式暴落のリスク回避の円買いから1月上旬以来の高値となっています。ドル急落からユーロも1.158ドルに急伸して、1月以来8ヶ月ぶりの高値示現となっています。ユーロ円は137.5円に円が反発して、強い通貨の序列は円→ユーロ→ドルの順序になっています。ダウは寄り付きから1000ドルを大きく超える暴落から戻すも588ドル安の1万5871ドルに大幅に続落(日経先物も1000円強暴落後1万7900円前後で推移)しています。株安→債券高から10年債利回りは2.017%と2%台を割り込む寸前となっています。世界的な金融不安から米利上げ時期も9月説が大幅に交代しているさなか、29日のフィッシャーFRB副議長の講演の内容はより注目度を増していて、市場心理の回復に腐心する講演内容となるものと推測されます。

【石油市況】
原油市況も世界経済の先行き不透明から大きく続落して、WTIが38.24ドル(−2.21)と40ドルの節目を引け値ベースで大きく下回って引けています。銅やアルミといった非鉄金属の相場も6年ぶりの安値に沈み、震源関連の原油や非鉄相場には大きなプレッシャーとなっています。

【貴金属市況】
金は株安やドル安から安全資産としての買い物と、株式の損を埋め合わせる利食い売りが交錯して推定出来高が50万枚近い大商いとなりました。序盤はドル相場や株価急落から一時1169.1ドルと週末金曜の高値を抜けるも、その後は勢いが付かず利食い売りに押される展開に軟調に推移して上値を切り下げて1153.1ドル(−6.1)で引けています。このところの中国発の世界同時株安やドル安の進行から、減少一途の金ETFにも買いが入りだし安全資産として金の見直しが一部に入り出しています。本日の円換算は4390円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は小麦とコーンが反発に転じ、大豆は大幅続落しています。コーンの反発はプロ・ファーマーの生産高見通しが農務省予想を下まったことを背景にしたものです。

ドル安・株安・債券高・金高が継続か

おはようございます

週末の当サイトで中国の休日中のなにがしかの対策が出る可能性を指摘しましたが、中国政府は年金基金の3割を株式投資に向けることを容認しました。中国の年金基金の規模がどの程度かは知る由もありませんが、いずれにしても週明けの上海株の動向は世界中が固唾を呑んで見守ることになりそうです。

中国政府はなりふり構わぬ株価対策も思うような効果を出せず、不意に人民元の連続切り下げを行い世界に中国経済の失速懸念が拡大しました。また、原油や銅の価格急落から産油国や資源国の経済の先行き見通しも悪く、米国の利上げ時期が不透明なことが世界同時株安につながったものと推測されます。

通貨については資源国通貨や人民元相場に加えて米ドルが急落して、ユーロ・ポンド・円などの先進国通貨がリスク回避の安全通貨として買われています。週明けのドル円も現在122円を若干割り込み121円90銭台で推移、ユーロも1.137ドルに続伸しています。

商品市場では原油や銅を初めとした非鉄相場、更には収穫時期に入る穀物相場も下落し、ひとり気を吐くのは金相場で1080ドル前後の水準から一気に1160ドルに駆け上がっています。株安やドル安を背景に売り方ファンドの巻き戻しの買い物も影響しているとみられ、安全資産として米国債を初めとした各国国債同様に上昇しています。週明けの金のスポットは1164ドル台に買われてスタートし、円換算は4560円前後になります。

今週は米ワイオミング州ジャクソンホールにて金融・経済シンポジウムが開催されますが、29日にはフィッシャーFRB副議長が公演を行い予定で、世界的な株安進行の状況のなかでの米金融政策への言及が注目されます。

今週も宜しくお願いします

連鎖安が継続、中国当局の対応注目

おはようございます

早い時間帯の更新です。チャイナリスクを伴った世界同時株安は週末も続き、ダウは現在400ドル前後下げる大幅続落(日経先物も1万9000円割れに続落)しています。株安からのリスクオンは続きドル円は一時122円を割り込む円高で、現在は122円10銭前後の円高・ドル安水準で、ドルは主要通貨に対して大幅に続落しています。

商品市況が軒並み下落の最中、金は昨日の東京時間に1168ドル近辺に大幅に続伸して、円建て価格も一時4600円に休診しました。しかし、その後の欧州時間から下げに転じて1150ドルを割り込む場面も見られましたが、株安・ドル安再開に現在は1158近辺に戻すも日本時間の高値には届いていません。ファンドのショートカバー一巡といったところでしょうか。週明けの円換算は4540円前後になります。

WTI原油は瞬間40ドル大台割れもその後はドル安背景に大台復帰も、供給過剰に加えて世界経済の失速観測に低空飛行が続いています。穀物市況も急反落に転じていて、中国の輸入縮小見通しも影響している模様です。

性急に売られ過ぎの株価の反転は見ることなく週を超えることになりそうですが、いかにも売られ過ぎ!ドルも同様に下げすぎと見られます。震源地である中国の対策も含めて気の揉める週末となりますが、良い週末をお過ごしください!

中国発の同時株安から金は大幅に続伸

おはようございます

【金融・為替】
世界的な株安の負の連鎖が止まりません、ダウは358ドル安の1万6990に続落して節目の1万7,000ドルを割り込み年初来の安値を更新、中国発の株価下落が広くアジア・欧州・北米市場に波及して、日経先物も現在1万9600円付近で推移していて節目の2万円台を割り込んでいます。中国上海株が週明けの6%下げに続き昨日3.4%下げて、政府の株価対策が止まるとすぐさま下落に転じる悪循環から、世界第2位の経済大国である中国経済の失速観測が株安に最大要因と見られます。また、原油や銅に代表される非鉄相場の下落から産油国や資源国の経済の先行きも危ぶまれてリスクオフに歯止めが掛からない情勢となっています。

ドル円は123円40銭近辺で推移していて一段のドル安円高が進行、ユーロは1.123ドルにユーロが続伸して、対円では138.6円に円が続落しています。FOMC議事録がハト派的な内容であったことから9月利上げ観測が後退したことや、株安によるリスクオフからドルは主要通貨に対して続落しています。株安→債券高→金利低下から10年債利回りは2.067%に低下しています。本日の米景気指標では7月の中古住宅が予想を大きく上回る好調を維持して、新築住宅着工同様に住宅セクターが好調ながら市況への影響は限定的となっています。

【石油市況】
原由は41.14ドル(+0.34)に小幅に反発していますが、供給過剰を囃したファンド売りが積み上がる状況の警戒から戻すも、ブレント相場は45.62ドル(−0.54)に続落しています。

【貴金属市況】
金は前日に続き大幅に続伸して1162.8ドル(+25.2)で引けています。中国経済の失速観測から世界的な株安による逃避買いを呼び込んでいることに加えて、ドルが連日続落する動きからドルとの逆相関性の高まりを見せています。本日の推定出来高が34万枚を大きく越えていることから、売り方ファンドの新切りのカバーや新規買いを巻き込む内部要因と見られます。1150ドル近辺は7月の急落時に意識された節目の水準で、1080ドルからの反発から今回この水準に到達し今度は逆に上値抵抗ラインとして意識されそうです。本日の円換算は4560円前後になります。

【穀物市況】
穀物相場はコーンが続伸して。小麦と大豆も急反発しています。このところの連日の下げから売り過剰を意識させたことや、ドル安により輸出値決め価格上昇を背景にしたものと推測されます。

世界的な株安や利上げ9月後退に金は1130ドル台乗せ

おはようございます

【金融・為替】
注目された7月28・29日に開かれたFOMCの議事録では「利上げの時期は近づいているものの、政策引き締めの環境には依然として達していないとの見方をメンバーの多くが共有している」として、9月利上げに対する決定的な言及はなく9月説はやや後退したとの見方が大勢を占めたようです。議事録の内容を受けてドル相場は主要通貨に対して軟調に推移していますが、利上げの先送り観測が戻るも原油市況や株式市場が下値を追う意外な展開となっていますが、中国の株価不安や金融政策に対する不透明感が市況の足かせとなっている模様です。

ドル円は議事録内容を受けて一時123円70銭近辺までドル安・円高が進み現在も123円85銭と昨日の東京から40銭前後の円高水準となっています。ユーロも1.112ドルとドル安から急反発し、対円は137.7円と横這い保ち合いとなっています。ダウはアジアや欧州株下落が波及して、利上げ観測後退も162ドル安の1万7348ドルに続落し、10年債利回りは2.123%に後退しています。9月の利上げ観測は後退したとの受け止め方ではありますが、今後の米景気指標次第では再び9月説浮上の可能性も考えられ利上げに対する疑心暗鬼が市場を覆いそうです。次回FOMCは9月16・17日の両日開かれる予定ですが、政策金利同様に議長の記者会見もいつも以上に注目されそうです。

【石油市況】
原由は40.80ドル(−1.82)に急反落し40ドル割れも視野に入る水準で6年半ぶりの安値に沈み、引ける時間が早いブレント相場は48.81ドル(+0.07)に小幅に続伸しています。EIAの原油在庫が予想に反して増加に転じたことを嫌気する動きとなっています。

【貴金属市況】
金は中国の景気減速観測が根強く世界的な株安から欧米時間に続伸し、NYセッションは1127.6ドル(+11.0)に反発して引け、更に引け後のFOMCで9月利上げ説後退に続伸して現在1134ドル近辺で推移しています。レンジが更に上の水準に移ったことからファンドのショートカバー(損切り買い戻し)に加えて、新規に買う動きも見られようです。本日の円換算は4510円と円建てのレンジも4500円台に切り上がります。売り過剰のショートポジションが振るわれて一段水準を切り上げましたが、中国情勢が落ち着き株価が上昇に転じて、今後の景気指標にも好調が続けば金には重石となることも推測されます。本日の円換算は4510円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は小麦が反発に転じて、コーンは小幅に続伸、大豆は続落するまちまちな展開となっています。コーンは産地により反収見通しが減少したことに反応を示し、大豆は中国の引き合い後退観測に続落しています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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