本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2017年07月

週末の雇用統計に注目

おはようございます

各地で花火大会が開かれ夏真っ盛りですが、矢継ぎ早に来る台風の影響が心配ですね。さて、早いもので7月も最終営業日となりました。一年前は英国のEU離脱の国民投票端を発し欧州でのポピュリズムが台頭し欧州の政治リスクが高まりましたが、一年経過すると結果的に英国がEU市民の反面教師となり政治に落ち着きを取り戻しています。

しかし、一方で今度は米トランプ政権のパリ協定離脱に見られる米国第一主義が世界を不安定なものにしています。先進国で最も政治が安定したはずの日本の政局も、安倍政権の支持率急落から不安定なものとなり、そこに北のミサイル発射は日本の政治の危うさが増幅されます。僅か一年間ですが、世界の政治は不安定で危うい方向に向かっているように思います。

さて、今月のFOMCでは本来ハト派とされるイエレンFRB議長の面目躍如?から株高・ドル安が進行し、ハト派政策が一層の企業収益の改善につながる連鎖となっていますが、10年間にも及ぼうとしている米国経済の好調に市場が沸き立ちすぎる状況も否定できず、好景気はいつの日か終焉することもぼちぼち念頭に入れておきたいものです。

今週は8月1日の個人消費支出(PEC)デフレーターや4日(金)の雇用統計が発表予定で、追加利上げの可否を占うことになります。

今週もよろしくお願いします

物価鈍化に12月利上げの可能性も後退

おはようございます

防衛大臣の辞任騒動をあざ笑うかのように、北朝鮮のミサイルは奇襲攻撃のように深夜に日本海に着水しました。米国国防総省はICBM(大国感弾道ミサイル)と、ロシアは中距離ミサイルと発表しました。いずれにしても日本にとっても大きな脅威であることは疑いの余地はなく、低レベルな政争に明け暮れる日本の政局に警鐘を鳴らすものとなりました。

さて、注目された米4−6月期GDPは事前予想の+2.7%をやや下回ったものの、+2.6%と概ね米国経済の好調を裏付けるものとなりました。但し、FRBが注視するPCEデフレーターは前期比+0.3%、食品やエネルギーを除いたコア指数は+0.9%といずれも1−3月期から鈍化し、2%を目標とする物価上昇の低下傾向は追加利上げの障害となるものと考えられます。

市場ではGDPの発表を受けてドルが反落に転じ、対円では110円65銭に、対ユーロでは1.175ドルと再び2年半ぶりの安値に迫り、ドル指数も93.1ポイントと1年ぶりの安値を次元しています。

ダウ平均は2万1830ドルと経済指標から米国経済の好調確認や、好決算が相次いだことから33ドル高の4日続伸となり連日の高値更新となりました。10年債利回りは2.289%に低下しました。

商品市場では原油が49.71ドル(+0.67)に5日続伸、先行きの需給改善期待から50ドルの大台に接近しています。金も一段のドル安の動きを受けて続伸し1268.4ドル(+8.4)で引けました。PCE指数から追加利上げの9月見送りばかりか、12月利上げの黄色い信号点滅といった反応を示しました。穀物市況も総じて堅調、非鉄相場は概ね小幅反落となりました。

よい週末をお過ごしください!

今後はインフレ指標や政権の公約が注目

おはようございます

【金融・為替】
前日のFOMC後に急落したドルは一先ず売り物が一巡し、対円で111円25銭、対ユーロで1.167ドル近辺で思惟してドル指数は93.9ポイントに小反発しています。ダウは2万1765ドル(+85)に3日続伸して高値も更新しましたが、一方でハイテク中心のナスダックは反落しています。10年債利回りは連日の株高・債券安から2.310%に上昇しました。FOMCによる市場のコンセンサスは9月の資産縮小開始が大勢、追加の利上げは9月見送りも12月はインフレ指標の上昇確認や、政権の公約実施状況によっては可能性を残したことになります。本日は午後9時半発表される第2四半期GDP(事前予想+2.5%)が注目材料です。

【石油市況】
原油は49.04ドル(+0.29)に4日続伸して、OPECの減産に対する姿勢評価や、米国の在庫の調整期待から小幅続伸しました。ブレント相場も51.29ドル(+0.52)に続伸して引けています。サウジの輸出削減に続きクウェートやUAEが呼応し、米国では石油大手のコノコの設備投資減少発表が上昇要因となっています。

【貴金属市況】
金は小幅マイナスで引けた前日の引け後のFOMCからドルが急落したことに反応を示し、一時1265ドルまで上昇して底値から60ドルの反発は1か月ぶりの高値示現となりました。また、6月の年初来高値1298.8ドルから95ドル前後調整した2/3戻りの水準となりました。取組高が直近ピークから4万枚程度減少していることから、このところの買い手の主体は売り方ファンドと見られます。NY時間ではドル安一服もあり高値からやや調整して1260.0ドル(+10.6)に反発して取引を終了しています。本日の換算値は4490円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は概ね反発に転じ、目先の売られ過ぎや、原油高やドル安基調から安値修正の動きとなりました。

9月の資産縮小が先行か

おはようございます

【FOMC】
政策金利は全会一致で決定しました。
資産縮小を年内から比較的近い時期に開始するとして、12月見込みが9月に前倒しされた印象です。
インフレに関しては鈍化して2%を下回る水準で推移とし、6月の2%を幾分下回るという部分の「幾分」を削除したことから前回よりもややハト派的な表現となりました。また、インフレを注意深く見守るとして利上げに慎重なスタンスを取ると同時に、12月利上げの可能性も残したものとなりました。

【金融・為替】
FOMCの内容がハト派的なものとなり、ドル相場は全般に軟調に推移して対円は111円05銭近辺で推移、対ユーロでは2年7か月ぶりの安値の1.174ドルで推移しています。ユーロは対円でも130円40銭前後に続伸(円は続落)して、ドルを売ってユーロを買う動きが強まった一日となり、ドル指数は93.3ポイントに続落しました。ダウは1万1711ドル(+97)と一週間ぶりに高値を更新し、10年債利回りはFOMC後に2.282%に急低下しています。

【石油市況】
原油は48.75ドル(+0.86)に続伸し、ブレント相場も50.97ドル(+0.77)に続伸しました。前日の引け後に発表されたAPI発表の原油在庫急減に時間外取引で続伸し、更にFOMCによるドル安進行に上昇幅を伸ばして引けました。

【貴金属市況】
NY金は1249.4ドル(−2.7)と小幅に反落して引けています。取引時間はFOMC声明文発表の30分前に終了することから、ハト派的なFOMCの内容を受けて時間外取引では急反発し現在1260ドル前後で推移しています。本日の換算値は4590円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況はこのところの下落から売られ過ぎによる反動や、原油や株価の上昇のリスクオンの動きやドル安から3銘柄ともに反発に転じています。

ユーロ高に達成感

おはようございます

【金融・為替】
ユーロは欧州時間で一時1.7ドルを示現し、その後は目標達成感もあり反落に転じ1.164ドル前後で推移、ユーロは対円でも130円台に再び上昇しました。ドル円もユーロの反落に連れてじりじりと円は下落に転じて現在111円85銭まで円安が進行しています。ユーロや円は対ドルで反落に転じたものの、ドル指数は94.0ドルと小幅反発にとどまっています。ダウは2万1613ドル(+100)に急反発し、原油急伸に伴いエネルギー株の上昇や、好決算のキャタピラーなどが牽引した模様です。10年債利回りは2.326%に上昇しています。FOMCの政策金利や声明文は日本時間深夜3時に発表される予定です。

【石油市況】
原油は47.89ドル(+1.55)に大幅に続伸し、ブレント相場も50.20ドル(+1.60)に大幅続伸しました。前日のOPECの取り決めによる需給改善には懐疑的な見方が残る一方で、テクニカルな抵抗線を次々に抜けて相場水準が立ち直っています。また、引け後のAPIの在庫統計で原油在庫が1000万バル以上減少したことから、時間外取引は48ドル台中盤まで続伸しています。

【貴金属市況】
金はドル安一服から1252.1ドル(−2.2)に小幅に続落しましたが、ドル高・株高のリスクオンにしては下げ幅は限定的なものとなっています。引き続き高水準のファンド売りのカバーが市況を支えている模様です。本日の円換算は4480円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は揃って大幅続落し、産地の低温降雨予報が重石となっています。

FOMC待ち

おはようございます

【金融・為替】
ドル円は欧州時間の序盤に一時110円62銭までドル安が進行しましたが、その後はFOMCやGDPの発表を控えることからポジション調整のドル買いに反発して現在111円10銭前後で推移しています。対ユーロでも1.164ドルに小反発し、ドル指数は94.0ポイントに反発しました。ダウは2万1513ドル(−66)と3日続落、FOMCを控えた益出しの売り物に押される一日となりましたが、ナスダックは急反発して史上最高値を更新しました。10年債利回りは2.254%に上昇しました。

【石油市況】
原油は46.34ドル(+0.57)に反発し、ブレント相場も48.60ドル(+0.54)に反発しました。ロシアで開かれたOPEC+非OPECの閣僚会議でナイジェリアに生産枠を課されたことや、サウジが8月の輸出量を前年比100万バレル減らすとの報に反応を示しました。尚、リビアは減産前の生産水準にまだ達していないことから今回は減産を見送ることになりました。

【貴金属市況】
金はドル安の一服から1254.3ドル(−0.6)と小反落しましたが、株安や売り方のカバーによる買い戻しに支えられて下げ幅は限定的なものとなりました。尚、週末の急伸により取組高が1.7万枚余り減少し売り過剰の一部が買い戻したものと思われます。本日の円換算は4480円前後になります。本日より2日間の日程で始まるFOMCが金相場を左右するものと推測されますが、段階的な資産縮小の開始がこの秋にも始まることが予想されています。注目は追加利上げの可能性に声明文が踏み込むかで、年内利上げの可能性を示唆するとドル買い要因になることも考えられ、逆にハト派的なものとなれば一段のドル安となることも考えられます。

【穀物市況】
穀物市況は週末の降雨や今週の更なる降雨予報に時間で大幅下落に見舞われましたが、目先の売られ過ぎもあり安値から戻す動きも続落は余儀なくされた模様です。

FOMCがメインイベント

おはようございます

今週は26日のFOMC(日本時間27日午前3時)の声明文が注目されます.。追加の利上げに関してはこのところ議長はじめ複数の幹部からインフレ目標未達の情勢から慎重な発言が相次ぎ、今回は見送られる可能性が高いものと予想されます。今後の賃金上昇やCPIを考慮しながら見極めることとなり、現状は9月利上げも難しい状況から12月の可能性を探ることになりそうです。また、資産縮小(償還を迎える国債等の買い直し分)に関しては、次回9月のFOMCから部分的に開始される見通しとなっています。

28日の第2四半期GDPの事前予想は+2.8%、第1四半期が+1.4%と低調だった反動もあり米経済の力強さが再認識される見方ですが、果たしてどうなるでしょうか?

今週もよろしくお願いします

ユーロ続伸に円も連れ高

おはようございます

外為市場では追加利上げの観測後退から長期債利回りの低下もありドルは続落、一方で来年初めから緩和策縮小開始が見込まれるユーロが続伸、トランプ大統領の政権運営の不透明感から株価の高値警戒も手伝いリスクオフもありユーロと同調するように円も買い戻されています。ドル円は111円15銭に円高・ドル安進行、ユーロは1.166ドルに大幅に続伸し、ドル指数は93.7ポイントに大幅続落しました。

ダウは2万1580ドル(−31)に小幅ながら続落し、10年債利回りは2.238%に低下しています。トランプ政権はスパイサー報道官の辞任を発表し、政権内の亀裂が表面化していることも株式市場の嫌気要因とみられ、ドルを売る一因とも見られます。既にオバマケアの修正案の採決ができない情勢が続き大統領の求心力は低下し、減税や公共投資といった政権の看板政策の見通しが大きく後退し、金融市場を失望させることとなっています。

商品市場ではWTI原油が45.77ドル(−1.15)に急反落し、ブレントも48.06ドル(−1.24)と急反落に転じています。シェールのリグ数は先週より1基減少したものの、OPECの減産政策が行き詰まり24日の監視委員会の成り行きが注目されています。原油急落に非鉄や穀物市況も弱含みな値動きですが、ドル安や株価の下落により金は1254.9ドル(+9.4)に続伸し1ヶ月ぶりの高値を次元しています。

よい休日をお過ごしください!

ECB出口模索にユーロが急反発

おはようございます

【金融・為替】
日銀と欧州中銀(ECB)の会合が開かれ、日銀は政策金利を据え置くと同時に物価上昇目標の期限を一年先送りして2019年度としました。ゼロ%に低迷する物価上昇力の鈍さに悩ましい日々が続き、欧米先進国の中銀が利上げや出口戦略に向かう中ひとり取り残される状況がつづきそうです。対照的にECBは月600億ユーロの国債購入ベースを来年早々に縮小に向けた具体的な議論を秋には議論するとして、出口戦略に入り口に到達したといったところでしょうか。米・英・加などの先進国は既に一歩前に進んでいて、取り残される日本の通貨円の行方も気にかかります。

ユーロの急反発から112円台前半で揉みあう円相場に再び上昇圧力がかかり現在111円85銭前後で推移、対ユーロでは130円台に軟化しました。ユーロドルは1.163ドルに反発し、ドル指数は94.2ポイントに続落しています。ダウ平均は2万1611ドル(−28)と高値警戒に小反落も、ハイテク株中心のナスダックは連日の高値更新となっています。10年債利回りは2.266%と小幅な動きにとどまっています。

【石油市況】
原油は46.79ドル(−0.33)に小反落に転じ、ブレント相場も49.30ドル(−0.40)に反落しています。特段の悪材料の出現は見られませんが、来週24日に開かれるOPECの共同閣僚委員会でリビアやナイジェリアを巡る生産上限や、財政面で減産順守ができないエクアドルなどが議論の対象と見られています。

【貴金属市況】
金はECBの出口戦略によるドル相場の軟化を支えに続伸し1245.5ドル(+3.5)に続伸しました。引き続き売り方ファンドのショートカバーが支えとなっていますが、今月に入り最大金ETF・SPDRが足元で36tあまり減少し現物投資の後退がやや気がかり、一方で1200ドル近辺ではアジアの実需の買いが下値を支えたようです。本日の円換算は4465円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は引き続き熱波観測に支えられ、大豆とコーンが再び天候プレミアムを買うが続伸につながっています。

ECB理事会に注目

おはようございます

【金融・為替】
NY市場でのドル円は一時111円55銭まで円高進行後に落ち着きを取り戻し現在111円90銭前後で推移、ユーロは逆に利食い売りに押されて1.151ドル前後に小反落しています。ドル指数は94.8ポイントと小反発しています。本日は日銀政策会合とECB理事会が予定されていて双方ともに政策金利は据え置きながら、ECBは出口に向けた具体的な発言がドラギ総裁から発せられるのか注目されます。為替市場では投機筋のポジションの円売りとユーロ買いが膨らんでいて、今週は円売りポジションがやや買い戻され、ユーロも理事会を控えて売り戻す動きが見られます。ダウは企業業績期待に反発に転じて2万1640ドル(+66)と史上最高値を更新、10年債利回りは2.268%と小幅な動きとなっています。

【石油市況】
原油は47.12ドル(+0.72)に続伸し、ブレント相場も49.70ドル(+0.86)に続伸しました。EIA(米エネルギー情報局)が発表した在庫統計で予想外に減少したことから、上昇ピッチを強めたものと思われます。

【貴金属市況】
NY金は1242.0ドル(+0.1)と小幅続伸にとどまっています。日銀やECB理事会のイベントを控えてドル安が一服したことや、株価が反発に転じるリスクオンから上昇も鈍いものとなりました。追加利上げの可能性の高まり弱気ファンドのポジションが積み上がったものの、物価低迷からイエレン議長のタカ派色が消え、利上げ観測の後退からカバーに戻し1200ドル近辺で底入れした金ですが、このまま1300ドル方向へ向かうには力不足の面も否ません。1200〜1250ドルのレンジ継続といったところでしょうか。本日の円換算は4455円前後になります。

【穀物市況】
穀物市況は再び熱波観測にコーンと大豆は続伸しましたが、小麦の続落から上げ幅は限定的となっています。
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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