おはようございます。残り少ない「五月晴れ」の一日です。

【金融・為替】
ドル円は90円25銭と10銭程度の円高・ドル安で推移、ユーロは1.234ドルに急反落し、ダウは126ドル安の1万66ドルと終わり値ベースでは安値を更新するというリスク回避の動きが継続しているようです。4月の米中古住宅販売は事前予想を大きく超えたものの、控除対象の最終月となったことからの駆け込み需要を割り引くと5月以降の指標がより重要視されるものとなっています。欧州ではスペインの地銀カハスール(全体の1%規模)を国有化するという報道がネガティブに捕らえられ、南北朝鮮の緊張も投資家心理を冷え込ませているようです。

* 4月の米中古住宅販売件数:前月比7.6%増加の年率換算で577万件(事前予想は565万件)

【石油市況】
原油は70.21ドル(+0.17)と小幅な動き、このところの急落から戻りを待つタイミングながら外部環境の悪化傾向が継続されていることから、価格浮上が阻止されている状況です。ファンドの換金売りの一巡待ちというところだろうか。

【貴金属市況】
金は先週の1,165ドルがボトムとなる動きとなっており、中国を中心とした価格下落による実需買いの攻勢、また本日は投資用金のETFが16.74トンの急増を見せており、SPDRの累計は1,236.89トンに急増し今月だけでも77トン強の増加を見せていることが下値を支える要因と見られます。リスク回避の流れは先物市場中心であって、投資用金はむしろ安全資産の金を積みます状況はこれまでの下げパターンとは一線を画するようです。白金族も金価格上昇を囃して急反発を見せています。

【穀物市況】
コーン買い・大豆売りのスプレットを組む動きが継続されています。本日はコーンを5,000枚ロング、大豆を1,000枚ロングしています。コーンの作付けは93%、発芽71%、良以上71%と作付けがほぼ完了し生育も順調に推移しています。大豆も作付け53%、発芽24%とコーン同様に順調に推移し、天候面は今年は概ね順調で穀物市況の大きな上昇の阻害要因となっていることは否定できないようです。