本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2016年03月

ドルの続落にも関わらず金は反落

おはようございます

分かれと出会いの3月も最終営業日となりました。桜も満開近く週末の名勝は混雑しそうです。年初からの世界的な株安や原油安、更には金融市場への不透明感は3月に入り一応の落ち着きを取り戻していますが、中国景気への先行き懸念は拭いされない深刻な状況で新年度入り後も最大の波乱要因となりそうです。

【金融・為替】
ドル円は112円45銭前後で推移していて昨日の東京市場とほぼ変わらず、ユーロは1.133ドルに続伸し、対円でも127.4円に続伸しています。前日のイエレン議長の予想以上のハト派発言が本日もドル安をもたらし、ドル指数は94.8ポイントに続落しドルは総じて弱含みに推移しています。ダウは83ドル高の1万7716ドルに続伸し、10年債利回りは1.822%に低下しています。

【石油市況】
原油はドル安の進行や原油生産の減少から一時39.8ドル近辺まで急反発しましたが、その後にEIAから(米エネルギー情報局)発表された在庫が7週連続して増加したことを嫌気して反落し、38.32ドル(+0.04)と小幅な上昇にとどまりました。ブレント相場も39.26ドル(+0.12)と小幅続伸しました。

【貴金属市況】
金は前日のイエレン発言から米利上げペースが緩やかになる見通しの高まりに、ドルが急反落したことから前日に急反発に転じましたが、本日はその勢いがペースダウンして反落し1226.9ドル(−8.9)に反落しています。ドル安が更に進んだにも関わらず金が続伸できない動きは少し以外ですが、株価の続伸から金融市場が落ち着きを取り戻し安全資産としての金の立ち位置低下といったところでしょうか。本日の円換算は4400円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況はドル安・株高の追い風の流れながら、本日の農務省作付け意向調査を控えてポジション調整の動きか、小麦の急反落に連れて大豆・コーンともに連れて反落しています。

本日はイエレン議長の講演内容に注目

おはようございます


【金融・為替】
ドル円は東京市場で113円66銭まで円安・ドル高が進行し、その後の欧米市場では113円台前半でもみ合う展開となり現在は113円40銭近辺で推移、FOMCでは利上げにハト派、先週からの相次ぐ地区連銀総裁はタカ派と金融当局の足並みの乱れが不透明要因となっています。本日はイエレン議長の講演が予定されていて、利上げ時期への言質があるのか注目されます。ユーロも1.119ドルに軟化してドル指数も96ポイントに接近して、ドルは総じて堅調に推移しています。ユーロ円は127円とこちらは円が軟化しています。ダウは19ドル高の1万7535ドルに小幅に上昇し、10年債利回りは1.884%に低下しています。

【石油市況】
原油は39.39ドル(−0.07)に小幅に続落、ブレント相場も40.27ドル(−0.17)に続落しています。40ドルの大台近辺での推移ですが、更に上値を追うには4月の産油国の生産凍結だけでは供給過剰のファンダメンタル改善にはつながらず合意に関しても懐疑的な見通しがあるようです。

【貴金属市況】
金はアジア時間に米利上げ時期の前倒し観測から一時1206.0ドルに沈む場面も見られましたが、その後はドル高の一服やポジション調整の一巡から下げ止まりNYは1220.1ドルの小幅な続落にとどまりました。本日のイエレン議長の講演内容や、週末の雇用統計が控えることもあり1200ドル台前半での保ち合いとなっています。本日の円換算は4420円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は小麦の急伸につれてコーンは小幅続伸したものの、大豆は農家売りに押されて反落しています。

週末4/1の米雇用統計が最大関心事

おはようございます

3月最終週と4月新年度が始まる一週間となります。今週の最大の関心事は週末の雇用統計となります。先週は複数の米地区連銀総裁が早期利上げ発言をして、前週のFOMCでのハト派的内容を牽制するものとなっています。今朝の日経紙では中立派で今年投票権を持つセントルイス連銀ブラード総裁のインタビュー記事が掲載されいましたが、米国経済が緩やかに回復して失業率は4.5%に向かい、インフレ目標の2%も来年には達成できるとして4月、遅くても6月に利上げされるだろうと述べています。

年初からの中国発の金融市場の混乱や、原油安にも一服感が出だして市場は徐々に落ち着きを取り戻していることから、米国経済の底堅さが確認されれば利上げの環境が整うとの見方に変わりつつあるようです。29日はイエレン議長の公演も控えて同氏の発言内容にも注目が集まります。

今週も宜しくお願いします

本日はイエレン議長の講演内容に注目

おはようございます


【金融・為替】
ドル円は東京市場で113円66銭まで円安・ドル高が進行し、その後の欧米市場では113円台前半でもみ合う展開となり現在は113円40銭近辺で推移、FOMCでは利上げにハト派、先週からの相次ぐ地区連銀総裁はタカ派と金融当局の足並みの乱れが不透明要因となっています。本日はイエレン議長の講演が予定されていて、利上げ時期への言質があるのか注目されます。ユーロも1.119ドルに軟化してドル指数も96ポイントに接近して、ドルは総じて堅調に推移しています。ユーロ円は127円とこちらは円が軟化しています。ダウは19ドル高の1万7535ドルに小幅に上昇し、10年債利回りは1.884%に低下しています。

【石油市況】
原油は39.39ドル(−0.07)に小幅に続落、ブレント相場も40.27ドル(−0.17)に続落しています。40ドルの大台近辺での推移ですが、更に上値を追うには4月の産油国の生産凍結だけでは供給過剰のファンダメンタル改善にはつながらず合意に関しても懐疑的な見通しがあるようです。

【貴金属市況】
金はアジア時間に米利上げ時期の前倒し観測から一時1206.0ドルに沈む場面も見られましたが、その後はドル高の一服やポジション調整の一巡から下げ止まりNYは1220.1ドルの小幅な続落にとどまりました。本日のイエレン議長の講演内容や、週末の雇用統計が控えることもあり1200ドル台前半での保ち合いとなっています。本日の円換算は4420円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は小麦の急伸につれてコーンは小幅続伸したものの、大豆は農家売りに押されて反落しています。

ドル安一服に金は反落も株価は続伸

おはようございます

今週のFOMCでは今後の利上げに対してハト派的な内容となり、金融市場はリスクオンの反応を示し米株価は週末も100ドル強続伸して引けそうです。一方で急反落したドルは下げが一服してドル円は111円70銭台で推移しています。ユーロも1.126ドル近辺に軟化して、対円は125.8円と小幅な保合いとなっています。

商品市場はドル安の一服から全般に前日までの上昇の修正で軟調に推移、前日大台に乗せたWTI原油が40ドルを割り込み、金も1250ドル台前半に反落しています。最も東京市場は3連休入りから、週明けの海外市場待ちというところ良い週末をお過ごしください!

ドル安進行に株も商品も大幅に続伸

おはようございます

【金融・為替】
前日のFOMCでは今年末までの利上げ回数が2回と市場の予想を下回り、ドルがほぼ全面安となる動きが本日も継続してドル指数は昨年10月中旬以来一時94ポイント割れに続落しました。米国経済そのものは雇用を筆頭に好調を維持も、利上げによる世界経済への悪影響に配慮した判断と思われます。オバマ政権は世界の警察ではなくとも、FRBは世界の中銀であることを示しました。但しメンバー17名中9人が2回を支持したわけですが、同時に3回が3名、4回が4名と利上げ積極派のタカ派も複数いることから、6月利上げの是非は今後の景気指標や世界経済の動きが握ることになり予断は許されない情勢です。

ドル円はNY時間の開始時に一時110円67銭まで円高・ドル安が進行し、現在は111円45銭近辺と昨日の東京から70銭前後の円高となっています。急速な円高の進行に日銀の為替介入のうわさ(?)が出た模様ですが、先のG20での通貨安競争回避の同意や5月の伊勢志摩サミット開催国の日本の立場もあり、円高阻止の選択肢は限られたものとなりそうで、円の独歩高ではドルの全面安ということも難しくさせています。ユーロも1.131ドルに大幅に続落し日銀ともどもECBも緩和策が通貨安に結びつかないジレンマが続いています。対円は126.0円とややユーロ高・円安となっています。ダウはドル安から輸出企業や原油の40ドル乗せからエネルギー関連が牽引して1万7481ドル(+155)に大幅に続伸して、昨年比2400ドル強の下げ分をついに取り返しています。一方で我らが日経平均は昨年末の引け値1万9000円台は遠のき、1万7000円を割り込む状況で輸出立国の通貨高が上げの大きな障害となっています。10年債利回りは1.901%に低下しています。

【石油市況】
原油は40.20ドル(+1.74)に大幅に続伸して終値ベースの40ドル台乗せは昨年12月初旬以来の高値、ブレント相場も41.54ドル(+1.21)に大幅に続伸しています。4月に主要産油国による生産凍結協議の正式決定や、ドル安が追い風となっています。

【貴金属市況】
金はアジア時間からドル安背景に1260ドル台に返り咲き、欧米時間で一段のドル安から1271.9ドルまで戻し1265.0ドル(+35.2)で引けています。ドル安の進行度合いからすれば年初来高値1287.8ドルを抜き去っても違和感はないものの、株価が昨年末の水準を取り返すリスクオンの動きからドル安基調が続くも高値更新には至っていません。また、実需大国の中国上海市場の金価格は国際価格を2〜3ドル下回る動きが続き、1200ドルを大きく上回る水準は実需買いの不調を裏付けるものとなり、ETFの投資用需要や先物市場のヘッジファンドだけでは1300ドルの大台突破は難しい状況のようです。本日の円換算は4465円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況はドル安・原油高・株高の追い風に上昇も、小麦相場の急落にコーンと大豆は上げ幅を削られる展開となっています。

年内2回の利上げ予想がサプライズで・株・原油・金が上昇に弾み

おはようございます

【FOMC】
FOMCでは予想通り政策金利を0.25%〜0.50%に据え置きとしました。声明では「米国経済が緩やかに改善が続き、労働市場は力強さが増している。但し、世界の経済・金融市場が引き続きリスクとなっている」として、注目された2016年末の金利予測は0.9%となり、年2回の利上げは昨年12月予想の4回を大きく下回り、年2回であれば6月利上げ見送りとなり市場のサプライズとなりました。メンバーではカンサスシティ連銀総裁が反対票を投じて3月の利上げ支持を表明しました。17名のメンバーの投票の最大公約数が今年2回の利上げながら、個人の特定はなされておらず議長や副議長といった幹部の予想は判然とせず、筆者の個人的見立てでは6月利上げ見送りの確定はできず可能性には含みを持たせたほうが賢明と考えられます。
声明文に続きイエレン議長の会見では「緩やかな金利上昇とともに経済は成長し、4月の会合も予断を持たずに開かれる。インフレ率は2〜3年かけて2%に上昇する。FOMCの金利予想は行動の約束ではない」と発言しています。ここで重要なことは金利予想は約束ではないと発言し、6月利上げに含みを残したことで金融政策の主導権はあくまで金融当局にあると牽制する内容となりました。

【金融・為替】
ドル円はFOMCのサプライズにドルは主要通貨に対して大きく軟化し、ドル指数は96ポイントを割り込みました。民間の事前予想は6月利上げを半数以上あり、今回の年2回利上げは予想外でドル売りに拍車がかかったものと思われます。ドル円は一時112円55銭まで円高・ドル安が進み、現在112円70銭と昨日の東京から65銭前後の円高・ドル安で推移、ユーロも1.121ドルに急伸して先週のECB理事会での追加緩和効果もユーロ高が一段と進み徒労に終える反応を示しています。ユーロ円も126.3円にドル高・円安が進行しています。ダウはマイナス圏から声明文発表直後から上昇して1万7326ドル(+74)に続伸し、10年債利回りは1.913%に低下しています。

【石油市況】
原油は38.46ドル(+2.12)に急反発に転じ、ブレント相場も40.33ドル(+1.59)に同様に反発しています。20日のOPECと非OPECの減産凍結に向けた協議が先送りされあものの、4月17日にドーハで開かれることが決まったようでこれを好感、更にFOMC後にドルが急落したことから上げに拍車がかかった模様です。

【貴金属市況】
サマータイム入りから取引終了時間が26時半とあることからFOMCを織り込めずに引けたNY金は、12430ドルを挟む保ち合いから1229.8ドル(−1.2)と小幅に続落して引けましたが、引け後のFOMC声明文発表とともに急反発に転じて1160ドルの大台に切り返して推移しています。市場では4月か6月が次回利上げ予想でしたが、FOMCでは今年2回の利上げ予想に後退したことから「ドルが急落し、そのサプライズに金は大きく反発して反応しました。本日の円換算は4525円前後への急反発になります。

【穀物市況】
穀物市況は小麦の軟調に連れてコーンも小幅安、大豆は唯一反発も上昇幅は限定的なもので、ドル安や株高・原油高を味方に付けれない値動きとなりました。

FOMC待ち

【金融・為替】
日銀金融政策会合では大方の予想通りに追加緩和は見送りとなり、1月末のマイナス金利導入の効果や市場への影響を見極める段階と踏みました。しかしながら、やはり一部に緩和期待があったことから東京市場は113円80銭近辺から50銭前後円高が進行し、日経平均もプラス圏から一時200円を超える下げとなり金融政策頼みの市場環境を露呈するものとなりました。その後も欧米株式市場が軟調に推移したことから一時112円60銭台まで円高が進み、現在は113円15銭前後で昨日の東京から20銭の円高・ドル安で推移、ユーロは1.110ドルと前日ほぼ変わらず、対円は125.6円と小幅に続落(円は続伸)しています。ECB・日銀に続き本日はFOMCで政策金利の発表は日本時間明日の早朝3時で、3時半からはイエレン議長の会見が開かれます。今年末までの利上げ回数予測が市場へのアナウンスがハト派か?もしくはタカ派?となるのか、市場への影響は少なくないものと推測されます。ダウは欧州株の下落からエネルギーや資源関連株中心に下落しましたが、NY連銀製造業景気指数が事前予想を上回り引けにかけて上昇し1万7251ドル(+22)で取引を終了しています。

【石油市況】
原油は36.34ドル(−0.84)に続落し、ブレント相場も38.74ドル(−0.79)に続落しています。4月の生産凍結協議に向けて、イランの増産姿勢に変化が見られないことや、協議に同国が不参加との見方もあり、改めてファンダメンタルの悪さに売り込まれる状況となっています。

【貴金属市況】
金は11日の年初来高値1287.8ドルからの修正場面が続き、アジア時間では一時1226.0ドルまで売り込まれました。その後の米国市場では1230ドル台前半でもみ合う展開となり1231.0ドル(−14.1)に続落して引けています。テクニカルでの内外ともにダブルトップ型の天井構成となったことからも、買い方勢の投げ売りが見られて振るわれる展開に内部要因中心とした動きとなりました。取組高50万枚は金相場の過熱感をもたらての調整場面となりましたが、本日のFOMCでも内容次第では波乱含みの展開が予想されます。本日の円換算は4445円前後になります。

【穀物市況】
このところ原油価格の上昇に連れるかたちで上昇した穀物市況ですが、本日は原油の続落に小幅に反落となる冴えない展開となっています。

FOMCの利上げ姿勢に注目

おはようございます

今週から米国市場はサマータイム入りとなります。立ち合い時間はそれぞれ開始・終了ともに一時間繰り上がります。今週もっとも注目されるFOMCも日本時間17日(木)の午前3時15分発表となり、夜間取引で織り込むことになります。

先週はECB理事会で追加の債券購入(月額600億ユーロを社債も含めて800億ユーロに)を拡大し、マイナス金利も0.3%を0.4%に拡大しました。これ以上ない市場期待に応えましたが、理事会終了後のドラギ総裁の会見で追加の緩和策は考えていないとしてユーロが急反発に転じて、当局の思惑とは大きくユーロ相場は乖離しました。1月末の日銀がマイナス金利導入直後こそ円安・株高の反応を示しましたが、数日後には円高が定着する皮肉な展開となりました。今週の日銀政策会合とFOMCでも材料とは裏腹なイレギュラー的な動きにも注意したものです。

14・15日の日銀会合では1月末に導入を決めたマイナス金利の影響や効果を見極めたいとして、政策金利の据え置きが予想されています。FOMCでも利上げの見送りが濃厚とされて、金融市場への影響力は限定的との見方がもっぱらですが、会合後の黒田総裁やイエレン議長の会見が注目されます。また、FOMCでは17人の参加者の2016・1017・2018年末時点の政策金利予測(ドット・プロット)も当局の利上げ姿勢を見るうえで重要となり、昨年末に今年4回の利上げを見込んだものが年初からの世界的な金融市場の混乱から利上げ回数が減少すると見られますが、当局者が2回or3回を見込むと市場の期待が後退してリスク回避の動きとなることも考えられます。

さて、商品市場では週末にEIA(国際エネルギー機関)が原油価格の底入れを示唆したことから、原油価格は一時39ドル台と3か月ぶりの高値を示現して非鉄や穀物相場の上昇要因となりました。IEAは1か月前の予測では原油価格は在庫の重みに押しつぶされるとして弱気論を展開したばかりで、原油価格の予測ほどあてにならないものはありません。今週末20日のOPEC+ロシアの生産凍結協議開催も不安視される状況で、在庫増の供給過剰は当面不変と思われます。

年初からの金融市場のリスクオフから株式・為替といった金融商品でもっとも有効なパフォーマンスを示す金価格は年初の1050ドルから1280ドルに駆け上がりました。上昇する円やスイスフラン、また、日独米の債券等と同様に確かな位置づけを確保しました。週末は上昇ピッチの速さを警戒する動きから1150ドルを割り込む調整となりましたが、今週は前出のFOMCでの金利見通しや議長会見に影響を受けそうで、金融政策に強気(積極利上げ観測)がであれば、調整安の可能性も考えられます。

今週もよろしくお願いします



週末の海外は株高・原油高・金安のリスクオン

おはようございます

週末のNY市場は特段の景気指標はありませんが、原油は年初来の高値を更新してこれに呼応するようにダウは200ドル近い上昇にリスクオン、為替は113円70銭とやや円安で推移しています。昨日のアジア時間で1283ドルの年初来高値更新の金相場は逆にドル高と株高に押されて1260ドルを割り込む水準に反落しています。

前日に荒れたユーロは現在1.111ドルとECBの思惑とは逆に本日も堅調推移となっています。ユーロ円も126.9円とユーロが堅調となっています。当面の出来うる政策をすべて導入して万全の体制で記者会見に臨んだドラギ総裁でしたが、当面は追加緩和を予定しないとの自信を持った発言を市場は逆に捉えたようで、裏を返すと金融政策の限界と市場は判断したと言えなくもありません。

さて、来週からの米国市場はサマータイム入りとなり、ECBに続いて日銀会合とFOMCも予定されていて、今週のECB理事会で荒れた金融市場の再来も考えられます。

良い週末をお過ごしください!
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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