本日のトピック(最前線情報)

岡地(株)東京支店投資相談部の川原忠夫が相場の分析を致します。商品業界に身を置くこと四半世紀、相場界の酸いも甘いも噛み分けた豊富な経験を生かし、ファンダメンタルを重要視しながら、的確且つ最新の情報を発信してまいります。尚、情報に関しては正確を期するように最善を尽くしておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。利用にあたっては自己の責任の下で行うと共に売買の判断はお客様ご自身で行なってください。

2018年02月

米金融当局は引き締め継続

おはようございます

【金融・為替】
今週のメインイベントでもあるFRBパウエル新議長の米下院での証言は「更なる段階的な利上げが最善だ」との発言に見られるように、引き締め策の継続方針を表明したことになります。雇用改善から今年は物価が上向くと指摘し、最近の株価下落などの金融市場の動揺は景気見通しに大きな影響はないとし、市場対話への期待が膨らんでいた市場には肩透かしとなったようです。FRBの基本シナリオは今年3回の利上げですが、今後インフレ懸念が高まれば4回の利上げの可能性も考えられますが、物価が停滞すれば逆に利上げ減速となることもあります。一先ず3月の利上げは既定路線ですが、その後の景気指標などによっては加速も減速もありというところでしょうか。

議長の発言内容はこれまでのFRBの金融政策を踏襲するもので、それほどのサプライスではないものの市場の反応はネガティブなものとなりました。今週は上昇が一服の長期金利は発言を受けて2.908%と再び2.%9台に上昇し、ドル指数も90ポイント台に乗せて90.3ポイントまで上昇、ドル円107円35銭近辺に、対ユーロも1.223ドル近辺とドルが反発する展開となり、ダウ平均も長期債利回りの上昇を嫌気した売り物から反落して2万5410ドル(−299)で引けました。景気回復+低金利という適温相場も、金利上昇から片肺飛行という低温相場に移行する過渡期なのかもしれません。

【石油市況】
原油は63.01ドル(−0.90)と反落に転じていて、議長発言からドル高・株安の反応をみせたことから買い方の手じまい進行といったところでしょうか。OPECの減産をポジティブに捉え、シェールの増産をネガティブに捉える強弱の攻防が今後も続きそうです。

【貴金属市況】
金はアジアから欧米にかけて1330ドル前半でもち合う展開も、パウエル証言から利上げ加速観測の台頭からドル高の流れに移ったことから売り物を呼び込む展開となり、上値を切り下げながら1318.6ドル(−14.2)と今月9日以来の安値に反落して引けています。本日の円換算は4540円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は引き続きアルゼンチンの乾燥予報を受けて大豆が反発に転じ、コーンは続伸しています。

パウエルFRB新議長の証言待ち

おはようございます

【金融・為替】
ドル円は東京時間の終盤に106円35銭まで円高が進行する場面が見られましたが、週明けも米長期債利回りが低下傾向が続き2.861%と落ち着きを取り戻したことや、ダウ平均も2万5709ドル(+399)に大幅に続伸するリスク回避の後退もあり一時107円台に乗せ、現在は106円95銭前後で推移しています。それでも外為市場は本日のパウエル証言を控えて総じて様子見となり、ユーロは1.231ドル、ドル指数も89.9ポイント前後の振幅幅は限定的なものとなっています。米国債売り→金利上昇→株安・ドル安というリスク回避の米債売りが目先一巡しつあるようにも見えますが、FRBの資産縮小(保有国債減らし)と政策金利の正常化(利上げ)に向けた動きは現在進行中で、過剰流動性に支えられたこれまでの株高の背景は変調をきたしていて最高値更新のハードルは相当に高いものと思われます。

【石油市況】
原油は63.91ドル(+0.36)に続伸していて、株高のリスク選好の動きや、ドルの低水準での推移が後押ししている模様です。需給ではOPECの減産をシェールの増産から帳消しにする展開も危惧される状況ながら、本日はサウジの石油相の減産継続からの需給均衡の見通しに反応を示しています。

【貴金属市況】
金はアジア時間でのユーロ高(ドル安)の動きがみられたことから反発に転じて一時1342.9ドル近辺で戻すも、NY時間ではユーロの上昇一服から上昇幅を削り1332.8ドル(+2.5)と小幅な反発に留まって引けています。パウエルFRB議長の証言を前にポジションをどちらかに傾けにくい状況で「パウエル待ち」の様相、本日の円換算は4570円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は引き続き南米アルゼンチンの乾燥気候が材料視されていますが、高値を更新を続ける大豆が高値警戒から小幅に反落し、コーンは小麦相場に連れて続伸しています。

27日パウエル議長の議会証言に注目

おはようございます

ツイッターの「いいね!」を「そだねー!」に変えようという動きがあるとか、ないとか?最後はカーリングの初メダルに沸いた平昌オリンピックでした。正直、あまり期待はしていませんでしたが日本人がこれだけ活躍するとさすがに盛り上がりますね!次は来月9日開幕で18日に閉幕のパラリンピックですが、北に前のめりの韓国政権が米韓軍事演習の延期や規模縮小に動くのかが焦点、日米韓の圧力が緩む事態になると北の思惑通りとなり、さらなる核開発の完成に向けた動きを助長する可能性もあり心配されます。

さて、今週は2月から3月にまたがる一週間となりますが、28日予定のパウエルFRB議長の下院での議会証言が下院の日程上の通合から27日に前倒しされます。3月利上げの可能性は既に85%に達して疑いの余地はないものの、一部に今年4回の利上げを見込む声が上がっていることから、議長証言から今年の利上げ回数を予想することになります。

週末は3月に入りますが雇用統計は来週末になります。但し、4日の日曜日はイタリアの総選挙が予定されていて、ユーロ圏離脱を国民投票に問うとする「五つ星運動」の躍進となると欧州の政局不安が再び起こる可能性もあり、同じく週末にドイツの連立を組む台2党の党員投票の結果も判明します。万一党員投票で連立にノーという結果が出ると、イタリア以上に衝撃となることも考えられます。

今週もよろしくお願いします!

長期金利下落に株価急伸の反応

おはようございます

長期債利回りの上昇一服となり2.870%と2.9ポイントを下回ったことから、ダウ平均を押し上げる展開となりました。ダウはこのところ終盤に失速する場面が多々見られましたが、週末は逆に揚げ足に弾みがつく展開に347ドル高の2万5309ドルと大幅続伸して引けています。長期債利回り低下の動きはドル相場の上値を重いものにしているものの、外為市場は総じて反応は鈍く、ドル円106円80銭近辺、ドルユーロは1.230ドル、ドル指数は89.8ポイントと小幅な動きにとどまっています。今週は議事録の影響から利上げ加速が意識されていますが、来週28日はパウエル新FRB議長の議会証言が予定され、新体制での金融政策のヒントを探ることになります。今年の利上げのニュアンスが3回、或いは4回と加速するのか目先の金融界の最大関心事となります。

商品市場は原油が前日の在庫の減少や本日の株高を好感して続伸63.55ドル(+0.78)の引け、金は小反落して1330.2ドル(−2.4)とTOCOMの夜間取引もも4560円前後でもみ合う冴えない展開となっています。

良い週末をお過ごしください!

金利上昇一服からドル軟化

おはようございます

【金融・為替】
前日に急伸した10年債利回り(長期金利)は2.917%に小幅に低下してドルは軟化に転じ、対円で106円75銭近辺で推移、対ユーロでも1.232ドルに軟化してドル指数は89.7ポイントに反落しました。ダウ平均は金利上昇の一服から反発して2万4962ドル(+164)で引けています。景気拡大+低金利の適温相場が株価上昇を牽引してきましたが、景気拡大は継続見通しも一方の低金利政策の修正がこれまでの双方エンジンの片一方が抜けたために、高値修正局面は簡単には脱出できないように見受けられ低体温相場が当面続くのかもしれません!

【石油市況】
WTI原油は62.77ドル(+1.09)に反発に転じ、米エネルギー情報局(EIA)の原油在庫が増加予想が予想外に減少に転じたことや、株高・ドル安が市況の支えとなった模様です。また、原油の輸出が日量200万バレルを超えたことから米国内の在庫取り崩し観測も支援要因と見られます。

【貴金属市況】
金はドルの反発基調が続いたアジアから欧州の時間帯に弱含みに推移して一時1322.9ドルまで続落する場面が見られましたが、欧州時間から徐々にユーロを買い戻す動きが強まりドルの軟化とともに金も反発に転じて1332.7ドル(+0.6)に小幅ながら続伸して引けています。今週は先週末の上昇分を吐き出す値動きとなり投機買いの手仕舞いが見られる一方で、最大金ETFが6t前後増加する動きも見られ「米財政赤字拡大」が見込まる状況から米ドルの代替え的需要も一部にみられるようです。本日の円換算は4560円前後になります。

【穀物市況】
米農務省による農業フォーラムで大豆の在庫増見通しに大豆が反落し、コーンは作付け減見通しに堅調な展開となりました。

議事録がドル高と金利上昇をもたらしネガティブに

おはようございます

【FOMC議事録】
短期の景気見通しの強まりから、上向きの緩やかな利上げ起動が適切になる可能性が高まった」として、利上げペースの加速の可能性で意見が一致したことが確認できました。

【金融・為替】
議事録前はダウは200ドル前後反発して推移していましたが、利上げ加速の含みが増した議事録内容を嫌気して下落に転じて2万4797ドル(−166)と続落を強いられて引けています。ドル指数は10ぶりに90ポイント台に乗せて、10年債利回りが2.943%に上昇しています。利上げ観測による金利上昇を改めて嫌気する株式市場ですが、ドルの上昇は原油や金といった商品価格にも下押し圧力となっています。ドル円は107円70銭前後に小幅続伸(円は小幅続落)し、投機筋の買い過剰のユーロは円よりも下落幅が大きく1.228ドル前後で推移しています。

【石油市況】
原油は61.68ドル(−0.11)に小反落し原油在庫の増加観測が上値の重い展開を強いるものとなり、引け後の議事録発表後のドル高から時間外では一段の下落推移となっています。ブレント相場は65.42ドル(+0.17)と小幅続伸ながら、WTI同様に引け後に軟化しています。

【貴金属市況】
NY金は1332.1ドル(+0.9)と前日の急落から下げ止まる引けとなりましたが、引け後の議事録発表でドル高と金利上昇が進み原油同様に下落し、時間外取引では1325ドル前後に水準を切り下げています。このところ金利よりもドルの上下動に大きく反応を示していた金ですが、前日に続くドルの上昇に加えて長期債利回り上昇のダブルの重石がのしかかる動きとなっています。それでもダブルの悪材料もこの水準に価格帯がとどまるのは、米財政赤字の拡大に対する懸念からドルの代替通貨として立ち位置が関係しているものと推測されます。本日の円換算は4580円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は引き続き南米アルゼンチンの乾燥気候に反応を示すもので、大豆の続伸する牽引からコーンも連れて小反発しています。

連休明け6連騰後にダウは反落

おはようございます

【金融・為替】
3連休明けのNY市場は2月9日から先週にかけて6連騰のNYダウが反落に転じ2万1925ドル(−224)の引け、10年債利回りが再び2.9%に上昇し、ドルを買い戻すにつながりドル指数は89.7ポイントに続伸し、対円で107円25銭に、対ユーロでも1.233ドル前後に続伸しました。一旦ひび割れた株価のトレンドがもとに水準に戻るのは容易なことではなく、金利上昇や利上げの加速観測が重石となっているものと見られます。本日は1月のFOMCの議事録が発表される予定で、メンバー間の利上げに向けた議論内容が注目されます。

【石油市況】
原油は週明けの時間外取引でイスラエルとイランによる緊張の高まりを材料に一時63ドル台に続伸も、その後はドル相場の堅調推移やシェール増産観測に押されて61.90ドル(+0.22)と上昇幅を削る動きとなりました。

【貴金属市況】
週末にドル安から一時1360ドル台と1月下旬の高値に接近した金は、週明けのドル高に押される展開から下落を強いられる展開を余儀なくされて、一方通行の下げに見舞われて1331.2ドル(−25.0)と大幅下落で引けています。この日は長期金利も2.9%台に上昇したことや、本日の議事録発表を控えて高値修正の売り物におされたものと推測されます。本日の円換算は4575円前後になります。

【穀物市況】
穀物市場は他商品同様にドル高に押される局面も見られましたが、南米の乾燥気候を手掛かりに大豆は上昇も、コーンはドル高に押されて引けています。

ドル相場の動向が金価格を左右

おはようございます

本日は「大統領の日」で米国市場は休場です。先週のNYダウは5連騰となり暴落から徐々に落ち着きを取り戻した影響か、日経平均は3日続伸しましたが、週明けの欧州株は軒並み反落に転じる動きとなっていることから連休明けのNY市場の出方が注目されます。

為替市場はドル円が106円中盤で揉みあいが続き、ユーロも1.246ドル近辺で保ち合い、ドル指数は89.2ポイント前後と週末の米国市場からみるとややドル買い優勢といったところです。商品市場ではドル安一服から金が1350ドル割れに反落し、逆に株価下落に伴い投機筋の売り戻しに下落を強いられた原油が反発するという展開となっています。

先週はドル指数が一時88.25ポイントと3年3か月ぶりの安値に沈み、金価格も1360ドル台に乗せて1月高値に一時接近しました。いずれにしても本来嫌気するはずの金利高に現在の金の反応は鈍く、金利上昇が減税やインフラ投資投資による「悪い金利高」と捉え、米国の財政赤字の拡大からドルから代替え通貨の金、或いは金利上昇の裏付けにあるようにインフレヘッジの金買いの側面が強いようで、現在の金はドルの上下動に大きく影響を受けるようになり「ドルの強弱が今後もしばらくは金のテーマ」となることが続くと想像されます。

明日21日は先月のFOMC議事録が発表される予定で、利上げの議論の中身がドル相場への影響、つまり金価格の動向を左右させるように思われます。

「悪い金利高」がドル売りの根拠

おはようございます

予想以上のメダル奪取に沸くオリンピックですが、小平選手が金メダルを決めた直後に、2位に敗れて3連覇の夢が絶たれた韓国選手への思いやりが、ぎくしゃくする日韓関係ですが個人の友情は別物で両国の政治にもいい影響を与えそうな予感がします。

さて、今月2日の雇用統計で賃金上昇がきっかけとなり、利上げ加速=長期金利上昇を嫌った金融市場の混乱も落ち着きを取り戻してきました。その一方でFRBは償還を迎えた債券(米国債&米住宅債券)を全額買い取るこれまでの政策から、減額に転じる政策がすでに昨年10月から開始されています。FRBが市場に供給していた資金を回収に向ける動きは既に開始され、インフレ予防の利上げにも動いています。市場の流動性という側面からみると縮小は明らかで、世界的な株高を牽引してきた中銀の政策変更は明らかで、株価が今回の高値を今後上回ることは容易ではないように思われます。

米国では今年から始まった減税政策+インフラ投資による財政赤字の拡大に注目が集まり、債券増発から債券市場の買い手のFRBが縮小政策をとり、債券の需給環境の悪化から債券安・利回り上昇が「悪い金利高」と捉えられてドル安方向への動きが加速し、ユーロや円が上昇する要因となっています。1月のスイス・ダボス会議ではムニューシン米財務長官が「異例のドル安歓迎発言」をしたことから、米国は保護貿易主義に加えて、自国の貿易輸出に有利なドル安政策にもシフトしているとも受け止められます。日本では4月の任期切れを前に黒田総裁の続投が報道されていますが、この5年間の黒田日銀による異次元緩和の成果のひとつは「円安」で輸出企業を後押ししました。

二国間協定を望む米国に対して、麻生財務相も今回の円高局面でも口先の介入を慎んでいますが、105円という円高防衛ラインの死守には苦労しているようです。

今週もよろしくお願いします

3連休控えドルを買い戻す動きに

おはようございます

昨日の東京市場ではドルを売る動きが強まりドル円は一時105円50銭まで円高が進行し、ユーロも1.254ドルに続伸しユーロ・円ともにそれぞれ年初来の高値近辺で推移、ドル指数も一時88.8ポイントに同様に下落しました。但し、欧米市場に行くに従い19日の月曜日が「大統領の日」の連休となることもあり、ドル売り圧力が後退しドル円106円30銭、ドルユーロは1.240ドル、ドル指数も89.0ポイント付近まで修正して引けています。米10年債利回りも前日に続き2.869%と小幅に低下し、一時200ドル超続伸していたダウ平均も6日続伸も下げ幅を縮め2万5219ドル(+19)で引けています。

商品市場では原油が61.68ドル(+0.34)と小幅ながら3日続伸、金はドルが下落したアジア時間に一時1月25日以来となる1364.4ドルまで急反発しましたが、その後は連休を控えたドルの買い戻しに値を沈め1356.2ドル(+0.9)と小反発にとどまる(円換算4600円前後)程度の引けとなりました。

外為市場のテーマは金利差は無視される状況が続き、米国の財政赤字に大きく傾くもので円高進行に打つ手のない日本を悩ませるものとなっています。

良い週末をお過ごしください!
相場に対する考え方
相場の世界は人間社会の縮図であり、より大きな視野に立つことが成功の秘訣です。ファンダメンタルを最も重要視し、商社や地場情報を取り入れながら、既存の見方にとらわれない独自の観点から、相場動向を分かりやすく解説し分析してまいります。
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