NY市場の金は現在のサマータームでは、日本時間の深夜2時半が大引けとなります。FOMC声明文は送れること45分後の3時15分、従って声明文を織り込むことなく、金市場を引けることになります。

現在NY引け値ベースからは7ドル前後上昇しており889ドル台に上昇、スポットも882.5ドルから887ドル台に上昇しています。つまり声明文に利上げに対する強行姿勢が見られず、インフレ注視が精一杯の文言として入れられた程度、さかんに口先介入したころの“タカ派”な姿勢はトーンダウンというところです。

利上げトーンが後退気味となれば、“金利を生まない金”が息を吹き返すというものです。景気指標にしろ株価動向にしろ、米経済は深刻なリセッションの入り口に向かっており、利上げの強硬手段は致命傷になるというもの、“景気とインフレの両てんびん”にかけるとはいえ、ECBほどの“タカ派的なインフレファイター”とはなれないのが現在のFRBの悩みとなっています。

一方で“原油高騰”はオバマ対マケインの大統領選挙の争点に浮上との日経朝刊の記事、石油のトラーダー連中はまたしても政治介入に嫌気をさして、市場から脱出しないまでもポジションを取りにくいのも事実、穀物市場も動揺に“石油・食料品の上昇”は社会から冷ややかな目線が注がれる状況、“お百姓さんの味方”は“国民・国家の敵”の損な役回りどころとなっています。

“消去法”からすると上記の3つの銘柄群から残れるものは、懸命な読者諸氏には既にお分かりいただけるものと考えています。