今日も一日お疲れ様でした。

ご承知の通り制限高続出の一日となり、我々の仕事はほぼ寄り付きだけで済んでしまった感じで、制限高張り付きでは致し方ないところでしょうか。それにしても米国市場のファンドの強気姿勢は相当のもので、貴金属・石油・穀物と見境なく買った一日のようです。コア指数上昇からのインフレ傾向からの反応のようですが、どうもそれだけでもないように思われます。

日銀の利上げ発表後「円」はジリジリと円安方向へ流れており、「金利差がテーマとされている為替市場」では円の優位性は如何ともし難いというところでしょうか。今後も「欧米勢からの円安牽制発言」が出ない程度の、穏やかな円安基調が続くものと思われます。

「円キャリー・トレード」をお聞きになったことはあると思いますが、賢明な「本日のトピック・最前線情報」の閲覧者の方は、「今更そんなことの説明は要らないよ」ということでしょうが、万が一ご存知で無い方のために簡単に説明すると、金利の低い円を借りて、それを元手に為替でも証券でも、或いは商品で運用した儲けから金利の支払いをすることで、金利負担を上回るリターンを他の市場で追及することをいいます。

今週はNYがほぼ40万枚の取組に増えており、史上最高の取組となっています。また、大豆の50万枚、コーンの150万枚と穀物の取組増は留まるところを知らない状況となっています。これらの一部の運用は「円キャリー」の一部も含まれていると思われ、低金利の円の運用から商品全面高を演出していると考えることは思い過ごしでしょうか。

1月号の英経済誌「フィナンシャル・タイムス」には、世界の投資に向けられる過剰流動資金は、四京四千兆円と記述されていたように思います。兆の上の単位である京にお目にかかることは通常ありえませんので、想像も付かない巨額資金ですね。我々日本の商品市場の預かり証拠金は4500億円程度ですから、世界の金融界においては微々たるローカル市場です。しかし、その微々たる市場に命を預けていることも事実であり、市場そのものは小さくとも世界に繋がっていることも事実です。まあ、そんな風に考えると微々たる市場ながら、世界に思いをはせる仕事ですから胸を張っていきましょうか。

そんなわけで「最前線レポート」を先程会員の皆さんに送信いたしました。今週号は貴金属・穀物・石油・ゴムを中心に見通しを書きました。皆さんのお役に立てばと思います。会員でない方もお気軽にご請求ください。

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