本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2017年04月

北のミサイル発射に地政学的リスク高まる

おはようございます

9連休の方は今日が初日となりますが、NY市場引け後に北朝鮮が弾道ミサイルを発射したと報道されています。規模やミサイルの種類等の詳細はまだ発表されていませんが、日米韓の軍事演習が続き、米空母も日本海にとどまる中の挑発で米国との緊張は必然的に高まっています。

米国では第1四半期のGDP速報値が発表され0.7%増と事前予想の1.0%をやや下回りました。自動車販売の伸びが鈍化したことが足を引っ張るかたちとなりましたが、住宅事情や設備投資面は好調であることからアナリストの悲観的な先行きの見方は少数派のようです。

週末の米金融市場は比較的凪ぎで市況は概ね下記に示す内容です。
ドル円111円45銭・ユーロドル1.089ドル・ドル指数98.9ポイントと外為市場では波風の小さい一日となりました。但し、北のミサイルを織り込むと週明けはリスク回避から円相場に逃避買いが入ることが当然考えられ、日本株にもネガティブな影響を与えると推測されます。

ダウは2万940ドル(−40)に反落、10年債利回りは2.282%と小幅上昇して引けています。原油は49.33ドル(+0.36)に反発し、ブレントも51.73ドル(+0.29)に反発し、ロシアが減産に積極的に関わるとの報を好感しています。金は小動きも小幅続伸して1268.3ドル(+2.4)に続伸(円換算4520円)と、本日も1260ドル近辺が底固い動きとなりました。

週明けの東京市場は北の問題から為替は円高。ドル安方向に動き、日経平均は一段下落が予想されます。また、商品では原油や金が地政学上のリスクを意識した買い物が入ることが想定されます。

よい週末をお過ごしください!

5月の政治イベントに注目

おはようございます

【金融・為替】
日銀、ECBともに昨日は予想通りに政策金利を据え置くことで決定しました。米国に次ぐ出口戦略に先に向かうのは政治リスク後退後の今年秋以降にECBが先行しそうですが、あくまでもEUを揺るがす政権誕生が回避されることが前提となりそうです。さて、4月最後の営業日となりますがこのままGW入りの方も多いと見られ、東京の来週の市場参加者は限られそうです。市場は暦通りで5月1日、2日を通常営業して連休入りとなります。

今週のドル円は仏大統領選や北朝鮮問題がほぼ無風の状態で過ぎ去ったことから、先週末の109円台から一気にドル高・円安のリスクオンに111円台に上昇(円は下落)しました。ドル高とともに株高が同時に進行し、地政学や政治上のリスクが後退する一週間となりました。ドル円は現在111円25銭前後で推移、ユーロは1.087ドルに小幅に軟化して、ドル指数は99.1ポイントに小幅に上昇しています。ダウは2万981ドル(+6)に小反発し、10年債利回りは2.296%に小幅に低下しています。本日の米議会では暫定予算案の採決が行われます。29日以降に政府機関閉鎖の可能性が残り、トランプ政権の議会との交渉力が問われることになります。

【石油市況】
原油は48.97ドル(−0.65)に反落し、ブレント相場は51.44ドル(−0.38)に続落しています。米国の原油生産見通しから当面のあいだ供給過剰が続くことから、戻りも限定的な不冴えな市況となっています。

【貴金属市況】
金市場は週前半のイベントから逃避買い解消の動きが続いていますが、1260ドル前後が下値サポートとなり1265.9ドル(+1.7)に小反発して引けています。フランス大統領選では来月7日の決選投票までは予断を許せず、北朝鮮問題も米日韓包囲網から追いつめられる若き北の指導者の力量が試されています。いずれにしても二つを除いても5月にかけて政治的なイベントが続くことから、金相場が一方的な下落が続くことは考えにくい情勢です。本日の円換算は4510円前後になります。

【穀物市況】
穀物相場は前日流れた北米貿易協定解消の報が本日否定され、小麦・コーンを中心に戻していますが、在庫が高水準から天候プレミアムを買う動きは限定的です。

税改革案は既に織り込み

おはようございます

【トランプ政権の税制改革の骨子】
法人税を15%に引き下げ
海外での利益を本国送金して米国回帰する企業を優遇
国境調整税(輸入に課税・輸出に減税)は見送る
子育て世帯への税控除に加え最高税率を35%にして富裕層にも配慮

【金融・為替】
この日発表された税制改革は目新しいものは特になく、前日のまでのリスクオン相場にすでに織り込み株価は利益確定の売りものに押されて2万975ドル(−21)に小幅に反落しました。ドル円は一時111円75銭近辺まで円安進行も、株価が下落に転じてから徐々に円を買い戻す動きとなり現在111円05銭前後で推移しています。ユーロは1.090ドル前後で保ち合い、ドル指数も98.9ポイントと比較的小幅な値動きとなっています。10年債利回りは2.311%に低下しています。

今回の減税による財政赤字の拡大は本来国境税で補うものでしたが、輸入業者や小売からの猛反対もあり見送られました。減税はそのまま実行するとのもので、減税の原資が見込めない状況は野党民主党ばかりでなく、与党共和党強硬派にも説得力を欠くものです。28日の債務上限が迫り暫定予算を組めなければ、最悪政府機関閉鎖の可能性も残ることになります。

【石油市況】
WTI原油は49.62ドル(+0.06)に小幅ながら2日続伸し、EIAの原油在庫減少が予想以上となったことに反応を示しました。一方でブレント相場は51.82ドル(−0.28)と小幅反落しています。引き続きOPECの減産分を米国の石油生産が補う構図で、本格的な原油価格の回復にはハードルが高い情勢となっています。

【貴金属市況】
金は引き続きフランスの大統領選で中道マクロン氏が残り、北朝鮮の脅威が目先後退したことなどから逃避解消の売り物に押されて上値の重い展開となり1264.2ドル(−3.0)に続落して引けています。しかしながtら、欧米の政治リスクや、中東や北朝鮮といった地政学上のリスクは依然として健在で売り込まれてもすぐに戻す展開が続いています。本日の円換算は4520円前後になります。

【穀物市況】
このところ降雨による作付け遅れ観測から戻していたコーンが急反落に転じ、大豆・小麦も下落する展開となりました。天候プレミアムを買い上げる場面と、豊富な在庫水準から供給過剰のファンダメンタルを嫌気する動きが交互に続いています。

仏・北朝鮮のイベント大過なく通過にリスク選好

おはようございます

【金融・為替】
今週はフランス大統領選と北朝鮮の人民軍創設記念行事というイベントが、最悪のシナリオを逃れたことから金融市場では徐々にリスクオフが後退してドル高・株高のリスク選好の動きが戻ってきました。ドル円は今月上旬以来の111円台に乗せて現在111円10銭前後で推移、ユーロは1.092ドルに続伸し仏大統領選でマクロン候補とルペン氏の世論調査で前者が支持率60%と優勢であることに反応を示し、ドル指数は98.8ポイントとやや反落気味に推移しています。ダウは2万996ドル(+232)に急続伸し、債券が売られて10年債利回りは2.327%に上昇しています。ルペン氏は決選投票に向けて移民敗訴の発言を封印して、極左に投票した人々の取り込みに向けて動いているようで、目先は5月3日の両候補のテレビ討論が注目されています。本日はトランプ大統領による減税案の発表を控え法人税率15%への引き下げに言及する見通しで、株式市場ではこれに期待をかける向きも株価上昇の支援要因です。一方で28日に暫定予算を組まないと29日以降に政府窓口の閉鎖の危機も待ち構えていて、メキシコ国境との壁建設を取り下げていないトランプ政権と議会の交渉は難航しそうです。

【石油市況】
原油は49.56ドル(+0.33)に小幅ながら7営業日ぶりに反発し、ブレント相場も52.10ドル(+0.50)に反発しています。米原油生産量の増加観測が重石となっていますが、連日の下げ続くから突っ込み警戒からの自立的反発と見られています。

【貴金属市況】
NY金はフランスと北朝鮮という二つの大きなイベントが大過なくやり過ごしたこともあり、有事や安全資産として逃避買いが一先ず後退して1267.2ドル(−10.3)に続落して引けています。但し、欧米の政治リスクや、中東や北朝鮮の地政学的リスクはなおも健在で下げ幅は限定的なものとなっていて、最大ETFであるSPDRは週末から今週にかけては増加傾向となっています。本日の円換算は4500円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場はこのところ下落一途の小麦相場が急反発して、連れて降雨からの作付け遅れのコーンも反発、大豆は逆に反落して引けています。

マクロン優位にリスクオフ後退の株高・金安に

おはようございます

【金融・為替】
中道のマクロン候補が決選投票に残ったことから、移民敗訴とEU離脱を掲げる極右ルペン氏との対決は現状では6割程度の確率でマクロン有利との報に、気の早い向きはこれでECBが本格的に出口戦略に迎えることが可能になるとの指摘も出ています。いずれにしても最悪の極右vs極左の対決が回避されたことから、リスクオフ姿勢が後退してドルを買い戻し株を買い上げる動きが戻ってきました。但し、本日は朝鮮人民軍創設85周年記念の行事が予定されていて、朝鮮半島では緊張が高まっていることに変化はなく一日目が離せない状況が続きそうです。

ドル円は週明けに一時110円50銭まで円安・ドル高が進行しましたが、米長期金利が上げ幅を縮小したこともありドル買いがやや一服して現在109円70銭前後で推移しています。ユーロは1.086ドルと上昇を維持、対円でも119円20銭前後で推移しています。ドル指数は昨日から小幅に反発して99.0ポイント前後で推移しています。ダウは216ドル高の2万763ドルと今年2番目の上昇幅となり、実行の可否はともかくとして明日26日のトランプ大統領の減税法案の発表も支援要因となっているものと推測されます。10年債利回りは大きく上昇しましたが、その後は大口の実需の債券買いも入り上昇幅を縮めて2.273%前後で引けています。

【石油市況】
原油は仏大統領選直後のドル安から50ドルの大台に乗せる場面も見られましたが、その後は需給緩和の長期化観測に再び売られる局面となり49.23ドル(−0.39)に6日続落となりました。ブレント相場も51.60ドル(−0.36)に続落して引けています。

【貴金属市況】
金は仏大統領選でマクロン候補が決選投票では優勢と見られ逃避買いがひとまず後退し一時1266ドルまで下落も、売り物一服後は買い戻す動きから反発して1277.5ドル(−11.6)と下げ幅を縮小して引けています。欧州の政治リスクはこれで解消に向かうとの見方は少数派で、今後の決選投票や英国との離脱交渉、さらにはドイツの総選挙、ギリシャの7月危機、イタリアの政局が流動的といったリスクは今後も寄せては返す波のように枚挙にいとまがないようです。本日の円換算は4490円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は降雨予報から大豆とコーンがしっかりも、小麦は供給過剰を嫌気する売りものに続落を強いられる展開となっています。

マクロン候補が決選投票でも優位に、ユーロ急伸

おはようございます

フランスの大統領選第1回投票では速報によると、中道独立系のマクロン氏と極右国民戦線のルペン氏の二人が来月7日の決選投票に臨むようです。元々有力候補であったフィヨン氏は早々に敗北宣言し、決選投票ではマクロン氏への投票を呼び掛けています。ここまでは事前予想通りですが、英国や米国の例もあり市場はまだ疑心暗鬼で5月の決選投票を待つことになります。

さて、週明けの市場ではマクロン氏が決選投票に残ったことからユーロが1.068ドルから1.089ドルに急進、決選投票では保守勢力が支持される見通しからマクロン氏が俄然有利になったと見られ、ユーロ不安から売り込んでいた向きが一斉にユーロを買い戻す動きとなっています。対円でも117円近辺から一気に120円近辺に3円ものユーロ高・円安に振れています。ユーロの急進からドル指数は99.8ポイントから一気に99ポイント割れとなりました。そしてドル円はリスク回避で買い進められていた円相場が急反落に転じて、108円台後半から110円台前半に1円以上の大幅円安となり今月11日以来2週間ぶりに110円台に軟化しています。

想像以上に通貨ユーロに対する警戒が市場に浸透していたと見られ、外為市場では大きなサプライズとなったようです。ユーロ急伸にドル相場も下落に転じたことからドル建ての国際商品はある程度フォローされることから、本日の円建て国際商品は円安の流れを受けて週末の換算値からは大きく買われることになりそうです。もっとも今週は明日の朝鮮人民軍創設85周年記念日や、週末の28日の米債務上限問題等のイベントも含めて波乱の幕開けとなっています。

今週もよろしくお願いします

仏大統領選に身構える市場

おはようございます

明日23日の仏大統領選を控えた金融市場は比較的落ち着いた週末の一日となりました。ドル円は109円を挟む保合いから109円15銭前後で推移、ユーロは1.079ドル前後、ドル指数は99.7ポイント前後で取引を終了しそうです。

ダウ平均は前日の財務長官発言に急反発し減税への期待が下値を支えるも、欧州の政治リスクが続くことや、本日は下げ加速から50ドルを割り込んだ原油相場が石油関連株を押し下げ2万547ドル(−30)と小反落して引けています。米10年債利回りは2.246%に小幅に上昇して引けています。

ドイツで開かれたG20では主催国独財務相ショイフレ氏は世界経済見通しは明るいとし、米国の保護主義に対しては成長にダメージを与えるとやんわりと批判しました。一方で北朝鮮問題に関しては、個別の案件は議論していないとして見解を回避しました。麻生財務省とFRBイエレン議長の談笑のスナップ写真は、為替に関する日本の立場でも主張したのでしょうか?

商品市場ではWTI原油が5日続落して遂に50ドルを割り込みました。OPECの減産を米シェールオイルの増産が帳消しにするとの思惑に、膨らんでいた投機筋の手仕舞い売りに押されている模様です。金は仏大統領選を控えて1280ドル台中盤で終日保合い、政治や地政学上のイベントが続き下げ渋る展開となっています。

良い休日をお過ごしください!筆者は本日は愛犬を連れて千葉方面にタケノコ狩りに向かいます。仲間と一緒に里山を満喫してきます。

米減税期待に株価が急反発に

おはようございます

【金融・為替】
今日からワシントンでG20財務相会議が開かれますが、会議に先立ち米財務長官ムニューシン氏が税制改革に強い意志を示したことから株式市場が好感されるリスクオンとなりました。ダウ平均は2万587ドル(+174)に急進し、10年債利回りは2.241%に上昇しました。ドル円も金利差拡大もありドルを買い戻す動きが強まり、現在109円30銭前後の円安・ドル高で推移、ユーロも1.071ドルに軟化して、ドル指数は99.7ポイントと下落基調から反転上昇に転じました。

財務長官はまもなく税制案を公表して、年内に法案を成立させると強気発言をしています。もっとも減税の原資を減税による自然増収としていて心もとないもので、共和党内の保守層の取り込みも高いハードルと見られています。23日(日)はフランス大統領選の第1回投票を控え、マクロン氏が優勢と世論調査は伝えています。マクロン氏が決選投票に残れば同氏が新しい大統領に就くとの見方が優勢ですが、英国の国民投票や米大統領選の前例もあり予断は許されない情勢です。

【石油市況】
原油は50.27ドル(−0.17)と小幅ながら4日続落し、一方のブレント相場は52.99ドル(+0.06)と下げ止まる動きとなりました。OPECの減産延長の動きを横目に、おひざ元の米原油生産の増加観測が上値を抑える展開となっています。

【貴金属市況】
金はドル高や金利上昇に上値重く一時1280ドルを割り込む場面が見られましたが、安値では買い戻す動きも強まり引けにかけては反発して1283.8ドル(+0.4)と小幅ながら反発して引けました。週末の仏大統領選、25日の朝鮮人民軍85周年記念行事、28日の米債務上限問題から暫定予算を組む問題等、政治や地政学のリスクが待ちかまえる状況が続き金市場にとっては逃避買いが入りやすい環境が続きます。本日の円換算は4490円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は小麦相場の軟調推移が続き年初来の安値を示現、大豆やコーンとて世界的に大量の在庫を抱える環境は同様で続落を強いられる展開となりました。

原油安止まらず株安に波及

おはようございます

【金融・為替】
為替相場はドルが小幅に上昇しドル指数は前日の99.5から99.8ポイントに反発、ドル円は108円後半から109円で保ち合い現在108円85銭前後で推移、ユーロは1.071ドルと小幅保ち合いとなっています。ダウは2万404ドル(−118)に大幅に続落し、IBMの決算の冴えないことや原油相場の大幅続落を嫌気するものとなりました。10年債利回りは1.202%に小幅に上昇しました。この日ムニューシン財務長官はトランプ大統領の「ドルは強すぎる」との発言は口先介入ではないと強調し、ドル売りがやや後退して金利反発をもたらすものとなりました。

【石油市況】
原油は大幅続落し50.44ドル(−1.97)に、ブレント相場も52.93ドル(−1.96)に続落しました。原油在庫の減少幅が予想ほどではなかったことから、供給過剰の調整に大くの時間を要するとの観測から続落を強いられる展開となった模様です。

【貴金属市況】
金は先週からのシリアや北朝鮮情勢の地政学上のリスクの高まりに1300ドルに近づくも失速し、ドル安一服とともに買いポジション過剰の修正売りが入り反落し1283.4ドル(−10.7)で引けました。ファンドのネットロングは11日現在537tと昨年の大統領選以降で最大で、地政学上のリスク一服から売り戻される状況となっています。但し、週末のフランス大統領選や来週末の米債務上限問題も控えていて大きく続落につながる環境ではないようです。本日の円換算は4470円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は小麦が続落するも、目先売られ過ぎのコーンと大豆は下げ止まる展開となっています。但し、原油の下落は嫌気材料となっている模様です。

英国の総選挙が欧州政治リスクを意識させる

おはようございます

【金融・為替】
イースター明けの英国ではメイ首相が下院を解散して6月8日に総選挙を実施する以上を示しました。市場では寝耳に水のことで、首相は自らの離脱戦略について国民に信を問い政権基盤強化による離脱の交渉力を高めることが狙いと見られていて、メイ氏率いる与党保守党が現在の支持率では44%と対抗野党労働党の20%を大きく上回ることから、現時点で選挙を行えば保守党の勝利の可能性が高いことが選挙を後押ししたものと見られます。一方で総選挙は危険な賭けとの見方もあり、投票日当日まで予断を許さない情勢と見られます。

英国の総選挙をきっけけに英ポンドが急伸して対ドルで4か月ぶりの高値まで買い上げられ、通貨ユーロにもポンド高が波及して1ユーロ1.072ドルに上昇して、ドル指数は99.5ポイントにまで急反落しました。対円は今週109円台までドルが持ち直したものの、再び108円台前半に下落(円は上昇)して現在108円45銭前後で推移しています。ダウは2万523ドル(−113)と連休明けの上昇分の大部分を吐き出す動き、決算期待のゴールドマン・サックスが事前予想を下回ったことや、英国の総選挙による欧州の政治リスクの高まりを嫌気する反応を示しました。10年債利回りは2.179%に下落して昨年11月以来半年ぶりに2.2%を下回り、金利差では日米の接近も円売り進行の妨げとなっているものと推測されます。

【石油市況】
原油は52.65ドル(−0.53)に続落し、ブレント相場も55.36ドル(−0.53)に続落しています。OPECの減産順守の動きや減産の延長は強気筋の支持を得ている一方で、シェールオイルの生産量が1年半ぶりの高水準となることが嫌気されて2日続落となりました。昨年11月のOPECの減産決定以来WTI原油は減産を手掛かりに上限55ドルが上傘に、47ドル台が米原油生産量の増加観測に下限と見られる大きなレンジで推移しています。

【貴金属市況】
金は北朝鮮の地政学上のリスクに週明けに1297ドル台を示現した後は高値修正局面入りとなり、昨夜のNY時間序盤に1280ドルまで売り込まれる場面も見られました。その後はゴールドマンの決算が予想に届かず株価が下落に転じたことや、英国の総選挙から対ポンドや対ユーロでドルが下落に転じたことをきっかけに反発に転じ1294.1ドル(−2.2)に小幅ながら続伸して引けています。英国の総選挙は欧州の新たな政治リスクと見られ、株価下落に伴い債券が買い勧められ長期金利が低下していることも、金に逃避買いを進める動きを助長させているようです。本日の円換算は4485円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は前日に続き小麦相場の下落がコーンと大豆にも波及して続落を強いる展開となり、更に穀倉地帯の乾燥予報も作付けの進展を意識させることとなった模様です。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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