おはようございます。

円ドル相場は現在120円60銭台で推移しており、昨日3時半とほぼ変わらずとなっています。日銀の利上げ見送りムードの高まるなか、今日の委員会後の福井総裁の記者会見を見極めたいとのムードが広がり、円ドルの積極的な売買は手控えられたようで、120円46〜74銭のレンジ内に動きが限定された様です。ダウは5.44ドル安と小動きとなっています。

* 12月の米生産者物価指数は前月比+0.9%(コアは同+0.2%)
* 11月の米証券投資749億ドルの流入超
* 12月の米鉱工業生産指数は前月比+0.4%

原油は52.24ドル(+1.03)と反発しております。OPECの緊急総会や減産の思惑が後退する中、在庫発表を明日に控えてショートカバーが入った模様です。ロイター通信の事前予想では、原油が10万バレル増、ガソリンが220万バレル増、留出油190万バレル増となっています。大量のヘッジファンドのショートが、どのような時点でカバーされるのか注目です。

貴金属は全般に確りしており、時間外取引のマイナスから切り返す展開となっています。本日発表されたPPI(生産者物価指数)が予想外に上昇しており、インフレ懸念の再燃からファンドのショートカバーを誘ったものと思われます。相場が弱いときにはインフレ懸念は、需要の減退から売り要因となりますから、材料は本日のケースでは強材料としましたが、実際はファンドの買い越しが5万枚台に減少した要因である、ヘッジファンドのショートバーではないかと思われます。

穀物は確り推移しており、コーン・大豆とも買われています。昨日の夜間取引比ではコーンが若干だれ気味で、逆に大豆は確りとなっています。換算は大豆300円高、コーン50円安となります。需給報告後のテーマはレーショニング(高値からの需要減少)と大豆との作付けの競合となっています。ファンドは本日コーン1万枚の買い、大豆6000枚の買いとなっており、それぞれネットは31万1000枚と、8万1000枚のロングとなっています。

本日は木曜につき、「最前線レポート」の送信日です。

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